JPH07236232A - 二次電池装置 - Google Patents

二次電池装置

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JPH07236232A
JPH07236232A JP6026524A JP2652494A JPH07236232A JP H07236232 A JPH07236232 A JP H07236232A JP 6026524 A JP6026524 A JP 6026524A JP 2652494 A JP2652494 A JP 2652494A JP H07236232 A JPH07236232 A JP H07236232A
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JP
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secondary battery
charging
discharge
voltage
battery pack
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JP6026524A
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Inventor
Takashi Inai
隆 稲井
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Nippon Koden Corp
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Nippon Koden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の二次電池を用いる際の充電完了又は放
電終了の二次電池が判明して、放電可能な二次電池数に
基づいた残容量が容易かつ確実に判明できるようにす
る。 【構成】 電子機器が接続された場合を制御回路2が識
別し、トランジスタQ1をオン(導通)に制御して二次
電池パック20からの出力電圧V1を供給する。電圧低
下(又は温度急上昇)を識別した際に電圧供給(放電)
を停止し、次に、二次電池パック21から電圧供給を行
う。また、充電装置40が接続さた際にも、トランジス
タQ2にオン(導通)設定して充電を行う。放電に伴う
終止電圧を識別した際に充電を停止し、次に、二次電池
パック21への充電を行う。これらの電圧供給及び充電
と、二次電池パック20,21のいずれか又は両方が電
圧供給(放電)可能であることを示す残容量をディスプ
レイ18に画面表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器の直流電源な
どに利用し、二次電池の放電終了及び充電完了を識別
し、この識別から現在放電(電圧供給)可能な二次電池
数に基づいた残容量を表示する二次電池装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯用の電子機器の電源として、
可逆性の内部化学物質を用い、充電可能な二次電池が用
いられている。この二次電池として、ニッケルカドミウ
ム(Ni−Cd)電池、鉛電池などが知られている。こ
のような二次電池の放電時の電圧は、放電電流値によっ
て相違するものの、略1.2ボルト(V)であり、放電
時の残容量がなくなった時点から急激に電圧が低下す
る。
【0003】すなわち、放電中は残容量に関係なく電圧
が安定している。したがって、放電中に、その二次電池
数に基づいた残容量を識別する有効な手段がなく、その
ため、放電終止電圧を検出して二次電池数に基づいた残
容量を識別している。例えば、電圧1.1Vを検出かつ
表示して識別したり、又は、電子機器の動作停止で、残
容量なしを識別し、この後に充電を行うようにしてい
る。この種の二次電池は、電池セルを一個用いたもの
や、複数の電池セルを直列又は並列接続して、必要な電
圧や容量を得るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来例の
二次電池は、放電終止電圧を検出した際に表示を行っ
て、その使用を停止し、又は、電子機器の動作が停止し
た際に使用を停止して充電を行うようにしている。換言
すれば、残容量が判明せず、その使用が不便であった。
