JPH08309836A - 多層プラスチック中空成形容器 - Google Patents
多層プラスチック中空成形容器Info
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- JPH08309836A JPH08309836A JP14407095A JP14407095A JPH08309836A JP H08309836 A JPH08309836 A JP H08309836A JP 14407095 A JP14407095 A JP 14407095A JP 14407095 A JP14407095 A JP 14407095A JP H08309836 A JPH08309836 A JP H08309836A
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高い表面光沢と優れた耐擦傷性を有し、し
かもパリソンの押出し成形時に溶融パリソンがドローダ
ウンを生ずることがなく、かつパリソンの押出し成形時
の加熱温度を低くできるために高生産性を保持すること
ができ、又、口元にダイランイの発生がなく口元仕上げ
が良好であり、耐衝撃性にも優れた多層プラスチック中
空成形容器を提供する。 【構成】 ２層以上の多層プラスチック中空成形容器
において、外側表面層を、メルトインデックス１１．０
〜２０．０、曲げ弾性率７５００〜１５０００ｋｇ／ｃ
ｍ2 のエチレン−プロピレンランダム共重合体樹脂によ
って形成し、外側表面層以外の樹脂層を、メルトインデ
ックス０．２５〜２．０、曲げ弾性率８０００〜１６０
００ｋｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂、又は該ポリエチ
レン樹脂６０重量％以上とスクラップ樹脂４０重量％以
下との混合樹脂によって形成した多層プラスチック中空
成形容器。
かもパリソンの押出し成形時に溶融パリソンがドローダ
ウンを生ずることがなく、かつパリソンの押出し成形時
の加熱温度を低くできるために高生産性を保持すること
ができ、又、口元にダイランイの発生がなく口元仕上げ
が良好であり、耐衝撃性にも優れた多層プラスチック中
空成形容器を提供する。 【構成】 ２層以上の多層プラスチック中空成形容器
において、外側表面層を、メルトインデックス１１．０
〜２０．０、曲げ弾性率７５００〜１５０００ｋｇ／ｃ
ｍ2 のエチレン−プロピレンランダム共重合体樹脂によ
って形成し、外側表面層以外の樹脂層を、メルトインデ
ックス０．２５〜２．０、曲げ弾性率８０００〜１６０
００ｋｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂、又は該ポリエチ
レン樹脂６０重量％以上とスクラップ樹脂４０重量％以
下との混合樹脂によって形成した多層プラスチック中空
成形容器。
Description
【０００１】
【従来の技術】プラスチック中空成形容器は、軽量であ
ることから取り扱い性が良く、又、使用後の廃棄処理が
容易である等の特徴を有しており、各種の樹脂によるプ
ラスチック中空成形容器が主としてワンウエイ容器とし
て多用されている。
ることから取り扱い性が良く、又、使用後の廃棄処理が
容易である等の特徴を有しており、各種の樹脂によるプ
ラスチック中空成形容器が主としてワンウエイ容器とし
て多用されている。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】ポリプロピレン系樹脂
製のプラスチック中空成形容器は、ポリエチレン樹脂製
の中空成形容器に比較して、表面硬度が高く耐擦傷性に
優れており、輸送、貯蔵等の際に中空成形容器の外側表
面に擦り傷が発生し難い。
製のプラスチック中空成形容器は、ポリエチレン樹脂製
の中空成形容器に比較して、表面硬度が高く耐擦傷性に
優れており、輸送、貯蔵等の際に中空成形容器の外側表
面に擦り傷が発生し難い。
【０００３】ポリプロピレン系樹脂製のプラスチック中
空成形容器は、プラスチック中空成形容器の前駆体であ
るパリソンの成形時に、溶融パリソンが自重によって垂
れ下がるドローダウンを生ずることのないようにメルト
インデックスの低いポリプロピレン系樹脂によって成形
されていたが、メルトインデックスの低いポリプロピレ
ン系樹脂による中空成形容器は表面光沢が乏しく、容器
内の内容物の外観イメージを低下させる欠点があった。
空成形容器は、プラスチック中空成形容器の前駆体であ
るパリソンの成形時に、溶融パリソンが自重によって垂
れ下がるドローダウンを生ずることのないようにメルト
インデックスの低いポリプロピレン系樹脂によって成形
されていたが、メルトインデックスの低いポリプロピレ
ン系樹脂による中空成形容器は表面光沢が乏しく、容器
内の内容物の外観イメージを低下させる欠点があった。
【０００４】このため、メルトインデックスの高いポリ
プロピレン系樹脂による比較的薄肉の外側表面層と、メ
ルトインデックスの低いポリプロピレン系樹脂による比
較的厚肉の内側表面層との多層構成にすることにより、
表面光沢が高く、しかもパリソンの成形時に溶融パリソ
ンがドローダウンを生ずることのないように図られてい
る。
プロピレン系樹脂による比較的薄肉の外側表面層と、メ
ルトインデックスの低いポリプロピレン系樹脂による比
較的厚肉の内側表面層との多層構成にすることにより、
表面光沢が高く、しかもパリソンの成形時に溶融パリソ
ンがドローダウンを生ずることのないように図られてい
る。
【０００５】しかるに、上記のポリプロピレン系樹脂製
の中空成形容器は、ポリエチレン樹脂製の中空成形容器
に比較して、パリソンの成形時の加熱温度を高くしなけ
ればならなく、これによって冷却時間が長くなることか
ら、ダイレクトブローによる中空成形容器の場合でポリ
エチレン樹脂製の中空成形容器の生産性の約８０％程度
の生産性を維持し得るに過ぎない。又、得られる中空成
形容器の口元に樹脂の性質に基づくダイラインが発生し
易く、口元仕上げが良好でなく、しかも耐衝撃性が悪
く、落下強度が劣る等の欠点を有する。
の中空成形容器は、ポリエチレン樹脂製の中空成形容器
に比較して、パリソンの成形時の加熱温度を高くしなけ
ればならなく、これによって冷却時間が長くなることか
ら、ダイレクトブローによる中空成形容器の場合でポリ
エチレン樹脂製の中空成形容器の生産性の約８０％程度
の生産性を維持し得るに過ぎない。又、得られる中空成
