JPH08299183A - コーヒーバッグ - Google Patents
コーヒーバッグInfo
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- JPH08299183A JPH08299183A JP7062009A JP6200995A JPH08299183A JP H08299183 A JPH08299183 A JP H08299183A JP 7062009 A JP7062009 A JP 7062009A JP 6200995 A JP6200995 A JP 6200995A JP H08299183 A JPH08299183 A JP H08299183A
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
細繊維を含むフィルターシートからなる部分及び、炭酸
ガス透過度が該フィルターシートの2倍以上であるシー
トからなる部分から構成され、コーヒーバッグ内部に蓄
積した炭酸ガスの放出性に優れたコーヒーバッグであ
る。またはコーヒーバッグが長方形或いは上部が3角形
下部が長方形であり、バッグの上部に炭酸ガス透過性が
高いシートからなる部分が設けられ、更にバッグの上端
にタッグ糸が取り付けられている。 【効果】本発明のハッグはコーヒーを抽出する間、バッ
グの内部で発生した多量の炭酸ガスを炭酸ガス透過度が
高いシートから迅速に放出されるため、お湯が冷えない
間にコーヒーを充分に抽出することができる。また、抽
出されたコーヒー液は超極細繊維を含むフィルターシー
トで濾過されるため、風味を阻害するコーヒー粒子の残
渣や油脂が含まれることがない。
Description
ものである。特に熱湯をそそいだ時、コーヒー粒子の残
渣が外部にもれ出して味をそこねたり、或いは内部の空
気や発生した炭酸ガスのため抽出が不充分となり易い場
合に効果的なバッグに関するものである。
に充填し、これにお湯をそそぐ飲用法が急速に増加して
いる。コーヒーバッグについても多くの方法が開示され
ているが、現在最も広く用いられているネルドリップ法
或いはペーパーフィルター法にくらべて尚問題点が多
く、紅茶や緑茶のバッグのようには普及していない。
使用する場合、紅茶等と同様に紙や不織布が使用されて
いるが、お湯をそそいだ時、微粉末がもれ出し、或いは
油脂がカップの表面に浮き、味やコクを損ねるためであ
る。
するとバッグの内部にお湯がなかなか浸透せず、バッグ
がカップの表面に浮き上がることが多く、その間に湯温
が急速に低下するため、抽出効果が不充分となる。これ
はバッグ内の残存空気及びコーヒー粉末が、お湯にふれ
て発生する炭酸ガスによるためである。従って、バッグ
内のガスを抜け易くして、お湯が急速に内部に浸透でき
るようにする必要がある。
て実開昭55-129667 号公報によれば紙、不織布、織布等
で「網目の孔の長辺で測定し80μ以上の孔の数を 6個/1
cm2以下とし、かつ通気度50〜1300 l/min/100 cm2」を
使用するとコーヒーの微小粉末のもれ出しが防止でき充
分な抽出効果が得られる旨述べられている。これはフィ
ルターに小数の比較的大きな網目をつくり、熱湯が急速
に内部に浸透できるようにしたためと考えられる。その
他、不織布を使用したバッグが多数開示されている。
紅茶等程広く使用されていない。それはお湯がバッグ内
に急速に浸透しないこと、内部に残存した空気及びコー
ヒー粉末がお湯にふれて発生する炭酸ガスが容易に抜け
ないためバッグが浮き上がり抽出が不充分となること、
更にコーヒー粉末の微粒子及び油脂がもれ出して、味や
コクを損なうためである。本発明はこれらの問題点に鑑
み、コーヒーをいれるときに発生する炭酸ガスの放出を
容易にし、これによって味、コクが優れ、かつ清澄なコ
ーヒー液を得ようとするものである。
湯をそそいだときバッグの内部で発生する炭酸ガスの放
出方法及びお湯を急速にバッグの内部に浸透させる方法
及びフィルターの材質について種々研究した。
0.2 デニール以下の超極細繊維を含むフィルターシート
からなり、その他の部分は炭酸ガス透過性がそのフィル
ターシートの2倍以上のシートからなる構成とすれば、
コーヒー粒子を抽出する際発生した炭酸ガスは透過性が
