JPH08308122A - 使用済み電池による充電装置 - Google Patents

使用済み電池による充電装置

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JPH08308122A
JPH08308122A JP11217695A JP11217695A JPH08308122A JP H08308122 A JPH08308122 A JP H08308122A JP 11217695 A JP11217695 A JP 11217695A JP 11217695 A JP11217695 A JP 11217695A JP H08308122 A JPH08308122 A JP H08308122A
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JP
Japan
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battery
charging
voltage
secondary battery
circuit
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Application number
JP11217695A
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English (en)
Inventor
Shinji Nagai
伸二 永井
Okitoshi Kimura
興利 木村
Naohisa Enosaka
直久 榎坂
Noriyuki Endou
乃之 遠藤
Shiro Uchida
司郎 内田
Shinichiro Koshiishi
新一郎 輿石
Yasutaka Gotou
恭貴 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/84Recycling of batteries or fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用済み電池の残存電力を利用して2次電池
を充電できるようにすると共に、使用済み電池の安全性
を高める。 【構成】 電池保持部である電池ガイドケース部18内
に、投入された複数個の使用済み電池20を保持し、そ
の各電池20の陽極と陰極の各端子にそれぞれ対の電極
15,21を当接させ、その電極間の直流電圧をダイオ
ードD1〜D5を介して昇圧充電回路25に入力させて
昇圧し、充電用2次電池10に充電電流Icを流してそ
れを充電する。電圧検出部26による昇圧充電回路25
の入力側の検出電圧が設定電圧を越えていれば昇圧充電
回路25を動作させ、設定電圧以下になるとその動作を
停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使用済み電池の残存
電力によって2次電池を充電する充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の小型家電品,携帯可能な情報・通
信機器,時計,カメラ,電卓等の各種機器には、マンガ
ン電池,アルカリ電池,リチウム電池,ニッケル・カド
ミウム電池等の各種の電池(乾電池)が使用されている
が、これらの電池はその電力を消耗して寿命に達する
と、取り出して新しい電池と交換され、使用済みの電池
は廃棄される。
【0003】しかしながら、これらの電池の中にはニッ
ケル・カドミウム電池のように人体に対して有害となる
物質が含まれているものもあるので、近年は地球環境保
護の面からも、メーカや流通業界が使用済み電池の回収
を積極的に行なうようになりつつある。また、各都道府
県や市町村等の自治体でも、電池のリサイクルを条例化
することにより、使用済み電池の回収及び再利用を促進
する傾向がある。
【0004】このような各種電池は、その電力(出力電
圧×電流)が機器を駆動可能な容量を下回ると使用でき
なくなるため、通常その段階で廃棄処分される。しか
し、その使用済みの電池にもまだある程度の電気エネル
ギが残存している場合が多い。そして、これらの使用済
み電池を回収する場合は、例えば各地方自治体や電池業
界で準備したボール箱,金属製の缶,プラスチック製の
容器等の電池回収箱に集めて一時保管し、それを所定期
間保管した後に専門業者に引き渡し、電池の種類により
分別して廃棄等の処理が行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな使用済み電池の回収方法において、電池回収箱等に
