JP2002018937A - 中空成形機の中空成形品の保持方法及び装置 - Google Patents

中空成形機の中空成形品の保持方法及び装置

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JP2002018937A
JP2002018937A JP2000209269A JP2000209269A JP2002018937A JP 2002018937 A JP2002018937 A JP 2002018937A JP 2000209269 A JP2000209269 A JP 2000209269A JP 2000209269 A JP2000209269 A JP 2000209269A JP 2002018937 A JP2002018937 A JP 2002018937A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空成形品の成形において、中空成形品の形
状、寸法が変更になった際、その形状、寸法に合わせて
成形品ホルダーの成形金型の開閉方向と同方向に開閉お
よびエアー吹込ノズルに対する上下方向の移動が駆動手
段によって行うことができる中空成形品の保持装置を提
供する。 【解決手段】 パリソンaを挟持する成形金型2と、成
形金型2の開閉方向と同方向に開閉可能でかつ、少なく
ともエアー吹込ノズル4に対して上下方向に移動可能で
あると共に、その開閉および移動させるための駆動機構
6を備えた成形品ホルダー5とを設けて中空成形品の保
持装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空成形品の保持
方法および装置に関し、特に中空成形品の形状、寸法な
どに変更があった場合に成形品ホルダーの間隔および位
置を中空成形品の形状、寸法などに合わせて容易に変え
ることができる保持方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、中空成形品は、中空成形機のク
ロスヘッドから押出されたパリソンを、型締機構を介し
て金型取付板に設けられた成形金型のキャビティ内に垂
下・挟持し、その状態で成形金型をエアー吹込ノズルの
真下に移行させパリソン内にエアーを吹き込んでパリソ
ンをブロー成形して中空成形品とし、成形金型が型開き
後、エアー吹込ノズルで中空成形品を吊下した後に、成
形金型が次のパリソンを挟持するために移行後、中空成
形品を成形品ホルダーで把持・処理・解放して成形して
いる。
【0003】成形金型は、一対の金型部からなり内部に
キャビティが設けられ、押出し・垂下するパリソンを挟
持するために開閉し、移行手段によってクロスヘッドと
エアー吹込ノズル間を往復移行するように構成されてい
る。
【0004】成形品ホルダーは、一対の保持部からなり
金型取付板あるいは成形金型と一体状となって金型取付
板および成形金型共々往復移行すると共に、開閉するよ
うに構成されている。 一対の保持部は、一対の金型取
付板(あるいは一対の金型部)に一体状に取り付けられ
ており、一対の保持部の開閉動作は一対の金型取付板お
よび金型部の開閉動作と同調している。
【0005】クロスヘッドの近傍にはエヤー吹込ノズル
や製品シューターなどの製品後処理装置が配設されてい
る。
【0006】次に動作について説明する。まず、成形金
型の一対の金型部を型開き状態にしてクロスヘッドの真
下に位置させ、かつ、成形品ホルダーを開き状態で成形
金型に隣設するエヤー吹込ノズルの直下に位置させた状
態とする。
【0007】クロスヘッドからパリソンが押出され、押
出されたパリソンは一対の金型部のキャビティ内に垂下
・挿入され、金型部が型締め状態となり、パリソンを金
型部で挟持する。この時、先に成形されてエヤー吹込ノ
ズルに吊下げられている中空成形品を成形品ホルダーで
把持した後、エヤー吹込ノズルが上昇する。
【0008】その後、パリソンが切断機で切断される
と、成形金型はパリソンを内在したまま横移行して、エ
ヤー吹込ノズルの真下に移る。その際、成形品ホルダー
は金型取付板および成形金型の横移行に伴い後処理装置
に対応した位置に移る。
【0009】次いで、エヤー吹込ノズルを成形金型内の
パリソンに挿入して、パリソン内にエアーを吹き込んで
パリソンをブロー成形して中空成形品とする。
【0010】エヤー吹込ノズルからパリソン内にエアー
が吹き込まれ、ブロー成形が行われ中空成形品が成形さ
れると、金型取付板、成形金型および成形品ホルダーが
