JPH08302524A - 技術分野に適したコア−シース構造の高強度モノフィラメント - Google Patents
技術分野に適したコア−シース構造の高強度モノフィラメントInfo
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Abstract
るモノフィラメントおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 コアーに含まれるポリエステルあるいは
コポリエステルは、融点200〜300℃、好ましく
は、220〜285℃の温度を有し、少なくとも70m
ol%の、芳香族ジカルボン酸および脂肪族ジオールか
ら誘導される構造単位、および全てのポリエステル構造
単位の総計基準で、30mol%以下の、過半量比のジ
カルボン酸単位を形成する芳香族ジカルボン酸単位とは
異なるジカルボン酸、および、過半量比のジオール単位
を形成するジオール単位とは異なる脂肪族ジオールから
誘導されるジオール単位を含有する、ポリエステル混合
物は、融点200〜300℃、好ましくは220〜28
5℃の温度を有する熱可塑性のポリエステルと、熱可塑
性のエラストマーコポリエーテル−エステルとを、非重
合性添加剤と共に或はなしで含む。
Description
適したコア−シース構造の高強度のモノフィラメントで
あって、高い寸法安定性、耐摩耗性、優れた耐熱性およ
び加水分解抵抗性を有し、さらには、かかるモノフィラ
メントから作られる技術分野の製品であって、特に、抄
紙機用繊維、スクリーン印刷用繊維および技術分野のフ
ィルター材料用繊維に関する。本発明のコアシース構造
モノフィラメントは、ポリエステルからなるコアと、熱
可塑性ポリエステルと熱可塑性エラストマーコポリエー
テル−エステルとの混合物を含むシースとよりなる構造
となっている。
トはたいていの場合、使用の際に高い機械的応力を受け
る。さらに、多くの場合、熱応力並びに化学的および他
の環境作用による応力があり、これらに対して材料は十
分な抵抗性を示さなければならない。これらの全ての応
力の下で、材料は長い使用期間にわたって良好な寸法安
定性および応力−歪特性のコンシステンシーを有してい
なければならない。
み合わせを必要とする技術分野の用途の例は、抄紙機、
特に長網式抄紙機用の繊維にモノフィラメントを用いる
ものである。この用途には、高い応力に耐えかつ繊維の
寿命を確実に十分なものとするために、高い初期モジュ
ラス並びに高い破断強さ、良好な結節およびループ強さ
並びに高い耐摩耗性を有するモノフィラメント材料が必
要である。抄紙機の乾燥セクションで使用する場合、モ
ノフィラメントはこれらのパラメーターを満たした上
に、さらに高い加水分解抵抗性を有する必要がある。
用繊維に用いる場合、同様な要件を満たしていなければ
ならず、スキージーの高い圧力によって生じる一定の応
力、水性染料ペーストの加水分解攻撃および高エネルギ
ー化学線源の作用の下で、長い有効寿命を有していなけ
ればならない。スクリーン印刷用繊維の寸法安定性要件
は、位置を合わせる多色印刷を可能にするために特に強
く求められる。
抄紙機用繊維は、ポリエチレンテレフタレートモノフィ
ラメントのたて糸およびよこ糸から主に構成されてい
る。これらの繊維は抄紙機における繊維の寿命の間に輸
送方向により長くなる欠点を有し、従って保持する必要
がある。
デニールのポリエチレンテレフタレートまたはポリアミ
ドモノフィラメントのたて糸およびよこ糸から構成され
ている。ポリアミド繊維の主な欠点は高い水分率であ
り、これは、スクリーン印刷用繊維が非常に高い程度で
持っていなければならない弾性率に悪影響を及ぼす;ポ
リエステルスクリーン印刷用繊維は出発時点から弾性特
性に乏しい。その結果、そのような公知のスクリーン印
刷用繊維の有効寿命は比較的短い。
ン印刷用繊維に適した合成モノフィラメント材料を製造
する試みは数多く行われてきた。しかしながら、これら
の技術分野の製品が満たさなければならない要件は様々
であるため、これまで部分的な解決がこの分野でなされ
てきたにすぎない。例えば、ポリフェニレンスルフィド
のモノフィラメントを用いる抄紙機用繊維が知られてい
る。この材料は非常に良好な機械的安定性と優れた加水
分解安定性とを併せ持っている。しかしながら、化学線
に対する抵抗性は著しく低く、そのためそのようなモノ
フィラメント材料はスクリーン印刷用繊維の製造には全
く不適当である。この重合体を両技術分野に使用可能な
モノフィラメントの製造に用いるという目的は達成され
なかった。
1)号には、弾性率(初期モジュラス)がより高いた
め、ゆるむ傾向がより少ないポリエチレンナフタレート
モノフィラメントから、スクリーン印刷用繊維を製造す
ることが記載されている。しかしながら、これらのフィ
ラメントは製織時にフィブリル化する異常な傾向を示
す。日本公開特許明細書第5209(1993)号に
は、スクリーン印刷用繊維を製造するためのコア−シー
スモノフィラメントが記載されている。これらのフィラ
メントのコアはポリ(エチレン 2,6−ナフタレー
ト)であり、シースはポリエチレンテレフタレートまた
は変性ポリエチレンテレフタレートである。変性シース
ポリエステルは、例えばイソフタル酸、アジピン酸もし
くはセバシン酸基、または長鎖ジオール基、例えばジグ
リコール、ブタンジオールもしくはポリエチレングリコ
ール基を含んでいてよく、そのような場合ポリエチレン
グリコール基の分子量は約600〜1500である。記
載の具体例によると、シースポリエステルは例えば8重
量%のポリエチレングリコール基で変性されたポリエチ
レンテレフタレートである。この量の変性剤は、強度特
性および融点特性に影響を及ぼすには十分であるが、ポ
リエステルにおける問題の弾性に影響を及ぼすには不十
分である。
を有するポリエステル繊維を製造することが可能である
ことも公知である。さらに詳しくは、紡糸および延伸お
よび緩和条件を変えることによって、ポリエチエレンテ
レフタレートを用いて、技術分野用のモノフィラメント
に適した広い範囲の性質をカバーするモノフィラメント
を製造することも可能である。
寸法安定性、耐摩耗性および加水分解抵抗性と、スクリ
ーン印刷用繊維の製造に必要な化学線に対する高い抵抗
性とを同時に併せ持つモノフィラメント材料を得る努力
はこれまで全く成功しなかった。
ステル繊維を見いだす求めにおいて、ポリエチレンテレ
フタレートに代わって他のポリエステル構成単位および
コポリエステルを用いる試みは数多くなされてきた。ヨ
ーロッパ特許出願第202,631号に記載されている
ように、既に研究されている代替えポリエステルには、
例えばポリエチレンナフタレートおよび4,4′−ビフ
ェニルジカルボン酸と2,6−ナフタレンジカルボン酸
とのコポリエステルが用いられている。4,4′−ビフ
ェニルジカルボン酸と2,6−ナフタレンジカルボン酸
から形成される繊維はWO93/02122に提案され
ている。これらの繊維は、高い引き落とし率で紡糸して
後延伸をしないとき、高い縦強度および高モジュラスを
有する。しかしながら、高モジュラスは低い曲げ強さを
一般に伴うことが経験から知られているので、この材料
がモノフィラメントの製造、特に抄紙機およびスクリー
ン印刷用繊維の製造に有用であるということは疑わねば
ならない。
る4,4′−ビフェニルジカルボン酸および2,6−ナ
フタレンジカルボン酸およびエチレングリコールのコポ
リエステルは日本特許出願第50−135,333号に
記載されている。これには、初期モジュラスおよび軟化
温度が低くなりすぎるので、そのようなコポリエステル
に20モル%より多い4,4′−ビフェニルジカルボン
酸を含有させてはいけないことが示されている。この記
載は、軟化温度が、純粋なポリエチレンナフタレートで
は275℃であるが、約25モル%の4,4′−ビフェ
ニルジカルボン酸を含有するコポリエステルでは238
℃に低下することを示す具体例を参照することで確認さ
れる。また、4,4′−ビフェニルジカルボン酸の重合
体が極めて急速に結晶化することも公知である。過度に
急速な結晶化は実際の製造工程中でもモノフィラメント
の早期脆化を招き、そのため適切な配向に達する前にそ
れらは破断するので、このことは、この原料を用いるモ
ノフィラメントの製造適性を疑わねばならない別の理由
となる。
3は、本質的にポリ(エチレン 2,6−ナフタレー
ト)とポリ(エチレンビフェニレン−4,4′−ジカル
ボキシレート)との混合物からモノフィラメントを製造
することを同様に提案している。抄紙機用繊維を製造す
る別の提案はドイツ特許出願P−44 10 399.
