JPH08299U - 受金具 - Google Patents

受金具

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JPH08299U
JPH08299U JP008444U JP844495U JPH08299U JP H08299 U JPH08299 U JP H08299U JP 008444 U JP008444 U JP 008444U JP 844495 U JP844495 U JP 844495U JP H08299 U JPH08299 U JP H08299U
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JP
Japan
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cam
box
slide box
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slide
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Application number
JP008444U
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English (en)
Inventor
健吾 伊永
Original Assignee
株式会社西製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラッチボルトを係合する受金具を改良する。
ドアを閉鎖した際にドアが、がたつくことがないように
した受金具を、ドアに容易に取り付けることができるよ
うにする。 【構成】 受金具は凹入部を形成したボックス1と、前
記凹入部内でスライドするように収納するスライドボッ
クス8とを具備する。凹入部の底板2には突起13を突
設し、凹入部の底板2とスライドボックス8との間に
は、前記突起13と当接するカム15を介在させる。カ
ムの回動軸には、ドライバーの係合頭部31が設けられ
ている。また、凹入部の一方の側板3とスライドボック
ス8の同じ側の一方の側板10との間にはバネ16を介
在させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ドアの閉鎖時に錠前のラッチボルトやデッドボルトを係合させる 受金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
錠片の係合用受金具は、一枚の金属板をプレスして底板と、この底板の四側縁 から連なって上記底板の一面側に突出する対向側板および端板と、この両端板か ら連なって互に外方に突出する取付け片と、片方の側板から外方に突出する錠片 の没入ガイド片とで構成され、取付け方法は、ドア枠に設けてある凹所に受金具 を嵌入したのち、取付け片からドア枠に木ネジ或はビスをねじ込んでいる。
【0003】 しかし、ドアの閉鎖にともない受金具に嵌入したラッチボルトやデッドボルト とガイド片を有する側板との接触時にドア枠の戸当りにドア面が密接しないと、 例えばドアに風圧が作用するとがたつきが発生することになり、上記がたつきを ないようにするには、凹所の戸当り両側を彫込んで幅を広げ、そして調整するの で、手数がかかる問題があった。
【0004】 特に、ドア枠が金属製の場合、ヤスリ等の工具を必要とし、かつ手間のかかる 問題があった。 そこでドア枠等の現場加工を要せずに、ドアのがたつきを無くする方策として 、実開昭61−129070号公報および実開昭61−32362号公報にがた つきを調整可能な受金具が提案されている。
【0005】 前者の受金具は、傾斜した長孔を有するケーシングと、同じく傾斜した長孔を 有する可動板、およびケーシングと可動板を貫通するボルトを有するものである 。そして前者の受金具では、可動板およびをケーシングを貫通するボルトを緩め 、可動板をずらしてラッチボルトとの隙間を調節し、ドアのがたつきを無くする 。 一方後者の受金具は、ボックスの片側垂直面に回動支軸を有するカムと、この カムを回動させるネジを有するものである。 後者の受金具では、外部からネジを回転させると、ネジと嵌合するカムが回動 し、ボックスを移動させることができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術の受金具は、旧来のようなドア枠自体を削るような大がかりな現場作 業を要せずに、ドアのがたつき調整を行うことができる。 しかし前者の受金具では、ネジを緩めた状態で可動板を移動させることが必要 であるが、この作業が手間であると言う欠点がある。 すなわち前者の受金具においては、可動板の移動は、ボルトを緩めた状態で、 可動板に直接力を加えて行うものであり、可動板は思うように動かず、作業性が 悪い。