同時に型開き状態となり後に、成形取付板、成形金型お
よび成形品ホルダーが元の位置(クロスヘッドおよびエ
ヤー吹込ノズルの下)に移行し、金型取付板、成形金型
および成形ホルダーが型閉め状態となる。これにより中
空成形品は、エヤー吹込ノズルに吊下した状態で、成形
品ホルダーの一対の保持部で把持される。
【0011】さらに、次の工程で、次のパリソンがエヤ
ー吹込ノズルでブロー成形されて中空成形品となり、後
に、金型取付板、成形金型および成形品ホルダーが同時
に型開き状態になると先に成形されて成形品ホルダーに
把持されていた中空成形品は、成形品ホルダーから解放
されて製品シューター上に落下する。
【0012】中空成形品は、成形品ホルダーで把持され
ている間に、例えば中空成形品の外周に生じたバリが取
り除かれたり、中空成形品のリークテストが行われた
り、補助冷却が行われたりする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】中空成形機による中空
成形品の成形において、成形する中空成形品の形状、寸
法が変わるとそれに合わせて成形金型は変更される。こ
の際、成形品ホルダーも中空成形品の形状、寸法に合わ
せて成形金型と同様変更する必要がある。
【0014】そのために、中空成形品の形状、寸法換言
すると成形金型に合わせた成形品ホルダーを予め保有
し、成形金型を変更すると成形品ホルダーもこれに合わ
せて変更する方式、中空成形品の形状、寸法に関係なく
共用性を持たせた成形品ホルダーとし、これを、金型取
付板あるいは成形金型に支持部を介して成形品ホルダー
の保持部をボルト・ナットなどの締結具で一体的に固定
して置き、中空成形品の形状、寸法が変更された時には
締結具を緩めて保持部を支持部に沿って金型取付板(あ
るいは成形金型)の開閉方向と同方向(前後方向)に摺
動させて保持部の間隔を中空成形品の形状、寸法に合わ
せて調整した後に、締結具を締めて固定する方式、ある
いは、開閉方向のみ駆動手段を備えた方式などがある。
【0015】しかし、前者は成形品ホルダーを成形金型
に形状、寸法に合わせて保有することとなるので成形品
ホルダーが多くなり、その維持・管理や保管場所などで
難がある。後者は、成形品ホルダーの保持部が締結具で
一体的に固定されているため複雑に間隔を合わせる際に
は時間がかかりブロー成形の生産性に影響が生ずる場合
がある。また、駆動手段によるものも開閉方向の調整で
あるので、種々の形状、寸法の中空成形機には対応し難
いものである。
【0016】本発明は、中空成形品の形状、寸法が変更
になった際にその形状、寸法に合わせて成形品ホルダー
の保持部の間隔や位置を容易に変更・調整することがで
きる保持方法および装置にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、クロスヘッド
から押出したパリソンを成形金型内に垂下・挟持し、成
形金型をエアー吹込ノズルの真下に移行させてエアーを
吹き込んでパリソンをブロー成形して中空成形品とし、
エアー吹込ノズルで中空成形品を吊下した後に、中空成
形品を成形品ホルダーで把持して移行するようにした中
空成形機の中空成形品の保持方法において、中空成形品
が、成形金型の開閉方向と同方向に開閉可能でかつ、少
なくともエアー吹込ノズルに対して上下方向に移動可能
であると共に、開閉および/または移動させるための駆
動機構を備えた成形品ホルダーにより把持および開放さ
れるようにした中空成形品の保持方法にある。
【0018】また、クロスヘッドから押出したパリソン
を成形金型内に垂下・挟持し、成形金型をエアー吹込ノ
ズルの真下に移行させてエアーを吹き込んでパリソンを
ブロー成形して中空成形品とし、エアー吹込ノズルで中
空成形品を吊下した後に、中空成形品を成形品ホルダー
で把持して移行するようにした中空成形機の中空成形品
の保持装置において、パリソンを挟持する成形金型と、
成形金型の開閉方向と同方向に開閉可能でかつ、少なく
ともエアー吹込ノズルに対して上下方向に移動可能であ
ると共に、開閉および/または移動させるための駆動機
構を備えた成形品ホルダーとを設けた中空成形品の保持
装置にある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に、本発明による
中空成形機の中空成形品の保持方法および装置を好適な
実施例について説明する。
【0020】図1および図2において、中空成形機(図
示せず)のクロスヘッド1から押出し垂下したパリソン
