JPH08298711A - 電気機器の取付構造 - Google Patents

電気機器の取付構造

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JPH08298711A
JPH08298711A JP7098706A JP9870695A JPH08298711A JP H08298711 A JPH08298711 A JP H08298711A JP 7098706 A JP7098706 A JP 7098706A JP 9870695 A JP9870695 A JP 9870695A JP H08298711 A JPH08298711 A JP H08298711A
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JP
Japan
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bolt
peripheral wall
wire harness
nut
electric
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Pending
Application number
JP7098706A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Shimizu
一宏 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボルトとワイヤーハーネスとの干渉をなくし
て該ワイヤーハーネスの破損や噛み込みを防止すること
により、品質の向上が図れる電気機器の取付構造を得
る。 【構成】 ボルト締付部20に、ボルト側面外方に位置
する周壁22を立設すると共に、ボルト挿通時にボルト
下方に位置する前記周壁22の先端が上方へ屈曲された
屈曲壁24を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気接続箱等の各種電
気機器を、車体のパネル等にボルト固定する電気機器の
取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車体には、各種電気機器が取
り付けられている。これら電気機器は、一般にボルト固
定されて化粧板やインストルメントパネル(以下、単に
パネルと呼ぶ)等に固定される。この種の電気機器の取
付構造で、鉛直パネル面に取り付けられた電気接続箱の
一例を図7により説明する。電気接続箱1は、絶縁樹脂
性の本体2上に、各種リレーやコンデンサ、或いはヒュ
ーズ等の電気部品3が装着され、さらに、他の電装品と
の接続を行うためのワイヤーハーネス4がコネクタ結合
されている。また、本体2上の電気部品3に電源供給等
を行うワイヤーハーネス5が直接接続されている。前記
の電気接続箱1は、例えばパネル6に固設されたブラケ
ット7を貫通し、かつボルト締付部8に挿通されたボル
ト9をナット10で締め付け、特殊工具等を必要としな
い簡便な方法で取り付けできた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
電気機器の取付構造では、ボルト固定するナット10が
本体2より突出していたため、このナット10付近を通
って配索されるワイヤーハーネス4と干渉してワイヤー
ハーネス4を破損させた。また、ボルト締付時にワイヤ
ーハーネス4の噛み込みが生じたりした。さらに、ボル
ト締付部8が狭い上にワイヤーハーネス4との干渉によ
り、取付作業がし難かった。特に、例示の鉛直パネル面
に取り付けるような場合、取付作業の失敗によりボルト
・ナットは狭隘なエンジン部に落下して取り出し困難に
された。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、ボ
ルト締付部にワイヤーハーネスとの干渉を防止する干渉
防止構造を設けた電気機器の取付構造を提供し、もって
品質向上および取付作業性の向上を図ることを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る電気機器の取付構造は、パネル等を介し
て電気接続箱等のボルト締付部に挿通したボルトの側面
外方にワイヤーハーネス干渉防止用の周壁を立設すると
共に、該周壁の少なくとも一部分をボルト側へ近づける
ように延設したことを特徴とする。或いは、パネル等の
鉛直面に電気接続箱等を固着し、ボルト締付部の貫通孔
に挿通した前記ボルトの下方側に位置する前記周壁を上
方へ曲げてボルト脱落防止用の屈曲壁を構成したことを
特徴とするものであってもよい。或いは、前記周壁およ
び屈曲壁で形成される空間部位が前記ボルトと螺合する
ナットを収容できる最小限の大きさに設けられているこ
とを特徴とするものであってもよい。
【0005】
【作用】ボルト締付部にはボルト周囲を覆うように周壁
が設けられ、この周壁に、ワイヤーハーネスが当接する
ので、ボルト締付部に挿通されたボルトはワイヤーハー
ネスとの干渉が防止される。また、ボルト締付部が周壁
によって区画され、他の部位・部材と実質的に分離され
ているので、締付作業を容易にすると共に、ワイヤーハ
ーネスの噛み込みを防止できる。さらに、周壁の一部は
落下するナットを受けてこれを収容するようにしている
ので、ナットの取り出しを容易にして組付作業性を向上
できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る電気機器の取付構造の好
適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は本
発明による電気機器の取付構造を示し、(A)は要部平
面図、(B)は要部断面図である。また、図2は図1の
電気機器の取付時の様子を示した要部断面図である。な
お、本実施例では、電気機器として電気接続箱を適用
し、この電気接続箱は、先の図7に示したものとボルト
締付部を除いて同一に構成されている。従って、同一箇
所には同一符号を付して説明は省略する。また、この電
気接続箱は、鉛直なパネル面に固定されるものとして説
明する。
【0007】図1において、電気接続箱1Aは、本体2
が絶縁材の樹脂成形により略矩形体の箱状に構成され、
該本体2上に各種電気部品3(図7参照)等が装着され
ると共に、内部に不図示の積層回路体を収納して構成さ
れる。本体2はその一端側において電気部品3等が装着
される上面側に突出し、かつ幅狭に構成されたボルト締
付部20を有する。ボルト締付部20には貫通孔21が
