JPH08302671A - 回転軸の振れ止め方法 - Google Patents

回転軸の振れ止め方法

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JPH08302671A
JPH08302671A JP11068395A JP11068395A JPH08302671A JP H08302671 A JPH08302671 A JP H08302671A JP 11068395 A JP11068395 A JP 11068395A JP 11068395 A JP11068395 A JP 11068395A JP H08302671 A JPH08302671 A JP H08302671A
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steady
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steady rest
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Mitsuhiro Kunito
光弘 國藤
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Ask Kenkyusho KK
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転軸を確実に振れ止めして垂直性を確保す
る。 【構成】 側方突出部1の回転軌跡の直径よりもやや内
径が大きい振れ止め筒4をリーダ3の下部にリーダ3に
沿って上下移動自在に取付ける。回転軸2を振れ止め筒
4内に挿通すると共に該振れ止め筒4内に任意の側方突
出部1を安定して回転できる状態で位置させる。この状
態で回転軸2と振れ止め筒4とをリーダ3に沿って同時
に同速で上昇又は下降させる。任意の長さ回転軸2と振
れ止め筒4とをリーダ3に沿って同時に同速で上昇又は
下降させた後、回転軸2を上下方向において移動を停止
した状態でリーダ3に沿って振れ止め筒4のみを下降又
は上昇させて、振れ止め筒4内に前段階とは別の側方突
出部1を安定して回転できる状態で位置させる。この状
態で回転軸2と振れ止め筒4とをリーダ3に沿って同時
に同速で上昇又は下降させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地盤改良などに用いる
側方突出部を上下方向に隔設した回転軸を地盤中に挿入
したり引き上げる際に回転軸のガイドをするための方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からリーダに移動体を上下移動自在
に取付け、複数の側方突出部を上下方向に隔設した回転
軸の上端部を移動体に回転自在に取付け、移動体に設け
た回転装置により回転軸を回転するものが知られてい
る。該リーダの下部には側方突出部の回転軌跡の直径よ
りもやや内径が大きい振れ止め筒を取付け、回転軸をこ
の振れ止め筒に上下移動自在に挿通してある。
【0003】そして、回転軸を下降して地盤に挿入し、
回転軸に設けた噴射口よりセメントミルクのような固結
用液を噴射すると共に回転軸に設けた側方突出部により
固結用液と土砂とを攪拌混合して地盤改良をするように
している。この回転軸の下降及び引き上げ時に、振れ止
め筒内を回転軸を通すことで回転軸の振れ止めをして回
転軸が地中で振れないようにし、地中に斜めに挿入され
たりしないように振れ止めしている。
【0004】ところが、従来例にあっては、回転軸の下
降又は引き上げ時に振れ止め筒は移動せず、回転軸のみ
を上下方向に移動していたので、振れ止め筒内を回転軸
が上下方向に移動する際、側方突出部を突設した部分
と、側方突出部を突設していない部分とが交互に通過す
ることとなり、このため、回転軸の側方突出部を突設し
ていない部分が振れ止め筒を通過する際には振れ止め筒
による回転軸の振れ止め効果が十分でなく、回転軸の垂
直精度が悪くなって地中に垂直に挿入できないという問
題がある。また、回転軸の側方突出部を突設していない
部分の次に側方突出部を突出している部分が振れ止め筒
内に入ってくる際に、側方突出部の上下方向の端部が振
れ止め筒の開口端縁部に衝突してスムーズな挿通ができ
ない場合が生じるという問題がある。
【0005】そこで、このような事態を避けるために、
回転軸2に上下方向に複数設ける側方突出部1間の間隔
を振れ止め筒4の上下長さよりも短くすることが考えら
れるが、この場合には上下段のいずれかの側方突出部1
の少なくとも一部が振れ止め筒4内に位置することにな
るが、例えば図32に示すように下段の側方突出部1の
上端部が振れ止め筒4の下端部内に僅かに残っている状
態で上段の側方突出部1が振れ止め筒4内に入ろうとす
