JPH08309840A - 屈曲容器の成形方法および成形装置 - Google Patents

屈曲容器の成形方法および成形装置

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JPH08309840A
JPH08309840A JP12378295A JP12378295A JPH08309840A JP H08309840 A JPH08309840 A JP H08309840A JP 12378295 A JP12378295 A JP 12378295A JP 12378295 A JP12378295 A JP 12378295A JP H08309840 A JPH08309840 A JP H08309840A
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JP
Japan
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parison
cavity
container
molding
mold
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Akiyoshi Umehara
章義 梅原
Masashi Horimoto
正志 堀本
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Lion Corp
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LION PACKAGING KK
Lion Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/4242Means for deforming the parison prior to the blowing operation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
    • B29C49/04Extrusion blow-moulding

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パリソンの振れを低減し、一定の肉厚を安定
して製造し得るようにして、必要最小限の樹脂量を使用
し、軽量な屈曲容器を連続的に成形する方法およびその
ための装置。 【構成】 成形型20が分割した割型間にパリソン2を
垂下し、屈曲部を有する容器を吹込成形法により成形す
る方法において、形成する容器の外形状で、口部28が
鉛直方向に沿い、屈曲した位置から下方が前方に傾斜し
たキャビティ22が形成された割型の間に、口部の位置
でパリソンを垂下し、移動体36に設けられた後位支持
体40でパリソンの側面後部を押してパリソンをキャビ
ティ中に配置すると共に、キャビティの底部前方に設け
られた前位固定支持体38と後位支持体の間にパリソン
を挟んだ後に、割型を閉めて、口部からパリソン内に加
圧流体を吹込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体洗剤等を容れる容
器であって首部が屈曲しているものを成形する方法およ
びその成形に使用する成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】洗剤や種々の薬剤の液体を容れる容器に
おいて、その口部に焼結ポリマー等を設け、容器を逆さ
にして内容液を焼結ポリマー等に滲ませることによっ
て、直接、内容液を洗濯物の特定の箇所に塗るようにし
たものが従来から使用されている。その際、使用の利便
性を高めるために、容器の首部を屈曲させたものが用い
られるようになってきた。上述したような容器は、一般
に、ポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂を用い、簡
易かつ低コスト等の理由により、吹込成形法によって製
造されている。
【0003】首部の屈曲した容器の製造方法は、例え
ば、特開昭51−73068号公報に示されている。そ
の製法は、図9に示すように、金型を金型本体1と、そ
の金型本体1に対して旋回自在な首部成形型3a,3b
とで構成し、金型が開いた状態においては、首部成形型
3a,3bは金型本体1から前方に抜き出るようにし、
金型が閉じる場合には、まず、首部成形型3a,3bが
金型本体1と平行な状態でパリソン2を垂下し、パリソ
ン2を金型本体1の内部に形成されたキャビティ5の下
方に抜き出させる。その後、図10に示すように、金型
本体1が完全に閉じる前に首部成形型3a,3bを所定
の角度傾斜させておいて、吹込ノズル4から加圧流体を
吹込んでパリソン2を金型のキャビティ5の形状に沿う
ように成形し、一定の冷却時間後に、型を開き、成形品
を取り出すものである。
【0004】また、この成形装置であると、首部成形型
3a,3bが傾斜する際に、パリソン2の下部が必要以
