JPH08309581A - 2つの被接合部材よりなる接合体 - Google Patents

2つの被接合部材よりなる接合体

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JPH08309581A
JPH08309581A JP7142485A JP14248595A JPH08309581A JP H08309581 A JPH08309581 A JP H08309581A JP 7142485 A JP7142485 A JP 7142485A JP 14248595 A JP14248595 A JP 14248595A JP H08309581 A JPH08309581 A JP H08309581A
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JP7142485A
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Mitsuya Hosoe
光矢 細江
Naomasa Kimura
直正 木村
Katsutoshi Nozaki
勝敏 野崎
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い接合強度を有する接合体を提供する。 【構成】 接合体1において、永久磁石2と、鋼板3よ
りなる積層体5との間に加熱工程を経て形成された接合
層6が存在する。接合層6は希土類元素系合金よりなる
ろう材が加熱工程で液相を生じることにより形成され
る。永久磁石2の主体部7および接合層6の主体部8間
ならびに積層体5の主体部9および接合層6の主体部8
間にそれぞれ拡散領域10,11が存在する。各拡散領
域10,11の厚さtはt≧5μmである。これら拡散
領域10,11により、接合体1の接合強度が大いに高
められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの被接合部材より
なる接合体、特に、金属より構成された一方の被接合部
材と、その一方の被接合部材と同材種または異材種の他
方の被接合部材との間に、加熱工程を経て形成された接
合層が存在する接合体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種接合体としてはモータ用ロ
ータが知られている。このロータにおいて、一方の被接
合部材は希土類元素を含む永久磁石であり、他方の被接
合部材は永久磁石と異材種の鋼製ロータ本体である。
【0003】希土類元素を含む永久磁石は、非常に脆い
ため機械加工性が悪く、また高温下に曝されると、金属
組織が変化するためそれに伴い磁気特性が影響を受け
る、といった性質を有する。
【0004】そのため、永久磁石を鋼製ロータ本体に取
付ける場合、あり差し構造、ねじ止め、溶接等の取付手
段を採用することができないので、従来は接着剤が用い
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接着剤
を用いると、永久磁石の濡れ性が悪いため、永久磁石お
よびロータ本体の接着強度が低く、また温度上昇に伴い
その接着強度が著しく低下する、といった問題を生ず
る。このような状況下ではモータの高速回転化の要請に
到底対応することはできない。
【0006】本発明は前記に鑑み、2つの被接合部材の
接合強度を大いに高めた前記接合体を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属より構成
された一方の被接合部材と、その一方の被接合部材と同
材種または異材種の他方の被接合部材との間に加熱工程
を経て形成された接合層が存在する接合体であって、前
記接合層は希土類元素系合金よりなるろう材が前記加熱
工程で液相を生じることにより形成され、前記一方の被
接合部材および前記接合層ならびに前記他方の被接合部
材および前記接合層にそれぞれ跨がるように拡散領域が
存在し、各拡散領域の厚さtがt≧5μmであることを
特徴とする。
【0008】
【作用】前記希土類元素系合金より生じた液相は高活性
であって、種々の材質の被接合部材に対し優れた濡れ性
を発揮して、それら被接合部材との間に、原子の活発な
移動を伴う相互拡散を誘発する。
【0009】このようにして、両被接合部材と接合層と
が拡散接合されるので、両被接合部材の接合強度が大い
に高められる。
【0010】ただし、各拡散領域の厚さtがt<5μm
では両被接合部材の接合強度が低くなる。各拡散領域の
厚さtの上限値は使用ろう材の厚さに略等しい。したが