形容器の口元に樹脂の性質に基づくダイラインが発生し
易く、口元仕上げが良好でなく、しかも耐衝撃性が悪
く、落下強度が劣る等の欠点を有する。
【０００６】したがって本発明の目的は、表面の高光沢
と耐擦傷性とを具備するプラスチック中空成形容器であ
って、しかもパリソンの成形時に溶融パリソンがドロー
ダウンを生ずることがなく、かつパリソンの成形時の加
熱温度を低くできるために高生産性を保持することがで
き、又、口元仕上げが良好で、耐衝撃性に優れた多層プ
ラスチック中空成形容器を提供することにある。
と耐擦傷性とを具備するプラスチック中空成形容器であ
って、しかもパリソンの成形時に溶融パリソンがドロー
ダウンを生ずることがなく、かつパリソンの成形時の加
熱温度を低くできるために高生産性を保持することがで
き、又、口元仕上げが良好で、耐衝撃性に優れた多層プ
ラスチック中空成形容器を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的は、以下の構成
による本発明の多層プラスチック中空成形容器によって
達成される。
による本発明の多層プラスチック中空成形容器によって
達成される。
【０００８】すなわち本発明は、外側表面層と該外側表
面層に直接接合している内側表面層とによる容器壁を有
する多層プラスチック中空成形容器であって、外側表面
層が、メルトインデックス１１．０〜２０．０、曲げ弾
性率７５００〜１５０００ｋｇ／ｃｍ2 のエチレン−プ
ロピレンランダム共重合体樹脂によって形成されてお
り、内側表面層が、メルトインデックス０．２５〜２．
０、曲げ弾性率８０００〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2 のポ
リエチレン樹脂、又は該ポリエチレン樹脂６０重量％以
上とスクラップ樹脂４０重量％以下との混合樹脂によっ
て形成されている多層プラスチック中空成形容器からな
る。
面層に直接接合している内側表面層とによる容器壁を有
する多層プラスチック中空成形容器であって、外側表面
層が、メルトインデックス１１．０〜２０．０、曲げ弾
性率７５００〜１５０００ｋｇ／ｃｍ2 のエチレン−プ
ロピレンランダム共重合体樹脂によって形成されてお
り、内側表面層が、メルトインデックス０．２５〜２．
０、曲げ弾性率８０００〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2 のポ
リエチレン樹脂、又は該ポリエチレン樹脂６０重量％以
上とスクラップ樹脂４０重量％以下との混合樹脂によっ
て形成されている多層プラスチック中空成形容器からな
る。
【０００９】また本発明は、外側表面層と、該外側表面
層に直接接合している中間層と、該中間層に直接接合し
ている内側表面層とによる容器壁を有する多層プラスチ
ック中空成形容器であって、外側表面層が、メルトイン
デックス１１．０〜２０．０、曲げ弾性率７５００〜１
５０００ｋｇ／ｃｍ2 のエチレン−プロピレンランダム
共重合体樹脂によって形成されており、中間層が、メル
トインデックス０．２５〜２．０、曲げ弾性率８０００
〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂、又は該
ポリエチレン樹脂６０重量％以上とスクラップ樹脂４０
重量％以下との混合樹脂によって形成されており、内側
表面層が、メルトインデックス０．２５〜２．０、曲げ
弾性率８０００〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2 のポリエチレ
ン樹脂、又は該ポリエチレン樹脂６０重量％以上とスク
ラップ樹脂４０重量％以下との混合樹脂によって形成さ
れている多層プラスチック中空成形容器からなる。
層に直接接合している中間層と、該中間層に直接接合し
ている内側表面層とによる容器壁を有する多層プラスチ
ック中空成形容器であって、外側表面層が、メルトイン
デックス１１．０〜２０．０、曲げ弾性率７５００〜１
５０００ｋｇ／ｃｍ2 のエチレン−プロピレンランダム
共重合体樹脂によって形成されており、中間層が、メル
トインデックス０．２５〜２．０、曲げ弾性率８０００
〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂、又は該
ポリエチレン樹脂６０重量％以上とスクラップ樹脂４０
重量％以下との混合樹脂によって形成されており、内側
表面層が、メルトインデックス０．２５〜２．０、曲げ
弾性率８０００〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2 のポリエチレ
ン樹脂、又は該ポリエチレン樹脂６０重量％以上とスク
ラップ樹脂４０重量％以下との混合樹脂によって形成さ
れている多層プラスチック中空成形容器からなる。
【００１０】この３層構成の多層プラスチック中空成形
容器においては、中間層にパール顔料を混入し、内側表
面層に着色顔料を混入することにより、パール光沢に優
れた多層プラスチック中空成形容器にすることができ
る。
容器においては、中間層にパール顔料を混入し、内側表
面層に着色顔料を混入することにより、パール光沢に優
れた多層プラスチック中空成形容器にすることができ
る。
【００１１】さらに本発明は、外側表面層と、該外側表
面層に直接接合している第１中間層と、該第１中間層に
直接接合している第２中間層と、該第２中間層に直接接
合している内側表面層とによる容器壁を有する多層プラ
スチック中空成形容器であって、外側表面層が、メルト
インデックス１１．０〜２０．０、曲げ弾性率７５００
〜１５０００ｋｇ／ｃｍ2 のエチレン−プロピレンラン
ダム共重合体樹脂によって形成されており、第１中間層
が、メルトインデックス０．２５〜２．０、曲げ弾性率
８０００〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹
脂、又は該ポリエチレン樹脂６０重量％以上とスクラッ
プ樹脂４０重量％以下との混合樹脂によって形成されて
おり、第２中間層が、メルトインデックス０．２５〜
２．０、曲げ弾性率８０００〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2
のポリエチレン樹脂、又は該ポリエチレン樹脂６０重量
％以上とスクラップ樹脂４０重量％以下との混合樹脂に
