JP4491116B2 - 中空成形機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空成形機に関し、特に中空成形品の形状、寸法などに変更があった場合に成形品ホルダーの間隔および位置を中空成形品の形状、寸法などに合わせて容易に変えることができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、中空成形品は、中空成形機のクロスヘッドから押出されたパリソンを、型締機構を介して金型取付板に設けられた成形金型のキャビティ内に垂下・挟持し、その状態で成形金型をエアー吹込ノズルの真下に移行させパリソン内にエアーを吹き込んでパリソンをブロー成形して中空成形品とし、成形金型が型開き後、エアー吹込ノズルで中空成形品を吊下した後に、成形金型が次のパリソンを挟持するために移行後、中空成形品を成形品ホルダーで把持・処理・解放して成形している。
【0003】
成形金型は、一対の金型部からなり内部にキャビティが設けられ、押出し・垂下するパリソンを挟持するために開閉し、移行手段によってクロスヘッドとエアー吹込ノズル間を往復移行するように構成されている。
【0004】
成形品ホルダーは、一対の保持部からなり金型取付板あるいは成形金型と一体状となって金型取付板および成形金型共々往復移行すると共に、開閉するように構成されている。 一対の保持部は、一対の金型取付板(あるいは一対の金型部)に一体状に取り付けられており、一対の保持部の開閉動作は一対の金型取付板および金型部の開閉動作と同調している。
【0005】
クロスヘッドの近傍にはエアー吹込ノズルや製品シューターなどの製品後処理装置が配設されている。
【0006】
次に動作について説明する。まず、成形金型の一対の金型部を型開き状態にしてクロスヘッドの真下に位置させ、かつ、成形品ホルダーを開き状態で成形金型に隣設するエアー吹込ノズルの直下に位置させた状態とする。
【0007】
クロスヘッドからパリソンが押出され、押出されたパリソンは一対の金型部のキャビティ内に垂下・挿入され、金型部が型締め状態となり、パリソンを金型部で挟持する。この時、先に成形されてエアー吹込ノズルに吊下げられている中空成形品を成形品ホルダーで把持した後、エアー吹込ノズルが上昇する。
【0008】
その後、パリソンが切断機で切断されると、成形金型はパリソンを内在したまま横移行して、エアー吹込ノズルの真下に移る。その際、成形品ホルダーは金型取付板および成形金型の横移行に伴い後処理装置に対応した位置に移る。
【0009】
次いで、エアー吹込ノズルを成形金型内のパリソンに挿入して、パリソン内にエアーを吹き込んでパリソンをブロー成形して中空成形品とする。
【0010】
エアー吹込ノズルからパリソン内にエアーが吹き込まれ、ブロー成形が行われ中空成形品が成形されると、金型取付板、成形金型および成形品ホルダーが同時に型開き状態となり後に、成形取付板、成形金型および成形品ホルダーが元の位置(クロスヘッドおよびエアー吹込ノズルの下)に移行し、金型取付板、成形金型および成形ホルダーが型閉め状態となる。これにより中空成形品は、エアー吹込ノズルに吊下した状態で、成形品ホルダーの一対の保持部で把持される。
【0011】
さらに、次の工程で、次のパリソンがエアー吹込ノズルでブロー成形されて中空成形品となり、後に、金型取付板、成形金型および成形品ホルダーが同時に型開き状態になると先に成形されて成形品ホルダーに把持されていた中空成形品は、成形品ホルダーから解放されて製品シューター上に落下する。
【0012】
中空成形品は、成形品ホルダーで把持されている間に、例えば中空成形品の外周に生じたバリが取り除かれたり、中空成形品のリークテストが行われたり、補助冷却が行われたりする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
中空成形機による中空成形品の成形において、成形する中空成形品の形状、寸法が変わるとそれに合わせて成形金型は変更される。この際、成形品ホルダーも中空成形品の形状、寸法に合わせて成形金型と同様変更する必要がある。
