JP3201950B2 - 中空成形品成形方法及び中空成形品用吹込ノズル - Google Patents
中空成形品成形方法及び中空成形品用吹込ノズルInfo
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- JP3201950B2 JP3201950B2 JP8164696A JP8164696A JP3201950B2 JP 3201950 B2 JP3201950 B2 JP 3201950B2 JP 8164696 A JP8164696 A JP 8164696A JP 8164696 A JP8164696 A JP 8164696A JP 3201950 B2 JP3201950 B2 JP 3201950B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空成形品成形方
法及び中空成形品用吹込ノズルに関し、特に、吹込ノズ
ルを打込む時に棒体をバリ内に挿入し、吹込ノズルと棒
体によって中空成形後の中空成形品を保持するための新
規な改良に関する。
法及び中空成形品用吹込ノズルに関し、特に、吹込ノズ
ルを打込む時に棒体をバリ内に挿入し、吹込ノズルと棒
体によって中空成形後の中空成形品を保持するための新
規な改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の中空成形
品用吹込ノズルとしては、図２で示すように、一般に、
１本の吹込ノズル１よりなり、この吹込ノズル１を金型
２，３で挟持されたパリソン４の口部５内に打込み、こ
の吹込ノズル１からエアをパリソン４（点線にて示す）
内に供給することにより、このパリソン４は点線から実
線で示すように膨張して中空成形され、中空成形品５Ａ
が得られる。
品用吹込ノズルとしては、図２で示すように、一般に、
１本の吹込ノズル１よりなり、この吹込ノズル１を金型
２，３で挟持されたパリソン４の口部５内に打込み、こ
の吹込ノズル１からエアをパリソン４（点線にて示す）
内に供給することにより、このパリソン４は点線から実
線で示すように膨張して中空成形され、中空成形品５Ａ
が得られる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の中空成形品用吹
込ノズルは、以上のように構成されていたため、次のよ
うな課題が存在していた。１本の吹込ノズルのみをパリ
ソン内に打込んで中空成形しているため、口部が小さく
かつ下方の胴部が大きい中空成形品の場合、すなわち口
細状の中空成形品においては、１本の吹込ノズルと口部
だけの係合状態では、吹込ノズルを移動して中空成形品
を他の位置に移動する場合に、中空成形品が吹込ノズル
から落下し、移動が困難であった。
込ノズルは、以上のように構成されていたため、次のよ
うな課題が存在していた。１本の吹込ノズルのみをパリ
ソン内に打込んで中空成形しているため、口部が小さく
かつ下方の胴部が大きい中空成形品の場合、すなわち口
細状の中空成形品においては、１本の吹込ノズルと口部
だけの係合状態では、吹込ノズルを移動して中空成形品
を他の位置に移動する場合に、中空成形品が吹込ノズル
から落下し、移動が困難であった。
【０００４】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、吹込ノズルを打込む時に棒
体をバリ内に挿入し、吹込ノズルと棒体によって中空成
形後の中空成形品を保持するようにした中空成形品成形
方法及び中空成形品用吹込ノズルを提供することを目的
とする。
めになされたもので、特に、吹込ノズルを打込む時に棒
体をバリ内に挿入し、吹込ノズルと棒体によって中空成
形後の中空成形品を保持するようにした中空成形品成形
方法及び中空成形品用吹込ノズルを提供することを目的
とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による中空成形品
成形方法は、パリソンの口部に吹込ノズルを打込み、エ
アを供給して前記口部を有する中空成形品を得るように
した中空成形品成形方法において、前記口部の近傍を成
形されたバリ内に前記吹込ノズルの近傍に位置する棒体
を挿入し、前記吹込ノズル及び棒体によって前記中空成
形品を保持する方法である。
成形方法は、パリソンの口部に吹込ノズルを打込み、エ
アを供給して前記口部を有する中空成形品を得るように
した中空成形品成形方法において、前記口部の近傍を成
形されたバリ内に前記吹込ノズルの近傍に位置する棒体
を挿入し、前記吹込ノズル及び棒体によって前記中空成
形品を保持する方法である。
【０００６】本発明による中空成形品用吹込ノズルは、