【0007】 この点、後者の受金具は、カムを回動させることによってボックスを移動させ るので、作業性に優れている。しかしながら後者の受金具では、ボックスの片側 垂直面にカムの回動支軸が有り、さらにネジの回動を90°反転してカムの回動 に変換するものであるため、受金具全体の外形が大きくなってしまう欠点がある 。またこの受金具では、カムを回動させるネジは、どうしてボックスの開口以外 の位置に設けざるを得ず、この点でも外形が大きくなってしまう。 さらに加えて、この受金具では、カムの他にネジが必須であり、部品点数が多 いと言う問題もある。 そこで本考案は上記の問題点に注目し、外形の小型化と操作の容易性と言う二 律背反する問題を一挙に解決する事を目的とするものであり、外形が小型であっ て、且つがたつき調整作業が容易である受金具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため考案は、内方に凹入部を有する取付けボックスと、 前記取付けボックスの凹入部に嵌め込まれていて取付けボックスの凹入部内でス ライド可能であるスライドボックスと、前記取付けボックスと前記スライドボッ クスの双方に係合し回動に伴ってスライドボックスを移動させるカムを備えた受 金具において、前記カムの回動軸は内方方向と平行に配されていて表面開放側に 露出すると共にドライバーの係合頭部が形成されていることを特徴とする受金具 である。
【0009】 上記の構成に加えて、スライドボックスは底板に孔が設けられ、カムの回動軸 はスライドボックスの底板の孔と嵌合し、カムは当該回動軸を中心に回動すると 共に、当該回動軸のスライドに伴ってスライドボックスがスライドすることが望 ましい。
【0010】 またカムは、スライドボックスの底板背面と、取付ボックスの底板によって挟 まれた位置に配されていることが望ましい。 上述の考案において、カムは円弧状の長孔を有するものであっても良い。 また取付けボックスは、底板内面に突起を有し、該突起とカムとが係合する構 成も可能である。 さらにカムは、バネによって付勢され、取付ボックスの一部と接触状態を保っ ている構成も可能である。 またスライドボックスの開口と合致する開口を有するプレートを備え、前記ス ライドボックスは開口縁から突出するフランジを有し、前記プレートによってス ライドボックスのフランジを押え込む構成を有することが望ましい。
【0011】
【作用】
ドアの閉鎖時にスライドボックスに嵌入したラッチボルト或はデッドボルトに がたつきがある場合、カムを回動させると、カムによりスライドボックスがスラ イドされ、そしてラッチボルトやデッドボルトに上記スライドボックスの側板内 面を接触させる。
【0012】 そして本考案の受金具では、カムの回動軸は内方方向と平行に配されていて表 面開放側に露出すると共にドライバーの係合頭部が形成されている。そのため使 用者は、外部から直接カムの回動軸にドライバーを当てることができ、カムを直 接的に回動することができる。 本考案では、カムを回動させるネジをスライドボックスの周囲に配置する必要 はない。またカムを回動させるネジ自体も必要は無い。もちろんネジの回動を反 転する機構も不要である。
【0013】
【実施例】
図において、1は表面から内方に方形状の凹入部を有する取付けボックスであ る。 上記の取付けボックス1は、底板2と、この底板2の四側板から連なって対向 させた左右の側板3.3及び上下の端板4.4と、この両端板4.4から連なっ て互に外方に突出させた突片5.5と、この両突片5に設けた取付けビス6の挿 通孔7とで構成されている。
【0014】 8は側板3.3間でスライドするよう取付けボックス1に嵌め込んだ表面開放 状のスライドボックスである。 上記のスライドボックス8は、底板9と、この底板9の四側縁から連なって対 向させた側板10.10及び端板11.11と、上記両側板10から連なって互 に外方に突出させたフランジ12.12とで構成され、上記のフランジ12.1 2は、側板3.3の開口縁に重なるようになっている。 また、取付けボックス1の底板2内面の片方の側板3寄りには、突起13が設 けられている。
【0015】 さらに、スライドボックス8の底板9に操作端がスライドボックス8内に位置 するようにして回動軸14を底板9の孔30に貫通させると共に、この回動軸1 4には、突起13に接触させた、カム15が設けられている。カム15の回動軸 14は、底板9の孔30に貫通されるので、回動軸14は内方方向と平行に配さ れる。 上記のカム15は、回動軸14の角軸14’とカム15に設けてある角孔15 ’とを嵌め合わせて溶接等により固着され、また回動軸14の操作端は、ドライ バーの係合頭部31により形成されている。
【0016】 なお、上記のカム15は、図1で示したように周縁に突起を接触させる形式の ものと、図8及び図9で示したように弧状の長孔に突起を嵌め込んだ形式のもの がある。
【0017】 また、スライドボックス8には、常に突起13とカム15とが接触状態を保つ ようバネ16を介し押圧力が付与されているが、図8及び図9の形式のものにあ っては、バネが不要になる。
【0018】 17はプレートで、このプレート17の上下縁部に設けてある透孔18に貫通 させたビス6のねじ込みにより、プレート17と取付けボックス1の片方側板3 から連ねて外方に突出するフランジ19とでフランジ12を挟圧してスライドボ ックス8を停止させるようになっている。 20はプレート17の中央部にスライドボックス8の開口と合致させて設けた 同形状でやや大きい開口である。
【0019】 なお、図示のようにプレート17に並行する二本の切欠き21を設けて、この 切欠き21にフランジ12の並行する二本の突条22を嵌め合わせておくことに より、スライドボックス8のスライドを円滑にガイドすることができる。
【0020】 また、図1で示したようにカム15の突起13と接触する周縁に上記突起13 が嵌り込む波状の連続する凹凸部23を設けておくことにより、突起13に対す るカム15の周縁スリップを止めることができる。
