JPH08306134A - 2値化信号補正回路 - Google Patents

2値化信号補正回路

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JPH08306134A
JPH08306134A JP7110827A JP11082795A JPH08306134A JP H08306134 A JPH08306134 A JP H08306134A JP 7110827 A JP7110827 A JP 7110827A JP 11082795 A JP11082795 A JP 11082795A JP H08306134 A JPH08306134 A JP H08306134A
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JP7110827A
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Hideaki Takahashi
秀彰 高橋
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、DCフリーの特徴を持っている情報
再生の際に、2値化信号のDCフリーを満たすように補
正できる2値化信号補正回路を提供する。 【構成】光学的記録媒体から読み取られるアナログ読み
取り信号のエッジ検出より得られるエッジ検出信号によ
り2値化信号を生成し、該2値化信号の「1」期間と
「0」期間の差をアップダウンカウンタ117より求
め、ここで求められた2値化信号の「1」期間と「0」
期間の差と、出力位置変更閾値Dとのコンパレータ11
9(118)での比較結果が出力位置変更閾値Dを越え
た場合に、該コンパレータ119(118)からの出力
される閾値超過信号により立ち下がりまたは立ち上がり
エッジ検出信号の出力位置をアップダウンカウンタ12
2の出力により変更して、立ち下がり及び立ち上がりエ
ッジ検出信号の出力位置を補正した2値化信号を生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光カードなどの光学的
情報記録媒体に記録されている情報を再生する光学的情
報再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、情報関連技術の発達は目覚ましい
ものがあり、これにともない大容量に情報を記録する手
段が種々考えられており、その一手段として光学的に情
報を記録再生する装置が注目されている。
【0003】そして、このような装置には、記録媒体と
して光学的情報記録媒体、例えば、光カードが使用さ
れ、この光カードに対して情報の記録・再生を行う光カ
ード記録再生装置が実用化されている。
【0004】ここで、光カードは、情報記録層を有して
いて、この情報記録層に対してレンズで集光されたレー
ザ光を照射することで、記録層にピットの形成または熱
変形、あるいは相変化を生じさせ、その反射率を変化さ
せることでデータを書き込むようにしている。
【0005】このような光カードの記録容量は、従来か
ら用いられている磁気カードに比べて数千倍ないし数万
倍の記録容量を有し、その記録容量が数Mバイトと極め
て大きなことから、周知の光ディスクと同様にデータの
書き換えはできないが、銀行の預金通帳や携帯用の地図
あるいは買い物などで用いるプリペイドカードなどとし
て広い応用範囲が考えられている。また、データの書き
換えができないという特徴を利用して、個人の健康管理
カードなどデータの改竄を許さないアプリケーションへ
の応用も考えられている。
【0006】ところで、このような光学的記録媒体に記
録された情報の記録方式としてはマーク長方式とマーク
間方式がある。ここで、マーク長方式で記録されている
光記録媒体に対しては、記録媒体上に記録されているマ
ーク(ピット)の両端を読み取って信号検出を行い、マ
ーク間方式で記録されている光記録媒体に対しては、記
録媒体上に記録されているマーク(ピット)の位置を読
み取って信号検出を行うようにしている。また、マーク
長方式に用いられる情報の変調方式としては8−10変
調などがあげられ、マーク間方式に用いられる情報の変
調方式としては(2、7)変調などがあげられる。
【0007】ここで、マーク長方式では、ピックアップ
から読み取られる信号からデジタルデータの「1」及び
「0」に対応する信号を良好なS/Nで検出するための
2値化生成方式として、例えば、図4に示すように構成