多数の使用済み電池が集められて保管されると、その多
量の電池が集積された中で、複数の電池の正負の端子が
接続された状態になってショートすることがあり、その
際それらの電池の残存電力の急激な放電によって発熱
し、それが火災の原因になったり、作業者が火傷や感電
したりする恐れがあるという問題があった。
【0006】そこで、このような使用済み電池を廃棄す
るまえにその残存電力を強制的に放電させたり、端子を
絶縁処理したりすることが考えられるが、それでは使用
済み電池の残存電力を利用せずに廃棄してしまうことに
なるという問題がある。この発明は、このような問題に
鑑みてなされたものであり、使用済み電池の残存電力
(電気エネルギー)を有効に利用して、2次電池を充電
できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、投入された使用済み電池を保持し、その
電池の陽極と陰極の各端子に当接する対の電極とを備え
た電池保持部と、その電池保持部に保持した使用済み電
池によって上記対の電極に印加される直流電圧を昇圧し
て充電用2次電池に充電電流を流し、該2次電池を充電
する昇圧充電回路と、上記対の電極と昇圧充電回路の入
力側とを接続する回路中に、使用済み電池による放電電
流を流す方向に順方向となるように介挿した一方向性素
子とを備えた使用済み電池による充電装置を提供するも
のである。
【0008】この充電装置において、上記昇圧充電回路
への入力電圧を検出し、その検出電圧が設定電圧を越え
ているときには昇圧充電回路を動作させ、設定電圧以下
のときには昇圧充電回路の動作を停止させる電圧検出部
を設けるとよい。また、上記一方向性素子として4個の
一方向性素子をブリッジ接続して、上記対の電極に当接
する電池の端子の極性に係わらず該電池による放電電流
を流す方向に順方向となるように上記回路中に介挿する
とよい。
【0009】これらの使用済み電池による充電装置にお
いて、複数個の2次電池を順次排出可能に保持し、充電
位置に係止した1個の2次電池の陽極及び陰極にそれぞ
れ当接すると共に上記昇圧充電回路の出力端子に接続さ
れる対の電極とを備えた2次電池保持部と、その対の電
極の一方と昇圧充電回路の出力端子の一方との接続回路
に介挿したスイッチと、そのスイッチをオフにして上記
対の電極間の電圧を検出する充電電圧検知部と、それに
よって検出された電圧が所定電圧を越えたときに、上記
2次電池保持部における充電位置にある2次電池の係止
を解除して排出させ、次の2次電池を充電位置で係止さ
せる手段とを設けるとさらによい。
【0010】
【作用】このように構成した使用済み電池による充電装
置によれば、投入された使用済み電池(乾電池)を電池
保持部で保持し、その電池の陽極と陰極の各端子にそれ
ぞれ対の電極を当接させ、その使用済み電池の残存電力
によってこの対の電極に印加される直流電圧を昇圧充電
回路によって昇圧して充電用2次電池に充電電流を流し
それを充電する。その際、昇圧充電回路の入力側回路中
に介挿された一方向性素子により、この充電装置から使
用済み電池へ電流が逆流するようなことは阻止される。
【0011】そして、電圧検出部を設けた場合には、そ
れによって検出される使用済み電池による昇圧充電回路
への入力電圧が予め設定した電圧以下になると、昇圧充
電回路の動作を停止させて、その使用済み電池による充
電を終了する。そこで、使用済み電池を交換すれば再び
充電を開始する。また、上記一方向性素子として4個の
一方向性素子をブリッジ接続しておけば、使用済み電池
を投入する際に端子の極性を気にする必要がなくなるの
で、使用済み電池の交換を効率よく行なうことができ
る。
【0012】さらに、充電を完了した2次電池を排出し
て次の2次電池への充電を自動的に開始できるようにす
れば、使用済み電池による2次電池の充電を一層効率よ
く行なうことができ、充電した2次電池を他の装置で使
用でき、資源の有効な活用を図ることができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2はこの発明による充電装置の一実
施例を示す断面図、図3はその外観形状を示す側面図、
図4はその平面図である。
【0014】この充電装置は、図3に示すように大きく
分けて上カバー1と、装置本体(以下単に「本体」と略
称する)2と、電池回収部3とからなる。その上カバー
1は、ヒンジ4によって本体2に開閉可能に蝶着されて
おり、本体2はヒンジ5によって電池回収部3に対して