【0021】 次に調整方法を説明する。 図5で示したようにカム15と突起13との接触により図4で示したように停 止しているスライドボックス8を移動調整するには、まずビス6を緩めてフラン ジ12の押圧を解除したのち、回動軸14の回動により底板9の孔30を介して カム15を回動させて、第7図で示したように突起13とカム15との接触位置 を変位させると、バネ16を圧縮して図6右方向にスライドボックス8がスライ ドする。 然るのち、ビス6をねじ込んでプレート17によりフランジ12を押え込む。
【0022】
【考案の効果】
以上のように、この考案に係る錠前の受金具によれば、ビスを緩めてフランジ の押え込みを解除し、そして回動軸の回動操作によりカムを回動させると、上記 スライドボックスの側板をラッチボルトやデッドボルトに接触させることができ るので、縦框の彫り込みを広げることなく極めて簡単に調整できて、ドアのがた つきを防止することができる。
【0023】 また本考案の受金具では、カムの回動軸は内方方向と平行であるからネジの回 転を90°反転する機構も不要であり、構造が簡単である。またカムを回動させ るネジ自体も必要が無いので、部品点数が少ない効果がある。 加えて本考案では、カムの回動軸は表面開放側に露出すると共にドライバーの 係合頭部が形成されているので、使用者は表面側からカムの回動軸に直接ドライ バーを当ててカムを直接的に回動することができる。そのためカムを動作させる ための部材を要さず、全体形状が小さい効果があり、また部品点数が少ない効果 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る受金具の分解斜視図
【図2】この考案に係る受金具の一部切欠正面図
【図3】この考案に係る受金具の横断平面図
【図4】取付けボックスの図示左側寄りにスライドボッ
クスを停止させた横断平面図
【図5】図4の状態におけるカムと突起との関係を示す
正面図
【図6】取付けボックスの図示右寄りにスライドボック
スを停止させた横断平面図
【図7】図6の状態におけるカムと突起との関係を示す
正面図
【図8】他の実施例のカムを用いた横断平面図
【図9】図8の実施例の要部を示す正面図
【符号の説明】
1 取付けボックス 2 底板 3.3 側板 4.4 端板 5.5 突片 6 ビス 7 挿通孔 8 スライドボックス 9 底板 10.10 側板 11.11 端板 12 フランジ 13 突起 14 回動軸 14’ 角軸 15 カム 15’ 角孔 16 バネ 17 プレート 18 透孔 19 フランジ 20 開口 30 孔 31 ドライバーの係合頭部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内方に凹入部を有する取付けボックス
    と、前記取付けボックスの凹入部に嵌め込まれていて取
    付けボックスの凹入部内でスライド可能であるスライド
    ボックスと、前記取付けボックスと前記スライドボック
    スの双方に係合し回動に伴ってスライドボックスを移動
    させるカムを備えた受金具において、前記カムの回動軸
    は内方方向と平行に配されていて表面開放側に露出する
    と共にドライバーの係合頭部が形成されていることを特
    徴とする受金具。
  2. 【請求項2】 スライドボックスは底板に孔が設けら
    れ、カムの回動軸はスライドボックスの底板の孔と嵌合
    し、カムは当該回動軸を中心に回動すると共に、当該回
    動軸のスライドに伴ってスライドボックスがスライドす
    ることを特徴とする請求項1記載の受金具。
  3. 【請求項3】 カムは、スライドボックスの底板背面
    と、取付ボックスの底板によって挟まれた位置に配され
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の受金
    具。
  4. 【請求項4】 カムは円弧状の長孔を有することを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の受金具。
  5. 【請求項5】 取付けボックスは、底板内面に突起を有
    し、該突起とカムとが係合することを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載の受金具。
  6. 【請求項6】 カムは、バネによって付勢され、取付ボ
    ックスの一部と接触状態を保っていることを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれかに記載の受金具。
  7. 【請求項7】 スライドボックスの開口と合致する開口
    を有するプレートを備え、前記スライドボックスは開口
    縁から突出するフランジを有し、前記プレートによって
    スライドボックスのフランジを押え込む構成を有する請
    求項1乃至5のいずれかに記載の受金具。
JP008444U 1995-07-19 1995-07-19 受金具 Pending JPH08299U (ja)

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JP008444U JPH08299U (ja) 1995-07-19 1995-07-19 受金具

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JPH08299U true JPH08299U (ja) 1996-02-16

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