したものが知られている。つまり、かかる2値化生成方
式では、アナログ回路31からのスライスレベル信号を
閾値として、アナログ読み取り信号と比較回路32で比
較し、この比較結果を2値化信号として出力するととも
に、次の閾値を形成するように積分回路33を介してア
ナログ回路31に、この比較結果をフィードバックして
2値化信号を生成している。
【0008】一方、マーク間方式では、アナログ読み取
り信号を微分回路により微分し、この微分信号に閾値と
なるスライスレベルを固定値として与えることによりア
ナログ読み取りの立ち下がり及び立ち上がりのエッジを
検出し、2値化信号を生成している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
2値化信号生成において、記録されている情報の記録方
式が、DCフリーであるという特徴を持っている場合、
再生時の2値化の際にDCフリーが満たされなくなると
いう問題点が発生することがあった。
【0010】このような問題が発生するのは、主に以下
の原因が考えられる。まず、記録媒体上への情報の書込
み時に、光ビームの強度が適性でなかったり、書き込み
位置がずれてしまっているなど、書き込まれる情報自体
がDCフリーを満たしていない場合、また、書き込まれ
ている情報はDCフリーを満たしているが、読み取りの
際に読み取りミスをしてDCフリーが満たされなくなる
場合である。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、DCフリーであるという特徴を持っている情報を再
生する際に、検出される2値化信号のDCフリーを満た
すように補正することができる2値化信号補正回路を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
DCフリー性を有した情報が記録されている光学的情報
記録媒体から読み取られたアナログ読み取り信号から生
成した2値化信号の「1」(ハイレベル)の期間と
「0」(ロウレベル)の期間の期間差を求める計測手段
と、前記計測手段の計測結果である期間差に基づき前記
情報のDCフリーを満たすように前記「1」の期間と
「0」の期間の補正を行う補正手段とにより構成してい
る。
【0013】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載において、前記計測手段により求められた期間差と
所定の補正閾値とを比較する比較手段をさらに有し、前
記比較手段の比較の結果、前記期間差が前記補正閾値を
越えた場合のみ前記補正手段が前記情報のDCフリーを
満たすように前記「1」の期間と「0」の期間の補正を
行うようにしている。
【0014】また、請求項3記載の発明では、請求項1
または2記載において、システムクロックをカウントす
るクロックカウント手段をさらに有し、前記クロックカ
ウント手段によるカウント値が任意の設定期間に達する
毎に前記計測手段をリセットするようにしている。
【0015】
【作用】この結果、請求項1または2記載の発明によれ
ば、DCフリーであるという特徴を持っている2値化信
号の「1」期間と「0」期間がほぼ等しくなってDCフ
リーを満たすことができる。また、請求項3記載の発明
によれば、補正の必要のない程度の僅かなずれを無理に
補正してしまうことを防止できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。 (第1実施例)図1は本発明が適用される2値化信号補
正回路の概略構成を示している。
【0017】この場合、図1は、マーク長方式の場合
で、立ち上がりエッジ検出信号により2値化信号を
「0」、立ち下がりエッジ検出信号により2値化信号を
「1」にしている。
【0018】図において、102はJK−FFで、この
JK−FF102は、J入力に図示していないアナログ
読み取り信号のエッジ検出回路より立ち下がりエッジ検
出信号Aが入力されるとQ出力を「1」にするようにな
っている。そして、このQ出力「1」をアップカウンタ
104に供給する。
【0019】アップカウンタ104では、JK−FF1
02のQ出力が「1」の間はシステムクロックCLでカ
ウントアップを行い、ANDゲート114の出力が
「1」になってJK−FF102のK入力に供給され、
Q出力が「0」になるまでそのカウントアップを続ける
ようにしている。
【0020】同様にして、101はJK−FFで、この
JK−FF101も、J入力に図示していないアナログ