パリソンの口部に吹込ノズルを打込み、エアを供給して
前記口部を有する中空成形品を得るようにした中空成形
品用吹込ノズルにおいて、前記吹込ノズルの近傍に配設
された棒体を有し、前記棒体は前記中空成形品に形成さ
れたバリ内に挿入するようにした構成である。
パリソンの口部に吹込ノズルを打込み、エアを供給して
前記口部を有する中空成形品を得るようにした中空成形
品用吹込ノズルにおいて、前記吹込ノズルの近傍に配設
された棒体を有し、前記棒体は前記中空成形品に形成さ
れたバリ内に挿入するようにした構成である。
【０００７】さらに詳細には、前記吹込ノズルに固定さ
れた支持体を有し、前記支持体には複数の前記棒体が前
記吹込ノズルと平行に設けられている構成である。
れた支持体を有し、前記支持体には複数の前記棒体が前
記吹込ノズルと平行に設けられている構成である。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による中
空成形品成形方法及び中空成形品用吹込ノズルの好適な
実施の形態について説明する。なお、従来例と同一又は
同等部分には同一符号を付して説明する。図１において
符号１で示されるものは周知の中空成形機（図示せず）
に設けられた吹込ノズルであり、この吹込ノズル１は図
示しないエア源に接続されている。
空成形品成形方法及び中空成形品用吹込ノズルの好適な
実施の形態について説明する。なお、従来例と同一又は
同等部分には同一符号を付して説明する。図１において
符号１で示されるものは周知の中空成形機（図示せず）
に設けられた吹込ノズルであり、この吹込ノズル１は図
示しないエア源に接続されている。
【０００９】前記吹込ノズル１の上部にはこの吹込ノズ
ル１の長手方向と直交する方向に長手方向を有する支持
体１０が固定ボルト１０ａによって固定されており、こ
の支持体１０の下部には、この吹込ノズル１と平行に複
数（１本でも可）の棒体１１が設けられ、この棒体１１
はこの複数ノズル１の近傍に位置して配設されている。
ル１の長手方向と直交する方向に長手方向を有する支持
体１０が固定ボルト１０ａによって固定されており、こ
の支持体１０の下部には、この吹込ノズル１と平行に複
数（１本でも可）の棒体１１が設けられ、この棒体１１
はこの複数ノズル１の近傍に位置して配設されている。
【００１０】次に、動作について述べる。まず、周知の
ように、図示しないクロスヘッドから垂下されたパリソ
ン４は、金型２，３で挟持され、この状態で金型２，３
が吹込ノズル１の下部に対応するように移動する。この
状態で、吹込ノズル１を降下させると、吹込ノズル１は
パリソン４の口部５に打込まれると同時に、金型２，３
により同時に成形されたバリ１５内に、金型２，３に予
め形成された案内孔２ａ，３ａを介して各棒体１１がバ
リ１５内に打込まれて挿入される。
ように、図示しないクロスヘッドから垂下されたパリソ
ン４は、金型２，３で挟持され、この状態で金型２，３
が吹込ノズル１の下部に対応するように移動する。この
状態で、吹込ノズル１を降下させると、吹込ノズル１は
パリソン４の口部５に打込まれると同時に、金型２，３
により同時に成形されたバリ１５内に、金型２，３に予
め形成された案内孔２ａ，３ａを介して各棒体１１がバ
リ１５内に打込まれて挿入される。
【００１１】次に、吹込ノズル１からエアをパリソン４
内に供給すると、中空成形品５Ａが成形され、次に、排
気を行い、中空成形品５Ａが冷却固化した段階で金型
２，３を型開きする。この吹込ノズル１と各棒１１（１
本でも可）により保持された中空成形品５Ａは、下方に
落下することなく次の処理位置に移動される。従って、
中空成形品５Ａの口部５がその胴部に比べて極めて小径
の小さい細口型の中空成形品５Ａの場合でも、確実に保
持することができ、落下を防止することができる。な
お、前述の棒体１１は２本の場合について述べたが、１
本又は２本以上とすることもできる。また、各棒体１１
の表面は線状又は凹凸状の粗面状とすることができる。
また、棒体１１の取付構成も前述の構造に限ることな
く、吹込ノズルの他の位置に設けることもできる。ま
た、棒体１１の先端にコーティングをすることにより、
成形品とノズル（棒体）との離れを良くすることができ
る。
内に供給すると、中空成形品５Ａが成形され、次に、排
気を行い、中空成形品５Ａが冷却固化した段階で金型
２，３を型開きする。この吹込ノズル１と各棒１１（１
本でも可）により保持された中空成形品５Ａは、下方に
落下することなく次の処理位置に移動される。従って、
中空成形品５Ａの口部５がその胴部に比べて極めて小径
の小さい細口型の中空成形品５Ａの場合でも、確実に保
持することができ、落下を防止することができる。な
お、前述の棒体１１は２本の場合について述べたが、１