透設されると共に、貫通孔21にボルト23を挿通した
際、ボルト23の側面外方に位置して該貫通孔21を取
り囲むように立設されたワイヤーハーネス干渉防止用の
周壁22を有する。この周壁22の高さは、ボルト締付
部20より突出する後述のボルト23先端部より高く設
定されている。また、周壁22はボルト23の下方側に
位置する部分の先端部が上方へ折り曲げられた形状で延
設され、屈曲壁24を構成している。なお、貫通孔21
は上下方向に伸びた長孔に構成され、パネル取付時の位
置合わせを容易にしている。また、符号25で示す穴
は、成形時のスライド・コアを抜くためのものである。
【0008】ボルト締付部20が前記のとおり構成され
た電気接続箱1Aは、各種電気部品3の装着やワイヤー
ハーネスのコネクタ結合等が行われて組立られた後、パ
ネル27の所定位置に位置合わせされ、ボルト23先端
がパネル27側より該パネル27を介して貫通孔21に
挿通される。ナット26がボルト締付部20より突出し
たボルト23に螺合され、電気接続箱1Aは取り付けが
完了する。この際、ボルト締付部20に露出したボルト
23およびナット26は周壁22内に位置し、かつ該周
壁22で囲まれている。従って、ボルト23およびナッ
ト26は、図2に示すように、ワイヤーハーネス4との
干渉が防止されているため、ボルト固定を良好にすると
共に、ワイヤーハーネス4の破損を防止する。
【0009】一方、屈曲壁24は周壁22との間にバケ
ット状の空間部位を構成しており、図3に示すように、
ナット26が締付け作業の失敗等によりボルト23位置
より周壁22上に落下した場合、このナット26の周壁
22上からさらに下方位置へのこぼれ落ちを阻止して空
間部位内に押し止める。従って、ナット26は作業者に
よって容易に回収され、ボルト締め付け作業が向上す
る。
【0010】図4は、本実施例に適用されるナット26
を示したもので、図示のような鍔付ナットが用いられ
る。このナット26は、座面の直径Dが例えば13mm
に構成され、ナット高さHが3mmに構成されている。
従って、周壁22と屈曲壁24とで構成される前記の空
間部位は、図5に示すように、ナット(ボルト)26を
収容できる最小限の大きさとして、屈曲壁24高さH1
が同じ3mmに構成され、周壁22高さD1がクリアラ
ンスを含んで14mmに構成されていることが望まし
い。この結果、図5(A)および(B)に示すとおりナ
ット26はいずれの姿勢においても空間部位内に保持さ
れる。なお、空間部位を、ナットが収容できる最小限の
大きさにする理由は、機器全体の大型化を阻止すること
による。
【0011】図6はボルト締付部20の変更例を示した
もので、貫通孔21の下方側に位置する周壁22Aが湾
曲状に構成されて屈曲壁を兼ねている。これにより、バ
ケットを構成する空間部位は屈曲部位が解消されて脱落
したナットの取り出しを一層容易にする。上記実施例で
は、電気機器として電気接続箱に適用された場合を説明
したが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば
ワイヤーハーネスを収容してパネル等に固定するプロテ
クタ等にも適用できることは勿論である。また、上記実
施例では、パネルの鉛直面に取り付けられる場合を示し
たが、水平面に取り付ける場合であっても同一の目的を
達成できる。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る電気機器の取付構造によれば、ボルト締付部がワイヤ
ーハーネスとの干渉を防止する周壁で囲われているの
で、ボルト締付時のワイヤーハーネスの噛み込みを無く
して品質向上が図れる。また、ワイヤーハーネスとの干
渉がなくなることにより、ボルト固定時の締付作業を向
上させることができる。さらに、ナットの下方への落下
が防止されるので、この点においても締付作業を向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電気接続箱の取付構造
を示し、(A)は電気接続箱の要部平面図、(B)は電
気接続箱の要部断面図である。
【図2】図1の電気接続箱の取付状態を示す要部断面図
である。
【図3】ナットの脱落状態を示す電気接続箱の要部断面
図である。
【図4】ナットの斜視図である。
【図5】ナットが脱落したボルト締付部の様子を示す図
で、(A)はナットが上向きに配置され、(B)はナッ
トが倒置された図である。
【図6】ボルト締付部の変更例を示す要部断面図であ
る。
【図7】従来の電気接続箱の取付構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1A 電気接続箱 2 本体 4 ワイヤーハーネス 20 ボルト締付部 21 貫通孔 22 周壁 23 ボルト 24 屈曲壁 26 ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル等を介して電気接続箱等のボルト
    締付部に挿通したボルトの側面外方にワイヤーハーネス
    干渉防止用の周壁を立設すると共に、該周壁の少なくと
    も一部分をボルト側へ近づけるように延設したことを特
    徴とする電気機器の取付構造。
  2. 【請求項2】 パネル等の鉛直面に電気接続箱等を固着
    し、ボルト締付部の貫通孔に挿通した前記ボルトの下方
    側に位置する前記周壁を上方へ曲げてボルト脱落防止用
    の屈曲壁を構成したことを特徴とする請求項1記載の電
    気機器の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記周壁および屈曲壁で形成される空間
    部位が前記ボルトと螺合するナットを収容できる最小限
    の大きさに設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の電気機器の取付構造。
JP7098706A 1995-04-24 1995-04-24 電気機器の取付構造 Pending JPH08298711A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007068308A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Yazaki Corp 電気接続箱
WO2012131976A1 (ja) 2011-03-31 2012-10-04 トヨタ自動車株式会社 パワー制御ユニット

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