JPH08299868A - 塗装ラインにおける鋼板の搬送方法およびその装置 - Google Patents

塗装ラインにおける鋼板の搬送方法およびその装置

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Publication number
JPH08299868A
JPH08299868A JP10568795A JP10568795A JPH08299868A JP H08299868 A JPH08299868 A JP H08299868A JP 10568795 A JP10568795 A JP 10568795A JP 10568795 A JP10568795 A JP 10568795A JP H08299868 A JPH08299868 A JP H08299868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
steel sheet
drying
line
drying oven
Prior art date
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Pending
Application number
JP10568795A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruki Shigeta
春樹 重田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH08299868A publication Critical patent/JPH08299868A/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼板の先尾端の垂れ下がりがなく、塗膜のす
り疵発生のない搬送方法を実現する。 【構成】 鋼板の上面を塗装する第1の塗装機3a、第1
の乾燥炉4a、鋼板の下面を塗装する第2の塗装機3b、第
2の乾燥炉4b、出側コンベヤ53がこの順に直列配置され
た鋼板の塗装ラインにおいて、下面の乾燥を行う第2の
乾燥炉4bのパスライン上方に、マグネットローラ52を配
設して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板の両面を塗装する
塗装ラインにおける鋼板の搬送方法およびその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、厚鋼板等の鋼板は、ショットブ
ラストにより表面のスケール等を除去して両面または片
面に塗装を施して出荷される。図2、図3はそれぞれ塗
装ラインの一配置例を示す平面図で、1は予熱炉、2は
ショットブラスト、3は塗装機、4は乾燥炉、5はロー
ラテーブル、6は反転機、7は手入れ床である。
【0003】図2の例では、鋼板はローラテーブル5に
より搬送され、予熱炉1、ショットブラスト2を経てま
ず表面について塗装機3a、乾燥炉4aにより塗装が施さ
れ、反転機6により表裏を反転したのち、裏面について
塗装機3b、乾燥炉4bにより塗装が行われる。また、図3
の例では、ショットブラスト2を行った後、必要に応じ
て手入れ床7に引き出して表面疵の手入れを行い、直送
のローラテーブル5に戻して塗装機3、乾燥炉4により
表裏両面の同時塗装と乾燥を行う。
【0004】鋼板の搬送手段としては、ローラテーブル
やチェーンコンベヤが一般的である。図2のように反転
して片面ずつ塗装を行うラインの場合は、塗装する面が
常に上向きであるから特に搬送上の問題はないが、図3
のように鋼板を反転せずに上下面を塗装するラインにお
いては、鋼板先尾端の垂れ下がりにより、塗装後の鋼板
の裏面両端部分にすり疵状の塗装欠陥が発生しやすい。
これを図4により説明すると、51はテーブルローラ、3
は上下塗装ノズル32a 、32b を有する塗装機、4は乾燥
炉、53はコンベヤ、Pは鋼板、Aはその先端部である。
まだ塗料が乾いていない塗装機3の直後には下面に搬送
ローラを配置できないため、乾燥炉4出側のコンベヤ53
を極力乾燥炉4の中へ挿入して乾燥段階から鋼板を支持
するようにする必要がある。それでも、鋼板先尾端の多
少の垂れ下がりは避けられず、出側コンベヤ53に乗り移
る際にすり疵による塗装欠陥が発生するので、対策が望
まれていた。
【0005】一方、特開昭62−168566号公報によれば、
搬送路上方に多数の電磁石を配設し、鋼板をこの電磁石
により吸引浮上させるとともに電磁石の励磁を切替えな
がら搬送し、浮遊状態で鋼板の表裏面の塗装を行うこと
が記載されている。この発明においては、搬送路下方に
距離検出器を設置して鋼板までの距離を検出し、検出結
果にもとづいて電磁石の電流を制御するのであるが、ロ
ーラ等に支持されていないため浮遊状態において上下方
向にハンチングが起こり、塗装むらが発生するばかりで
なく、出側で通常のローラテーブルに移載される際にも
鋼板にすり疵が付きやすいなどの問題点があり、実用化
には至っていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解消し、先尾端の垂れ下がりがなく、かつ鋼板を安
定して移送することのできる塗装ラインにおける鋼板の
搬送方法およびその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の問題点
を解消するため、反転せずに表裏両面を塗装する塗装機
の出側にマグネットローラを配設して、鋼板を上方に吸
着するようにした。すなわち本発明の塗装ラインにおけ
る鋼板の搬送方法は、鋼板の両面を塗装する塗装ライン
において、鋼板をローラテーブルにより水平方向に搬送
しながらまず上面の塗装および上面の乾燥を行い、引き
続いて下面の塗装および下面の乾燥を行いながら、上方
に配設したマグネットローラに吸着させて出側コンベヤ
上方まで搬送することを特徴とする。
