JP2000136689A - アースオーガー装置及びソイルセメント柱列壁の施工方法 - Google Patents

アースオーガー装置及びソイルセメント柱列壁の施工方法

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JP2000136689A
JP2000136689A JP10312180A JP31218098A JP2000136689A JP 2000136689 A JP2000136689 A JP 2000136689A JP 10312180 A JP10312180 A JP 10312180A JP 31218098 A JP31218098 A JP 31218098A JP 2000136689 A JP2000136689 A JP 2000136689A
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drilling
soil
rod
auger
screw head
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JP10312180A
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Atsuko Udagawa
敦子 宇田川
Kazuharu Fujito
一治 藤戸
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に、施工能率と施工精度(特に垂直精度)
のアップとコストダウンを可能にしたアースオーガー装
置を提供する。 【解決手段】 高い剛性を有する外ロッド6と、この外
ロッド6を貫通し、先端部分に削孔用スクリューヘッド
9と削孔土を攪拌する攪拌翼10、拡大翼11をそれぞれ有
する内ロッド7とからなるオーガーロッド3を備えて構
成する。またオーガーロッド3の軸直角方向に突出し、
拡大翼11とで削孔土をせん断破砕する固定翼20を有す
る。さらに、削孔用スクリューヘッド9は、複数の削孔
用羽根9aを内ロッド7の周方向に所定間隔に突設して
形成し、隣接する削孔用羽根9a,9a間に削孔土が移
動可能な空隙9bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に砂質土層な
どの透水層や軟弱な地層を一部に有する地盤の根切り工
事などで、山留壁などを施工する際に採用されるソイル
セメント柱列壁の施工方法及びアースオーガー装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】透水性の高い地盤や軟弱地盤などで行わ
れる山留工法として、これまで、地中にアースオーガー
で穿孔し、同時にアースオーガーの先端から掘削土中に
固化材(以下「固化材ミルク」という)を射出するとと
もに、この固化材ミルクと掘削時の掘削土とを攪拌・混
合することにより、地中に複数のソイルセメント柱から
なるソイルセメント柱列壁を構築するソイルセメント柱
列壁工法が一般に知られている。
【0003】またその施工方法として、1本のアースオ
ーガーでソイルセメント柱を1本づつ施工する一軸工法
と3本ないし5本のアースオーガーで複数本のソイルセ
メント柱を同時に施工する多軸工法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一軸工法によ
る施工は対象地盤が硬質地盤の場合、例えば図18(a)
に図示するように施工中のソイルセメント柱30が、対象
地盤31より軟らかい未硬化の、先行のソイルセメント柱
32側に傾いて施工されてしまう傾向にあり、また対象地
盤31が先行のソイルセメント柱32より軟らかい軟質地盤
の場合、図18(b)に図示するように施工中のソイルセ
メント柱30が先行のソイルセメント柱32の反対側にそれ
ぞれ傾いて施工されてしまう傾向にあり、施工精度(特
に垂直精度)に大きな課題があった。
【0005】さらに、図18(c)に図示するように隣接
するソイルセメント柱33どうしを互いにラップさせない
で、単に接して施工することによりソイルセメント柱33
の傾きをある程度なくせて垂直精度を高めることができ
るが、止水性に大きな課題があった。
【0006】ところで、一軸工法と多軸工法との特徴を
比較すると、一軸工法による施工は施工能率は低いが、
施工機械が小型で取り扱いが簡単なために小規模施工や
交通不便な地での施工に適しているだけでなく、施工機
械の運搬、組立・解体に要する費用の大幅な低減化が図
れる等の、多軸工法による施工にはない大きなメリット
を有する。
【0007】したがって、一軸工法による施工は施工能
率、施工精度(垂直精度)などが改善されれば、多軸工
法に劣らず経済性に富む有用な施工方法であるといえ