【0005】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、複数の二次電池を用いる際
の充電完了又は放電終了の二次電池が判明して、放電可
能な二次電池数に基づいた残容量が容易かつ確実に判明
でき、その使用の利便性が向上する二次電池装置の提供
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の二次電池装置は、複数の二次電池
と、二次電池の一方の電極にそれぞれ直列接続されて導
通又は非導通に切り替わる複数のスイッチと、複数の二
次電池への充電開始を識別する充電開始識別手段と、複
数の二次電池のそれぞれの充電完了を識別する充電完了
識別手段と、充電開始識別手段からの充電開始を識別し
た際に二次電池に接続されるスイッチを導通に切替えて
充電し、かつ、充電完了識別手段が充電完了を識別した
際にスイッチを非導通に切替えて充電を停止する制御を
順次二次電池ごとに繰り返す制御手段と、制御手段の制
御で充電を完了した二次電池数に基づいた残容量を表示
する表示手段とを備える構成である。
【0007】請求項2記載の二次電池装置は、充電開始
識別手段が、当該装置に充電を行う充電装置における接
地された充電装置側接続端子と接触する当該装置側接触
端子を備え、充電装置の接続時の当該装置側接触端子の
接地で変化する電圧が、充電指示として制御手段に入力
される構成としている。
【0008】請求項3記載の二次電池装置は、充電完了
識別手段が充電完了時の電圧低下及び/又は二次電池の
急温度上昇を識別した際に制御手段がスイッチを非導通
に切替えて充電を停止する制御を行う構成としている。
【0009】請求項4記載の二次電池装置は、複数の二
次電池と、二次電池の一方の電極にそれぞれ直列接続さ
れて導通又は非導通に切り替わる複数のスイッチと、複
数の二次電池の放電開始を識別する放電開始識別手段
と、複数の二次電池のそれぞれの放電終了を識別する放
電終了識別手段と、放電開始識別手段が放電開始を識別
した際に二次電池に接続されるスイッチを導通に切替え
て放電し、かつ、放電終了識別手段が放電終了を識別し
た際に、スイッチを非導通に切替えて放電を停止する制
御を順次二次電池ごとに繰り返す制御手段と、制御手段
の制御で放電を終了した二次電池数に基づいた残容量を
表示する表示手段とを備える構成としている。
【0010】請求項5記載の二次電池装置は、放電開始
識別手段が、当該装置から放電を行う対象装置における
接地された対象装置側接続端子と接触する当該装置側接
触端子を備え、対象装置の接続時の当該装置側接触端子
の接地で変化する電圧が、放電指示として制御手段に入
力される構成としている。
【0011】請求項6記載の二次電池装置は、放電終了
識別手段が、終止電圧の放電完了時を識別した際に制御
手段がスイッチを非導通に切替えて放電を停止する制御
を行う構成としている。
【0012】請求項7記載の二次電池装置は、複数のス
イッチが、二次電池ごとに充電時に導通して電流が流れ
込み、かつ、放電時に導通して電圧を送出する二つの半
導体素子を用い、この半導体素子の導通又は非導通を制
御手段で制御する構成としている。
【0013】請求項8記載の二次電池装置は、表示手段
が、制御手段の制御に基づいた少なくとも複数の二次電
池数に基づいた残容量を画面表示する画面表示手段及び
/又は点灯表示する発光手段を備える構成である。
【0014】
【作用】この構成の請求項1,2,3,7記載の二次電
池装置は、充電指示を識別した際に、二次電池に接続さ
れるスイッチを導通に切替えて充電し、かつ、充電完了
を電圧又は二次電池の温度上昇で識別した際に、スイッ
チを非導通に切替えて充電を停止し、順次、二次電池ご
とに充電を行う。したがって、複数の二次電池を用いる
際の充電完了の二次電池が判明し この充電を完了した
二次電池数に基づいた残容量が容易に判明する。
【0015】請求項4〜7記載の二次電池装置は、放電
指示を識別した際に、二次電池に接続されるスイッチを
導通に切替えて放電し、かつ、規定電圧への低下を識別
した際に、スイッチを非導通に切替える制御を二次電池
ごとに繰り返し、順次、二次電池ごとに放電を行う。し
たがって、複数の二次電池を用いる際の放電終了の二次
電池が判明し、放電(電圧供給)が終了した後の、放電
可能な二次電池数に基づいた残容量が容易に判明する。
【0016】請求項8記載の二次電池装置は、二次電池
