JP2011015538A - 電池パック、該電池パックを電源として備えたコードレス電動工具、および該電池パックを充電する充電装置 - Google Patents

電池パック、該電池パックを電源として備えたコードレス電動工具、および該電池パックを充電する充電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011015538A
JP2011015538A JP2009157773A JP2009157773A JP2011015538A JP 2011015538 A JP2011015538 A JP 2011015538A JP 2009157773 A JP2009157773 A JP 2009157773A JP 2009157773 A JP2009157773 A JP 2009157773A JP 2011015538 A JP2011015538 A JP 2011015538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
battery
charging
voltage
battery pack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009157773A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011015538A5 (ja
JP5500337B2 (ja
Inventor
Takahisa Aradate
卓央 荒舘
Kazuhiko Funabashi
一彦 船橋
Yasushi Nakano
恭嗣 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2009157773A priority Critical patent/JP5500337B2/ja
Publication of JP2011015538A publication Critical patent/JP2011015538A/ja
Publication of JP2011015538A5 publication Critical patent/JP2011015538A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5500337B2 publication Critical patent/JP5500337B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】 2種類の電圧を出力する電池パック、その電池パックを電源とする工具及びその電池パックを適正に充電できる充電装置を提供する。
【解決手段】 電池パック200は、第1の電池セル201aのプラス側に接続された第1のプラス端子207と、第2の電池セル201bのプラス側に接続された第2のプラス端子208とを有し、電池側マイナス端子209との間にそれぞれ14.4Vと10.8Vの電圧を出力する。駆動電圧14.4Vの工具本体214は、第1のプラス端子207および電池側マイナス端子209と接続されて駆動し、駆動電圧10.8Vの工具本体313は、第2のプラス端子208および電池側マイナス端子209と接続されて駆動する。充電装置500は、電池セル201aと、電池セル201b〜201dとを順次別々に充電するため、電池の斬容量が異なっても均一に充電可能である。
【選択図】図7

Description

本発明は電池パック、その電池パックを電源として備えたコードレス電動工具、およびその電池パックを充電する充電装置に関する。
釘打機やインパクトドライバなどの電動工具において、コードレス電動工具を駆動する電池として更なる高容量化、小型化、軽量化が要望されている。この要望に対して、出力密度が高いリチウムイオン電池を用いた電池パックが商品化され、普及してきている。
このようなコードレス電動工具用の電池パックには様々な種類のものがあり、例えば、電動工具本体のハンドル部に挿入して装着する方式(差し込み方式)や、ハンドル部の下端部にスライドさせることにより装着する方式(スライド方式)がある。このように異なる装着方式の電池パックを、いずれの方式においても使用可能にするため、アダプタを用いて電池パックを電動工具に装着可能にした例がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−73799号公報
上記のようなコードレス電動工具は、対応する電池で駆動した場合にのみ適正に動作するように設計されている。しかし、コードレス電動工具には、様々な電圧帯の電池で駆動するものがあり、同じ種類の工具であっても、様々な電圧の電池を駆動源とする工具が存在している。
例えば、リチウムイオン電池3本(一般にリチウムイオン電池1本の電圧は3.6Vであるので、この場合3.6x3=10.8Vとなる)で駆動するように設計された工具を、リチウムイオン電池4本から成る電池(3.6Vx4=14.4V)で駆動した場合は、過大なパワーがモータ等に加わるため工具を損傷してしまう可能性がある。このためユーザは、個々の工具毎に適した電池を夫々所持しておく必要があり、利便性を欠くといった問題がある。
このような問題を解決するために、例えば電池パック・工具間において電池種を判別できるような素子と、電流ラインにスイッチング素子を設け、工具の適正動作電圧よりも大きい電圧の電池が装着されたと判別した場合は、スイッチング素子のデューティ比を絞ることによって、過度なパワーをモータ等に加えずに使用するような構成も考えられるが、コスト面や回路設置面積が必要である等のデメリットが考えられる。
そこで本発明は、1つの電池で、駆動電圧の異なる2つの工具のどちらにも対応することができる、安価で構成が簡単な電池パック、コードレス電動工具及び、電池パックに対応した充電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、直列接続された複数の電池セルと、直列に接続された複数の電池セルの中の最も電位の低い電池セルのマイナス側に接続され基準電位が出力される電池側マイナス端子と、複数の電池セルの中で基準電位に対し最も電位の高い第1の電池セルのプラス側に接続され第1の電位が出力される第1のプラス端子と、複数の電池セルの中で第1の電池セル以外の第2の電池セルのプラス側に接続され第2の電位が出力される第2のプラス端子と、を備えていることを特徴とする電池パックである。
このような構成によると、第1のプラス端子と電池側マイナス端子との間に第1の電位による電位差を発生し、第2のプラス端子と電池側マイナス端子との間に第2の電位による電位差を発生する。
請求項2に記載の発明は、直列接続された複数の電池セルからなる電池組と、電池組のプラス側に接続された第1の端子と、電池組のマイナス側端子に接続された第2の端子と、電池組のうち第1の端子及び第2の端子とは異なる位置に接続された第3の端子を備え、第1の端子と第3の端子とで第1の端子対を形成するとともに、第2の端子と第3の端子とで第2の端子対を形成し、第1の端子対で発生する電圧と第2の端子対で発生する電圧とが異なる電圧に設定されていることを特徴とする電池パックである。
このような構成によると、電池パックは、第1の端子対で発生する電圧または第2の電子対で発生する電圧を出力する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、電池セルはリチウムイオン電池であることを特徴としている。
このような構成によると、高容量、小型かつ軽量の電池パックとなる。
請求項4に記載の発明は、駆動源となる複数の電池セルが直列接続された電池パックと電池パックが装着される工具本体とを備えた電動工具であって、電池パックは、前記直列に接続された複数の電池セルの中の最も電位の低い電池セルのマイナス側に接続され基準電位が出力される電池側マイナス端子と、複数の電池セルの中で前記基準電位に対し最も電位の高い第1の電池セルのプラス側に接続され第1の電位が出力される第1のプラス端子と、複数の電池セルの中で第1の電池セル以外の第2の電池セルのプラス側に接続され第2の電位が出力される第2のプラス端子と、を有し、工具本体は、コードレス電動工具が適正に駆動する駆動電圧に相当する電位が出力される第1のプラス端子または第2のプラス端子のいずれかに対応する第3のプラス端子と、電池側マイナス端子と接続される工具側マイナス端子と、を有し、工具本体の第3のプラス端子と電池パックの第1のプラス端子または第2のプラス端子とが前記駆動電圧に応じて接続され、前記工具側マイナス端子と前記電池側マイナス端子とが接続されることにより使用されることを特徴とする電動工具である。
このような構成によると、工具本体には、駆動電圧に応じた第3のプラス端子が設けられており、電池パックと接続する際には、駆動電圧に対応する出力が得られる電池パック側の第1のプラス端子または第2のプラス端子と工具本体側の第3のプラス端子とが接続される。
請求項5に記載の発明は、駆動源となる複数の電池セルが直列接続された電池パックと電池パックが装着される工具本体とを備えた電動工具であって、電池パックは、直列接続された複数の電池セルからなる電池組と、電池組のプラス側に接続された第1の端子と、電池組のマイナス側端子に接続された第2の端子と、電池組のうち第1の端子及び第2の端子とは異なる位置に接続された第3の端子を備え、第1の端子と第3の端子とで第1の端子対を形成するとともに、第2の端子と第3の端子とで第2の端子対を形成し、第1の端子対で発生する電圧と第2の端子対で発生する電圧とが異なる電圧に設定されており、工具本体は、第1の端子対または前記第2の端子対のいずれかに対応して接続される本体側端子対を有し、本体側端子を介して電池パックから電力供給を受けることを特徴とする電動工具である。
このような構成によると、工具本体側には、駆動電圧に対応した本体側端子対が設けられており、電池パックの第1の端子対または第2の端子対と接続される。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の電池パックの充電を行う充電装置であって、電池パックの第1のプラス端子に接続される第1のプラス充電端子と、電池パックの前記第2のプラス端子に接続される第2のプラス充電端子と、電池パックの電池側マイナス端子に接続される充電側マイナス端子と、電池パックを充電する電力が出力される充電出力プラス端子および充電出力マイナス端子と、充電出力プラス端子に第1のプラス充電端子または第2のプラス充電端子を接続させる第1の切替手段と、第1の切替手段が、充電出力プラス端子と第1のプラス充電端子とを接続している場合には、充電用マイナス端子に第2のプラス充電端子を接続する第1の接続状態とし、第1の切替手段が、充電出力プラス端子と第2のプラス充電端子とを接続している場合には、充電用マイナス端子に充電側マイナス端子を接続する第2の接続状態とする第2の切替手段と、を有することを特徴とする充電装置である。