る。一方、多軸工法による施工は、一軸工法による施工
よりも施工能率、施工精度(垂直精度)とも高く、特に
施工面積が広い場合、経済的に優れた施工が可能である
が、既存の多軸工法を、品質および経済性の面で、より
優れた工法とするには、より高い垂直精度と止水性、よ
り高い施工能率とコストダウンが望まれる。
【0008】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたもので、特に施工能率と施工精度の向上を可能
にした一軸工法または多軸工法によるソイルセメント柱
列壁の施工方法及びアースオーガー装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、この発明に係る請求項1記載のアースオーガー装
置は、高い剛性を有する外ロッドと、この外ロッドを貫
通し、先端部分に削孔用スクリューヘッドと削孔土を攪
拌する攪拌翼をそれぞれ有する内ロッドとからなるオー
ガーロッドを備えて構成する。
【0010】請求項2記載のアースオーガー装置は、所
定の長さを有する上端部分とこの上端部分より小径をな
す下端部分とからなり、かつ前記下端部分に削孔用スク
リューヘッドと削孔土を攪拌する攪拌翼をそれぞれ有す
るオーガーロッドを備えて構成する。
【0011】請求項3記載のアースオーガー装置は、請
求項1または2の記載において、オーガーロッドの軸直
角方向に突出して削孔土を攪拌する拡大翼を複数有す
る。請求項4記載のアースオーガー装置は、請求項1、
2または3の記載において、攪拌翼とで削孔土をせん断
破砕する固定翼を有する。
【0012】請求項5記載のアースオーガー装置は、請
求項1、2、3または4の記載において、削孔用スクリ
ューヘッドは、複数の削孔用羽根を、削孔用羽根間に削
孔土が移動可能な空隙を有するよにうオーガーロッドの
周方向に所定間隔に突設して形成する。
【0013】請求項6記載のアースオーガー装置は、請
求項1、2、3、4または5の記載において、削孔用ス
クリューヘッドの周囲に削孔土が移動可能な空隙を有す
る。請求項7記載のアースオーガー装置は、請求項1、
2、3、4、5または6記載のアースオーガー装置を単
数または複数、並設して構成する。
【0014】この発明に係る請求項8記載のソイルセメ
ント柱列壁の施工方法は、請求項1、2、3、4、5、
6または7記載のアースオーガー装置でソイルセメント
柱列壁を施工する際に、オーガーロッドをそれぞれ駆動
させて削孔するとともに、固化材ミルクを射出しつつ削
孔時の削孔土と固化材ミルクとを攪拌翼で攪拌・混合す
ることにより1本または複数本のソイルセメント柱を施
工する工程を一工程とし、この工程をソイルセメント柱
の径方向に繰り返し行う。
【0015】請求項9記載のソイルセメント柱列壁の施
工方法は、請求項8の記載において、隣接するソイルセ
メント柱どうしを互いにラップさせて施工する。請求項
10記載のソイルセメント柱列壁の施工方法は、請求項8
または9の記載において、オーガーロッドの貫入と引き
抜きを繰り返し行う。
【0016】請求項11記載のソイルセメント柱列壁の施
工方法は、請求項8、9または10の記載において、オー
ガーロッドの軸直角方向に拡大翼を突出して削孔土と固
化材ミルクとを攪拌・混合する。
【0017】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1.図1(a)
〜(g)は、一軸式のアースオーガー装置の一例を示
し、図において、垂直に立設されたマスト1にオーガー
マシン2が設置され、このオーガーマシン2にオーガー
ロッド3がマスト1に沿って垂設されている。
【0018】オーガーマシン2は油圧モーターまたは電
動モーター等で駆動し、またオーガーマシン2はマスト
1にその上下方向に沿って取り付けられているリーダー
4にガイドされ、電動モーター等によって自力でマスト
1の側部を自由に昇降できるようになっている。
【0019】オーガーロッド3は外ロッド6と、この外
ロッド6を貫通し、かつ外ロッド6の下端部から所定長
さ突出する内ロッド7とから構成されている。外ロッド
6は、軽量な割に可能な限り高い剛性を有するように正
方形または長方形の矩形断面形に形成されている。
【0020】また、外ロッド6の上端部はオーガーマシ
ン2に固定され、下端部はリーダー4にガイドアーム8
を介して昇降自在に支持されている。なお、外ロッド6
は、図2に図示するように内ロッド7より大径(直径30
0 〜320 mm程度) の円形断面形に形成されたものでも
よい。
【0021】また、その上端部はオーガーマシン2に駆
動されて内ロッド7とともに回転するようにオーガーマ
シン2に接続されていてもよく、また単に固定されてい
てもよい。
【0022】内ロッド7は、後述する攪拌翼10による高
い攪拌効率を有するように可能な限り小径(直径200 〜