って、接合層全体が拡散領域となることもある。
【0011】
【実施例】図1は接合体1の一実施例を示す。その接合
体7においては、金属より構成された一方の被接合部材
が、NdFeB系永久磁石、SmCo系永久磁石等の希
土類元素を含む永久磁石2であり、その永久磁石2と同
材種または異材種、図示例では異材種の他方の被接合部
材が、冷間圧延鋼板(Fe系合金)3を積層してかしめ
手段4により一体化した積層体5である。
【0012】永久磁石2と積層体5との間に加熱工程を
経て形成された接合層6が存在する。その接合層6は、
希土類元素系合金よりなるろう材が前記加熱工程で液相
を生じることにより形成される。
【0013】図2に示すように、永久磁石2および接合
層6ならびに積層体5および接合層6にそれぞれ跨がる
ように拡散領域10,11が存在する。実施例では両拡
散領域10,11は永久磁石2の主体部7および接合層
6の主体部8間ならびに積層体5の主体部9および接合
層6の主体部8間にそれぞれ存在する。各拡散領域1
0,11の厚さtはt≧5μmに設定される。図中、a
は永久磁石2の接合面を、またbは積層体5の接合面を
それぞれ示す。この接合面bは各鋼板3の端面より形成
される。
【0014】接合層6を構成する希土類元素系合金、つ
まりろう材は、基本的には主成分である希土類元素と、
その希土類元素と共晶反応を行う合金元素AEとから構
成される。希土類元素には、Y、La、Ce、Pr、N
d、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、T
m、YbおよびLuから選択される少なくとも一種が該
当し、それらは単体、または混合物であるMm(ミッシ
ュメタル)、Di(ジジミウム)の形態で用いられる。
また合金元素AEには、Cu、Al、Ga、Co、F
e、Ag、Ni、Au、Mn、Zn、Pd、Sn、S
b、Pb、Bi、GeおよびInから選択される少なく
とも一種が該当する。その合金元素AEの含有量は5原
子%≦AE≦50原子%に設定される。
【0015】ただし、ろう材において、合金元素AEの
含有量がAE<5原子%であるか、またはAE>50原
子%であると、固液共存状態における液相の体積分率V
fが低くなるため接合強度が低下する。このことから、
合金元素AEの含有量は、希土類元素との関係において
共晶組成またはそれに近い組成となるように設定するの
が望ましい。
【0016】なお、二種以上の合金元素AEを含有する
場合には、それらの合計含有量が5原子%≦AE≦50
原子%となる。
【0017】ろう材は拡散領域形成元素DAとしてCr
またVの少なくとも一種をDA≦5原子%含有していて
もよい。ただし、拡散領域形成元素DAの含有量がDA
>5原子%になると、拡散領域形成元素DAが拡散領域
10,11において、脆い金属間化合物を形成するため
接合強度が大幅に低下する。ろう材に拡散領域形成元素
DAを僅かでも含有させると、その効果が現われるが、
拡散領域10,11を確実に形成する、といった理由か
ら拡散領域形成元素DAの下限値はDA=0.1原子%
に設定される。
【0018】永久磁石2が、例えばNdFeB系永久磁
石である場合、その永久磁石2は殆ど伸びを示さず、縦
弾性係数EはE≒16000kgf/mm2 であり、また図
3に示すように、その熱膨脹率は約310℃にて逆転す
る、という特性を有する。このようなNdFeB系永久
磁石2を、高い縦弾性係数Eを有するろう材により加熱
接合すると、接合後室温下における永久磁石2内部の熱
応力によりその永久磁石2が破壊するおそれがある。
【0019】前記のような脆性を持つ被接合部材を考慮
すると、ろう材の縦弾性係数EはE≦10000kgf/
mm2 であることが望ましい。この場合、縦弾性係数Eの
下限値は、回転中における接合層6の剛性を確保する、
といった理由からE=300kgf/mm2 に設定される。
【0020】ろう材である希土類元素系共晶合金を例示
すれば表1,2の通りである。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】また希土類元素系亜、過共晶合金としては
以下のものを挙げることができる。各化学式において数
値の単位は原子%であり、これは以下同じである。Eは
縦弾性係数を意味する。Nd60Cu40合金(E=450
0kgf/mm2 )、Nd75Cu 25合金(E=4000kgf
/mm2 )、Nd80Cu20合金(E=3950kgf/m
m2 )、Nd50Cu50合金(E=9000kgf/m
m2 )、Nd90Al10合金(E=3850kgf/m
m2 )、Nd80Co20合金(E=4000kgf/m