【0014】
そのために、中空成形品の形状、寸法換言すると成形金型に合わせた成形品ホルダーを予め保有し、成形金型を変更すると成形品ホルダーもこれに合わせて変更する方式、中空成形品の形状、寸法に関係なく共用性を持たせた成形品ホルダーとし、これを、金型取付板あるいは成形金型に支持部を介して成形品ホルダーの保持部をボルト・ナットなどの締結具で一体的に固定して置き、中空成形品の形状、寸法が変更された時には締結具を緩めて保持部を支持部に沿って金型取付板(あるいは成形金型)の開閉方向と同方向(前後方向)に摺動させて保持部の間隔を中空成形品の形状、寸法に合わせて調整した後に、締結具を締めて固定する方式、あるいは、開閉方向のみ駆動手段を備えた方式などがある。
【0015】
しかし、前者は成形品ホルダーを成形金型に形状、寸法に合わせて保有することとなるので成形品ホルダーが多くなり、その維持・管理や保管場所などで難がある。後者は、成形品ホルダーの保持部が締結具で一体的に固定されているため複雑に間隔を合わせる際には時間がかかりブロー成形の生産性に影響が生ずる場合がある。また、駆動手段によるものも開閉方向の調整であるので、種々の形状、寸法の中空成形機には対応し難いものである。
【0016】
本発明は、中空成形品の形状、寸法が変更になった際にその形状、寸法に合わせて成形品ホルダーの一対の保持部の間隔や位置を容易に変更・調整することができる中空成形機にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、クロスヘッドから押出したパリソンを成形金型内に垂下・挟持し、成形金型をエアー吹込ノズルの真下に移行させてエアーを吹き込んでパリソンをブロー成形して中空成形品とし、エアー吹込ノズルで中空成形品を吊下した後に、中空成形品を成形品ホルダーで把持して移行するようにした中空成形機において、中空成形品を挟持できるよう成形金型を構成する一対の金型部の開閉方向と同方向に開閉可能でかつ、少なくともエアー吹込ノズルに対して上下方向に移動可能である一対の保持部を備えると共に、該一対の保持部を前記開閉および/または前記上下移動させるための駆動手段を備えた成形品ホルダーを、前記成形金型を取り付けた金型取付板の側部に設けた中空成形機にある。
【0018】
ここに、前記駆動手段は、前記一対の金型部の開閉方向に延びるボールネジと該ボールネジを駆動するモータと前記開閉方向ボールネジの回転によって該ボールねじの軸方向に移動するガイドブロックとからなる、前記一対の保持部を開閉させるための駆動機構を備えると共に、上下方向に延びるボールネジと該ボールネジを駆動するモータと前記上下方向ボールネジの回転によって該ボールネジの軸方向に移動するガイドブロックとからなる、前記一対の保持部を上下方向に移動させるための駆動機構を備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に、本発明による中空成形機を好適な実施例について説明する。
【0020】
図1および図2において、中空成形機(図示せず)のクロスヘッド1から押出し垂下したパリソンaは、型締機構(図示せず)を介して金型取付板3に設けられた成形金型2のキャビティ内に垂下して挟持される。
【0021】
その状態でパリソンaを、成形金型2共々図示しない移行手段を介して矢印方向Aの方向に沿ってエアー吹込ノズル4の真下に移行し、パリソンa内にエアーを吹き込んでパリソンaをブロー成形して中空成形品bとする。
【0022】
エアー吹き込み後、エアー吹込ノズル4で中空成形品bを吊下した状態で成形金型2が型開きし、成形金型2が次のパリソンaを挟持するために矢印方向Aの方向に沿って移行した(戻った)後に、金型取付板3、成形金型2および成形ホルダー5が矢印方向Bの方向に沿って型閉め状態となる。これにより中空成形品bは、エアー吹込ノズル4に吊下した状態で、成形品ホルダー5で把持され所定の処理がされる。
【0023】