このような構成によると、まず最も電位の高い側に接続された第1の電池セルが第1の接続状態において充電され、その他の電池セルは、第2の接続状態において充電される。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、第1のプラス端子と第2のプラス端子との間に接続される電池セルのセルあたりの電圧を第1の電池電圧として検出する第1の電池電圧検出手段と、第2のプラス端子と電池側マイナス端子との間に接続される電池セルのセルあたりの電圧を第2の電池電圧として検出する第2の電池電圧検出手段と、をさらに有し、電池パックを充電する際には、第1の接続状態において充電を行った後、第2の電池電圧が第1の電池電圧に達するまで第2の接続状態において充電を行うことを特徴としている。
このような構成によると、電池パック内の各電池セルは、使用状況の履歴に拘わらずセルあたりの電圧が同じになるように充電される。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、第1のプラス端子と第2のプラス端子との間に接続される電池セルのセルあたりの電圧を第1の電池電圧として検出する第1の電池電圧検出手段と、第2のプラス端子と電池側マイナス端子との間に接続される電池セルのセルあたりの電圧を第2の電池電圧として検出する第2の電池電圧検出手段と、第1の電池電圧と第2の電池電圧とを比較し、より大きい方を特定する電池電圧比較手段と、をさらに有し、電池電圧比較手段が第1の電池電圧をより大きいと特定した場合には、第2の接続状態において第2の電池電圧が第1の電池電圧に達するまで充電を行った後、所定時間待機し、電池電圧比較手段が第2の電池電圧をより大きいと特定した場合には、第1の接続状態において第1の電池電圧が第2の電池電圧に達するまで充電を行った後、所定時間待機し、所定時間待機した後、第1の接続状態及び第2の接続状態のそれぞれにおいて充電を行うことを特徴としている。
このような構成によれば、電動工具の駆動に使用した直後で電池パックの温度が上昇している場合などに、すべての電池セルの充電前の電圧、温度の条件をそろえてから充電を行うことになる。
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、第1の充電端子に電池パックの第1のプラス端子が未接続であることを判別し、未接続信号を出力する電池接続端子判別手段、をさらに有し、未接続信号が出力された場合には、第2の接続状態において充電を行うことを特徴としている。
このような構成によれば、第1のプラス充電端子に対応する第1のプラス端子を備えていない電池パックが接続された場合には、第2のプラス端子と電池側マイナス端子との間に接続された電池セルの充電が行われる。
請求項10に記載の発明は、請求項2に記載の電池パックの充電を行う充電装置であって、電池パックの第1の端子に接続される第1の充電端子と、電池パックの第2の端子に接続される第2の充電端子と、電池パックの第3の端子に接続される第3の充電端子と、電池パックを充電する電力が出力される充電出力プラス端子および充電出力マイナス端子と、充電出力プラス端子に第1の充電端子または第3の充電端子を接続させる第1の切替手段と、第1の切替手段が、充電出力プラス端子と第1の充電端子とを接続している場合には、充電用マイナス端子に第3の充電端子を接続する第1の接続状態とし、第1の切替手段が、充電出力プラス端子と第3の充電端子とを接続している場合には、充電用マイナス端子に第2の端子を接続する第2の接続状態とする第2の切替手段と、を有することを特徴とする充電装置である。
このような構成によると、第1の接続状態において第1の端子と第3の端子との間に接続された電池セルが所定電圧まで充電され、その他の電池セルは、第2の接続状態において充電される。
請求項11に記載の発明によれば、請求項10に記載の発明において、第1の端子と第3の端子との間に接続される電池セルのセルあたりの電圧を第1の電池電圧として検出する第1の電池電圧検出手段と、第3の端子と第2の端子との間に接続される電池セルのセルあたりの電圧を第2の電池電圧として検出する第2の電池電圧検出手段と、をさらに有し、電池パックを充電する際には、第1の接続状態において充電を行った後、第2の電池電圧が第1の電池電圧に達するまで第2の接続状態において充電を行うことを特徴としている。
このような構成によると、電池パック内の各電池セルは、使用状況の履歴に拘わらずセルあたりの電圧が同じになるように充電される。
請求項12に記載の発明によれば、請求項10に記載の発明において、第1の端子と第3の端子との間に接続される電池セルのセルあたりの電圧を第1の電池電圧として検出する第1の電池電圧検出手段と、第3の端子と第2の端子との間に接続される電池セルのセルあたりの電圧を第2の電池電圧として検出する第2の電池電圧検出手段と、第1の電池電圧と第2の電池電圧とを比較し、より大きい方を特定する電池電圧比較手段と、をさらに有し、電池電圧比較手段が第1の電池電圧をより大きいと特定した場合には、第2の接続状態において第2の電池電圧が第1の電池電圧に達するまで充電を行った後、所定時間待機し、電池電圧比較手段が第2の電池電圧をより大きいと特定した場合には、第1の接続状態において第1の電池電圧が第2の電池電圧に達するまで充電を行った後、所定時間待機し、所定時間待機した後、第1の接続状態及び第2の接続状態のそれぞれにおいて充電を行うことを特徴としている。
このような構成によれば、電動工具の駆動に使用した直後で電池パックの温度が上昇している場合などに、すべての電池セルの充電前の電圧、温度の条件をそろえてから充電を行うことになる。
請求項13に記載の発明によれば、請求項10に記載の発明において、第1の充電端子に電池パックの第1の端子が未接続であることを判別し、未接続信号を出力する電池接続端子判別手段、をさらに有し、未接続信号が出力された場合には、第2の接続状態において充電を行うことを特徴としている。
このような構成によれば、第1の充電端子に対応する第1の端子を備えていない電池パックが接続された場合には、第2の端子対間に接続された電池セルの充電が行われる。
請求項1に記載の電池パックによれば、第1の電位に応じた出力を第1のプラス端子と電池側マイナス端子とにより出力し、第2の電位に応じた出力を第2のプラス端子と電池側マイナス端子とにより出力することができる。
請求項2に記載の電池パックによれば、第1の端子対より出力される電圧と、第2の端子対より出力される電圧とを異なる電圧に設定することにより、複数の出力電圧を出力可能である。
請求項3に記載の電池パックによれば、2種類の出力を高容量、小型、軽量の電池パックにより出力可能である。
請求項4および請求項5に記載のコードレス電動工具によれば、1種類の電池パックを用意すれば、異なる駆動電圧のコードレス電動工具の電源として使用可能となり、使い勝手のよいコードレス電動工具となる。
請求項6および請求項10に記載の充電装置によれば、異なる駆動電圧のコードレス電動工具に使用されたことによって、各電池セルの容量低下が異なる場合においても、自動的にすべてのセルを充電することが可能になる。
請求項7および請求項11に記載の充電装置によれば、複数種類の駆動電圧のコードレス電動工具に使用されたことによって各電池セルの容量低下が異なる場合においても、セルあたりの容量が同等となるように充電可能である。
請求項8および請求項12に記載の充電装置によれば、電動工具を駆動するために使用した直後などに充電を行う場合に、使用した電池と未使用の電池の充電状態をそろえることが可能になり、充電後に電動工具を駆動する際出力や容量が不足することを防止できる。
請求項9に記載の充電装置によれば、第1のプラス充電端子に対応する端子のない電池パックが接続された場合にも充電が可能となる。請求項13に記載の充電装置によれば、第1の充電端子に対応する端子のない電池パックが接続された場合にも充電が可能となる。
本発明による電池パック、コードレス電動工具、および電池パックを充電する充電装置によれば、駆動電圧の異なるコードレス電動工具を同一の電池パックを用いて駆動することができる。また、電池パックを使用した際、接続したコードレス電動工具本体の駆動電圧の高低によって複数の電池セルの容量がアンバランスに減少している場合にも、常に複数の電池セルをセルあたりの電圧が同等になるように充電することが可能であるとともに、安価で構成が簡単であるという優れた効果を奏し得る。
本発明の一実施形態による出力14.4Vの電池パックと駆動電圧14.4Vの電動工具本体の接続状態を示す図。 本発明の一実施形態による出力14.4Vの電池パックと駆動電圧10.8Vの電動工具本体との接続状態を示す図。 本発明の一実施形態による出力10.8Vの電池パックと対応コードレス電動工具の接続状態を示す図。 本発明の一実施形態による出力14.4Vの電池パックおよび電動工具本体の外観図。 本発明の一実施形態による出力14.4Vの電池パックと出力10.8Vの電池パックの端子配列の比較対照図。 本発明の一実施形態による駆動電圧14.4Vの工具と駆動電圧10.8Vの工具の端子配列の比較対照図。 本発明の一実施の形態による充電装置の回路図。 本発明の一実施の形態による充電装置の充電時における動作を示すフローチャート。 本発明の一実施形態による充電装置において充電時のリレーの設定を説明する図。 本発明の一実施形態による充電装置において充電時のリレーの設定を説明する図。 本発明の一実施形態による充電装置の充電時における動作の変形例を示すフローチャート。 本発明の一実施形態による充電装置の充電時における動作の変形例を示すフローチャート。
本発明の一実施の形態による電池パック、コードレス電動工具、および充電装置について図1から図10を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による電池パック200及び電池パック200を接続可能なコードレス電動工具本体214(以下、単に工具本体214という)の回路構成および接続状態を示す図である。電池パック200は、電圧14.4ボルト(V)を出力可能な電池であり、工具本体214は、適正に駆動する駆動電圧が14.4Vのコードレス電動工具の本体である。
