JPH08300425A - 成形品取出装置 - Google Patents

成形品取出装置

Info

Publication number
JPH08300425A
JPH08300425A JP13566295A JP13566295A JPH08300425A JP H08300425 A JPH08300425 A JP H08300425A JP 13566295 A JP13566295 A JP 13566295A JP 13566295 A JP13566295 A JP 13566295A JP H08300425 A JPH08300425 A JP H08300425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded product
linear motor
runner
chuck
injection molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP13566295A
Other languages
English (en)
Inventor
Shizuka Ishikawa
恬 石川
Kikuo Watanabe
菊夫 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP13566295A priority Critical patent/JPH08300425A/ja
Publication of JPH08300425A publication Critical patent/JPH08300425A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/42Removing or ejecting moulded articles using means movable from outside the mould between mould parts, e.g. robots
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C2045/1784Component parts, details or accessories not otherwise provided for; Auxiliary operations not otherwise provided for
    • B29C2045/1792Machine parts driven by an electric motor, e.g. electric servomotor
    • B29C2045/1793Machine parts driven by an electric motor, e.g. electric servomotor by an electric linear motor

Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間の内に成形品の取出し作業を行うこと
ができ、しかも、移動速度の安定性や位置決め精度の確
かな成形品取出装置を提供すること。 【構成】 水平軌道構成部材2に固設した長尺固定子7
と水平移動部材8に固設した走行子10とにより第1の
リニアモータを構成すると共に、水平移動部材8に固設
した固定子17と垂直軌道構成部材3に固設した長尺走
行子15とにより第2のリニアモータを構成する。制御
装置によって第1,第2のリニアモータの位置および速
度をフィードバック制御することにより、垂直軌道構成
部材3の先端に取り付けられているチャック4を射出成
形機型締部5の成形品取出し位置P1とストッカ位置P
4との間で往復移動させて成形品20の取出しを行わせ
る。ボールネジやナットおよびサーボモータ等による駆
動手段を不要とし、動力伝達機構の慣性による動力の損
失をなくして素早い動作を得ると共に、フィードバック
制御によって移動速度の安定性や位置決め精度を確保す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成形品取出装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】成形品を把持するチャックを射出成形機
型締部とストッカとの間で往復移動させて金型内の成形
品を取り出すようにした成形品取出装置として、ボール
ネジとナットの組み合わせによってサーボモータの回転
運動を直線運動に変換して往復動作を行わせるようにし
たもの、および、エアシリンダを利用してチャックの往
復動作を行わせるようにしたものが公知である。
【0003】サーボモータによって直線運動を実現する
構成の場合、一般的にいって構成が複雑であり、また、
特に、ボールナットの側をサーボモータで回転させる場
合では、回転運動を直線運動に変換するボールナットの
慣性によって生じる動力の損失が大きいため、移動速度
の立上りが鈍い。しかも、減速比が大きいため、要求さ
れる直線移動速度を得るためにはその何倍もの周速でボ
ールネジを回転させなければならず、この結果、ボール
ネジやボールおよびナット等に低負荷高速回転による磨
耗や焼けが生じ、ボールネジ等の損傷を防止するために
サーボモータの回転速度を制限する必要が生じる。結果
的に、最終的な直線移動速度を大きくすることは困難で
あり、成形品の取り出しに要する時間が長くなるといっ
た問題がある。また、ボールネジのリードを大きくして
減速比を小さくすれば、必要とされる推力を得ることが