9に見られる。この提案によると、繊維は、熱可塑性ポ
リエステルと熱可塑性ポリウレタンとの混合物を含む耐
摩耗性ポリエステル混合物から紡糸したモノフィラメン
トから織る。上記特許出願にはコア−シースモノフィラ
メントを用いることについては何も記載されていない。
な技術分野に適した広い範囲の性質をカバーするモノフ
ィラメントおよびその製造方法を提供することである。
的適用性、化学線照射に対する高い安定性、および高い
化学的安定性、特に加水分解安定性を併せ持つ、従っ
て、広い範囲の技術分野に利用しうるモノフィラメント
の製造が可能であることを見いだした。これらのモノフ
ィラメントは、ポリエステルから本質的になり(本発明
の目的のためにコポリエステルも含有する)、そしてコ
ア−シース構造を有する。
塑性ポリエステルまたはコポリエステルを含むコアおよ
び熱可塑性ポリエステルを含むシースを有するモノフィ
ラメントを提供するものであって、ここで、コアに含ま
れるポリエステルあるいはコポリエステルは融点として
200〜300℃、より好ましくは220〜280℃の
温度を有し、そして、全てのポリエステル構造単位の総
計基準で、少なくとも70mol%の、芳香族ジカルボ
ン酸および脂肪族ジオールから誘導される構造単位、お
よび全てのポリエステル構造単位の総計基準で、30m
ol%以下の、過半量比のジカルボン酸単位を形成する
芳香族ジカルボン酸単位とは異なるジカルボン酸、また
は、1個以上、好ましくは、1個もしくは2個の縮合ま
たは非縮合芳香族核を有する芳香脂肪族ジカルボン酸、
または、合計で炭素原子4〜12個、好ましくは、炭素
原子6〜10個を有する環式もしくは脂肪族ジカルボン
酸から誘導されるジカルボン酸単位、および、過半量比
のジオール単位を形成するジオール単位とは異なる脂肪
族ジオール、または炭素原子3〜10個、好ましくは、
3〜6個を有する分岐および/または長鎖ジオール、ま
たは、環式ジオール、またはエーテル基を含有するジオ
ール、または、少量存在する場合には、分子量500〜
2,000を有するポリグリコールから誘導されるジオ
ール単位を有するものであり、シースに含まれるポリエ
ステル混合物は、融点として200〜300℃、より好
ましくは、220〜285℃の温度を有する熱可塑性の
ポリエステルと、ソフトセグメントとして、平均分子量
が600〜4,000の長鎖ポリエーテルジオールを4
0〜60重量%含有し、そしてフィラメントの形で、
0.8〜6.5cN/tex、より好ましくは1.0〜
5.5の破断強さ(テナシティ)および300〜120
0%破断伸び率(テナシティ伸び率)を有する熱可塑性
のエラストマーコポリエーテル−エステルとを、通例の
非重合性添加剤と共にあるいは当該添加剤なしで含む。
シースの面積割合は、5〜95%、より好適には10〜
60%、最適には15〜35%であり、一方、コアの占
める面積割合は、5〜95%、より好適には40〜90
%、最適には65〜85%である。
ポリエステル単位の総計基準で、35〜50mol%の
式−CO−A1−CO− (I)の単位、0〜15mo
l%の式−CO−A2−CO−(II)の単位、35〜
50mol%の式−O−D1−O− (III)の単
位、0〜15mol%の式−O−D2−O− (I
V)の単位、および、0〜25mol%の式−O−A3
−CO− (V)の単位[式中、A1は、炭素原子5〜
12個、好ましくは、6〜10個を有する芳香族基を表
し、A2は、A1以外の芳香族基もしくは炭素原子5〜
16個、好ましくは、6〜12個を有する芳香脂肪族基
または炭素原子2〜10個、好ましくは、4〜8個を有
する脂環式もしくは脂肪族基を表し、A3は、炭素原子
5〜12個、好ましくは、6〜10個を有する芳香族基
を表し、D1は、炭素原子2〜4個を有するアルキレン
もしくはポリメチレン基、または炭素原子6〜10個を
有するシクロアルカンもしくはジメチレンシクロアルカ
ン基を表し、D2は、D1ではない炭素原子3〜4個を
有するアルキレンもしくはポリメチレン基、または炭素
原子6〜10個を有するシクロアルカンもしくはジメチ
レンシクロアルカン基、または炭素原子4〜16個、好
ましくは、4〜8個を有する直鎖もしくは分岐アルカン
ジイル基、または、式−(C2H4−O−)m−C2H
4−{式中、mは、1〜40の整数であり、20mol
%以下の割合に対しては、m=1または2であることが
好ましく、わずか5mol%未満の割合に対しては、m
=10〜40を有する基が好ましくは存在する。}で表
される基を表すものである]を含む。
造単位IおよびIIIにおいて、A1は1,4−フェニ
レンであり、D1はエチレンであり、およびかかるポリ
エステルにおいて、全構造単位のうち構造単位IとII
Iの量は、少なくとも85mol%、特に少なくとも9
0mol%である。
は、構造単位IおよびIIIにおいて、A1は2,6−
ナフチレンであり、D1はエチレンであり、およびかか
るポリエステルにおいて、全構造単位のうち構造単位I
とIIIの量は、少なくとも85mol%、特に少なく
とも90mol%である。
用ポリエステルの構造単位において、A1は式VI:
あり、およびかかるポリエステルにおいて、全構造単位
のうち構造単位IとIIIの量は、少なくとも85mo
l%、特に少なくとも90mol%である。A1の2,
6−ナフチレンおよび1,4−ビフェニルジイルのモル
比率が、3:1を超えることなく、より好適には、6:
4〜4:6の範囲であるとさらに最適である。
造単位において、A1が1,4−フェニレンであり、D1
が1,4−ビス−メチレンシクロヘキサンであり、およ
びかかるポリエステルにおいて、全構造単位のうち構造
単位IとIIIの量が、少なくとも85mol%、特に
少なくとも90mol%である。
ポリエステル1重量%濃度溶液として25℃で測定した
比粘度が、0.55〜1.6、より好適には0.58〜
1.5であると有利である。
異なっていても、同じ平均分子量および/または同じ紡
糸性および/またはフィラメント強度を有することがで
きる。例えば、本質的にはポリエチレンナフタレートに
基づく良好なフィラメント形成ポリエステルの比粘度は
0.55〜0.8である。ポリエチレンテレフタレート
およびそのコポリエステルの比粘度は0.7〜1.0、
ポリ(1,4−ビスメチロールシクロヘキサンテレフタ
レート)およびその変形体の比粘度は1.15〜1.5
であり、そしてポリブチレンテレフタレートおよびその
変形体の比粘度の範囲は1.1〜1.3であって特に有
利である。”その変形体”という用語は、上記主要構成
成分の他に、15mol%以内の上記変形構造単位を含
むかかるポリエステルを意味する。
体材料として、1〜99重量%、より好適には、30〜
90重量%、最適には50〜80重量%の熱可塑性ポリ
エステルを含み、1〜99重量%、より好適には、10
〜70重量%、最適には20〜50重量%の熱可塑性コ
ポリエーテル−エステルを含む。
ステルの非常に少ない添加でも適用性が著しく改良され
ることは意外なことである。従って、上記規定範囲内の
非常に少ない添加レベルで使用してもしばしば十分であ
る。エラストマーは比較的高価な材料であるので、これ
は本発明のモノフィラメントの価格にとって有利とな
る。
は、上記の量に関する規定範囲内において、特定分野の
用途の要件により決定する。
合物のポリエステルのガラス転移点は60〜150℃、
最適には70〜130℃、結晶化点は135〜200
℃、最適には140〜180℃、融点は200〜300
℃、最適には220〜285℃である。
エステルとして、全てのポリエステル構造単位の総計基
準で、少なくとも70mol%の、芳香族ジカルボン酸
および脂肪族ジオールから誘導される構造単位、および
全てのポリエステル構造単位の総計基準で、30mol
%以下の、過半量比のジカルボン酸単位を形成する芳香
族ジカルボン酸単位とは異なるジカルボン酸、または、
1個以上、好ましくは、1個もしくは2個の縮合または
非縮合芳香核を有する芳香脂肪族ジカルボン酸、また
は、合計で炭素原子4〜12個、好ましくは、炭素原子
6〜10個を有する脂環式もしくは脂肪族ジカルボン酸
から誘導されるジカルボン酸単位、および、過半量比の
ジオール単位を形成するジオール単位とは異なる脂肪族