上に偏るの防ぎ、パリソン2の振れを防止するために、
パリソンの下端部の片側にだけに当接する1本の案内棒
6が金型本体1の下部に固定して設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記製
法であると、容器の屈曲部内側Aにて依然ばりが生じや
すく、また、首部成形型3a,3bの傾斜によって屈曲
部外側Bでのパリソンが振れ易く、成形された容器の肉
厚を一定にすることが困難である。また、首部成形型が
傾いているので、上方から吹込ノズルをまっすぐに挿入
することができず、また吹込ノズルを斜めに挿入するに
しても、首部のパリソンは傾いていることから自重で垂
れ下がり、ダイレクトブローを行うことができず、成形
後に容器の口部の後処理が必要となる。したがって、上
記製法を適用する容器には形状上の制約がある。また、
上記成形装置であると、型を上下で分割して、一方の
型、即ち、首部成形型3a,3bを旋回するものである
ので、金型構造が複雑で、しかも大幅な設備コストの増
加を伴ってしまう。
【0006】首部の屈曲した容器の他の製造装置は、実
開昭53−130275号公報にも示されている。この
装置は、図11,12に示されるもので、型閉じの途中
において、空気シリンダ11のピストンロッドの端部が
枢着し、一端が装置本体に回動可能に枢着した第1アー
ム12と、第1アーム12の他端に直角に固着した第2
アーム13を割型の作動に連動させ、第2アーム13の
端部に取り付けられた引掛板14で、垂れ下がった管状
のパリソン2の下部の後部のみを押して、キャビティ1
0のほぼ中心線に沿って曲折させた後、型を完全に閉
じ、吹込みノズル4を介して空気を吹き込むようにした
ものである。
【0007】しかしながら、この装置であると、特に、
パリソン2の下部の前部Cにおいて振れが大きく、ま
た、パリソン2の自重により特にパリソン2の中央付近
の後部が下方に垂れやすく、肉厚の制御が困難である。
さらに、パリソン2の連続押出を行うと、垂下されたパ
リソン2は直に屈曲させられるので、特に屈曲部の後部
Bにおいて樹脂が滞留して厚肉となり、また先に硬化が
始まってしまうこともあり外観不良となり易い。そこ
で、全体的に厚肉に設計することでこれらの不具合に対
処しているものの、必要以上の樹脂の消費や重量増を招
いてしまっている。
【0008】また、同公報には、引掛板14の代りにパ
リソンの下部を掴み込む摘みカムを設けた構成が示され
ている。このものであると、パリソン2の下部の全部を
包み込んで支持するものであるので、パリソン2の下部
の振れは抑えられるものの、パリソンの自重による垂れ
下がりを防止するために、吹込成形を行う前から空気を
パリソン2の内部に吹き込んでいるため、パリソンがキ
ャビティからはみ出し易く、ばりが生じやすい。また、
第1アームの端部にパリソン2を包み込む機構を設ける
ことから、装置が複雑になってしまうものである。
【0009】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、パリソンの振れを低減し、一定の肉厚を安定
して製造し得るようにして、必要最小限の樹脂量を使用
し、軽量な屈曲容器を連続的に成形する方法およびその
ための装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の成形方法
は、成形型が分割した割型間にパリソンを垂下し、屈曲
部を有する容器を吹込成形法により成形する方法におい
て、形成する容器の外形状で、口部が鉛直方向に沿い、
屈曲した位置から下方が前方に傾斜したキャビティが形
成された割型の間に、口部の位置でパリソンを垂下し、
移動体に設けられた後位支持体でパリソンの側面後部を
押してパリソンをキャビティ中に配置すると共に、キャ
ビティの底部前方に設けられた前位固定支持体と前記後
位支持体の間にパリソンを挟んだ後に、割型を閉めて、
口部からパリソン内に加圧流体を吹込むことを特徴とす
るものである。
【0011】請求項2記載の成形装置は、屈曲した容器
形状のキャビティの形成された対となる割型からなる成
形型と、成形型に形成された口部からキャビティ内に加
圧流体を吹込む吹込ノズルと、口部の位置で割型間に垂
下したパリソンの側面後部を押してパリソンをキャビテ
ィ内に配置させる後位支持体の設けられた移動体と、パ
リソンがキャビティ内に配置されたときのパリソンの下
部の側面前部の位置に設けられた前位固定支持体とを備
えていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】請求項1記載の方法または請求項2記載の装置
であると、口部から鉛直方向に垂下されたパリソンが、
その下部で後方の位置に配置されていた後位支持体の設
けられている移動体が前方斜め上方に移動することによ
り、パリソンの側面後部が後位支持体により押され、パ
リソンが口部の下方以外の箇所に形成されているキャビ
ティ内に配置されつつ、予め成形型のキャビティの底部
の前方近傍に設けられている前位固定支持体と移動体に