よって形成されており、内側表面層が、メルトインデッ
クス０．２５〜２．０、曲げ弾性率８０００〜１６００
０ｋｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂、又は該ポリエチレ
ン樹脂６０重量％以上とスクラップ樹脂４０重量％以下
との混合樹脂によって形成されている多層プラスチック
中空成形容器からなる。
面層に直接接合している第１中間層と、該第１中間層に
直接接合している第２中間層と、該第２中間層に直接接
合している内側表面層とによる容器壁を有する多層プラ
スチック中空成形容器であって、外側表面層が、メルト
インデックス１１．０〜２０．０、曲げ弾性率７５００
〜１５０００ｋｇ／ｃｍ2 のエチレン−プロピレンラン
ダム共重合体樹脂によって形成されており、第１中間層
が、メルトインデックス０．２５〜２．０、曲げ弾性率
８０００〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹
脂、又は該ポリエチレン樹脂６０重量％以上とスクラッ
プ樹脂４０重量％以下との混合樹脂によって形成されて
おり、第２中間層が、メルトインデックス０．２５〜
２．０、曲げ弾性率８０００〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2
のポリエチレン樹脂、又は該ポリエチレン樹脂６０重量
％以上とスクラップ樹脂４０重量％以下との混合樹脂に
よって形成されており、内側表面層が、メルトインデッ
クス０．２５〜２．０、曲げ弾性率８０００〜１６００
０ｋｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂、又は該ポリエチレ
ン樹脂６０重量％以上とスクラップ樹脂４０重量％以下
との混合樹脂によって形成されている多層プラスチック
中空成形容器からなる。
【００１２】この４層構成の多層プラスチック中空成形
容器においては、第１中間層にパール顔料を混入し、第
２中間層に着色顔料を混入することにより、パール光沢
に優れた多層プラスチック中空成形容器にすることがで
きる。
容器においては、第１中間層にパール顔料を混入し、第
２中間層に着色顔料を混入することにより、パール光沢
に優れた多層プラスチック中空成形容器にすることがで
きる。
【００１３】上記の構成による各多層プラスチック中空
成形容器においては、外側表面層以外の樹脂層における
ポリエチレン樹脂に基づく特質が得られるように、外側
表面層の厚さは容器壁の総厚の５〜２０％であることが
好ましい。
成形容器においては、外側表面層以外の樹脂層における
ポリエチレン樹脂に基づく特質が得られるように、外側
表面層の厚さは容器壁の総厚の５〜２０％であることが
好ましい。
【００１４】本発明の多層プラスチック中空成形容器に
使用される樹脂のメルトインデックスは、ＡＳＴＭ−Ｄ
１２３８−５７Ｔに準じて測定したものであり、又曲
げ弾性率はＪＩＳ Ｋ７２０３に準じて測定した数値で
ある。
使用される樹脂のメルトインデックスは、ＡＳＴＭ−Ｄ
１２３８−５７Ｔに準じて測定したものであり、又曲
げ弾性率はＪＩＳ Ｋ７２０３に準じて測定した数値で
ある。
【００１５】外側表面層を形成するエチレン−プロピレ
ンランダム共重合体樹脂のプロピレン単位の含有量が８
５モル％未満になると、中空成形容器の表面の耐擦傷性
が悪くなり、又９８モル％を超えると、中空成形容器の
外側表面層の光沢が悪くなり、しかも、外側表面層に隣
接する樹脂層との間の接合強度が低下する。このため、
外側表面層を形成するエチレン−プロピレンランダム共
重合体樹脂には、共重合体全体のプロピレン単位の含有
量が８５〜９８モル％のエチレン−プロピレンランダム
共重合体樹脂を使用するのが好ましい。
ンランダム共重合体樹脂のプロピレン単位の含有量が８
５モル％未満になると、中空成形容器の表面の耐擦傷性
が悪くなり、又９８モル％を超えると、中空成形容器の
外側表面層の光沢が悪くなり、しかも、外側表面層に隣
接する樹脂層との間の接合強度が低下する。このため、
外側表面層を形成するエチレン−プロピレンランダム共
重合体樹脂には、共重合体全体のプロピレン単位の含有
量が８５〜９８モル％のエチレン−プロピレンランダム
共重合体樹脂を使用するのが好ましい。
【００１６】上記の構成による多層プラスチック中空成
形容器は、メルトインデックスの高いポリプロピレン系
樹脂による外側表面層によって高い表面光沢と耐擦傷性
とを現出させ、外側表面層以外の層におけるポリエチレ
ン樹脂成分によって、パリソンの成形時に溶融パリソン
がドローダウンを生ずることのないようにし、又、パリ
ソンの成形時の加熱温度を低くすることができることの
高生産性、ダイラインの発生の無い口元仕上げの良好
さ、及び耐衝撃性に優れた性質を得るものであるから、
外側表面層を容器壁の総厚の５〜２０％程度にするのが
よい。
形容器は、メルトインデックスの高いポリプロピレン系
樹脂による外側表面層によって高い表面光沢と耐擦傷性
とを現出させ、外側表面層以外の層におけるポリエチレ
ン樹脂成分によって、パリソンの成形時に溶融パリソン
がドローダウンを生ずることのないようにし、又、パリ
ソンの成形時の加熱温度を低くすることができることの
高生産性、ダイラインの発生の無い口元仕上げの良好
さ、及び耐衝撃性に優れた性質を得るものであるから、
外側表面層を容器壁の総厚の５〜２０％程度にするのが
よい。
【００１７】
【作用】本発明の多層プラスチック中空成形容器は、外
側表面層がメルトインデックス１１．０〜２０．０、曲
げ弾性率７５００〜１５０００ｋｇ／ｃｍ2 のエチレン
−プロピレン共重合体樹脂によって形成されているの
で、表面光沢の高い、しかも耐擦傷性に優れたものにな
る。又、エチレン−プロピレン共重合体がランダム共重
合体からなるものであるため、透明性及び耐衝撃性に優
れたものになる。
側表面層がメルトインデックス１１．０〜２０．０、曲
げ弾性率７５００〜１５０００ｋｇ／ｃｍ2 のエチレン
−プロピレン共重合体樹脂によって形成されているの
で、表面光沢の高い、しかも耐擦傷性に優れたものにな
る。又、エチレン−プロピレン共重合体がランダム共重
合体からなるものであるため、透明性及び耐衝撃性に優
れたものになる。
【００１８】この外側表面層を形成するエチレン−プロ
ピレンランダム共重合体樹脂のメルトインデックスが１
１．０未満になると、優れた表面光沢が現出されなくな