m2 )、Sm75Cu25合金(E=4000kgf/m
m2 )、Sm65Cu35合金(E=4300kgf/m
m2 )、La85Ga15合金(E=4000kgf/m
m2 )。さらに三元系合金としては、Nd65Fe5 Cu
30合金(液相発生温度501℃、E=4200kgf/mm
2 )、Nd70Cu25Al5 合金(液相発生温度474
℃、E=4000kgf/mm2 )等を挙げることができ
る。
【0024】永久磁石2と積層体5との接合に当って
は、両部材2,5を薄板状、箔片状等のろう材を介して
重ね合せ、次いでその重ね合せ物を真空加熱炉内に設置
して、加熱下でろう材を液相状態または固液共存状態に
し、その後炉冷する、といった方法が採用される。
【0025】この場合、加熱温度Tはろう材の組成によ
って異なるが、前記組成の各種ろう材は比較的低い加熱
温度Tにて液相状態または固液共存状態となる。特に、
永久磁石2の磁気特性は、加熱温度Tによって影響を受
けるので、これを回避し得るようにろう材の選択がなさ
れる。
【0026】前記ろう材、したがって希土類元素系合金
より生じた液相は高活性であって、種々の材質の被接合
部材、つまり永久磁石2および積層体5に対し優れた濡
れ性を発揮して、それら永久磁石2、積層体5との間
に、原子の活発な移動を伴う相互拡散を誘発する。
【0027】このようにして、永久磁石2および積層体
5と接合層6とが拡散接合されるので、永久磁石2と積
層体5との接合強度が大いに高められる。
【0028】さらにろう材の縦弾性係数Eを前記のよう
に設定することによって、脆性を有するNdFeB系永
久磁石2の接合後における破壊を回避することができ
る。
【0029】加熱時間hは、それが長過ぎる場合には永
久磁石2等の特性変化を招来するので、h≦10時間で
あることが望ましく、生産性向上の観点からはh≦1時
間である。
【0030】なお、永久磁石2に対する着磁処理は前記
接合処理後に行われる。 〔実施例1〕純度99.9%のNdと純度99.9%の
Cuとを、共晶点組成であるNd70Cu30合金が得られ
るように秤量し、次いでその秤量物を真空溶解炉を用い
て溶解し、その後、縦10mm、横10mm、長さ50mmの
インゴットを鋳造した。このインゴットにマイクロカッ
タによる切断加工を施して、Nd70Cu30合金よりな
り、且つ縦10mm、横10mm、厚さ0.3mmの薄板状ろ
う材12(図5参照)を得た。図4に示すように、Nd
70Cu30合金の共晶点は520℃である。
【0031】一方の被接合部材として、縦10mm、横1
0mm、厚さ5mmのNdFeB系永久磁石(住友特殊金属
社製、商品名NEOMAX−28UH、キュリー点31
0℃)2を選定し、また他方の被接合部材として、厚さ
0.4mmの冷間圧延鋼板3を積層してなり、且つ縦10
mm、横10mm、長さ15mmの積層体5を選定した。
【0032】図5に示すように、1つの積層体5の上向
きの接合面b上に1つのろう材12を、またろう材12
の上に一方の接合面aを下向きにした永久磁石2を、さ
らに永久磁石2の上向きの他方の接合面a上にもう1つ
のろう材12を、さらにまたろう材12の上にもう1つ
の積層体5を、その接合面bを下向きにしてそれぞれ重
ね合せて重ね合せ物を作製し、同様の手順で合計20個
の重ね合せ物を作製した。
【0033】次いで、これら重ね合せ物を真空加熱炉内
に設置して、加熱温度T=530℃、加熱時間h=15
分間の加熱工程、それに次ぐ炉冷よりなる接合処理を行
って、図6に示すように各積層体5と永久磁石2とをそ
れぞれ接合層6を介して接合した20個のサンドイッチ
状物Aを得た。各サンドイッチ状物Aは、1つの永久磁
石2を共用する2つの接合体1よりなる。
【0034】この接合処理においては、加熱温度TがT
=530℃であって、図4に示す共晶点(液相発生温度
Tm)520℃を超えているので、ろう材12は共晶組
成を有することから液相状態となる。この場合、ろう材
12、したがってNd70Cu30合金の縦弾性係数Eは、
表1に示すようにE=4040kgf/mm2 であって、E
≦10000kgf/mm2 であることから永久磁石2に破
壊は全然生じていなかった。なお、両積層体5に存する
貫通孔13は引張り試験においてチャックとの連結に用
いられる。
【0035】図7は、サンドイッチ状物Aにおける接合
部分の金属組織を示す顕微鏡写真(分析視野の反射電子
組成像写真)である。図7より、永久磁石2と積層体5
とが接合層6を介して密に接合されていることが判る。
【0036】図8(a),(b)は、図7の両部位X,