難しく、ボールネジやボールおよびナット等からなる動
力伝達機構に高負荷による損傷が生じる恐れもある。
【0004】一方、エアシリンダによって往復移動を実
現する構成の場合、空気圧を上げたり高速用シリンダを
採用したりすることにより高速動作が可能となり、ま
た、各軸に設けられたメカニカルストッパの位置等を調
整することによりエアシリンダのストロークを調整する
ことも可能ではあるが、移動速度や位置決め精度を正確
に制御することは困難であり、供給される空気圧の変動
によって移動速度や推力が変化したりするといった問題
もある。気圧調整装置の付いたアキュムレータやエアト
ランスフィルタ等も市販されてはいるが、集合配管によ
って多数のエアシリンダ等に圧搾空気を供給する関係
上、必ずしも、個々のエアシリンダに供給される空気の
圧力が安定的に保持されるとは限らず、空気圧の変動が
生じる場合がか多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の欠点を解消し、短時間の内に成形品の取出し
作業を行うことができ、しかも、移動速度や位置決め精
度を正確に制御することのできる成形品取出装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、往復移動のた
めの駆動手段をリニアモータにより構成したことを特徴
とする構成により前記目的を達成した。
【0007】更に、成形品を把持するチャックを平面内
の任意位置に移動させるため、射出成形機型締部の近傍
に配備した長尺固定子と前記長尺固定子に沿って移動す
る走行子とからなる第1のリニアモータと、前記第1の
リニアモータの長尺固定子に直交して配備された長尺走
行子と前記第1のリニアモータの走行子に設けられて前
記長尺走行子を移動させる固定子とからなる第2のリニ
アモータとを配備し、第2のリニアモータの長尺走行子
の先端にチャックを取り付ける。
【0008】また、移動速度や位置決め精度をより正確
に制御するため、前記各走行子の移動位置を検出する各
々の直線位置検出手段を設け、射出成形機を制御する制
御装置により、前記直線位置検出手段からのフィードバ
ック信号に基いて設定目標値と一致するように前記第
1,第2のリニアモータの走行子の位置のフィードバッ
ク制御を行うと共に、前記チャックの開閉制御を行うよ
うにする。
【0009】または、射出成形機を制御する制御装置と
独立した駆動制御装置を設け、射出成形機からの成形品
取出信号により前記駆動制御装置を駆動して、前記第
1,第2のリニアモータの走行子の位置のフィードバッ
ク制御および前記チャックの開閉制御を行わせるように
する。
【0010】
【作用】リニアモータを駆動してチャックに送りを掛け
て射出成形機機構部とストッカとの間で往復移動させ、
成形品の取出し作業を繰り返し行わせる。リニアモータ
の直線運動がチャックの送りに直接利用されるので、ボ
ールネジやナットおよびサーボモータの組み合わせによ
って回転運動を直線運動に変換する場合とは相違し、動
力伝達機構の慣性による動力の損失がなく、素早い立上
りが得られるので高加速の動作が実現される。また、機
械的な動力伝達機構を介さずに推力が直接伝達されるの
で、動力伝達機構の磨耗や損傷といった問題が解消さ
れ、定常的な高速運転が可能となる。この結果、成形品
の取出しに必要とされる所用時間が短縮され、射出成形
機のハイサイクル運転が実現される。また、リニアモー
タを駆動手段として利用しているので、空気圧を駆動源
とするエアシリンダに比べて移動速度や位置決め精度を
遥かに正確に制御することができ、移動速度や推力も安
定的に保持することができる。
【0011】第1のリニアモータの走行子は射出成形機
型締部の近傍に配備された長尺固定子に沿って移動する
ことにより、第2のリニアモータの長尺走行子の中心軸
を射出成形機型締部に接離する方向に移動させる。ま
た、第2のリニアモータの長尺走行子は第1のリニアモ
ータの走行子に設けられた固定子に沿って移動し、第2
のリニアモータの固定子と接離する方向にチャックを移
動させる。従って、第2のリニアモータの長尺走行子の
先端に取り付けられたチャックは、射出成形機型締部の
近傍の平面内で任意方向に移動可能であり、射出成形機
機構部とその近傍に配備されたストッカとの間を自由に
往復することができる。
【0012】直線位置検出手段は各走行子の現在位置を
検出し、射出成形機を制御する制御装置は、直線位置検
出手段からのフィードバック信号に基いて設定目標値と
一致するように前記第1,第2のリニアモータの走行子
の位置のフィードバック制御を行い、チャックを射出成
形機型締部からストッカへ、また、ストッカから射出成
形機型締部へと移動させると共に、チャックの開閉制御
を行う。
【0013】また、成形品取出装置のための駆動制御装
置を設けた場合は、前記往復移動およびチャックの開閉
制御に必要とされる一連のシーケンス動作を駆動制御装
置に記憶させておき、射出成形機からの成形品取出し信
号によって駆動制御装置の駆動を開始させることによ
り、前記と同様の処理動作を行わせるようにする。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例の成形品取出装置1の概
略を示す正面図、図2は同成形品取出し装置1の要部を
示す部分断面図であり、図1の矢視A−A′について示
している。
【0015】成形品取出装置1は、図1に示す通り、射
出成形機型締部5の近傍に配備された水平軌道構成部材