り、又２０．０を超えると、中空容器の前駆体であるパ
リソンの成形の際の溶融パリソンのドローダウンが大き
くなり、安定した中空成形容器の成形が困難になる。
ピレンランダム共重合体樹脂のメルトインデックスが１
１．０未満になると、優れた表面光沢が現出されなくな
り、又２０．０を超えると、中空容器の前駆体であるパ
リソンの成形の際の溶融パリソンのドローダウンが大き
くなり、安定した中空成形容器の成形が困難になる。
【００１９】さらに、この外側表面層を形成するエチレ
ン−プロピレンランダム共重合体樹脂の曲げ弾性率が７
５００ｋｇ／ｃｍ2 未満になると、外側表面層の耐擦傷
性が低下し、１５０００ｋｇ／ｃｍ2 を超えると、隣接
する樹脂層との間の接合強度が低下する。
ン−プロピレンランダム共重合体樹脂の曲げ弾性率が７
５００ｋｇ／ｃｍ2 未満になると、外側表面層の耐擦傷
性が低下し、１５０００ｋｇ／ｃｍ2 を超えると、隣接
する樹脂層との間の接合強度が低下する。
【００２０】本発明の多層プラスチック中空成形容器
は、外側表面層以外の樹脂層を、メルトインデックス
０．２５〜２．０、曲げ弾性率８０００〜１６０００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂、あるいは該ポリエチレ
ン樹脂６０重量％以上とスクラップ樹脂４０重量％以下
とで形成しているので、これらの樹脂層におけるポリエ
チレン樹脂成分によって、パリソンの成形時に溶融パリ
ソンがドローダウンを生ずることがなく、又、パリソン
の成形時の加熱温度を低くすることのできる高生産性、
ダイラインの発生の無い口元仕上げの良好さ、及び耐衝
撃性等に優れた性質が得られる。
は、外側表面層以外の樹脂層を、メルトインデックス
０．２５〜２．０、曲げ弾性率８０００〜１６０００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂、あるいは該ポリエチレ
ン樹脂６０重量％以上とスクラップ樹脂４０重量％以下
とで形成しているので、これらの樹脂層におけるポリエ
チレン樹脂成分によって、パリソンの成形時に溶融パリ
ソンがドローダウンを生ずることがなく、又、パリソン
の成形時の加熱温度を低くすることのできる高生産性、
ダイラインの発生の無い口元仕上げの良好さ、及び耐衝
撃性等に優れた性質が得られる。
【００２１】特に、内側表面層をスクラップ樹脂を混合
していないポリエチレン樹脂で形成すると、内側表面層
にはポリプロピレン系樹脂のような結晶核剤の混入がな
いので、容器内の内容物に対する衛生特性の極めて優れ
たものになる。
していないポリエチレン樹脂で形成すると、内側表面層
にはポリプロピレン系樹脂のような結晶核剤の混入がな
いので、容器内の内容物に対する衛生特性の極めて優れ
たものになる。
【００２２】外側表面層以外の樹脂層に利用するポリエ
チレン樹脂のメルトインデックスが０．２５未満になる
と、パリソンの成形性が悪くなり、２．０を超えるとパ
リソンの成形時に溶融パリソンがドローダウン生じ易く
なる。又、このポリエチレン樹脂の曲げ弾性率が８００
０ｋｇ／ｃｍ2 未満になると、パリソンが柔らかくな
り、ブロー成形の際に破裂する恐れがあり、又１６００
０ｋｇ／ｃｍ2 を超えるとパリソンが固くなってブロー
成形し難くなる。
チレン樹脂のメルトインデックスが０．２５未満になる
と、パリソンの成形性が悪くなり、２．０を超えるとパ
リソンの成形時に溶融パリソンがドローダウン生じ易く
なる。又、このポリエチレン樹脂の曲げ弾性率が８００
０ｋｇ／ｃｍ2 未満になると、パリソンが柔らかくな
り、ブロー成形の際に破裂する恐れがあり、又１６００
０ｋｇ／ｃｍ2 を超えるとパリソンが固くなってブロー
成形し難くなる。
【００２３】外側表面層以外の樹脂層にスクラップ樹脂
を混入させるときに、スクラップ樹脂の混入率を４０重
量％以下にしないと、外側表面層以外の樹脂層における
ポリエチレン樹脂成分による上記の各作用が完全ではな
くなる。
を混入させるときに、スクラップ樹脂の混入率を４０重
量％以下にしないと、外側表面層以外の樹脂層における
ポリエチレン樹脂成分による上記の各作用が完全ではな
くなる。
【００２４】又、本発明の多層プラスチック中空成形容
器は、外側表面層をエチレン−プロピレンランダム共重
合体樹脂で形成しているので、該外側表面層に隣接する
樹脂層、すなわちポリエチレン樹脂層、あるいはポリエ
チレン樹脂６０重量％以上とスクラップ樹脂４０重量％
以下との混合樹脂層とからなる隣接樹脂層との間の接合
強度が高く、このため、外側表面層と該外側表面層に隣
接する樹脂層との間に接着層を介在させる必要がない。
なお、外側表面層に隣接する樹脂層をポリエチレン樹脂
６０重量％以上とスクラップ樹脂４０重量％以下との混
合樹脂層にすることにより、これらの間の接合強度は更
に高くなる。
器は、外側表面層をエチレン−プロピレンランダム共重
合体樹脂で形成しているので、該外側表面層に隣接する
樹脂層、すなわちポリエチレン樹脂層、あるいはポリエ
チレン樹脂６０重量％以上とスクラップ樹脂４０重量％
以下との混合樹脂層とからなる隣接樹脂層との間の接合
強度が高く、このため、外側表面層と該外側表面層に隣
接する樹脂層との間に接着層を介在させる必要がない。
なお、外側表面層に隣接する樹脂層をポリエチレン樹脂
６０重量％以上とスクラップ樹脂４０重量％以下との混
合樹脂層にすることにより、これらの間の接合強度は更
に高くなる。
【００２５】
【実施例】以下、本発明の表面光沢を有するプラスチッ
ク多層中空成形容器の具体的な構成を実施例に基づいて
説明する。
ク多層中空成形容器の具体的な構成を実施例に基づいて
説明する。
【００２６】実施例１ 外層用押出し機及び内層用押出し機に、下記のそれぞれ
の押出し原料を供給し、２層構成の溶融パリソンを押出
し成形すると共に、このパリソンをブロー成形金型内で
ダイレクトブローし、内容積２００ｍｌ、胴部の平均肉
厚１０６０μｍ、外側表面層の肉厚６０μｍ、内側表面
層の肉厚１０００μｍの多層プラスチック中空成形容器
を得た。
の押出し原料を供給し、２層構成の溶融パリソンを押出
し成形すると共に、このパリソンをブロー成形金型内で
ダイレクトブローし、内容積２００ｍｌ、胴部の平均肉
厚１０６０μｍ、外側表面層の肉厚６０μｍ、内側表面
層の肉厚１０００μｍの多層プラスチック中空成形容器
を得た。