る際に、やはり上段の側方突出部1の下端が振れ止め筒
4の開口縁に衝突する恐れがあり、また、図32のよう
に側方突出部1のごく一部しか振れ止め筒内に位置しな
い場合も生じてしまい、この場合には振れ止めが確実に
できるとは言い難いものである。また、回転軸2に上下
方向に複数設ける側方突出部1間の間隔を振れ止め筒4
の上下長さよりも短くするものにおいては、側方突出部
1間の間隔が振れ止め筒4の上下長さにより制約を受け
てしまって、長くすることができず、回転軸2の設計に
制約がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とす
るところは回転軸の振れ止めが確実にできて、回転軸の
垂直性が確保できる回転軸の振れ止め方法を提供するに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の従来例の問題点を
解決して本発明の目的を達成するために、本発明の振れ
止め方法は、複数の側方突出部1を上下方向に隔設した
回転軸2をリーダ3に沿って移動させて地盤19に挿入
及び地盤19から引き上げる際に回転軸2をガイドする
方法であって、側方突出部1の回転軌跡の直径よりもや
や内径が大きい振れ止め筒4をリーダ3の下部にリーダ
3に沿って上下移動自在に取付け、回転軸2を振れ止め
筒4内に挿通すると共に該振れ止め筒4内に任意の側方
突出部1を安定して回転できる状態で位置させ、この状
態で回転軸2と振れ止め筒4とをリーダ3に沿って同時
に同速で上昇又は下降させ、任意の長さ回転軸2と振れ
止め筒4とをリーダ3に沿って同時に同速で上昇又は下
降させた後、回転軸2を上下方向において移動を停止し
た状態でリーダ3に沿って振れ止め筒4のみを下降又は
上昇させて、振れ止め筒4内に前段階とは別の側方突出
部1を安定して回転できる状態で位置させ、この状態で
回転軸2と振れ止め筒4とをリーダ3に沿って同時に同
速で上昇又は下降させることを特徴とするものである。
【0008】また、回転軸2を3本以上並設してリーダ
3に沿って上下方向に移動させるものであって、3本以
上の回転軸2を連結部材5により回転自在に連結し、3
本以上の回転軸2のうち少なくとも両側の回転軸2に複
数の側方突出部1を上下方向に隔設し、振れ止め筒4と
回転軸2とをリーダ3に沿って同時に同速で上昇又は下
降させる際に、振れ止め筒4内に両側の回転軸2の側方
突出部1を安定して回転できる状態で位置させることも
好ましい。
【0009】
【作用】上記のような方法の本発明によれば、回転軸2
を地盤19に挿入する際は、回転軸2の上下方向の移動
を停止した状態で振れ止め筒4をリーダ3に沿って上昇
させて、任意の側方突出部1を振れ止め筒4内に位置さ
せる。この場合当該側方突出部1が振れ止め筒4内で安
定して回転できる状態に位置させる。この状態で回転軸
2と振れ止め筒4とをリーダ3に沿って同時に同速で下
降させて回転軸2を地盤19内に挿入する。任意の長さ
回転軸2と共に振れ止め筒4を下降させ、振れ止め筒4
が地表面近くまで下降すると、回転軸2及び振れ止め筒
4の下降を停止し、その後に振れ止め筒4のみをリーダ
3に沿って任意の長さ上昇させ、前段階とは別の側方突
出部1を振れ止め筒4内に位置させる。この場合、上記
側方突出部1が振れ止め筒4内で安定して回転できる状
態に位置させる。この状態で再び回転軸2と振れ止め筒
4とをリーダ3に沿って同時に同速で任意の長さ下降さ
せて回転軸2を地盤19内に挿入し、このように任意の
長さ回転軸2と共に振れ止め筒4を下降させて振れ止め
筒4が地表面近くまで下降すると、前記と同様に回転軸
2及び振れ止め筒4の下降を停止し、その後に前記と同
様に振れ止め筒4のみをリーダ3に沿って任意の長さ上
昇させ、あとは上記と同様にして施工する。
【0010】回転軸2を引き上げる際は、回転軸2の上
下方向の移動を停止した状態で振れ止め筒4をリーダ3
に沿って下降させて、任意の側方突出部1を振れ止め筒
4内に位置させる。この場合当該側方突出部1が振れ止
め筒4内で安定して回転できる状態に位置させる。この
状態で回転軸2と振れ止め筒4とをリーダ3に沿って同
時に同速で上昇させて回転軸2を引き上げる。任意の長
さ回転軸2と共に振れ止め筒4を上昇させると、回転軸
2及び振れ止め筒4の上昇を停止し、その後に振れ止め
筒4のみをリーダ3に沿って任意の長さ下降させ、前段
階とは別の側方突出部1を振れ止め筒4内に位置させ
る。この場合、上記側方突出部が振れ止め筒4内で安定
して回転できる状態に位置させる。この状態で再び回転
軸2と振れ止め筒4とをリーダ3に沿って同時に同速で
任意の長さ上昇させて回転軸2をさらに引き上げ、この
ように任意の長さ回転軸2と共に振れ止め筒4を上昇さ
せると、前記と同様に回転軸2及び振れ止め筒4の上昇
を停止し、その後に前記と同様に振れ止め筒4のみをリ
ーダ3に沿って任意の長さ下降させ、あとは上記と同様
