JP3395601B2 - 組電池の充放電装置 - Google Patents

組電池の充放電装置

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JP3395601B2 JP27347397A JP27347397A JP3395601B2 JP 3395601 B2 JP3395601 B2 JP 3395601B2 JP 27347397 A JP27347397 A JP 27347397A JP 27347397 A JP27347397 A JP 27347397A JP 3395601 B2 JP3395601 B2 JP 3395601B2
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    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は組電池の充放電装置
に関し、特に、組電池を構成する各単電池の、容量のバ
ラツキによる過充電や過放電を生じることなく、組電池
の充電並びに放電を効率的に行うことができる充放電装
置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、電気自動車等の開発が精力的に行
われるようになり、これに使用される二次電池として、
小型で大容量のリチウムイオン電池等が注目されてい
る。ところで、このような二次電池を電気自動車等の電
源として使用する場合には、単電池を複数直列に接続し
て組電池とすることにより所望の電圧値を得ている。し
かし、リチウムイオン電池等は製造時やその後の使用履
歴等によって容量にバラツキを生じやすく、組電池を一
体として充電あるいは放電させると、容量の小さい単電
池が過充電あるいは過放電となって性能低下を招くとい
う問題があった。 【0003】そこで、例えば特開平5−64377号公
報では、各単電池の端子電圧よりその充電状態を検出
し、単電池のうち少なくとも一つが満充電になった場合
には組電池への充電を停止するようにした充電装置が提
案されている。しかし、この充電装置では、容量の小さ
い単電池によって組電池全体の充電が制限されるため
に、容量の大きい他の単電池が十分に充電されず、充電
能力が十分に生かされないという問題がある。 【0004】そこで、例えば特開平8−213055号
公報に記載の充電装置では、各単電池に並列に分流回路
を設け、単電池の一つが満充電になると、これを迂回す
るように分流回路に充電電流を流して、他の単電池への
充電を続行できるようにしている。しかし、この充電装
置では、充電電流の一部を迂回させるために分流回路内
に設けた抵抗で充電エネルギーが無駄に消費されるとい
う問題がある。 【0005】一方、特開平7−335266号公報に
は、各単電池にスイッチング回路を介してそれぞれ補充
電電池を接続し、単電池が過充電間近になった場合には
当該単電池に補充電電池を接続して過充電を防止するよ
うにした充電装置が提案されている。しかし、この充電
装置では、補充電電池が各単電池にそれぞれ設けられる
から、装置全体の大型化とコストアップが避けられない
という問題がある。 【0006】なお、組電池の放電が進行すると、前述し
たように最も容量の小さい単電池が過放電を生じるおそ
れがあるが、上記各公報に記載の従来の充電装置には、
これの解決を示唆するところはない。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、以
上の問題点を解決しようとするもので、充電エネルギー
の無駄な消費を避けることができるとともに、小型かつ
低コストで、しかも単電池の過充電のみならず過放電を
も防止して、組電池の効率的な充電並びに放電を可能と
した組電池の充放電装置を提供することを課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、直列接続されて組電池(CB)を構成
する複数の単電池(1A,1B,1C,…,1N)と、
複数のコンデンサ(2A,2B)と、各単電池(1A,
1B,1C,…,1N)の充電状態を検出する充電状態
検出手段(3A,3B,3C,…,3N)と、組電池
(CB)の充電中に、単電池(1A,1B,1C,…,
1N)のうち過充電間近となったものに並列状態とした
コンデンサ(2A,2B)を接続した後、単電池(1
A,1B,1C,…,1N)のうち充電レベルの最も低
いものに直列状態とした上記コンデンサ(2A,2B)
を接続する切換動作を繰り返す充電時切換接続手段
(4,5,7,ステップ102〜109)と、組電池
(CB)の放電中に、単電池(1A,1B,1C,…,
1N)のうち充電レベルの最も高いものに並列状態とし
たコンデンサ(2A,2B)を接続した後、単電池(1