高いシートを通って容易にバッグ外に放出されるため、
お湯のバッグ内への浸透を妨げず、更にバッグの内部で
抽出されたコーヒー液は超極細繊維を含むフィルターシ
ートを透過してバッグ外に出るため、味やコクに優れ、
コーヒー粒子の残渣や油脂を含まないコーヒー液が得ら
れることを見出した。
ッグの形状、構造等について研究して本発明に到達し
た。
ール以下の超極細繊維を含むフィルターシートからなる
部分及び、炭酸ガス透過度が該フィルターシートの2倍
以上であるシートからなる部分から構成され、コーヒー
バッグ内部に蓄積した炭酸ガスの放出性に優れたコーヒ
ーバッグである。またはコーヒーバッグが長方形或いは
上部が3角形下部が長方形であり、バッグの上部に炭酸
ガス透過性が高いシートからなる部分が設けられ、更に
バッグの上端にタッグ糸及びタッグを取り付けたもので
ある。
コーヒーバッグをカップに浸漬するとき、上側となる部
分をいう。
ル以下の超極細繊維を含むフィルターシート(以下ベー
スシートという)と炭酸ガス透過度が高いシートの2つ
の部分から構成されている。ベースシート及び炭酸ガス
透過度が高いシートの組成は、紙、織布、編物及び不織
布でもよく、またその素材は天然繊維、合成繊維或いは
これらの複合物でもよい。しかしてベースシートは繊度
が約0.2 デニール以下の超極細繊維を含んでいることが
必要である。同一目付の不織布で超極細繊維を含むもの
及び含まないもので、コーヒー粒子を抽出すると、後者
はコーヒーの表面に油脂がはっきり浮いていることが認
められ、味及びコクが著しく損なわれる。しかし、繊度
0.2 デニール以下の極細繊維を含有する場合はコーヒー
の表面に油脂が浮かず味やコクも優れている。これは極
細繊維束中の強い毛細管現象により油脂分が吸着補そく
されるためと考えられる。油脂の補そく力は繊度が細い
程高くなる。従って繊度は好ましくは 0.1デニール以
下、より好ましくは 0.01 〜0.05デニールである。
なわち、炭酸ガス透過度の高い部分はベースシートに対
し炭酸ガス透過度2倍以上とする必要がある。ここで炭
酸ガス透過性とは同一条件で炭酸ガスを透過させたとき
の通過量の比率を指しているが、ここでは本発明者は常
温で圧力が 0.5cm・ H2O、濾過面積 0.5cm2 、10秒間の
透過量を測定し、ベースシートの透過量との比率で表示
している。
グにお湯をそそいだとき、お湯の内部への浸透速度及び
内部のガスが抜けてお湯と置換される迄の時間が長くか
かり、その間に湯温が急速に低下するため抽出速度すな
わちコーヒーのでかたが著しく悪くなる。バッグにお湯
をそそいだ時、いかに急速に内部に浸透させ,且つガス
を抜いて内部をお湯で置換するかがコーヒーをいれると
きの支配的要因である。しかして、ベースフィルターと
して、コーヒーの微粒子及び油脂が外へもれ出さず、味
やコクが優れたコーヒー液が得られるフィルターを基準
として、上記に述べたような機能を充分に発揮させるた
めには炭酸ガス透過度が高いシートは、ベースシートの
2倍以上の炭酸ガス透過度をもたせる必要がある。この
シートの炭酸ガス透過度は高い程好ましいが、余り高く
なるとシートの目が粗になるため却ってコーヒーの微粒
子がもれ出し味を損なうおそれがある。
び炭酸ガス透過度が高いフィルターはその組成が紙、織
物、編物或いは不織布のいづれの場合も略均一な構造を
有するもので、従来の技術で引用した実開昭55-129667
号に記載されているように特定の大きさの細孔を数ケ/
cm2 以下含ませそれによって熱湯の浸透を促進させよう
とするものではなく、均一な組成で且つ炭酸ガス透過度
が高い部分を設けて、バッグの内部で発生した炭酸ガス
を迅速に放出してバッグの内部に浸透させるようにした
ものである。
うな極めて細い繊維が開発され、不織布製造技術の進歩
と相まって、コーヒーの抽出に使用する場合もネルドリ
ップに匹敵するような品質のコーヒーが得られ、且つ抽
出速度を非常に速くすることが可能となった。
製造され、また繊維の成分はポリプロピレン、PET(ポリ
エチレンテレフタレート)等である。
フィルターシートの組織は特に限定しない。織物、編物
或いは不織布またはそれらの複合シートの何れでもよ
い。繊維が極めて細いためその加工性及び濾過性を考慮