読み取り信号のエッジ検出回路より立ち上がりエッジ検
出信号Bが入力されるとQ出力を「1」するようになっ
ている。そして、このQ出力「1」をアップカウンタ1
03に供給する。
【0021】アップカウンタ103でも、JK−FF1
01のQ出力が「1」の間はシステムクロックCLでカ
ウントアップを行い、ANDゲート113の出力が
「1」になってJK−FF101のK入力に供給され、
Q出力が「0」になるまでそのカウントアップを続ける
ようにしている。
【0022】また、アップカウンタ104の出力は、コ
ンパレータ108に供給され、外部から与えられる出力
位置変更単位Cとの比較を行い、ここでのカウント値と
出力位置変更単位Cが一致すると、コンパレータ108
より一致信号を出力し、ダウンカウンタ110に供給
し、さらに、ORゲート106を通してアップカウンタ
104にリセット信号として供給するようにしている。
【0023】同様にして、アップカウンタ103の出力
は、コンパレータ107に供給され、外部から出力位置
変更単位Cとの比較を行い、ここでのカウント値と出力
位置変更単位Cが一致すると、コンパレータ107より
一致信号を出力し、アップカウンタ109に供給し、さ
らに、ORゲート105を通してアップカウンタ103
にリセット信号として供給するようにしている。
【0024】この場合、出力位置変更単位Cは、2値化
信号の補正を行う際の基準になるもので、この出力位置
変更単位Cを基準としてエッジ検出信号の出力位置を変
更するようになる。そのため、この出力位置変更単位C
は、再生された情報に影響を与えないように記録媒体上
に記録されている最小マーク幅に対して十分小さな値に
設定されている。
【0025】アップカウンタ110は、コンパレータ1
08より一致信号が供給される毎にカウントアップを行
い、このカウント値をコンパレータ112に供給し、コ
ンパレータ112では、このカウント値とアップダウン
カウンタ122よりANDゲート124を通して供給さ
れる値との比較を行うようにしている。そして、コンパ
レータ112では、比較している値が一致すると、一致
信号を出力し、ANDゲート114へ供給する。AND
ゲート114は、JK−FF102のQ出力とコンパレ
ータ112より供給される一致信号との論理積を求める
もので、このANDゲート114の出力信号を出力位置
補正後の立ち下がりエッジ検出信号として、JK−FF
115のJ入力に供給するようになっている。
【0026】ダウンカウンタ109は、コンパレータ1
07より一致信号が供給される毎にカウントダウンを行
い、このカウント値をコンパレータ111に供給し、コ
ンパレータ111では、このカウント値とアップダウン
カウンタ122よりANDゲート123を通して供給さ
れる値との比較を行うようにしている。そして、コンパ
レータ111では、比較している値が一致すると、一致
信号を出力し、ANDゲート113へ供給する。AND
ゲート113はJK−FF101のQ出力とコンパレー
タ111より供給される一致信号との論理積を求めるも
ので、このANDゲート113の出力信号を出力位置補
正後の立ち上がりエッジ検出信号として、JK−FF1
15のK入力に供給するようになっている。
【0027】JK−FF115では、Q出力が補正後の
2値化信号となり、また、この2値化信号は、アップダ
ウンカウンタ117にアップ信号として供給されるとと
もに、インバータ116で反転されダウン信号として供
給される。
【0028】アップダウンカウンタ117はアップ信号
が入力されている間はシステムクロックCLでカウント
アップし、ダウン信号が入力されている間はシステムク
ロックCLでカウントダウンする。
【0029】アップダウンカウンタ117のカウント値
はコンパレータ118及びコンパレータ119に供給さ
れ出力位置変更閾値Dと比較が行われる。ここでの出力
位置変更閾値Dは、最低でも最大マーク幅よりも大きな
値に設定されるものである。
【0030】コンパレータ119では、そのカウント値
が正の方に出力位置変更閾値Dを超えると、ハイレベル
閾値超過信号を出力し、このハイレベル閾値超過信号を
アップダウンカウンタ122にアップ信号として供給
し、また、コンパレータ118では、そのカウント値が
負の方に出力位置変更閾値Dを超えると、ロウレベル閾
値超過信号が出力し、このロウレベル閾値超過信号をア
ップダウンカウンタ122にダウン信号として供給する
ようにしている。
