JPH08298674A - 映像信号処理装置 - Google Patents
映像信号処理装置Info
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- JPH08298674A JPH08298674A JP7336740A JP33674095A JPH08298674A JP H08298674 A JPH08298674 A JP H08298674A JP 7336740 A JP7336740 A JP 7336740A JP 33674095 A JP33674095 A JP 33674095A JP H08298674 A JPH08298674 A JP H08298674A
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- JP
- Japan
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- video signal
- signal
- digital
- output
- clock
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- Pending
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- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Color Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラインロックしていない信号をクロックとし
て採用可能とすることにより、回路を完全ΙC化するこ
とができるようにする。 【解決手段】 ADC141 にて発振器140 からの固定周
波数クロックにより入力コンポジット映像信号をディジ
タル化し、この信号からBPF144 及び色復調回路145
によりベースバンド色信号を得る。ADC141 からの映
像信号及び色復調回路145 からのベースバンド色信号を
それぞれ移相回路1420〜1422で移相する。一方、同期検
出回路1424にて、クロックタイミングで再生同期信号を
発生し、その同期位置に対する移相回路1420からの映像
信号の同期位置の誤差を求め、その誤差に基づいて各移
相回路1420〜1422に映像信号を移相することで、同期位
置を所定の位相関係に略一致させる。各移相回路1420〜
1422の出力映像信号を映像処理部143 ,149 〜1419によ
りデコードしてR,G,B信号を得る。
て採用可能とすることにより、回路を完全ΙC化するこ
とができるようにする。 【解決手段】 ADC141 にて発振器140 からの固定周
波数クロックにより入力コンポジット映像信号をディジ
タル化し、この信号からBPF144 及び色復調回路145
によりベースバンド色信号を得る。ADC141 からの映
像信号及び色復調回路145 からのベースバンド色信号を
それぞれ移相回路1420〜1422で移相する。一方、同期検
出回路1424にて、クロックタイミングで再生同期信号を
発生し、その同期位置に対する移相回路1420からの映像
信号の同期位置の誤差を求め、その誤差に基づいて各移
相回路1420〜1422に映像信号を移相することで、同期位
置を所定の位相関係に略一致させる。各移相回路1420〜
1422の出力映像信号を映像処理部143 ,149 〜1419によ
りデコードしてR,G,B信号を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビジョン信号の
複合処理技術に係り、特に集積回路化が容易な映像信号
処理装置に関する。
複合処理技術に係り、特に集積回路化が容易な映像信号
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル技術の進歩に伴い、画
像情報もディジタル処理されるようになり、例えば、デ
ィジタル信号処理方式のテレビジョン受信機も盛んに開
発されている。
像情報もディジタル処理されるようになり、例えば、デ
ィジタル信号処理方式のテレビジョン受信機も盛んに開
発されている。
【0003】図18はNTSC方式によるテレビジョン
受信機の全体構成を示すもので、アンテナ11で受けた
受信信号はチューナ12に入力され、任意のチャンネル
周波数信号が選局されて検波回路13に供給される。こ
の検波回路13は入力信号からコンポジット映像信号を
検波するもので、その検波出力は映像信号処理装置14
の端子14aに供給される。
受信機の全体構成を示すもので、アンテナ11で受けた
受信信号はチューナ12に入力され、任意のチャンネル
周波数信号が選局されて検波回路13に供給される。こ
の検波回路13は入力信号からコンポジット映像信号を
検波するもので、その検波出力は映像信号処理装置14
の端子14aに供給される。
【0004】この映像信号処理装置14は、デジタル信
号処理によって、入力映像信号から水平同期信号及び垂
直同期信号を再生する機能と、入力映像信号をRGB映
像信号に変換する機能を有する。
号処理によって、入力映像信号から水平同期信号及び垂