aは、型締機構(図示せず)を介して金型取付板3に設
けられた成形金型2のキャビティ内に垂下して挟持され
る。
【0021】その状態でパリソンaを、成形金型2共々
図示しない移行手段を介して矢印方向Aの方向に沿って
エアー吹込ノズル4の真下に移行し、パリソンa内にエ
アーを吹き込んでパリソンaをブロー成形して中空成形
品bとする。
【0022】エアー吹き込み後、エアー吹込ノズル4で
中空成形品bを吊下した状態で成形金型2が型開きし、
成形金型2が次のパリソンaを挟持するために矢印方向
Aの方向に沿って移行した(戻った)後に、金型取付板
3、成形金型2および成形ホルダー5が矢印方向Bの方
向に沿って型閉め状態となる。これにより中空成形品b
は、エヤー吹込ノズル4に吊下した状態で、成形品ホル
ダー5で把持され所定の処理がされる。
【0023】さらに、次の工程で、次のパリソンaがエ
ヤー吹込ノズル4でブロー成形されて中空成形品bとな
った後に、金型取付板3、成形金型2および成形品ホル
ダー5が同時に型開き状態になると先に成形されて成形
品ホルダー5に把持されていた中空成形品bは、成形品
ホルダー5から解放されて製品シューター7上に落下す
る。
【0024】成形金型2は、一対の金型部21、21か
らなり内部にキャビティが設けられ、押出し・垂下する
パリソンaを挟持するために開閉し、クロスヘッド1と
エアー吹込ノズル4間を図示しない移行手段を介して矢
印方向Aの方向に沿って往復移行するように構成されて
いる。
【0025】成形品ホルダー5は、一対の保持部51、
51からなり金型取付板3(あるいは成形金型2)と一
体状となって金型取付板3および成形金型2共々往復移
行すると共に、金型取付板3(あるいは一対の金型部2
1、21)の開閉方向と同方向に開閉可能となってい
る。
【0026】成形品ホルダー5は、金型取付板3および
成形金型2の開閉方向と同方向換言すると矢印方向Bで
ある前後(Z軸)方向に開閉可能で、かつ少なくともエ
アー吹込ノズル4に対して矢印方向Cである上下(Y
軸)方向に移動可能であると共に、成形品ホルダー5を
前後(Z軸)方向に開閉および上下(Y軸)方向に移動
させるための駆動機構6が備えてある。即ち、成形品ホ
ルダー5の一対の保持部51、51は、金型取付板3お
よび成形金型2の金型部21、21の開閉方向と同方向
である前後(Z軸)方向に開閉すると共に、エアー吹込
ノズル4に対して上下(Y軸)方向に移動可能としてあ
る。
【0027】成形品ホルダー5の保持部51、51は、
一対の金型取付板3、3の側部に駆動機構6を介して装
着されている。
【0028】駆動機構6は、金型取付板3に取着した上
下方向駆動用のY軸支持体60、これに設けたY軸ボー
ルネジ62、これにねじ嵌合してあるY軸ガイドブロッ
ク64、Y軸ボールネジ62にY軸カップリング66を
介して設けてあるY軸サーボモータ68、およびY軸ガ
イドブロック64に取着した前後方向駆動用のZ軸支持
体61、これに設けたZ軸ボールネジ63、これにねじ
嵌合してあるZ軸ガイドブロック65、Z軸ボールネジ
63にZ軸カップリング67を介して設けてあるZ軸サ
ーボモータ69で構成してある。
【0029】そして、Z軸ガイドブロック65には、成
形品ホルダー5の保持部51が装着されている。他方の
金型取付板3にも同様に駆動機構6を介して成形品ホル
ダー5の保持部51が装着してある。
【0030】つぎに動作を説明する。中空成形品bの成
形に際し成形金型2および成形品ホルダー5を準備し、
成形金型2を金型取付板3に装着すると共に、成形品ホ
ルダー5を金型取付板3に取り付ける。
【0031】そして、中空成形品bに合わせて成形品ホ
ルダー5をY軸サーボモータ68を駆動させて上下(Y
軸)方向に移動して位置を合わせ、また前後(Z軸)方
向Z軸サーボモータ69を駆動させて開閉して間隔を合
わせる。
【0032】位置あるいは間隔合わせは、まず、中空成
形品bの軸(上下)方向の把持部位を定め、Y軸サーボ
モータ68を駆動してY軸ボールネジ62を回転させY
軸ガイドブロックク64を上昇(あるいは降下)させ
て、成形品ホルダー5の保持部51、51の位置が中空
成形品bの軸(上下)方向における所定把持部位になる
ように調整する。
【0033】次いで、中空成形品bの胴部寸法(直径)
に合わせ、Z軸サーボモータ69を駆動してZ軸ボール
ネジ63を回転させZ軸ガイドブロック65を前進(あ
るいは後退)させて、成形品ホルダー5の保持部51、
51の間隔が中空成形品bの胴部寸法(直径)に合うよ