220 mm程度)の円形断面形に形成されている。なお、
内ロッド7が太くなると、その分攪拌翼10が短くなって
攪拌効率が落ちる。
【0023】また、内ロッド7の上端側はオーガーマシ
ン2に駆動されて回転可能なようにオーガーマシン2に
接続され、下端側は外ロッド6の下端部に軸受け7aに
よって回転自在に支持されている。
【0024】また、外ロッド6の下端部から突出する内
ロッド7の下端部分a(下端部分aの長さは2〜3m程
度有する)には、削孔用スクリューヘッド9と複数の攪
拌翼10が下端部から上方に順にそれぞれ所定間隔に突設
されている。さらに、上下攪拌翼10,10 間に拡大翼11,1
1 がそれぞれ突設されている。
【0025】削孔用スクリューヘッド9は削孔するため
のもので、内ロッド7の側部に2枚の削孔用羽根9a,
9aを内ロッド7の周方向に所定間隔に隣接して突設す
ることにより形成されている。
【0026】また、隣接する削孔用羽根9a,9a間に
は削孔土が移動可能な空隙9bが形成され、さらに削孔
用スクリューヘッド9の先端部には固化材ミルクを射出
する射出口9cが形成されている。
【0027】特に、削孔用羽根9aは平面視して扇形状
に形成されている。また、削孔用羽根9aは内ロッド7
の下端部に、内ロッド7の周方向に所定間隔に隣接して
突設されている。
【0028】空隙9bは、隣接する削孔用羽根9a,9
a間に平面視して扇形状に形成されている。空隙9bは
削孔用羽根9aの周縁部にも、この部分を少し小径にす
ることにより形成されている。
【0029】このように、隣接する削孔用羽根9a,9
a間とその周縁部に空隙9bを有することにより、オー
ガーロッド3を引き上げるときに、土砂やソイルセメン
トが空隙9bを通って自由に移動することができる。
【0030】このため、削孔用スクリューヘッド9の直
径は削孔径と略同じであるが、削孔用スクリューヘッド
9の空隙率は従来の削孔用スクリューヘッドの場合より
も大きく、このためオーガーロッド3を引き上げる際
に、削孔用スクリューヘッド9の下方が真空状態になる
のを防止でき、したがって削孔用スクリューヘッド9の
下方部分の土砂が崩壊するのを防止することができる。
【0031】攪拌翼10は、削孔用スクリューヘッド9に
よって削孔された削孔土と射出口9cから射出された固
化材ミルクとを攪拌・混合するためのもので、内ロッド
7の両側に水平に突設されている。
【0032】また攪拌翼10は、攪拌径が削孔用スクリュ
ーヘッド9の削孔径と同じになるように形成されている
(図1(g)参照)。こうすることで、オーガーロッド
3の引き抜き時に削孔用スクリューヘッド9の下方が真
空状態になるのを防止できて、オーガーロッド3をスム
ーズに引き抜くことができる。
【0033】拡大翼11は、攪拌翼10よりさらに広い範囲
で削孔土と固化材ミルクとを攪拌・混合するためのもの
で、水平方向に自由に回転し、かつ水平に回転して内ロ
ッド7の側面部にその軸直角方向に垂直に突出し得るよ
うに、内ロッド7の側面部に取付ピン12によってピン着
されている(図1(f)参照)。
【0034】その際、内ロッド7が一方向に回転する
と、拡大翼11は周囲の削孔土の抵抗で取付ピン12を軸に
内ロッド7の回転方向と反対方向に回転して内ロッド7
の軸直角方向に水平に突出する。
【0035】一方、内ロッド7が反対方向に回転する
と、拡大翼11は内ロッド7の反対方向に回転して倒れる
(図1(f)参照)。また、拡大翼11は攪拌翼10より長
めに形成されている。
【0036】このような構成において、オーガーマシン
2が駆動することで内ロッド7が回転し、これと連動し
て削孔用スクリューヘッド9が回転し、さらに内ロッド
7が外ロッド6とともに下降することで対象地盤に対し
て削孔することができる。
【0037】また、射出口9cから削孔土内に固化材ミ
ルクが射出され、同時に内ロッド7と連動して攪拌翼10
が回転し、かつ内ロッド7が外ロッド6とともに貫入と
引き抜きを繰り返すことで、削孔土と固化材ミルクとが
攪拌・混合される。
【0038】こうして、地盤中に所定深さ・所定径のソ
イルセメント柱が施工される。そして、この工程を一工
程とし、この工程をソイルセメント柱の径方向に一部ラ
ップさせて、または互いに接して繰り返し行うことによ
り、図5(a)に図示するように複数のソイルセメント
柱33からなるソイルセメント柱列壁Aを施工することが
できる。
【0039】また、複数種類の地層からなる対象地盤に
おいては、例えば砂質層などの透水性の高い地層に対し
ては、拡大翼11が周囲の削孔土の抵抗で内ロッド7の軸
直角方向に水平に突出し、かつ内ロッド7と連動して回
転することにより、削孔土と固化材ミルクとが攪拌翼10
の攪拌径より広い範囲にわたって攪拌・混合される。
【0040】したがって、このような地層に対しては、