A,1B,1C,…,1N)のうち過放電間近となった
ものに直列状態とした上記コンデンサ(2A,2B)を
接続する切換動作を繰り返す放電時切換接続手段(4,
5,7,ステップ203〜210)とを具備している。
ここで、上記コンデンサの容量は単電池の容量の1/1
00,000〜1/1,000,000程度である。な
お、上記各手段のカッコ内の符号は、後述する実施例記
載の具体的手段との対応関係を示すものである。 【0009】本発明において、組電池の充電時には、容
量にバラツキのある単電池のうち、最も容量の小さい単
電池が最初に過充電間近になる。そこで、この過充電間
近になった単電池に並列状態のコンデンサが接続される
と、当該単電池からコンデンサへ電流が供給されて単電
池の電圧が低下し、過充電間近の状態が解消される。続
いて、上記コンデンサを直列状態として電圧を上げ、こ
の時点で充電レベルが最も低くなっている単電池に接続
すると、当該単電池へコンデンサから電流が効率的に供
給され、充電される。以上の動作は例えば数KHzで繰
り返される。他の単電池が過充電間近になると、当該単
電池とコンデンサとの間で同様の動作が行われて次々に
過充電間近の状態が解消される。この状態で組電池への
充電が進行し、全ての単電池が満充電になると装置の充
電作動が終了する。 【0010】組電池の放電時には、容量にバラツキのあ
る単電池のうち、最も容量の小さい単電池が最初に過放
電間近になる。そこで、この時点で充電レベルが最も高
くなっている単電池に並列状態でコンデンサが接続され
ると、当該単電池からコンデンサへ電流が供給される。
続いて、上記コンデンサを直列状態にして電圧を上げ、
過放電間近の単電池に接続すると、当該単電池へコンデ
ンサから電流が効率的に供給されて単電池の電圧が上昇
し、過放電間近の状態が解消される。以上の動作は例え
ば数KHzで繰り返される。他の単電池が過放電間近に
なると、当該単電池とコンデンサとの間で同様の動作が
行われて次々に過放電間近の状態が解消される。この状
態で組電池の放電が進行し、全ての単電池が放電完了に
なると装置の放電作動が終了する。 【0011】本発明では、過充電間近になった単電池か
らコンデンサへ電流を供給して過充電間近の状態を解消
するとともに、続いてコンデンサから充電レベルの最も
低い単電池へ電流を供給してこれを充電しているから、
過充電間近になった単電池を迂回するように充電電流を
分流回路へ流す従来装置に比して、充電エネルギーの無
駄な消費を回避することができる。また、本発明では、
過充電間近あるいは過放電間近になった単電池に対し
て、複数の小型のコンデンサを切換接続するようにした
から、補充電電池を各単電池にそれぞれ設ける従来装置
に比して、装置全体が小型になるとともにコスト低減も
実現される。さらに、本発明によれば、過充電のみなら
ず、組電池の放電中に単電池が過放電になることも未然
に防止することができる。また、本発明では、各単電池
の容量一杯まで充電がなされ、あるいは各単電池の容量
一杯まで放電がなされるから、容量の大きい単電池が未
充電あるいは未放電になることはなく、電池容量に無駄
を生じない。また、組電池への充電電流を絞る必要がな
いから、組電池全体として充電時間を短縮することがで
きる。 【0012】 【発明の実施の形態】 (第1実施形態)図1には充放電装置の概略全体構成を
示す。充放電装置はリチウムイオン電池等の単電池1
A,1B,1C,…,1Nを多数直列接続した組電池C
Bを有し、組電池CBから延びる充放電線Lにはメイン
スイッチ41と電流センサ42が設けられている。組電
池CBを充電する場合には図の破線で示すように充電電
源61から充放電線Lに電流が供給され、一方、組電池
CBが放電する場合には、充放電線Lから図の鎖線で示
すように負荷62へ電流が供給される。充電電源61の
作動はCPUを内蔵した制御回路4の信号により制御さ
れる。メインスイッチ41は制御回路4からの信号によ
って開閉作動させられ、また、制御回路4は電流センサ
42の検出信号を取り込んで、組電池CBが放電中であ
るか否かを判定する。 【0013】各単電池1A〜1Nには電圧計3A,3
B,3C,…,3Nが並列に接続され、各電圧計3A〜
3Nからの電圧信号は制御回路4に入力している。リチ
ウムイオン電池等では電池容量と電池電圧がほぼ比例関
係にあるから、上記電圧信号によって制御回路4は各単
電池1A〜1Nの充電状態あるいは放電状態を簡易かつ
正確に知ることができる。もちろん、電圧計以外によっ
て充電状態を知ることも可能である。一対のコンデンサ
2A,2Bが設けられ、これらコンデンサ2A,2B間
には詳細を後述する直並列切換回路7が介設されるとと
もに、コンデンサ2A,2Bと単電池1A〜1Nとの間
には充電作動時と放電作動時の切換接続手段たるスイッ