図1に示すように、電池パック200は、互いに直列に接続された4本の電池セル201a〜201d(まとめて、電池セル201ともいう)、保護IC202、電池電圧判別素子203、サーミスタ204、過充電検出回路205、過放電検出回路206により構成されている。入出力端子として、第1のプラス端子207、第2のプラス端子208、電池側マイナス端子209、T端子210、S端子211、O端子212、U端子213を備えている。
第1のプラス端子207は、4本の電池セル201の中で最も電位の高い側に位置する電池セル201aのプラス側に接続され、第2のプラス端子208は、電池セル201aよりも1セル下の電位に位置する電池セル201bのプラス側に接続され、電池側マイナス端子209は、最も電位の低い側に位置する電池セル201dのマイナス側に接続されている。
電池セル201は、例えばリチウムイオン電池であり、一般に1本あたり3.6Vの電圧を有するので4本では3.6Vx4=14.4Vとなる。電池パック200では、第1のプラス端子207と電池側マイナス端子209との間に4本の電池セル201a〜201dが直列に接続され、14.4Vの電圧を出力する。また、第2のプラス端子208と電池側マイナス端子209との間には3本の電池セル201b〜201dが直列に接続され、10.8Vの電圧を出力する。
T端子210は、電池電圧判別素子203に接続され、後述の充電装置接続時に充電装置側に接続される。S端子211は、サーミスタ204に接続され、後述の充電装置接続時に充電装置側に接続される。O端子212は、過充電検出回路205に接続され、後述の充電装置接続時に充電装置側に接続される。端子U213は、過放電検出回路206に接続されており、後述の工具本体214のU端子220と接続される。
保護IC202は、4本の電池セル201のそれぞれプラス端子と、基準電位となる最も電位の低い側に位置する電池セル201dのマイナス端子とに接続されており、電池セル201の個々のセル電圧を監視している。リチウムイオン電池は一般に過電圧、過放電によって電池の性能を損なう可能性があるため、個々の電圧を監視して過電圧、過放電を防ぐ必要がある。保護IC202は、図1おける電池セル4本の中の1本でも所定の電圧以上または所定の電圧以下に達した場合は、所定の信号を出力する。
電池電圧判別素子203は、電池パック200においては、出力電圧14.4Vの電池であることが判別できるような所定の抵抗値を持つ抵抗である。サーミスタ204は、電池温度を検出するための感温素子であり、電池セル201の近傍に設けられている。電池電圧判別素子203およびサーミスタ204は工具本体214使用時には使用せず、後述する充電時に使用するものであり、詳細は充電動作の説明時において説明する。
過充電検出回路205は、保護回路202において、電池セル201の中の一つでも過電圧であると判断される所定の電圧以上に達した場合に、保護回路202から出力される信号を検出するための過充電信号検出回路である。但し過充電検出回路205は工具本体214使用時には使用せず、後述する充電時に使用するものであり、詳細は充電動作の説明時において説明する。過放電検出回路206は、保護回路202において、電池セル201の中の一つでも過放電であると判断される所定の電圧以下に達した場合に、保護回路202から出力される信号を検出するための過放電信号検出回路である。過放電時に保護回路202において出力された信号は、過放電検出回路206からU端子213を介して出力される。
工具本体214は、適正に駆動する駆動電圧が14.4Vの電動工具であり、電池パック200と接続されて駆動される。工具本体214は、モータ215、トリガスイッチ216、FET217、プラス端子218、工具側マイナス端子219、U端子220を備えている。モータ215は、トリガスイッチ216に接続されており、工具本体214の動力源となるモータである。トリガスイッチ216は、プラス端子218とFET217のドレインとの間に接続され、ユーザがこのスイッチを操作するとモータ215と電池パック200との電気的接続がオンオフされ、工具本体214の動作をオンオフするように構成されている。FET217は、ドレインがトリガ216に接続され、ソースが工具側マイナス端子219に接続され、ゲートがU端子220に接続され、U端子220に入力される信号に応じてオンオフするスイッチである。
電池パック200との接続時には、プラス端子218は、電池パック200の第1のプラス端子207に接続され、工具側マイナス端子219は電池側マイナス端子209に接続され、U端子220は、電池パック側のU端子213と接続される。
ここでU端子220は上述したように電池パック200のU端子213と接続され、電池パック200の保護回路202において過放電が検出された際に出力された信号が、過放電検出回路206及びU端子213、220を介して工具本体214内のFET217のゲートに印加され、FET217をオフにすることによってモータ215と電池パック200との電気的接続を遮断する。
図1に示すように、工具本体214のプラス端子218と工具側マイナス端子219とは、第1のプラス端子207と電池側マイナス端子209とそれぞれ同時に接続可能な配置になっており、工具本体214と電池パック200とを接続すると、工具本体214のプラス端子218と工具側マイナス端子219との間に電池パック200が出力する電池電圧14.4Vが印加され、工具本体214が駆動される。また、電池パック200において保護IC202により過放電が検出されると、U端子213、220を介して工具本体214内のFET217のゲートに信号が印加されオフすることにより、放電ラインが電気的に遮断されるような構成になっている。
次に、図2を参照しながら、本発明の一実施の形態による電池パック200に、適正に駆動する駆動電圧が10.8Vの工具本体313を接続する場合について説明する。図2に示すように、工具本体313は、駆動電圧10.8Vの電動工具本体であるが、出力電圧14.4Vとすることが可能な電池パック200と接続することにより駆動することができる。
図2に示すように、工具本体313は、モータ314、トリガスイッチ315、FET316、プラス端子317、工具側マイナス端子318、U端子319を備えている。モータ315は、トリガスイッチ315に接続され、工具本体313の動力源となるモータである。トリガスイッチ315は、プラス端子317とFET316のドレインとの間に接続され、ユーザがこのスイッチを操作するとモータ314と電池パック200との電気的接続がオンオフされ、工具本体313の動作をオンオフするように構成されている。FET316は、ドレインがトリガ315に接続され、ソースが端子318に接続され、ゲートがU端子319に接続され、U端子319に入力される信号に応じてオンオフするスイッチである。
電池パック200との接続時には、プラス端子317は、電池パック200の第2のプラス端子208に接続され、工具側マイナス端子318は電池側マイナス端子209に接続され、U端子319は、電池パック側のU端子213と接続される。
ここでU端子319は上述したように電池パック200のU端子213と接続され、電池パック200の保護回路202において過放電が検出された際に出力された信号が、過放電検出回路206及びU端子213、319を介して工具本体313内のFET316のゲートに印加され、FET316をオフにすることによってモータ314と電池パック200との電気的接続を遮断する。
図2に示すように、工具本体313のプラス端子317と工具側マイナス端子318とは、第2のプラス端子208と電池側マイナス端子209とそれぞれ同時に接続可能な配置になっており、工具本体313と電池パック200とを接続すると、工具本体313のプラス端子317と工具側マイナス端子318との間に電池パック200が出力する電池電圧10.8Vが印加され、駆動電圧10.8Vで工具本体313が駆動される。また、電池パック200において保護IC202により過放電が検出されると、U端子213、319を介して工具本体313内のFET316のゲートに信号が印加されオフすることにより、放電ラインが電気的に遮断されるような構成になっている。
次に、工具本体313に、出力10.8V専用の電池パック300を接続する例について、図3、図4を参照しながら説明する。図3に示すように、電池パック300は、互いに直列に接続された3本の電池セル301a〜301c(まとめて、電池セル301ともいう)、保護IC302、電池電圧判別素子303、サーミスタ304、過充電検出回路305、過放電検出回路306により構成されている。入出力端子として、電池側プラス端子307、電池側マイナス端子308、T端子309、S端子310、O端子311、U端子312を備えている。
電池パック300では、電池側プラス端子307と電池側マイナス端子308との間に3本の電池セル301a〜301cが直列に接続されている。電池側プラス端子307は、3本の電池セル301の中で最も電位の高い側に位置する電池セル301aのプラス側に接続され、電池側マイナス端子308は、最も電位の低い側に位置する電池セル301cのマイナス側に接続されている。電池セル301は、例えばリチウムイオン電池であり、一般に1本あたり3.6Vの電圧を有するので3本では3.6Vx3=10.8Vの出力電圧となる。
T端子309は、電池電圧判別素子303に接続され、後述の充電装置接続時に充電装置側に接続される。S端子310は、サーミスタ304に接続され、後述の充電装置接続時に充電装置側に接続される。O端子311は、過充電検出回路305に接続され、後述の充電装置接続時に充電装置側に接続される。端子U312は、過放電検出回路306に接続されており、工具本体313のU端子319と接続される。
保護IC302は、3本の電池セル301のそれぞれプラス端子と、基準電位となる最も電位の低い側に位置する電池セル301cのマイナス端子とに接続されており、電池セル301の個々の電圧を監視している。リチウムイオン電池は一般に過電圧、過放電によって電池の性能を損なう可能性があるため、個々の電圧を監視して過放電を防ぐ必要がある。保護IC302は図3おける電池セル3本の中の1本でも所定の電圧以上または所定の電圧以下に達した場合は所定の信号を出力する。
電池電圧判別素子303は、電池パック300においては、出力電圧10.8Vの電池であることが判別できるような所定の抵抗値を持つ抵抗である。サーミスタ304は、電池温度を検出するための感温素子であり、電池セル301の近傍に設けられている。電池電圧判別素子303およびサーミスタ304は工具本体313使用時には使用せず、充電時に使用するものである。