図5(a)に図示するように射出口9cから削孔土内に
固化材ミルクを射出しつつ、拡大翼11で削孔土と固化材
ミルクとを広範囲にわたって互いにラップさせながら攪
拌・混合してソイルセメント柱33を施工することによ
り、部分的にきわめて高い止水性を有するソイルセメン
ト柱列壁A1 を施工することができる。
【0041】また、図5(b),(c)に図示するよう
に、拡大翼11を全てのソイルセメント柱33に対して適用
することもできるし、1本ないし複数本おきに拡大しな
いソイルセメント柱33を混ぜて施工することもできる。
こうすることで、部分的に止水性を高めることができる
し、また無駄な施工を強いられない。
【0042】さらに、一連の施工中、内ロッド7はこれ
より大径で高い剛性を有する外ロッド6を貫通し、この
外ロッド6で保持されていることにより高い剛性を有し
ているので、対象地盤が少々固くても垂直に削孔するこ
とができ、ソイルセメント柱33の垂直精度を著しく高め
ることができる。
【0043】なお、拡大翼11は地上からの遠隔操作で内
ロッド7の側面部に自由に突出できるようにすれば、拡
大翼11を内ロッド7の側面部に確実に突出できて削孔土
と固化材ミルクとを広範囲にわたって確実に攪拌・混合
することができて、止水性のきわめて高いソイルセメン
ト柱列壁を施工することができる。
【0044】図3(a),(b)は、拡大翼11を地上か
ら遠隔操作できるようにした一例を示し、内ロッド7の
両側部に拡大翼11,11 が対称にかつ上下方向に回転自在
にピン着されている。
【0045】また、拡大翼11,11 の上側にリング13a
が、内ロッド7を貫通させて取り付けられている。リン
グ13a と拡大翼11,11 はリンク13bによって回転自在に
連結されている。
【0046】さらに、内ロッド7の内側または外側に操
作用引張材14が垂設され、その下端側はリング12に連結
されている。また、リング13aの下側にリング13aを拡
大翼11側に常時引き寄せるコイルばね15が取り付けられ
ている。
【0047】このような構成において、操作用引張材14
を離すとコイルばね15の力で拡大翼11,11 は内ロッド7
の両側に水平に突出し、操作用引張材14を上方に強く引
っ張ると拡大翼11,11 は内ロッド7の両側に立設して閉
じる。
【0048】こうすることで、両側の拡大翼11,11 によ
って拡大径の範囲の削孔土と固化材ミルクとを確実に攪
拌・混合することができる。なお、図1(a)〜(g)
に図示するアースオーガー装置を複数、並設して多軸式
のアースオーガー装置とすることもできる。この多軸式
のアースオーガー装置を使用することにより、複数本の
ソイルセメント柱33を同時に施工でき、施工の大幅な効
率アップが可能になる。 発明の実施の形態2.図4(a)〜(g)は、一軸式の
アースオーガー装置の一例を示し、図において、垂直に
立設されたマスト1にオーガーマシン2が設置され、こ
のオーガーマシン2にオーガーロッド16が垂設されてい
る。
【0049】オーガーロッド16は所定の長さを有しかつ
円形断面形をなす上端部分16aと、この上端部分16aよ
り小径の円形断面形をなす下端部分16bとから一体形成
されている。
【0050】また、下端部分16bの先端部に削孔用スク
リューヘッド9が突設され、その上側に複数の攪拌翼10
が上方向に所定間隔にそれぞれ突設され、さらに上下攪
拌翼10,10 間に拡大翼11,11 が突設されている。
【0051】オーガーマシン2、スクリューヘッド9、
攪拌翼10および拡大翼11は、いずれも、図1および図3
に図示するものと全く同じように構成されている。この
発明の例によれば、オーガーロッド16が単管で形成され
ているので装置の簡単化と大幅な軽量化が図れる。
【0052】なお、図1(a)〜(g)に図示するもの
と同じように、図4(a)〜(e)に図示するアースオ
ーガー装置を複数、並設して多軸式のアースオーガー装
置とすることもできる。 発明の実施の形態3.図6〜図8は、三軸式のアースオ
ーガー装置の一例を示す。特に図8(a)に図示するも
のは、上端部分のオーガーロッド3の剛性を高めるため
にオーガーロッド3の径を太く、かつ肉厚を厚くしたも
のである。
【0053】また、図8(b)に図示するものは、オー
ガーロッド3の剛性を高めるためにオーガーロッド3を
外ロッド6と内ロッド7とから二重管に形成し、かつ外
ロッド6に内ロッド7と同じ円形鋼管などの円形断面材
を使用したものである。
【0054】さらに、図8(c)に図示するものは、図
8(b)に図示するものと同様の機能において、外ロッ
ド8に多角形の断面の材料を使用したものである。この
ようにして、オーガーロッド3の剛性を高めることは、
全てのオーガーロッド3について適用することができ、
また任意の本数、任意の位置のオーガーロッド3だけに