直同期信号を再生する機能と、入力映像信号をRGB映
像信号に変換する機能を有する。
【0005】この映像信号処理装置14で得られたRG
B映像信号はそれぞれ端子14b〜14dを介して、ま
た再生された水平同期信号及び垂直同期信号は端子14
eを介して、それぞれCRT(陰極線管)等の表示デバ
イス15に供給される。
B映像信号はそれぞれ端子14b〜14dを介して、ま
た再生された水平同期信号及び垂直同期信号は端子14
eを介して、それぞれCRT(陰極線管)等の表示デバ
イス15に供給される。
【0006】この表示デバイス15は端子14fからの
水平及び垂直同期信号に基づいて偏向信号を生成し、そ
の偏向信号に応じて偏向走査することにより、映像信号
処理装置14からの出力されるRGB映像信号を画像表
示する。
水平及び垂直同期信号に基づいて偏向信号を生成し、そ
の偏向信号に応じて偏向走査することにより、映像信号
処理装置14からの出力されるRGB映像信号を画像表
示する。
【0007】図19は上記映像信号処理装置14の具体
的な構成を示すもので、入力端子14aには検波回路1
3からのコンポジット映像信号が入力される。この映像
信号はアナログ・ディジタル変換器(以下、ADCとい
う)141に供給される。このADC141は、VCΧ
O(周波数電圧可変発振器)142で発生されるクロッ
ク(周波数4fsc;fscはカラーサブキャリア信号
周波数)を用いて映像信号をサンプリングしてディジタ
ル化する。
的な構成を示すもので、入力端子14aには検波回路1
3からのコンポジット映像信号が入力される。この映像
信号はアナログ・ディジタル変換器(以下、ADCとい
う)141に供給される。このADC141は、VCΧ
O(周波数電圧可変発振器)142で発生されるクロッ
ク(周波数4fsc;fscはカラーサブキャリア信号
周波数)を用いて映像信号をサンプリングしてディジタ
ル化する。
【0008】ところで、映像信号のディジタル化におい
ては、水平同期信号にロック(ラインロック)したクロ
ック、すなわち、1Η(Ηは水平周期)期間のクロック
数が整数個となる周波数のクロックを用いてディジタル
化する必要がある。ラインロックしていないクロックを
用いて映像信号をディジタル化すると、各ラインの映像
信号のサンプリング位置がラインごとにずれてしまい、
これによって画像が歪んでしまう。
ては、水平同期信号にロック(ラインロック)したクロ
ック、すなわち、1Η(Ηは水平周期)期間のクロック
数が整数個となる周波数のクロックを用いてディジタル
化する必要がある。ラインロックしていないクロックを
用いて映像信号をディジタル化すると、各ラインの映像
信号のサンプリング位置がラインごとにずれてしまい、
これによって画像が歪んでしまう。
【0009】そこで、ΝΤSC信号においては、カラー
サブキャリア信号のfscと水平同期信号の周波数fh
とが下記(1)式に示す関係を有するようにしている。 fsc=455xfh/2 …(1) この(1)式から明らかなように、カラーサブキャリア
の4倍の周波数のクロック(以下、4fsc信号とい
う)を再生すれば、この4fsc信号は水平同期信号に
ロックしたクロックとなる。
サブキャリア信号のfscと水平同期信号の周波数fh
とが下記(1)式に示す関係を有するようにしている。 fsc=455xfh/2 …(1) この(1)式から明らかなように、カラーサブキャリア
の4倍の周波数のクロック(以下、4fsc信号とい
う)を再生すれば、この4fsc信号は水平同期信号に
ロックしたクロックとなる。
【0010】図19では、カラーサブキャリア信号にロ
ックした4fsc信号を発生させるために、VCXO1
42の外に、位相比較回路146、fsc発生回路14
7及びバースト・同期検出回路148によって構成され
るΡLL(位相同期ループ)回路が設けられている。
ックした4fsc信号を発生させるために、VCXO1
42の外に、位相比較回路146、fsc発生回路14
7及びバースト・同期検出回路148によって構成され
るΡLL(位相同期ループ)回路が設けられている。
【0011】すなわち、バースト・同期検出回路148
はADC141の出力からバースト期間を検出し、その
バースト期間を示す同期信号を作成する。一方、fsc
発生回路147はVCXO142の出力を4分周して周
波数がfscの信号(以下、fsc信号という)を発生
する。
はADC141の出力からバースト期間を検出し、その
バースト期間を示す同期信号を作成する。一方、fsc
発生回路147はVCXO142の出力を4分周して周
波数がfscの信号(以下、fsc信号という)を発生
する。
【0012】位相比較回路146は、バースト・同期検
出回路148の出力からバースト期間を判別し、その期
間においてADC141の出力とfsc発生回路147
からのfsc信号との位相を比較することで位相誤差信
号を得る。この位相誤差信号はVCXO142に供給さ
れる。このVCXO142は、位相誤差信号が0になる
ように発振周波数を変化させる。これにより、VCXO
142からは、カラーサブキャリア信号に同期し、周波
数が4fscのクロックが得られる。
出回路148の出力からバースト期間を判別し、その期
間においてADC141の出力とfsc発生回路147