設けられている後位支持体との間にパリソンの下部が位
置する。その後、割型を閉じて、パリソンの下部がこれ
ら前位固定支持体および後位支持体で支持された状態で
加圧流体が吹き込まれて成形されるので、屈曲部の内側
においてもばりの発生がない。また、パリソンの下部は
前位固定支持体と後位支持体とで前後の方向に対しても
支持されているので、特にパリソンの下部においても振
れが小さく、また、パリソンの中央付近においても、パ
リソンの自重による垂れ下がりが小さく、肉厚の制御が
容易である。
【0013】このように、連続成形を行っても、パリソ
ンを曲げる前方の位置の振れをなくすことにより、不適
切なボトルの薄肉を防ぐことができる。そして、連続成
形も可能で、樹脂の滞留は生じず、外観不良も発生しな
い。
【0014】したがって、一定の肉厚で成形することが
可能となることから、肉厚を薄く設計することが可能と
なり、容器の軽量化が可能となる。しかも樹脂の消費量
も低減できることから、コストダウンを図ることもでき
る。また、この発明であると、移動体を移動させてパリ
ソンの下部をキャビティの底部に対応する位置に移動さ
せてパリソンをキャビティ中の適格な位置に配置し、容
器の首部を傾けるものではないので、吹込ノズルを挿入
しやすく、またパリソンの首部は鉛直方向に垂下してい
るので、ダイレクトブローが可能で、後処理等を削減す
ることが可能となる。また、成形型自体が旋回等をする
ものでないので、金型構造の複雑化の程度が小さい。
【0015】さらに、成形後に一対の割型を開き、移動
体を元の位置、即ち、キャビティの口部の下方よりも後
方に戻すと、前位固定支持体と後位支持体との間が広が
るので、キャビティから下方にはみ出ていたパリソンが
自然に落下するようになる。したがって、成形型の下方
に不要パリソンの受け口を設けておけば、各成形毎に不
要パリソンを成形型内から回収することができ、連続的
な容器の生産が容易となり、量産性に優れる。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して説明
するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0017】〔実施例1〕図1に実施例1の成形装置を
示す。図1に示す成形型20は一般の吹込成形装置に使
用される材料で構成され、成形する一部に屈曲部24を
有する容器の外形の形状を有するキャビティ22が内部
に形成されている。尚、本発明においては、屈曲部24
の内側Aを前部(図1において左方)、外側Bを後部
(図1において右方)と称する。図1に示す例では、キ
ャビティの容器の口部に該当する箇所26は螺刻されて
いる。そして、成形型20は、金型本体23と、金型本
体23に対して可動なヘッドブロック21からなり、ま
た、金型本体23は基板18に固定され、ヘッドブロッ
ク21は図1では略したヘッド移動機構によって所定寸
法で金型本体23よりも内側に突出し、型締めの際に
は、金型本体23の型締めよりも先に閉じる。
【0018】金型本体23の下部には、伸縮機構30が
配置されている。本実施例では、伸縮機構30は、エア
ーシリンダ32とエアーシリンダ32により往復運動を
するピストンロッド34を具備して概略構成されてい
る。ピストンロッド34の端部には移動体36が設けら
れている。移動体36は熱伝導性の低いものがよく、ベ
ークライト等が好適である。また、移動体36には棒状
の後位支持体40が垂設されている。
【0019】伸縮機構30のピストンロッド34が縮ん
だ際には、移動体36はキャビティの口部28の下方に
位置するようにし、かつ割型間を口部28を通って垂下
される円筒状のパリソンの下部の側面後方の近傍に後位
支持体40が位置するように設定する。そして、本実施
例においては、伸縮機構30によって、移動体36は、
口部28の下方から前方かつ上方(図1(b)におい
て、左上方)に移動し、キャビティ22の容器の底部2
5に対応する位置に移動する。
【0020】さらに、キャビティ22の底部25の前部
近傍の位置の金型本体23には、棒状の前位固定支持体
38が垂設されている。移動体36が移動してキャビテ
ィ22の底部25に対応する位置にきたときに、前位固
定支持体38と後位支持体40の距離が、パリソンの太
さに相当する長さになるように、前位固定支持体38の
位置および移動体の移動位置を調整しておく。尚、本実
施例では、後位支持体40の設けられている移動体36
の伸縮機構30の取り付けられている割型と、前位固定
支持体38の設けられている割型とは同一のものとして
いるが、必ずしもその必要はなく、別々にしてもかまわ
ない。この場合、前位固定支持体と後位支持体とは互い
に逆向きに垂設されることになる。
【0021】尚、図1には図示していないが、パリソン
2を連続押出する押出機や、口部からキャビティ内に配
置されたパリソン内に空気などの加圧流体を吹込む吹込
ノズル等の一般の吹込成形に必要とされる装置が付設さ
れていることは勿論のことである。
【0022】図2〜7を参照して、上記成形装置を用い