数に基づいた残容量を画面表示し、また、点灯表示して
いる。したがって、充電完了の二次電池数に基づいた残
容量が視覚的に容易かつ確実に判明する。
【0017】
【実施例】次に、本発明の二次電池装置の実施例を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施例にお
ける基本的な電気的構成を示すブロック図である。図1
において、この二次電池装置1は、各部を制御するCP
U、プログラムを格納したROM、ワーキング用のRA
Mなどを備える制御回路2が設けられている。さらに、
RAMの記憶データを保持するためのバックアップ電池
3と、出力ポート4と、二次電池の電圧値をデジタル値
に変換して制御回路2に出力するA/Dコンバータ5と
が設けられている。
【0018】さらに、この二次電池装置1には、以降で
詳細に説明するように、当該二次電池装置1に充電装置
が接続された際に、制御回路2からの充電の指示信号を
出力する出力ポート6と、充電装置又は、以降で詳細に
説明する負荷としての電子機器が接続された際の識別信
号を制御回路2に送出する入力ポート8とが設けられて
いる。さらに、充電及び負荷の電子機器に電源電圧を供
給するための二次電池9a,9b…9nと、制御回路2
が出力ポート4を通じてオン・オフの制御を行うスイッ
チ10a,10b…10nとが設けられている。
【0019】また、電圧出力及び充電を行う際に用いる
接続端子13と、二次電池9a,9b…9nのマイナス
(−)側と接続される接続端子14と、出力ポート6と
接続される接続端子16とが設けられている。さらに、
入力ポート8と接続され、それぞれ電源VDDと接続され
る接続端子17a,17bと、制御回路2の制御によっ
て二次電池9a〜9nの放電及び充電の状態、及び残容
量などを画面表示するためのLCDなどを用いたディス
プレイ18とが設けられている。
【0020】図2は、図1中のスイッチ10a〜10n
及び二次電池9a〜9nの詳細な回路構成図である。図
2において、この二次電池装置1は図1中のスイッチ1
0a〜10nとしてトランジスタQ1,Q2,Q3,Q
4を用いている。また、二次電池9a〜9nとして、四
つの電池セルを積層し、出力電圧及び容量がそれぞれ等
しい二つの二次電池パック20,21が用いられてい
る。この二次電池パック20,21は、例えば、電圧
1.2Vを出力するニッケルカドミウム(Ni−Cd)
電池を用いる。さらに、電圧出力(放電)端となる接続
端子13がトランジスタQ1,Q3のコレクタと接続さ
れている。また、二次電池パック20,21への充電電
圧が印加される接続端子15が設けられ、この接続端子
15がトランジスタQ2,Q4のエミッタと接続されて
いる。
【0021】また、トランジスタQ1のエミッタと、ト
ランジスタQ2のコレクタが二次電池パック20のプラ
ス(+)端に接続さるとともに、トランジスタQ3のエ
ミッタと、トランジスタQ4のコレクタが二次電池パッ
ク21のプラス(+)端に接続されている。また、二次
電池パック20,21のそれぞれのプラス(+)端とA
/Dコンバータ5と接続され、ここから二次電池パック
20,21のそれぞれの電圧をデジタル変換して制御回
路2に出力している。この他の構成は図1と同様であ
る。
【0022】図3は、図1及び図2に示す電気的構成を
電池パックをとして構成した際の斜視図である。図3に
おいて、この例は、全体を収容するケース23と、この
ケース23にネジで固定されて開口部を塞ぐ蓋部材24
と、ケース23内部に収納される配線基板25と、ケー
ス23の淵に設けられた接続端子13〜17bと、LC
Dなどを用いたディスプレイ18とが設けられている。
さらに、配線基板25に設けられた制御回路2及び出力
ポート4,6、A/Dコンバータ5、入力ポート8、ト
ランジスタQ1〜Q4を構成する、例えば、マイクロプ
ロセッサ2aと、プラス(+)電極、マイナス(−)電
極が電極端子に接触して保持されるバックアップ電池3
と、+電極、−電極に電極端子が接触した二次電池パッ
ク20,21を保持するホルダ22a,22bとが設け
られている。
【0023】この電池パックの構成では、電子機器に内
蔵したり、また、外付けして使用することが容易にな
る。さらに、内部の二次電池パック20,21の体積に
対して、そのケース23の大きさ(容量)を大きくし
て、充電完了時の発熱の影響を阻止している。これによ
って、以降で説明する温度検出が正確に出来るようにな