すれば不織布が最も好ましい。
極細繊維からなる不織布は極めて薄いものであるからこ
の不織布のみではシートの強度が充分でない。このため
支持層として1〜3デニールの繊維で作られた不織布と
積層して使用されることが多い。
編物或いは不織布またはそれらの複合シートの何れでも
よいが、超極細繊維を含む不織布と積層する場合その加
工性より不織布が好ましい。また濾過抵抗が低く機械的
性質が優れた支持層としては、例えば芯鞘型等の構造性
を有する複合繊維の不織布が好ましい。これらの複合繊
維としては例えば芯鞘型構造を有するPP・PE複合繊維
(PPポリプロピレンが芯、PEポリエチレンが鞘)、PP・
PET (PPが鞘、PET ポリエチレンテレフタレート芯)或
いは低融点 PET・PET (低融点 PETが鞘、PET が芯)等
である。
トとして例えば、メルトブロー法で得られた平均 0.1デ
ニールのポリプロピレン繊維からなる目付 4〜10 g/m2
の不織布と、平均1.75デニールのPP・PEの芯鞘型の複合
繊維からなる目付10〜20 g/m2のサーマルボンド不織布
との積層シートである。
T 複合繊維不織布積層シート或いは0.1 デニールPP不織
布−低融点 PET・PET 複合繊維不織布積層シート等も使
用可能である。
む不織布の2倍以上であるフィルターシートとしては、
そのシートの支持層として使用した、濾過抵抗の低い機
械的性質に優れた複合繊維不織布が好適である。この不
織布は炭酸ガスの透過度にも極めて優れている。また、
炭酸ガス透過度が優れたフィルターシートとして、超極
細繊維を含む不織布にも含まれている支持層を単独で使
用することは,経済性の点からも好ましい。
せず、どのような形状のバッグでもよいが、コーヒーを
抽出するときバッグの内部で発生した多量の炭酸ガスを
迅速にバッグより放出し,お湯のバッグ内への浸透を促
進させるためにはバッグの形状が長方形或いは上部3角
形、下部長方形で、タッグをつまんでバッグを吊り下げ
たとき、バッグの上側となる部分に炭酸ガス透過度が優
れたシートが配置されている構造が好ましい。
る場合、タッグをつまんでお湯をそそいだコーヒーカッ
プに浸漬するか、またはコーヒーバッを吊るして空のコ
ーヒーカップの上に保持し、そこへお湯をそそぐ場合が
多い。
上側に設けられているためコーヒー粒子の抽出時発生し
てバッグの内部に蓄積した多量の炭酸ガスはこの部分か
ら容易に放出される。このためバッグが液面に浮いたま
まの状態となることなくバッグの内部へのお湯の浸透が
促進されて、お湯が冷めない間にコーヒー粒子がお湯と
充分に接触させられるため抽出速度が著しく増大する。
ど極細繊維を含むフィルターシートで濾過されるため、
風味がよくコクがあり、またコーヒーの風味を阻害する
コーヒー残渣の微粒子や油脂を含まない。
フィルターシートからなる部分と、炭酸ガス透過度が高
いシートからなる部分との境界に不透過性シートからな
る領域を設けることができる。
使用する場合、コーヒーを抽出する間液面を不透過性シ
ートの領域の上端以下に保持すれば、発生した炭酸ガス
は上部の炭酸ガス透過度が高いシートより抜け、得られ
たコーヒー液は全量極細繊維を含むフィルターシートの
みで濾過されたものである。
ー粒子の残渣や油は全く含まれることがなく、風味やコ
クに優れたコーヒーを簡単に調整することが可能であ
る。
説明する。
の(a) 、(b) に本発明のコーヒーバッグの一態様の正面
図及び側面図を示す。図3に本発明のコーヒーバッグの
一態様の正面図を示す。
m、巾 5.8cmで、これらのバッグのフィルターシートの
素材はいずれも超極細繊維を含むフィルターシート2と
炭酸ガス透過度がシート1の2倍以上であるシート3の
2種類からできている。超極細繊維を含むフィルターシ
ート2はメルトブロー法で得られた平均 0.1デニールの
ポリプロピレン繊維からなる目付4〜6 g/m2 の不織布
と、平均 1.75 デニールのポリプロピレン・ポリエチレ
ンの芯鞘型の複合繊維からなる目付 15.0 g/m2のサーマ
ルボンド不織布の積層シートである。
倍以上であるシートとしては、前記のポリプロピレン・
ポリエチレン複合繊維からなるサーマルボンド不織布の
みをそのまま単独で使用している。