た成形方法を説明する。まず、図2に示すように、金型
本体23の割型23a,23bを開いた状態で上方から
パリソン2を垂下する。この際、移動体36は垂下され
るパリソン2の下方に位置させておく。そして、図3に
示すように、パリソン2を移動体36の後位支持体40
よりも下方に垂下すると共に、ほぼ同時に、各割型23
a,23b上に両割型の内側に突出して設けられたヘッ
ドブロック21a,21bが、一段回目の型締めによ
り、金型本体23よりも先に閉じて口部28を形成す
る。本実施例では、ヘッド移動機構27はスプリングな
どの弾性部材で構成されており、その後の金型本体23
の型締めにより、ヘッド移動機構27の長さは短くな
る。また、ヘッド移動機構27は弾性部材の他にも、伸
縮するピストンロッドを備えたシリンダ等の機構を適用
することもできる。
【0023】次に、図4に示すように、伸縮機構30に
よって移動体36をキャビティ22の底部25に対応す
る位置に移動させ、パリソン2をキャビティ22内に配
置する。このとき、パリソン2において後位支持体40
との接触部分と反対の箇所に、金型本体23aに設けら
れている前位固定支持体38が当接する。尚、この間、
パリソン2は口部28から成形型内に垂下し続けるもの
とする。また、この移動体36の移動速度はパリソン2
の垂下速度などを考慮して設定される。その後、図5
(b)に示すように、二段階目の型締めにより成形型を
閉じ、カッター44により口部28の上部でパリソン2
を切断した後、金型を成形ライン上の吹込位置に移動し
て、図6に示すように、口部28に吹込ノズル42を挿
入し、パリソン2内に加圧空気を吹き込む。この際、成
形型の口部内に螺刻しておけば、容器の吹込成形と同時
に容器の口部に螺子を形成しておくこともできる。所定
の冷却時間の経過後、図7に示すように成形型を開くと
共に、伸縮機構30のピストンロッド34を縮ませて前
位固定支持体38と後位支持体40とを離間し、成形さ
れた容器7を取り出す。このとき、成形された容器7の
底部の不要パリソン8は、割型に挟まれた箇所で切断さ
れて下方に落下する。
【0024】本実施例の成形方法であると、吹込成形法
を利用して容易かつ簡易に屈曲部分を有する容器を成形
することができる上に、パリソンの下部の前部と後部を
共に支持して吹込成形を行うものであるので、パリソン
の振れを抑えることができ、肉厚を一定に保つことがで
きる。また、口部を傾けてパリソンを垂下するものでな
いので、ダイレクトブローも可能であり、容器の口部の
後処理を不要とすること等ができる。よって、形状から
の制約が小さく、汎用性が高い。また、型自体には旋回
する部分はないので、金型構造の複雑化を抑制すること
ができる。
【0025】また、本実施例では、一方の割型23aに
設けられた移動体に後位支持体40を1本設けたが、必
ずしもこれに限られるものではなく、例えば、両方の割
型23a,23bにそれぞれ後位支持体の設けられた移
動を設け、同様に、各割型23a,23bに前位支持体
を1本づつ設けることもできる。この2つの移動体にそ
れぞれ後位支持体40を設けた構成であると、パリソン
の径を変化させた場合に、各支持体の微調整が行い易く
なる。
【0026】また、図9,10に示す従来の成形機であ
ると、案内棒6が設けられているものの、これは空気が
吹き込まれた後にパリソン2に当接するものであるの
で、パリソン2の振れを効果的に抑えることができず、
肉厚の制御が困難であったが、本実施例の成形機である
と、空気が吹き込まれる前から、パリソン2は前位固定
支持体38によって規制されているので、パリソン2の
振れを的確に抑えることができ、容器の肉厚の制御をよ
り向上させることができる。
【0027】〔試験例1〕上述した実施例1の成形機
と、上述した成形機において前位固定支持体38を取外
し、後位支持体40のみでパリソン支持した成形機とで
それぞれ屈曲した容器を成形し、成形品の品質を比較評
価した。その結果、本実施例の成形機で成形した容器
は、容器の全箇所において設計通りの肉厚で、かつばり
の発生のないものであった。他方、パリソンの後部だけ
でパリソンを支持して成形した容器は、パリソンの振れ
が大きく、肉厚の制御が困難で、外観も悪く、またばり
も比較的多く発生した。従って、本実施例の成形品が、
従来例として示した図11,12の成形装置での成形品
に比して優れていることが明白である。
【0028】〔実施例2〕実施例2の成形装置は、図8
に示されるもので、実施例1での成形装置とは、伸縮機
構30の設けられている位置に異なる特徴がある。即
ち、図8に示す成形装置では、伸縮機構30は、キャビ
ティ22よりも前方にあり、ピストンロッド34が伸び
たときに、移動体36が口部28の下方に位置し、縮ん
だときに移動体36はキャビティ22の底部に対応する
位置に配置される。この構成の成形装置であっても、実
施例1の成形装置と同様に、パリソンが成形型内に垂下
されたときに、移動体36は口部の下方に位置し、垂下
したパリソンは移動体36に設けられた後位支持体40
