JPH08305428A - Nc機械における中断した加工の再開方法 - Google Patents

Nc機械における中断した加工の再開方法

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JPH08305428A
JPH08305428A JP7113203A JP11320395A JPH08305428A JP H08305428 A JPH08305428 A JP H08305428A JP 7113203 A JP7113203 A JP 7113203A JP 11320395 A JP11320395 A JP 11320395A JP H08305428 A JPH08305428 A JP H08305428A
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machining
machine
program
block
interrupted
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Takehiko Shigefuji
毅彦 重藤
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プログラム加工途中でNC機械がリセットま
たは非常停止で中断したとき、機械オペレータがプログ
ラムの内容を吟味することなく、加工途中の板材の加工
が再開できるようにする。 【構成】 ブロック解釈手段4により加工プログラムの
各ブロックを解釈して加工プログラムを実行中に、モー
ダルテーブル5に加工プログラムの遷移を記録し、NC
機械がリセットまたは非常停止で中断したとき、加工プ
ログラムの遷移を加工遷移データとして第3記憶手段8
にファイル化後、ブロックサーチ手段10ににより加工
プログラムの該当ブロックまでサーチし、サーチ中の機
械動作指令によりNC機械を作動させることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユーザプログラムから
作成される加工プログラムに従い作動されるパンチプレ
ス及び成形加工機等のNC機械により板材を加工する工
程において、板材の加工を再開させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、NC機械を自動運転して板材の適
宜加工を行っている時、NC機械がプログラム加工途中
でリセットまたは非常停止した時、NC機械は加工プロ
グラムのどのブロックの加工途中であるかをCRT等の
表示器へカーソル表示等している。そして、機械オペレ
ータが上記カーソル表示等された情報を参照して手入力
で加工プログラムを修正編集(GoTo文等を挿入)し
て加工の途中から再開させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように加工プログラムのどのブロックに対応される加
工途中であるかをカーソル表示等で表示された時に、機
械オペレータはその表示を参照して加工プログラムの内
容を理解するための検討を行わなければならない。しか
も、加工プログラムのプログラム容量が長大な場合には
修正を編集することは難しい。
【0004】更にGoTo文を入れて加工途中の板材の
加工が終了したら再度元のプログラムへ戻さなくては次
の板材の加工ができない。従って、従来の場合において
は、加工途中で中断した場合の加工の再開が面倒であ
り、かつ時間的な損失も大きいという不具合があった。
【0005】本発明は、上記した事情に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、プログラム加
工途中でNC機械がリセットまたは非常停止したとき、
機械オペレータがプログラムの内容を吟味することな
く、加工途中の板材の加工が再開できる方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明のNC機械のおける中断した加工の
再開方法は、ユーザプログラムから作成される加工プロ
グラムの各ブロックを順次実行することによりNC機械
を作動させて板材の加工を行う工程において、加工プロ
グラムの実行が完了して板材に対する全加工が完了した
か又は加工プログラムの実行が中断して残加工が有るか
を判別する段階(1)と、前記段階(1)で全加工と判
別された場合に、加工プログラムの各ブロックの加工終
了毎に次のブロックの解釈を順次選択して通常の機械作
動指令を行う段階(2)と、前記通常の機械動作指令中
にモーダルデータの遷移を記録する段階(3)と、前記
段階(1)で残加工と判別された場合に、前記段階
(2)の処理を中断し、この中断時点まで前記段階
(3)により記録されたモーダルデータを基に加工プロ
グラムの該当ブロックまでサーチすることにより中断以
降のモーダルデータを順次選択してサーチ中の機械動作
指令を行う段階(4)と、が含まれ、前記通常の機械動
作指令によりNC機械を作動させて板材の加工を行って
いる際、板材の加工が中断した場合には、前記サーチ中
の機械動作指令によりNC機械を作動させて板材の加工