極細繊維を含む不織布積層シートの10.5倍である。
フィルターシート3、下部はフィルターシート2からな
り、背面図の素材及び構成は正面図と全く同一である。
バッグの左右の縁4は超音波溶断機によって融着・溶断
してバッグの縁を形成させたものであり、バッグの下端
5はシートの折目となっている。
た同一の品質及び粒度分布を有するコーヒー粒子をそれ
ぞれ5g づつ入れた後、バッグの上端6をヒートシール
することによって封入している。
が融着され、糸の先端にはタッグ9が取り付けられてい
る。バッグを使用するときはタッグ9を指でつまんでバ
ッグをコーヒーカップに浸漬して攪拌できるようになっ
ている。
状態では、コーヒー粒子はバッグの高さの略半分ぐらい
の位置迄たまっており、抽出時はバッグの 2/3ぐらい迄
お湯に浸漬して、攪拌して抽出した。
シートが全て超極細繊維を含むフィルターシート2のみ
からなっている他、図1のバッグと同様である。
の上部に短冊状に炭酸ガス透過度が高いフィルターシー
ト3が取り付けられている他は、背面は全て超極細繊維
を含むフィルターシート2からなっている。
ッグを示したものでバッグの正面、背面共に全て超極細
繊維を含むフィルターシート2のみからなっている。
糸融着部8及びタッグ9の仕様は全て実施例1(図1)
と同一である。
まんで吊るし、それぞれ90℃のお湯150 mlを入れた同一
サイズのコーヒーカップに、バッグのコーヒー粒子が充
填されている部分は充分にお湯の中に浸漬され(バッグ
の高さの 2/3ぐらい迄浸漬)、上部が少しお湯の面から
浮いているようにし、お湯をバッグで攪拌するようにし
てコーヒーを抽出した。
も、内部のガスが容易に抜けず、バッグがお湯の面に浮
いて容易に所定の状態迄沈まなかった。実施例1〜3の
バッグは内部にガスがたまらず、所定の位置迄容易に沈
み、コーヒー粒子の抽出が順調であった。
比較例1の他実施例1〜3の他もコーヒー液中に微粒子
は殆ど混入せず、また液面に油脂の浮遊が認められなか
った。
るため、3分間抽出後コーヒー液の糖度をブリックス糖
度計で測定した。
1.31 、実施例2は 1.30 、実施例3は 1.28 、比較例
1は 1.00 であった。
トを有する本発明のバッグはコーヒーをいれる時内部で
発生する炭酸ガスが容易に抜けてバッグの内部に蓄積せ
ず、スムースにコーヒーが抽出されることがわかる。
様の正面図を示す。
部は長方形であり、その上部は炭酸ガス透過度が高いシ
ート3からなり、下部は超極細繊維を含むフィルターシ
ート2からなっている。また、これらのバッグの背面図
の形状は正面図と同一であり、素材も正面図の素材と同
一である。バッグの長方形部分のサイズはいずれも図1
のバッグと同じである。
2としては、メルトブロー法で得られた平均 0.05 デニ
ールの PET (ポリエチレンテレフタレート) 繊維からな
る、目付4〜6 g/m2 の不織布と、平均 2.0デニールの
PP-PET (ポリプロピレン−ポリエチレンテレフタレー
ト) の芯鞘型複合繊維からなる目付13〜18 g/m2 のサー
マルボンド不織布との積層シートである。
倍以上のフィルターシート3としては、前記のPP-PETの
複合繊維からなるサーマルボンド不織布をそのまま使用
している。
極細繊維を含む不織布積層シートの17.5倍である。
ーヒー粒子充填後のバッグをヒートシールによってシー
ルしているが、その他の縁は超音波溶断機により溶断・
融着されている。
後粉砕した同一の品質、粒度分布を有するコーヒー粒子
がそれぞれ6gづつ封入されている。
法でコーヒーをいれた。バッグはお湯に浸漬した時内部
にガスがたまらず、所定の位置迄容易に沈んだ。またコ
ーヒー液中への微粒子の混入は殆どなく、液面に油脂の
浮遊も認められなかった。
定した結果、 1.30 で抽出が良好であった。
一態様の正面図を示す。また、図7に本発明のその他の
一態様の平面図を示す。
で上半部は炭酸ガス透過度が高いシート3からなり、下
半部は超極細繊維を含むフィルターシート2からなって
いる。このバッグの全体の形状は円盤投げに使用する円
盤状である。従って、これらのバッグの背面図の形状は
正面図と同一であり、素材も正面図の素材と同一であ
る。
のみとした構造とすることもできる。
は円形で、図の上半部は炭酸ガス透過度が高いシート3