過充電検出回路305は、保護回路302において、電池セル301の中の一つでも過電圧であると判断される所定の電圧以上に達した場合に、保護回路302から出力される信号を検出するための過充電信号検出回路である。但し過充電検出回路305は工具本体313使用時には使用せず、充電時に使用するものである。過放電検出回路306は、保護回路302において、電池セル301の中の一つでも過放電であると判断される所定の電圧以下に達した場合に、保護回路302から出力される信号を検出するための過放電信号検出回路である。過放電時に保護回路302において出力された信号は、過放電検出回路306からU端子213を介して出力される。
図3に示したように、工具本体313のプラス端子317と工具側マイナス端子318とは、電池パック300の電池側プラス端子307と電池側マイナス端子308とそれぞれ同時に接続可能な配置になっており、工具本体313と電池パック300とを接続すると、工具本体313のプラス端子317と工具側マイナス端子318との間に電池パック300が出力する電池電圧10.8Vが印加され、駆動電圧10.8Vで工具本体313が駆動される。また、電池パック300において保護IC302により過放電が検出されると、U端子313、319を介して工具本体313内のFET316のゲートに信号が印加されオフすることにより、放電ラインが電気的に遮断されるような構成になっている。
上記のような電池パック300と工具本体313は、例えば図4に示すような外観となっている。電池パック300は、内部に図示せぬ電池セル301が設置されており、外部上面に工具及び充電装置と接続するための端子307〜312を備えている。工具本体313の下面には、図示せぬ端子317〜319が設けられており、工具本体313の下部に電池パック300を取り付け、端子317〜319と端子307〜312とを接続させることにより、電池パック300を電源として工具本体313を駆動する。
なお、図1、図2に示した電池パック200の工具との装着部(端子などの形状)は、電池パック300と同様の構造をしているものとする。よって、14.4Vの電圧を出力可能な電池パック200を、図2に示したように10.8Vの工具本体313に装着することができる。すなわち、電池パック200は、図1および図2を参照して説明したように、駆動電圧が14.4Vの工具本体412と接続可能であるとともに、駆動電圧10.8Vの工具本体313とも接続可能である。逆に、駆動電圧10.8Vの工具本体313は、14.4Vの電圧を出力可能な電池パック200、出力10.8V専用の電池パック300のいずれによっても駆動が可能である。また、電池パック200と電池パック300とは、同じ充電装置に接続が可能であることになる。
ここで、図5を参照しながら、電池パック200と電池パック300との端子配列の一例について比較説明するとともに、図6を参照しながら工具本体214と工具本体313との端子配列の一例について比較説明する。
図5に示すように、出力14.4Vの電池パック200と、出力10.8Vの電池パック300とは、電池側マイナス端子209、308、T端子210、309、S端子211、310、O端子212、311、U端子213、312の位置が対応して同じ位置にある。また、電池パック200の第2のプラス端子208、すなわち10.8V電池に相当する電圧を出力する端子は、電池パック300の電池側プラス端子307と同じ位置にある。一方、電池パック200の第1のプラス端子207、すなわち14.4V電池に相当する電圧を出力する端子は、電池パック300のいずれの端子とも対応しない位置にある。
図6に示すように、駆動電圧14.4Vの工具本体214と駆動電圧10.8Vの工具本体313の端子配列においては、電池側マイナス端子219、318、U端子220、319の位置は対応して同じ位置にある。工具本体214のプラス端子218と、工具本体313のプラス端子317に位置においては、互いにいずれの端子とも対応しない位置にある。
以上のように、図4に示したような電池パック200および電池パック300の工具及び充電器への装着部の外観が同一形状であるという条件の下で、図5及び図6に示したような電池パック200、300及び工具本体214、313の端子配列にすれば、図1および図2を参照して説明したように、14.4Vの出力が可能な電池パック200は、駆動電圧14.4Vの工具本体214を駆動するために使用できるとともに、駆動電圧10.8Vの工具本体313にも使用することができる。
しかし、図2に示したように、電池パック200で駆動電圧10.8Vの工具本体313を動作させた場合、電池セル201の4セル中電池セル201aは使用されないので、他の3セルと電圧がアンバランス状態になってしまう。このため充電装置においては、そのアンバランスを補正するような形で充電を行う必要がある。
以下、図7を参照しながら、複数の電池セルの使用状態がアンバランスになっている場合にもそれを補正する形での充電が可能な充電装置について説明する。
図7は、本発明の一実施形態による充電装置500の回路図である。充電装置500には、交流電源1が接続されて電力を供給されており、整流平滑回路10、スイッチング回路20、整流平滑回路30、充電電圧制御回路100、電流ライン切替回路8を備え、マイコン50に動作を制御されながら出力側に接続された二次電池の充電を行う。また、マイコン50などの電源となる電源40を備えるとともに、電流検出用抵抗3、充電電流制御回路60、充電電流設定回路70、電池温度検出回路80、電池電圧検出回路90、表示回路7、フォトカプラ4、5、電池種判別抵抗9を有している。
図7は、電池パック200の充電を行う場合の例である。電池パック200については図1および図2における電池パック200の構成と同一であるので、同一符号を付し説明を省略する。
整流平滑回路10は、全波整流回路11と平滑用コンデンサ12からなり、交流電源1から入力された交流を整流および平滑する。スイッチング回路20は、高周波トランス21、MOSFET22、PWM制御IC23からなる。PWM制御IC23はMOSFET22の駆動パルス幅を変えて整流平滑回路30の出力電圧を調整するスイッチング電源ICである。整流平滑回路30は、ダイオード31、平滑コンデンサ32、放電用抵抗33からなり、高周波トランス21の出力を整流平滑する。電流検出用抵抗3は、整流平滑回路30のマイナス側と基準電位との間に接続され、充電電流を検出している。
充電電圧制御回路100は、ポテンショメータ101、抵抗102、105、108、109、110、FET107、コンデンサ103、シャントレギュレータ104、整流ダイオード111から構成される。整流平滑回路30の出力側に、ポテンショメータ101と抵抗105とが互いに直列に接続されている。抵抗106の入力側はポテンショメータ101の出力側に接続され、出力側はFET107のドレインに接続されている。FET107のソースは基準電位に接続され、ゲートには基準電位との間に抵抗108が接続されるとともに、抵抗109を介してマイコン50の出力ポート51bに接続されている。ポテンショメータ101の出力側には、コンデンサ103、抵抗102、抵抗110、ダイオード111が互いに直列に接続され、さらにフォトカプラ5に接続されている。抵抗110と抵抗102との接続点は、シャントレギュレータ104を介して基準電位に接続されている。
充電電圧は、ポテンショメータ101と、抵抗105及び抵抗106との分圧値が、シャントレギュレータ104の基準値となるように定められる。例えば、ポテンショメータ101と、抵抗105とで定められる値は1セルのリチウムイオン電池を充電するための値とし、抵抗105と抵抗106の並列抵抗(FET107をオンさせることによる並列抵抗)とで定められる値は3セルのリチウムイオン電池を充電するための値と定める。
電流ライン切替回路8は、電圧制御回路の出力側に設けられ電池パックへ出力する電流ラインを切替えるためのリレーであり、第1リレー8a、第2リレー8b、逆起電力防止用のダイオード8c、8dから構成される。第1リレー8a及び第2リレー8bには共に2つの接点8a―1、8a―2、8b−2、8b−2があり、マイコン50の出力ポート51bからの信号により、充電電力が出力される充電出力プラス端子8a―3、充電出力マイナス端子8b−3との接続を切替えることができる。リレー8a、8bの動作条件については後述する。
電源40は、トランス41a〜41c、スイッチング素子42、制御素子43、整流ダイオード44、コンデンサ45、47、レギュレータ46、リセットIC48からなりマイコン50やオペアンプ61、65の電源となる所定電圧Vccを出力する。
マイコン50は、出力ポート51a、51b、A/D入力ポート52、リセットポート53から構成され、充電装置500の動作を制御する。
充電電流設定回路70は、抵抗71、72、73から構成される。基準電圧Vccを抵抗71、72、73によって分圧した値を、充電電流を設定する際の基準値として充電電流制御回路60のオペアンプ65の非反転出力端子に入力している。
充電電流制御回路60は、オペアンプ61、65、抵抗62、63、64、66、67、ダイオード68からなり、充電電流を検出している電流検出用抵抗3による電圧値と電流設定回路70からの信号に応じて出力される信号を、フォトカプラ5を介してPWM制御IC23に帰還することにより充電電流を制御する回路である。
フォトカプラ5は、電圧制御回路100および充電電流制御回路60から出力される信号をPWM制御IC23に帰還する充電制御信号伝達手段である。
温度検出回路80は、電池温度を検出する回路であり、抵抗81、82から構成される。基準電圧Vccは電池パック200内のサーミスタ204と抵抗82との並列抵抗と、抵抗81とにより分圧され、その値がマイコン50のA/Dポート52に電池温度情報として入力される。
電池電圧検出回路90は、抵抗91、92から構成される。充電プラス端子8a―3における電圧は抵抗91、92によって分圧され、その値がマイコン50のA/Dポート52に電池電圧情報として入力される。
電池種判別抵抗9は、電池パック200のS端子211と接続されている。電圧Vccを電池パック200の電池電圧種毎に定められた抵抗である電池電圧判別素子203と電池種判別抵抗9とで分圧した値がマイコン50のA/Dポート52に入力され、その値に基づいてマイコン50は電池セル201の電池種を判別する。