Y間を結ぶ線分における線分析結果を示す。これらの図
面から明らかなように、永久磁石2および接合層6の接
合部分には、Fe原子およびNd原子の濃度勾配が存在
し、これにより活発な相互拡散が生じていることが判
る。この場合、拡散領域10の厚さtはt≒10μmで
ある。また積層体5および接合層6の接合部分にも、F
e原子およびNd原子の濃度勾配が存在し、これにより
活発な相互拡散が生じていることが判る。この場合、拡
散領域11の厚さtはt≒20μmである。
【0037】比較のため、前記同様の永久磁石2と前記
同様の2つの積層体5とをエポキシ樹脂系接着剤(日本
チバガイギ社製、商品名アラルダイト)を介し重ね合せ
て前記同様の重ね合せ物を作製し、同様の手順で合計2
0個の重ね合せ物を作製した。次いで、これら重ね合せ
物を乾燥炉内に設置して、加熱温度200℃、加熱時間
60分間の加熱工程、それに次ぐ炉冷よりなる接合処理
を行って、各積層体5と永久磁石2とをそれぞれエポキ
シ樹脂系接着剤を介して接合した前記同様の20個のサ
ンドイッチ状物B(図示せず)を得た。
【0038】ろう材12を用いたサンドイッチ状物Aお
よびエポキシ樹脂系接着剤を用いたサンドイッチ状物B
の各10個について室温下で引張り試験を行い、また残
りの各10個について150℃の加熱下で引張り試験を
行ったところ、表3の結果を得た。なお、表3の引張強
さは平均値であり、これは以下の表および図面において
同じである。
【0039】
【表3】
【0040】表3から明らかなように、ろう材12を用
いたサンドイッチ状物Aは、拡散領域10,11が存在
することに起因して、室温下および150℃の加熱下に
おいて、エポキシ樹脂系接着剤を用いたサンドイッチ状
物Bに比べて接合強度が高く、その接合強度は両環境下
において殆ど変わらず、またそのばらつきも小さい。サ
ンドイッチ状物Bは室温下における接合強度が低い上に
そのばらつきが大きく、また150℃の加熱下ではその
接合強度が室温下のそれの3分の1に低下する。
【0041】NdFeB系永久磁石、SmCo系永久磁
石等の希土類元素を含む永久磁石2は、接合処理時の加
熱温度TがT>650℃になると、その磁気特性、特
に、着磁後の保磁力 IC (磁化の強さI=0)が低下
傾向となる。ただし、残留磁束密度Brおよび保磁力 B
C (磁束密度B=0)は殆ど変わらず、したがって最
大磁気エネルギ積(BH)maxは略一定である。前記
ろう材12を用いた接合処理において、その加熱温度T
は、T=530℃であってT≦650℃であるから、永
久磁石2の磁気特性に影響を及ぼすことはない。
【0042】また前記永久磁石2の濡れ性の悪さは、そ
の結晶粒界に希土類元素濃度、この実施例ではNd濃度
の高い相が存在していることに起因する。前記ろう材1
2を用いた接合処理において、そのろう材12は液相状
態となっており、Ndを主成分とするNd70Cu30合金
より生じた液相は、高活性であると共に前記結晶粒界に
存するNd濃度の高い相と主成分を共通にすることから
永久磁石2に対して優れた濡れ性を発揮し、また前記高
活性化に伴い鋼板よりなる積層体5に対する濡れ性も極
めて良好である。これにより、拡散領域10,11の形
成が容易、且つ確実に行われる。
【0043】拡散領域10,11の厚さtと接合強度の
関係を調べるため、拡散領域10,11の厚さtを異に
する種々のサンドイッチ状物Aを前記と同様の方法で製
作し、それらサンドイッチ状物Aについて、室温下にて
引張り試験を行った。
【0044】図9は前記試験結果を示す。図9から明ら
かなように、拡散領域10,11の厚さtをt≧5μm
に設定すると、サンドイッチ状物Bよりも接合強度を確
実に高めることができる。拡散領域10,11の厚さt
は、好ましくはt≧10μmである。 〔実施例2〕純度99.9%のNdと、純度99.9%
のCuと、純度99.9%のAlとを、Nd70Cu25
5 合金が得られるように秤量し、次いでその秤量物を
真空溶解炉を用いて溶解し、その後鋳造を行ってインゴ
ットを得た。
【0045】このインゴットから約50gの原料を採取
し、これを石英ノズル内で高周波溶解して溶湯を調製
し、次いで溶湯を石英ノズルのスリットから、その下方
で高速回転するCu製冷却ロール外周面にアルゴンガス
圧により噴出させて超急冷し、幅30mm、厚さ100μ
mのNd70Cu25Al5 合金よりなる薄帯を得た。この
薄帯は金属光沢を有していた。
【0046】この場合の製造条件は次の通りである。即
ち、石英ノズルの内径 40mm、スリットの寸法 幅
0.25mm、長さ 30mm、アルゴンガス圧 1.0kg
f/cm2 、溶湯温度 670℃、スリットと冷却ロール