ジオール、または、炭素原子3〜10個、好ましくは、
3〜6個を有する分岐および/または長鎖ジオール、ま
たは、環式ジオール、または、エーテル基を含有するジ
オール、または、少量存在する場合には、分子量約50
0〜2,000を有するポリグリコールから誘導される
ジオール単位を含有するものである。
ステルとして、全ポリエステル構造単位の総計基準で、
35〜50mol%の式−CO−A1−CO− (I)
の単位、0〜15mol%の式−CO−A2−CO−
(II)の単位、35〜50mol%の式−O−D1−
O− (III)の単位、0〜15mol%の式−O
−D2−O− (IV)の単位、および、0〜25m
ol%の式−O−A3−CO− (V)の単位[式中、
A1は、炭素原子5〜12個、好ましくは、6〜10個
を有する芳香族基を表し、A2は、A1以外の芳香族基
もしくは炭素原子5〜16個、好ましくは、6〜12個
を有する芳香脂肪族基または炭素原子2〜10個、好ま
しくは、4〜8個を有する脂環式もしくは脂肪族基を表
し、A3は、炭素原子5〜12個、好ましくは、6〜1
0個を有する芳香族基を表し、D1は、炭素原子2〜4
個を有するアルキレンもしくはポリメチレン基、または
炭素原子6〜10個を有するシクロアルカンもしくはジ
メチレンシクロアルカン基を表し、D2は、D1ではな
い炭素原子3〜4個を有するアルキレンもしくはポリメ
チレン基、または炭素原子6〜10個を有するシクロア
ルカンもしくはジメチレンシクロアルカン基、または炭
素原子4〜16個、好ましくは、4〜8個を有する直鎖
もしくは分岐アルカンジイル基、または、式−(C2H
4−O−)m−C2H4−{式中、mは、1〜40の整
数であり、20mol%以下の割合に対しては、m=1
または2であることが好ましく、わずか5mol%未満
の割合に対しては、m=10〜40を有する基が好まし
くは存在する。}で表される基を表す]を含む。
くすることが望ましいならば、例えば、構造単位Iおよ
びIIIにおいて、A1が1,4−フェニレンおよび
1,3−フェニレンであり、D1がエチレンであり、
1,4−フェニレンと1,3−フェニレンのモル比が、
ポリエステルの融点が望ましい範囲となるように選択さ
れるポリエステルを用いることも可能である。
ステル混合物に含まれるポリエステルが、ジクロロ酢酸
のポリエステル1重量%濃度において、25℃で、0.
55〜1.6、より好適には、0.58〜1.5の比粘
度を有するとき、および/または前記コア用ポリエステ
ルのみならず、前記シース用ポリエステル混合物に含ま
れるポリエステルが200〜300℃の融点を有すると
きである。
て最適なのは、前記コア用ポリエステルおよび前記シー
ス用ポリエステル混合物が含むポリエステルが、同様の
化学組成を有するときである。
とりわけ加水分解に対する化学安定性に特に有利なの
は、前記コア用ポリエステルおよび前記シース用ポリエ
ステル混合物が含むポリエステルが、60meq/kg
以下、より好適には、30meq/kg未満の末端封止
されたカルボキシル基を有し、5meq/kg未満、よ
り好適には、2meq/kg未満、最適には1.5me
q/kg未満の自由末端カルボキシル基を有するときで
ある。
テルおよび前記シース用ポリエステル混合物が含むポリ
エステルは、例えばモノカルボジイミドあるいはジカル
ボジイミドおよび/またはポリカルボジイミドにより反
応させて末端封止されたカルボキシル基を有する。
別の具体例では、前記コア用ポリエステルおよび前記シ
ース用ポリエステル混合物が含むポリエステルは、20
0ppm以下、より好ましくは50ppm以下、最適に
は0〜20ppmのモノビスカルボジイミドおよび/ま
たはビスカルボジイミド、並びに0.02〜0.6重量
%、より好ましくは0.05〜0.5重量%の平均分子
量2000〜15000、より好ましくは5000〜1
0000の自由ポリカルボジイミドを含有する。
定剤は、例えばバイエル社のスタバクゾール(登録商
標)である。
フタレートから構成される新規なコア−シース構造のモ
ノフィラメントは難燃性である。
を用いることによってさらに高めることができる。その
ような難燃剤で変性したポリエステルは公知である。そ
れらはハロゲン化合物、特に臭素化合物の添加剤を含有
し、あるいは最適には、それらはポリエステル鎖に共縮
合させたリン化合物を含有する。本発明の特に好ましい
難燃性パイル材料は、下式VIIIの単位を鎖に共縮合
したポリエステルを含有する裏地および/またはパイル
ヤーンを含む:
しくはポリメチレン、またはフェニルであり、R1は、
炭素原子1〜6個を有するアルキル、アリール、アラル
キルメチルである。
チレンであり、R1はメチル、エチル、フェニル、また
はo−、m−もしくはp−メチルフェニル、特にメチル
である。式VIIIの単位はポリエステル鎖に15mo
l%以下、より好適には1〜10mol%の割合で含ま
れると最適である。式VIIIの基を導入するのに適し
た薬剤はヘキスト社から市販されているホスホラン(登
録商標)である。
用ポリエステル混合物が含むポリエステルの芳香族環
は、望まれる性質により、置換されていなくても、ある
いは1つまたは2つの非反応性置換基で置換されていて
もよい。適した置換基はハロゲン原子、より好適には弗
素もしくは塩素、炭素原子4個以下の低級アルキル基、
例えばメチル、エチル、n−ブチル、イソブチルもしく
はt−ブチル、より好適にはメチル、炭素原子4個以下
の低級アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシもしくは
ブトキシ、より好適にはメトキシ、またはスルホ基−S
O3Hである。
メントのシース混合物用のエラストマーコポリエーテル
−エステルは下記の単位を含む:MZ(I)mol%の
式−CO−A1−CO− (I)の単位、MZ(II)
mol%の式−CO−A2−CO−(II)の単位、M
Z(III)mol%の式−O−D1−O− (II
I)の単位、および、MZ(IV)mol%の式−O−
D2−O− (IV)の単位、[式中、MZ(I)は
35〜49であり、MZ(II)は1〜15であり、M
Z(III)は次の数式(1)から得られる数であり:
ストマーコポリエーテル−エステルに含まれる長鎖ポリ
エーテルジオールの重量%である)であり、MG(II
I)は単位(III)の分子量であり、MG(IV)は
ポリエーテルジオール単位(IV)の平均見掛け分子量
であり、および、
であり、並びに、A1は、炭素原子5〜12個、好まし
くは、6〜10個、最適には6個を有する芳香族基を表
し、A2は、A1以外の芳香族基もしくは炭素原子5〜
16個、好ましくは、6〜12個を有する芳香脂肪族
基、または炭素原子2〜10個、好ましくは、4〜8個
を有する脂環式もしくは脂肪族基を表し、D1は、炭素
原子2〜4個を有するアルキレンもしくはポリメチレン
基、または炭素原子6〜10個を有するシクロアルカン
もしくはジメチレンシクロアルカン基を表し、D2は、
式−(CnH2n−O−)m−CnH2n−{式中、nは2〜
6、好ましくは2〜4であり、mは、基D2が600〜
4000の見掛け分子量を有するように十分に大きい整
数である}の基を表す]。
のシース用ポリエステル混合物のエラストマーコポリエ
ーテル−エステル中に存在する芳香族環は、置換されて
いなくても、あるいはコポリエーテル−エステルの性質
を変えるために−SO3Hおよび−CH3よりなる群から
選ばれる1つまたは2つの置換基で置換されていてもよ
い。
ントのシース用ポリエステル混合物の製造に適した市販
のエラストマーコポリエーテル−エステルの例は、リテ
フレックスという登録商標名でヘキスト社から入手しう
るものである。
24400dtexであり(断面が丸い場合、10〜1
500μmのフィラメント直径に相当する)、断面が
丸、楕円またはn角形であり、楕円形の長軸対短軸比は
10:1以下であり、nは4以上、好ましくは4〜8で
あると好適である。
モノフィラメントは次の1つまたは組み合わさった特徴
を有する:25℃における初期モジュラス 10N/t
exより上、より好適には12N/texより上、テナ
シテイー 18cN/texより上、より好適には20
〜45cN/tex、180℃における乾燥収縮 0.