【００２７】外層用押出し原料 メルトインデックス１２．０、曲げ弾性率８２００ｋｇ
／ｃｍ2 、エチレン単位の含有量３モル％のエチレン−
プロピレンランダム共重合体樹脂
／ｃｍ2 、エチレン単位の含有量３モル％のエチレン−
プロピレンランダム共重合体樹脂
【００２８】内層用押出し原料 メルトインデックス０．３６、曲げ弾性率１５３００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂
【００２９】実施例２ 外層用押出し機及び内層用押出し機に、下記のそれぞれ
の押出し原料を供給し、２層構成の溶融パリソンを押出
し成形すると共に、このパリソンをブロー成形金型内で
ダイレクトブローし、内容積２００ｍｌ、胴部の平均肉
厚１０６０μｍ、外側表面層の肉厚６０μｍ、内側表面
層の肉厚１０００μｍの多層プラスチック中空成形容器
を得た。
の押出し原料を供給し、２層構成の溶融パリソンを押出
し成形すると共に、このパリソンをブロー成形金型内で
ダイレクトブローし、内容積２００ｍｌ、胴部の平均肉
厚１０６０μｍ、外側表面層の肉厚６０μｍ、内側表面
層の肉厚１０００μｍの多層プラスチック中空成形容器
を得た。
【００３０】外層用押出し原料 メルトインデックス１２．０、曲げ弾性率８２００ｋｇ
／ｃｍ2 、エチレン単位の含有量３モル％のエチレン−
プロピレンランダム共重合体樹脂
／ｃｍ2 、エチレン単位の含有量３モル％のエチレン−
プロピレンランダム共重合体樹脂
【００３１】内層用押出し原料 メルトインデックス０．３６、曲げ弾性率１５３００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂７０重量部と、実施例１
の多層プラスチック中空成形容器の成形によって得たス
クラップ樹脂３０重量部との混合樹脂
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂７０重量部と、実施例１
の多層プラスチック中空成形容器の成形によって得たス
クラップ樹脂３０重量部との混合樹脂
【００３２】実施例３ 外層用押出し機、中間層用押出し機、及び内層用押出し
機に、下記のそれぞれの押出し原料を供給し、３層構成
の溶融パリソンを押出し成形すると共に、このパリソン
をブロー成形金型内でダイレクトブローし、内容積２０
０ｍｌ、胴部の平均肉厚１０６０μｍ、外側表面層の肉
厚６０μｍ、中間層の肉厚６０μｍ、内側表面層の肉厚
９４０μｍの多層プラスチック中空成形容器を得た。
機に、下記のそれぞれの押出し原料を供給し、３層構成
の溶融パリソンを押出し成形すると共に、このパリソン
をブロー成形金型内でダイレクトブローし、内容積２０
０ｍｌ、胴部の平均肉厚１０６０μｍ、外側表面層の肉
厚６０μｍ、中間層の肉厚６０μｍ、内側表面層の肉厚
９４０μｍの多層プラスチック中空成形容器を得た。
【００３３】外層用押出し原料 メルトインデックス１２．０、曲げ弾性率８２００ｋｇ
／ｃｍ2 、エチレン単位の含有量３モル％のエチレン−
プロピレンランダム共重合体樹脂
／ｃｍ2 、エチレン単位の含有量３モル％のエチレン−
プロピレンランダム共重合体樹脂
【００３４】中間層用押出し原料 メルトインデックス０．３６、曲げ弾性率１５３００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂７０重量部と、実施例２
の多層プラスチック中空成形容器の成形によって得たス
クラップ樹脂３０重量部との混合樹脂
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂７０重量部と、実施例２
の多層プラスチック中空成形容器の成形によって得たス
クラップ樹脂３０重量部との混合樹脂
【００３５】内層用押出し原料 メルトインデックス０．３６、曲げ弾性率１５３００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂
【００３６】実施例４ 外層用押出し機、中間層用押出し機、及び内層用押出し
機に、下記のそれぞれの押出し原料を供給し、３層構成
の溶融パリソンを押出し成形すると共に、このパリソン
をブロー成形金型内でダイレクトブローし、［図１］に
示す概略形状の内容積２００ｍｌ、胴部の平均肉厚１０
６０μｍ、外側表面層の肉厚１００μｍ、中間層の肉厚
８６０μｍ、内側表面層の肉厚１００μｍの多層プラス
チック中空成形容器を得た。
機に、下記のそれぞれの押出し原料を供給し、３層構成
の溶融パリソンを押出し成形すると共に、このパリソン
をブロー成形金型内でダイレクトブローし、［図１］に
示す概略形状の内容積２００ｍｌ、胴部の平均肉厚１０
６０μｍ、外側表面層の肉厚１００μｍ、中間層の肉厚
８６０μｍ、内側表面層の肉厚１００μｍの多層プラス
チック中空成形容器を得た。
【００３７】外層用押出し原料 メルトインデックス１２．０、曲げ弾性率８２００ｋｇ
／ｃｍ2 、エチレン単位の含有量３モル％のエチレン−
プロピレンランダム共重合体樹脂
／ｃｍ2 、エチレン単位の含有量３モル％のエチレン−
プロピレンランダム共重合体樹脂
【００３８】中間層用押出し原料 メルトインデックス０．３６、曲げ弾性率１５３００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂１００重量部と、市販の
パール顔料２重量部との混合物
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂１００重量部と、市販の
パール顔料２重量部との混合物
【００３９】内層用押出し原料 メルトインデックス０．３６、曲げ弾性率１５３００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂１００重量部と、市販の
白色顔料２重量部との混合物
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂１００重量部と、市販の
白色顔料２重量部との混合物
【００４０】得られた３層構成のプラスチック中空成形
容器１の容器壁は、［図２］において、外側表面層２、
中間層３、及び内側表面層４からなり、内側表面層４中
に混入した白色顔料の隠蔽作用により、中間層３に存在
するパール顔料のパール効果が鮮明であった。
容器１の容器壁は、［図２］において、外側表面層２、
中間層３、及び内側表面層４からなり、内側表面層４中