にして施工する。
【0011】そして、回転軸2を3本以上並設してリー
ダ3に沿って上下方向に移動させるものであって、3本
以上の回転軸2を連結部材5により回転自在に連結し、
3本以上の回転軸2のうち少なくとも両側の回転軸2に
複数の側方突出部1を上下方向に隔設し、振れ止め筒4
と回転軸2とをリーダ3に沿って同時に同速で上昇又は
下降させる際に、振れ止め筒4内に両側の回転軸2の側
方突出部1を安定して回転できる状態で位置させるもの
においては、両側の回転軸2の側方突出部1を振れ止め
筒4内において安定して回転させることで、連結部材5
で連結した3本以上の回転軸2全体がねじれて挿入され
るのを防止しながら垂直精度良く地盤19中に挿入で
き、また、スムーズに引き上げることができることにな
る。
【0012】
【実施例】本発明を以下添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1乃至図15には本発明の一実施例が示
してある。図に示すように車体6にリーダ3を設けてあ
り、該リーダ3に設けたレール11に沿って移動体7が
上下移動自在に取付けてある。移動体7はワイヤー8に
より吊り下げてあって、巻き取り装置20にワイヤー8
を巻いたり、巻戻したりすることで移動体7がリーダ3
に沿って上下移動するのである。移動体7には1乃至複
数本の回転軸2の上端部を取付けるようになっており、
回転軸2は移動体7に設けた回転装置9により回転され
るようになっている。図1乃至図15に示す実施例では
1本の回転軸2を移動体7の下端部に回転自在に取付け
た例が示してある。回転軸2には複数の側方突出部1が
上下方向に一定間隔で隔設してある。側方突出部1は攪
拌あるいは掘削の機能を備えたもので、例えば螺旋部材
により構成したり、あるいは翼部材で構成したり、ある
いは螺旋部材と翼部材とで構成したりしてある。回転軸
2の下端部にはビット13が設けてあり、更に、ビット
13又は回転軸2の上下方向の任意の位置にセメントミ
ルクのような固結用液を噴射するための噴射孔が設けて
ある。
【0013】リーダ3の下部には振れ止め筒4が上下方
向に移動自在に取付けてある。すなわち、振れ止め筒4
の背部に突出部材10を突設し、該突出部材10の背面
部にガイド部10aが設けてあり、ガイド部10aがリ
ーダ3に設けたレール11にスライド自在にはめ込んで
ある。突出部材10はワイヤー12により吊り下げてあ
り、巻き取り装置21にワイヤー12を巻いたり、巻戻
したりすることで振れ止め筒4がリーダ3に沿って上下
移動するのである。振れ止め筒4は図3、図4に示すよ
うに円筒形状をしていて側方突出部1の回転軌跡の直径
よりもやや内径が大きく設定してある。また、振れ止め
筒4の上下の開口端部にはラッパ状をしたガイド筒部4
aが設けてある。
【0014】しかして上記のような装置を用いて地盤改
良、土留め壁の形成、地中杭の形成などをするのである
が、施工に当たっては、以下のようにするものである。
すなわち、回転軸2を回転しながら地盤19に挿入する
に当たって、まず、図7のように、振れ止め筒4をリー
ダ3に沿って上昇させて、任意の側方突出部1を振れ止
め筒4内に位置させる。この場合当該側方突出部1が振
れ止め筒4内で安定して回転できる状態に位置させる。
具体的には図5のように回転軸2が1軸の場合には回転
軸2の上下方向に隔設した側方突出部1をほぼ振れ止め
筒4の上下方向の中間部分に位置させることで側方突出
部1が振れ止め筒4内で安定して回転できる状態であ
る。なお、図6は悪い例であり、振れ止め筒4内に回転
軸2の側方突出部1が安定して回転できる状態で位置さ
せてない例を示している。
【0015】上記のように振れ止め筒4内に回転軸2の
側方突出部1を安定して回転できる状態で位置させた状
態(図7の状態)で、次に、図8のように、回転軸2を
回転しながら回転軸2と振れ止め筒4とをリーダ3に沿
って同時に同じ速度で下降させて回転軸2を地盤19内
に挿入する。この場合、回転軸2は振れ止め筒4内にお
いて側方突出部1が安定して回転できる状態で配置して
あるので、回転軸2が振れ止め筒4により振れ止めされ
ながら地盤19中に挿入されることになり、この結果、
回転軸2が垂直性を確保しながら地盤19中に挿入され
ることになる。
【0016】上記のようにして任意の長さ回転軸2と共
に振れ止め筒4を下降させ、図8のように振れ止め筒4
が地表面近くまで下降すると、回転軸2及び振れ止め筒
4の下降を停止する。次に、振れ止め筒4のみをリーダ
3に沿って図9のように任意の長さ上昇させ、前段階と
は別の側方突出部1を振れ止め筒4内に位置させる。こ
の場合、この別の側方突出部1が振れ止め筒4内で安定
して回転できる状態に位置させる。この状態で再び図1
0のように回転軸2と振れ止め筒4とをリーダ3に沿っ
て同時に同じ速度で任意の長さ下降させて回転軸2を地