2、および、水平軌道構成部材2と直交して設けられた
垂直軌道構成部材3と、垂直軌道構成部材3の先端に取
り付けられたチャック4により構成されている。
【0016】水平軌道構成部材2は射出成形機のステー
ショナリープラテン6の金型取付面と面一または多少手
前に突出して、その一端をステーショナリープラテン6
の上面に固定して水平に取り付けられている。そして、
水平軌道構成部材2の表面中央部には、図2に示すよう
に、第1のリニアモータの一部を構成する長尺固定子7
(コイルまたは永久磁石列)が水平軌道構成部材2のス
パン全長に亘って一体的に取り付けられ、その両側に
は、更に、水平軌道構成部材2に沿って移動する水平移
動部材8をガイドするためのガイドレール9が一体的に
平行配備されている。
【0017】また、矩形状に形成された水平移動部材8
の裏面には、前述の長尺固定子7に対応して設けられた
走行子10(永久磁石列またはコイル)が一体的に取り
付けられ(長尺固定子7がコイルで構成されているとき
には、走行子10は永久磁石列で構成され、逆に長尺固
定子7が永久磁石列で構成されているときは走行子10
はコイルで構成されている)、更に、その両側には、水
平軌道構成部材2のガイドレール9に摺動自在に嵌合し
たレール把持体11が一体的に取り付けられている。つ
まり、本実施例における第1のリニアモータは、長尺固
定子7と走行子10とからなる。
【0018】また、長尺固定子7に対する走行子10の
位置を検出するための第1の直線位置検出手段12は、
長尺固定子7に沿って水平軌道構成部材2の表面に固設
された長尺のスリット板13および該スリット板13を
挟持するようにして水平移動部材8の裏面に固設された
フォトカプラ14等によって構成される。つまり、水平
軌道構成部材2に対する水平移動部材8の移動によって
フォトカプラ14の位置をスリット板13のスリットが
横切る度にフォトカプラ14の受光部が明転または暗転
し、これに伴ってフォトカプラ14から出力される信号
の立上りまたは立下りをフィードバックパルスとして検
出することによって長尺固定子7に対する走行子10の
相対位置、つまり、水平軌道構成部材2に対する水平移
動部材8の位置を検出するものであって、スリット板1
3の両端が開いているか閉じているかを別にすれば、そ
の作用原理は通常のサーボモータにおけるパルスコーダ
と全く同様であり、従って、水平軌道構成部材2に対す
る水平移動部材8の位置および速度制御に関しても、通
常のサーボモータと全く同様の制御方式を適用すること
ができる。
【0019】既に述べた通り、垂直軌道構成部材3は水
平軌道構成部材2に直交して設けられ、その裏面中央部
には、図2に示すように、第2のリニアモータの一部を
構成する長尺走行子15(コイルまたは永久磁石列)が
垂直軌道構成部材3のスパン全長に亘って一体的に取り
付けられ、その両側には、水平移動部材8に対する垂直
軌道構成部材3の上下移動をガイドするためのガイドレ
ール16が一体的に平行配備されている。
【0020】また、図1に示す通り、垂直軌道構成部材
3の先端にはチャック4が設けられ、成形品20の離型
および把持操作が行えるようになっている。チャック4
には固定側金型19のキャビティ21内の成形品20を
把持し、これを手前に引いてキャビティ21から離型さ
せるに必要とされる従来通りの機能が備わっている。
【0021】一方、水平移動部材8の表面には、前述の
長尺走行子15(垂直軌道構成部材3)を上下移動させ
るために設けられた固定子17(永久磁石列またはコイ
ル)が上下方向に向けて一体的に取り付けられ、更に、
その両側には、垂直軌道構成部材3のガイドレール16
に摺動自在に嵌合したレール把持体18が一体的に取り
付けられている。つまり、本実施例における第2のリニ
アモータは固定子17と長尺走行子15とからなり、第
2のリニアモータの固定子17は、水平移動部材8を介
して第1のリニアモータの走行子10に一体的に取り付
けられていることになる。なお、長尺走行子15がコイ
ルで構成されているときには、固定子17は永久磁石列
で構成され、逆に長尺走行子15が永久磁石列で構成さ
れているときには、固定子17はコイルで構成されてい
る。
【0022】なお、垂直軌道構成部材3に取り付けられ
た長尺走行子15やガイドレール16等と水平移動部材
8に取り付けられた固定子17やレール把持体18等と
の対応関係を明確にするため、図2を図1の矢視B−
B′の断面図として利用し、図2を図1の矢視B−B′
として見たときの各部の符号を図2のなかに()を付し
て示す。要するに、図2を図1の矢視A−A′として見
る場合には()の付いていない方の符号を読んで部材名
称との関連を確認し、また、図2を図1の矢視B−B′
として見る場合には( )の付いている方の符号を読ん
で部材名称との関連を確認すればよいということであ
る。固定子17と長尺走行子15とからなる第2のリニ
アモータも、前述した第1のリニアモータの場合と同
様、長尺走行子(15)に沿って垂直軌道構成部材3の
裏面(図1を基準)に固設された長尺のスリット板(1
3′)や該スリット板(13′)を挟持するようにして
水平移動部材(8)の表面(図1を基準)に固設された
フォトカプラ(14′)等によって構成される第2の直
線位置検出手段(12′)を有し、固定子(17)に対
する長尺走行子(15)の相対移動位置を検出して、前
記した水平軌道構成部材2に対する水平移動部材8の場
合と同様、水平移動部材8に対する垂直軌道構成部材3