を再開させることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記段階(2)は、各種モーダルデータが記述され
たモーダルテーブルから前記解釈内容に対応されるモー
ダルデータをメモリ運転で出力する処理であることを特
徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記段階(2)は、前記解釈内容に対応されるモー
ダルデータをテープ運転又はリモート運転で出力する処
理であることを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記段階(4)は、前記段階(2)の処理中断時点
まで前記段階(3)により記録されたモーダルデータを
ファイル化し、このファイル化されたモーダルデータを
基に加工プログラムの該当ブロックまでサーチすること
を特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、板材の加工が中断した場合は、NC機械に対する手
動動作との組合せを考慮して前記サーチ中の機械動作指
令によりNC機械を作動させることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の発明のNC機械における中断した加
工の再開方法では、段階(1)で全加工と判別された場
合に、段階(2)において加工プログラムの各ブロック
の加工終了毎に次のブロックの解釈を行って解釈内容に
対応されるモーダルデータを順次選択して通常の機械動
作指令を行い、同時に段階(3)では通常の機械動作指
令途中にモーダルデータの遷移を記録する。そして、段
階(1)で残加工と判別された場合に、段階(4)にお
いて段階(2)の処理を中断し、この中断時点まで段階
(3)により記録されたモーダルデータを基に加工プロ
グラムの該当ブロックまでサーチすることにより中断以
降のモーダルデータを順次選択してサーチ中の機械動作
指令を行う。従って、上記した通常の機械動作指令によ
りNC機械の作動を行っている際、板材の加工が中断し
た場合には、上記したサーチ中の機械作動指令によりN
C機械を作動させて板材の加工を再開させることを自動
的に即座になし得る。
【0012】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、段階(2)は、各種モーダルデータが記述された
モーダルデータから解釈内容に対応されるモーダルデー
タをメモリ運転で出力する処理であるから、コンパイラ
的にプログラムを実行することができる。
【0013】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、段階(2)は、解釈内容に対応されるモーダルデ
ータをテープ運転又はリモート運転て出力する処理であ
るからインタプリタ的にプログラムを実行することがで
きる。
【0014】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、段階(4)は、段階(2)の処理の中断時点まで
段階(3)により記録されたモーダルデータをファイル
化し、このファイル化されたモーダルデータを基に加工
プログラムの該当ブロックまでサーチするので、モーダ
ルデータが記録されるメモリに不揮発性メモリを適用す
ることにより改めてモーダルデータをファイル化しなく
て済むようにし得る。
【0015】請求項5の発明では、請求項1の発明にお
いて、板材の加工が中断した場合は、NC機械に対する
手動動作との組合せを考慮してサーチ中の機械動作指令
によりNC機械を作動させるので、例えば加工途中から
の再開は板材の各部位毎に個別で行える。
【0016】
【実施例】図1は、本発明が適用された一実施例のNC
機械の制御システムの概略を示す機能ブロック図であ
る。
【0017】この一実施例のNC機械の制御システムで
は、NC機械を作動させる加工プログラムを編集及び選
択するプログラム編集・選択手段1における所定の入力
操作に応答してユーザプログラム群が格納された第1記
憶手段2からあるユーザプログラムを選択してコピーす
ることにより作成された加工プログラムが第2記憶手段
3に格納される。そして、第2記憶手段3に格納された
加工プログラムの各ブロックをブロック解釈手段4に順
次読込み、このブロック解釈手段4において加工プログ
ラムの各ブロックを解釈することにより各種モーダルデ
ータが記述されたモーダルテーブル5からその解釈内容
に対応されるモーダルデータをメモリ運転で出力する処
理を行う。このメモリ運転で出力する処理により上記解
釈内容に対応されるモーダルデータを順次選択して通常
の機械動作指令を出力し、これをNC機械動作指令とし
てNC機械(不図示)に対して加える。
【0018】一方、プログラム編集・選択手段1による
編集及び選択が完了したとき、プログラム編集・選択手
段1から全/残加工判別手段6へ選択完了の条件が示さ
れる。手作業によりスタート釦が押された場合、全/残
加工判断手段6において、選択完了の条件が示される毎
に全加工の指示が遷移データ初期手段7へ出される。こ
うして遷移データ初期化手段6により第3記憶手段8内