さらに、次の工程で、次のパリソンaがエアー吹込ノズル4でブロー成形されて中空成形品bとなった後に、金型取付板3、成形金型2および成形品ホルダー5が同時に型開き状態になると先に成形されて成形品ホルダー5に把持されていた中空成形品bは、成形品ホルダー5から解放されて製品シューター7上に落下する。
【0024】
成形金型2は、一対の金型部21、21からなり内部にキャビティが設けられ、押出し・垂下するパリソンaを挟持するために開閉し、クロスヘッド1とエアー吹込ノズル4間を図示しない移行手段を介して矢印方向Aの方向に沿って往復移行するように構成されている。
【0025】
成形品ホルダー5は、一対の保持部51、51からなり金型取付板3(あるいは成形金型2)と一体状となって金型取付板3および成形金型2共々往復移行すると共に、金型取付板3(あるいは一対の金型部21、21)の開閉方向と同方向に開閉可能となっている。
【0026】
成形品ホルダー5は、金型取付板3および成形金型2の開閉方向と同方向換言すると矢印方向Bである前後(Z軸)方向に開閉可能で、かつ少なくともエアー吹込ノズル4に対して矢印方向Cである上下(Y軸)方向に移動可能であると共に、成形品ホルダー5を前後(Z軸)方向に開閉および上下(Y軸)方向に移動させるための駆動機構6が備えてある。即ち、成形品ホルダー5の一対の保持部51、51は、金型取付板3および成形金型2の金型部21、21の開閉方向と同方向である前後(Z軸)方向に開閉すると共に、エアー吹込ノズル4に対して上下(Y軸)方向に移動可能としてある。
【0027】
成形品ホルダー5の保持部51、51は、一対の金型取付板3、3の側部に駆動機構6を介して装着されている。
【0028】
駆動機構6は、金型取付板3に取着した上下方向駆動用のY軸支持体60、これに設けたY軸ボールネジ62、これにねじ嵌合してあるY軸ガイドブロック64、Y軸ボールネジ62にY軸カップリング66を介して設けてあるY軸サーボモータ68、およびY軸ガイドブロック64に取着した前後方向駆動用のZ軸支持体61、これに設けたZ軸ボールネジ63、これにねじ嵌合してあるZ軸ガイドブロック65、Z軸ボールネジ63にZ軸カップリング67を介して設けてあるZ軸サーボモータ69で構成してある。
【0029】
そして、Z軸ガイドブロック65には、成形品ホルダー5の保持部51が装着されている。他方の金型取付板3にも同様に駆動機構6を介して成形品ホルダー5の保持部51が装着してある。
【0030】
つぎに動作を説明する。中空成形品bの成形に際し成形金型2および成形品ホルダー5を準備し、成形金型2を金型取付板3に装着すると共に、成形品ホルダー5を金型取付板3に取り付ける。
【0031】
そして、中空成形品bに合わせて成形品ホルダー5をY軸サーボモータ68を駆動させて上下(Y軸)方向に移動して位置を合わせ、また前後(Z軸)方向Z軸サーボモータ69を駆動させて開閉して間隔を合わせる。
【0032】
位置あるいは間隔合わせは、まず、中空成形品bの軸(上下)方向の把持部位を定め、Y軸サーボモータ68を駆動してY軸ボールネジ62を回転させY軸ガイドブロックク64を上昇(あるいは降下)させて、成形品ホルダー5の保持部51、51の位置が中空成形品bの軸(上下)方向における所定把持部位になるように調整する。
【0033】
次いで、中空成形品bの胴部寸法(直径)に合わせ、Z軸サーボモータ69を駆動してZ軸ボールネジ63を回転させZ軸ガイドブロック65を前進(あるいは後退)させて、成形品ホルダー5の保持部51、51の間隔が中空成形品bの胴部寸法(直径)に合うように調整する。
【0034】
このような状態において、前記したように中空成形機(図示せず)を使用して、そのクロスヘッド1からパリソンaを金型取付板3に設けられた成形金型2のキャビティ内に垂下・挟持させ、そのパリソンaを成形金型2共々エアー吹込ノズル4の真下に移行し、パリソンa内にエアーを吹き込んでパリソンaをブロー成形して中空成形品bとする。
【0035】