との距離 1.0mm、冷却ロールの周速 13m/sec
、溶湯の冷却速度 約105 K/sec である。
【0047】図10は薄帯のX線回折結果を示し、この
薄帯においては2θ≒32°に幅広のハローパターンが
観察され、このことから薄帯の金属組織は非晶質単相組
織であることが判明した。また薄帯は高い靱性を有し、
180°密着曲げが可能であった。
【0048】次に、非晶質薄帯より縦10mm、横10m
m、厚さ100μmの箔片状の非晶質ろう材12を切出
し、このろう材12を用いて次のような方法で接合作業
を行った。
【0049】一方の被接合部材として、実施例1と同様
に、縦10mm、横10mm、厚さ5mmのNdFeB系永久
磁石(住友特殊金属社製、商品名NEOMAX−28U
H、キュリー点310℃)2を選定し、また他方の被接
合部材として、実施例1と同様に、厚さ0.4mmの冷間
圧延鋼板3を積層してなり、且つ縦10mm、横10mm、
長さ15mmの直方体状の積層体5を選定した。
【0050】図5に示すように、1つの積層体5の上向
きの接合面b上に1つのろう材12を、またろう材12
の上に一方の接合面aを下向きにした永久磁石2を、さ
らに永久磁石2の上向きの他方の接合面aにもう1つの
ろう材12を、さらにまたろう材12の上にもう1つの
積層体5を、その接合面bを下向きにしてそれぞれ重ね
合わせて重ね合せ物を作製し、同様の手順で合計20個
の重ね合せ物を作製した。次いで、その重ね合せ物を真
空加熱炉内に設置し、加熱温度T=530℃、加熱時間
h=15分間の加熱工程、それに次ぐ炉冷よりなる冷却
工程を行って、図6に示すように各積層体5と永久磁石
2とをそれぞれ結晶質の接合層6を介して接合した20
個のサンドイッチ状物Aを得た。この接合処理において
は、加熱温度Tが530℃であって、ろう材12の前記
液相発生温度Tm=474℃を超えているので、ろう材
12は液相状態となる。この場合、ろう材12、したが
ってNd70Cu25Al5 合金の縦弾性係数Eは、前記の
ようにE=4000kgf/mm2 であることから永久磁石
2に破壊は全然生じていなかった。
【0051】図11は、サンドイッチ状物Aにおける接
合部分の金属組織を示す顕微鏡写真(分析視野の反射電
子組成像写真)である。図11より、永久磁石2と積層
体5とが接合層6を介して密に接合されていることが判
る。
【0052】図12(a)〜(c)は、図11の両部位
X,Y間を結ぶ線分における線分析結果を示す。これら
の図面から明らかなように、永久磁石2および接合層6
の接合部分には、Fe原子、Nd原子およびAl原子の
濃度勾配が存在し、これにより活発な相互拡散が生じて
いることが判る。この場合、拡散領域10の厚さtはt
≒8μmである。また積層体5および接合層6の接合部
分にも、Fe原子、Nd原子およびAl原子の濃度勾配
が存在し、これにより活発な相互拡散が生じていること
が判る。この場合、拡散領域11の厚さtはt≒25μ
mである。
【0053】サンドイッチ状物Aの各10個について室
温下で引張り試験を行い、また残りの各10個について
150℃の加熱下で引張り試験を行ったところ、表4の
結果を得た。比較のため、表4にはエポキシ樹脂系接着
剤を用いたサンドイッチ状物Bに関するデータも掲載し
た。
【0054】
【表4】
【0055】表4から明らかなように、ろう材12を用
いたサンドイッチ状物Aは、拡散領域10,11が存在
することに起因して、室温下および150℃の加熱下に
おいて、エポキシ樹脂系接着剤を用いたサンドイッチ状
物Bに比べて接合強度が高く、その接合強度は両環境下
において殆ど変わらず、またそのばらつきも小さい。こ
の接合強度の向上には、非晶質のろう材12が優れた耐
酸化性を有すると共に均質であること、そのろう材12
に酸化物が混在しないこと等も寄与している。
【0056】比較のため、前記と同様の方法で、幅30
mm、厚さ100μmの非晶質Nd70Cu20Al10合金よ
りなる薄帯を製造し、次いでその薄帯より縦10mm、横
10mmの箔片状の非晶質ろう材を切出し、このろう材を
用いて前記と同様の方法で図6に示すサンドイッチ状物
Aと同一構造の10個のサンドイッチ状物を得た。この
場合、Nd70Cu20Al10合金の液相発生温度TmはT
m=473℃であるが、接合処理において加熱温度Tは
T=415℃に、また加熱時間hはh=120分間にそ
れぞれ設定された。したがってNd70Cu20Al10合金
製ろう材は接合処理において固相状態のままである。
【0057】図13(a),(b)は、比較例サンドイ
ッチ状物の線分析結果を示す。これらの図面から明らか