5%より上、より好適には1〜25%。
0.3%歪み点と0.5%歪み点との間の応力−歪み図
の割線勾配である。特に特徴的な初期モジュラスは15
〜25N/texである。
ましくは8〜18%である。
フィラメントには少量の非重合性混和物および添加剤、
例えば触媒残渣、改質剤、フィラー、艶消剤、顔料、染
料、安定剤、例えばUV吸収剤、酸化防止剤、加水分解
防止剤、光安定剤、温度安定剤、および/または加工助
剤、可塑剤または潤滑剤を含有させてもよい。これらの
添加剤は通例、10重量%以下、好ましくは0.01〜
5重量%、最適には0.1〜2重量%の濃度で含有させ
る。触媒残渣は例えば三酸化アンチモンまたはテトラア
ルコキシチタネートである。加工助剤または潤滑剤とし
て、シロキサン、特に高分子量ジアルキルシロキサンも
しくはジアリールシロキサン、塩、およびワックス、そ
してまた長鎖有機カルボン酸、すなわち炭素原子6個以
上のカルボン酸、脂肪族、芳香族および/または過弗素
化エステルおよびエーテルを1重量%以下の量で用いる
ことが可能である。モノフィラメントにはまた、無機も
しくは有機顔料または艶消剤、例えば有機有色顔料また
は二酸化チタン、または着色剤としてのカーボンブラッ
ク、または導体を含有させてもよい。使用される安定剤
は、例えばリン酸エステルのようなリン化合物であり、
必要ならば、粘度調節剤、および微結晶の融点および/
またはガラス転移温度を調節するための物質、または結
晶化速度および/または結晶化度に影響を及ぼすものを
さらに加えてもよい。粘度調節剤は、例えば、トリメシ
ン酸もしくはトリメリット酸のような多塩基性カルボン
酸およびエステル、またはジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、グリセロールもしくはペンタエリ
トリトールのような多価アルコールである。これらの化
合物はいずれも最終重合体へ少量混合するか、または好
ましくは重合体の製造の際に共重合成分として所望量を
加える。
記シース用ポリエステル混合物が異なる色彩を有すると
き、特定の技術分野の使用に最適である。色彩の違い
は、コア用ポリエステルおよび/またはシース用ポリエ
ステル混合物が異なる染料を含有する結果として、また
はコア用ポリエステルまたはシース用ポリエステル混合
物が5重量%以下の染料を含有し、そして他のフィラメ
ント構成成分が淡褐色である結果として得られる。
ースに含まれる染料は、ポリエステルまたは顔料に可溶
性の染料であると最適である。本発明のモノフィラメン
トのコアおよび/またはシースの色彩が異なると、モノ
フィラメントの色彩が特定の摩耗の程度で変化するとい
う効果を有する。
ス構造のモノフィラメントの製造方法を提供するもので
あって、コア用熱可塑性ポリエステルおよびシース用ポ
リエステル混合物をそれぞれ別の押し出し機中で溶融
し、230〜330℃の溶融物温度で、引き落とし比
1:1.5〜1:5、より好適には、1:2〜1:3で
押し出し、その後スピンバスの中で冷却し、巻き上げる
かあるいは取り出す工程を含み、こうして得られたフィ
ラメントはその後、全体延伸割合における後延伸が1:
4〜1:8の割合になるようにし、その後、温度を一定
の長さにおいて160〜250℃に設定するか、あるい
は2〜30%の収縮を認めるものである。
テルまたはコポリエステルは、200〜300℃、好ま
しくは220〜285℃の融点を有し、そして、ポリエ
ステル構造単位の総計基準で、少なくとも70mol%
の、芳香族ジカルボン酸および脂肪族ジオールから誘導
される構造単位、および全てのポリエステル構造単位の
総計基準で、30mol%以下の、過半量比のジカルボ
ン酸単位を形成する芳香族ジカルボン酸単位とは異なる
ジカルボン酸、または、1個以上、好ましくは、1個も
しくは2個の縮合または非縮合芳香核を有する芳香脂肪
族ジカルボン酸、または、合計で炭素原子4〜12個、
好ましくは、炭素原子6〜10個を有する脂環式もしく
は脂肪族ジカルボン酸から誘導されるジカルボン酸単
位、および、過半量比のジオール単位を形成するジオー
ル単位とは異なる脂肪族ジオール、または炭素原子3〜
10個、好ましくは、3〜6個を有する分岐および/ま
たは長鎖ジオール、もしくは、環式ジオール、または、
エーテル基を含有するジオール、あるいは、少量存在す
る場合には、分子量約500〜2,000を有するポリ
グリコールから誘導されるジオール単位を含む。
好ましくは220〜285℃の熱可塑性のポリエステル
および熱可塑性のエラストマーコポリエーテル−エステ
ルを含むポリエステル混合物を、通例の非重合性添加剤
と共にあるいは当該添加剤なしで用いて形成される。
1つ以上の周囲シースオリフィスを有する、コア−シー
ス構造フィラメント製造用の特別の紡糸口金を通して行
うことができる。コア用溶融物およびシース用溶融物
は、別々のスピンパックにおいて濾過した後、熱可塑性
ポリエステルは、コア−シース構造モノフィラメント製
造用紡糸口金のコア用オリフィスへ、そして耐摩耗性ポ
リエステル混合物は前記口金のシース用オリフィスへ供
給する。あるいは、本発明の非常に有用な具体例では、
コア用ポリエステルはスピンパックの中心部に供給し、
モノフィラメントのシース用ポリエステル混合物はスピ
ンパックの周囲に供給し、単一の紡糸用オリフィスを通
して押し出す。この方法の詳細はEP−A−0 434
448に記載されている。これによってコアとシース
との間の密着性が大変優れたコア−シース構造のモノフ
ィラメントが得られる。
成分を含む)は、押し出し機に入る直前に所望の混合割
合で互いに混合し、押し出し機のスクリューの取り出し
領域および混合領域で均一化すると好適である。
ス構造モノフィラメントを製造するには、コア用ポリエ
ステルとシース用ポリエステル混合物にそれぞれ、紡糸
前に、ポリエステル内の自由カルボキシル末端基の量の
1.0〜1.2倍の相当量のモノカルボジイミド、ビス
カルボジイミドおよび/またはポリカルボジイミドを混
合する。かかる長期の安定性に関して、コア用ポリエス
テルとシース用ポリエステル混合物にそれぞれ、紡糸前
に、0.6重量%以下のモノカルボジイミドおよび/ま
たはビスカルボジイミドおよび0.05重量%以上のポ
リカルボジイミドを混合することが好適である。
ビスカルボジイミドおよび/またはポリカルボジイジド
の混合が、押し出し直前に行われることが好適であり、
その結果、溶融ポリエステルと添加カルボジイミドとの
接触時間は5分以内、より好適には3分以内となる。
℃の溶融温度で行い、モノフィラメントを5〜30m/
分の紡糸取り出し速度で取り出することである。
速度や紡糸取り出し速度を設定することによって一定に
することができるが、これら並びに延伸条件は、本発明
のモノフィラメントが次のようなパラメーターを有する
ように選択する:25℃における初期モジュラス 10
N/texより上、より好適には12N/texより