開閉できるように蝶着されている。なお、安全性を考慮
して、上カバー1と本体2をそれぞれ閉じたときに、そ
れらをロックする機構を設けるようにするとよい。
【0015】上カバー1の上面には、図4に示すように
操作パネル6が設けられており、そこには操作ガイダン
スや操作状態等を説明するLCD表示部7と、操作スイ
ッチ8と、上カバー解除ボタン9とが配設されている。
さらに、この操作パネル6の後方の上面中央部に、充電
用の2次電池10を収納する図2に示す2次電池収納部
11が設けられ、そこに開閉可能な蓋11aを装着して
いる。
【0016】上カバー1は、上カバー解除ボタン9を押
すことにより開くが、閉め忘れを考慮して、その開いた
状態で一定時間が経過すると自動的に閉じるような上カ
バー閉じ機構を設けてもよい。なお、この上カバー1
は、本体2内に使用済み電池を収納するとき以外は、本
体2内に水分やごみ等が入って電気的な接触部分が汚れ
たり、腐触したりするのを防止するため、閉じておくこ
とが望ましい。また、この装置の一連の処理操作は、上
カバー1が閉じられていないと、操作スイッチ8を押し
ても動作しないようにする機構を設けておくことが望ま
しい。
【0017】その上カバー1の内側上面には、図2に示
すように後述する昇圧充電回路を含む電気回路基板12
が取り付けられており、その電気回路基板12には、下
端に導電体の電極ピン15を固設した4個の電極保持筒
13が同一円周上に90°間隔で配設されている。この
各電極保持筒13は伸縮可能で下端部にフランジ13a
を有し、そのフランジ13aと電気回路基板12との間
に圧縮コイルバネ14を係着して、電極ピン15を下方
へ付勢している。
【0018】本体2内には、内ケース16が嵌着され、
その内側に図5に平面図を示すように4個の電池収納孔
17を同一円周上に90°間隔で設けた絶縁体による電
池ガイドケース部18を固着している。その電池ガイド
ケース部18の中心に設けた軸孔18aに回転軸22を
嵌挿し、その下端に回転板19を固設しており、この回
転板19は各電池収納孔17を下側から覆うように電池
ガイドケース部18の底部に近接して設けられている。
【0019】電池ガイドケース部18の各電池収納孔1
7には、それぞれ1個づつ使用済み電池20を収納でき
る。この実施例ではマンガン電池の単1,単2,単3等
の円筒型電池の同一サイズのものを収納できるようにし
ている。この各電池収納孔17の径を異ならせて、異な
るサイズの電池を収納できるようにしたり、1個の電池
収納孔17に複数個の電池を収納できるようにすること
も可能である。
【0020】回転板19には、図6に破線で示す各電池
収納孔17に対応する位置の各中央部に、電極ピン15
と対をなす小円形の電極21を上面から幾分膨出させる
ように設けている。この各電極21は、図6に示すよう
に各電池収納孔17と同一円周上に90°間隔で4個設
けられている。さらに、この各電極21と同一円周上に
各電極21と45°位置をずらして電池収納孔17と同
径あるいはそれより若干大径の電池落し孔23を4個形
成しいる。この電池落し孔23は、各電池収納孔17内
で残存電力を放出し終わった電池20を、容器状の電池
回収部3内へ落下させるために設けている。
【0021】この回転板19の中心は回転軸22の下端
に固着され、その回転軸22は図2に示すように電池ガ
イドケース部18上に設けられた回転駆動部24によっ
て回転駆動される。その回転駆動部24には、パルスモ
ータのように回転角度制御が容易なモータと減速ギア機
構等を用いる。そして、常時はこの回転板19は図2及
び図6に示すように、電池ガイドケース部18の各電池
収納孔17の中心部に対応する位置に各電極21が位置
するように回転した状態で停止している。
【0022】図1は、この実施例の電気回路基板12を
含む回路構成図である。回転板19上の各電極21は、
その回転板19上のプリント配線によって共通接続さ
れ、回転軸22及び図示しないスリップリング,FPC
等を介して、電池ガイドケース部18に挿入される各電
極ピン15は電極保持筒13等を介して、それぞれ図2
に示した電気回路基板12に接続される。その電気回路
基板12には、ダイオードD1〜D4、昇圧充電回路2
5、及び電圧検出部26等が設けられている。
【0023】そして、回転板19上の4つの電極21は
共通に昇圧充電回路25及び電圧検出部26のマイナス
側に接続される。一方、4つの電極ピン15は、それぞ
れ一方向素子であるダイオードD1〜D4を介して、昇
圧充電回路25及び電圧検出部26のプラス側に接続さ