の加工遷移データを初期化すると同時に、ブロック解釈
手段4に対して加工遷移データが初期化された旨の信号
が出される。これによりブロック解釈手段4による加工
プログラムの各ブロックの解釈がなされ、通常の機械動
作指令がNC機械動作指令としてNC機械に加わり、N
C機械が作動される。
【0019】このような通常の機械動作指令中は、遷移
データ書込み手段9によりモーダルデータの遷移をモー
ダルテーブル5に記録しているので、以下説明するよう
にNC機械による板材の加工が中断した場合に対処でき
る。
【0020】即ち、NC機械による板材の加工が加工途
中にて手作業のリセット又は非常停止で中断した場合に
は、この中断時点までモーダルテーブル5に記録された
モーダルデータを第3記憶手段8に書込むことにより、
加工遷移データとしてファイルし、同時に遷移データ書
込み手段9から全/残加工判別手段6に対し板材の加工
が途中中断した旨の信号が出力される。すると、全/残
加工判別手段6から残加工を行うべき信号がブロックサ
ーチ手段10に加わり、このブロックサーチ手段10
は、第3記憶手段8から加工遷移データを読込み、この
加工遷移データを基に加工プログラムの該当ブロックま
でサーチすることにより中断以降のモーダルデータを順
次選択してサーチ中の機械動作指令として出力し、これ
がNC機械動作指令としてNC機械に加わり、NC機械
が再び作動されるので、中断以降の板材の加工が再開さ
れる。
【0021】前述の如く、本実施例においては、加工プ
ログラムの実行が完了して板材に対する全加工が完了し
たか又は加工プログラムの実行が中断して残加工が有る
かを判別する段階(1)は、全/残加工判別手段6にて
なされる。この段階(1)で全加工と判別された場合
に、加工プログラムの各ブロックの加工終了毎に次のブ
ロックの解釈を行って解釈内容に対応されるモーダルデ
ータを順次選択して通常の機械動作指令を行う段階
(2)は、ブロック解釈手段4にてなされる。この段階
(2)による通常の機械動作指令中にモーダルデータの
遷移を記録する段階(3)は、遷移データ書込み手段9
にてなされる。そして、上記段階(1)で残加工と判別
された場合に、上記段階(2)の処理を中断し、この中
断時点まで上記段階(3)により記録されたモーダルデ
ータの遷移(第3記憶手段8の加工遷移テーブルデー
タ)を基に加工プログラムの該当ブロックまでサーチす
ることにより中断以降のモーダルデータを順次選択して
サーチ中の機械動作指令を行う段階(4)は、ブロック
サーチ手段10にてなされる。
【0022】次に、前述した一連の動作の各処理につい
てその詳細を図2乃至図7を用いて説明する。
【0023】図2(A),(B),(C)は、全/残加
工判別手段6による処理X1を説明するために用いた図
であり、図2(A)は処理X1の入出力状態、図2
(B)は処理X1のケース別一覧表、図2(C)は処理
X1のフローチャートを示している。
【0024】即ち、全/残加工判別手段6による処理X
1は、図2(A)の如くスタート釦を押す操作でトリガ
ーされることにより開始され、図2(B)の<ケース1
>、<ケース2>、<ケース4>では図2(C)のルー
チンで全加工と判定し、また図2(B)の<ケース3>
では図2(C)のルーチンで残加工と判定する。そし
て、これらの判定が図2(A)の如く出力される。
【0025】図3(A),(B)は、遷移データ初期化
手段7により第3記憶手段8の加工遷移データを初期化
する処理X2を説明するために用いた図であり、図3
(A)は処理X2の入出力状態、図3(B)は処理X2
のフローチャートを示している。
【0026】即ち、遷移データ初期化手段7により第3
記憶手段8の加工遷移データを初期化する処理X2は、
図3(A)の如く全/残加工判別手段6からの全加工開
始信号でトリガーされることにより開始され、図3
(B)の如くデータファイルの初期化の処理により第3
記憶手段8の加工遷移データを初期化し、初期化された
ことを示す信号がブロック解釈手段4へ図3(A)の如
く出力される。
【0027】図4(A),(B)は、ブロック解釈手段
4により加工プログラムの各ブロックを解釈する処理X
3を説明するために用いた図であり、図4(A)は処理
X3の入出力状態、図4(B)は処理X3のフローチャ
ートを示している。
【0028】即ち、ブロック解釈手段4により加工プロ
グラムの各ブロックを解釈する処理は、図4(A)の如
く第2記憶手段3からのブロック完了信号及び遷移デー
タ初期化手段7からの初期化完了信号でトリガーされる
ことにより開始され、図4(B)の如くモーダルテーブ
ル5から現モーダルテーブルのモーダルデータ取込み、
次に第2記憶手段3の加工プログラムから現ブロック中
の指令データを取込む。そして、指令と現状とに相違が
あれば、機械動作指令出力を行い、同時に遷移データ書
込み手段9によりモーダルテーブル5にモーダルデータ
の遷移を記録する。次いで、1ブロックの解釈が完了さ
れる毎に、モーダルテーブル5上のモーダルデータの遷
移の記録を更新し、次ブロックについての上記した処理
を行う。こうして、加工プログラムに基づく機械動作指
令、モーダルデータの遷移記録、ブロック完了信号を図