盤19内に挿入し、このように任意の長さ回転軸2と共
に振れ止め筒4を下降させて図10のように振れ止め筒
4が地表面近くまで下降すると、前記と同様に回転軸2
及び振れ止め筒4の下降を停止し、その後に前記と同様
に振れ止め筒4のみをリーダ3に沿って図11のように
任意の長さ上昇させ、あとは上記と同様にして施工す
る。
【0017】上記のようにして図12のように目的とす
る深さまで回転軸2を挿入する。上記挿入工程におい
て、ビット13又は回転軸2の上下方向の任意の位置に
設けた噴射孔からセメントミルクのような固結用液を噴
射しながら回転軸2を地盤19中に挿入することで、回
転軸2の挿入により掘削された掘削土砂と固結用液とが
側方突出部1により攪拌混合されることになる。
【0018】回転軸2を回転しながら引き上げるに当た
っては、上記と逆の動作により引き上げるものである。
すなわち、振れ止め筒4をリーダ3に沿って下降させ
て、回転軸2の任意の側方突出部1を振れ止め筒4内に
位置させる。この場合当該回転軸2の側方突出部1が振
れ止め筒4内で安定して回転できる状態に位置させる。
この状態で回転軸2と振れ止め筒4とをリーダ3に沿っ
て同時に同速で上昇させて回転軸2を引き上げる。任意
の長さ回転軸2と共に振れ止め筒4を上昇させると、回
転軸2及び振れ止め筒4の上昇を停止する。その後、振
れ止め筒4のみをリーダ3に沿って任意の長さ下降さ
せ、前段階とは別の回転軸2の側方突出部1を振れ止め
筒4内に位置させる。この場合、該当する側方突出部が
振れ止め筒4内で安定して回転できる状態に位置させ
る。次に、再び回転軸2と振れ止め筒4とをリーダ3に
沿って同時に同速で任意の長さ上昇させて回転軸2をさ
らに引き上げ、このように任意の長さ回転軸2と共に振
れ止め筒4を上昇させ、所定の引き上げがなされると回
転軸2及び振れ止め筒4の上昇を停止する。その後に前
記と同様に振れ止め筒4のみをリーダ3に沿って任意の
長さ下降させ、あとは上記と同様のことを繰り返して回
転軸2を地上に引き上げるのである。
【0019】図13、図14、図15は引き上げの途中
を示す図面で、図13→図14→図15の順序で引き上
げるのである。すなわち、図13の状態は回転軸2と振
れ止め筒4とを同時に同速で引き上げた状態を示してお
り、一定長さ引き上げた後、図14のように振れ止め筒
4のみを下方に移動し(この振れ止め筒4の下方への移
動により振れ止め筒4内に側方突出部1を安定して回転
できる状態で配置し)、この状態で図15のように振れ
止め筒4及び回転軸2を同時に同速で引き上げるのであ
る。
【0020】上記回転軸2の引き上げに当たっても回転
軸2が振れ止め筒4により振れ止めされながら引き上げ
られることになり、この結果、回転軸2が垂直性を確保
しながらスムーズに引き上げられることになる。また、
回転軸2の引き上げ時に回転軸2を回転することで、掘
削土砂と固結用液とが側方突出部1により攪拌混合され
ることになる。ここで、回転軸2は挿入時と引き上げ時
とで回転方向を同じにする場合と、逆にする場合のいず
れであってもよい。また、引き上げ時にも固結用液を噴
出しながら引き上げてもよい。また、固結用液は回転軸
2の挿入時は噴射せず、引き上げ時にのみ噴射するよう
にしてもよい。
【0021】上記のようにして上下方向に複数の側方突
出部1を隔設した回転軸1を地盤19中に挿入し、固結
用液を噴射して掘削土砂と攪拌混合して、ソイルセメン
ト柱のような地盤改良柱18を形成するものであり、地
盤改良柱18を連続することで、土留め壁を形成するこ
ともできるものであり、また、多数の地盤改良柱18を
形成することで地盤改良をすることもできる。
【0022】次に本発明の他の実施例につき図16乃至
図29に基づいて説明する。すなわち、前記実施例では
リーダ3に沿って上下方向に移動自在に取付けた移動体
7の下端部に1本の回転軸2を回転自在に取付けた例を
示したが、本実施例では3本の回転軸2を移動体7の下
端部の多軸装置に取付けた例を示している。本実施例に
おいて3本の回転軸2のうち少なくとも両側に位置する
回転軸2には複数の側方突出部1が上下方向に一定間隔
で隔設してあり、また、両側の回転軸2に設けた側方突
出部1の上下方向の位置はそれぞれ同じ位置に配置して
ある。図16乃至図29に示す実施例では中央の回転軸
2にも複数の側方突出部1が上下方向に一定間隔で隔設
してある例が示してあるが、中央の回転軸2には側方突
出部1を設けない場合がある。各回転軸2に設ける側方
突出部1は例えば螺旋部材により構成したり、あるいは
翼部材で構成したり、あるいは螺旋部材と翼部材とで構
成したりしてある。ここで、図16乃至図29に示す実
施例では、隣合う回転軸2に設けた側方突出部1は上下
方向にずれて配置してあり、この隣合う回転軸2に設け
た側方突出部1の回転軌跡同士が平面視で一部重複する