の位置および速度制御が通常のサーボモータと全く同様
の制御方式によって達成できるようになっている。
【0023】例えば、図3に示すように、射出成形機の
制御装置により、設定された移動経路プログラム(チャ
ック4の往復動作の経路)と、該移動経路を分割して各
区間毎に任意に設定された移動速度(無論、移動経路全
般を通じて等速度であってもよい)とに基いてパルス分
配を行って各軸毎、つまり、第1,第2のリニアモータ
毎の位置指令を出力するようようにし、直線位置検出手
段12,12′から帰還されるフィードバックパルスを
各軸の位置指令である分配パルスから減じて各軸毎の位
置偏差を求めて各軸の速度指令として出力すると共に
(位置ループ)、直線位置検出手段12,12′から帰
還されるフィードバックパルスをf/v変換して得た各
軸の現在速度を各軸の速度指令から減じて各軸の速度偏
差を求めて各軸のトルク指令として出力し(速度ルー
プ)、このトルク指令を増幅して第1,第2のリニアモ
ータを駆動することにより、チャック4に関する位置お
よび速度の制御を行うようにする。
【0024】チャック4の往復動作の経路としては、図
1に示すP4−P3−P2−P1(往路),P1−P2
−P3−P4(復路)等の経路が一般的である。この場
合、まず、第2のリニアモータを駆動して長尺走行子1
5(垂直軌道構成部材3)に送りを掛けることにより、
図1にP4で示す待機位置からP3の位置までチャック
4を移動させた後、第1のリニアモータを駆動して走行
子10(水平移動部材8)に送りを掛けることにより、
図1のP2位置まで、タイバー22を避けるようにして
チャック4を移動させ、更に、第2のリニアモータを駆
動して長尺走行子15(垂直軌道構成部材3)に送りを
掛けることにより、金型中心のP1位置までチャック4
を下ろして停止させ、チャック4による成形品20の把
持および手前への微小移動による離型操作によってキャ
ビティ21から成形品20を取り出し、前記とは逆の経
路、即ち、P2−P3−P4の順にチャック4を移動さ
せて待機位置に復帰させ、チャック4を開いてストッカ
に成形品20を回収し、該チャック4を前後方向の元位
置に復帰させることになる。
【0025】図1に示した移動経路はほんの一例であ
る。本実施例の成形品取出装置1は、エアシリンダ等を
用いた従来型の製品取出装置とは相違し、水平軌道構成
部材2や垂直軌道構成部材3のストロークエンドまでチ
ャック4を移動させなくてもプログラムされた適宜位置
でチャック4を停止させることができるので、水平軌道
構成部材2および垂直軌道構成部材3を隣接する2辺と
して構成される長方形の平面内に成形品取り出し位置
(例えばP1)および成形品回収位置(例えばP4)が
ありさえすれば、成形品取り出し位置や成形品回収位置
の配置関係はどのようなものであっても一向に差支えな
い。
【0026】また、必ずしも、図1に示す例のように各
移動区間で第1,第2のリニアモータを独立させて個別
に駆動する必要はなく、前述した制御方式によれば、成
形品回収位置から成形品取り出し位置に至る任意の移動
経路プログラムに従って直線補間や円弧補間等を実施す
ることにより、直線移動,円弧移動を問わず任意の移動
経路を得ることができる。これは射出成形機周辺の障害
物等を避けてチャック4を移動させるような場合に便利
な機能である。
【0027】以上に述べたようなチャック4の往復動作
およびその開閉動作のためのシーケンスプログラムは射
出成形機の制御装置に記憶させておき、成形サイクルに
おける型開き完了段階で射出成形機の制御装置によりこ
れを行わせるようにするか、または、成形品取出装置1
専用の駆動制御装置を設けてこのシーケンスプログラム
を記憶させ、射出成形機の型開き完了時点で出力される
成形品取出し信号によって成形品取出装置1専用の駆動
制御装置を作動させることにより、成形品取出装置1専
用の駆動制御装置でこのシーケンスを実行させるように
する。
【0028】成形品回収位置となる位置決め目標位置P
4等は飽くまで設定目標位置であるから、制御装置に組
み込まれたプログラムにより、連続成形作業中にその目
標位置を自動的に切り替えることも可能である。例え
ば、長時間の連続成形作業においては大容量の容器状ス
トッカ等に成形品20を連続的に投入するような場合が
あるが、そのような場合、成形品回収位置P4を低い位
置に設定すると成形品20がストッカ内に大量に溜まっ
たときにチャック20が回収済み成形品20の山に干渉
する恐れがあり、また、成形品回収位置P4を高い位置
に設定すると、ストッカが空に近いような状態で成形品
20の落下距離が長くなり、落下時の衝撃によって成形
品20に損傷が生じるといった危険がある。このような
場合、射出成形機のショット数カウンタが所定数を数え
る毎に成形品回収位置P4を上方に所定量ずつずらして
行くようなプログラムを作成すれば問題を解消しえる。
【0029】また、水平軌道構成部材2を長く構成して
該水平軌道構成部材2に沿って複数のストッカを配備す
るようにすれば、前記と同様、射出成形機のショット数
カウンタが所定数を数える毎にP3の位置をストッカ幅
に対応してずらして行くことで、ストッカが満杯になり
次第となりのストッカへの投入を開始するといったこと
もできる。これらの操作は、チャックの位置決め位置が
エアシリンダ等のストロークエンドによって規制される
従来型の製品取出装置においては全く不可能である。
【0030】また、本実施例の成形品取出装置1は、チ
ャック4を移動させる各軸の駆動手段の全てが動力伝達