なように、永久磁石および接合層の接合部分ならびに積
層体および接合層の接合部分には、Fe原子およびNd
原子の濃度勾配が僅かに存在し、この場合における両拡
散領域の厚さtはt≦2μmである。
【0058】比較例サンドイッチ状物の10個について
室温下で引張り試験を行ったところ、表5の結果を得
た。
【0059】
【表5】
【0060】比較例サンドイッチ状物においては、ろう
材の液相不存在下で固相拡散が発生していると考えられ
るが、この固相拡散によったのでは拡散領域の厚さtが
t≦2μmと薄く、その結果、表5に示すように接合強
度が極めて低くなる。 〔実施例3〕実施例2で述べたNd70Cu25Al5 合金
よりなる厚さ100μmの非晶質薄帯より縦6mm、横2
0mm、厚さ100μmの箔片状の非晶質ろう材12を切
出した。
【0061】2つの同材種被接合部材として、縦6mm、
横20mm、長さ50mmのNdFeB系永久磁石(住友特
殊金属社製、商品名NEOMAX−28UH、キュリー
点310℃)2を選定した。
【0062】図14に示すように、2つの永久磁石2の
端面間にろう材12を挟み、その状態を所定の治具を用
いて保持した。次いで、それら永久磁石2等を真空加熱
炉内に設置し、加熱温度T=520℃、加熱時間h=2
0分間の加熱工程、それに次ぐ炉冷よりなる冷却工程を
行って、2つの永久磁石2を接合層6を介して接合した
接合体1を得た。この接合処理においては、加熱温度T
が520℃であって、ろう材12の前記液相発生温度T
m=474℃を超えているので、ろう材12は液相状態
となる。この場合、各拡散領域10の厚さtはt≒20
μmであった。
【0063】比較のため、前記同様の2つの永久磁石2
の端面間にエポキシ樹脂系接着剤(日本チバガイギ社
製、商品名アラルダイト)を挟み、その状態を所定の治
具を用いて保持した。次いで、それら永久磁石2等を乾
燥炉内に設置して、加熱温度120℃、加熱時間60分
間の加熱工程、それに次ぐ炉冷よりなる接合処理を行っ
て、2つの永久磁石2をエポキシ樹脂系接着剤を介して
接合した前記同様の接合体を得た。
【0064】ろう材12を用いた複数の接合体1、およ
びエポキシ樹脂系接着剤を用いた複数の接合体について
130℃の加熱下で引張り試験を行ったところ、表6の
結果を得た。
【0065】
【表6】
【0066】表6から明らかなように、ろう材12を用
いた接合体1は、エポキシ樹脂系接着剤を用いた接合体
に比べて接合強度が高く、またそのばらつきも小さかっ
た。
【0067】NdFeB系永久磁石等の希土類元素を含
む永久磁石2は市販のろう材に対する濡れ性が悪く、そ
のため市販のろう材を用いて永久磁石2相互を強固に接
合することは困難であった。
【0068】前記ろう材12によれば永久磁石2相互を
強固に接合することが可能であり、これにより、高出力
モータにおける大型永久磁石の要請に応ずることができ
る。
【0069】またモータ用ロータにおいては永久磁石2
に防錆処理を施すことが必要とされている。前記ろう材
12を用いた接合体1の場合、その永久磁石2と接合層
6との化学成分が類似しているので、それら2,6にN
iメッキ、Alイオンプレーティング等の防錆処理を容
易に施すことができる。
【0070】接着剤を用いた場合には、接合体にNiメ
ッキ等を施すことができないので、接合処理前に永久磁
石にNiメッキ等を施しているが、これによると、接合
層が継目として現われるので、接合体の外観が損われ
る。 〔実施例4〕純度99.9%のNdと、純度99.9%
のCuと、純度99.9%のCr(拡散領域形成元素D
A)とを、Nd70Cu28Cr2 合金が得られるように秤
量し、次いでその秤量物を真空溶解炉を用いて溶解し、
その後、縦10mm、横10mm、長さ50mmのインゴット
を鋳造した。このインゴットにマイクロカッタによる切
断加工を施して、Nd70Cu28Cr2 よりなり、且つ縦
10mm、横10mm、厚さ0.3mmの薄板状ろう材12を
得た。このNd70Cu28Cr2 合金の液相発生温度Tm
はTm=538℃、縦弾性係数EはE=4190kgf/
mm2 であった。
【0071】一方の被接合部材として、実施例1同様
に、縦10mm、横10mm、厚さ5mmのNdFeB系永久
磁石(住友特殊金属社製、商品名NEOMAX−28U
H、キュリー点310℃)2を選定し、また他方の被接
合部材として、実施例1同様に、厚さ0.4mmの冷間圧
延鋼板3を積層してなり、且つ縦10mm、横10mm、長
さ15mmの積層体5を選定した。
【0072】図5に示すように、1つの積層体5の上向