上、テナシテイー 18cN/texより上、より好適
には20〜45cN/tex、テナシティー伸び率 7
より上、より好適には8〜18、および180℃におけ
る乾燥収縮 0.5%より上、より好適には1〜25
%。
を得るための組成および紡糸パラメーターの厳密な決定
は、ポリエステル組成や上述した紡糸パラメーターにお
けるモノフィラメント特性の依存性を測定することによ
って、いつものように行うことができる。
当するジカルボン酸およびジオール成分を重縮合するこ
とによって製造することができ、まず溶融状態で中間I
V値に重縮合し、その後、固体状態で所望の最終粘度に
さらに縮合することによって製造するのが最適である。
ジカルボン酸およびジオール成分はほぼ等モル値で存在
させるのが最適である。しかしながら、有用ならば、例
えば反応速度に影響を及ぼすために、2成分のうちの1
成分、好ましくはジオールを過剰に用いることも可能で
ある。過剰のジオールはその後、重縮合の際に留去され
る。重縮合は通例の方法に従って行われ、例えば50m
ol%の相当するジカルボン酸および/またはジアルキ
ルジカルボキシレート、例えばジメチルまたはジエチル
カルボキシレート、および50mol%以上のジオール
から出発し、これをまず、十分なメチルまたはエチルア
ルコールが留去されて低分子量オリゴマーまたはポリエ
ステルが形成されるまで、適当ならばエステル交換触媒
の存在下で、約200℃に加熱する。次に、この低分子
量エステルを第2段階において、重縮合触媒の存在下、
溶融状態で重縮合して、より高い分子量のポリエステル
を形成する。この重縮合は約0.5〜0.8dl/gの
IVまで行う。使用触媒は重縮合に通例用いられる触
媒、例えばルイス酸および塩基、ポリリン酸、三酸化ア
ンチモン、チタンテトラアルコキシド、ゲルマニウムテ
トラエトキシド、オルガノホスフェート、オルガノホス
ファイトおよびこれらの混合物であり、この場合、例え
ばトリフェニルホスフェートと三酸化アンチモンとの混
合物が好ましい。
ば、重縮合浴に15mol%以下のカルボキシホスフィ
ン酸誘導体、例えばヘキスト社のホスホラン(登録商
標)を混合する。
満、好ましくは2〜3時間かかる。
階で製造された低分子量エステルを微粉砕するかまたは
ペレットにし、温度は220〜270℃に制御して、ポ
リエステル粉末またはポリエステルペレットが決して互
いに凝集したり、焼結したり、溶融したりしないように
する。固体状態での重縮合を所望の値の比粘度にまで行
った後、高分子量コポリエステルを一般的な方法で溶融
紡糸すると本発明のモノフィラメントが形成する。
は乾燥雰囲気中でまたは減圧下で加熱することにより行
うのが好ましい。
ントは、高い機械抵抗性および耐薬品性のテキスタイル
シート材料の製造にまたは製造のために用いると最適で
ある。本発明のコア−シース構造のモノフィラメントの
そのような技術分野の用途は、抄紙機用繊維の製造であ
る。
構造のモノフィラメントを抄紙機用繊維の製造にまたは
製造のために用いる使用方法を提供するものであり、そ
してまた、過半量、すなわち65重量%以上の前記モノ
フィラメントから構成される抄紙機用繊維、特に抄紙機
(長網式抄紙機)用繊維のみならず、抄紙機用乾燥繊維
を提供するものである。
層構造を一般に有し、目付は100〜800g/m2、
好ましくは200〜600g/m2である。これは直径
0.08〜0.45mm、好ましくは0.13〜0.3
0mmの本発明のコア−シース構造のモノフィラメント
を用いて一般に作られる。抄紙機用乾燥繊維は直径0.
20〜1.00mm、好ましくは0.40〜0.8mm
の本発明のコア−シースモノフィラメントを用いて一般
に作られる。
テレフタレートの製織に通例の機械パラメーターを用
い、一般的な全幅織機で抄紙機用繊維に織り上げる。
0.17mmのモノフィラメントをたて糸にして、0.
2mmの表よこ糸および0.22mmの裏よこ糸を用い
て織ると得られる。この繊維は非常に良好な寸法安定性
および優れた耐摩耗性を有する。得られる繊維は、個々
の場合に望まれる特定の抄紙機用繊維特性にするため
に、適当な寸法のヒート−セッター上で一般に後処理す
る。
して製造される抄紙機用繊維は、従来のポリエチレンテ
レフタレートモノフィラメントから製造される材料と比
較して、より優れたたて糸方向およびよこ糸方向寸法安
定性を有し、その結果、前記繊維は抄紙機においてより
円滑に働く。このことは製造される紙質にとって有利な
ことである。
維である。これらの繊維は、軸を平行に配列させた複数
のモノフィラメントスパイラル(らせん)から構成さ
れ、らせんまたはスパイラルのピッチはモノフィラメン
トの厚みの少なくとも2倍であり、隣接スパイラルとの
間隔は、らせんがかみ合うような間隔である。ポリエス
テルモノフィラメント”ワイヤ”を、2つのかみ合った
スパイラルのらせんによって形成される空間に押し込ん
で、隣接スパイラルを共に結合する。さらに、よこ糸ワ
イヤを、各スパイラルの中心に残っている空間へ押し込
むことができる。
耗性と高い耐薬品性とが最適に組み合わさった本発明の
コア−シース構造のモノフィラメントは、また、そのよ
うなスパイラル繊維の製造にまたは製造のために用いる
ことができる。
ース構造のモノフィラメントを、スパイラル繊維の製造
にまたは製造のために用いる使用方法であって、スパイ
ラル繊維が過半量の、すなわち少なくとも65重量%の
前記フィラメントから構成されている、上記の使用方法
を提供するものである。
0mm、好ましくは0.5〜0.8mmの新規なコア−
シース構造のモノフィラメントを用いて製造される。こ
れらの繊維の結合ワイヤは、直径0.5〜1.5mm、
好ましくは0.6〜1.2mmの新規なコア−シース構
造のモノフィラメントから製造されるのが最適である。
ス構造のモノフィラメントを、スクリーン印刷用繊維の
製造にまたは製造のために用いる使用方法であって、得
られるスクリーン印刷用繊維が、スクリーン印刷用繊維
特性に有意な割合の新規なコア−シース構造モノフィラ
メントを含んでいる、上記の使用方法を提供するもので
ある。
一般に、織り合わせたモノフィラメントの直径により、
10〜200g/m2、好ましくは20〜100g/m2
である。用いられる新規なコア−シース構造モノフィラ
メントの直径は一般に、10〜100μm(約1〜11
0dtexに相当する)、好ましくは10〜80μm
(約1〜70dtexに相当する)、最適には20〜5
5μmである。
いのは、シース、および任意にコアが、0.1〜2.0
重量%の染料および0.1〜0.5重量%のUV吸収剤
および0.3重量%未満のTiO2を含有する、本発明
のかかるコア−シース構造モノフィラメントである。
トは、ポリエチレンテレフタレートの製織に通例の機械
パラメーターを用い、通例の織機でスクリーン印刷繊維
に織り上げられる。
たて糸およびよこ糸直径0.040mmの平織りまたは
綾織りモノフィラメントで得られる。本発明のモノフィ