っている。
【0024】図4は、二次電池装置1から電源電圧を供
給する電子機器の電気的概略構成を示すブロック図であ
る。図4において、負荷である電子機器30は、二次電
池装置1の接続端子13〜17bに、それぞれに対応し
た位置に接続端子33,34,35,36,37a,3
7bが設けられて、おり、この接続端子33に、図2に
示す二次電池装置1中の接続端子13を通じて印加され
る電源電圧を供給する電子回路38が接続されている。
さらに、接続端子34,37aが接地されている。すな
わち、この接地で図2示す二次電池装置1中の接続端子
14,17aも当該電子機器30を二次電池装置1に接
続して、電子機器30に電源電圧を供給する際に接地さ
れるようになっている。
【0025】図5は二次電池装置1に充電電圧を供給す
る充電装置の電気的概略構成を示すブロック図である。
図5において、充電装置40は、二次電池装置1の接続
端子13〜17bに、それぞれに対応した位置に接続端
子43,44,45,46,47a,47bが設けられ
て、おり、この接続端子45に、図2に示す二次電池装
置1中の接続端子15を通じた充電電圧の供給をオン・
オフするスイッチ48と、スイッチ48の可動接点及び
固定接点を通じてAC電源変換した充電電圧を出力する
直流電源回路49とが設けられている。
【0026】さらに、二次電池装置1中の接続端子16
と接続される接続端子46からスイッチ48の可動接点
をオン・オフ駆動するように接続されている。すなわ
ち、二次電池装置1中の制御回路2、出力ポート6を通
じた駆動信号が接続端子16,46を通じてスイッチ4
8に供給されるようになっている。また、接続端子4
4,47bが接地されている。すなわち、この接地で図
2示す二次電池装置1中の接続端子14,17bも当該
電子機器30を二次電池装置1に接続して充電を行う際
に接地されるようになっている。
【0027】次に、この実施例の動作を図2に示す構成
を用いて説明する。まず、二次電池装置1から電子機器
30に電圧供給(放電)を行う場合の動作について説明
する。図6は、電圧供給時の制御回路2の処理手順を示
すフローチャートである。図6において、まず、ステッ
プ(S)10では、二次電池装置1と電子機器30とが
接続される。この場合、以降で説明するように二次電池
パック20,21には十分に充電が完了しているものと
する。この接続によって、電子機器30の接続端子37
aを通じて二次電池装置1の接続端子17aが接地さ
れ、この接地によって電圧VDDが低下して入力ポート8
の入力端子(1)がロー(Lo)レベルに設定される。
また、入力ポート8の入力端子(2)はハイ(Hi)レ
ベルのままである。
【0028】ステップ11では制御回路2が入力ポート
8の入力端子(1)(2)のデータ(L,H)を取り込
み、続いて、ステップ12で、このデータの取り込みを
制御回路2が判断する。ステップ12で入力ポート8か
らのデータを取り込まない場合(No)は、その判断を
繰り返し、電圧供給待機状態となる。また、ステップ1
2で入力ポート8からのデータを取り込んだ場合(Ye
s)は、ステップ13において、出力ポート4を通じて
トランジスタQ1のオン(導通)信号、及びトランジス
タQ2〜Q4のオフ(非導通)信号を出力ポート4を通
じて送出する。
【0029】続いて、次のステップ14ではトランジス
タQ1がオン(導通)になり、また、トランジスタQ2
〜Q4がオフ(非導通)に設定される。二次電池パック
20からの出力電圧V1を接続端子13を通じて図4に
示した電子機器30に供給する。電子機器30では接続
端子33からの電源電圧を電子回路38に印加する。そ
して、ステップ15では、二次電池パック20からの電
圧V1の供給を制御回路2の制御でディスプレイ18に
画面表示する。
【0030】この場合、二次電池パック20の電圧をA
/Dコンバータ5がデジタル値に変換して制御回路2に
送出しており、ステップ16により、制御回路2が二次
電池パック20からの電圧V1が予め設定したしきい
値、例えば、終止電圧となったか否かを判断する。この
ステップ16で二次電池パック20の電圧値がしきい値
以下でない場合(No)、その電圧低下の判断を繰り返
す。二次電池パック20の電圧V1がしきい値以下にな
った場合(Yes)、次の、ステップ17で、この二次
電池パック20の電圧が予め定めた、例えば、終止電圧
に低下したことを制御回路2の制御でディスプレイ18