ように配置してある。また、3本の回転軸2は連結部材
5により回転自在に連結してあり、各回転軸2の下端部
にはビット13が設けてあり、更に、ビット13又は回
転軸2の上下方向の任意の位置にセメントミルクのよう
な固結用液を噴射するための噴射孔が設けてある。
【0023】リーダ3の下部に上下方向に移動自在に取
付ける振れ止め筒4は図18に示すように横断面長円形
をした筒状をしており、上記3本の回転軸2を振れ止め
筒4内に挿通した場合、平面視で一部重複した状態で回
転する各回転軸2に設けた側方突出部1が通過でき且つ
両側の回転軸2の側方突出部1が振れ止め筒4内に位置
した状態で振れ止め筒4により振れ止めがなされるよう
に、側方突出部1の回転軌跡の直径よりも横断面長円形
をした筒状の振れ止め筒4の内径(図18においてLで
示す)をわずかに大きくしてある。
【0024】しかして上記のような装置を用いて地盤改
良、土留め壁の形成、地中杭の形成などをするのである
が、施工に当たっては、以下のようにするものである。
すなわち、3本の回転軸2を回転しながら地盤19に挿
入するに当たって、まず、図21のように振れ止め筒4
をリーダ3に沿って上昇させて、両側に位置する回転軸
2の任意の側方突出部1を振れ止め筒4内に位置させ
る。この場合図19のように両側に位置する回転軸2の
該当する側方突出部1が振れ止め筒4内で安定して回転
できる状態に位置させる。すなわち、図19は振れ止め
筒4内に両側の回転軸2の側方突出部1を安定して回転
できる状態で位置させた状態を示している。なお、図2
0は悪い例であり、振れ止め筒4内に両側の回転軸2の
側方突出部1が安定して回転できる状態で位置させてな
い例を示している。
【0025】上記のように振れ止め筒4内に両側の回転
軸2の側方突出部1を安定して回転できる状態で位置さ
せた状態で、図22のように、3本の回転軸2を回転し
ながら3本の回転軸2と振れ止め筒4とをリーダ3に沿
って同時に同速で下降させて回転軸2を地盤19内に挿
入する。この場合、連結部材5により回転自在に連結さ
れた3本の回転軸2は振れ止め筒4内において両側の回
転軸2の側方突出部1が安定して回転できる状態で配置
してあるので、両側の回転軸2が振れ止め筒4により振
れ止めされながら地盤19中に挿入されることになり、
この結果、中央の回転軸2は側方突出部1が振れ止め筒
4内に安定に位置させてなくても、3本の回転軸2が全
体として振れるのが防止され、3本の回転軸2が全体と
して垂直性を確保しながら地盤19中に挿入されること
になる。ここで、3本の回転軸2の回転方向は、図30
(a)のように3本の回転軸2が同じ方向に回転する場
合、図30(b)のように2本の回転軸2が同方向に回
転し、残りの1本の回転軸2が逆方向に回転する場合の
2通りがあるが、上記図30(a)の矢印イのように3
本の回転軸2がすべて同方向に回転すると、連結部材5
によって連結した3本の回転軸2は全体として図30
(a)の矢印ロのように回転しようとして捩じれるよう
にして挿入される恐れがあり、また、上記図30(b)
の矢印イのように2本の回転軸2が同方向に回転し且つ
残りの1本の回転軸2が矢印ハのように逆方向に回転す
ると、連結部材5によって連結した3本の回転軸2は全
体として図30(b)の矢印ロのように回転しようとし
て捩じれるようにして挿入される恐れがあるが、本発明
においてはいずれの場合にあっても、連結部材5で連結
した3本の回転軸2のうち両側の回転軸2に設けた側方
突出部1をいずれも振れ止め筒4内で安定して回転でき
るように位置させた状態で3本の回転軸2を回転しなが
ら地盤19内に挿入するので、3本の回転軸2が全体と
して図30(a)(b)の矢印ロのように回転しようと
するのを両側の回転軸2の側方突出部1が振れ止め筒4
内で振れ止めされることによって防止できることにな
る。
【0026】上記のようにして任意の長さ3本の回転軸
2と共に振れ止め筒4を下降させ、図22のように振れ
止め筒4が地表面近くまで下降すると、3本の回転軸2
及び振れ止め筒4の下降を停止する。次に、振れ止め筒
4のみをリーダ3に沿って図23のように任意の長さ上
昇させ、両側の回転軸2に設けた前段階とは別の側方突
出部1を振れ止め筒4内に位置させる。この場合、上記
両側の回転軸2に設けた別の側方突出部1が振れ止め筒
4内で安定して回転できる状態に位置させる。この状態
で再び図24のように3本の回転軸2と振れ止め筒4と
をリーダ3に沿って同時に同速で任意の長さ下降させて
回転軸2を地盤19内に挿入し、このように任意の長さ
3本の回転軸2と共に振れ止め筒4を下降させて図24
のように振れ止め筒4が地表面近くまで下降すると、前
記と同様に3本の回転軸2及び振れ止め筒4の下降を停
止し、その後に前記と同様に振れ止め筒4のみを図25
のようにリーダ3に沿って任意の長さ上昇させ、あとは
上記と同様にして施工する。