れる。各ダイオードD1〜D4は、電極ピン15から昇
圧充電回路25へ電流を流す方向に順方向となるように
接続されている。
【0024】昇圧充電回路25は、入力直流電圧を充電
用にセットされた2次電池10の端子間電圧以上に昇圧
して出力し、その2次電池10に充電電流Icを流して
充電するための回路であり、例えば自励発振型のDC−
DCコンバータを使用する。2次電池としては、鉛蓄電
池が一般的であるが、小型で効率がよい新しいアルカリ
蓄電池、例えばニッケル−亜鉛蓄電池,ニッケル−カド
ミウム蓄電池,ニッケル−鉄蓄電池,酸化銀−亜鉛蓄電
池などを使用するとよい。
【0025】電圧検出部26は、複数個の使用済み電池
の並列回路による昇圧充電回路25への入力電圧を検出
し、その検出電圧が設定電圧(充電可能な最低電圧付近
に設定する)を越えているときには昇圧充電回路25を
動作させ、検出電圧が設定電圧以下のときには昇圧充電
回路25の動作を停止(例えば、発振回路をOFFにし
て)させる。
【0026】この実施例では、2次電池10に充電した
電力で負荷27を駆動するため、2次電池10に対して
ダイオードD5及びスイッチS1を介して負荷27を直
列に接続している。この負荷27は、例えば図2に示し
た回転駆動部24のパルスモータであり、スイツチS1
が図4の操作スイッチ8である。そうすれば、この充電
装置は専用の電源や外部からの給電なしで動作可能にな
る。なお、昇圧充電回路25及び電圧検出部26は自己
の入力電圧によって動作可能である。
【0027】次に、この充電装置を使用した、使用済み
電池による2次電池の充電及びその後の回収処理に付い
て、上述の各図と図7及び図8も参照して説明する。ま
ず、この充電装置の図2乃至図4に示した上カバー1を
ヒンジ4を支点として開けた後、使用済みで不要になっ
た廃棄すべき電池20を電池ガイドケース部18の各電
池収納孔17にそれぞれ、陽極端子20aを上、陰極端
子20bを下に向けて挿入してセットする。
【0028】なお、この電池20の電池収納孔17への
挿入は、作業者が手で1個ずつ行なってもよいが、各種
の電池を選別する電池選別機にかけて、その選別された
電池の種類ごとに決められた位置の電池収納孔17に自
動的にセットするようにしてもよい。その電池20の電
池収納孔17へのセット時には、その電池収納孔17と
回転板19とが図6に示すような回転方向の位置関係に
あって、各電池収納孔17が回転板19の各電池落し孔
23と重ならない位置にあり、各電極21がその中心に
位置している。
【0029】したがって、各電池収納孔17に挿入され
た各電池20は、回転板19上の各電極21に底面の陰
極端子が当接して載置される。この状態で、上カバー1
を本体2に被せて閉じると、その上カバー1の内側に取
り付けられた各電極ピン15が、図2に示すように各電
池収納孔17内に挿入され、そこにセットされている電
池の陽極端子20aに当接すると、圧縮コイルバネ14
を若干圧縮して、その付勢力により電極ピン15が電池
20の陽極端子20aを加圧する。
【0030】図7はこの状態を明示しており、電池ガイ
ドケース部18の各電池収納孔17内にセットされた電
池20は、その陰極端子20bが電極21に、陽極端子
20aが電極ピン15に確実に接触して、電気的に図1
に示す回路に組み込まれる。したがって、これらの各電
池20にある程度の電力が残っていると、電圧検出部2
6が設定電圧を越える入力電圧を検出して昇圧充電回路
25が動作させる。
【0031】それにより、昇圧充電回路25は各使用済
み電池20からダイオードD1〜D4を介して供給され
る直流電圧を充分に昇圧して出力し、2次電池10に充
電電流Icを流してそれを充電する。各使用済み電池2
0の放電が進んで、その端子間電圧が充電に利用できる
限界以下に低下すると、電圧検出部26がそれを検知し
て昇圧充電回路25の動作を停止させ、1回の充電処理
を終了する。このとき電圧検出部26からの検知信号に
よって、図4に示した操作パネル6のLCD表示部7等
に、操作スイッチ8の操作を促す表示あるいはランプの
点灯等を行なうようにするとよい。
【0032】それを見て、操作者は一回の処理が終わっ
たことを知り、操作スイッチ8を押すと、図1の負荷2
7である図2及び図7に示した回転駆動部24のパルス
モータに通電する。そして、回転駆動部24が回転板1
9を45°回転させると、図8に示すように、その各電
池落とし孔23が電池ガイドケース部18の各電池収納
孔17と一致する位置になり、そこにセットされていた
各使用済み電池20は、それぞれ圧縮コイルバネ14の