からなり、図の下半部は超極細繊維を含むフィルターシ
ート2からなっている。このバッグの全体の形状も実施
例5と同様に円盤投げに使用する円盤状である。従っ
て、これらのバッグの底面図の形状は正面図と同一であ
る。背面図の素材は全て超極細繊維を含むフィルターシ
ート2のみからなっている。
ターシート2及び炭酸ガス透過度が高いシート3には、
いずれも実施例4と同一の素材を使用している。コーヒ
ー粒子の充填量その他は実施例1と同様である。
し、コーヒー液の糖度をブリックス糖度計で測定した結
果、実施例5は 1.31 、実施例6は 1.30 で良好であっ
た。また、コーヒーの残渣粒子や油脂の漏出は殆ど認め
られなかった。
その他の一態様の正面図を示す。
形の突起があり、下部は長方形になっている。上部の3
角形の突起は炭酸ガス透過度が高いシート3からなり、
下部の長方形の部分は超極細繊維を含むフィルターシー
ト2からなっている。また、これらのバッグの背面図の
形状は正面図と同一であり、素材も正面図の素材と同一
である。バッグの長方形部分のサイズはいずれも図1の
バッグと同じである。
形で右側の短冊状の部分は炭酸ガス透過度が高いシート
3からなり、その他の部分は超極細繊維を含むフィルタ
ーシート2からなっている。このバッグの背面図の形状
は正面図と左右対称であり、素材も正面図の素材と同一
である。
のみとした構造とすることもできる。
ーシート2及び炭酸ガス透過度が高いシート3の素材と
しては実施例1と同一のシートを使用している。
し、コーヒー液の糖度をブリックス糖度計で測定した結
果、実施例7は 1.30 、実施例8は 1.31 で良好であっ
た。また、コーヒーの残渣粒子や油脂の漏出は殆ど認め
られなかった。
その他の一態様の正面図を示す。
形の突起があり、下部は長方形になっている。上部の3
角形の突起は炭酸ガス透過度が高いシート3からなり、
下部の長方形の部分は超極細繊維を含むフィルターシー
ト2からなっている。また、これらのバッグの背面図の
形状は正面図と同一であり、素材も正面図の素材と同一
である。バッグの長方形部分のサイズはいずれも図1の
バッグと同じである。
て、メルトブロー法で得られた平均0.1デニールのポリ
プロピレン繊維からなる目付4〜6 g/m2 の不織布と、
平均2.0デニールの低融点 PET・PET の芯鞘型複合繊維
からなる目付10〜22 g/m2 のサーマルボンド不織布との
積層シートを使用し、また、炭酸ガス透過度が前記のシ
ートの2倍以上であるフィルターシートとして前記の低
融点 PET・PET の複合繊維からなるサーマルボンド不織
布をそのまま使用した。このシートの炭酸ガス透過度は
11.0 倍であった。
び図11(実施例10)のバッグを作成した。炭酸ガス透過
度の高いシートでつくられたバッグ上部の3角形の頂部
はカシメられ丁度炭酸ガスを抜くための煙突のような形
状になっている。
予めシートの一部をカレンダー処理して不透性とした領
域が設けられている。コーヒーをいれるとき液面をこの
領域の上端以下に保持すれば、得られたコーヒー液は全
量シート2で濾過されたもののみが得られる。
し、コーヒー液の糖度をブリックス糖度計で測定した結
果、実施例8は 1.31 、実施例9は 1.30 であった。
面には油脂の浮遊も認められてかった。
間、バッグの内部で発生した多量の炭酸ガスを炭酸ガス
透過度が高いシートから迅速に放出されるため、お湯が
冷えない間にコーヒーを充分に抽出することができる。
また、抽出されたコーヒー液は超極細繊維を含むフィル
ターシートで濾過されるため、風味を阻害するコーヒー
粒子の残渣や油脂が含まれることがない。
す。
Claims (4)
- 【請求項1】 コーヒーバッグが繊度0.2 デニール以下
の超極細繊維を含むフィルターシートからなる部分及
び、炭酸ガス透過度が該フィルターシートの2倍以上で
あるシートからなる部分から構成され、コーヒーバッグ
の内部に蓄積した炭酸ガスの放出性に優れたコーヒーバ
ッグ。 - 【請求項2】 長方形のコーヒーバッグが繊度0.2 デニ
ール以下の超極細繊維を含むフィルターシートからなる
部分及び、炭酸ガス透過度が該フィルターシートの2倍
以上であるシートからなる部分から構成され、バッグの