【0027】上記のようにして図26のように目的とす
る深さまで3本の回転軸2を挿入する。上記挿入工程に
おいて、ビット13又は回転軸2の上下方向の任意の位
置に設けた噴射孔からセメントミルクのような固結用液
を噴射しながら3本の回転軸2を地盤19中に挿入する
ことで、各回転軸2の挿入により掘削された掘削土砂と
固結用液とが側方突出部1により攪拌混合されることに
なる。
【0028】3本の回転軸2を回転しながら引き上げる
に当たっては、上記と逆の動作で引き上げるのである。
すなわち、振れ止め筒4をリーダ3に沿って下降させ
て、両側に位置する回転軸2の任意の側方突出部1を振
れ止め筒4内に位置させる。この場合当該両側に位置す
る回転軸2の側方突出部1が振れ止め筒4内で安定して
回転できる状態に位置させる。この状態で3本の回転軸
2と振れ止め筒4とをリーダ3に沿って同時に同速で上
昇させて回転軸2を引き上げる。
【0029】任意の長さ回転軸2と共に振れ止め筒4を
上昇させると、3本の回転軸2及び振れ止め筒4の上昇
を停止する。その後、振れ止め筒4のみをリーダ3に沿
って任意の長さ下降させ、前段階とは別の両側に位置す
る回転軸2の側方突出部1を振れ止め筒4内に位置させ
る。この場合、該当する両側に位置する別の側方突出部
1が振れ止め筒4内で安定して回転できる状態に位置さ
せる。
【0030】次に、再び3本の回転軸2と振れ止め筒4
とをリーダ3に沿って同時に同速で任意の長さ上昇させ
て3本の回転軸2をさらに引き上げ、このように任意の
長さ3本の回転軸2と共に振れ止め筒4を上昇させる
と、3本の回転軸2及び振れ止め筒4の上昇を停止す
る。その後に前記と同様に振れ止め筒4のみをリーダ3
に沿って任意の長さ下降させ、あとは上記と同様のこと
を繰り返して3本の回転軸2を地上に引き上げるのであ
る。
【0031】図27、図28、図29は引き上げの途中
を示す図面で、図27→図28→図29の順序で引き上
げるのである。すなわち、図27の状態は回転軸2と振
れ止め筒4とを同時に同速で引き上げた状態を示してお
り、一定長さ引き上げた後、図28のように振れ止め筒
4のみを下方に移動し(この振れ止め筒4の下方への移
動により振れ止め筒4内に両側の回転軸2の側方突出部
1を安定して回転できる状態で配置し)、この状態で図
29のように振れ止め筒4及び3本の回転軸2を同時に
同速で引き上げるのである。
【0032】上記回転軸2の引き上げに当たっても連結
部材5により回転自在に連結された3本の回転軸2は振
れ止め筒4内において両側の回転軸2の側方突出部1が
安定して回転できる状態で配置してあるので、両側の回
転軸2が振れ止め筒4により振れ止めされながら引き上
げられることになり、この結果、中央の回転軸2は側方
突出部1が振れ止め筒4内に安定に位置させてなくて
も、3本の回転軸2が全体として振れるのが防止され、
3本の回転軸2が全体として垂直性を確保しながらスム
ーズに引き上げられることになる。
【0033】3本の回転軸2の引き上げ時に回転軸2を
回転することで、掘削土砂と固結用液とが側方突出部1
により攪拌混合されることになる。ここで、回転軸2は
挿入時と引き上げ時とで回転方向を同じにする場合と、
逆にする場合のいずれであってもよい。また、引き上げ
時にも固結用液を噴出しながら引き上げてもよい。ま
た、固結用液は回転軸2の挿入時は噴射せず、引き上げ
時にのみ噴射するようにしてもよい。
【0034】上記実施例においては、回転軸2が3本の
場合を示したが、4本以外の複数本であってもよいのは
もちろんである。上記のようにして少なくとも両側の回
転軸2に上下方向に複数の側方突出部1を隔設した3本
の回転軸1を地盤19中に挿入し、固結用液を噴射して
掘削土砂と攪拌混合して、ソイルセメント連続柱のよう
な地盤改良連続柱17を形成するものであり、地盤改良
連続柱17を連続することで、土留め壁を形成すること
もできるものであり、また、多数の地盤改良連続柱17
を形成することで地盤改良をすることもできる。
【0035】上記いずれの実施例においても、回転軸2
と振れ止め筒4を下降又は上昇させる際は、回転軸2を
回転しながら下降又は上昇させて振れ止め筒4内で回転
する側方突出部1を安定して回転させ、このことにより
この回転軸2の下降又は上昇時に地盤の抵抗により回転
軸2が横に振れようとしても、振れ止め筒4内で側方突
出部1が安定して回転するため、振れ止め筒4により回
転軸2の振れ止めがなされながら垂直姿勢を保ちながら
下降又は上昇されることになる。
【0036】一方、回転軸2の上下方向の移動を停止し
た状態で、振れ止め筒4のみを下降又は上昇させる際
は、回転軸2の下降又は上昇時のように回転軸2を横方
向のずらせようとする外力が作用せず、回転軸2は安定
姿勢を保っている。したがって、回転軸2の上下方向の
移動を停止した上記安定姿勢状態で、振れ止め筒4をレ