エアー吹き込み後、エアー吹込ノズル4で中空成形品bを吊下した状態で成形金型2が型開きし、成形金型2が次のパリソンaを挟持するために移行した後に、金型取付板3、成形金型2および成形ホルダー5が型閉め状態となる。これにより中空成形品bは、エアー吹込ノズル4に吊下した状態で、成形品ホルダー5で把持され所定の処理がされる。
【0036】
さらに、次のパリソンaがエアー吹込ノズル4でブロー成形されて中空成形品bとなった後に、金型取付板3、成形金型2および成形品ホルダー5が同時に型開き状態になると先に成形されて成形品ホルダー5に把持されていた中空成形品bは、成形品ホルダーbから解放されて製品シューター7上に落下する。
【0037】
このように、成形品ホルダーを上下(Y軸)方向及び直径(Z軸)方向に駆動機構で移動及び開閉できるようにしてあるので、中空成形品の形状・寸法が変更された際、成形品ホルダーの保持部の位置や間隔を駆動機構の駆動により容易に変更・調整することができる。
【0038】
特に、上下(Y軸)方向において成形品ホルダーの位置を変更・調整するのは、長い距離間で行うことになりブレが生じやすくなるので、成形品ホルダーの一対の保持部双方を同じ位置(上下方向の高さ)に合わせるには駆動機構の駆動による変更・調整が有効である。
【0039】
この成形品ホルダーの位置や間隔の変更・調整は、成形する中空成形品に合わせながら設定した数値あるいは既に成形などして把握してある数値に基づいてサーボモータなどの駆動機構の駆動(回転速度)を制御することにより行われる。
【0040】
以上のように本発明は、形状・寸法が変更された中空成形品を成形する際、あらたに成形品ホルダーを準備などすることなく中空成形品の形状、寸法に合わせて成形品ホルダーの保持部の間隔や位置を容易に変更・調整することができる。
【0041】
また、パリソンからブロー成形された中空成形品をエアー吹込ノズルで吊下した後に、成形品ホルダーで把持して移行すると共に、中空成形品は成形品ホルダーが型開き状態になると成形品ホルダーを離れて製品シューター上に落下させるという成形作業における成形品ホルダーの把持・解放の操作が支障なく行うことができ、保持装置の動作時間などにより成形サイクルが変動するなどの支障を起こすことがない。
【0042】
本発明の好適な例として前後(Z軸)方向の開閉と上下(Y軸)方向の移動の双方ができる駆動機構を備えた保持方法及び装置を説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、上下(Y軸)方向の移動をY軸サーボモータで行う前記駆動機構と、前後(Z軸)方向の開閉を締結具の緩・締による摺動で行う長形孔付支持体とで構成し、形状・寸法が変更された中空成形品を成形する際、中空成形品の把持部位に成形品ホルダーの位置を合わせるのは、Y軸支持体を介して金型取付板側部に装着してあるY軸サーボモータを駆動してY軸ボールネジを回転させY軸ガイドブロックを上昇・下降させて行い、中空成形品の胴部寸法(直径)に成形品ホルダーの間隔を合わせるのは、金型取付板側部にボルト・ナットの締結具で取着してある長形孔付支持体をその締結具を緩めて前後方向に移動させて行ってもよい。
【0043】
また、前後(Z軸)方向の開閉をZ軸サーボモータで行う前記駆動機構と、上下(Y軸)方向の移動を締結具の緩・締による摺動で行う長形孔付支持体とで構成し、形状・寸法が変更された中空成形品を成形する際、中空成形品の胴部寸法(直径)に成形品ホルダーの間隔を合わせるのは、長形孔付支持体を介して金型取付板側部にボルト・ナットの締結具で装着してあるZ軸サーボモータを駆動してZ軸ボールネジを回転させZ軸ガイドブロックを前進・後退をさせて行い、中空成形品のY軸(上下)方向における所定の把持部位に成形品ホルダーの位置を合わせるのは、金型取付板側部にボルト・ナットの締結具で取着けてある長形付支持体をその締結具を緩めて上下方向に移動させて行ってもよい。
【0044】
さらに、成形される中空成形品の形状・寸法によっては、中空成形品ホルダーを前後(Z軸)方向及び上下(Y軸)方向に加えて、左右(X軸)方向に移動できるようにX軸方向の駆動機構を付加したりあるいは長形孔付支持体と締結具にするなどの工夫を加えたものを使用してもよい。