【0008】また、本発明の塗装ラインにおける鋼板の
搬送装置は、鋼板の上面を塗装する第1の塗装機、上面
の乾燥を行う第1の乾燥炉、下面を塗装する第2の塗装
機、下面の乾燥を行う第2の乾燥炉、出側コンベヤがこ
の順に鋼板進行方向に直列に配置された鋼板の両面を塗
装する塗装ラインにおいて、下面の乾燥を行う第2の乾
燥炉の出側コンベヤに近接した位置のパスライン上方に
マグネットローラを配設したことを特徴とする塗装ライ
ンにおける鋼板の搬送装置である。
【0009】
【作 用】本発明によれば、下面に塗膜のない第1の乾
燥炉付近までは従来どおり鋼板をローラテーブルで支持
し、第2の乾燥炉付近から出側コンベヤまでの間、すな
わち鋼板下面に塗装が行われ、その塗膜が乾燥しない間
は鋼板を上方のマグネットロールで吸着支持するように
したので、鋼板の先尾端の垂れ下がり現象の発生がな
く、塗膜のすり疵も発生しない。
【0010】また、鋼板は浮遊しているのではなくマグ
ネットローラに吸着されているからその高さ方向の位置
は安定しており、円滑に出側コンベヤに乗り移ることが
できる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。図
1は塗装ラインを示す配置図で、各符号はこれまでと同
じものを使用したほか、52はマグネットローラである。
塗装ブース31a 内に塗装ノズル32a を設けた第1の塗装
機3a、第1の乾燥炉4a、塗装ブース31b 内に塗装ノズル
32b を設けた第2の塗装機3b、第2の乾燥炉4b、出側コ
ンベヤ53がこの順に直列に配置されており、鋼板Pは図
の左から右へ搬送される間に両面を塗装される。第2の
乾燥炉の出側コンベヤ53に近接した位置のパスライン上
方にマグネットローラ52が配設されている。
【0012】上面塗装用の塗装ノズル32a により上面を
塗装された鋼板Pは、直ちに第1の乾燥炉4aに進入して
乾燥され、続いて下面塗装用の塗装ノズル32b により下
面を塗装されて第2の乾燥炉4bに進入する。塗装ノズル
32b から第2の乾燥炉4bの間では、下側の塗料が乾いて
いないのでテーブルローラ51は配置できない。第2の乾
燥炉4bにおいて下面の塗膜の乾燥を行うが、上面はすで
に乾燥工程を終わっているので、乾燥炉4b内のパスライ
ン上方にマグネットローラ52を設置して進行中の鋼板P
を上方へ吸着させても上面の塗膜に欠陥は生じない。マ
グネットローラ52により鋼板Pを吸着させながら右方向
に搬送し、出側コンベヤ53上で開放して引き渡すように
したので、鋼板先尾端の垂れ下がりがなく、これに伴う
塗膜のすり疵発生を防止できる。
【0013】マグネットローラ52は1本でもよいが、複
数本設置するようにすればさらに有効である。また、マ
グネットローラ52はその表面に鋼板Pを吸着させたま
ま、回転により移送するのであるから、磁力が多少強す
ぎても特に支障はなく、また、磁石は永久磁石、電磁石
いずれでもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、塗装後の鋼板先尾端の
垂れ下がりが防止されるため塗膜のすり疵発生がなくな
り、これを修復するためのタッチアップ作業も削減され
るため作業効率が向上するなどのすぐれた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す塗装ラインを示す配置図
である。
【図2】従来の塗装ラインの配置を示す平面図である。
【図3】同じく従来の塗装ラインの配置を示す平面図で
ある。
【図4】従来の塗装ラインにおける問題点を示す塗装ラ
インの部分断面図である。
【符号の説明】
1 予熱炉 2 ショットブラスト 3 塗装機 4 乾燥炉 5 ローラテーブル 6 反転機 7 手入れ床 31 塗装ブース 32 塗装ノズル 51 テーブルローラ 52 マグネットローラ 53 コンベヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板の両面を塗装する塗装ラインにおい
    て、鋼板をローラテーブルにより水平方向に搬送しなが
    らまず上面の塗装および上面の乾燥を行い、引き続いて
    下面の塗装および下面の乾燥を行いながら、上方に配設
    したマグネットローラに吸着させて出側コンベヤ上方ま
    で搬送することを特徴とする塗装ラインにおける鋼板の
    搬送方法。
  2. 【請求項2】 鋼板の上面を塗装する第1の塗装機(3
    a) 、上面の乾燥を行う第1の乾燥炉(4a)、下面を塗
    装する第2の塗装機(3b) 、下面の乾燥を行う第2の乾
    燥炉(4b)、出側コンベヤ(53)がこの順に鋼板進行方
    向に直列に配置された鋼板の両面を塗装する塗装ライン
    において、下面の乾燥を行う第2の乾燥炉(4b) の出側
    コンベヤ(53) に近接した位置のパスライン上方にマグ
    ネットローラ(52)を配設したことを特徴とする塗装ラ
    インにおける鋼板の搬送装置。
JP10568795A 1995-04-28 1995-04-28 塗装ラインにおける鋼板の搬送方法およびその装置 Pending JPH08299868A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000592A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Sintokogio Ltd 一般構造用圧延鋼の処理方法およびその設備
CN109821691A (zh) * 2018-12-25 2019-05-31 山东艾弗森特智能设备制造有限公司 钢结构智能喷涂生产线
CN110665725A (zh) * 2019-10-31 2020-01-10 重庆市佳禾家具制造有限公司 家具上漆流平生产线

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