に画面表示する。
【0031】続いて、ステップ18で、制御回路2から
出力ポート4を通じてトランジスタQ1のオフ信号を出
力ポート4を通じて送出する。ステップ19では、オフ
信号でトランジスタQ1がオフ(非導通)になり、二次
電池パック20からの電圧供給が停止する。次に、ステ
ップ20により出力ポート4を通じてトランジスタQ3
のオン(導通)信号を出力ポート4を通じて送出する。
したがって、この状態ではトランジスタQ1,Q2,Q
4がオフ(非導通)に設定されている。
【0032】続いて、次のステップ21ではトランジス
タQ3がオン(導通)になり、二次電池パック21から
の出力電圧を接続端子13を通じて図4に示した電子機
器30に供給する。電子機器30では、接続端子33か
らの電源電圧を電子回路38に印加する。そして、ステ
ップ22では、二次電池パック21からの電圧V2の供
給を制御回路2の制御でディスプレイ18に画面表示す
る。
【0033】ステップ23により、二次電池パック21
の電圧V2をA/Dコンバータ5で変換したデジタル値
を、制御回路2が予め設定したしきい値、例えば、終止
電圧となったか否かを判断する。このステップ23で二
次電池パック20の電圧値がしきい値以下でない場合
(No)、その電圧低下の判断を繰り返す。二次電池パ
ック20の電圧値がしきい値以下になった場合(Ye
s)、次のステップ24で、この二次電池パック21の
電圧V2が予め定めた、例えば、終止電圧まで低下した
ことを制御回路2の制御でディスプレイ18に画面表示
する。続いて、ステップ25で、制御回路2から出力ポ
ート4を通じてトランジスタQ3のオフ信号を出力ポー
ト4を通じて送出する。
【0034】ステップ26では、オフ信号でトランジス
タQ3がオフ(非導通)になり、二次電池パック21か
らの電圧供給が停止して、続いて、ステップ27では、
表示消去指示信号を制御回路2がディスプレイ18に送
出し、その画面表示を停止し、続いて、ステップ28
で、この二次電池パック20,21が終止電圧に低下し
たことを、制御回路2のRAMに記憶し、かつ、バック
アップ電池3で電圧印加を保持して記憶を継続し、この
電圧供給(放電)のルーチンを終了する。
【0035】図7は、充電時のディスプレイ18の画面
表示例を示す図である。図7(a)は二次電池パック2
0,21が未充電(空)の状態を示し、図7(b)は二
次電池パック20の表示部分の一部が白黒反転(黒)a
しており、二次電池パック20に充電を開始した状態を
表示している。また、図7(c)は二次電池パック20
の表示部分の全部が白黒反転(黒)abしており、二次
電池パック20の充電完了を表示している。また、図7
(d)は二次電池パック20の表示部分の全部が白黒反
転(黒)abし、二次電池パック20の充電完了及び二
次電池パック21の表示部分の一部が白黒反転(黒)c
aして、二次電池パック21の充電開始を表示してい
る。さらに、図7(d)は二次電池パック20,21の
表示部分の全部が白黒反転(黒)ab,cbし、それぞ
れ充電完了を表示している。
【0036】次に、充電時の動作について説明する。図
8は、充電時の制御回路2の処理手順を示すフローチャ
ートである。図8において、ステップ30では、二次電
池装置1と充電装置40とが接続される。この場合、図
6の処理手順で説明したように二次電池パック20,2
1の充電状態は、制御回路2のRAMに最大充電状態
(満)、終止電圧(空)として格納されている。この接
続によって、充電装置40の接続端子47bを通じて二
次電池装置1の接続端子17bが接地され、この接地に
よる電圧VDDD が低下して入力ポート8の入力端子
(2)がロー(Lo)レベルに設定される。また、入力
ポート8の入力端子(1)はハイ(Hi)レベルに設定
される。
【0037】ステップ31では、制御回路2が入力ポー
ト8の入力端子(1)(2)のデータ(H,L)を取り
込み、続いて、ステップ32で、このデータの取り込み
を制御回路2が判断する。このステップ32で入力ポー
ト8からのデータを取り込まない場合(No)は、その
判断を繰り返し、充電待機状態となる。また、ステップ
32で入力ポート8からのデータを取り込んだ場合(Y
es)は、ステップ33において、制御回路2のRAM
に格納した二次電池パック20,21の充電状態、すな
わち、最大充電状態(満)、終止電圧(空)のデータを
読みだす。
【0038】次に、ステップ34により、トランジスタ