きの接合面b上に1つのろう材12を、またろう材12
の上に一方の接合面aを下向きにした永久磁石2を、さ
らに永久磁石2の上向きの他方の接合面a上にもう1つ
のろう材12を、さらにまたろう材12の上にもう1つ
の積層体5を、その接合面bを下向きにしてそれぞれ重
ね合せて重ね合せ物を作製し、同様の手順で合計10個
の重ね合せ物を作製した。次いで、これら重ね合せ物を
真空加熱炉内に設置して、加熱温度T=580℃、加熱
時間h=20分間の加熱工程、それに次ぐ炉冷よりなる
接合処理を行って、図6に示すように各積層体5と永久
磁石2とをそれぞれ接合層6を介して接合した10個の
サンドイッチ状物Aを得た。各サンドイッチ状物Aは、
1つの永久磁石2を共用する2つの接合体1よりなる。
この接合処理においては、加熱温度TがT=580℃で
あって、ろう材12の液相発生温度Tm=538℃を超
えているので、ろう材12は液相状態となる。この場
合、ろう材12、したがってNd70Cu28Cr2 合金の
縦弾性係数Eは、E=4190kgf/mm2 であって、E
≦10000kgf/mm2 であることから永久磁石2に破
壊は全然生じていなかった。
【0073】図15は、サンドイッチ状物Aの線分析結
果を示す。図15から明らかなように、永久磁石2およ
び接合層6の接合部分ならびに積層体5および接合層2
の接合部分には、それぞれCr原子の濃度勾配が存在
し、これにより活発な相互拡散が生じていることが判
る。この場合、永久磁石2側の拡散領域10の厚さtは
t≒30μm、積層体5側の拡散領域11の厚さtはt
≒40μmである。
【0074】サンドイッチ状物Aの10個について室温
下で引張り試験を行ったところ、表7の結果を得た。表
7には、比較のため実施例1のサンドイッチ状物Aに関
するデータ(表3参照)も示されている。
【0075】
【表7】
【0076】表7から明らかなように、Nd70Cu28
2 合金製ろう材を使用すると、Nd70Cu30合金製ろ
う材を使用した場合に比べて拡散領域10,11の厚さ
tが増し、その結果、接合強度が向上することが判る。
【0077】Cr含有量と接合強度の関係を調べるた
め、Cr含有量を異にするNd−Cu−Cr系合金より
なる種々のろう材12を前記と同様の方法で製造した。
【0078】表8はろう材12の例1〜4の組成、液相
発生温度Tmおよび縦弾性係数Eを示す。
【0079】
【表8】
【0080】次いで、ろう材12の例1〜4を用い、前
記と同様の方法で、ろう材12の例1〜4に対応する複
数のサンドイッチ状物Aの例1〜4を製作し、その後サ
ンドイッチ状物Aの例1〜4について室温下で引張り試
験を行った。
【0081】表9は、サンドイッチ状物Aの例1〜4に
関する接合処理時の加熱温度T、加熱時間h、拡散領域
10,11の厚さt、および引張強さを示す。
【0082】
【表9】
【0083】図16は、表8,9に基づいてCr含有量
と引張強さの関係をグラフ化したものである。図中、点
(1)〜(4)はサンドイッチ状物Aの例1〜4にそれ
ぞれ対応する。また点(5)は、表7に示したように前
記Nd70Cu28Cr2 合金製ろう材を用いた場合に該当
し、さらに点(6)は、同様に表7に示したようにNd
70Cu30合金製ろう材を用いた場合に該当する。
【0084】図16から明らかなように、ろう材として
例1〜3,5の如く、Cr含有量をCr≦5原子%に設
定されたものを用いると、拡散領域10,11の厚さt
を増して接合強度を向上させることができる。
【0085】拡散領域形成元素としてVを用いた場合に
も、Crを用いた場合と略同様の効果が得られる。一例
として、Nd70Cu282 合金製ろう材に関するデータ
を以下に示す。液相発生温度Tm:540℃;縦弾性係
数E:4200kgf/mm2 ;接合処理時の加熱温度T:
580℃;接合処理時の加熱時間h:20分間;拡散領
域10,11の厚さt:永久磁石側20μm、積層体側
25μm;サンドイッチ状物の引張強さ:3.6kgf/
mm2 .図17,18は接合体1としてのモータ用ロータ
を示す。このロータ1は、成層鉄心よりなるロータ本体
14に、Nd70Cu30合金製ろう材を用いて複数のNd
FeB系永久磁石2を接合したものである。回転軸15
のスプライン軸部16はロータ本体14のスプライン孔
17に圧入され、そのロータ本体14の一端部が回転軸
15に溶接部18を介して接合される。
【0086】このロータ1においては、それが1000
0rpm 以上で高速回転してもロータ本体14からの永久
磁石2の脱落は皆無であった。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、前記のように構成する