【0031】アップダウンカウンタ122は、ハイレベ
ル閾値超過信号が入力されると1つカウントアップし、
ロウレベル閾値超過信号が入力されると1つカウントダ
ウンをするものである。つまり、ハイレベル閾値超過信
号が出力された場合、生成される2値化信号の「1」の
期間が「0」の期間と比較して長すぎると判断でき、ま
たロウレベル閾値超過信号が出力された場合、生成され
る2値化信号の「0」の期間が「1」の期間と比較して
長すぎると判断できる。
【0032】従って、アップダウンカウンタ122のカ
ウント値は、ハイレベル閾値超過信号の出力された回数
とロウレベル閾値超過信号の出力された回数の差を示す
ことになる。そして、このカウント値の最上位ビットを
ゲート信号としてANDゲート123及びANDゲート
124を通してコンパレータ111及びコンパレータ1
12に供給している。
【0033】なお、コンパレータ118および119で
のカウント値が、正負どちらも出力位置変更閾値Dを超
えた場合は、ORゲート121を通ってアップダウンカ
ウンタ117をリセットするようにしている。
【0034】次に、以上のように構成した実施例の動作
を説明する。まず、2値化信号のDCフリーが満たされ
ている場合は、JK−FF115より出力された2値化
信号の「0」の期間と「1」の期間の差を計測するアッ
プダウンカウンタ117の出力値は出力位置変更閾値D
を超えることがなく、コンパレータ118及びコンパレ
ータ119からはともに「0」が出力される。これによ
り、アップダウンカウンタ122にはアップ信号もダウ
ン信号も供給されることがないため「0」を出力し続け
る。
【0035】この時、アップダウンカウンタ122のカ
ウント値の最上位ビットは「0」であるためANDゲー
ト123の出力値も「0」であり、コンパレータ111
には「0」が供給されている。また、ANDゲート12
4の出力値もアップダウンカウンタ122のカウント値
と同じ「0」であり、コンパレータ112にも「0」が
供給されている。
【0036】この状態で、コンパレータ111では、ダ
ウンカウンタ109の出力値を比較するが、ダウンカウ
ンタ109も「0」を出力しているので、コンパレータ
111は一致していると判断して「1」を出力し、同様
にして、コンパレータ112でもダウンカウンタ110
の出力値と比較するが、ダウンカウンタ110も「0」
を出力しているので、コンパレータ112は一致してい
ると判断して「1」を出力している。
【0037】そして、立ち下がりエッジ検出信号が入力
され、JK−FF102のQ出力が「1」になってAN
Dゲート114に供給されると、ANDゲート114の
出力が「1」となり、JK−FF115のJ入力に供給
され、2値化信号「1」が出力され、また、立ち上がり
エッジ検出信号が入力され、JK−FF101のQ出力
が「1」になってANDゲート113に供給されると、
ANDゲート113の出力が「1」となり、JK−FF
115のK入力に供給され、2値化信号「0」が出力さ
れることになる。
【0038】次に、2値化信号のDCフリーが満たされ
ない場合の動作を図2に示すタイムチャートを用いて説
明する。ここでは、出力位置変更閾値DをF(HE
X)、出力位置変更単位Cを3(HEX)に設定してい
る。
【0039】この場合、JK−FF115より出力され
た2値化信号の「0」の期間と「1」の期間の差を計測
するアップダウンカウンタ117の出力値は、累積のク
ロック値[2]の「0」の期間が終わって、クロック値
[3]の「1」の期間の開始で+6(HEX)を出力
し、「0」の期間の累積値より「1」の期間の累積値の
方が6クロック長いことを示している。そして、このク
ロック値[3]より始まった「1」の期間をカウントす
るアップダウンカウンタ117のカウント値がクロック
値[12]で+F(HEX)になると、ここで出力位置
変更閾値Dの設定値F(HEX)と一致するためコンパ
レータ119より一致信号が出力される。
【0040】この一致信号により、クロック値[13]
でアップダウンカウンタ117はリセットされ、アップ
ダウンカウンタ122は1(HEX)にカウントアップ
される。これにより、コンパレータ112では、それま
でアップダウンカウンタ122の0が供給されていたた
め「1」を出力していたが、クロック値[13]よりア
ップダウンカウンタ122の1(HEX)が供給される
ため「0」となる。
【0041】その後、クロック値[17]で立ち下がり
エッジ検出信号が入力されると、クロック値[18]の