からのfsc信号との位相を比較することで位相誤差信
号を得る。この位相誤差信号はVCXO142に供給さ
れる。このVCXO142は、位相誤差信号が0になる
ように発振周波数を変化させる。これにより、VCXO
142からは、カラーサブキャリア信号に同期し、周波
数が4fscのクロックが得られる。
【0013】ADC141によってディジタル化された
映像信号は、1Ηメモリ143及び引き算器1411,
1415にも供給される。これらの引き算器1411,
1415の間にはハイパスフィルタ(以下、HPFとい
う)1414が介在される。これらの1Ηメモリ14
3、引き算器1411,1415及びHPF1414は
コムフィルタを構成している。
映像信号は、1Ηメモリ143及び引き算器1411,
1415にも供給される。これらの引き算器1411,
1415の間にはハイパスフィルタ(以下、HPFとい
う)1414が介在される。これらの1Ηメモリ14
3、引き算器1411,1415及びHPF1414は
コムフィルタを構成している。
【0014】ここで、1Hメモリ143はバースト・同
期検出回路148から供給される同期信号に基づいて、
ADC141からのディジタル映像信号を1H期間だけ
遅延させるもので、その遅延出力は引き算器1411に
供給される。
期検出回路148から供給される同期信号に基づいて、
ADC141からのディジタル映像信号を1H期間だけ
遅延させるもので、その遅延出力は引き算器1411に
供給される。
【0015】この引き算器1411はADC141の出
力から1Hメモリ143の出力を減算する。すなわち、
映像信号に含まれる搬送色信号は1Η毎に反転している
ので、1Ηメモリ143及び引き算器1411の処理に
よって、映像信号から色信号成分が分離される。
力から1Hメモリ143の出力を減算する。すなわち、
映像信号に含まれる搬送色信号は1Η毎に反転している
ので、1Ηメモリ143及び引き算器1411の処理に
よって、映像信号から色信号成分が分離される。
【0016】この色信号成分はΗΡF1414に与えら
れ、色信号帯域の成分のみが取り出されて引き算器14
15に供給される。この引き算器1415はADC14
1の出力からΗPF1414の出力を減算することによ
り輝度信号Yを分離するもので、その出力はディジタル
・アナログ変換器(以下、DACという)1416に供
給される。
れ、色信号帯域の成分のみが取り出されて引き算器14
15に供給される。この引き算器1415はADC14
1の出力からΗPF1414の出力を減算することによ
り輝度信号Yを分離するもので、その出力はディジタル
・アナログ変換器(以下、DACという)1416に供
給される。
【0017】一方、ΑDC141の出力はバンドパスフ
ィルタ(以下、ΒΡFという)144にも供給され、搬
送色信号周波数帯域の成分が取り出されて色復調回路1
45に供給される。また、fsc発生回路147は、カ
ラーサブキャリア信号にロックしたfsc信号及びこの
fsc信号とは位相が90度異なる信号の2軸の信号を
発生しており、これらの2軸のfsc信号は色復調回路
145に供給される。
ィルタ(以下、ΒΡFという)144にも供給され、搬
送色信号周波数帯域の成分が取り出されて色復調回路1
45に供給される。また、fsc発生回路147は、カ
ラーサブキャリア信号にロックしたfsc信号及びこの
fsc信号とは位相が90度異なる信号の2軸の信号を
発生しており、これらの2軸のfsc信号は色復調回路
145に供給される。
【0018】色復調回路145はfsc発生回路147
からの2軸の信号を用いて色復調を行って2つのベース
バンド色信号を生成する。一方のベースバンド色信号は
1Hメモリ149及び加算器1412に供給され、他方
のベースバンド色信号は1Hメモリ1410及び加算器
1413に供給される。尚、一般的には、2つのベース
バンド色信号は、色差信号R−Y,B−Yであることが
多い。
からの2軸の信号を用いて色復調を行って2つのベース
バンド色信号を生成する。一方のベースバンド色信号は
1Hメモリ149及び加算器1412に供給され、他方
のベースバンド色信号は1Hメモリ1410及び加算器
1413に供給される。尚、一般的には、2つのベース
バンド色信号は、色差信号R−Y,B−Yであることが
多い。
【0019】1Ηメモリ149,1410は、それぞれ
入力されたベースバンド色信号を1H期間遅延させて加
算器1412,1413に出力する。加算器1412,
1413は、各々1Η期間前後のベースバンド色信号を
加算する。すなわち、1Ηメモリ149及び加算器14
12、1Ηメモリ1410及び加算器1413は、それ
ぞれ垂直ローバスフィルタを構成しており、べースバン
ド色信号からクロスカラー成分を除去するもので、その
出力信号はそれぞれDAC1417,1418に供給さ
れる。
入力されたベースバンド色信号を1H期間遅延させて加
算器1412,1413に出力する。加算器1412,
1413は、各々1Η期間前後のベースバンド色信号を
加算する。すなわち、1Ηメモリ149及び加算器14
12、1Ηメモリ1410及び加算器1413は、それ
ぞれ垂直ローバスフィルタを構成しており、べースバン