適用することもできる。
【0055】図8(d)において、固定翼20は、オー
ガーロッド3をはさみ込むように取り付けられている。
その際、オーガーロッド3は自由に回転できるが、固定
翼20は回転しないようになっている。
【0056】また、図8(e),(g)において、攪拌
翼10は、内ロッド7に固定されている。そして、この内
ロッド7が回転することにより削孔土と固化材ミルクを
攪拌することができる。
【0057】このような構成において、対象地盤が粘性
土の場合、土の粘着力により攪拌翼10の周囲に付着した
土の固まりはなかなか攪拌されず、固まりのまま攪拌翼
10と一緒に回転し続けることがあるが、このような場合
でも、固定翼20を有することにより、攪拌翼10の周囲に
付着した土の固まりは、回転する攪拌翼10と固定翼20と
の間でせん断破砕されるため、土と固化材ミルクとが容
易に攪拌される。
【0058】図8(f)において、符号11は拡大翼であ
る。この拡大翼11は、スクリューヘッド9の削孔方向へ
の回転によっては拡大しないが、スクリューヘッド9が
反対方向に回転すると、削孔壁面の土の抵抗によりピン
12を支点に回転してオーガーロッド7の軸直角方向に突
出した状態に拡大する。
【0059】このように拡大翼11が拡大することによ
り、スクリューヘッド9の削孔径よりも大きな径の削孔
が可能になる。なお、スクリューヘッド9が削孔方向に
回転すると、拡大翼11はピン12を支点に回転して閉じ
る。
【0060】図8(h)において、符号9はスクリュー
ヘッド、9bはスクリューヘッド9に設けられた空隙で
ある。スクリューヘッド9は平面視して扇形状に形成さ
れた2枚の削孔用羽根9aから形成されている。
【0061】削孔用羽根9aは内ロッド7の下端部に、
内ロッド7の円周方向に所定間隔に隣接して突設され、
空隙9bは、隣接する2枚の削孔用羽根9a,9a間に
平面視して扇形状に形成されている。また、空隙9bは
削孔用羽根9aの周縁部分にも、この部分を少し小径に
することにより形成されている。
【0062】このように、隣接する削孔用羽根9a,9
a間と各削孔用羽根9aの周縁部に空隙9bを有するこ
とにより、オーガーロッド3を引き上げるときに、土砂
やソイルセメントが空隙9bを通って自由に移動するこ
とができる。
【0063】このため、オーガーロッド3を引き上げる
際に、スクリューヘッド9の下方が真空状態にならず、
スクリューヘッド9下方の土砂が崩壊するのを防止する
ことができる。なお、固定翼20と拡大翼11は任意数を
取り付けることができる。
【0064】なおここでは、三軸式のアースオーガー装
置について説明したが、三軸式以外の多軸式(例えば、
二軸式や五軸式など)のものもある。 発明の実施の形態4.図9〜図11は、一軸式のアースオ
ーガー装置の一例を示し、オーガーロッド3の剛性を高
めるためにオーガーロッド3を外ロッド6と内ロッド7
とから二重管にしたものである。また、特に図11(h)
に図示するものは、オーガーロッド3の外ロッド6aを
多角形断面形にしたものである。
【0065】図11(a),(c)において、符号25と26
は固定翼である。固定翼25は外ロッド6に突設されてい
る。この外ロッド6は、内ロッド7の回転とは無関係に
回転することも停止することもでき、また任意の方向に
任意の速さで回転することができる。
【0066】また、図11(b),(e)において、攪拌
翼10は内ロッド7に固定されており、この内ロッド7の
回転により土と固化材ミルクが攪拌する。このような構
成において、対象地盤が粘性土の場合、土の粘着力によ
り攪拌翼10の周囲に付着した土の固まりはなかなか攪拌
されずに、固まりのまま攪拌翼10と一緒に回転し続ける
ことがある。
【0067】このような場合でも、固定翼25を攪拌翼10
に隣接して取り付けることにより、攪拌翼10の周囲に付
着した土の固まりは、回転する攪拌翼10と固定翼25との
間でせん断破砕され、削孔土と固化材ミルクとが容易に
攪拌される。
【0068】図11(d)において、符号11は拡大翼であ
る。拡大翼11は、削孔用スクリューヘッド9の削孔方向
への回転によっては拡大しないが、反対方向に回転する
と、削孔壁面の土抵抗によりピン12を支点に回転してオ
ーガーロッド3の軸直角方向に突出した状態に拡大す
る。
【0069】このように拡大翼11が拡大することによ
り、削孔用スクリューヘッド9の削孔径よりも大きな径
の削孔が可能になる。なお、削孔用スクリューヘッド9
が削孔方向に回転すると、拡大翼11はピン12を支点に回
転して閉じる。
【0070】図11(f)において、符号9は削孔用スク
リューヘッド、9bは空隙である。この場合にも、隣接
する削孔用スクリューヘッド9を形成する2枚の削孔用
羽根9a,9a間と、削孔羽根9aの周縁部に空隙9b