ラメントは弾性率が高いため、繊維は、従来のポリエス
テルスクリーン印刷用繊維と比較して、明らかに優れた
非常に良好な寸法安定性および耐摩耗性を有し、そし
て、従って、厳しい条件下でもスクリーン印刷機におい
てより長い寿命を有する。多くの場合、本発明の材料
は、これまで金属ワイヤから作られていたスクリーン印
刷用繊維の代わりに用いることができる。
ントはまた、機械的におよび化学的に著しく安定なフィ
ルター用材料の製造に有利に用いることができる。従っ
て、本発明はさらに、本発明のコア−シース構造のモノ
フィラメントを、フィルター用材料の製造にまたは製造
のために用いる使用方法であって、得られるフィルター
用材料が、フィルター用材料の性質に有意に影響を及ぼ
す割合の新規なコア−シース構造モノフィラメントを含
む、上記の使用方法を提供するものである。
メントはまた、機械的におよび化学的に著しく安定で、
強度が高く、寸法安定性のコンベアベルトの製造に有利
に用いることができる。従って、本発明はさらに、本発
明のコア−シース構造モノフィラメントを、コンベアベ
ルトの製造にまたは製造のために用いる使用方法であっ
て、得られるコンベアベルトが、コンベアベルトの性質
に有意に影響を及ぼす割合の新規なコア−シース構造モ
ノフィラメントを含む、上記の使用方法を提供するもの
である。
よび機械的撹拌機付きの1リットルの三首フラスコに、
289gのジメチル 2,6−ナフタリンジカルボキシ
レート、322gのジメチルビフェニル−1−4,4′
−ジカルボキシレート、367gのエチレングリコール
および0.7gの酢酸マグネシウム四水和物を充填し
た。混合物を220℃で、2.5時間加熱し、メタノー
ルを留去した。その後、0.675gのトリフェニルホ
スフェートと0.226gの二酸化アンチモンを、重縮
合用触媒として添加した。それから、混合物を、撹拌し
ながら、270℃まで加熱し、真空引きしたところ、温
度が290℃に上昇し、その後、かかる温度で、バッチ
を2.5時間保持した。得られたコポリエステルを室温
に冷却した。これは、ジクロロ酢酸中のポリエステル1
重量%濃度溶液として25℃で測定した比粘度が0.8
6に相当する平均分子量を有していた。D.S.Cで測
定したポリエステルの微結晶融点は285℃、融解熱は
34.3J/gであった。
の平均分子量を有していた;これを、固体状態で縮合す
ることによって高分子量のポリエステルを製造するため
の中間体として用いる。
ようにポリエステルを微粉砕した。それから、上記規定
条件下で測定した比粘度が1.37に相当する平均分子
量に達するまで、かかる粉末をさらに、減圧下、220
℃、固体状態で、24時間重縮合した。
gであった。こうして得られたポリエステルの末端カル
ボキシル基濃度は15meq/kgであった。
%の無水2−カルボキシエチルメチルホスフィン酸(ヘ
キスト社からホスホラン(登録商標)として入手可能)
を添加すると、同様の方法でさらに難燃性ポリエステル
を製造することができる。
リエステル(Vs=1.37)を粒状化し、一晩真空乾
燥し、同様に真空乾燥した市販のエラストマーコポリエ
ーテル−エステル(ヘキスト社からリテフレックス(登
録商標)として入手可能)を完全混合した。
00gのコポリエステル(Vs=1.37)を一晩真空
乾燥した。その後、EP−A−0 434 448に記
載のような紡糸装置において、コアーシース構造のモノ
フィラメントを作った。かかる装置において、それぞれ
の紡糸オリフィスは、出口オリフィスの上の中心に位置
するコア用溶融物供給口、および紡糸ボアの周りに円を
形成するシース用溶融物供給スロットを有する。このよ
うにして、コア材料の中心流は、全周囲に供給されるシ
ース用混合溶融物で取り囲まれる形になるのである。
テル混合物は、300℃の温度で押し出し機中で溶融さ
せ、メーターポンプによりスピンパックに入れる。そし
て、スピンパックの濾過に続いて、溶融混合物は、コア
ーシース構造のモノフィラメントを作るために、上記紡
糸口金の周囲シース供給口に供給することとなる。一
方、押し出し機、メーターポンプおよびスピンパックか
らなる別のラインで、本実施例のB)で作られた乾燥ポ
リエステルを溶融し、濾過し、そして、紡糸口金の中心
コア供給口に供給する。溶融物流はシース用混合物25
重量%、コア用ポリエステル75重量%の重量割合で押
し出し、溶融物温度は240℃、直径0.7mmの紡糸
オリフィスを通過する全体押し出し量は紡糸オリフィス
当たり20g/分であり、これは引き落とし率2.0に
相当する。押し出し後、水浴で急冷する。取り出し速度
は12.5m/分であった。
ィラメントを、190℃の第一段階と175℃の第二段
階の二つの段階で連続的に延伸した。延伸比は、第一段
階で1:6.0、第二段階で1:1.13であり、長さ
4mのダクトで215℃にて硬化した。
して、0.334重量%のN,N´−ジ−p−トリルカ
ルボジイミドと0.2重量%の1,5−ジメチルベンゼ
ン−2,4−ポリカルボジイミドを添加して、実施例2
の実験を繰り返した。
フィラメントの特性は、加水分解抵抗性が著しく改善さ
れた点を除けば、実施例2で作られたものと同様であっ
た。
Claims (44)
- 【請求項1】 コア−シース構造のモノフィラメントで
あって、コアーに熱可塑性のポリエステルあるいはコポ
リエステルを含み、シースには熱可塑性のポリエステル
を含み、ここで、コアーに含まれるポリエステルあるい
はコポリエステルは、融点として200〜300℃、よ
り好ましくは、220〜285℃の温度を有し、そし
て、全てのポリエステル構造単位の総計基準で、少なく
とも70mol%の、芳香族ジカルボン酸および脂肪族
ジオールから誘導される構造単位、および全てのポリエ
ステル構造単位の総計基準で、30mol%以下の、過
半量比のジカルボン酸単位を形成する芳香族ジカルボン
酸単位とは異なるジカルボン酸、または、1個以上、好
ましくは、1個もしくは2個の縮合または非縮合芳香核
を有する芳香脂肪族ジカルボン酸、または、合計で炭素
原子4〜12個、好ましくは、炭素原子6〜10個を有
する脂環式もしくは脂肪族ジカルボン酸から誘導される
ジカルボン酸単位、および、過半量比のジオール単位を
形成するジオール単位とは異なる脂肪族ジオール、また
は炭素原子3〜10個、好ましくは、3〜6個を有する
分岐および/または長鎖ジオール、または、環式ジオー
ル、または、エーテル基を含有するジオール、または、
少量存在する場合には、分子量約500〜2,000を
有するポリグリコールから誘導されるジオール単位を含
有するものであり、シースに含まれるポリエステル混合
物は、融点として200〜300℃、より好ましくは2
20〜285℃の温度を有する熱可塑性のポリエステル
と、ソフトセグメントとして、平均分子量が600〜
4,000の長鎖ポリエーテルジオールを40〜60重
量%含有し、そしてフィラメントの形で、0.8〜6.