マイコン50のA/Dポート52には、電池パック200の保護回路202からの信号が、過充電検出回路205およびO端子21を介して入力されている。マイコン50は、保護回路202からの信号に基づき、充電の有無を判断する。
フォトカプラ4は、マイコン50の出力ポート51に接続されており、マイコン50からの信号により充電の開始および停止を制御する信号をPWM制御ICIC23に伝達する。
表示回路7は、充電の状態を表示するための表示手段であり、LED7a、抵抗7b、7cから構成される。マイコン50の出力ポート51aから抵抗7bにハイ信号を出力すると、LED7aは赤点灯し、マイコン50の出力ポート51aから抵抗7cにハイ信号を出力すると、LED7aは緑点灯し、マイコン50の出力ポート51aから抵抗7b、7c両方にハイ信号を出力するとLED7aは橙に点灯する。本実施の形態による充電回路500おいては、充電前はLED7aを赤点灯させ、充電中は橙点灯させ、充電終了後は緑点灯させるものとする。
以上のように構成された充電回路500の動作について、図7から図10を参照しながら説明する。図8は、本発明の一実施形態による充電回路500の動作を示すフローチャートである。図8では、充電回路500に4セルの電池パック200が接続されている状態を示している。
電池実装前においては、表示回路7の表示は赤点灯である(ステップ801)。ステップ802において、電池が実装されたか否かを判別する。電池の実装は、電池温度検出手段80、電池種判別抵9、電池電圧検出回路90の出力により判別する。ステップ802において電池が実装されたと判別した場合は、電池種判別回路9によって電池種(セル数)の判別を行う(ステップ803)。本実施形態においては3セルと4セルの電池を充電することができるものとする。
セル数が4セルであると判別した場合は(ステップ804)、図9に示すように、リレー8aは端子8a―3との接続を接点8a−1側に、リレー8bは端子8b−3との接続を接点8b−1側にし、1セルの電池セル201aを充電するための設定にする(ステップ805)。このとき、リレー8a、8bはマイコン50の出力ポート51bと接続されており、接点の設定は、マイコン50の出力ポート51bからの信号によって行われるように構成されている。本実施形態においては、例えばリレー8aに接続されたマイコン50の出力ポート51bからハイ信号を出力することによって、端子8a―3と接点8a−1とが接続され、リレー8bに接続されたマイコン50の出力ポート51bからハイ信号を出力することによって、端子8b―3と接点8b−1とが接続されるものとする。
ステップ805においてリレーの設定を行った後は、充電電圧を1セルの電池の充電を行うための設定にする(ステップ806)。1セルの電池の充電を行うための充電電圧の設定は、FET107をオフさせることによって行う。FET107をオフさせる制御は、抵抗109に接続されたマイコン50の出力ポート51bからロー信号を出力することによって行う。1セルの電池の充電を行うための電圧設定値としては、例えば4.20Vに設定すればよい。
本実施形態においては、4セルの電池パック200は、4セル対応の工具(14.4V対応の工具本体214)と3セル対応の工具(10.8V対応の工具本体313)のどちらの工具にも使用することができるので、使用状況によっては、4セルの中の3セルと、他の1セルがアンバランス状態になっている可能性がある。そこで、まず1セルについてある所定の条件で充電を行い、その後、残りの3セルについてはじめの1セルで行った充電の条件と同じ条件で充電を行えばアンバランスを解消することができる。
次に、充電を開始すべく出力ポート51aにおけるフォトカプラ4に接続されたポートからロー信号を出力し、PWM制御IC23を稼動状態にする(ステップ807)。また、充電中の表示回路7の表示は橙点灯である(ステップ808)。続いて、充電中の1セルの電池が満充電か否かを判別する(ステップ809)。充電中においては、電流検出用抵抗3によって検出された電位をオペアンプ61によって反転増幅し、マイコン50のA/Dポート52に取込むことにより充電電流を監視する。本実施形態においては、定電流・定電圧充電を行うので、定電圧区間における充電電流がある所定値以下に達した場合を満充電であると判別するものとする。
ステップ809において満充電であると判別した場合は、出力ポート51aにおけるフォトカプラ4に接続されたポートからハイ信号を出力し、PWM制御IC23を一旦停止状態にする(ステップ810)。
次に、充電した1セル以外の残りの3セルを充電すべく、図10に示すように、リレー8aは端子8a―3との接続を接点8a−2側に、リレー8bは端子8b−3との接続を接点8b−2側にし、3セルの電池セル201b〜201dを充電するための設定にする(ステップ811)。リレーの接点の設定は、マイコン50の出力ポート51bからの信号によって行われるものとする。本実施形態においては、例えばリレー8aに接続されたマイコン50の出力ポート51bからロー信号を出力することによって、端子8a―3が接点8a―2に接続され、リレー8bに接続されたマイコン50の出力ポート51bからロー信号を出力することによって、端子8b―3が接点8b−2に接続されるものとする。
ステップ811においてリレー8a、8bの設定を行った後は、充電電圧を3セルの電池の充電を行うための設定にする(ステップ812)。3セルの電池の充電を行うための充電電圧の設定は、FET107をオンさせることによって行う。FET107をオンさせる制御は、抵抗109に接続されたマイコン50の出力ポート51bからハイ信号を出力することによって行う。3セルの電池の充電を行うための電圧設定値は、先述した1セルの電池の充電を行う時に設定した値とセルあたりの電圧が同じになるように設定する。本実施形態においては、1セルあたりの電圧で4.20Vに設定したので、3セルの電池の充電に対して4.2Vx3セル=12.6Vに設定すればよい。
次に、充電を再開すべく出力ポート51aにおけるフォトカプラ4に接続されたポートからロー信号を出力し、PWM制御IC23を稼動状態にする(ステップ813)。続いて充電中の3セルの電池セル201b〜201dが満充電か否かを判別する(ステップ814)。充電中において、電流検出用抵抗3によって検出された電位をオペアンプ61によって反転増幅し、マイコン50のA/Dポート52に取込むことにより充電電流を監視している。本実施形態においては、定電流・定電圧充電を行うので、定電圧区間における充電電流がある所定値以下に達した場合を満充電であると判別するものとする。この満充電であると判別する充電電流の所定値は、ステップ809で1セルの電池セル201aの充電時において満充電であると判別した充電電流の値と同じ値であるものとする。
ステップ809において満充電であると判別した場合は、出力ポート51aにおけるフォトカプラ4に接続されたポートからハイ信号を出力し、PWM制御IC23を停止状態にする(ステップ815)。また、充電終了後の表示回路7の表示は緑点灯である(ステップ816)。
ステップ804において4セルの電池ではなくて、3セルの電池であると判別した場合はステップ818〜822の処理を行う。3セルの電池とは、例えば電池パック300等である。ステップ818〜820の処理はステップ811〜8813の処理と実質的に同じであり、リレー8a、8bを図10の接続状態とし(ステップ818)、充電電圧を3セルの充電を行う場合の設定にして(ステップ819)、充電を開始する(ステップ820)。このとき、表示回路7の表示は、橙点灯である(ステップ821)。満充電を検出すると(ステップ822)ステップ815へ進み、充電を終了する。その後、電池が充電器から抜けた場合(ステップ817)は、ステップ801に戻る。
上記のような充電方法によれば、例えば4本の電池セル201a〜201dを直列に接続した電池パック200において、そのうちの電池セル201b〜201dの3本のみを使用して容量がアンバランスになっている時にも、先ず1本の電池セル201aを充電し、満充電になった後にセルあたりの電圧が同一になるように電池セル201b〜201dを充電するので、電池の使用状況がセル毎に異なる場合にも均一に充電することができる。また、同じ充電装置500を用いて、3本の電池セルを備えた例えば電池パック300を充電することもできる。
なお、上記の充電方法においては、先ず電池セル201aを充電し、その後3セルの電池セル201b〜201dを充電するようにしたが、先に電池セル201b〜201dを充電した後に電池セル201aを充電するようにしてもよい。また、電池パックのセル数を判別し、充電制御をおこなっているが、充電開始前、電池パックを接続した際の接点8a―1の電位を監視するなどの方法で、電池パック側に第1のプラス端子が備えられているか否かを判別するようにしてもよい。
次に、充電装置500による充電方法の変形例について、図11、図12を参照しながら説明する。電池パックをコードレス電動工具に接続して作業を行うと、電池パックの温度が上昇している場合が多い。このような電池パックを充電装置に接続して充電を行う際、特に複数のセルの中で使用された電池セルと未使用な電池セルとがあるような場合、電池セルの温度や初期電圧が異なることにより、同一の充電条件で充電を行っても同一の充電状態とならないなどといった問題が生ずることがある。本変形例は、このような問題を解決するための方法の一例である。なお、充電回路500に4セルの電池が接続されている場合には、電池パック200が接続されているものとする。
図11、図12は、本実施の形態による充電回路500の動作の変形例を示すフローチャートである。電池実装前においては、表示回路7の表示は赤点灯である(ステップ901)。ステップ902において、電池が実装されたか否かを判別する。電池の実装は、電池温度検出手段80、電池種判別抵抗9、電池電圧検出回路90の出力により判別する。ステップ902において電池が実装されたと判別した場合は、セル数を検出する(ステップ903)。セル数は、電池種判別抵抗9および電池電圧検出回路90の出力により検出する。
セル数が4セルであると判別した場合(ステップ904:YES)、図10に示すように、リレー8aは端子8a―3との接続を接点8a−2側に、リレー8bは端子8b−3との接続を接点8b−2側にし、3セルの電池セル201b〜201dを充電する場合の設定にする(ステップ905)。このとき、電池電圧検出回路90の出力によりセルあたりの電圧を検出し、記憶する(ステップ906)。