チング回路5が介設されている。直並列切換回路7は制
御回路4からの信号により後述のように切換作動させら
れて、両コンデンサ2A,2Bを並列状態あるいは直列
状態に切り換える。また、スイッチング回路5は制御回
路4からの信号により後述のように切換作動させられ
て、コンデンサ2A,2Bを各単電池1A〜1Nへ必要
に応じて選択的に接続する。なお、コンデンサの容量は
単電池の容量の1/100〜1/1000程度である。 【0014】図2は、単電池1A,1Bの部分につい
て、スイッチング回路5および直並列切換回路7をさら
に詳細に示したものである。スイッチング回路5は、各
単電池1A,1Bの正極とコンデンサ2Aの正極を結ぶ
各一対のFETスイッチ51A,52Aおよび51B,
52Bと、各単電池1A,1Bの負極とコンデンサ2の
負極を結ぶ各一対のFETスイッチ53A,54Aおよ
び53B,54Bとで構成されている。各一対のFET
スイッチ51A〜54Bは直列に接続されており、これ
らFETスイッチ51A〜54Bの内部にはその端子間
を結ぶようにダイオード素子55,56が形成されて、
ダイオード素子55,56は互いにアノード側で接続さ
れている。なお、FETスイッチ51A〜54Bは制御
回路からの信号で導通作動させられる。 【0015】直並列切換回路7は、コンデンサ2A,2
Bの間に直列接続された外付けのダイオード72BとF
ETスイッチ71Bを有し、上記ダイオード72BとF
ETスイッチ71B内のダイオード素子74は互いのア
ノード同士が接続されている。また、給電線L1とコン
デンサ2Bとの間にFETスイッチ71Aとダイオード
72Aが直列接続されるとともに、コンデンサ2Aと給
電線L2との間にはFETスイッチ71Cとダイオード
72Cが直列接続されている。FETスイッチ71A,
71C内のダイオード素子73,75とダイオード72
A,72Cとはそれぞれ互いにアノード同士が接続され
ている。なお、FETスイッチ71A〜71Cは制御回
路4の信号によって導通作動させられる。また、電流セ
ンサ42の信号は実際には図示するようにアンプ43で
増幅された後に制御回路4へ入力している。 【0016】このような構成の充放電装置の作動を、制
御回路4内CPUの処理手順を示す図3、図4のフロー
チャートを参照して以下に説明する。図3は充電作動時
のもので、ステップ101で、メインスイッチ41を閉
じるとともに、充電電源61に充電開始を指令して組電
池CBを充電する。充電が進行すると、単電池1A〜1
Nのうち容量の最も小さいものが過充電間近になる。過
充電間近か否かは電圧計3A〜3Nからの電圧信号で検
出する。ステップ102で単電池1A〜1Nのいずれか
が過充電間近になったことを確認すると、ステップ10
3で直並列切換回路7によってコンデンサ2A,2Bを
互いに並列に接続した後、スイッチング回路5によって
単電池1A〜1Nのうち過充電間近になったものにコン
デンサ2A,2Bを並列に接続する(ステップ10
4)。そして、一定時間経過後に(ステップ105)、
ステップ106で直並列切換回路7によってコンデンサ
2A,2Bを互いに直列に接続した後、スイッチング回
路5によって単電池1A〜1Nのうち充電レベルが最も
低いものにコンデンサ2A,2Bを一定時間並列接続す
る(ステップ107,108)。 【0017】例えば単電池1Aが過充電間近になってお
り、この時単電池1Bの充電レベルが最も低いとする
と、FETスイッチ71A,71Cを導通作動させてコ
ンデンサ2A,2Bを並列に接続した後、FETスイッ
チ51A,54Aを導通作動させる。これにより、単電
池1AからFETスイッチ52Aのダイオード素子5
6、並列接続されたコンデンサ2A,2B、FETスイ
ッチ53Aのダイオード素子55へと電流が流れ、単電
池1Aの電圧が下降して、過充電間近の状態が解消され
る。そして、一定時間t1 経過後に、今度はFETスイ
ッチ71A,71Cに代えて、FETスイッチ71Bを
導通作動させてコンデンサ2A,2Bを直列に接続した
後、FETスイッチ51A,54Aに代えてFETスイ
ッチ52B,53Bを導通作動させる。これにより、直
列接続されて電圧が2倍となったコンデンサ2A,2B
からFETスイッチ51Bのダイオード素子55、単電
池1B、FETスイッチ54Bのダイオード素子56へ
と電流が流れて、単電池1Bが充電される。一定時間t
2 経過した後、FETスイッチ71B,52B,53B
を全て非導通とする。なお、上記一定時間t1,t2 は、
単電池1A,1Bとコンデンサ2A,2Bとの間が平衡
状態となって電流が流れなくなるのに十分な時間とす
る。したがって、実際に電流が流れなくなったことを検
出して次の動作に移るようにしても良い。 【0018】以上の動作、すなわち図3のステップ10