5cN/tex、より好ましくは1.0〜5.5の破断
強さ(テナシティ)および300〜1200%の破断伸
び率(テナシティ伸び率)を有する熱可塑性のエラスト
マーコポリエーテル−エステルとを、通例の非重合性添
加剤と共にあるいは当該添加剤なしで含むことを特徴と
する前記コア−シース構造のモノフィラメント。 - 【請求項2】 前記モノフィラメントの全断面積に占め
るシースの面積割合が、5〜95%、より好適には10
〜60%であり、一方で、コアの占める面積割合が、5
〜95%、より好適には40〜90%であることを特徴
とする請求項1に記載のモノフィラメント。 - 【請求項3】 コア用のポリエステルが、全ポリエステ
ル単位の総計基準で、 35〜47mol%の式−CO−A1−CO− (I)
の単位、 1〜15mol%の式−CO−A2−CO−(II)の
単位、 35〜47mol%の式−O−D1−O− (II
I)の単位、 1〜15mol%の式−O−D2−O− (IV)の
単位、および、 0〜25mol%の式−O−A3−CO− (V)の単
位[式中、A1は、炭素原子5〜12個、好ましくは、
6〜10個を有する芳香族基を表し、 A2は、A1以外の芳香族基もしくは炭素原子5〜16
個、好ましくは、6〜12個を有する芳香脂肪族基また
は炭素原子2〜10個、好ましくは、4〜8個を有する
脂環式もしくは脂肪族基を表し、 A3は、炭素原子5〜12個、好ましくは、6〜10個
を有する芳香族基を表し、 D1は、炭素原子2〜4個を有するアルキレンもしくは
ポリメチレン基、または炭素原子6〜10個を有するシ
クロアルカンもしくはジメチレンシクロアルカン基を表
し、 D2は、D1ではない炭素原子3〜4個を有するアルキ
レンもしくはポリメチレン基、または炭素原子6〜10
個を有するシクロアルカンもしくはジメチレンシクロア
ルカン基、または炭素原子4〜16個、好ましくは、4
〜8個を有する直鎖もしくは分岐アルカンジイル基、ま
たは、式−(C2H4−O−)m−C2H4−{式中、
mは、1〜40の整数であり、20mol%以下の割合
に対しては、m=1または2であることが好ましく、わ
ずか5mol%未満の割合に対しては、m=10〜40
を有する基が好ましくは存在する。}で表される基を表
す]を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の
モノフィラメント。 - 【請求項4】 コア用ポリエステルの構造単位におい
て、A1が1,4−フェニレンであり、D1がエチレンで
あり、およびかかるポリエステルにおいて、全構造単位
のうち構造単位IとIIIの量が、少なくとも85mo
l%、特に少なくとも90mol%であることを特徴と
する請求項1〜3のいずれか1項に記載のモノフィラメ
ント。 - 【請求項5】 コア用ポリエステルの構造単位におい
て、A1が2,6−ナフチレンであり、D1がエチレンで
あり、およびかかるポリエステルにおいて、全構造単位
のうち構造単位IとIIIの量が、少なくとも85mo
l%、特に少なくとも90mol%であることを特徴と
する請求項1〜4のいずれか1項に記載のモノフィラメ
ント。 - 【請求項6】 コア用ポリエステルの構造単位におい
て、A1が2,6−ナフチレンおよび1,4−ビフェニ
ルジイルであり、D1がエチレンであり、およびかかる
ポリエステルにおいて、全構造単位のうち構造単位Iと
IIIの量が、少なくとも85mol%、特に少なくと
も90mol%であることを特徴とする請求項1〜5の
いずれか1項に記載のモノフィラメント。 - 【請求項7】 A1の2,6−ナフチレンおよび1,4
−ビフェニルジイルのモル比率が、3:1を超えること
なく、より好適には、6:4〜4:6の範囲であること
を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のモノ
フィラメント。 - 【請求項8】 コア用ポリエステルの構造単位におい
て、A1が1,4−フェニレンであり、D1が、1,4−
ビス−メチレンシクロヘキサンであり、およびかかるポ
リエステルにおいて、全構造単位のうち構造単位IとI
IIの量が、少なくとも85mol%、特に少なくとも
90mol%であることを特徴とする請求項1〜7のい
ずれか1項に記載のモノフィラメント。 - 【請求項9】 コア用ポリエステルの比粘度が、ジクロ
ロ酢酸中のポリエステル1重量%濃度溶液として25℃
で測定して、0.55〜1.6、より好適には、0.5
8〜1.5であることを特徴とする請求項1〜8のいず
れか1項に記載のモノフィラメント。 - 【請求項10】 前記シース用ポリエステル混合物が、
重合体材料として、1〜99重量%、より好適には、3
0〜90重量%、最適には50〜80重量%の熱可塑性
ポリエステルを含み、1〜99重量%、より好適には、
10〜70重量%、最適には20〜50重量%の熱可塑
性エラストマーコポリエーテル−エステルを含むことを
特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のモノフ
ィラメント。 - 【請求項11】 前記シース用ポリエステル混合物が、
ポリエステルとして、全てのポリエステル構造単位の総
計基準で、少なくとも70mol%の、芳香族ジカルボ
ン酸および脂肪族ジオールから誘導される構造単位、お
よび全てのポリエステル構造単位の総計基準で、30m
ol%以下の、過半量比のジカルボン酸単位を形成する
芳香族ジカルボン酸単位とは異なるジカルボン酸、また
は、1個以上、好ましくは、1個もしくは2個の縮合ま
たは非縮合芳香核を有する芳香脂肪族ジカルボン酸、ま
たは、合計で炭素原子4〜12個、好ましくは、炭素原
子6〜10個を有する環式もしくは脂肪族ジカルボン酸
から誘導されるジカルボン酸単位、および、過半量比の
ジオール単位を形成するジオール単位とは異なる脂肪族
ジオール、または、炭素原子3〜10個、好ましくは、
3〜6個を有する分岐および/または長鎖ジオール、ま
たは、環式ジオール、または、エーテル基を含有するジ
オール、または、少量存在する場合には、分子量約50
0〜2,000を有するポリグリコールから誘導される
ジオール単位を含む、請求項1〜10のいずれか1項に
記載のモノフィラメント。 - 【請求項12】 シース用のポリエステル混合物が、ポ
リエステルとして、全ポリエステル構造単位の総計基準
で、 35〜47mol%の式−CO−A1−CO− (I)
の単位、 3〜15mol%の式−CO−A2−CO−(II)の
単位、 35〜47mol%の式−O−D1−O− (II
I)の単位、および、 3〜15mol%の式−O−D2−O− (IV)の
単位、 [式中、A1は、炭素原子5〜12個、好ましくは、6
〜10個を有する芳香族基を表し、 A2は、A1以外の芳香族基もしくは炭素原子5〜16
個、好ましくは、6〜12個を有する芳香脂肪族基また
は炭素原子2〜10個、好ましくは、4〜8個を有する
脂環式もしくは脂肪族基を表し、 D1は、炭素原子2〜4個を有するアルキレンもしくは
ポリメチレン基、または炭素原子6〜10個を有するシ
クロアルカンもしくはジメチレンシクロアルカン基を表
し、 D2は、D1ではない炭素原子3〜4個を有するアルキ
レンもしくはポリメチレン基、または炭素原子6〜10
個を有するシクロアルカンもしくはジメチレンシクロア
ルカン基、または炭素原子4〜16個、好ましくは、4
〜8個を有する直鎖もしくは分岐アルカンジイル基、ま
たは、式−(C2H4−O−)m−C2H4−{式中、
mは、1〜40の整数であり、20mol%以下の割合
に対しては、m=1または2であることが好ましく、わ
ずか5mol%未満の割合に対しては、m=10〜40
を有する基が好ましくは存在する。}で表される基を表
す]を含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれか
1項に記載のモノフィラメント。 - 【請求項13】 ポリエステルの構造単位において、A
1が1,4−フェニレンおよび1,3−フェニレンであ
り、D1がエチレンであり、1,4−フェニレンと1,
3−フェニレンのモル比が、ポリエステルの融点が望ま
しい範囲となるように選択されることを特徴とする請求
項1〜12のいずれか1項に記載のモノフィラメント。 - 【請求項14】 前記シース用ポリエステル混合物が含
むポリエステルの比粘度が、ジクロロ酢酸中のポリエス
テル1重量%濃度溶液として25℃で測定して、0.5
5〜1.6、より好適には、0.58〜1.5であるこ
とを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の
モノフィラメント。 - 【請求項15】 前記コア用ポリエステルのみならず、
前記シース用ポリエステル混合物が含むポリエステル
が、200〜300℃の融点を有することを特徴とする
請求項1〜14のいずれか1項に記載のモノフィラメン
ト。 - 【請求項16】 前記コア用ポリエステルおよび前記シ
ース用ポリエステル混合物が含むポリエステルが、同様
の化学組成を有することを特徴とする請求項1〜15の
いずれか1項に記載のモノフィラメント。 - 【請求項17】 前記コア用ポリエステルおよび前記シ