続いて、図9に示すように、リレー8aは端子8a―3との接続を接点8a−1側に、リレー8bは端子8b−3との接続を接点8b−1側にし、1セルの電池セル201aを充電する場合の設定にする(ステップ907)。このとき、電池電圧検出回路90の出力により、電池セル201aの電圧を検出し、記憶する(ステップ908)。
ステップ906において記憶した3本の電池セル201b〜201dのセルあたりの電圧が、ステップ908において記憶した電池セル201aの電圧よりも大きいか否かを判別し(ステップ909)、大きい場合にはステップ910に進む。
ステップ910では、図9に示すように、リレー8aは端子8a―3との接続を接点8a−1側に、リレー8bは端子8b−3との接続を接点8b−1側にし、1セルの電池セル201aを充電する場合の設定にする。ステップ910においてリレー8a、8bの設定を行った後は、充電電圧を1セルの電池の充電を行うための設定にする(ステップ911)。1セルの電池の充電を行うための充電電圧の設定は、FET107をオフさせることによって行う。1セルの電池の充電を行うための電圧設定値は、例えば4.20Vの電圧に設定すればよい。
次に、充電を開始すべく出力ポート51aにおけるフォトカプラ4に接続されたポートからロー信号を出力し、PWM制御IC23を稼動状態にする(ステップ912)。このとき、表示回路7の表示は橙点灯である(ステップ913)。続いて充電中の1セルの電池セル201aの電圧が、ステップ906で記憶した電池セル201b〜201dのセルあたりの電圧に達したか否かを判別する(ステップ914)。達した場合には、出力ポート51aにおけるフォトカプラ4に接続されたポートからハイ信号を出力し、PWM制御IC23を停止状態にすることにより、一旦充電を終了する(ステップ915)。ここで、電池温度を下げるため、所定時間待機する。所定時間が経過すると、図12の段階Aへ進む(ステップ916)。
ステップ906において記憶した3本の電池セル201b〜201dのセルあたりの電圧が、ステップ908において記憶した電池セル201aの電圧よりも小さい場合(ステップ909:NO)には、ステップ917に進む。
ステップ917では、図10に示すように、リレー8aは端子8a―3との接続を接点8a−2側に、リレー8bは端子8b−3との接続を接点8b−2側にし、3セルの電池セル201b〜201dを充電するための設定にする(ステップ918)。3セルの電池の充電を行うための充電電圧の設定は、FET107をオンさせることによって行う。3セルの電池の充電を行うための電圧設定値は、例えば4.20x3=10.8Vの電圧に設定すればよい。
次に、充電を開始すべく出力ポート51aにおけるフォトカプラ4に接続されたポートからロー信号を出力し、PWM制御IC23を稼動状態にする(ステップ919)。このとき、表示回路7の表示は橙点灯である(ステップ920)。続いて充電中の電池セル2b〜2dのセルあたりの電圧が、ステップ908で記憶した電池セル201aの電圧に達したか否かを判別する(ステップ921)。達した場合には、ステップ915に進み、一旦充電を終了する。
ステップ904において、4セルの電池ではなくて、3セルの電池であると判別した場合はステップ922〜926の処理を行う。ステップ922〜925の処理はステップ917〜920の処理と同じであるため、説明を省略する。
充電開始後は、充電中の3セルの電池が満充電か否かを判別する(ステップ926)。充電中においては、電流検出用抵抗3によって検出された電位をオペアンプ61によって反転増幅し、マイコン50のA/Dポート52に取込むことにより充電電流を監視する。本実施形態においては、定電流・定電圧充電を行うので、定電圧区間における充電電流がある所定値以下に達した場合を満充電であると判別するものとする。ステップ926において満充電であると判別した場合は、図12の段階Bにすすむ。
続いて、図12のフローチャートによる動作ついて説明する。ステップ916の後、図10に示すように、リレー8aは端子8a―3との接続を接点8a−2側に、リレー8bは端子8b−3との接続を接点8b−2側にし、3セルの電池セル201b〜201dを充電するための設定にする(ステップ930)。
ステップ930においてリレーの設定を行った後は、充電電圧を3セルの電池の充電を行うための設定にする(ステップ931)。3セルの電池の充電を行うための充電電圧の設定は、FET107をオンさせることによって行う。3セルの電池の充電を行うための電圧設定値としては、例えばセルあたりの電圧で4.20V、すなわち3セルの電池の充電に対して4.2Vx3セル=12.6Vに設定すればよい。
次に、充電を再開すべく出力ポート51aにおけるフォトカプラ4に接続されたポートからロー信号を出力し、PWM制御IC23を稼動状態にする(ステップ932)。続いて、充電中の3セルの電池が満充電か否かを判別する(ステップ933)。充電中においては、電流検出用抵抗3によって検出された電位をオペアンプ61によって反転増幅し、マイコン50のA/Dポート52に取込むことにより充電電流を監視する。本変形例においては、定電流・定電圧充電を行うので、定電圧区間における充電電流がある所定値以下に達した場合を満充電であると判別するものとする。
ステップ933において満充電であると判別した場合は、出力ポート51aにおけるフォトカプラ4に接続されたポートからハイ信号を出力し、PWM制御IC23を一旦停止状態にする(ステップ934)。
次に、充電した3セル以外の残りの1セルを充電すべく、図9に示すように、リレー8aは端子8a―3との接続を接点8a−1側に、リレー8bは端子8b−3との接続を接点8b−1側にし、1セルの電池セル201aを充電するための設定にする(ステップ935)。
ステップ935においてリレー8a、8bの設定を行った後は、充電電圧を1セルの電池の充電を行うための設定にする(ステップ936)。1セルの電池の充電を行うための充電電圧の設定は、FET107をオフさせることによって行う。1セルの電池の充電を行うための電圧設定値は、先述した3セルの電池の充電を行う時に設定した値とセルあたりの電圧が同じになるように設定する。本変形例においては、3セル充電時においてセルあたり4.20Vの電圧に設定したので、1セルを充電する時の値としては、4.2Vx1セル=4.2Vに設定すればよい。
次に、充電を再開すべく出力ポート51aにおけるフォトカプラ4に接続されたポートからロー信号を出力し、PWM制御IC23を稼動状態にする(ステップ937)。続いて、充電中の1セルの電池セル201aが満充電か否かを判別する(ステップ938)。充電中において、電流検出用抵抗3によって検出された電位をオペアンプ61によって反転増幅し、マイコン50のA/Dポート52に取込むことにより充電電流を監視する。本変形例においては、定電流・定電圧充電を行うので、定電圧区間における充電電流がある所定値以下に達した場合を満充電であると判別するものとする。この満充電であると判別する充電電流の所定値は、ステップ933で3セル電池セル201b〜201dの充電時において満充電であると判別した充電電流の値と同じ値であるものとする。
ステップ938において満充電であると判別した場合は、出力ポート51aにおけるフォトカプラ4に接続されたポートからハイ信号を出力し、PWM制御IC23を停止状態にする(ステップ939)。また、充電終了後の表示回路7の表示は緑点灯である(ステップ940)。その後、電池が充電器から抜けた場合(ステップ941)は、図11の段階Cに戻る。なお、図12のフローチャートにおいて、ステップS930〜S933のステップ群と、ステップS935〜S938のステップ群との順序を入れ替えた制御としてもよい。
以上のように、本変形例によれば、電池パックを電動工具に接続して作業を行った直後など、電池温度が上昇し、しかも複数の電池のうち使用したものと未使用のものが混在しているような場合にも、各電池セルの電圧をいったん同一にした後に所定時間待機することにより電池温度を降下させ、各電池セルを同一条件で充電することができる。
上記実施の形態および変形例において、第1のプラス端子207は、本発明の第1のプラス端子および第1の端子に相当し、第2のプラス端子208は、本発明の第2のプラス端子および第3の端子に相当し、電池側マイナス端子209は、本発明の電池側マイナス端子および第2の端子に相当する。プラス端子218は、本発明の第3のプラス端子に相当し、プラス端子218と工具側マイナス端子219とは、本発明の工具側端子対を形成している。電池セル201aは、第1の電池セルに相当し、電池セル201b〜201dは第2の電池セルに相当する。
接点8a―1は、第1のプラス充電端子および第1の充電端子に相当し、接点8a―2、8b−1は、第2のプラス充電端子および第3の充電端子に相当し、接点8b−2は、充電側マイナス端子および第2の充電端子に相当し、端子8a―3は、充電出力プラス端子に相当し、端子8b―3は、充電出力マイナス端子に相当する。電池電圧検出回路90およびマイコン50が、第1の電池電圧検出手段及び第2の電池電圧検出手段、電池電圧比較手段、電池接続端子判別手段に相当する。
本発明による電池パック、その電池パックを電源として備えたコードレス電動工具、およびその電池パックを充電する充電装置は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、電池パック200において、電池セルが4本の場合について説明したが、複数であれば他の本数でもよい。第2のプラス端子208は、2番目に高い電位に位置する電池セル201bのプラス側に接続されているが、電池セル201c、201dに接続してもよい。この場合、充電装置側の充電電圧を対応する電池セル数に合わせて変更する。
電池パック200、300、工具本体214、313、充電装置500の構成、および充電方法の手順は、同様の作用、動作を可能にするものであれば他の構成でもよい。
本発明の電池パック、その電池パックを電源として備えたコードレス電動工具、およびその電池パックを充電する充電装置は、様々なコードレス電気機器に利用できる。
1:交流電源 4、5:フォトカプラ 7:表示回路 8:電流ライン切替回路 9:電池種判別用抵抗 10、30:整流平滑回路 20:スイッチング回路 50:マイコン 60:充電電流制御回路 70:充電電流設定回路 80:電池温度検出回路 90:電池電圧検出回路 100:電圧制御回路 200:電池パック 201、201a〜201d:電池セル 203:電池電圧判別素子 204:サーミスタ 205:過充電検出回路 206:過放電検出回路 207:第1のプラス端子 208:第2のプラス端子 209:電池側マイナス端子 214:工具本体 218:プラス端子 219:工具側マイナス端子 300:電池パック 313:工具本体