に混入した白色顔料の隠蔽作用により、中間層３に存在
するパール顔料のパール効果が鮮明であった。
【００４１】実施例５ 外層用押出し機、中間層用押出し機、及び内層用押出し
機に、下記のそれぞれの押出し原料を供給し、４層構成
の溶融パリソンを押出し成形すると共に、このパリソン
をブロー成形金型内でダイレクトブローし、内容積２０
０ｍｌ、胴部の平均肉厚１０６０μｍ、外側表面層の肉
厚６０μｍ、中間層の肉厚６０μｍ、内側表面層の肉厚
９４０μｍの多層プラスチック中空成形容器を得た。
機に、下記のそれぞれの押出し原料を供給し、４層構成
の溶融パリソンを押出し成形すると共に、このパリソン
をブロー成形金型内でダイレクトブローし、内容積２０
０ｍｌ、胴部の平均肉厚１０６０μｍ、外側表面層の肉
厚６０μｍ、中間層の肉厚６０μｍ、内側表面層の肉厚
９４０μｍの多層プラスチック中空成形容器を得た。
【００４２】外層用押出し原料 メルトインデックス１２．０、曲げ弾性率８２００ｋｇ
／ｃｍ2 、エチレン単位の含有量３モル％のエチレン−
プロピレンランダム共重合体樹脂
／ｃｍ2 、エチレン単位の含有量３モル％のエチレン−
プロピレンランダム共重合体樹脂
【００４３】中間層用押出し原料 メルトインデックス０．３６、曲げ弾性率１５３００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂７０重量部と、実施例４
の多層プラスチック中空成形容器の成形によって得たス
クラップ樹脂３０重量部と、市販のパール顔料２重量部
との混合物
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂７０重量部と、実施例４
の多層プラスチック中空成形容器の成形によって得たス
クラップ樹脂３０重量部と、市販のパール顔料２重量部
との混合物
【００４４】内層用押出し原料 メルトインデックス０．３６、曲げ弾性率１５３００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂７０重量部と、実施例４
の多層プラスチック中空成形容器の成形によって得たス
クラップ樹脂３０重量部と、市販の白色顔料２重量部と
の混合物
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂７０重量部と、実施例４
の多層プラスチック中空成形容器の成形によって得たス
クラップ樹脂３０重量部と、市販の白色顔料２重量部と
の混合物
【００４５】実施例６ 外層用押出し機、第１中間層用押出し機、第２中間層用
押出し機、及び内層用押出し機に、下記のそれぞれの押
出し原料を供給し、４層構成の溶融パリソンを押出し成
形すると共に、このパリソンをブロー成形金型内でダイ
レクトブローし、内容積２００ｍｌ、胴部の平均肉厚１
０６０μｍ、外側表面層の肉厚６０μｍ、第１中間層の
肉厚６０μｍ、第２中間層の肉厚８８０μｍ、内側表面
層の肉厚６０μｍの多層プラスチック中空成形容器を得
た。
押出し機、及び内層用押出し機に、下記のそれぞれの押
出し原料を供給し、４層構成の溶融パリソンを押出し成
形すると共に、このパリソンをブロー成形金型内でダイ
レクトブローし、内容積２００ｍｌ、胴部の平均肉厚１
０６０μｍ、外側表面層の肉厚６０μｍ、第１中間層の
肉厚６０μｍ、第２中間層の肉厚８８０μｍ、内側表面
層の肉厚６０μｍの多層プラスチック中空成形容器を得
た。
【００４６】外層用押出し原料 メルトインデックス１２．０、曲げ弾性率８２００ｋｇ
／ｃｍ2 、エチレン単位の含有量３モル％のエチレン−
プロピレンランダム共重合体樹脂
／ｃｍ2 、エチレン単位の含有量３モル％のエチレン−
プロピレンランダム共重合体樹脂
【００４７】第１中間層用押出し原料 メルトインデックス０．３６、曲げ弾性率１５３００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂１００重量部と、市販の
パール顔料２重量部との混合物
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂１００重量部と、市販の
パール顔料２重量部との混合物
【００４８】第２中間層用押出し原料 メルトインデックス０．３６、曲げ弾性率１５３００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂１００重量部と、市販の
白色顔料２重量部との混合物
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂１００重量部と、市販の
白色顔料２重量部との混合物
【００４９】内層用押出し原料 メルトインデックス０．３６、曲げ弾性率１５３００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂
【００５０】実施例７ 外層用押出し機、第１中間層用押出し機、第２中間層用
押出し機、及び内層用押出し機に、下記のそれぞれの押
出し原料を供給し、４層構成の溶融パリソンを押出し成
形すると共に、このパリソンをブロー成形金型内でダイ
レクトブローし、内容積２００ｍｌ、胴部の平均肉厚１
０６０μｍ、外側表面層の肉厚６０μｍ、第１中間層の
肉厚６０μｍ、第２中間層の肉厚８８０μｍ、内側表面
層の肉厚６０μｍの多層プラスチック中空成形容器を得
た。
押出し機、及び内層用押出し機に、下記のそれぞれの押
出し原料を供給し、４層構成の溶融パリソンを押出し成
形すると共に、このパリソンをブロー成形金型内でダイ
レクトブローし、内容積２００ｍｌ、胴部の平均肉厚１
０６０μｍ、外側表面層の肉厚６０μｍ、第１中間層の
肉厚６０μｍ、第２中間層の肉厚８８０μｍ、内側表面
層の肉厚６０μｍの多層プラスチック中空成形容器を得
た。
【００５１】外層用押出し原料 メルトインデックス１２．０、曲げ弾性率８２００ｋｇ
／ｃｍ2 、エチレン単位の含有量３モル％のエチレン−
プロピレンランダム共重合体樹脂
／ｃｍ2 、エチレン単位の含有量３モル％のエチレン−
プロピレンランダム共重合体樹脂
【００５２】第１中間層用押出し原料 メルトインデックス０．３６、曲げ弾性率１５３００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂７０重量部と、実施例６
の多層プラスチック中空成形容器の成形によって得たス
クラップ樹脂３０重量部と、市販のパール顔料２重量部