期間からJK−FF102の出力は「1」となる。そし
て、このJK−FF102の出力が「1」になると、ア
ップカウンタ104がカウントアップを始め、クロック
値[21]でカウント値が3(HEX)となって出力位
置変更単位Cの3(HEX)と一致すると、コンパレー
タ108より一致信号が出力される。
【0042】この一致信号が出力されるとアップカウン
タ110は、クロック値[22]で1(HEX)とな
り、アップカウンタ104はリセットされる。また、ア
ップカウンタ110より1(HEX)が出力されると、
アップダウンカウンタ122より供給される値と一致す
るため、クロック値[22]でコンパレータ112より
「1」が出力される。
【0043】これにより、ANDゲート114の出力が
「1」となり、クロック値[23]でJK−FF115
の出力が「1」になって、立ち下がりエッジ検出信号が
入力されてから出力位置変更単位1つ分遅らせて2値化
信号が立ち上げられたことになる。
【0044】なお、上述では、2値化信号の「0」の期
間より「1」の期間が長い場合について述べたが、この
反対に2値化信号の「1」の期間より「0」の期間が長
い場合についても同様に実施できる。
【0045】従って、このような第1実施例によれば、
情報が記録されている光学的記録媒体から読み取られる
アナログ読み取り信号のエッジ部分の検出により得られ
るエッジ検出信号により2値化信号を生成するととも
に、該2値化信号の「1」(ハイレベル)の期間と
「0」(ロウレベル)の期間の差をアップダウンカウン
タ117により求め、このアップダウンカウンタ117
により求められた2値化信号の「1」期間と「0」期間
の差とエッジ検出信号の出力位置を変更するための出力
位置変更閾値Dをコンパレータ119(118)で比較
し、このコンパレータ119(118)での比較結果が
出力位置変更閾値Dを越えた場合に該コンパレータ11
9(118)からの出力される閾値超過信号により立ち
下がりまたは立ち上がりエッジ検出信号の出力位置をア
ップダウンカウンタ122の出力により変更するように
したので、立ち下がり及び立ち上がりエッジ検出信号の
出力位置が補正された2値化信号が生成されることにな
り、この生成された2値化信号は「1」期間と「0」期
間がほぼ等しくなってDCフリーを満たすことができ、
信頼性の高い情報再生を行うことができる。 (第2実施例)第1実施例で述べた2値化信号補正回路
では、ハイレベル閾値超過信号またはロウレベル閾値超
過信号が出力されるまで、アップダウンカウンタ117
により「1」の期間と「0」の期間の差を累積するよう
にしている。このため、ある一定期間内については、ほ
とんどDCフリーが満たされていて補正を必要としない
場合も差が累積されるため、補正の必要のない僅かなず
れも無理に補正してしまうことになる。
【0046】そこで、第2実施例では、ある設定範囲内
で2値化信号の「1」の期間と「0」の期間を比較し、
DCフリーの補正を行うことにより、より信頼性の高い
2値化信号を生成するようにしている。
【0047】図3は、第2実施例の概略構成を示すもの
で、図1と同一部分には、同符号を付している。この場
合、アップカウンタ201は、システムクロックCLで
カウントアップするもので、このアップカウンタ201
の出力値はコンパレータ202に供給して検出範囲設定
値Eと比較するようにしている。
【0048】この検出範囲設定値Eは、記録媒体上に記
録される最大マーク幅に対して十分大きな値に設定して
いる。そして、コンパレータ202は、アップカウンタ
201の出力値と検出範囲設定値Eが一致すると、一致
信号を出力し、ORゲート203を通ってアップダウン
カウンタ117及びアップカウンタ201にリセット信
号として供給する。
【0049】なお、アップダウンカウンタ117は、第
1実施例と同様にしてコンパレータ118及びコンパレ
ータ119より出力されるハイレベル閾値超過信号及び
ロウレベル閾値超過信号によりリセットされ、アップカ
ウンタ201もコンパレータ117及びコンパレータ1
18より出力されるハイレベル閾値超過信号及びロウレ
ベル閾値超過信号によりリセットされる。
【0050】従って、このような第2実施例によれば、
さらに、検出範囲設定値Eの期間だけハイレベル閾値超
過信号またはロウレベル閾値超過信号が出力されない
と、アップダウンカウンタ117を強制的にリセット
し、検出範囲設定値Eの期間内での2値化信号の「1」
の期間と「0」の期間の差の累積値をリセットするよう