の前方に位置し、その後、伸縮機構30のピストンロッ
ド34が縮むことで、移動体36が移動し、パリソンは
キャビティ22内に配置されるとともに、前位固定支持
体38と後位支持体40とで挟まれて支持されて、成形
される。この構成の成形装置であっても、実施例1の成
形装置と同様の効果を奏することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明の成形方法および成形装置である
と、ばりの発生がなく、また、パリソンの下部が支持さ
れているので、特にパリソンの下部においても振れが小
さく、また、パリソンの中央付近においてもパリソンの
自重による垂れ下がりが小さく、肉厚の制御が容易であ
る。また、連続成形で行っても樹脂の滞留は生じにく
く、外観不良を低減できる。したがって、一定の肉厚で
成形することが可能となることから、肉厚を薄く設計す
ることが可能となり、容器の軽量化が可能となる。しか
も樹脂の消費量も低減できることから、コストダウンを
図ることもできる。また、この発明であると、ダイレク
トブローが可能となり、後処理等を削減することが可能
となる。また、成形型自体が旋回等をするものでないの
で、金型構造の複雑化の程度が小さい。さらに、割型を
開くと共に、前位固定支持体と後位支持体とを離間させ
ることにより、成形後の不要パリソンを成形型内から落
下させることができ、連続的な量産成形を容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の成形装置を半分に分割して示すもの
で、図1(a)は平面図、図1(b)は縦断面図、図1
(c)は図1(b)の矢印c側から見た要部を示す図で
ある。
【図2】実施例1での一工程を示すもので、図2(a)
は縱断面図、図2(b)は後面図である。
【図3】実施例1での一工程を示すもので、図3(a)
は縱断面図、図3(b)は後面図である。
【図4】実施例1での一工程を示すもので、図4(a)
は縱断面図、図4(b)は後面図である。
【図5】実施例1での一工程を示すもので、図5(a)
は縱断面図、図5(b)は後面図である。
【図6】実施例1での一工程を示すもので、図6(a)
は縱断面図、図6(b)は後面図である。
【図7】実施例1での一工程を示すもので、図7(a)
は縱断面図、図7(b)は後面図である。
【図8】実施例2の成形装置の縱断面図である。
【図9】従来例の成形方法を示す縱断面図である。
【図10】同従来例の成形方法を示す縱断面図である。
【図11】他の従来例の成形方法を示す縱断面図であ
る。
【図12】同従来例の成形方法を示す後面図である。
【符号の説明】
2 パリソン 7 容器 8 不要パリソン 20 成形型 24 屈曲部 22 キャビティ 28 口部 30 伸縮機構 36 移動体 38 前位固定支持体 40 後位支持体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型が分割した割型間にパリソンを垂
    下し、屈曲部を有する容器を吹込成形法により成形する
    方法において、 形成する容器の外形状で、口部が鉛直方向に沿い、屈曲
    した位置から下方が前方に傾斜したキャビティが形成さ
    れた割型の間に、口部の位置でパリソンを垂下し、 移動体に設けられた後位支持体でパリソンの側面後部を
    押してパリソンをキャビティ中に配置すると共に、キャ
    ビティの底部前方に設けられた前位固定支持体と前記後
    位支持体の間にパリソンを挟んだ後に、 割型を閉めて、口部からパリソン内に加圧流体を吹込む
    ことを特徴とする屈曲容器の成形方法。
  2. 【請求項2】 屈曲した容器形状のキャビティの形成さ
    れた対となる割型からなる成形型と、成形型に形成され
    た口部からキャビティ内に加圧流体を吹込む吹込ノズル
    と、 口部の位置で割型間に垂下したパリソンの側面後部を押
    してパリソンをキャビティ内に配置させる後位支持体の
    設けられた移動体と、パリソンがキャビティ内に配置さ
    れたときのパリソンの下部の側面前部の位置に設けられ
    た前位固定支持体とを備えていることを特徴とする屈曲
    容器の成形装置。
JP12378295A 1995-05-23 1995-05-23 屈曲容器の成形方法および成形装置 Withdrawn JPH08309840A (ja)

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EP3900912A4 (en) * 2018-12-20 2022-11-09 Nissei Asb Machine Co., Ltd. RESIN CONTAINER, RESIN CONTAINER PRODUCTION METHOD, RESIN CONTAINER PRODUCTION APPARATUS AND METAL MOLD

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