2〜ステップ109の動作は例えば数KHzで繰り返さ
れ、他の単電池が過充電間近になると、当該他の単電池
とこの時最も充電レベルの低い単電池との間で同様の動
作が繰り返される。ステップ109で、全ての単電池1
A〜1Nが満充電になったことが確認されると、ステッ
プ110で充電電源61の作動を停止させ、直並列切換
回路7とスイッチング回路5内の全てのFETスイッチ
を開くとともに、メインスイッチ41を開く。 【0019】このような充電作動の結果を図5に示す。
図は単電池を1A〜1Hの8個設けた例であり、単電池
1Eの電池容量が最も大きい。全体の容量平均値をAv
で示すと、充放電装置の上記充電作動によって、容量平
均値Avとこれよりも容量の小さい単電池1A,1D,
1F,1Hとの差容量に等しい電荷が、容量平均値Av
よりも容量の大きい単電池1B,1C,1E,1Gへ分
配されて(図5中の黒矢印)、全ての単電池1A〜1H
が図の斜線で示すように、その容量一杯に充電されて満
充電の状態になる。 【0020】一方、充放電装置による放電作動時には、
図4のステップ201でメインスイッチ41を閉じ、組
電池CBから負荷62へ電流を供給する。放電が進行す
ると、最も容量の小さい単電池1A〜1Nが下限電圧に
達して過放電間近になる。そこで、ステップ202,2
03では、負荷62への放電が休止していることを電流
センサ42の検出信号で確認した後、単電池1A〜1N
が過放電間近か否かを確認する。続くステップ204で
は直並列切換回路7によってコンデンサ2A,2Bを互
いに並列に接続し、続いてステップ205で、スイッチ
ング回路5によって単電池1A〜1Nのうち充電レベル
が最も高いものにコンデンサ2A,2Bを並列接続す
る。そして、一定時間経過後に(ステップ206)、ス
テップ207で直並列切換回路7によってコンデンサ2
A,2Bを互いに直列に接続し、その後、スイッチング
回路5によって単電池1A〜1Nのうち過放電間近のも
のにコンデンサ2A,2Bを一定時間並列接続する(ス
テップ208,209)。 【0021】例えば単電池1Aが過放電間近になってお
り、この時単電池1Bの充電レベルが最も高いとする
と、図2のFETスイッチ71A,71Cを導通作動さ
せてコンデンサ2A,2Bを並列に接続した後、FET
スイッチ51B,54Bを導通作動させる。これによ
り、単電池1BからFETスイッチ52Bのダイオード
素子56、並列接続されたコンデンサ2A,2B、FE
Tスイッチ53Bのダイオード素子55へと電流が流
れ、コンデンサ2A,2Bが充電される。一定時間t3
経過後に、今度はFETスイッチ71A,71Cに代え
て、FETスイッチ71Bを導通作動させてコンデンサ
2A,2Bを直列に接続した後、FETスイッチ51
B,54Bに代えて52A,53Aを導通作動させる。
これにより、直列接続されたコンデンサ2A,2Bから
FETスイッチ51Aのダイオード素子55、単電池1
A、FETスイッチ54Aのダイオード素子56へと電
流が流れて、単電池1Aの電圧が上昇し、過放電間近の
状態が解消される。そして、一定時間t4 経過後に、F
ETスイッチ71B,52A,53Aを全て非導通とす
る。なお、上記一定時間t3,t4 は、単電池1A,1B
とコンデンサ2A,2Bとの間が平衡状態となって電流
が流れなくなるのに十分な時間とする。したがって、実
際に電流が流れなくなったことを検出して次の動作に移
るようにしても良い。 【0022】以上の動作、すなわち図4のステップ20
2〜ステップ210の動作は例えば数KHzで繰り返さ
れ、他の単電池が過放電間近になると、当該他の単電池
とこの時最も充電レベルの高い単電池との間で同様の動
作が繰り返される。ステップ210で、全ての単電池1
A〜1Nが放電完了になったことが確認されると、ステ
ップ211でメインスイッチ41を開き、放電作動を終
了する。なお、単電池1A〜1Nの放電状態を確認する
のは、本実施形態におけるように、負荷62への放電が
休止している時にのみ行う方が良い。その理由は、放電
電流が流れていると単電池1A〜1Nの端子電圧が変動
して、放電状態を正確に判定できないことがあるからで
ある。また、放電が休止しているか否かは、電流センサ
42による以外に、単電池1A〜1Nの電圧変化パター
ンから検出することもできる。 【0023】このような放電作動の結果を図5で説明す
ると、容量平均値Avとこれよりも容量の大きい単電池
1B,1C,1E,1Gとの差容量に等しい電荷が、容
量平均値Avよりも容量の小さい単電池1A,1D,1
F,1Hへ分配されて(図5中の白矢印)、放電時の各
単電池1A〜1Hの容量は見掛け上、全て同一となり、
全ての単電池1A〜1Hで放電完了がほぼ同時となる。
したがって、放電作動終了時に各単電池に残電荷を生じ