を有することにより、オーガーロッド3を引き上げる際
に、土砂やソイルセメントが空隙9bを通って自由に移
動することができる。
【0071】このため、オーガーロッド3を引き上げる
際に、削孔用スクリューヘッド9の下方が真空状態にな
らず、削孔用スクリューヘッド9下方の土砂が崩壊する
のを防止することができる。なお、拡大翼11は任意の数
だけ設置することができる。 発明の実施の形態5.図12〜図14は、一軸式のアースオ
ーガー装置の一例を示し、図12,図14(a)において、
固定翼23は外ロッド6に取り付けられている。
【0072】また、図9に図示するもには、固定翼25が
2個所に設けられているのに対し、図12に図示するもの
には、固定翼23は1個所に設けられている。なお、固定
翼25の機能および拡大翼の個数と機能は、図9に図示す
るものと同じである。
【0073】また、図13において、符号25と26は固定翼
である。固定翼25は外ロッド6に固定されている。ま
た、固定翼25は3個所に設けられ、その機能は、図9に
図示するものの固定翼と同じである。
【0074】なお、固定翼25と拡大翼11の個数は、実施
例以外の任意の数を設置することもできる。 発明の実施の形態6.図15〜図17は、一軸式のアースオ
ーガー装置の一例を示し、特に図15に図示するものは、
オーガーロッドの剛性を高めるために、単管からなるオ
ーガーロッド3を攪拌部より上の区間の径を大きく、か
つ肉厚を厚く形成したものである。
【0075】また、図16に図示するものは、オーガーロ
ッド3の剛性を高めるために、オーガーロッド3を外ロ
ッド6と内ロッド7から二重管に形成したものである。
また、図17(b)に図示するものは、オーガーロッド3
の外ロッド6を円形断面形に形成したものであり、図17
(c)に図示するものは、外ロッド6を多角形断面形に
した例である。
【0076】図17(d)において、符号25は固定翼であ
る。固定翼25のリング27は、オーガーロッド3に固定さ
れないで、オーガーロッド7の回りを自由に回転できる
ように取り付けられている。
【0077】このような構成において、固定翼25は、削
孔用スクリューヘッド9の削孔方向の回転では、削孔壁
面の土の抵抗により、ピン26を支点に回転して拡大す
る。そうすると、固定翼25に対する削孔壁面の土の抵抗
がさらに増大し、オーガーロッド3と同様に回転してい
た固定翼25の回転が徐々に遅れ気味になり、終わりに
は、固定翼25は停止する。
【0078】図17(e)において、攪拌翼10はオーガー
ロッド3に固定され、オーガーロッド3の回転により削
孔土と固化材ミルクを攪拌する。このような構成におい
て、対象地盤が粘性土の場合、土の粘着力により攪拌翼
10の周囲に付着した土の固まりはなかなか攪拌されず、
固まりのまま攪拌翼10と一緒に回転し続けることがあ
る。
【0079】このような場合でも、攪拌翼10の隣に回転
を止めた固定翼25を有することにより、回転する攪拌翼
10と停止している固定翼25との間でせん断破砕され、土
と固化材ミルクとが容易に攪拌される。
【0080】なお、固定翼25は、削孔用スクリューヘッ
ド9が削孔方向と反対方向に回転することで、ピン26を
支点に翼が縮小する方向に回転し、その結果として、削
孔壁面の土による抵抗がなくなってオーガーロッド3と
同じように回転する。
【0081】図17(f)において、符号11は拡大翼であ
る。拡大翼11は、削孔用スクリューヘッド9の削孔方向
の回転では拡大しないが、削孔用スクリューヘッド9が
反対方向に回転すると、削孔壁面の土の抵抗によりピン
12を支点に回転して拡大する。
【0082】このように、拡大翼11が拡大することによ
り、削孔用スクリューヘッド9の削孔径よりも大きな径
に削孔を行うことができる。なお、削孔用スクリューヘ
ッド9が削孔方向に回転すると、拡大翼11はピン12を支
点に回転して閉じる。
【0083】図17(g)において、符号9は削孔用スク
リューヘッド、9bは空隙である。削孔用スクリューヘ
ッド9に空隙9bを有することにより、オーガーロッド
3を引き上げるとき、ソイルセメントが空隙9bを通っ
て自由に移動することできる。
【0084】このため、削孔用スクリューヘッド9の下
部が真空状態にならず、削孔用スクリューヘッド9下部
の土砂が崩壊するのを防止することができる。なお、固
定翼25と拡大翼11は任意の個数を設置することができ
る。
【0085】なお、図7、図9、図12、図13に図示する
ものの拡大翼、および図16に図示するものの固定翼と拡
大翼は、オーガーロッドの回転と削孔壁面の土の抵抗を
利用して、翼が拡大、縮小する構造の例であるが、拡大
翼と固定翼を拡大・縮小する他の方法としては、油圧に
よる方法、バネを利用する方法、さらに引っ張り材をギ
ヤの回転力により引っ張ったり押し込んだりして翼を拡