付勢力で若干押し下げられ、電池落し孔23を通して落
下し、電池回収部3内に収容される。
【0033】各電池が落下すると、回転駆動部24が回
転板19をさらに45°回転させて停止し、各電池収納
孔17の中心に各電極21が位置する状態に復帰する。
その後、再び上カバー1を開いて使用済み電池20を各
電池収納孔17にセットして上カバー1を閉じれば、再
びその各使用済み電池20のよる2次電池10の充電が
開始される。
【0034】このような処理を繰り返すことにより、使
用済み電池の僅かな残存電力を有効に利用して2次電池
10を充分に充電することができる。その充電された2
次電池を図2及び図4に示した蓋11aを開けて取り出
し、他の機器に装填して使用することも可能である。
【0035】そして、電池回収部3内に回収された電池
は、その残存していた電力の大部分を充電のために放電
してしまっているので、残存電力が僅かになり、万一端
子間が短絡されるようなことがあっても、火災を起こす
恐れがあるような発熱を生じることはなく安全である。
【0036】図9は上述の実施例における図1のダイオ
ードD1〜D4に変て、それぞれダイオードブリッジ2
9を、電極ピン15及び電極21と昇圧充電回路25の
プラス及びマイナス入力端子との間に接続したものであ
る。この各ダイオードブリッジ29は、4個の一方向素
子であるダイオードDa〜Ddをブリッジ接続して、使
用済み電池20の陽極と陰極が上下いずれの向きにセッ
トされても、その電池20から昇圧充電回路25に対し
て同じ極性の放電電流を流す方向に順方向となるように
介挿している。その他の構成は前述の実施例と同様なの
で、その説明は省略する。
【0037】このようにすれば、使用済み電池20を電
池収納孔17にセットする際に、端子の極性を揃える必
要がなくなるので、そのセット作業の能率を大幅に向上
することができる。
【0038】なお、本体2内の電池収納孔17の数は4
個に限るものではなく、その数を増加することにより、
一度に処理できる電池の数を増加することができる。充
電装置の構造や形状も適宜変更し得ることは勿論であ
る。また、上述した実施例では、円筒形の使用済み電池
を利用して充電する場合の例を説明したが、コイン形や
角形等の使用済み電池についても同様にこの発明による
充電装置を適用することができる。
【0039】次に、この発明による他の実施例について
図10乃至図12によって説明する。この実施例では、
前述の実施例に対して2次電池の充電側の構成を変更し
て、予めセットした複数個の2次電池を順次充電して排
出できるようにしたものである。すなわち、図10に縦
断面を示すように、複数個の2次電池10を横向きに重
ねて収納できる角筒状の2次電池保持部30を設け、そ
の中に未充電の2次電池10を陽極端子10aと陰極端
子10bの向きを図示のように揃えて複数個収納してお
く。
【0040】この2次電池保持部30の下部に、ソレノ
イド31によって進退されるストッパ32を設け、その
ストッパ32のわん曲した受け面に最下部の2次電池1
0の下面を当接させて、その2次電池10を充電位置に
係止する。2次電池保持部30の図で左右の下部壁面を
それぞれ貫通して、一対の電極ピン33,34が設けら
れており、その各電極ピン33,34はそれぞれスプリ
ング35,36によって内方へ押圧付勢され、フランジ
部33a,34aによって内方への突出量を規制されて
いる。
【0041】さらに、この2次電池保持部30内の一対
の電極ピン33,34の上方に、板バネ等による一対の
ガイド板37,38を設け、投入された最下位の2次電
池10の両端子10a,10bを案内し、ストッパ32
によって係止された充電位置で、その2次電池の陽極端
子10aに電極ピン33が圧接し、陰極端子10bに電
極ピン34が圧接するように構成している。
【0042】この2次電池保持部30の下方には、充電
済み2次電池受け部39が設けられている。これらの2
次電池保持部30及び充電済み2次電池受け部39は、
前述した図2,図3等に示した充電装置における2次電
池収納部11の代りに別に設けてもよいし、充電装置全
体の構造を変更して一体に組み込むようにしてもよい。
【0043】この実施例も、昇圧充電回路25の入力側
の回路構成は図1又は図9に示した実施例と同様である
が、その出力側の回路構成を図11に示すように変更す
る。すなわち、昇圧充電回路25の出力側のプラス端子
と電極ピン33とをリレースイッチ40を介して接続す
ると共に、マイナス端子と電極ピン34とを接続する。
さらに、電極ピン33と34の間に電圧検知・制御部4