【0045】
さらにまた、駆動機構の駆動手段は、サーボモータなどの駆動機とボールネジに限ることなく、例えばエアーシリンダーなどを使用することもできる。
【0046】
要は、本発明における成形品ホルダーは、成形金型の開閉方向と同方向に開閉可能で、かつ少なくともエアー吹込ノズルに対して上下方向に移動可能であると共に、上下方向の移動好ましくは移動と開閉の双方がサーボモータなどの電動機やエアーシリンダーなどの駆動手段によって行うことができ、その結果、成形品ホルダーの一対の保持部の間隔や位置が容易に変更・調整できるものであればよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明による中空成形機を、前記のような構成にしてあるので、中空成形品の形状、寸法が変更になった際、その形状、寸法に合わせて成形金型の開閉方向と同方向に開閉することおよびエアー吹込ノズルに対して上下方向に移動することの一方好ましくは双方が駆動手段によって行うことができるので、成形品ホルダーの一対の保持部の間隔や位置が容易に調整・変更できるものである。
【0048】
特に、成形品ホルダーを駆動手段で上下方向に移動できるようにすると、長い距離間で行う変更・調整に対しても好適なものである。
【0049】
また、パリソンからブロー成形された中空成形品をエアー吹込ノズルで吊下した後に、成形品ホルダーで把持して移行すると共に、中空成形品は成形品ホルダーが型開き状態になると成形品ホルダーを離れて製品シューター上に落下させるという成形作業における成形品ホルダーの把持・解放の操作が支障なく行うことができるものである。
【0050】
さらに、成形品ホルダーで把持されている間に行われるバリ取り、リークテスト、補助冷却などの作業にも影響がないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による中空成形機の中空成形品の保持装置を示す正面図である。
【図2】 図1に対応する成形金型および成形品ホルダーの開状態を示す平面図である。
【符号の説明】
a…パリソン
b…中空成形品
1…クロスヘッド
2…成形金型
21…金型部
3…金型取付部
4…エアー吹込ノズル
5…成形品ホルダー
51…保持部
6…駆動機構
60…Y軸支持体
61…Z軸支持体
62…Yボールネジ
63…Zボールネジ
64…Yガイドブロック
65…Zガイドブロック
66…Yカップリング
67…Zカップリング
68…Yサーボモータ
69…Zサーボモータ
7…製品シューター
Claims (1)
- クロスヘッドから押出したパリソンを成形金型内に垂下・挟持し、成形金型をエアー吹込ノズルの真下に移行させてエアーを吹き込んでパリソンをブロー成形して中空成形品とし、エアー吹込ノズルで中空成形品を吊下した後に、中空成形品を成形品ホルダーで把持して移行するようにした中空成形機において、中空成形品を挟持できるよう成形金型を構成する一対の金型部の開閉方向と同方向に開閉可能でかつ、少なくともエアー吹込ノズルに対して上下方向に移動可能である一対の保持部を備えると共に、該一対の保持部を前記開閉および/または前記上下移動させる駆動手段を備えた成形品ホルダーを、前記成形金型を取り付けた金型取付板の側部に設け、前記駆動手段が、前記一対の金型部の開閉方向に延びるボールネジと該ボールネジを駆動するモータと前記開閉方向ボールネジの回転によって該ボールねじの軸方向に移動するガイドブロックとからなる、前記一対の保持部を開閉させるための駆動機構を備えると共に、上下方向に延びるボールネジと該ボールネジを駆動するモータと前記上下方向ボールネジの回転によって該ボールネジの軸方向に移動するガイドブロックとからなる、前記一対の保持部を上下方向に移動させるための駆動機構を備えたことを特徴とする中空成形機。
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