4(A)の如く行う。但し、この処理X3は、手作業に
よる加工途中のリセットや非常停止にて中断される。
【0029】図5(A),(B)は、モーダルテーブル
5に記録した各モーダルデータの遷移を第3記憶手段8
にファイル書込みを行う処理X4を説明するために用い
た図であり、図5(A)は処理X4の入出力状態、図5
(B)は処理X4のフローチャートを示している。
【0030】即ち、モーダルテーブル5に記録した各モ
ーダルデータの遷移を第3記憶手段8にファイル書込み
を行う処理X4は、図5(A)の如く加工途中のリセッ
トまたは非常停止でトリガーされることにより開始さ
れ、図5(B)の如くモーダルデータの遷移のファイル
書込みを第3記憶手段8に対して行うことにより第3記
憶手段8に加工遷移データをファイル化する。
【0031】図6(A),(B)、図7は、第3記憶手
段8の加工遷移データを基にブロックサーチ手段10に
おいて、加工プログラムの該当ブロックをサーチする処
理X5を説明するために用いた図であり、図6(A)は
処理X5の入出力状態、図6(B)はX5のフローチャ
ートの一部、図7は処理X5のフローチャートの他の一
部を示している。
【0032】即ち、第3記憶手段8の加工遷移データを
基に、ブロックサーチ手段10において加工プログラム
の該当ブロックをサーチする処理X5は、図6(A)の
如く残加工開始のために、スタート釦が押されてトリガ
ーされることにより開始され、図6(B)、図7の如く
モーダルテーブル5の現モーダルデータを読込み、第3
記憶手段8の加工遷移データを読込む。そして、軸の遷
移データより軸移動して機械位置を復帰させてから、
G,M,T他各アドレス状態を復帰、UV,Aの各マク
ロ再記憶復帰、軸の遷移データより相対座標値を復帰、
条件より軸速、ABS/INC他を復帰、ONo、NN
o、ブロックNoの復帰を行う。次にPMCの各アドレ
スのデータよりセンサ他との相違摘出を行い、相違種別
毎に各々の処理を行い、サーチ完了となる。
【0033】次に、本実施例の制御システムが適用され
た説明について説明する。
【0034】下記の様に板材の単品毎に加工し、ワーク
シュータへ製品を落すユーザプログラムがあった場合 ブロックNo O0001; ↓ 1: G92X 123: G90X : (最終切断部直前加工) 124: M80: (ワークシュータ開) 125: G90X : (最終切断パンチ) 126: G70X : (ワークシュータへ押し込む*1 ) 127: G04: (ドウェル) 128: M81: (ワークシュータ閉) 345: G50: 例えば、*1においては、タレットパンチプレスのクラ
ンプおよび素材を移動させ、素材内側面が製品外側面を
押すようにしてワークシュータへ押し込む。ここで、押
し込めずに、素材とテーブルとの間に製品がはさまった
ときオペレータは、リセットして手動で製品を取り出
す。
【0035】このような条件で稼動される設備におい
て、全加工開始後に途中中断があり、途中中断後に残加
工を行う場合に次のように作用する。
【0036】O0001をサーチまたは以前に正常終了
していたと仮定する。
【0037】処理X1 : 全加工と判定 処理X2 : 加工遷移データを初期化する。(モーダ
ルテーブルの内容を初期化)
【表1】 なお、実行ブロックNO.が「0」と示されているの
は、全加工であるので最初は「0」とあるという意味を
表わす。
【0038】処理X3 : 各ブロックを解釈し、加工
遷移データをそのブロックの加工完了時点でモーダルテ
ーブルへ記録する。
【0039】125ブロック目では
【表2】 *1のG70またはG04で、異常に気付きオペレータ
はリセットしたことになるので、126または127ブ
ロック目の実行中となる。
【0040】仮に126ブロック目実行中だったとき、
処理X4,X5を説明する。
【0041】処理X4 : 125ブロック目の加工遷
移データをファイルに書込む。
【0042】ここで全加工が切れ全/残加工判別で処理
X1を行い、その次に処理X5を行う。
【0043】処理X5 : 125ブロック目の加工遷
移データに基付き機械とNCの状態を復帰する。
【0044】この時、X,Y他の軸制御は125ブロッ
ク目の機械位置(処理X3の内容)を指令する。機械状
態は、この場合ワークシュータ開(M80)を指令す
る。
【0045】つまり、サーチの中では、以下の指令内容
の如くのプログラムを実行するに等しい。
【0046】 (指令内容) G92 X ; F4 ;(最低速の設定) G70 X ;(最終のパンチ位置まで軸移動) F1M80 ;(ワークシュータ開(上記した条件で はこの時シュータは開いていたとの意 味)、軸速度設定) 処理X5の完了にて処理X3(各ブロック解釈)へ復帰
する。
【0047】このようにして加工プログラムの各ブロッ
クを実行することによりプログラムの途中復帰が行え
る。
【0048】なお、図1の例では各種モーダルデータが
記述されたモーダルテーブルから解釈内容に対応される
モーダルデータをメモリ運転で出力する処理によりコン
パイラ的にプログラムを実行しているが、その解釈内容
に対応されるモーダルデータをテープ運転又はリモート