ことによって、2つの被接合部材を強固に接合した接合
体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接合体の斜視図である。
【図2】接合体における要部拡大断面図である。
【図3】温度と熱膨脹率との関係を示すグラフである。
【図4】Cu−Nd系状態図の要部を示す。
【図5】永久磁石、ろう材および積層体の重ね合せ関係
を示す斜視図である。
【図6】サンドイッチ状物の斜視図である。
【図7】サンドイッチ状物における接合部分の金属組織
を示す顕微鏡写真である。
【図8】サンドイッチ状物における接合部分の線分析結
果を示すグラフである。
【図9】拡散領域の厚さtと引張強さとの関係を示すグ
ラフである。
【図10】Nd70Cu25Al5 合金のX線回折図であ
る。
【図11】サンドイッチ状物における接合部分の金属組
織を示す顕微鏡写真である。
【図12】サンドイッチ状物における接合部分の線分析
結果を示すグラフである。
【図13】サンドイッチ状物における接合部分の線分析
結果を示すグラフである。
【図14】接合体の斜視図である。
【図15】サンドイッチ状物における接合部分の線分析
結果を示すグラフである。
【図16】Cr含有量と引張強さの関係を示すグラフで
ある。
【図17】モータ用ロータの断面図で、図18の17−
17線断面図に相当する。
【図18】図17の18−18線断面図である。
【符号の説明】
1 接合体、ロータ 2 永久磁石(被接合部材) 5 積層体(被接合部材) 7,8,9 主体部 10,11 拡散領域

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属より構成された一方の被接合部材
    (2)と、その一方の被接合部材(2)と同材種または
    異材種の他方の被接合部材(5)との間に加熱工程を経
    て形成された接合層(6)が存在する接合体であって、
    前記接合層(6)は希土類元素系合金よりなるろう材
    (12)が前記加熱工程で液相を生じることにより形成
    され、前記一方の被接合部材(2)および前記接合層
    (6)ならびに前記他方の被接合部材(5)および前記
    接合層(6)にそれぞれ跨がるように拡散領域(10,
    11)が存在し、各拡散領域(10,11)の厚さtが
    t≧5μmであることを特徴とする、2つの被接合部材
    よりなる接合体。
  2. 【請求項2】 前記希土類元素系合金よりなるろう材
    (12)は、合金元素AEとしてCu、Al、Ga、C
    o、Fe、Ag、Ni、Au、Mn、Zn、Pd、S
    n、Sb、Pb、Bi、GeおよびInから選択される
    少なくとも一種を5原子%≦AE≦50原子%含有す
    る、請求項1記載の2つの被接合部材よりなる接合体。
  3. 【請求項3】 前記希土類元素系合金よりなるろう材
    (12)は、拡散領域形成元素DAとしてCrおよびV
    から選択される少なくとも一種をDA≦5原子%含有す
    る、請求項1または2記載の2つの被接合部材よりなる
    接合体。
  4. 【請求項4】 前記希土類元素系合金よりなるろう材
    (12)の液相発生温度TmがTm≦650℃である、
    請求項1,2または3記載の2つの被接合部材よりなる
    接合体。
  5. 【請求項5】 前記希土類元素系合金よりなるろう材
    (12)の縦弾性係数EがE≦10000kgf/mm2
    ある、請求項1,2,3または4記載の2つの被接合部
    材よりなる接合体。
  6. 【請求項6】 前記一方の被接合部材(2)が希土類元
    素を含む永久磁石である、請求項1,2,3,4または
    5記載の2つの被接合部材よりなる接合体。
  7. 【請求項7】 前記他方の被接合部材(5)がFe系合
    金である、請求項1,2,3,4,5または6記載の2
    つの被接合部材よりなる接合体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10174325A (ja) * 1996-12-16 1998-06-26 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石形回転電機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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