1を接続して充電中の2次電池10の充電電圧を検出す
ると共に、その出力によってリレースイッチ40のON
/OFFを制御し、ソレノイド31の動作を制御するよ
うに構成している。
【0044】図12はこの実施例の電圧検知・制御部4
1の動作を示すフローチャートである。この電圧検知・
制御部41にはマイクロコンピュータを使用することが
できる。この実施例における図11に示したリレースイ
ッチ40は常時はONになっており、前述の実施例の場
合と同様に、この充電装置に複数個の使用済み電池がセ
ットされて充電処理を開始すると、昇圧充電回路25の
出力側のプラス端子からマイナス端子に、リレースイッ
チ40,電極ピン33,充電位置にある(図10で2次
電池保持部30内の最下位に係止されている)2次電池
10,電極ピン34を通して充電電流Icが流れ、その
2次電池10が充電される。
【0045】電圧検知・制御部41は、この充電処理開
始と共に図12に示す動作をスタートし、先ず充電中か
否かを判断する。この判断は、図1に示した電圧検出部
26の出力信号、すなわち検出電圧が設定電圧を越えて
いるか否かを示す信号によって、越えている場合は充電
中、越えていない場合は充電中ではないと判断すること
ができる。
【0046】そして、充電中であればこの判断を繰り返
し、充電中でなくなるとリレースイッチ40をOFFに
して、電極ピン33,34間に接続されている2次電池
10の端子間電圧すなわち充電電圧を検出する。そし
て、その検出した電圧が所定電圧(満充電状態での端子
間電圧に相当する電圧)であるか否かを判断し、所定電
圧になっていなければそのまま動作を終了し、次の充電
処理開始を待つ。
【0047】しかし、所定電圧になっていると、電極ピ
ン33,34間に接続されている2次電池10の充電が
完了していると判断し、ソレノイド31を短時間だけO
Nにしてストッパ32を外方へ退避させ、その2次電池
10の係止を解除して充電済み2次電池受け部39内へ
落下排出させる。ソレノイド31はすぐにOFFに戻
り、ストッパ32が図示しないスプリングの付勢力によ
って2次電池10の周面に押圧されながら係止位置へ復
帰移動し、次の未充電の2次電池10を充電位置で係止
する。
【0048】その後、再び充電処理が何回か繰り返され
て、充電位置にある2次電池10を充電する。このよう
にして、2次電池保持部30に保持された複数個の2次
電池10が順次充電され、充電済みの2次電池10が充
電済み2次電池受け部39に排出収納される。この充電
済み2次電池受け部39は、着脱式,引出し式、あるい
は傾斜シュート式などに構成して、何個も貯めておいて
一度にそれを取り出したり、1個ずつ順次外部へ排出さ
れるようにすることができる。このようにして、取り出
した充電済みの2次電池は、それを電源とする各種の電
気機器に装填して使用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、使用済みで不要になった電池の残存電力を有効に
利用して2次電池を充電し、電気エネルギーとして使用
できるようにするので、資源の利用率を高めることがで
きる。また、使用済み電池の残存電力を大幅に低下させ
ることができるので、廃棄した電池が不慮の短絡などを
起こしても、火災の原因になるような発熱を生じたり作
業者が感電したりする恐れがなくなり、安全性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による充電装置の一実施例を示す回路
構成図である。
【図2】同じくその充電装置の内部構造を示す縦断面図
である。
【図3】同じくその外観を示す側面図である。
【図4】同じくその平面図である。
【図5】図2に示した電池ガイドケース部18の電池収
納孔17の配置を示す平面図である。
【図6】図2に示した回転板19の電極21と電池落し
孔23の配置を示す平面図である。
【図7】図2の電池ガイドケース部18の各電池収納孔
17内に使用済み電池20を収納して充電中の状態を示
す要部拡大断面図である。
【図8】同じくその充電処理を終えた使用済み電池20
を電池回収部3へ落下させる状態を示す図7と同様な断
面図である。
【図9】図1に示した実施例のダイオードD1〜D4に
代えてそれぞれダイオードブリッジを接続した実施例の
変更部分の回路構成図である。
【図10】この発明による充電装置の他の実施例におけ
る2次電池保持部及び充電済み2次電池受け部の概略縦
断面図である。
【図11】同じくその実施例の図1と異なる部分の回路
構成図である。