うに調整する。
【0034】このような状態において、前記したように
中空成形機(図示せず)を使用して、そのクロスヘッド
1からパリソンaを金型取付板3に設けられた成形金型
2のキャビティ内に垂下・挟持させ、そのパリソンaを
成形金型2共々エアー吹込ノズル4の真下に移行し、パ
リソンa内にエアーを吹き込んでパリソンaをブロー成
形して中空成形品bとする。
【0035】エアー吹き込み後、エアー吹込ノズル4で
中空成形品bを吊下した状態で成形金型2が型開きし、
成形金型2が次のパリソンaを挟持するために移行した
後に、金型取付板3、成形金型2および成形ホルダー5
が型閉め状態となる。これにより中空成形品bは、エヤ
ー吹込ノズル4に吊下した状態で、成形品ホルダー5で
把持され所定の処理がされる。
【0036】さらに、次のパリソンaがエヤー吹込ノズ
ル4でブロー成形されて中空成形品bとなった後に、金
型取付板3、成形金型2および成形品ホルダー5が同時
に型開き状態になると先に成形されて成形品ホルダー5
に把持されていた中空成形品bは、成形品ホルダーbか
ら解放されて製品シューター7上に落下する。
【0037】このように、成形品ホルダーを上下(Y
軸)方向及び直径(Z軸)方向に駆動機構で移動及び開
閉できるようにしてあるので、中空成形品の形状・寸法
が変更された際、成形品ホルダーの保持部の位置や間隔
を駆動機構の駆動により容易に変更・調整することがで
きる。
【0038】特に、上下(Y軸)方向において成形品ホ
ルダーの位置を変更・調整するのは、長い距離間で行う
ことになりブレが生じやすくなるので、成形品ホルダー
の一対の保持部双方を同じ位置(上下方向の高さ)に合
わせるには駆動機構の駆動による変更・調整が有効であ
る。
【0039】この成形品ホルダーの位置や間隔の変更・
調整は、成形する中空成形品に合わせながら設定した数
値あるいは既に成形などして把握してある数値に基づい
てサーボモータなどの駆動機構の駆動(回転速度)を制
御することにより行われる。
【0040】以上のように本発明は、形状・寸法が変更
された中空成形品を成形する際、あらたに成形品ホルダ
ーを準備などすることなく中空成形品の形状、寸法に合
わせて成形品ホルダーの保持部の間隔や位置を容易に変
更・調整することができる。
【0041】また、パリソンからブロー成形された中空
成形品をエアー吹込ノズルで吊下した後に、成形品ホル
ダーで把持して移行すると共に、中空成形品は成形品ホ
ルダーが型開き状態になると成形品ホルダーを離れて製
品シューター上に落下させるという成形作業における成
形品ホルダーの把持・解放の操作が支障なく行うことが
でき、保持装置の動作時間などにより成形サイクルが変
動するなどの支障を起こすことがない。
【0042】本発明の好適な例として前後(Z軸)方向
の開閉と上下(Y軸)方向の移動の双方ができる駆動機
構を備えた保持方法及び装置を説明したが、本発明はこ
れに限るものではなく、例えば、上下(Y軸)方向の移
動をY軸サーボモータで行う前記駆動機構と、前後(Z
軸)方向の開閉を締結具の緩・締による摺動で行う長形
孔付支持体とで構成し、形状・寸法が変更された中空成
形品を成形する際、中空成形品の把持部位に成形品ホル
ダーの位置を合わせるのは、Y軸支持体を介して金型取
付板側部に装着してあるY軸サーボモータを駆動してY
軸ボールネジを回転させY軸ガイドブロックを上昇・下
降させて行い、中空成形品の胴部寸法(直径)に成形品
ホルダーの間隔を合わせるのは、金型取付板側部にボル
ト・ナットの締結具で取着してある長形孔付支持体をそ
の締結具を緩めて前後方向に移動させて行ってもよい。
【0043】また、前後(Z軸)方向の開閉をZ軸サー
ボモータで行う前記駆動機構と、上下(Y軸)方向の移
動を締結具の緩・締による摺動で行う長形孔付支持体と
で構成し、形状・寸法が変更された中空成形品を成形す
る際、中空成形品の胴部寸法(直径)に成形品ホルダー
の間隔を合わせるのは、長形孔付支持体を介して金型取
付板側部にボルト・ナットの締結具で装着してあるZ軸
サーボモータを駆動してZ軸ボールネジを回転させZ軸
ガイドブロックを前進・後退をさせて行い、中空成形品
のY軸(上下)方向における所定の把持部位に成形品ホ
ルダーの位置を合わせるのは、金型取付板側部にボルト
・ナットの締結具で取着けてある長形付支持体をその締
結具を緩めて上下方向に移動させて行ってもよい。
【0044】さらに、成形される中空成形品の形状・寸
法によっては、中空成形品ホルダーを前後(Z軸)方向