大、縮小する方法もある。
【0086】
【発明の効果】この発明に係るアースオーガー装置は以
上説明した構成からなり、特に高い剛性を有する外ロッ
ドと、この外ロッドを貫通し、先端部分に削孔用スクリ
ューヘッド、攪拌翼および拡大翼をそれぞれ有する内ロ
ッドとからなるオーガーロッドを備えて構成されている
ので、対象地盤に対して垂直に削孔することができ、こ
れによりソイルセメント柱列壁の垂直精度を著しく高め
ることができる等の効果がある。
【0087】また、この発明に係るソイルセメント柱列
壁の施工方法は、オーガーロッドをそれぞれ駆動させて
削孔するとともに、固化材ミルクを射出しつつ削孔時の
削孔土と固化材ミルクとを攪拌翼によって攪拌・混合し
て1本または複数本のソイルセメント柱を施工する工程
を一工程とし、この工程を柱の径方向に繰り返し行うの
で、ソイルセメント柱列壁からなる山留壁をきわめて能
率的に施工することができる。
【0088】また、攪拌翼とこれと隣接して突設された
固定翼とで削孔土をせん断破砕するので、削孔土と固化
材ミルクとを確実に攪拌・混合することができる。ま
た、削孔用スクリューヘッドは、複数の削孔用羽根を、
この削孔用羽根間に削孔土が移動可能な空隙を有するよ
うにオーガーロッドの周方向に所定間隔に突設して形成
してあるので、オーガーロッドを引き上げる際に、土砂
やソイルセメントが空隙を通って自由に移動することが
できる。
【0089】このため、オーガーロッドを引き上げる際
に、削孔用スクリューヘッドの下方が真空状態になるの
を防止できて、削孔用スクリューヘッドの下方部分の土
砂が崩壊するのを防止することができる。
【0090】さらに、砂質層などの透水性の高い地層に
対しては、オーガーロッドの軸直角方向に拡大翼を突出
し、固化材ミルクを射出しつつ拡大翼で掘削土と固化材
ミルクとを攪拌・混合することにより、部分的に止水性
のきわめて高いソイルセメント柱列壁を構築することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は一軸式アースオーガー装置の一部側面
図、(b)は(a)におけるB−B線断面図、(c)は
(a)におけるC−C線断面図、(d)は(a)におけ
るD−D線断面図、(e)は(a)におけるE−E線断
面図、(f)は(a)におけるF−F線拡大断面図、
(g)は(a)におけるG−G線拡大断面図である。
【図2】外ロッドが円形断面形をなす図1(a)におけ
るB−B線断面図である。
【図3】(a)はオーガーロッドの一部側面図、(b)
は(a)におけるA−A線断面図である。
【図4】(a)は一軸式アースオーガー装置の一部側面
図、(b)は(a)におけるB−B線断面図、(c)は
(a)におけるC−C線断面図、(d)は(a)におけ
るD−D線断面図、(e)は(a)におけるE−E線断
面図、(f)は(a)におけるE−E線断面図である。
【図5】(a)はソイルセメント柱列壁の施工状態を示
す一部斜視図、(b),(c)はその平面図である。
【図6】三軸式アースオーガー装置の一例を示す一部側
面図である。
【図7】三軸式アースオーガー装置の一例を示す一部側
面図である。
【図8】(a)は、図6におけるA−A線断面図、
(b),(c)はいずれも、図7におけるB−B線断面
図、そして、(d),(e),(f),(g),(h)
はそれぞれ、図7におけるD−D線、E−E線、F−F
線、G−G線、H−H線断面図である。
【図9】一軸式アースオーガー装置の一例を示す一部側
面図である。
【図10】一軸式アースオーガー装置の一例を示す一部
斜視図である。
【図11】(a),(b),(c),(d),(e),
(f)はそれぞれ、図9におけるA−A線、B−B線、
C−C線、D−D線、E−E線、F−F線断面図、
(g)と(h)はいずれも、図9におけるG−G線断面
図である。
【図12】一軸式アースオーガー装置の一例を示す一部
側面図である。
【図13】一軸式アースオーガー装置の一例を示す一部
側面図である。
【図14】(a)は図12におけるA−A線断面図、
(b)は図13におけるB−B線断面図である。
【図15】一軸式アースオーガー装置の一例を示す一部
側面図である。
【図16】一軸式アースオーガー装置の一例を示す一部
側面図である。
【図17】(a)は、図15におけるA−A線断面図、
(b)と(c)はいずれも、図16におけるA−A線断面
図、(d),(e),(f),(g)はそれぞれ、図16
におけるD−D線断面図、E−E線断面図、F−F線断
面図、G−G線拡大断面図である。
【図18】(a),(b),(c)はいずれも、ソイル
セメント柱列壁の施工状態を示す一部斜視図である。 1 マスト 2 オーガーマシンの減速機 3 オーガーロッド 4 リーダー 5 ワイヤーロープ 6 外ロッド 7 内ロッド 8 軸受け 9 削孔用スクリューヘッド 9a 削孔用羽根 9b 空隙 9c 固化材ミルク射出口 10 攪拌翼 11 拡大翼 12 取付ピン 13a リング 13b リンク 14 操作用引張材 15 コイルばね 16 オーガーロッド 16a 上端部分 16b 下端部分 20 固定翼 23 固定翼 25 固定翼 26 固定翼 27 リング 30 ソイルセメント柱 31 対象地盤 32 ソイルセメント柱 33 ソイルセメント柱 A ソイルセメント柱列壁 A1 ソイルセメント柱列壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤戸 一治 兵庫県神戸市中央区港島中町3丁目1の2 東急ビレジ2号棟1421 Fターム(参考) 2D029 CA02 KB04 KC00 2D049 EA01 EA02 GA12 GA17 GB05 GC11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高い剛性を有する外ロッドと、この外ロ
    ッドを貫通し、先端部分に削孔用スクリューヘッドと削
    孔土を攪拌する攪拌翼をそれぞれ有する内ロッドとから
    なるオーガーロッドを備えてなることを特徴とするアー
    スオーガー装置。
  2. 【請求項2】 所定の長さを有する上端部分とこの上端
    部分より小径をなす下端部分とからなり、かつ前記下端
    部分に削孔用スクリューヘッドと削孔土を攪拌する攪拌
    翼をそれぞれ有するオーガーロッドを備えてなることを
    特徴とするアースオーガー装置。
  3. 【請求項3】 オーガーロッドの軸直角方向に突出して
    削孔土を攪拌する複数の拡大翼を有することを特徴とす
    る請求項1または2記載のアースオーガー装置。
  4. 【請求項4】 攪拌翼とによって削孔土をせん断破砕す
    る固定翼を有することを特徴とする請求項1、2または
    3記載のアースオーガー装置。
  5. 【請求項5】 削孔用スクリューヘッドは、複数の削孔
    用羽根を、この削孔用羽根間に削孔土が移動可能な空隙
    を有するようにオーガーロッドの周方向に所定間隔に突
    設して形成してあることを特徴とする請求項1、2、3
    または4記載のアースオーガー装置。
  6. 【請求項6】 削孔用スクリューヘッドの周囲に、削孔
    土が移動可能な空隙を有することを特徴とする請求項
    1、2、3、4または5記載のアースオーガー装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6記載
    のアースオーガー装置を単数または複数、並設してなる
    ことを特徴とするアースオーガー装置。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6または7
    記載のアースオーガー装置によるソイルセメント柱列壁
    の施工方法において、オーガーロッドをそれぞれ駆動さ
    せて削孔するとともに、固化材を射出しつつ削孔時の削
    孔土と固化材とを攪拌翼で攪拌・混合して1本または複
    数本のソイルセメント柱を施工する工程を一工程とし、
    この工程をソイルセメント柱の径方向に繰り返し行うこ
    とを特徴とするソイルセメント柱列壁の施工方法。
  9. 【請求項9】 隣接するソイルセメント柱どうしを、互
    いにラップさせて施工することを特徴とする請求項8記
    載のソイルセメント柱列壁の施工方法。
  10. 【請求項10】 オーガーロッドの貫入と引き抜きを繰
    り返し行うことを特徴とする請求項8または9記載のソ
    イルセメント柱列壁の施工方法。
  11. 【請求項11】 オーガーロッドの軸直角方向に拡大翼
    を突出して削孔土と固化材とを攪拌・混合することを特
    徴とする請求項8、9または10記載のソイルセメント
    柱列壁の施工方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104805829A (zh) * 2015-05-18 2015-07-29 朱艳菊 水泥土成墙机
CN104988902A (zh) * 2015-06-30 2015-10-21 朱艳菊 等宽成墙设备的一种用法
JP2016130404A (ja) * 2015-01-13 2016-07-21 藤井 俊彦 地盤改良杭の施工方法、及び地盤改良杭の施工装置
JP2021025200A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 旭化成建材株式会社 掘削装置及び掘削装置を用いたコラムの築造方法

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