運転で出力する処理によりインタプリタ的にプログラム
を実行するようにしてもよい。
【0049】また、モーダルデータが記録されるメモリ
に不揮発性メモリを適用することにより改めてモーダル
データをファイル化しなくても済むようにし得る。
【0050】また、油圧パンチプレスのスロッティング
途中のリセット(カーリングした抜きカスは素材に継っ
たままの状態にある(特公平4−16248号公報参
照))や、連続シート状の板材の成形中にリセットの各
場合においては、再開計算前の処理に最終パンチを考慮
してプログラムの実行を再開させるとよい。また、再開
計算前の手動動作の組合せを考慮してプログラムの実行
を再開させると、加工途中からの再開は板材の各部位毎
に個別で行える。また、非常停止の場合及びリセットの
場合ともに同様に対処し得る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
工プログラムの実行中にモーダルデータの遷移を記録
し、記録したモーダルデータの遷移を基に加工プログラ
ムの該当ブロックをサーチして残加工を行うことになる
ので、プログラム加工途中でNC機械がリセットまたは
非常停止したとき、機械オペレータがプログラムの内容
を吟味することなく、加工途中の板材の加工が再開でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された一実施例のNC機械の制御
システムの概略を示す機能ブロック図である。
【図2】全/残加工判別手段により処理を説明するため
に用いた図である。
【図3】加工遷移データを初期化する処理を説明するた
めに用いた図である。
【図4】加工プログラムの各ブロックを解釈する処理を
説明するために用いた図である。
【図5】加工遷移データのファイル書込み処理を説明す
るために用いた図である。
【図6】加工プログラムの該当ブロックをサーチする処
理を説明するために用いた図である。
【図7】加工プログラムの該当ブロックをサーチする処
理を説明するために用いた図である。
【符号の説明】
1 プログラム編集・選択手段 2 第1記憶手段 3 第2記憶手段 4 ブロック解釈手段 5 モーダルテーブル 6 全/残加工判別手段 7 遷移データ初期手段 8 第3記憶手段 9 遷移データ書込み手段 10 ブロックサーチ手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザプログラムから作成される加工プ
    ログラムの各ブロックを順次実行することによりNC機
    械を作動させて板材の加工を行う工程において、 加工プログラムの実行が完了して板材に対する全加工が
    完了したか又は加工プログラムの実行が中断して残加工
    が有るかを判別する段階(1)と、 前記段階(1)で全加工と判別された場合に、加工プロ
    グラムの各ブロックの加工終了毎に次のブロックの解釈
    を行って解釈内容に対応されるモーダルデータを順次選
    択して通常の機械作動指令を行う段階(2)と、 前記通常の機械動作指令中にモーダルデータの遷移を記
    録する段階(3)と、 前記段階(1)で残加工と判別された場合に、前記段階
    (2)の処理を中断し、この中断時点まで前記段階
    (3)により記録されたモーダルデータの遷移を基に加
    工プログラムの該当ブロックまでサーチすることにより
    中断以降のモーダルデータを順次選択してサーチ中の機
    械動作指令を行う段階(4)と、が含まれ、 前記通常の機械動作指令によりNC機械を作動させて板
    材の加工を行っている際、板材の加工が中断した場合に
    は、前記サーチ中の機械動作指令によりNC機械を作動
    させて板材の加工を再開させることを特徴とするNC機
    械における中断した加工の再開方法。
  2. 【請求項2】 前記段階(2)は、各種モーダルデータ
    が記述されたモーダルテーブルから前記解釈内容に対応
    されるモーダルデータをメモリ運転で出力する処理であ
    ることを特徴とする請求項1記載のNC機械における中
    断した加工の再開方法。
  3. 【請求項3】 前記段階(2)は、前記解釈内容に対応
    されるモーダルデータをテープ運転又はリモート運転で
    出力する処理であることを特徴とする請求項1記載のN
    C機械における中断した加工の再開方法。
  4. 【請求項4】 前記段階(4)は、前記段階(2)の処
    理中断時点まで前記段階(3)により記録されたモーダ
    ルデータをファイル化し、このファイル化されたモーダ
    ルデータを基に加工プログラムの該当ブロックまでサー
    チすることを特徴とする請求項1記載のNC機械におけ
    る中断した加工の再開方法。
  5. 【請求項5】 板材の加工が中断した場合、NC機械に
    対する手動動作との組合せを考慮して前記サーチ中の機
    械動作指令によりNC機械を作動させることを特徴とす
    る請求項1記載のNC機械における中断した加工の再開
    方法。
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