において非接触式のリニアモータによって構成されてい
るので、サーボモータやボールネジ等を利用した従来型
の製品取出装置とは異なり、動力伝達手段における摩擦
によって生じる焼けや磨耗は一切なく、また、動力の中
継に用いられるボールネジ等に角運動量を与えるための
動力損失といったものも全くないので、移動開始時の速
度の立上りを素早くすることができ、成形サイクルの長
短に直接の影響を与える成形品取出所用時間を大幅に短
縮することができる。
【0031】しかも、各リニアモータは位置および速度
を制御装置によってフィードバック制御されているの
で、位置決め精度や移動速度の安定性も確実に保証され
る。
【0032】
【発明の効果】本発明の成形品取出し装置は、成形品を
把持するチャックを射出成形機型締部とストッカとの間
で往復移動させるための駆動手段をリニアモータによっ
て構成しているので、ボールネジやナットおよびサーボ
モータ等の組み合わせによって回転運動を直線運動に変
換して往復動作を行わせる場合とは相違し、動力伝達機
構の慣性による動力の損失がなく、素早い立上りが得ら
れるので高加速の動作が実現される。また、機械的な動
力伝達機構を介さずに推力が直接伝達されるので、動力
伝達機構の磨耗や損傷といった問題が解消され、定常的
な高速運転が可能となる。この結果、成形品の取出しに
必要とされる所用時間が短縮され、射出成形機のハイサ
イクル運転が実現される。
【0033】また、リニアモータを駆動手段として利用
しているので、空気圧を駆動源とするエアシリンダ式の
成形品取出し装置に比べて移動速度や位置決め精度を遥
かに正確に制御することができ、移動速度や推力も安定
的に保持することができる。しかも、移動速度や位置決
め精度が保証される結果、ゲートカットや袋詰め等の後
工程に利用される他の周辺装置との連携も容易となり、
信頼性の高いシステムの構築が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の成形品取出装置の概略を示
す正面図である。
【図2】図1の矢視A−A′および矢視B−B′につい
て示す断面図である。
【図3】位置および速度の制御を一例で示す機能ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 成形品取出装置 2 水平軌道構成部材 3 垂直軌道構成部材 4 チャック 5 射出成形機型締部 6 ステーショナリープラテン 7 長尺固定子 8 水平移動部材 9 ガイドレール 10 走行子 11 レール把持体 12 直線位置検出手段 12′ 直線位置検出手段 13 スリット板 13′ スリット板 14 フォトカプラ 14′ フォトカプラ 15 長尺走行子 16 ガイドレール 17 固定子 18 レール把持体 19 固定側金型 20 成形品 21 キャビティ 22 タイバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品を把持するチャックを射出成形機
    型締部とストッカとの間で往復移動させて金型内の成形
    品を取り出すようにした成形品取出装置において、前記
    往復移動のための駆動手段をリニアモータにより構成し
    たことを特徴とする成形品取出装置。
  2. 【請求項2】 射出成形機型締部の近傍に配備した長尺
    固定子と前記長尺固定子に沿って移動する走行子とから
    なる第1のリニアモータと、前記第1のリニアモータの
    長尺固定子に直交して配備された長尺走行子と前記第1
    のリニアモータの走行子に設けられて前記長尺走行子を
    移動させる固定子とからなる第2のリニアモータと、前
    記第2のリニアモータの長尺走行子の先端に取り付けら
    れたチャックとを備えたことを特徴とする請求項1記載
    の成形品取出装置。
  3. 【請求項3】 前記各走行子の移動位置を検出する各々
    の直線位置検出手段を設け、射出成形機を制御する制御
    装置により、前記直線位置検出手段からのフィードバッ
    ク信号に基いて設定目標値と一致するように前記第1,
    第2のリニアモータの走行子の位置のフィードバック制
    御を行うと共に、前記チャックの開閉制御を行うように
    した請求項2記載の射出成形機の成形品取出装置。
  4. 【請求項4】 前記各走行子の移動位置を検出する各々
    の直線位置検出手段と、該直線位置検出手段からのフィ
    ードバック信号に基いて設定目標値と一致するように前
    記第1,第2のリニアモータの走行子の位置のフィード
    バック制御を行うと共に、前記チャックの開閉を行う駆
    動制御装置とを設け、射出成形機からの成形品取出信号
    により前記駆動制御装置を駆動するようにした請求項2
    記載の射出成形機の成形品取出装置。
JP13566295A 1995-05-11 1995-05-11 成形品取出装置 Withdrawn JPH08300425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13566295A JPH08300425A (ja) 1995-05-11 1995-05-11 成形品取出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13566295A JPH08300425A (ja) 1995-05-11 1995-05-11 成形品取出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08300425A true JPH08300425A (ja) 1996-11-19