Claims (13)

  1. 直列接続された複数の電池セルと、
    前記直列接続された複数の電池セルの中の最も電位の低い電池セルのマイナス側に接続され基準電位が出力される電池側マイナス端子と、
    前記複数の電池セルの中で前記基準電位に対し最も電位の高い第1の電池セルのプラス側に接続され第1の電位が出力される第1のプラス端子と、
    前記複数の電池セルの中で前記第1の電池セル以外の第2の電池セルのプラス側に接続され第2の電位が出力される第2のプラス端子と、
    を有することを特徴とする電池パック。
  2. 直列接続された複数の電池セルからなる電池組と、
    前記電池組のプラス側に接続された第1の端子と、
    前記電池組のマイナス側端子に接続された第2の端子と、
    前記電池組のうち前記第1の端子及び前記第2の端子とは異なる位置に接続された第3の端子を備え、
    前記第1の端子と前記第3の端子とで第1の端子対を形成するとともに、前記第2の端子と前記第3の端子とで第2の端子対を形成し、前記第1の端子対で発生する電圧と前記第2の端子対で発生する電圧とが異なる電圧に設定されていることを特徴とする電池パック。
  3. 前記電池セルはリチウムイオン電池であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電池パック。
  4. 駆動源となる複数の電池セルが直列接続された電池パックと前記電池パックが装着される工具本体とを備えた電動工具であって、
    前記電池パックは、
    前記直列接続された複数の電池セルの中の最も電位の低い電池セルのマイナス側に接続され基準電位が出力される電池側マイナス端子と、
    前記複数の電池セルの中で前記基準電位に対し最も電位の高い第1の電池セルのプラス側に接続され第1の電位が出力される第1のプラス端子と、
    前記複数の電池セルの中で前記第1の電池セル以外の第2の電池セルのプラス側に接続され第2の電位が出力される第2のプラス端子と、
    を有し、
    前記工具本体は、
    前記コードレス電動工具が適正に駆動する駆動電圧に相当する電位が出力される前記第1のプラス端子または前記第2のプラス端子のいずれかに対応する第3のプラス端子と、
    前記電池側マイナス端子と接続される工具側マイナス端子と、
    を有し、
    前記工具本体の前記第3のプラス端子と前記電池パックの前記第1のプラス端子または前記第2のプラス端子とが前記駆動電圧に応じて接続され、前記工具側マイナス端子と前記電池側マイナス端子とが接続されることにより使用されることを特徴とする電動工具。
  5. 駆動源となる複数の電池セルが直列接続された電池パックと前記電池パックが装着される工具本体とを備えた電動工具であって、
    前記電池パックは、
    直列接続された複数の電池セルからなる電池組と、
    前記電池組のプラス側に接続された第1の端子と、
    前記電池組のマイナス側端子に接続された第2の端子と、
    前記電池組のうち前記第1の端子及び前記第2の端子とは異なる位置に接続された第3の端子を備え、
    前記第1の端子と前記第3の端子とで第1の端子対を形成するとともに、前記第2の端子と前記第3の端子とで第2の端子対を形成し、前記第1の端子対で発生する電圧と前記第2の端子対で発生する電圧とが異なる電圧に設定されており、
    前記工具本体は、
    前記第1の端子対または前記第2の端子対のいずれかに対応して接続される本体側端子対を有し、
    前記本体側端子を介して前記電池パックから電力供給を受けることを特徴とする電動工具。
  6. 請求項1に記載の電池パックの充電を行う充電装置であって、
    前記電池パックの前記第1のプラス端子に接続される第1のプラス充電端子と、
    前記電池パックの前記第2のプラス端子に接続される第2のプラス充電端子と、
    前記電池パックの前記電池側マイナス端子に接続される充電側マイナス端子と、
    前記電池パックを充電する電力が出力される充電出力プラス端子および充電出力マイナス端子と、
    前記充電出力プラス端子に前記第1のプラス充電端子または前記第2のプラス充電端子を接続させる第1の切替手段と、
    前記第1の切替手段が、前記充電出力プラス端子と前記第1のプラス充電端子とを接続している場合には、前記充電用マイナス端子に前記第2のプラス充電端子を接続する第1の接続状態とし、前記第1の切替手段が、前記充電出力プラス端子と前記第2のプラス充電端子とを接続している場合には、前記充電用マイナス端子に前記充電側マイナス端子を接続する第2の接続状態とする第2の切替手段と、
    を有することを特徴とする充電装置。
  7. 前記第1のプラス端子と前記第2のプラス端子との間に接続される前記電池セルのセルあたりの電圧を第1の電池電圧として検出する第1の電池電圧検出手段と、
    前記第2のプラス端子と前記電池側マイナス端子との間に接続される前記電池セルのセルあたりの電圧を第2の電池電圧として検出する第2の電池電圧検出手段と、
    をさらに有し、
    前記電池パックを充電する際には、前記第1の接続状態において充電を行った後、前記第2の電池電圧が前記第1の電池電圧に達するまで前記第2の接続状態において充電を行うことを特徴とする請求項6に記載の充電装置。
  8. 前記第1のプラス端子と前記第2のプラス端子との間に接続される前記電池セルのセルあたりの電圧を第1の電池電圧として検出する第1の電池電圧検出手段と、
    前記第2のプラス端子と前記電池側マイナス端子との間に接続される前記電池セルのセルあたりの電圧を第2の電池電圧として検出する第2の電池電圧検出手段と、
    前記第1の電池電圧と前記第2の電池電圧とを比較し、より大きい方を特定する電池電圧比較手段と、
    をさらに有し、
    前記電池電圧比較手段が前記第1の電池電圧をより大きいと特定した場合には、前記第2の接続状態において前記第2の電池電圧が前記第1の電池電圧に達するまで充電を行った後、所定時間待機し、
    前記電池電圧比較手段が前記第2の電池電圧をより大きいと特定した場合には、前記第1の接続状態において前記第1の電池電圧が前記第2の電池電圧に達するまで充電を行った後、所定時間待機し、
    前記所定時間待機した後、前記第1の接続招待及び前記第2の接続状態のそれぞれにおいて充電を行うことを特徴とする請求項6に記載の充電装置。
  9. 前記第1の充電端子に前記電池パックの第1のプラス端子が未接続であることを判別し、未接続信号を出力する電池接続端子判別手段、をさらに有し、
    前記未接続信号が出力された場合には、前記第2の接続状態において充電を行うことを特徴とする請求項6に記載の充電装置。
  10. 請求項2に記載の電池パックの充電を行う充電装置であって、
    前記電池パックの前記第1の端子に接続される第1の充電端子と、
    前記電池パックの前記第2の端子に接続される第2の充電端子と、
    前記電池パックの前記第3の端子に接続される第3の充電端子と、
    前記電池パックを充電する電力が出力される充電出力プラス端子および充電出力マイナス端子と、
    前記充電出力プラス端子に前記第1の充電端子または前記第3の充電端子を接続させる第1の切替手段と、
    前記第1の切替手段が、前記充電出力プラス端子と前記第1の充電端子とを接続している場合には、前記充電用マイナス端子に前記第3の充電端子を接続する第1の接続状態とし、前記第1の切替手段が、前記充電出力プラス端子と前記第3の充電端子とを接続している場合には、前記充電用マイナス端子に前記第2の端子を接続する第2の接続状態とする第2の切替手段と、
    を有することを特徴とする充電装置。
  11. 前記第1の端子と前記第3の端子との間に接続される前記電池セルのセルあたりの電圧を第1の電池電圧として検出する第1の電池電圧検出手段と、
    前記第3の端子と前記第2の端子との間に接続される前記電池セルのセルあたりの電圧を第2の電池電圧として検出する第2の電池電圧検出手段と、
    をさらに有し、
    前記電池パックを充電する際には、前記第1の接続状態において充電を行った後、前記第2の電池電圧が前記第1の電池電圧に達するまで前記第2の接続状態において充電を行うことを特徴とする請求項10に記載の充電装置。
  12. 前記第1の端子と前記第3の端子との間に接続される前記電池セルのセルあたりの電圧を第1の電池電圧として検出する第1の電池電圧検出手段と、
    前記第3の端子と前記第2の端子との間に接続される前記電池セルのセルあたりの電圧を第2の電池電圧として検出する第2の電池電圧検出手段と、
    前記第1の電池電圧と前記第2の電池電圧とを比較し、より大きい方を特定する電池電圧比較手段と、
    をさらに有し、
    前記電池電圧比較手段が前記第1の電池電圧をより大きいと特定した場合には、前記第2の接続状態において前記第2の電池電圧が前記第1の電池電圧に達するまで充電を行った後、所定時間待機し、
    前記電池電圧比較手段が前記第2の電池電圧をより大きいと特定した場合には、前記第1の接続状態において前記第1の電池電圧が前記第2の電池電圧に達するまで充電を行った後、所定時間待機し、
    前記所定時間待機した後、前記第1の接続状態及び前記第2の接続状態のそれぞれにおいて充電を行うことを特徴とする請求項10に記載の充電装置。
  13. 前記第1の充電端子に前記電池パックの第1の端子が未接続であることを判別し、未接続信号を出力する電池接続端子判別手段、をさらに有し、
    前記未接続信号が出力された場合には、前記第2の接続状態において充電を行うことを特徴とする請求項10に記載の充電装置。
JP2009157773A 2009-07-02 2009-07-02 電池パックを充電する充電装置 Expired - Fee Related JP5500337B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009157773A JP5500337B2 (ja) 2009-07-02 2009-07-02 電池パックを充電する充電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009157773A JP5500337B2 (ja) 2009-07-02 2009-07-02 電池パックを充電する充電装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011015538A true JP2011015538A (ja) 2011-01-20