との混合物
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂７０重量部と、実施例６
の多層プラスチック中空成形容器の成形によって得たス
クラップ樹脂３０重量部と、市販のパール顔料２重量部
との混合物
【００５３】第２中間層用押出し原料 メルトインデックス０．３６、曲げ弾性率１５３００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂７０重量部と、実施例６
の多層プラスチック中空成形容器の成形によって得たス
クラップ樹脂３０重量部と、市販の白色顔料２重量部と
の混合物
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂７０重量部と、実施例６
の多層プラスチック中空成形容器の成形によって得たス
クラップ樹脂３０重量部と、市販の白色顔料２重量部と
の混合物
【００５４】内層用押出し原料 メルトインデックス０．３６、曲げ弾性率１５３００ｋ
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂
ｇ／ｃｍ2 のポリエチレン樹脂
【００５５】上記の各実施例で得られた多層プラスチッ
ク中空成形容器は、そのいずれも表面光沢が高く、又外
側表面層の硬度が高く耐擦傷性に優れていた。
ク中空成形容器は、そのいずれも表面光沢が高く、又外
側表面層の硬度が高く耐擦傷性に優れていた。
【００５６】また、パリソンの押出し成形時の加熱温度
を、従来の「プロピレン樹脂層−プロピレン樹脂層」か
らなるパリソンの成形時の加熱温度よりも約２０℃低く
することができたために、「プロピレン樹脂層−プロピ
レン樹脂層」からなる多層中空成形容器に比較して、そ
の生産性を約２０％高めることができた。
を、従来の「プロピレン樹脂層−プロピレン樹脂層」か
らなるパリソンの成形時の加熱温度よりも約２０℃低く
することができたために、「プロピレン樹脂層−プロピ
レン樹脂層」からなる多層中空成形容器に比較して、そ
の生産性を約２０％高めることができた。
【００５７】更に、各中空成形容器の口元にはダイライ
ンの発生がなく口元仕上げが良好であり、しかも「プロ
ピレン樹脂層−プロピレン樹脂層」からなる多層中空成
形容器よりも優れた耐衝撃性を有していた。
ンの発生がなく口元仕上げが良好であり、しかも「プロ
ピレン樹脂層−プロピレン樹脂層」からなる多層中空成
形容器よりも優れた耐衝撃性を有していた。
【００５８】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の多層プ
ラスチック中空成形容器によれば、外側表面層に高い表
面光沢と耐擦傷性とが得られ、しかもパリソンの成形時
に溶融パリソンがドローダウンを生ずることがなく、か
つ、パリソンの押出し成形時の加熱温度を低くできるた
めに高生産性を保持することができ、又、口元にダイラ
インの発生のない良好な口元仕上げができ、耐衝撃性に
も優れたものになる。
ラスチック中空成形容器によれば、外側表面層に高い表
面光沢と耐擦傷性とが得られ、しかもパリソンの成形時
に溶融パリソンがドローダウンを生ずることがなく、か
つ、パリソンの押出し成形時の加熱温度を低くできるた
めに高生産性を保持することができ、又、口元にダイラ
インの発生のない良好な口元仕上げができ、耐衝撃性に
も優れたものになる。
【００５９】又、本発明の多層プラスチック中空成形容
器において、外側表面層に隣接する樹脂層をポリエチレ
ン樹脂とスクラップ樹脂との混合樹脂層にすることによ
り、これらの樹脂層間の接合強度の極めて高いものが得
られる。
器において、外側表面層に隣接する樹脂層をポリエチレ
ン樹脂とスクラップ樹脂との混合樹脂層にすることによ
り、これらの樹脂層間の接合強度の極めて高いものが得
られる。
【００６０】更に又、本発明の多層プラスチック中空成
形容器において、外側表面層以外の層に、ポリエチレン
樹脂とスクラップ樹脂との混合樹脂層を利用することに
より、資源の有効利用が図れる。
形容器において、外側表面層以外の層に、ポリエチレン
樹脂とスクラップ樹脂との混合樹脂層を利用することに
より、資源の有効利用が図れる。
【図１】本発明の多層プラスチック中空成形容器の１例
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図２】図１に示す多層プラスチック中空成形容器の○
印を付した部位の胴部の積層構成を示す拡大断面図であ
る。
印を付した部位の胴部の積層構成を示す拡大断面図であ
る。
１・・・・多層プラスチック中空成形容器 ２・・・・外側表面層 ３・・・・中間層 ４・・・・内側表面層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ３２Ｂ 27/32 Ｂ３２Ｂ 27/32 Ｅ １０３ １０３ // Ｂ２９Ｋ 23:00 105:16 105:26 Ｂ２９Ｌ 9:00 22:00 (72)発明者 柴野 義雄 栃木県栃木市吹上町1550番地 株式会社吉 野工業所栃木工場内
Claims (6)
- 【請求項１】 外側表面層と該外側表面層に直接接合
している内側表面層とによる容器壁を有する多層プラス
チック中空成形容器において、 外側表面層が、メルトインデックス１１．０〜２０．
０、曲げ弾性率７５００〜１５０００ｋｇ／ｃｍ2 のエ
チレン−プロピレンランダム共重合体樹脂によって形成
されており、 内側表面層が、メルトインデックス０．２５〜２．０、
曲げ弾性率８０００〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2 のポリエ
チレン樹脂、又は該ポリエチレン樹脂６０重量％以上と
スクラップ樹脂４０重量％以下との混合樹脂によって形
成されていることを特徴とする多層プラスチック中空成
形容器。 - 【請求項２】 外側表面層と、該外側表面層に直接接
合している中間層と、該中間層に直接接合している内側
表面層とによる容器壁を有する多層プラスチック中空成
形容器において、 外側表面層が、メルトインデックス１１．０〜２０．
０、曲げ弾性率７５００〜１５０００ｋｇ／ｃｍ2 のエ
チレン−プロピレンランダム共重合体樹脂によって形成
されており、 中間層が、メルトインデックス０．２５〜２．０、曲げ