Family

ID=15157013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13566295A Withdrawn JPH08300425A (ja) 1995-05-11 1995-05-11 成形品取出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08300425A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0995575A1 (de) * 1998-10-21 2000-04-26 HEKUMA Herbst Maschinenbau GmbH Kunstoff-Spritzgiessanlage
JP2002127214A (ja) * 2000-10-25 2002-05-08 Star Seiki Co Ltd 成型品取出機の電動モータ駆動制御方法
JP2002301725A (ja) * 2001-04-05 2002-10-15 Star Seiki Co Ltd 成型品取出機
WO2012120601A1 (ja) * 2011-03-04 2012-09-13 トヨタ自動車株式会社 ダイカスト鋳造装置及び鋳造製品の離型方法
US20160176091A1 (en) * 2014-12-19 2016-06-23 Coopervision International Holding Company, Lp Method And Apparatus For Manufacturing Contact Lenses
GB2535436A (en) * 2014-12-19 2016-08-24 Coopervision Int Holding Co Lp Method and apparatus for manufacturing contact lenses
US9764501B2 (en) 2014-12-19 2017-09-19 Coopervision International Holding Company, Lp Contact lens mold parts, contact lens mold assemblies, and methods of making contact lenses
US9938034B2 (en) 2014-12-19 2018-04-10 Coopervision International Holding Company, Lp Method and apparatus relating to manufacture of molds for forming contact lenses
US9937640B2 (en) 2014-12-19 2018-04-10 Coopervision International Holding Company, Lp Apparatus and method for closure of ophthalmic lens molds
US10137612B2 (en) 2014-12-19 2018-11-27 Coopervision International Holding Company, Lp Methods and apparatus for manufacture of ophthalmic lenses
CN109016412A (zh) * 2018-06-28 2018-12-18 芜湖优诺信息科技有限公司 一种注塑模具
CN109016366A (zh) * 2018-06-28 2018-12-18 芜湖优诺信息科技有限公司 一种注塑模具工装

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0995575A1 (de) * 1998-10-21 2000-04-26 HEKUMA Herbst Maschinenbau GmbH Kunstoff-Spritzgiessanlage
JP2002127214A (ja) * 2000-10-25 2002-05-08 Star Seiki Co Ltd 成型品取出機の電動モータ駆動制御方法
JP2002301725A (ja) * 2001-04-05 2002-10-15 Star Seiki Co Ltd 成型品取出機
JP4646094B2 (ja) * 2001-04-05 2011-03-09 株式会社スター精機 成型品取出機
WO2012120601A1 (ja) * 2011-03-04 2012-09-13 トヨタ自動車株式会社 ダイカスト鋳造装置及び鋳造製品の離型方法
JPWO2012120601A1 (ja) * 2011-03-04 2014-07-07 トヨタ自動車株式会社 ダイカスト鋳造装置及び鋳造製品の離型方法
CN107107421A (zh) * 2014-12-19 2017-08-29 库柏维景国际控股公司 用于制造隐形眼镜的方法及设备
GB2535436A (en) * 2014-12-19 2016-08-24 Coopervision Int Holding Co Lp Method and apparatus for manufacturing contact lenses