Q1〜Q4をオフ(非導通)にする指示信号を送出す
る。続いて、ステップ35では、ステップ33で読みだ
したデータに基づいて、二次電池パック20,21のい
ずれが早く電圧供給を終了したかが判断される。また、
ステップ35で、二次電池パック20が早く電圧供給
(放電)を終了したとする場合(Yes)は、まず、二
次電池パック20から充電が行われる。また、二次電池
パック21が早く電圧供給(放電)を終了した場合は、
先に二次電池パック21に充電が行われる。
【0039】ステップ36では、この充電を開始する二
次電池パック(20,21)のデータをディスプレイ1
8で表示する。ステップ37で、制御回路2から出力ポ
ート4を通じてトランジスタQ2にオン(導通)信号を
送出する。したがって、この状態ではトランジスタQ
1,Q3,Q4がオフ(非導通)に設定されている。次
に、ステップ38により、制御回路2が出力ポート6、
接続端子16を通じて充電装置40に充電開始指示信号
を送出する。次に、ステップ39では、図5に示す充電
装置40の接続端子46を通じてスイッチ48に充電開
始指示信号が入力され、可動接点が駆動されて、このス
イッチ48がオン(導通)になる。さらにステップ40
により直流電源回路49からの直流電圧がスイッチ4
8、接続端子45を通じて二次電池装置1に供給され
る。
【0040】次に、ステップ41において、二次電池装
置1では接続端子15、オン(導通)状態のトランジス
タQ2を通じて二次電池パック20に充電電圧が供給さ
れて、その充電が行われる。さらに、ステップ42で、
二次電池パック20への充電を制御回路2の制御でディ
スプレイ18に画面表示する。
【0041】また、ステップ35で、二次電池パック2
1が早く電圧供給(放電)を終了した場合(No)は、
この二次電池パック21に充電が行われる。この二次電
池パック21の充電は、二次電池パック20の充電のス
テップ36〜ステップ42と同様に行われる。すなわ
ち、ステップ43で二次電池パック21への充電開始を
ディスプレイ18に表示し、ステップ44で、制御回路
2から出力ポート4を通じてトランジスタQ4にオン
(導通)信号を送出し、トランジスタQ1〜Q3をオフ
(非導通)に設定する。
【0042】次に、ステップ45により、制御回路2が
出力ポート6、接続端子16を通じて充電装置40に充
電開始指示信号を送出する。次に、ステップ46では、
充電装置40の接続端子46を通じてスイッチ48に充
電開始指示信号が入力され、可動接点が駆動されて、こ
のスイッチ48がオン(導通)になる。さらにステップ
47により直流電源回路49からの直流電圧がスイッチ
48、接続端子45を通じて二次電池装置1に供給し、
ステップ48において、二次電池装置1では接続端子1
5、オン(導通)状態のトランジスタQ2を通じて二次
電池パック20に充電電圧が供給されて、その充電が行
われる。さらに、ステップ49で、二次電池パック20
への充電を制御回路2の制御でディスプレイ18に画面
表示する。
【0043】続いて、ステップ50で、二次電池パック
21の充電完了とともに、二次電池パック20への充電
が終了している否かが判断され、二次電池パック21の
充電が完了しているものの、二次電池パック20への充
電が完了していない場合(No)は、ステップ36に戻
って、ステップ42までの処理手順を実行し、二次電池
パック20への充電を完了させて、ステップ42で、そ
の画面表示を行う。また、ステップ50で、二次電池パ
ック21の充電が完了し、かつ、二次電池パック20へ
の充電が完了している場合(Yes)は、ステップ51
により、表示停止を制御回路2の制御で行って終了とな
る。
【0044】この場合の充電完了の識別は、制御回路2
が二次電池パック20,21からの電圧V1,V2の低
下をA/Dコンバータ5から取り込んで、予め設定した
しきい値以下を判断して行う。また、この放電状態のデ
ィスプレイ18の画面表示は、図7に示した充電時の動
作におけるディスプレイ18の画面表示と同様にして行
う。
【0045】なお、この充電完了の識別は、充電完了時
に急上昇する二次電池パック20,21の温度検出によ
って行うようにしても良い。この場合、図9に示すよう
に、二次電池パック20,21に温度センサ20a,2
1aを設け、この温度センサ20a,21aからの検出
信号をA/Dコンバータ41でデジタル変換して、制御