弾性率８０００〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2 のポリエチレ
ン樹脂、又は該ポリエチレン樹脂６０重量％以上とスク
ラップ樹脂４０重量％以下との混合樹脂によって形成さ
れており、 内側表面層が、メルトインデックス０．２５〜２．０、
曲げ弾性率８０００〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2 のポリエ
チレン樹脂、又は該ポリエチレン樹脂６０重量％以上と
スクラップ樹脂４０重量％以下との混合樹脂によって形
成されていることを特徴とする多層プラスチック中空成
形容器。 - 【請求項３】 請求項２に記載の多層プラスチック中
空成形容器において、中間層にパール顔料が混入されて
おり、内側表面層に着色顔料が混入されていることを特
徴とする多層プラスチック中空成形容器。 - 【請求項４】 外側表面層と、該外側表面層に直接接
合している第１中間層と、該第１中間層に直接接合して
いる第２中間層と、該第２中間層に直接接合している内
側表面層とによる容器壁を有する多層プラスチック中空
成形容器において、 外側表面層が、メルトインデックス１１．０〜２０．
０、曲げ弾性率７５００〜１５０００ｋｇ／ｃｍ2 のエ
チレン−プロピレンランダム共重合体樹脂によって形成
されており、 第１中間層が、メルトインデックス０．２５〜２．０、
曲げ弾性率８０００〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2 のポリエ
チレン樹脂、又は該ポリエチレン樹脂６０重量％以上と
スクラップ樹脂４０重量％以下との混合樹脂によって形
成されており、 第２中間層が、メルトインデックス０．２５〜２．０、
曲げ弾性率８０００〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2 のポリエ
チレン樹脂、又は該ポリエチレン樹脂６０重量％以上と
スクラップ樹脂４０重量％以下との混合樹脂によって形
成されており、 内側表面層が、メルトインデックス０．２５〜２．０、
曲げ弾性率８０００〜１６０００ｋｇ／ｃｍ2 のポリエ
チレン樹脂、又は該ポリエチレン樹脂６０重量％以上と
スクラップ樹脂４０重量％以下との混合樹脂によって形
成されていることを特徴とする多層プラスチック中空成
形容器。 - 【請求項５】 請求項４に記載の多層プラスチック中
空成形容器において、第１中間層にパール顔料が混入さ
れており、第２中間層に着色顔料が混入されていること
を特徴とする多層プラスチック中空成形容器。 - 【請求項６】 外側表面層の厚さが、容器壁の総厚の
５〜２０％である請求項１〜請求項５のうちのいずれか
の１項に記載の多層プラスチック中空成形容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14407095A JP3558738B2 (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 多層プラスチック中空成形容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14407095A JP3558738B2 (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 多層プラスチック中空成形容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08309836A true JPH08309836A (ja) | 1996-11-26 |
| JP3558738B2 JP3558738B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=15353596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14407095A Expired - Lifetime JP3558738B2 (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 多層プラスチック中空成形容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3558738B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002362529A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-12-18 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製肉薄容器 |
| JP2007320591A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | プラスチック製容器およびこれを用いた吐出装置 |
| WO2011033928A1 (ja) | 2009-09-15 | 2011-03-24 | 東洋製罐株式会社 | 外観特性の優れた多層プラスチック容器 |
-
1995
- 1995-05-18 JP JP14407095A patent/JP3558738B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002362529A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-12-18 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 合成樹脂製肉薄容器 |
| JP2007320591A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | プラスチック製容器およびこれを用いた吐出装置 |
| WO2011033928A1 (ja) | 2009-09-15 | 2011-03-24 | 東洋製罐株式会社 | 外観特性の優れた多層プラスチック容器 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3558738B2 (ja) | 2004-08-25 |
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