及び上下(Y軸)方向に加えて、左右(X軸)方向に移
動できるようにX軸方向の駆動機構を付加したりあるい
は長形孔付支持体と締結具にするなどの工夫を加えたも
のを使用してもよい。
【0045】さらにまた、駆動機構の駆動手段は、サー
ボモータなどの駆動機とボールネジに限ることなく、例
えばエアーシリンダーなどを使用することもできる。
【0046】要は、本発明における成形品ホルダーは、
成形金型の開閉方向と同方向に開閉可能で、かつ少なく
ともエアー吹込ノズルに対して上下方向に移動可能であ
ると共に、上下方向の移動好ましくは移動と開閉の双方
がサーボモータなどの電動機やエアーシリンダーなどの
駆動手段によって行うことができ、その結果、成形品ホ
ルダーの間隔や位置が容易に変更・調整できるものであ
ればよい。
【0047】
【発明の効果】本発明による中空成形機の中空成形品の
保持方法および装置を、前記のような構成にしてあるの
で、中空成形品の形状、寸法が変更になった際、その形
状、寸法に合わせて成形金型の開閉方向と同方向に開閉
することおよびエアー吹込ノズルに対して上下方向に移
動することの一方好ましくは双方が駆動手段によって行
うことができるので、成形品ホルダーの間隔や位置が容
易に調整・変更できるものである。
【0048】特に、成形品ホルダーを駆動手段で上下方
向に移動できるようにすると、長い距離間で行う変更・
調整に対しても好適なものである。
【0049】また、パリソンからブロー成形された中空
成形品をエヤー吹込ノズルで吊下した後に、成形品ホル
ダーで把持して移行すると共に、中空成形品は成形品ホ
ルダーが型開き状態になると成形品ホルダーを離れて製
品シューター上に落下させるという成形作業における成
形品ホルダーの把持・解放の操作が支障なく行うことが
できるものである。
【0050】さらに、成形品ホルダーで把持されている
間に行われるバリ取り、リークテスト、補助冷却などの
作業にも影響がないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による中空成形機の中空成形品の保持装
置を示す正面図である。
【図2】図1に対応する成形金型および成形品ホルダー
の開状態を示す平面図である。
【符号の説明】
a…パリソン b…中空成形品 1…クロスヘッド 2…成形金型 21…金型部 3…金型取付部 4…エアー吹込ノズル 5…成形品ホルダー 51…保持部 6…駆動機構 60…Y軸支持体 61…Z軸支持体 62…Yボールネジ 63…Zボールネジ 64…Yガイドブロック 65…Zガイドブロック 66…Yカップリング 67…Zカップリング 68…Yサーボモーター 69…Zサーボモーター 7…製品シューター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロスヘッドから押出したパリソンを成
    形金型内に垂下・挟持し、成形金型をエアー吹込ノズル
    の真下に移行させてエアーを吹き込んでパリソンをブロ
    ー成形して中空成形品とし、エアー吹込ノズルで中空成
    形品を吊下した後に、中空成形品を成形品ホルダーで把
    持して移行するようにした中空成形機の中空成形品の保
    持方法において、中空成形品が、成形金型の開閉方向と
    同方向に開閉可能でかつ、少なくともエアー吹込ノズル
    に対して上下方向に移動可能であると共に、開閉および
    /または移動させるための駆動機構を備えた成形品ホル
    ダーにより把持および開放されるようにしたことを特徴
    とする中空成形機の中空成形品の保持方法。
  2. 【請求項2】 クロスヘッドから押出したパリソンを成
    形金型内に垂下・挟持し、成形金型をエアー吹込ノズル
    の真下に移行させてエアーを吹き込んでパリソンをブロ
    ー成形して中空成形品とし、エアー吹込ノズルで中空成
    形品を吊下した後に、中空成形品を成形品ホルダーで把
    持して移行するようにした中空成形機の中空成形品の保
    持装置において、パリソンを挟持する成形金型と、成形
    金型の開閉方向と同方向に開閉可能でかつ、少なくとも
    エアー吹込ノズルに対して上下方向に移動可能であると
    共に、開閉および/または移動させるための駆動機構を
    備えた成形品ホルダーとを設けたこと特徴とする中空成
    形機の中空成形品の保持装置。
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