回路2が取り込み、ここでの制御で、その充電完了を識
別する。
【0046】また、ステップ42で、二次電池パック2
0への充電をディスプレイ18に画面表示した後は、二
次電池パック21への充電が行われる。ステップ42に
続いたステップ52により、二次電池パック20の充電
完了とともに、二次電池パック21への充電が行われた
否かが判断され、このステップ52で、二次電池パック
20の充電が完了しているものの、二次電池パック21
への充電が完了していない場合(No)は、ステップ4
3に戻っ1、ステップ49までの処理手順を実行し、二
次電池パック21への充電を完了させて、ステップ53
で、その画面表示を行う。
【0047】このようにして、充電を行う際には、二次
電池パック20,21のそれぞれの充電状態を示すデー
タを制御回路2のRAMに格納する。すなわち、二次電
池パック20,21ごとの最大充電状態(満)を記憶す
る。この記憶に基づいて、二次電池パック20,21の
いずれか又は両方が電圧供給(放電)可能であるとする
残容量をディスプレイ18に画面表示する。
【0048】なお、この実施例ではディスプレイ18
を、二次電池装置1内に設けているが、図4に示した電
子機器30、又は図5に示した充電装置40に設け、制
御回路2からの二次電池パック20,21の放電及び充
電の状態、及び残容量などのデータを画面表示するよう
にしても良い。
【0049】このディスプレイ18での放電及び充電の
状態、及び残容量の画面表示に代えて、図10(a)に
示す連接LEDを用いて、充電完了又は放電終了を点灯
して表示するようにしても良し、また、図10(b)に
示す二色LED、例えば、緑色の点灯を充電完了、赤色
の点灯を放電終了とするように表示するようにしても良
い。図10(a)では、二次電池パック20,21の充
電完了(又は放電終了)を示す二つのLEDが連接さ
れ、二次電池パック20の充電完了(又は放電終了)を
示している。また、図10(b)では、二次電池パック
20,21の充電完了又は放電終了を、それぞれに示す
二色LEDが緑色を点灯して充電完了を表示し、また、
赤色が点灯して放電終了を表示する。
【0050】また、図2中では二つの二次電池パック2
0,21を用いて説明したが、さらに、容量を増したい
場合は、三つ以上の二次電池パックを用いても良い。こ
の場合は、この三つの二次電池パックにそれぞれ、充電
時又は放電時にオン・オフするスイッチング用のトラン
ジスタを、図2と同様に接続して構成し、その動作制御
を、図6、図8に示す処理手順と同様にして、切り替え
るようにすれば良い。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜3,7記載の二次電池装置は、充電指示を識別した
際に、二次電池に接続されるスイッチを導通に切替えて
充電するとともに、充電完了を電圧又は二次電池の温度
上昇で識別した際に、スイッチを非導通に切替えて充電
を停止し、順次二次電池ごとに充電を行うようにしてい
るため、複数の二次電池を用いる際の充電完了の二次電
池が判明でき、この充電を完了した二次電池数に基づく
残容量が容易に判明するという効果を有する。
【0052】請求項4〜7記載の二次電池装置は、放電
指示を識別した際に、二次電池に接続されるスイッチを
導通に切替えて放電し、かつ、規定電圧への低下を識別
した際に、スイッチを非導通に切替える制御を二次電池
ごとに繰り返し、順次二次電池ごとに放電を行うように
しているため、複数の二次電池を用いる際の放電終了の
二次電池が判明でき、放電が終了した後の、放電可能な
二次電池数に基づいた残容量が容易に判明するという効
果を有する。
【0053】請求項8記載の二次電池装置は、二次電池
数に基づいた残容量を画面表示し、また、点灯表示して
いため、充電完了の二次電池数に基づいた残容量が視覚
的に容易かつ確実に判明するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二次電池装置の実施例における基本的
な電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のスイッチ及び二次電池の詳細な回路構
成図である。
【図3】図1及び図2に示すの電気的構成を電池パック
をとして構成した場合の斜視図である。
【図4】実施例にあって電源電圧を供給する電子機器の
電気的概略構成を示すブロック図である。
【図5】実施例にあって充電電圧を供給する充電装置の