にしたので、補正の必要のない程度の僅かなずれを無理
に補正してしまうことがなくなり、常に安定した動作を
期待することもできる。
【0051】以上、実施例に基づいて説明したが、本発
明中には以下の発明が含まれる。 (1)DCフリー性を有した情報が記録されている光学
的情報記録媒体から読み取られたアナログ読み取り信号
から生成した2値化信号の「1」(ハイレベル)の期間
と「0」(ロウレベル)の期間の期間差を求める計測手
段と、前記計測手段の計測結果である期間差に基づき前
記情報のDCフリーを満たすように前記「1」の期間と
「0」の期間の補正を行う補正手段を有することを特徴
とする2値化信号補正回路。
【0052】このようにすれば、DCフリーであるとい
う特徴を持っている2値化信号の「1」期間と「0」期
間がほぼ等しくなってDCフリーを満たすことができ、
信頼性の高い情報再生を行うことができる。
【0053】(2)(1)記載の2値化信号補正回路に
おいて、前記計測手段により求められた期間差と所定の
補正閾値とを比較する比較手段をさらに有し、前記比較
手段の比較の結果、前記期間差が前記補正閾値を越えた
場合のみ前記補正手段が前記情報のDCフリーを満たす
ように前記「1」の期間と「0」の期間の補正を行うよ
うにしている。
【0054】このようにしても、(1)と同様にして、
2値化信号のDCフリー性が満足された信頼性の高い情
報再生を行うことができる。 (3)(1)記載の2値化信号補正回路において、シス
テムクロックをカウントするクロックカウント手段をさ
らに有し、前記クロックカウント手段によるカウント値
が任意の設定期間に達する毎に前記計測手段をリセット
するようにしている。
【0055】このようにすれば、補正の必要のない程度
の僅かなずれを無理に補正してしまうことを防止でき、
常に安定した動作を期待することができる。 (4)情報が記録されている光学的記録媒体から読み取
られるアナログ読み取り信号のエッジ部分を検出すると
ともに、該エッジを検出した場合に出力されるエッジ検
出信号により生成される2値化信号の「1」(ハイレベ
ル)の期間と「0」(ロウレベル)の期間の差を求める
計測手段と、前記計測手段により求められた差とエッジ
検出信号の出力位置を変更するための出力位置変更閾値
を比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果が
出力位置変更閾値を越えた場合に閾値超過信号を出力す
る閾値超過信号出力手段と、閾値超過信号が出力された
場合に立ち下がりまたは立ち上がりエッジ検出信号の出
力位置を変更する出力位置変更手段とを具備することを
特徴とする2値化信号補正回路。
【0056】このようにすれば、アナログ読み取り信号
の立ち下がり及び立ち上がりエッジ検出信号により生成
される2値化信号の「1」(ハイレベル)の期間と
「0」(ロウレベル)の期間の差を求め、前記差がエッ
ジ検出信号の出力位置を変更するための出力位置変更閾
値を越えた場合に立ち下がりまたは立ち上がりエッジ検
出信号の出力位置を変更し2値化信号を生成するように
なるので、記録されている情報の記録方式が、DCフリ
ーであるという特徴を持っている場合に、2値化信号の
DCフリー性が満足され信頼性の高い情報再生を行うこ
とができる。
【0057】(5)(4)記載の2値化信号補正回路に
おいて、前記比較手段は、ある設定期間内での2値化信
号の「1」の期間と「0」の期間の差を求め、前記差と
出力位置変更閾値の比較を行う。
【0058】このようにすれば、2値化信号の「1」の
期間と「0」の期間の差を比較する範囲を適当な範囲に
設定し、この範囲内で差が出力位置変更閾値を越えた場
合に立ち下がりまたは立ち上がりエッジ検出信号の出力
位置を変更し2値化信号を生成するようになるので、補
正の必要のない僅かなずれを無理に補正してしまうこと
なく、信頼性の高い情報再生を行うことができる。
【0059】(6)(4)記載の2値化信号補正回路に
おいて、前記閾値超過信号出力手段は、2値化信号の
「1」の期間が「0」の期間と比較して長く出力位置変
更閾値を越えた場合、ハイレベル閾値超過信号を出力
し、「0」の期間が「1」の期間と比較して長く出力位
置変更閾値を越えた場合、ロウレベル閾値超過信号を出
力する機能を設けた。
【0060】このようにすれば、2値化信号の「1」の
期間が「0」の期間と比較して長く出力位置変更閾値を
越えた場合、ハイレベル閾値超過信号を出力し、「0」
の期間が「1」の期間と比較して長く出力位置変更閾値