本又は２本以上とすることもできる。また、各棒体１１
の表面は線状又は凹凸状の粗面状とすることができる。
また、棒体１１の取付構成も前述の構造に限ることな
く、吹込ノズルの他の位置に設けることもできる。ま
た、棒体１１の先端にコーティングをすることにより、
成形品とノズル（棒体）との離れを良くすることができ
る。
【００１２】
【発明の効果】本発明による中空成形品成形方法及び中
空成形品用吹込ノズルは、以上のように構成されている
ため、次のような効果を得ることができる。すなわち、
吹込ノズルとは別に設けられた棒体をバリの中に挿入し
ているため、細口状の中空成形品であるにも拘わらず吹
込ノズルと棒体により金型の型開後も中空成形品を保持
し、落下を防止することができる。
空成形品用吹込ノズルは、以上のように構成されている
ため、次のような効果を得ることができる。すなわち、
吹込ノズルとは別に設けられた棒体をバリの中に挿入し
ているため、細口状の中空成形品であるにも拘わらず吹
込ノズルと棒体により金型の型開後も中空成形品を保持
し、落下を防止することができる。
【図１】本発明による中空成形品成形方法及び中空成形
品用吹込ノズルを示す構成図である。
品用吹込ノズルを示す構成図である。
【図２】従来の中空成形品成形方法及び中空成形品用吹
込ノズルを示す構成図である。
込ノズルを示す構成図である。
１ 吹込ノズル ４ パリソン ５ 口部 ５Ａ 中空成形品 １０ 支持体 １１ 棒体 １５ バリ
Claims (3)
- 【請求項１】 パリソン(4)の口部(5)に吹込ノズル(1)
を打込み、エアを供給して前記口部(5)を有する中空成
形品(5A)を得るようにした中空成形品成形方法におい
て、前記口部(5)の近傍に成形されたバリ(15)内に前記
吹込ノズル(1)の近傍に位置する棒体(11)を挿入し、前
記吹込ノズル(1)及び棒体(11)によって前記中空成形品
(5A)を保持することを特徴とする中空成形品成形方法。 - 【請求項２】 パリソン(4)の口部(5)に吹込ノズル(1)
を打込み、エアを供給して前記口部(5)を有する中空成
形品(5A)を得るようにした中空成形品用吹込ノズルにお
いて、前記吹込ノズル(1)の近傍に配設された棒体(11)
を有し、前記棒体(11)は前記中空成形品(5A)に形成され
たバリ(15)内に挿入するように構成したことを特徴とす
る中空成形品用吹込ノズル。 - 【請求項３】 前記吹込ノズル(1)に固定された支持体
(10)を有し、前記支持体(10)には複数の前記棒体(11)が
前記吹込ノズル(1)と平行に設けられていることを特徴
とする請求項２記載の中空成形品用吹込ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8164696A JP3201950B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 中空成形品成形方法及び中空成形品用吹込ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8164696A JP3201950B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 中空成形品成形方法及び中空成形品用吹込ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09267384A JPH09267384A (ja) | 1997-10-14 |
| JP3201950B2 true JP3201950B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=13752113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8164696A Expired - Fee Related JP3201950B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 中空成形品成形方法及び中空成形品用吹込ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3201950B2 (ja) |
-
1996
- 1996-04-03 JP JP8164696A patent/JP3201950B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09267384A (ja) | 1997-10-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |