JPH08306216A - ガラス製フレネルレンズと灯具 - Google Patents

ガラス製フレネルレンズと灯具

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JPH08306216A
JPH08306216A JP10596695A JP10596695A JPH08306216A JP H08306216 A JPH08306216 A JP H08306216A JP 10596695 A JP10596695 A JP 10596695A JP 10596695 A JP10596695 A JP 10596695A JP H08306216 A JPH08306216 A JP H08306216A
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JP
Japan
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fresnel
lens
glass
fresnel lens
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP10596695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotatsu Tsuruoka
宏達 鶴岡
Hiroshi Akai
弘 赤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwaki Glass Co Ltd
Original Assignee
Iwaki Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iwaki Glass Co Ltd filed Critical Iwaki Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】フレネル部11の全てのピッチPがほぼ同一の
幅で、かつ2mm以下であり、しかもフレネル部のフレ
ネルの谷22の位置が、フレネルレンズの中心から周縁
2側に向かうに連れて、より深い位置となるように形成
する。 【効果】照明用灯具において、光源をレンズの焦点距離
よりも前に近ずけ光を照射する角度を大きくした場合の
円周状の光むらを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス製フレネルレン
ズとこのフレネルレンズを用いた灯具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ガラス製フレネルレンズは、集光を目的
とした照明用の灯具のレンズとして、舞台照明用スポッ
トライト、自動車用前照灯及び補助灯、鉄道信号灯、道
路信号灯などの用途に利用される。
【0003】図6に従来のガラス製フレネルレンズの正
面図を、図7に図6のガラス製フレネルレンズのC−C
線に沿った断面図を示す。
【0004】図示してあるように、フレネルレンズ9
は、凸レンズ部12とその周囲に形成されているフレネ
ル部11とを有している。従来のガラス製フレネルレン
ズは、フレネル段差部23の高さHを一定にして、フレ
ネルのピッチPを周辺から中心に行くに従って広く設定
している。しかも、上記用途に用いるガラス製フレネル
レンズにおいて、ピッチPは通常2mm以上に設定され
てきた。
【0005】しかし、従来のガラス製フレネルレンズに
おいては、光を照射する角度を大きくすることを目的と
して、光源をレンズの焦点距離よりも前に近ずけて使用
した場合には、フレネル部11の前記フレネル段差23
や、フレネルの山21およびフレネルの谷22を丸める
ために形成されている繋ぎアール(24)により、照射
面に光むらが発生するような問題が認められる。
【0006】従来このような問題を解消するために、フ
レネルレンズの使用を止めて、平凸レンズなどが採用さ
れているが、重量が大きくなる問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術が有していた前述の問題を解決しようとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決すべくなされたものであり、凸レンズ部とその周囲に
形成されているフレネル部とを有するガラス製フレネル
レンズであって、フレネル部の全てのフレネルのピッチ
Pがほぼ同一で、かつ0.5mm〜2mmの範囲にあ
り、フレネル部のこれらフレネルの谷の位置が、フレネ
ルレンズの中心から周縁側に向かうに連れて、より深い
位置にあることを特徴とするガラス製フレネルレンズを
提供するものである。なお、ピッチは成型性と光学的特
性などを考慮して、0.8mm〜1.8mmとするのが
好ましい。
【0009】また、好ましい実施態様として、フレネル
を設けていない裏側面が凹状湾曲面であるガラス製フレ
ネルレンズを提供するものである。ただし、図4の10
に示すような、裏側の面が平らなフレネルレンズも使用
可能であることは言うまでもない。また、本発明はこの
ようなガラス製フレネルレンズを用いた灯具をも提供す
るものである。
【0010】
【実施例】図2は、本発明のガラス製フレネルレンズの
1実施例の正面図であり、本発明のガラス製フレネルレ
ンズ1は、凸レンズ部12とその周囲に形成されている
フレネル部11とを有している。図1は、図2のガラス
製フレネルレンズのA−A線に沿った断面図、図3は図
1の要部Bの拡大断面図である。
【0011】フレネル部を構成する各フレネルは、フレ
ネルの主要部を形成する稜線部、フレネルの山と谷、こ
れら山と谷との間に形成されるフレネル段差部からなっ
ており、図において20(205、204)はフレネル
の稜線、21(211、212、213、214、21
5)はフレネルの山、22(222、223、224、
225)はフレネルの谷、23(231、232、23
3、234、235)はフレネル段差部である。Hは該
フレネル段差部の高さで、H1、H2、H3、H4、H
5は、光軸26に近い方からのフレネルにそれぞれ対応
したフレネル段差部の高さを示す。24は繋ぎアールで
あり、フレネルの山の頂上とフレネルの谷の部分の面取
りを行って丸めをしていることを意味する。P(P4、
P5)はフレネルのピッチである。
【0012】図3に示すように、本発明によればフレネ
ル部には全てのPがほぼ同一となるようにフレネルが形
成されており、かつそのPは2mm以下にしてある。す
なわち、Pは0.5mm〜2mmの範囲から選択され、
この選択されたPですべてのフレネルを形成する。この