JP2011015538A5 JP2011015538A5 (ja) 2012-04-19
JP5500337B2 JP5500337B2 (ja) 2014-05-21

Family

ID=43593858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009157773A Expired - Fee Related JP5500337B2 (ja) 2009-07-02 2009-07-02 電池パックを充電する充電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5500337B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013080179A (ja) * 2011-10-05 2013-05-02 Olympus Corp 内視鏡システム
GB2552868A (en) * 2014-03-06 2018-02-14 7Rdd Ltd Improvements to portable power supply
JP2019221091A (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 キヤノン株式会社 電子機器、制御方法およびプログラム
EP3422528B1 (en) 2014-05-18 2020-05-20 Black & Decker, Inc. Power tool system
US11211664B2 (en) 2016-12-23 2021-12-28 Black & Decker Inc. Cordless power tool system
US11368029B2 (en) 2014-03-06 2022-06-21 Koki Holdings Co., Ltd. Portable power supply

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0837735A (ja) * 1994-07-26 1996-02-06 Oki Electric Ind Co Ltd 携帯電話機の電池パック充電装置
JP2000278875A (ja) * 1999-03-25 2000-10-06 Makita Corp 充電装置
JP2002315217A (ja) * 2001-04-10 2002-10-25 Hitachi Koki Co Ltd 充電機能付き直流電源装置
JP2007257968A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Hitachi Ltd 捲回電池を用いた車載電源システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0837735A (ja) * 1994-07-26 1996-02-06 Oki Electric Ind Co Ltd 携帯電話機の電池パック充電装置
JP2000278875A (ja) * 1999-03-25 2000-10-06 Makita Corp 充電装置
JP2002315217A (ja) * 2001-04-10 2002-10-25 Hitachi Koki Co Ltd 充電機能付き直流電源装置
JP2007257968A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Hitachi Ltd 捲回電池を用いた車載電源システム

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013080179A (ja) * 2011-10-05 2013-05-02 Olympus Corp 内視鏡システム
GB2552868A (en) * 2014-03-06 2018-02-14 7Rdd Ltd Improvements to portable power supply
GB2552868B (en) * 2014-03-06 2019-04-03 7Rdd Ltd Improvements to portable power supply
US11648654B2 (en) 2014-03-06 2023-05-16 Koki Holdings Co., Ltd. Multi-voltage battery pack for power tools
US11368029B2 (en) 2014-03-06 2022-06-21 Koki Holdings Co., Ltd. Portable power supply
US11192230B2 (en) 2014-03-06 2021-12-07 Koki Holdings Dings Co., Ltd. Multi-voltage battery pack for power tools
US10946508B2 (en) 2014-03-06 2021-03-16 Koki Holdings Co., Ltd. Power tool and battery pack for selective power supply to battery pack
US11097409B2 (en) 2014-03-06 2021-08-24 Koki Holdings Co., Ltd. Power tool assembly with selectable-voltage battery pack
US11005412B2 (en) 2014-05-18 2021-05-11 Black & Decker Inc. Battery pack and battery charger system
US11005411B2 (en) 2014-05-18 2021-05-11 Black & Decker Inc. Battery pack and battery charger system
US10972041B2 (en) 2014-05-18 2021-04-06 Black & Decker, Inc. Battery pack and battery charger system
US11133772B2 (en) 2014-05-18 2021-09-28 Black & Decker Inc. Convertible battery pack
US11152886B2 (en) 2014-05-18 2021-10-19 Black & Decker Inc. Battery pack and battery charger system
JP2021022571A (ja) * 2014-05-18 2021-02-18 ブラック アンド デッカー インクBlack & Decker Inc. 電動工具システム
EP3422528B1 (en) 2014-05-18 2020-05-20 Black & Decker, Inc. Power tool system
US11394336B2 (en) 2014-05-18 2022-07-19 Black & Decker Inc. Battery pack and battery charger system
JP7395454B2 (ja) 2014-05-18 2023-12-11 ブラック アンド デッカー インク 電動工具システム
US11211664B2 (en) 2016-12-23 2021-12-28 Black & Decker Inc. Cordless power tool system
JP2019221091A (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 キヤノン株式会社 電子機器、制御方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5500337B2 (ja) 2014-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6726245B2 (ja) 電池充電器
CN101272059B (zh) 对于多个电源中选定的一个电源可进行操作的电池充电器
US9337677B2 (en) Electric power tool powered by battery pack and adapter therefor
US7525280B2 (en) Multi-type battery charger control
JP5488877B2 (ja) 電動工具
CN101277023B (zh) 充电装置
JP5892370B2 (ja) 充電器及び電力供給システム
JP5500337B2 (ja) 電池パックを充電する充電装置
JP4406932B2 (ja) 充電装置
CN101325342B (zh) 二次电池的充电装置
US20150311730A1 (en) Charging Device
JP2010016976A (ja) 充電システム
JP2015029388A (ja) 充電装置、及び、充電システム
JP2021136854A (ja) 電源装置及びシステム
CN109698532B (zh) 充电控制装置、蓄电池组以及充电器
JP2007195372A (ja) 充電装置
JP2014073020A (ja) 電池パック及び充電装置
WO2022064928A1 (ja) 充電装置および充電方法
JP2015029390A (ja) 充電装置
WO2022172633A1 (ja) 電気機器及び電池パック
JP2015029389A (ja) 電池パック、電動工具、及び、充電装置
JP5958752B2 (ja) 充電装置、電池パック、及び、充電システム
JP2013219953A (ja) 充電器
JP2014117053A (ja) 充電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120305

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130822

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5500337

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees