JP2002275885A - 鋼管土留工法とその施工装置 - Google Patents

鋼管土留工法とその施工装置

Info

Publication number
JP2002275885A
JP2002275885A JP2001078344A JP2001078344A JP2002275885A JP 2002275885 A JP2002275885 A JP 2002275885A JP 2001078344 A JP2001078344 A JP 2001078344A JP 2001078344 A JP2001078344 A JP 2001078344A JP 2002275885 A JP2002275885 A JP 2002275885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel pipe
ears
auger
hole
steel pipes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001078344A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Enoki
敏男 榎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ENOKI KINUE
Original Assignee
ENOKI KINUE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ENOKI KINUE filed Critical ENOKI KINUE
Priority to JP2001078344A priority Critical patent/JP2002275885A/ja
Publication of JP2002275885A publication Critical patent/JP2002275885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 土壌を複数のオーガロッドで同時に掘削攪拌
して横断面長円状の削孔を作り、耳で連結した複数本の
耳付鋼管をこの削孔内へ同時に挿入することにより、鋼
管土留の構築が能率よく行える鋼管土留工法を提供す
る。 【解決手段】 クローラクレーン1のリーダマスト2に
沿って上下動可能となるよう装着した多軸掘削攪拌機4
の並列するオーガロッド13を回転させつつこの多軸掘
削攪拌機4を自重で下降させ、各オーガロッド13の軸
心に設けた通孔から固化液を注入しながら地中を掘削攪
拌し、土壌に固化液が攪拌混合された横断面長円状の削
孔を作り、この削孔内に複数本の耳付鋼管を耳の部分で
並列に接続した状態で削孔内に挿入し、この後上記した
と同様の削孔を連続して設け、この削孔に耳の部分で並
列に接続した複数本の耳付鋼管を先の耳付鋼管に耳の部
分で接続しながら挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、並列するオーガ
ロッドで固化液が攪拌混合された横断面長円状の削孔を
掘削し、この削孔内に耳付鋼管を耳の部分で接続して挿
入することにより、連続地下壁や連続地中遮水壁となる
鋼管土留を構築するための工法とその施工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような耳付鋼管を用いた鋼
管土留を構築するための工法としては、特開昭55−1
42835号や特公平7−91848号が知られてい
る。
【0003】前者の施工法は、ケーシングとオーガスク
リュウを用い、スクリュウの軸心に設けた通孔から固化
液を注入しながら地中を掘削攪拌し、土壌に固化液が攪
拌混合された円形の削孔を作り、この削孔に耳付鋼管を
挿入し、先の削孔に隣接してラップするよう新たな削孔
を掘削するとき、先の削孔に挿入した耳付鋼管の耳をガ
イドにしてケーシングとオーガスクリュウを下降させる
ことで新たな削孔を掘削し、ケーシングとオーガスクリ
ュウの抜き取り後に新たな削孔に耳付鋼管を先の耳付鋼
管と耳を接続した状態で挿入し、これを繰り返すことに
より、鋼管土留を構築するものである。
【0004】また、後者の施工法は、ケーシングとオー
ガスクリュウを用い、地中を掘削攪拌して円形の削孔を
作り、この削孔に耳付鋼管を挿入し、先の削孔に隣接し
てラップするよう新たな削孔を掘削するとき、先の削孔
に挿入した耳付鋼管に接するスタビライダーをガイドに
してケーシングとオーガスクリュウを下降させることで
新たな削孔を掘削し、ケーシングとオーガスクリュウの
抜き取り後に新たな削孔に耳付鋼管を先の耳付鋼管と耳
を連結した状態で挿入し、これを繰り返すことにより、
鋼管土留を構築するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な、従来の施工法は何れの場合も、削孔を一つずつ掘削
し、各削孔ごとに耳付鋼管を耳で連結しながら進めてい
くため、施工能率が悪いだけでなく、深さが30m以上
の鋼管土留を構築する場合、削孔に挿入した耳付鋼管を
挿入途中で溶接で継ぎ足さねばならず、挿入作業を途中
で中断しなければならず、施工能率が悪いという問題が
ある。
【0006】そこで、この発明の課題は、土壌を複数の
オーガロッドで同時に掘削攪拌して横断面長円状の削孔
を作り、耳で連結した複数本の耳付鋼管をこの削孔内へ
同時に挿入することにより、鋼管土留の構築が能率よく
行えると共に、深さが30m以上の鋼管土留を構築する
場合も、予め耳付鋼管を接続しておくことにより、耳付
鋼管の挿入を中断することなく能率的に行える鋼管土留
工法とその施工装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、第1の方法の発明は、リーダマストに沿って
上下動可能となるよう装着した多軸掘削攪拌機の並列す
るオーガロッドを回転させつつこの多軸掘削攪拌機を自
重で下降させ、各オーガロッドの軸心に設けた通孔から
固化液を注入しながら地中を掘削攪拌し、土壌に固化液
が攪拌混合された横断面長円状の削孔を作り、この削孔
内に複数本の耳付鋼管を耳の部分で並列に接続した状態
で削孔内に挿入し、この後上記したと同様の新たな削孔
を連続して設け、この新たな削孔に耳の部分で並列に接
続した複数本の耳付鋼管を先の耳付鋼管に耳の部分で接
続しながら挿入する構成を採用したものである。
【0008】同じく第2の方法の発明は、リーダマスト
に沿って上下動可能となるよう装着した多軸掘削攪拌機
の並列するオーガロッドを回転させつつこの多軸掘削攪
拌機を自重で下降させ、各オーガロッドの軸心に設けた
通孔から固化液を注入しながら地中を掘削攪拌し、土壌
に固化液が攪拌混合された横断面長円状の削孔を作り、
この削孔内に予め複数本を軸方向に延長状となるよう接
続した耳付鋼管を挿入し、同様に接続した耳付鋼管を先
の耳付鋼管に耳の部分で接続しながら挿入し、先の削孔
に対する同様の新たな削孔の形成と、上記と同様の新た
な耳付鋼管の先の耳付鋼管に対する耳の部分での接続に
よる削孔への挿入とを繰り返して行う構成を採用したも
のである。
【0009】同じく第1の装置の発明は、リーダマスト
に沿って上下動可能となるよう装着する掘削ヘッドの下
部に、この掘削ヘッド内の駆動機構で回転が付与される
複数本のオーガロッドを、平面的な回転範囲がラップす
る並列状に設けて多軸掘削攪拌機を形成し、上記各オー
ガロッドに固化液の通孔を軸心に沿って設け、上記掘削
ヘッドに各オーガロッドによる削孔の三角切り残しを除
去する切削刃を設けた構成を採用したものである。
【0010】同じく第2の装置の発明は、リーダマスト
に沿って上下動可能となるよう装着する掘削ヘッドの下
部に、この掘削ヘッド内の駆動機構で回転が付与される
複数本のオーガロッドを、平面的な回転範囲がラップす
る並列状に設けて多軸掘削攪拌機を形成し、上記各オー
ガロッドに固化液の通孔を軸心に沿って設け、上記オー
ガロッド群の途中に各オーガロッドによる削孔の三角切
り残しを除去する切削回転部材を設けた構成を採用した
ものである。
【0011】ここで、多軸掘削攪拌機は、掘削ヘッドの
下部に四本のオーガロッドを突設し、掘削ヘッドの内部
には二本の組となるオーガロッドごとにそれぞれ別個に
駆動するための電動もしくは油圧のモータと、モータの
回転をそれぞれの二本の組となるオーガロッドに逆回転
するよう伝達する歯車等の減速機構とを組み込んだ構造
になっている。
【0012】上記掘削ヘッドの平面形状は、四本のオー
ガロッドの平面的な回転範囲に納まる横長になり、この
掘削ヘッドの長さ方向となる前後の位置の下部に切削刃
が設けられ、各オーガロッドによる削孔の三角切り残し
部分を切削刃で除去することになる。
【0013】また、オーガロッド群の途中に設けた切削
回転部材は、オーガロッドの途中に設けたスプロケット
の外周にエンドレスのチエーンを巻回し、オーガロッド
の回転時にこのチエーンを回動させることにより、各オ
ーガロッドによる削孔の三角切り残し部分をチエーンで
除去することになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0015】図1のように、鋼管土留の施工装置は、ク
ローラクレーン1と、このクローラクレーン1のリーダ
マスト2に取り付けた上下動と伸縮が可能な垂直ビーム
3と、この垂直ビーム3の下端部に取り付けた多軸掘削
攪拌機4とで構成されている。
【0016】上記垂直ビーム3は、図2(B)のよう
に、大径角パイプの内部に順次小径の角パイプを挿入し
て伸縮自在に形成され、例えば、最大40mの伸長が可
能になっており、リーダマスト2のレール5に沿って上
下動するスライダーの開閉式振れ止6と7によって上端
部と下端部が支持され、その上端に取り付けた滑車8と
リーダマスト2の上端の滑車9の間に巻回したワイヤー
10をクローラクレーンのウインチで巻き取りと繰り出
しを制御することにより上下動することになる。
【0017】このようなリーダマスト2に沿う多軸掘削
攪拌機4の昇降動を採用すれば、正確に、かつ、直線的
に多軸掘削攪拌機4を地中に進入させることができると
いう利点がある。
【0018】上記多軸掘削攪拌機4は、図2(A)のよ
うに、垂直ビーム3の下端に固定した掘削ヘッド11の
下部に、この掘削ヘッド11内の駆動手段12で回転が
付与される四本のオーガロッド13を垂直状態で下方に
所定長さ突出するよう並列状に設け、このオーガロッド
13は、下部先端にスクリュウ14を設け、途中に多数
の掘削腕15を各オーガロッド13の掘削腕が干渉しな
い配置となるよう上下に位置をずらして突設すると共
に、各オーガロッド13には、軸心に沿ってセメントミ
ルク等の固化液を吐出するための通孔16が貫通し、地
上からこの通孔16にホースとスイベルジョイントを介
して固化液を供給することができるようになっている。
【0019】図3に示すように、上記各オーガロッド1
3の掘削腕15による削孔の直径Rは、例えば600m
mに設定し、かつ、各オーガロッドの間隔Pは、掘削腕
15の平面的な回転範囲がラップするように設けられ、
このラップ量を100mmとすることにより、各オーガ
ロッド13の配置間隔は500mmピッチとなる。ま
た、掘削腕15による削孔の直径Rを700mmに設定
し、かつ、ラップ量を150mmとすることにより、各
オーガロッドの配置間隔Pは550mmピッチとなる。
【0020】また、駆動手段12は、二本の組となるオ
ーガロッド13ごとにそれぞれ別個に駆動するための電
動もしくは油圧のモータ17と、モータ17の回転をそ
れぞれの二本の組となるオーガロッド13に逆回転する
よう伝達する歯車等の減速機構18とで形成されてい
る。
【0021】上記多軸掘削攪拌機4における掘削ヘッド
11の平面形状は、四本のオーガロッド13の掘削腕1
5による平面的な回転範囲に納まる横長になり、この掘
削ヘッド11の長さ方向となる前後の位置の下部に長さ
方向の略全長にわたって固定式の切削刃19が下向きに
突出するよう設けられ、図4のごとく、各オーガロッド
13による削孔Aの三角切り残し部分Bを切削刃19で
除去するようになっている。
【0022】図7は、各オーガロッド13による削孔A
の三角切り残し部分Bを切削するための他の手段を示
し、オーガロッド13群の途中に設けた切削回転部材2
0は、オーガロッド13の途中に設けたスプロケット2
1の外周にエンドレスのチエーン22を巻回し、オーガ
ロッド13の回転時にこのチエーン22を回動させるこ
とにより、各オーガロッド13による削孔Aの三角切り
残し部分Bを回動するチエーン22で除去することにな
る。
【0023】この発明の鋼管土留工法とその施工装置
は、上記のような構成であり、次に、この施工装置を用
いた鋼管土留工法を説明する。
【0024】図1のように、クローラクレーン1のリー
ダマスト2に、垂直ビーム3とその下端部に設けた多軸
掘削攪拌機4を取り付け、並列するオーガロッド13を
削孔を掘削せんとする位置の直上に臨ませ、駆動手段1
2のモータ17を起動して並列するオーガロッド13を
回転させ、この状態でリーダマスト2に沿って多軸掘削
攪拌機4を自重で下降させ、回転する各オーガロッド1
3で掘削を開始すると共に、各オーガロッド13の軸心
に設けた通孔16から固化液を注入しながら、各オーガ
ロッド13で四本の削孔Aを一部がラップするように同
時に地中を掘削攪拌していき、この各オーガロッド13
による掘進で掘削ヘッド11も地中に進入していく。
【0025】このとき、図4のように、各オーガロッド
13で掘削攪拌される四本の削孔Aは、一部がラップす
る円形の孔に掘削され、隣接する削孔Aの両側に三角切
り残し部分Bが発生するが、地中に進入していく掘削ヘ
ッド11の前後の下部位置に切削刃19が設けてあるた
め、地中に進入していく切削刃19が上記三角切り残し
部分Bを切削除去することになり、これにより、各オー
ガロッド13で掘削攪拌される四本の削孔Aは、図6の
ように、固化液が攪拌混合された横断面長円状の削孔A
1 を作ることになり、横断面長円状の削孔A1 が所定の
深度に達すると、各オーガロッド13を回転させたまま
多軸掘削攪拌機4を上昇させて削孔A1内から抜き出
す。
【0026】図5は、横断面長円状の削孔A1 を連続さ
せて掘削する場合の掘削順序を示し、最初の位置での第
1の横断面長円状の削孔aの1〜4の掘削後に、最初の
削孔の長さ方向に沿う延長線上でオーガロッド13の2
ピッチ分の間隔をあけた位置に第2の横断面長円状の削
孔bの7’〜10を掘削し、更に第2の横断面長円状の
削孔bの長さ方向に沿う延長線上でオーガロッド13の
2ピッチ分の間隔をあけた位置に第3の横断面長円状の
削孔cの13’〜16を掘削し、これを必要な回数だけ
繰り返すと共に、第1と第2の削孔aとb間の部分を多
軸掘削攪拌機4により削孔dの4’〜7を掘削し、第2
と第3の削孔bとc間の部分を多軸掘削攪拌機4により
削孔eの10’〜13を掘削し、このようにして各削孔
間の部分を多軸掘削攪拌機4によって掘削していけば、
同図下部のように、直線状に連続した長い削孔A2 が形
成できる。
【0027】上記した削孔A1 又はA2 に対して、図6
のように、予め複数本、例えば、2本又は3本の耳付鋼
管31を耳32の部分で並列に接続した状態のものをク
レーンで吊り上げ、この耳付鋼管31を削孔A1 又はA
2 内に挿入し、この後上記したと同様の複数本の耳付鋼
管31を先の耳付鋼管31に耳32の部分で接続しなが
ら挿入する。このような複数本の耳付鋼管31の挿入を
繰り返して行うことにより、耳付鋼管31の連続土留壁
を迅速に施工することができる。
【0028】このように、並列状に接続した複数本の耳
付鋼管31を同時に削孔A1 又はA2 内に挿入する場
合、削孔A1 又はA2 の両側に三角切り残し部分Bが残
っていると、挿入作業に支障をきたすことになるが、こ
の発明の多軸掘削攪拌機4は、オーガロッド13の掘進
時に掘削ヘッド11も地中に進入し、この掘削ヘッド1
1に設けた切削刃19が上記三角切り残し部分Bを切削
除去することになり、これにより、各オーガロッド13
で掘削攪拌される四本の削孔Aは、横断面長円状の削孔
A1 となり、これを連続させることで削孔A2 となり、
複数本の耳付鋼管31を同時に削孔A1 又はA2 内に挿
入することができる。
【0029】次に、構築せんとする連続土留壁が深い場
合、例えば、使用する耳付鋼管31の長さが30mをこ
えるような場合、上記と同様にして深い削孔を掘削する
と共に、予め複数本を軸方向に延長状となるよう溶接に
より接続した耳付鋼管をクレーンで吊り上げ、長い耳付
鋼管を一本ずつ削孔に挿入していく。このとき、耳付鋼
管を先の耳付鋼管に耳の部分で接続しながら挿入し、以
後これを繰り返すことにより、長尺耳付鋼管による連続
土留壁を構築するものである。
【0030】上記耳付鋼管の延長状となるよう溶接によ
り接続する方法は、作業現場の適当な空間場所に、一本
の短尺耳付鋼管が納まる径と長さに対して少し浅い深さ
の捨て孔を設け、この捨て孔内に一本の短尺耳付鋼管を
挿入し、次に接続せんとする短尺耳付鋼管をクレーンで
吊り上げ、捨て孔内の短尺耳付鋼管上にこれを載せ、耳
の位置を合わせた状態で両短尺耳付鋼管を溶接すること
により、地上で簡単に接続作業が行え、二本の短尺耳付
鋼管を延長状に接続した長尺耳付鋼管を簡単に得ること
ができ、この長尺耳付鋼管をクレーンで吊り上げて上記
のように削孔に挿入する。
【0031】なお、図示の例では、多軸掘削攪拌機4
は、四本のオーガロッド13を採用したものを示した
が、オーガロッド13の本数は必要に応じて自由に増減
することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、上記
のような構成としたので、土壌を複数のオーガロッドで
同時に掘削攪拌して横断面長円状の削孔を作り、耳で連
結した複数本の耳付鋼管をこの削孔内へ同時に挿入する
ことにより、鋼管土留の構築が能率よく行えることにな
る。
【0033】また、深い鋼管土留を構築する場合も、予
め別の位置で耳付鋼管を接続して長尺耳付鋼管を形成
し、これを先の耳付鋼管と耳を接続して挿入することに
より、長尺耳付鋼管の挿入を中断することなく能率的に
行え、深い鋼管土留を効率よく構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は多軸掘削攪拌機を装着した施工装置の
側面図、(B)は同上の正面図
【図2】(A)は多軸掘削攪拌機を示す一部切り欠き正
面図、(B)は垂直ビームの断面図
【図3】多軸掘削攪拌機のオーガロッドを示す横断平面
【図4】多軸掘削攪拌機によって掘削した削孔の断面図
【図5】多軸掘削攪拌機による削孔の掘削順序を示す説
明図
【図6】削孔に耳付鋼管を挿入した横断平面図
【図7】多軸掘削攪拌機における三角切り残し部分Bを
切削するための他の手段を示す横断平面図
【符号の説明】
1 クローラクレーン 2 リーダマスト 3 垂直ビーム 4 多軸掘削攪拌機 5 レール 6 開閉式振れ止 7 開閉式振れ止 8 滑車 9 滑車 10 ワイャー 11 掘削ヘッド 12 駆動手段 13 オーガロッド 14 スクリュウ 15 掘削腕 16 通孔 17 モータ 18 減速機構 19 切削刃 20 切削回転部材 21 スプロケット 22 チエーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D040 AA04 AB05 AB14 BA08 BD03 CA01 CB03 DB07 EA11 EA12 EA18 EA21 2D049 EA01 EA02 FB03 FB14 FC02 GA13 GA14 GB06 GD03 GE04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リーダマストに沿って上下動可能となる
    よう装着した多軸掘削攪拌機の並列するオーガロッドを
    回転させつつこの多軸掘削攪拌機を自重で下降させ、各
    オーガロッドの軸心に設けた通孔から固化液を注入しな
    がら地中を掘削攪拌し、土壌に固化液が攪拌混合された
    横断面長円状の削孔を作り、この削孔内に複数本の耳付
    鋼管を耳の部分で並列に接続した状態で削孔内に挿入
    し、この後上記したと同様の新たな削孔を連続して設
    け、この新たな削孔に耳の部分で並列に接続した複数本
    の耳付鋼管を先の耳付鋼管に耳の部分で接続しながら挿
    入する鋼管土留工法。
  2. 【請求項2】 リーダマストに沿って上下動可能となる
    よう装着した多軸掘削攪拌機の並列するオーガロッドを
    回転させつつこの多軸掘削攪拌機を自重で下降させ、各
    オーガロッドの軸心に設けた通孔から固化液を注入しな
    がら地中を掘削攪拌し、土壌に固化液が攪拌混合された
    横断面長円状の削孔を作り、この削孔内に予め複数本を
    軸方向に延長状となるよう接続した耳付鋼管を挿入し、
    同様に接続した耳付鋼管を先の耳付鋼管に耳の部分で接
    続しながら挿入し、先の削孔に対する同様の新たな削孔
    の形成と、上記と同様の新たな耳付鋼管の先の耳付鋼管
    に対する耳の部分での接続による削孔への挿入とを繰り
    返して行う鋼管土留工法。
  3. 【請求項3】 リーダマストに沿って上下動可能となる
    よう装着する掘削ヘッドの下部に、この掘削ヘッド内の
    駆動機構で回転が付与される複数本のオーガロッドを、
    平面的な回転範囲がラップする並列状に設けて多軸掘削
    攪拌機を形成し、上記各オーガロッドに固化液の通孔を
    軸心に沿って設け、上記掘削ヘッドに各オーガロッドに
    よる削孔の三角切り残しを除去する切削刃を設けた鋼管
    土留の施工装置。
  4. 【請求項4】 リーダマストに沿って上下動可能となる
    よう装着する掘削ヘッドの下部に、この掘削ヘッド内の
    駆動機構で回転が付与される複数本のオーガロッドを、
    平面的な回転範囲がラップする並列状に設けて多軸掘削
    攪拌機を形成し、上記各オーガロッドに固化液の通孔を
    軸心に沿って設け、上記オーガロッド群の途中に各オー
    ガロッドによる削孔の三角切り残しを除去する切削回転
    部材を設けた鋼管土留の施工装置。
JP2001078344A 2001-03-19 2001-03-19 鋼管土留工法とその施工装置 Pending JP2002275885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001078344A JP2002275885A (ja) 2001-03-19 2001-03-19 鋼管土留工法とその施工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001078344A JP2002275885A (ja) 2001-03-19 2001-03-19 鋼管土留工法とその施工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002275885A true JP2002275885A (ja) 2002-09-25

Family

ID=18934971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001078344A Pending JP2002275885A (ja) 2001-03-19 2001-03-19 鋼管土留工法とその施工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002275885A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105649006A (zh) * 2016-01-29 2016-06-08 中交上航局航道建设有限公司 一种履带式强制搅拌机
JP2018111979A (ja) * 2017-01-11 2018-07-19 積水ハウス株式会社 地盤改良攪拌装置
CN108894725A (zh) * 2018-08-07 2018-11-27 江西基良工程机械设备有限公司 用于基坑连续咬合桩挡墙的钻孔机
CN111980093A (zh) * 2020-09-18 2020-11-24 上海渊丰地下工程技术有限公司 一种沟槽成槽设备
CN116282774A (zh) * 2023-05-22 2023-06-23 山西世洁环境科技有限公司 一种工业循环冷却水过滤装置及其过滤方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105649006A (zh) * 2016-01-29 2016-06-08 中交上航局航道建设有限公司 一种履带式强制搅拌机
CN105649006B (zh) * 2016-01-29 2017-09-22 中交上航局航道建设有限公司 一种履带式强制搅拌机
JP2018111979A (ja) * 2017-01-11 2018-07-19 積水ハウス株式会社 地盤改良攪拌装置
CN108894725A (zh) * 2018-08-07 2018-11-27 江西基良工程机械设备有限公司 用于基坑连续咬合桩挡墙的钻孔机
CN108894725B (zh) * 2018-08-07 2024-03-29 江西基业良工桩机制造有限公司 用于基坑连续咬合桩挡墙的钻孔机
CN111980093A (zh) * 2020-09-18 2020-11-24 上海渊丰地下工程技术有限公司 一种沟槽成槽设备
CN116282774A (zh) * 2023-05-22 2023-06-23 山西世洁环境科技有限公司 一种工业循环冷却水过滤装置及其过滤方法
CN116282774B (zh) * 2023-05-22 2023-08-01 山西世洁环境科技有限公司 一种工业循环冷却水过滤装置及其过滤方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10325138A (ja) 山留め壁の施工方法およびアースオーガー装置
KR101219377B1 (ko) 장심도 다축 오거 지반개량굴착교반장치
JP5078511B2 (ja) アースドリル機を使用した埋込み杭工法
JP2002275885A (ja) 鋼管土留工法とその施工装置
JP2007255133A (ja) 撹拌補助翼を備えたソイルセメント造成装置
JP2008223321A (ja) 多軸オーガマシン及びその多軸オーガマシンを用いた土留工法
JP4550792B2 (ja) 地中壁の施工法
CN115478543A (zh) 一种人工挖孔桩基坑支护结构及施工方法
JPH03212506A (ja) ソイルセメント合成杭施工用オーガー及びソイルセメント合成杭施工法
JP3823301B2 (ja) 地中壁の築造工法
JP6729902B1 (ja) ソイルセメント連続壁の施工法
JPS61216927A (ja) 掘削機
JP2002339345A (ja) 地中連続壁の施工法
JPH07229146A (ja) 連続掘削機
JP5935193B2 (ja) 地盤改良工法、地盤改良工法に使用する掘削ロッドおよび地盤改良装置
JP6890215B1 (ja) 地盤改良装置
JPH09296442A (ja) 場所打ち杭造成装置
JP3056669B2 (ja) 連続土留壁の構築工法と装置
JP3034227B2 (ja) 地盤改良装置の撹拌装置と回転機構との継ぎ装置
JP2004239051A (ja) 地盤掘削方法
JP2000104246A (ja) 土留壁の構築方法およびその方法に用いられる3軸オーガ掘削機
JP2000160592A (ja) 連続土留壁構築方法及びその装置
JPH10219734A (ja) 多軸式連続ソイル柱列工法とその施工装置
JP4072019B2 (ja) 掘削機械
JP2929981B2 (ja) 地盤の掘削,攪拌装置