上部の少なくとも1部分が炭酸ガス透過度が高いシート
であり、更にバッグの上端にタッグ糸を取り付け、その
先端にタッグを取り付けてなる、コーヒーバッグの内部
に蓄積した炭酸ガスの放出性に優れたコーヒーバッグ。 - 【請求項3】 上部が要すれば先端をカシメた3角形、
下部が長方形であるコーヒーバッグが繊度0.2 デニール
以下の超極細繊維を含むフィルターシートからなる部分
及び、炭酸ガス透過度が該フィルターシートの2倍以上
であるシートからなる部分から構成され、バックの上部
の3角形の部分の少なくとも1部分が炭酸ガス透過度が
高いシートであり、更にバッグの上端にタッグ糸を取り
付け、その先端にタッグを取り付けてなる、コーヒーバ
ッグの内部に蓄積した炭酸ガスの放出性に優れたコーヒ
ーバッグ。 - 【請求項4】 コーヒーバッグの繊度0.2 デニール以下
の超極細繊維を含むフィルターシートからなる部分と、
炭酸ガス透過度が該フィルターシートの2倍以上である
シートからなる部分との境界に不透過性シートからなる
領域を設けた請求項1、2及び3記載のコーヒーバッグ
の内部に蓄積した炭酸ガスの放出性に優れたコーヒーバ
ッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07062009A JP3105756B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | コーヒーバッグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07062009A JP3105756B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | コーヒーバッグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08299183A true JPH08299183A (ja) | 1996-11-19 |
JP3105756B2 JP3105756B2 (ja) | 2000-11-06 |
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ID=13187735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07062009A Expired - Lifetime JP3105756B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | コーヒーバッグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3105756B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000336570A (ja) * | 1999-05-28 | 2000-12-05 | Kuraray Co Ltd | 生分解性を有するコーヒー抽出用シート材料 |
EP1238925A1 (de) * | 2000-12-29 | 2002-09-11 | Frank Dr. Dehler | Anfasslasche für Teeaufgussbeutel |
JP2009125988A (ja) * | 2007-11-20 | 2009-06-11 | Yamanaka Sangyo Kk | 底部ギャザー付コーヒーバッグ |
JP2011255924A (ja) * | 2010-06-09 | 2011-12-22 | Fuso Sangyo Kk | 包装材シートおよび抽出用バッグ |
JP2018008722A (ja) * | 2016-07-14 | 2018-01-18 | オアシス珈琲有限会社 | コーヒー抽出バッグ、コーヒー抽出方法 |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP07062009A patent/JP3105756B2/ja not_active Expired - Lifetime
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