ることはないから、残電荷を生じたまま再充電を行うこ
とによる電池劣化を避けることができる。 【0024】(第2実施形態)コンデンサの設置数は2
個に限られず、例えば図6に示すように3個としても良
い。すなわち、第1実施形態のコンデンサ2A,2Bに
加えて新たにコンデンサ2Cを設け、さらに、ダイオー
ド素子76,77,78を内部に形成したFETスイッ
チ71D,71E,71F、および外付けのダイオード
72D,72E,72Fを設けている。このような構成
により、FETスイッチ71A,71C,71D,71
Fを導通させるとコンデンサ2A〜2Cが互いに並列に
接続され、FETスイッチ71B,71Eを導通作動さ
せるとコンデンサ2A〜2Cは互いに直列に接続され
る。これにより、並列状態でのコンデンサ全体の容量が
増大して単電池からコンデンサへの電流供給がより効果
的に行われるとともに、直列状態でのコンデンサ全体の
電圧が上昇して、コンデンサから単電池への電流供給が
より効果的に行われる。 【0025】(第3実施形態)上記各実施形態における
スイッチング回路5中のFETスイッチ51A,52A
の直列接続に代えて、図7に示すように、FETスイッ
チ51A,52Aにそれぞれダイオード素子57,58
を新たに直列接続し、これらFETスイッチ51A、5
2Aとダイオード素子57,58の各組を並列的に接続
する構成としても良い。ダイオード素子57はFETス
イッチ51Aの内部ダイオード55と互いにアノード側
が接続される。また、ダイオード素子58はFETスイ
ッチ51Bの内部ダイオード56と互いにアノード側が
接続される。ダイオード素子57,58としてショット
キーダイオードなどのオン抵抗の小さい素子を使用する
ことが可能となり、スイッチング回路5における電流の
損失をより小さくすることができる。この回路は他のF
ETスイッチ53A,54A,51B〜54Bなどにも
適用できる。 【0026】 【発明の効果】以上のように、本発明の組電池の充放電
装置によれば、充電エネルギーの無駄な消費を避けるこ
とができるとともに、小型かつ低コストであり、しかも
組電池を構成する単電池の過充電のみならず過放電をも
防止して、組電池の効率的な充電並びに放電が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施形態を示す、充放電装置の概
略ブロック構成図である。 【図2】充放電装置の要部回路図である。 【図3】充電作動時の制御回路のフローチャートであ
る。 【図4】放電作動時の制御回路のフローチャートであ
る。 【図5】充放電装置の作動を説明する概念的グラフであ
る。 【図6】本発明の第2実施形態を示す、充放電装置の要
部回路図である。 【図7】本発明の第3実施形態を示す、充放電装置の要
部回路図である。 【符号の説明】 1A,1B,1C,…,1N…単電池、2A,2B…コ
ンデンサ、3A,3B,3C,…,3N…電圧計(充電
状態検出手段、放電状態検出手段),4…制御回路(充
電時切換接続手段、放電時切換接続手段),5…スイッ
チング回路(充電時切換接続手段、放電時切換接続手
段),7…直並列切換回路(充電時切換接続手段、放電
時切換接続手段),CB…組電池。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−71433(JP,A) 特開 平6−319287(JP,A) 特開 平10−84627(JP,A) 特開 平10−257682(JP,A) 特開 平7−322516(JP,A) 特開 平8−168182(JP,A) 欧州特許出願公開432640(EP,A 2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00 - 7/12 H02J 7/34 - 7/36

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 直列接続されて組電池を構成する複数の
    単電池と、 複数のコンデンサと、 各単電池の充電状態を検出する充電状態検出手段と、 組電池の充電中に、前記単電池のうち過充電間近となっ
    たものに前記コンデンサを並列状態で接続した後、前記
    単電池のうち充電レベルの最も低いものに前記コンデン
    サを直列状態で接続する切換動作を繰り返す充電時切換
    接続手段と、 組電池の放電中に、前記単電池のうち充電レベルの最も
    高いものに前記コンデンサを並列状態で接続した後、前
    記単電池のうち過放電間近となったものに前記コンデン
    サを直列状態で接続する切換動作を繰り返す放電時切換
    接続手段とを具備する組電池の充放電装置。
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