ース用ポリエステル混合物が含むポリエステルが、60
meq/kg以下、より好適には、30meq/kg未
満の末端封止されたカルボキシル基を有し、5meq/
kg未満、より好適には、2meq/kg未満、最適に
は1.5meq/kg未満の自由末端カルボキシル基を
有することを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項
に記載のモノフィラメント。 - 【請求項18】 前記コア用ポリエステルおよび前記シ
ース用ポリエステル混合物が含むポリエステルが、モノ
カルボジイミドあるいはビスカルボジイミドおよび/ま
たはポリカルボジイミドにより反応させて末端封止され
たカルボキシル基を有することを特徴とする請求項1〜
17のいずれか1項に記載のモノフィラメント。 - 【請求項19】 前記ポリエステルが、下式VIIIの
共縮合した構造単位を含むことを特徴とする請求項1〜
18のいずれか1項に記載の方法: 【化1】 ここで、Rは、炭素原子2〜6個を有するアルキレンも
しくはポリメチレン、またはフェニル、好適にはエチレ
ンであり、R1は、炭素原子1〜6個を有するアルキ
ル、アリール、アラルキル、あるいは、好適にはメチル
である。 - 【請求項20】 コア−シース構造のモノフィラメント
のシース用の熱可塑性エラストマーコポリエーテル−エ
ステルが、 MZ(I)mol%の式−CO−A1−CO− (I)
の単位、 MZ(II)mol%の式−CO−A2−CO−(I
I)の単位、 MZ(III)mol%の式−O−D1−O− (I
II)の単位、および、 MZ(IV)mol%の式−O−D2−O− (I
V)の単位、 [式中、MZ(I)は35〜49であり、 MZ(II)は1〜15であり、 MZ(III)は次の数式(1)から得られる数であ
り: 【数1】 (式中、P=GAP[重量%]/100(GAPはエラ
ストマーコポリエーテル−エステルに含まれる長鎖ポリ
エーテルジオールの重量%である)であり、 MG(III)は単位(III)の分子量であり、 MG(IV)はポリエーテルジオール単位(IV)の平
均見掛け分子量であり、および、 【数2】 である)、およびMZ(IV)=50−MZ(III)
であり、並びに、 A1は、炭素原子5〜12個、好ましくは、6〜10
個、最適には6個を有する芳香族基を表し、 A2は、A1以外の芳香族基もしくは炭素原子5〜16
個、好ましくは、6〜12個を有する芳香脂肪族基また
は炭素原子2〜10個、好ましくは、4〜8個を有する
脂環式もしくは脂肪族基を表し、 D1は、炭素原子2〜4個を有するアルキレンもしくは
ポリメチレン基、または炭素原子6〜10個を有するシ
クロアルカンもしくはジメチレンシクロアルカン基を表
し、 D2は、式−(CnH2n−O−)m−CnH2n−{式中、
nは2〜6、好ましくは2〜4であり、mは、基D2が
600〜4000の見掛け分子量を有するように十分に
大きい整数である}の基を表す]を含むことを特徴とす
る請求項1〜19のいずれか1項に記載のモノフィラメ
ント。 - 【請求項21】 前記モノフィラメントの線密度が1〜
24400dtexであり(断面が丸い場合、10〜1
500μmのフィラメント直径に相当する)、断面が
丸、楕円またはn角形であり、楕円形の長軸対短軸比は
10:1以下であり、nは4以上、好ましくは4〜8で
あることを特徴とする請求項1〜20のいずれか1項に
記載のモノフィラメント。 - 【請求項22】 前記モノフィラメントの初期モジュラ
スが、25℃で、10N/texより上、より好適には
12N/texより上、および/またはテナシテイー
が、18cN/texより上、より好適には20〜45
cN/texであり、および/または、180℃におけ
る乾燥収縮が、0.5%より上、より好適には1〜25
%であることを特徴とする請求項1〜21のいずれか1
項に記載のモノフィラメント。 - 【請求項23】 前記コア用ポリエステルおよび/また
は前記シース用ポリエステル混合物が、10重量%以内
の非重合性物質、例えば改質剤、フィラー、艶消剤、顔
料、染料、安定剤、例えばUV吸収剤、酸化防止剤、加
水分解防止剤、光安定剤、温度安定剤、および/または
加工助剤を含有することを特徴とする請求項1〜22の
いずれか1項に記載のモノフィラメント。 - 【請求項24】 前記コア用ポリエステルおよび/また
は前記シース用ポリエステル混合物が、異なる色彩を有
することを特徴とする請求項1〜23のいずれか1項に
記載のモノフィラメント。 - 【請求項25】 前記コア用ポリエステルおよび/また
は前記シース用ポリエステル混合物が、異なる染料を含
有することを特徴とする請求項1〜24のいずれか1項
に記載のモノフィラメント。 - 【請求項26】 前記コア用ポリエステルあるいは前記
シース用ポリエステル混合物のいずれかが、5重量%以
内の染料を含有し、他のフィラメントが淡褐色であるこ
とを特徴とする請求項1〜25のいずれか1項に記載の
モノフィラメント。 - 【請求項27】 請求項1に記載のコア−シース構造の
モノフィラメントの製造方法であって、請求項1で定義
される、可紡性熱可塑性コア用ポリエステルと請求項1
で定義される、耐摩耗性のシース用ポリエステル混合物
をそれぞれ別の押し出し機中で溶融し、230〜330
℃の溶融物温度で、引き落とし比1:1.5〜1:5、
より好適には、1:2〜1:3で押し出し、その後スピ
ンバスの中で冷却し、溶融物の押し出し速度より速い速
度で巻き上げるかあるいは取り出す工程を含み、こうし
て得られたフィラメントをその後、全体延伸割合におけ
る後延伸が1:4〜1:8の割合になるようにし、温度
は一定の長さにおいて160〜240℃に設定し、ある
いは10〜30%の収縮を認めるものである。 - 【請求項28】 コア用ポリエステルとシース用ポリエ
ステル混合物が含むポリエステルにそれぞれ、紡糸前
に、自由カルボキシル末端基の量の1.0〜1.2倍の
相当量のモノカルボジイミド、ビスカルボジイミドおよ
び/またはポリカルボジイミドを混合することを特徴と
する請求項27に記載の方法。 - 【請求項29】 コア用ポリエステルとシース用ポリエ
ステル混合物が含むポリエステルにそれぞれ、紡糸前
に、0.6重量%以下のモノカルボジイミドおよび/ま
たはビスカルボジイミドおよび0.05重量%以上のポ
リカルボジイミドを混合することを特徴とする請求項2
7または28のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項30】 使用ポリエステルが、式VIIIの構
造単位を含むことを特徴とする請求項27〜29のいず
れか1項に記載の方法。 - 【請求項31】 紡糸を、250〜310℃の溶融物温
度で行うことを特徴とする請求項27〜30のいずれか
1項に記載の製造方法。 - 【請求項32】 モノフィラメントを5〜30m/分の
紡糸取り出し速度で取り出すことを特徴とする請求項2
7〜31のいずれか1項に記載の製造方法。 - 【請求項33】 請求項1に記載のモノフィラメントを
高い機械抵抗性および耐薬品性を有するテキスタイルシ
ート用材料の製造にまたは製造のために用いることを特
徴とする使用方法。 - 【請求項34】 請求項1に記載のモノフィラメント
を、抄紙機用繊維の製造にまたは製造のために用いるこ
とを特徴とする使用方法。 - 【請求項35】 請求項1に記載のモノフィラメント
を、スパイラル状繊維の製造にまたは製造のために用い
ることを特徴とする使用方法。 - 【請求項36】 請求項1に記載のモノフィラメント
を、スクリーン印刷用繊維の製造にまたは製造のために
用いることを特徴とする使用方法。 - 【請求項37】 請求項1に記載のモノフィラメント
を、技術分野のフィルター用繊維の製造にまたは製造の
ために用いることを特徴とする使用方法。 - 【請求項38】 請求項1に記載のモノフィラメント
を、コンベアベルトの製造にまたは製造のために用いる
ことを特徴とする使用方法。 - 【請求項39】 請求項1に記載のコア−シース構造の
モノフィラメントを含むまたは、当該モノフィラメント
から構成される高い機械抵抗性および耐薬品性を有する
テキスタイルシート用材料。 - 【請求項40】 請求項1に記載のコア−シース構造の
モノフィラメントを含むまたは、当該モノフィラメント
から構成される抄紙機用繊維。 - 【請求項41】 請求項1に記載のコア−シース構造の
モノフィラメントを含むまたは、当該モノフィラメント
から構成されるスパイラル状繊維。 - 【請求項42】 請求項1に記載のコア−シース構造の
モノフィラメントを含むまたは、当該モノフィラメント
から構成されるスクリーン印刷用繊維。 - 【請求項43】 請求項1に記載のコア−シース構造の
モノフィラメントを含むまたは、当該モノフィラメント
から構成される技術分野のフィルター用繊維。 - 【請求項44】 請求項1に記載のコア−シース構造の
モノフィラメントを含むまたは、当該モノフィラメント
から構成されるコンベアベルト。
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