ール11に沿って上昇又は下降させても側方突出部1に
衝突せず、スムーズに振れ止め筒4を上下できることに
なる。なお、回転軸2の上下方向の移動を停止した状態
で振れ止め筒4のみを上昇又は下降させるとき、回転軸
2は回転させておいてもよく、また、回転を停止させて
いてもよい。
【0037】なお、上記各実施例においては、上記装置
を操作するオペレータが巻き取り装置20、巻き取り装
置21の駆動を操作することで手動運転を行う例につき
説明したが、ワイヤー8を巻いた巻き取り装置20、ワ
イヤー12を巻いた巻き取り装置21の駆動を制御手段
30により自動的に行うようにしてもよい。すなわち、
図31には制御ブロック図が示してあり、31は手動操
作と自動操作との切り換えスイッチであり、切り換えス
イッチ31を操作することで手動操作と自動操作とが選
択できるようになっている。自動操作が選択された場
合、制御手段30により巻き取り装置20、21のオ
ン、オフが自動的に制御され、上記した回転軸2の挿入
動作、引き上げ動作を行うものである。ここで、リーダ
3には振れ止め筒4の上方への一定の移動を検出する上
検出手段32と、振れ止め筒4の下方への一定の移動を
検出する下検出手段33とが設けてある。上検出手段3
2、下検出手段33としては例えば、リミットスイッチ
のようなものあるいは光学的センサーなどの種々のセン
サーを用いることができる。
【0038】そして、自動操作の下降モードの場合には
制御手段30からの信号により巻き取り装置21を巻き
取り方向に駆動して振れ止め筒4を上方に移動する。そ
して、振れ止め筒4の上方への一定の移動を上検出手段
32で検出して検出信号を制御手段30に入力し、制御
手段30からの制御信号により巻き取り装置21の巻き
取り方向への駆動を停止して振れ止め筒4の上昇を停止
する(この状態が側方突出部1が振れ止め筒4内で安定
して回転できる状態で位置している状態である)。その
後、直ぐに、あるいは一定の時間経過後に制御手段30
からの信号により巻き取り装置20及び巻き取り装置2
1を同時に巻き戻し方向に駆動し、回転軸2及び振れ止
め筒4を同じ速度で同時に下降させる。振れ止め筒4の
下方への一定の移動を下検出手段33で検出して検出信
号を制御手段30に入力し、制御手段30からの制御信
号により巻き取り装置21の巻き戻し方向への駆動を停
止して振れ止め筒4の下降を停止すると共に巻き取り装
置20の巻き戻し方向への駆動を停止して回転軸2の下
降を停止する。その後、直ぐに、あるいは一定の時間経
過後に制御手段30からの信号により巻き取り装置21
を巻き取り方向に駆動して振れ止め筒4を上方に移動
し、以降、同様の動作を繰り返すのである。
【0039】自動操作の上昇モードの場合には、上記下
降モードと逆の動作が自動的に行われるものである。な
お、自動操作をおこなっている時、切り換えスイッチ3
1を切り換えて手動操作に切り換えたり、あるいは手動
操作を行っている時、切り換えスイッチ31を切り換え
て自動操作に切り換えたりすることができるようになっ
ており、現場のその時々の状況に応じて最も好ましい運
転が選択できるようになっている。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、側方突出部の回転軌跡の直径よりも
やや内径が大きい振れ止め筒をリーダの下部にリーダに
沿って上下移動自在に取付け、回転軸を振れ止め筒内に
挿通すると共に該振れ止め筒内に任意の側方突出部を安
定して回転できる状態で位置させ、この状態で回転軸と
振れ止め筒とをリーダに沿って同時に同速で上昇又は下
降させ、任意の長さ回転軸と振れ止め筒とをリーダに沿
って同時に同速で上昇又は下降させた後、回転軸を上下
方向において移動を停止した状態でリーダに沿って振れ
止め筒のみを下降又は上昇させて、振れ止め筒内に前段
階とは別の側方突出部を安定して回転できる状態で位置
させ、この状態で回転軸と振れ止め筒とをリーダに沿っ
て同時に同速で上昇又は下降させるので、上下方向に複
数の側方突出部を隔設した回転軸の挿入、あるいは引き
上げ時に常に側方突出部を振れ止め筒内に安定して回転
できるように位置させた状態で確実に振れ止めしながら
挿入又は引き上げができ、この結果、挿入又は引き上げ
時における回転軸の垂直性が確実に確保できるものであ
る。
【0041】また、請求項2記載の発明にあっては、回
転軸を3本以上並設してリーダに沿って上下方向に移動
させるものであって、3本以上の回転軸を連結部材によ
り回転自在に連結し、3本以上の回転軸のうち少なくと
も両側の回転軸に複数の側方突出部を上下方向に隔設
し、振れ止め筒と回転軸とをリーダに沿って同時に同速
で上昇又は下降させる際に、振れ止め筒内に両側の回転
軸の側方突出部を安定して回転できる状態で位置させる
ので、3本以上の回転軸のうち少なくとも両側の回転軸
に上下方向に複数の側方突出部を隔設したものを挿入、