場合、Pは成型性及び光学的特性などを考慮すると、
0.8mm〜1.8mmが好ましい。
【0013】また、図中の221、222、223、2
24、225は、光軸から近い方から各フレネルの谷2
2の位置(谷の最下部)を光軸に射影したものであり、
図から明かのようにフレネルの谷の位置は、フレネルレ
ンズの中心から周縁側に向かうに連れて、光源側(図面
の右側)に順次位置している、すなわちフレネルの谷が
光軸側から周縁に行くほど深くなるように刻まれてい
る。
【0014】本発明において、Pはレンズの大きさ及び
レンズの用途などにより適宜選択されるが、2mm以上
になると均一なPでフレネルの谷の位置を前記したよう
にすることが困難となる。また、Pが0.5mm以下に
なると実用的なレンズの形成に支障が生じる。そして、
フレネルのPをほぼ同一でかつ2mm以下にすることに
より、フレネル段差Hはフレネルの周縁側から中心に向
かうにしたがって小さくなる(H1<H2・・・<H
5)。
【0015】図4は、本発明のガラス製フレネルレンズ
の使用方法を示す説明図である。外径が200mm、中
心の厚さが6mm、フレネルのピッチPが1.5mmの
ガラス製フレネルレンズ10を作成し、1.5KWの舞
台照明用スポットライト32に取り付けて試行した結
果、光むらがほとんど無く全体の光量も従来品に比べ向
上した。なお、34は床、33は照射面、25は光線、
26は光軸、35は反射鏡である。本図においては、光
を照射する角度を大きくするために、1.5KW電球3
2をレンズ焦点31より前に設定してある。
【0016】図5は、本発明に係わるガラス製フレネル
レンズを使用した舞台照明用スポットライトを示す斜視
図である。1はガラス製フレネルレンズ、40は照射
筒、41は上下及び照射方向角度調整用ノブ、42は光
源前後移動用調整ハンドル、43はスポットライトの
脚、44は電源コードである。本図の例においては、外
部から直視できない、電球32および反射鏡35が内蔵
されているが、灯具の種類によっては、必ずしも反射鏡
35は内蔵されていなくてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明の請求項1の効果として、フレネ
ルレンズに対し光源をレンズの焦点距離よりも前に近ず
け光を照射する角度を大きくするような使用条件でも光
むらがほとんど発生しないばかりでなく、フレネルから
出射した光が隣のフレネル段差部に当たることによる照
明効果の低下を防止できる。すなわち、光むらを低減す
るとともに照度を向上できる。
【0018】また、細かくフレネルをきざみ凸レンズ部
を小さくしたことにより、照射面に映る光源のフィラメ
ント像がよりうすくなり、照射した輪郭の色むらも低減
され光学的に優れたもとなる。
【0019】請求項2の効果として、フレネルレンズ中
心から周縁までガラスの肉厚を大差なくし、重量を大幅
に軽減することができるので、取扱上の重量感を減らす
とともにガラス素地の無駄をなくし、更にフレネルレン
ズの成型性も向上した。
【0020】請求項3の効果として、前述の優れた効果
を有するフレネルレンズを使用した様々な種類の灯具を
提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1のガラス製フレネルレンズのA−A線に沿
った断面図。
【図2】本発明のガラス製フレネルレンズの1実施例の
正面図。
【図3】図1の要部Bの拡大断面図。
【図4】本発明のガラス製フレネルレンズの使用方法を
示す説明図。
【図5】本発明の灯具を示す斜視図。
【図6】従来のガラス製フレネルレンズの正面図。
【図7】図6のガラス製フレネルレンズのC−C線に沿
った断面図。
【符号の説明】
1、9:ガラス製フレネルレンズ 2:周縁 3、6:表面 4、7:裏面 5:略円弧状の形状 8:平板状の形状 11:フレネル部 12:凸レンズ部 20(205、204):フレネルの稜線 21(211、212、213、214、215):フ
レネルの山 22(222、223、224、225):フレネルの
谷 23(231、232、233、234、235):フ
レネル段差部 24:繋ぎアール 25:光線 26:光軸 31:レンズ焦点 32:電球 33:照射面 34:床 35:反射鏡 40:照射筒 41:上下及び照射方向角度調整用ノブ 42:光源前後移動用調整ハンドル 43:スポットライトの脚 44:電源コード 45:舞台照明用スポットライト H:フレネル段差部の幅 H1:フレネル段差部231の幅 H2:フレネル段差部232の幅 H3:フレネル段差部233の幅 H4:フレネル段差部234の幅 H5:フレネル段差部235の幅 P、P4、P5:ピッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凸レンズ部とその周囲に形成されているフ
    レネル部とを有するガラス製フレネルレンズであって、
    フレネル部の全てのフレネルのピッチPがほぼ同一で、
    かつ0.5mm〜2mmの範囲にあり、フレネル部のこ
    れらフレネルの谷の位置が、フレネルレンズの中心から
    周縁側に向かうに連れて、より深い位置にあることを特
    徴とするガラス製フレネルレンズ。
  2. 【請求項2】フレネルが形成されていない裏側面が、断
    面形状が略円弧状の凹状湾曲面であることを特徴とする
    請求項1のガラス製フレネルレンズ。
  3. 【請求項3】請求項1または2のガラス製フレネルレン
    ズを具備することを特徴とする灯具。
JP10596695A 1995-04-28 1995-04-28 ガラス製フレネルレンズと灯具 Pending JPH08306216A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0971166A3 (en) * 1998-07-06 2001-06-13 Automotive Lighting Italia Spa Motor-vehicle light having segmented fresnel lenses
CN101761192A (zh) * 2009-12-15 2010-06-30 姚福来 可以各向均匀分光的采光板
JP2015168388A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 トヨタ自動車株式会社 車載表示装置
CN106125168A (zh) * 2016-08-30 2016-11-16 乐视控股(北京)有限公司 一种菲涅尔透镜和虚拟现实设备

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