電気的概略構成を示すブロック図である。
【図6】実施例の動作にあって電圧供給時の処理手順を
示すフローチャートである。
【図7】実施例の動作にあって充電時のディスプレイの
画面表示例を示す図である。
【図8】実施例の動作にあって充電時の処理手順を示す
フローチャートである。
【図9】実施例にあって充電完了を温度検知して識別す
る際の構成を示すブロック図である。
【図10】(a)は連接LEDを用いて充電完了又は放
電終了の表示状態を示す図である。(b)は二色LED
を用いて充電完了又は放電終了の表示状態を区分けして
示す図である。
【符号の説明】
2 制御回路 5 A/Dコンバータ 8 入力ポート 9a〜9n 二次電池 13〜17b,33〜37b,43〜47b 接続端子 18 ディスプレイ Q1〜Q4 トランジスタ 20,21 二次電池パック 20a,21a 温度センサ 30 電子機器 38 電子回路 40 充電装置 41 A/Dコンバータ 49 直流電源回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の二次電池と、 前記二次電池の一方の電極にそれぞれ直列接続されて導
    通又は非導通に切り替わる複数のスイッチと、 前記複数の二次電池への充電開始を識別する充電開始識
    別手段と、 前記複数の二次電池のそれぞれの充電完了を識別する充
    電完了識別手段と、 前記充電開始識別手段からの充電開始を識別した際に二
    次電池に接続されるスイッチを導通に切替えて充電し、
    かつ、充電完了識別手段が充電完了を識別した際に前記
    スイッチを非導通に切替えて充電を停止する制御を順次
    二次電池ごとに繰り返す制御手段と、 二次電池数に基づいた残容量を表示する表示手段とを備
    える二次電池装置。
  2. 【請求項2】 複数の二次電池と、 前記二次電池の一方の電極にそれぞれ直列接続されて導
    通又は非導通に切り替わる複数のスイッチと、 前記複数の二次電池への放電開始を識別する放電開始識
    別手段と、 前記複数の二次電池のそれぞれの放電終了を識別する放
    電終了識別手段と、 前記放電開始識別手段が放電開始を識別した際に二次電
    池に接続されるスイッチを導通に切替えて放電し、か
    つ、放電終了識別手段が放電終了を識別した際に、前記
    スイッチを非導通に切替えて放電を停止する制御を順次
    二次電池ごとに繰り返す制御手段と、 二次電池数に基づいた残容量を表示する表示手段とを備
    える二次電池装置。
  3. 【請求項3】 放電終了識別手段が、終止電圧の放電完
    了時を識別した際に制御手段がスイッチを非導通に切替
    えて放電を停止する制御を行うことを特徴とする請求項
    4記載の二次電池装置。
  4. 【請求項4】 複数のスイッチは、二次電池ごとに充電
    時に導通して電流が流れ込み、かつ、放電時に導通して
    電圧を送出する二つの半導体素子を用い、この半導体素
    子の導通又は非導通を制御手段で制御することを特徴と
    する請求項1又は4記載の二次電池装置。
  5. 【請求項5】 表示手段は、制御手段の制御に基づいた
    少なくとも複数の二次電池数に基づいた残容量を画面表
    示する画面表示手段及び/又は点灯表示する発光手段を
    備えることを特徴とする請求項1又は2記載の二次電池
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09322417A (ja) * 1996-05-29 1997-12-12 Sanyo Electric Co Ltd 電池の放電方法
JP2008071129A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Casio Comput Co Ltd 無線icタグ装置
JP2009124795A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Sony Corp 充電方法および装置
JP2016019303A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 株式会社マキタ バッテリパック

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