あるいは引き上げ時に常に両側の側方突出部を振れ止め
筒内に安定して回転できるように位置させた状態で振れ
止めできるものであり、このように両側の回転軸の振れ
止めをすることで、連結部材により回転自在に連結した
3本以上の回転軸を全体として振れ止めして全体として
ねじれて挿入されるのを防止しながら、3本以上の回転
軸全体の垂直性が確実に確保できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる装置の一実施例の一部省略した
全体正面図である。
【図2】同上の一部省略した全体側面図である。
【図3】同上の振れ止め筒の平面図である。
【図4】同上の側面図である。
【図5】同上の回転筒の上昇又は下降時における振れ止
め筒と側方突出部との位置関係の良い例を示す説明図で
ある。
【図6】同上の回転筒の上昇又は下降時における振れ止
め筒と側方突出部との位置関係の悪い例を示す説明図で
ある。
【図7】回転軸の挿入順序を示す説明図である。
【図8】回転軸の挿入順序を示す説明図である。
【図9】回転軸の挿入順序を示す説明図である。
【図10】回転軸の挿入順序を示す説明図である。
【図11】回転軸の挿入順序を示す説明図である。
【図12】回転軸の挿入順序を示す説明図である。
【図13】回転軸の引き上げ順序を示す説明図である。
【図14】回転軸の引き上げ順序を示す説明図である。
【図15】回転軸の引き上げ順序を示す説明図である。
【図16】本発明に用いる装置の他の実施例の一部省略
した全体正面図である。
【図17】同上の一部省略した全体側面図である。
【図18】同上の振れ止め筒の平面図である。
【図19】同上の回転筒の上昇又は下降時における振れ
止め筒と側方突出部との位置関係の良い例を示す説明図
である。
【図20】同上の回転筒の上昇又は下降時における振れ
止め筒と側方突出部との位置関係の悪い例を示す説明図
である。
【図21】回転軸の挿入順序を示す説明図である。
【図22】回転軸の挿入順序を示す説明図である。
【図23】回転軸の挿入順序を示す説明図である。
【図24】回転軸の挿入順序を示す説明図である。
【図25】回転軸の挿入順序を示す説明図である。
【図26】回転軸の挿入順序を示す説明図である。
【図27】回転軸の引き上げ順序を示す説明図である。
【図28】回転軸の引き上げ順序を示す説明図である。
【図29】回転軸の引き上げ順序を示す説明図である。
【図30】(a)(b)は3本の回転軸の回転方向の例
を示す説明図である。
【図31】本発明の自動制御の場合の制御ブロック図で
ある。
【図32】従来例の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 側方突出部 2 回転軸 3 リーダ 4 振れ止め筒 5 連結部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の側方突出部を上下方向に隔設した
    回転軸をリーダに沿って移動させて地盤に挿入及び地盤
    から引き上げる際に回転軸をガイドする方法であって、
    側方突出部の回転軌跡の直径よりもやや内径が大きい振
    れ止め筒をリーダの下部にリーダに沿って上下移動自在
    に取付け、回転軸を振れ止め筒内に挿通すると共に該振
    れ止め筒内に任意の側方突出部を安定して回転できる状
    態で位置させ、この状態で回転軸と振れ止め筒とをリー
    ダに沿って同時に同速で上昇又は下降させ、任意の長さ
    回転軸と振れ止め筒とをリーダに沿って同時に同速で上
    昇又は下降させた後、回転軸を上下方向において移動を
    停止した状態でリーダに沿って振れ止め筒のみを下降又
    は上昇させて、振れ止め筒内に前段階とは別の側方突出
    部を安定して回転できる状態で位置させ、この状態で回
    転軸と振れ止め筒とをリーダに沿って同時に同速で上昇
    又は下降させることを特徴とする回転軸の振れ止め方
    法。
  2. 【請求項2】 回転軸を3本以上並設してリーダに沿っ
    て上下方向に移動させるものであって、3本以上の回転
    軸を連結部材により回転自在に連結し、3本以上の回転
    軸のうち少なくとも両側の回転軸に複数の側方突出部を
    上下方向に隔設し、振れ止め筒と回転軸とをリーダに沿
    って同時に同速で上昇又は下降させる際に、振れ止め筒
    内に両側の回転軸の側方突出部を安定して回転できる状
    態で位置させることを特徴とする請求項1記載の回転軸
    の振れ止め方法。
JP7110683A 1995-05-09 1995-05-09 回転軸の振れ止め方法 Expired - Lifetime JP2758853B2 (ja)

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