を越えた場合、ロウレベル閾値超過信号を出力する。ハ
イレベル閾値超過信号が入力された場合、立ち上がりエ
ッジ検出信号を出力位置変更単位“一つ”分だけ遅らせ
て出力し、また、すでにロウレベル閾値超過信号が入力
され立ち下がりエッジ検出信号を出力位置補正回路で遅
らせて出力させている場合は遅らせている分を出力位置
変更単位“一つ”分だけ減らして出力し、閾値超過信号
が続けて入力された場合は、このような動作を繰り返す
ようになるので、出力位置変更閾値及び出力位置変更単
位を適当な値に設定することにより、2値化信号のDC
フリー性が満足され信頼性の高い情報再生を行うことが
できる。
【0061】(7)(4)記載の2値化信号補正回路に
おいて、前記出力位置変更手段は、ハイレベル閾値超過
信号が入力された場合、立ち上がりエッジ検出信号を出
力位置変更単位“一つ”分だけ遅らせて出力する。また
はすでにロウレベル閾値超過信号が入力され立ち下がり
エッジ検出信号を出力位置補正回路で遅らせて出力させ
ている場合は遅らせている分を出力位置変更単位“一
つ”分だけ減らし、閾値超過信号が続けて入力された場
合はこの動作を繰り返す。このようにしても、2値化信
号のDCフリー性が満足され信頼性の高い情報再生を行
うことができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、DCフリーであるとい
う特徴を持っている2値化信号の「1」期間と「0」期
間がほぼ等しくなってDCフリーを満たすことができ、
信頼性の高い情報再生を行うことができる。また、補正
の必要のない程度の僅かなずれを無理に補正してしまう
こともなくなり、常に安定した動作を期待することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成を示す図。
【図2】第1実施例を説明するためのタイムチャート。
【図3】本発明の第2実施例の概略構成を示す図。
【図4】従来の2値化信号生成回路の一例を示す図。
【符号の説明】 101、102…JK−FF、103、104…アップ
カウンタ、105、106…ORゲート、107、10
8…コンパレータ、109…アップカウンタ、110…
ダウンカウンタ、111、112…コンパレータ、11
3、114…ANDゲート、115…JK−FF、11
6…インバータ、117…アップダウンカウンタ、11
8、119…コンパレータ、121…ORゲート、12
2…アップダウンカウンタ、201…アップカウンタ、
202…コンパレータ、203…ORゲート。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DCフリー性を有した情報が記録されて
    いる光学的情報記録媒体から読み取られたアナログ読み
    取り信号から生成した2値化信号の「1」(ハイレベ
    ル)の期間と「0」(ロウレベル)の期間の期間差を求
    める計測手段と、 前記計測手段の計測結果である期間差に基づき前記情報
    のDCフリーを満たすように前記「1」の期間と「0」
    の期間の補正を行う補正手段を有することを特徴とする
    2値化信号補正回路。
  2. 【請求項2】 前記計測手段により求められた期間差と
    所定の補正閾値とを比較する比較手段をさらに有し、 前記比較手段の比較の結果、前記期間差が前記補正閾値
    を越えた場合のみ前記補正手段が前記情報のDCフリー
    を満たすように前記「1」の期間と「0」の期間の補正
    を行うことを特徴とする請求項1記載の2値化信号補正
    回路。
  3. 【請求項3】 システムクロックをカウントするクロッ
    クカウント手段をさらに有し、 前記クロックカウント手段によるカウント値が任意の設
    定期間に達する毎に前記計測手段をリセットすることを
    特徴とする請求項1または2記載の2値化信号補正回
    路。
JP7110827A 1995-05-09 1995-05-09 2値化信号補正回路 Withdrawn JPH08306134A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113848345A (zh) * 2021-10-13 2021-12-28 中国核动力研究设计院 基于数字逻辑硬件电路的主泵转速信号处理方法及系统

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