US20160176091A1 (en) * 2014-12-19 2016-06-23 Coopervision International Holding Company, Lp Method And Apparatus For Manufacturing Contact Lenses
US9764501B2 (en) 2014-12-19 2017-09-19 Coopervision International Holding Company, Lp Contact lens mold parts, contact lens mold assemblies, and methods of making contact lenses
US9938034B2 (en) 2014-12-19 2018-04-10 Coopervision International Holding Company, Lp Method and apparatus relating to manufacture of molds for forming contact lenses
US9937640B2 (en) 2014-12-19 2018-04-10 Coopervision International Holding Company, Lp Apparatus and method for closure of ophthalmic lens molds
US10029402B2 (en) 2014-12-19 2018-07-24 Coopervision International Holding Company, Lp Method and apparatus for manufacturing contact lenses
US10137612B2 (en) 2014-12-19 2018-11-27 Coopervision International Holding Company, Lp Methods and apparatus for manufacture of ophthalmic lenses
TWI663034B (zh) * 2014-12-19 2019-06-21 英商古柏威順國際控股有限合夥公司 用於製造隱形眼鏡之方法及設備
CN109016412A (zh) * 2018-06-28 2018-12-18 芜湖优诺信息科技有限公司 一种注塑模具
CN109016366A (zh) * 2018-06-28 2018-12-18 芜湖优诺信息科技有限公司 一种注塑模具工装

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08300425A (ja) 成形品取出装置
US4017001A (en) Electromagnetic system for propulsion and programmed positioning
US6876896B1 (en) Variable motion system and method
CN100563875C (zh) 压铸机中的制品取出方法以及其装置
US10717365B2 (en) System and method for limiting motion in an independent cart system
WO2000064791A1 (en) Variable motion system and method
US5350483A (en) In-mold labeling insertion apparatus and method
JP2010111021A (ja) 型締装置及び型締制御方法
EP1428613B1 (de) Transportvorrichtung
KR101327250B1 (ko) 사출성형기
DE102020114084A1 (de) Handhabungsvorrichtung sowie Verfahren zu einem Handhaben von mittels einer Transportvorrichtung geförderten Produkten, insbesondere Lebensmitteln
JPH0659667B2 (ja) 合成樹脂射出成形機
JPS60189413A (ja) 射出成型品の自動取出装置
EP1975289A2 (en) Bobbin transport system
US7275405B2 (en) Straight drawing machine
JPS634923A (ja) 射出成形機等の成形品自動取出装置
JPS60242024A (ja) 射出成型品自動取出装置
JPS6345021A (ja) 成形品取出し装置
US4169586A (en) Automatic device for stacking circular workpieces
JPH043289B2 (ja)
BE1014734A3 (nl) Inrichting en werkwijze voor het aandrijven van een of meerdere poolladers voor de selectie van een of meerdere poolgarens.
JP2006001203A (ja) 成形機システム
JPH0423613B2 (ja)
JPH0818193B2 (ja) ワーク搬送装置
JPS6227126A (ja) 位置設定制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020806