【図12】図11の電圧検知・制御部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1:上カバー 2:装置本体(本体) 3:電池回収部 4,5:ヒンジ部 6:操作パネル 10:2次電池 11:2次電池収納部 12:電気回路基板 13:電極保持筒 14:圧縮コイルバネ 15:電極ピン 16:内ケース 17:電池収納孔 18:電池ガイドケース部 19:回転板 20:使用済み電池 21:電極 22:回転軸 23:電池落し孔 24:回転駆動部 25:昇圧充電回路 26:電圧検出部 27:負荷 29:ダイオードブリッジ 30:2次電池保持部 31:ソレノイド 32:ストッパ 33,34:電極ピン 35,36:スプリング 37,38:ガイド板 39:充電済み2次電池受け部 D1〜D5:ダイオード(一方向性素子) Da〜Dd:ダイオードブリッジを構成するダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 乃之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 内田 司郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 輿石 新一郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 後藤 恭貴 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入された使用済み電池を保持し、その
    電池の陽極と陰極の各端子に当接する対の電極を備えた
    電池保持部と、 該電池保持部に保持した使用済み電池によって前記対の
    電極に印加される直流電圧を昇圧して充電用2次電池に
    充電電流を流し、該2次電池を充電する昇圧充電回路
    と、 前記対の電極と前記昇圧充電回路の入力側とを接続する
    回路中に、前記使用済み電池による放電電流を流す方向
    に順方向となるように介挿した一方向性素子とを備えた
    ことを特徴とする使用済み電池による充電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の使用済み電池による充電
    装置において、前記昇圧充電回路への入力電圧を検出
    し、その検出電圧が設定電圧を越えているときには前記
    昇圧充電回路を動作させ、設定電圧以下のときには前記
    昇圧充電回路の動作を停止させる電圧検出部を設けたこ
    とを特徴とする使用済み電池による充電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の使用済み電池によ
    る充電装置において、前記一方向性素子として4個の一
    方向性素子をブリッジ接続して、前記対の電極に当接す
    る電池の端子の極性に係わらず該電池による放電電流を
    流す方向に順方向となるように前記回路中に介挿したこ
    とを特徴とする使用済み電池による充電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    使用済み電池による充電装置において、 複数個の2次電池を順次排出可能に保持し、充電位置に
    係止した1個の2次電池の陽極及び陰極にそれぞれ当接
    すると共に前記昇圧充電回路の出力端子に接続される対
    の電極を備えた2次電池保持部と、 前記対の電極の一方と前記昇圧充電回路の出力端子の一
    方との接続回路に介挿したスイッチと、 該スイッチをオフにして前記対の電極間の電圧を検出す
    る充電電圧検知部と、 該充電電圧検知部によって検出された電圧が所定電圧を
    越えたときに前記2次電池保持部における前記充電位置
    にある2次電池の係止を解除して排出させ、次の2次電
    池を前記充電位置で係止させる手段とを設けたことを特
    徴とする使用済み電池による充電装置。
JP11217695A 1995-05-10 1995-05-10 使用済み電池による充電装置 Pending JPH08308122A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN110729521A (zh) * 2019-09-11 2020-01-24 武汉瑞杰特材料有限责任公司 电池余电释放的方法、电路和系统

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