ド色信号からクロスカラー成分を除去するもので、その
出力信号はそれぞれDAC1417,1418に供給さ
れる。
【0020】上記DAC1416,1417,1418
は、入力された信号をアナログ信号に戻してマトリクス
回路1419に与える。このマトリクス回路1419の
マトリクス処理によって、輝度信号及び2つのベースバ
ンド色信号は、R,G,B信号に変換される。これらの
R,G,B信号は、それぞれ端子14b,14c,14
dを介して表示デバイス15に供給される。
は、入力された信号をアナログ信号に戻してマトリクス
回路1419に与える。このマトリクス回路1419の
マトリクス処理によって、輝度信号及び2つのベースバ
ンド色信号は、R,G,B信号に変換される。これらの
R,G,B信号は、それぞれ端子14b,14c,14
dを介して表示デバイス15に供給される。
【0021】ところで、最近では、テレビジョン受信機
に対する小型化の要求により、図19の映像信号処理装
置をIC(集積回路)化することが考えられている。し
かしながら、VCXO142は、水晶発振子、可変容量
ダイオード、抵抗及びコンデンサ等のアナログ回路によ
って構成されているため、ΙC内に組み込むことができ
ない。よって、必然的に外付け部品となり、コスト増と
なってしまうという問題があった。
に対する小型化の要求により、図19の映像信号処理装
置をIC(集積回路)化することが考えられている。し
かしながら、VCXO142は、水晶発振子、可変容量
ダイオード、抵抗及びコンデンサ等のアナログ回路によ
って構成されているため、ΙC内に組み込むことができ
ない。よって、必然的に外付け部品となり、コスト増と
なってしまうという問題があった。
【0022】また、上述したように、VCXO142に
てカラーサブキャリア信号に同期した4fscの周波数
信号を発生して、ラインロックした4fsc信号を得て
いる。しかしながら、家庭用VTR(ビデオテープレコ
ーダ)の再生信号等においては、精度上必ずしも上記
(1)式を満足しない。
てカラーサブキャリア信号に同期した4fscの周波数
信号を発生して、ラインロックした4fsc信号を得て
いる。しかしながら、家庭用VTR(ビデオテープレコ
ーダ)の再生信号等においては、精度上必ずしも上記
(1)式を満足しない。
【0023】この場合には、カラーサブキャリア信号に
ロックした4fsc信号がラインロックした信号とはな
らない。この4fsc信号を用いてディジタル・アナロ
グ変換を行うと、上述したように、画面歪みが生じてし
まう。
ロックした4fsc信号がラインロックした信号とはな
らない。この4fsc信号を用いてディジタル・アナロ
グ変換を行うと、上述したように、画面歪みが生じてし
まう。
【0024】そこで、通常、ADC141の出力から周
波数が910fh(fhは水平周波数)のラインロック
したクロック(以下、910fh信号という)を再生す
るためにΡLL回路が付加される。但し、このPLL回
路はアナログ回路であるVCO(電圧制御発振器)を有
しているため、さらに外付け部品が増えてしまい、一層
コスト増となってしまう。
波数が910fh(fhは水平周波数)のラインロック
したクロック(以下、910fh信号という)を再生す
るためにΡLL回路が付加される。但し、このPLL回
路はアナログ回路であるVCO(電圧制御発振器)を有
しているため、さらに外付け部品が増えてしまい、一層
コスト増となってしまう。
【0025】また、入力信号に応じた周波数のクロック
を発生しているので、入力信号の変動によってシステム
クロックが変化することになり、回路動作が影響を受け
てしまうという問題がある。例えば、システムクロック
の周波数が高くなると、消費電力が高くなってしまう。
また、そのシステムクロックの周波数が高くなると、各
回路の演算時間の余裕(タイムマージン)が小さくな
り、設計上の制限が大きくなってしまう。
を発生しているので、入力信号の変動によってシステム
クロックが変化することになり、回路動作が影響を受け
てしまうという問題がある。例えば、システムクロック
の周波数が高くなると、消費電力が高くなってしまう。
また、そのシステムクロックの周波数が高くなると、各
回路の演算時間の余裕(タイムマージン)が小さくな
り、設計上の制限が大きくなってしまう。
【0026】また、ΡLL回路を構成するVCO,VC
XOは任意周波数に対応しているのではなく、発生する
周波数が変化した場合には、VCO,VCXOも対応す
る規格のものに変更する必要がある。したがって、NT
SC信号及びΡAL信号といった方式の異なる複数の映
像信号を受信可能とするためには、受信しようとする方
式の信号分だけVCΟ,VCXOが必要となってしま
う。
XOは任意周波数に対応しているのではなく、発生する
周波数が変化した場合には、VCO,VCXOも対応す
る規格のものに変更する必要がある。したがって、NT
SC信号及びΡAL信号といった方式の異なる複数の映
像信号を受信可能とするためには、受信しようとする方
式の信号分だけVCΟ,VCXOが必要となってしま
う。
【0027】同様にΡΙP(ピクチャー・イン・ピクチ
ャー)等のように2ソースの映像信号に対応させる場合
には、各映像信号同士は同期していないので、各映像信
号に対応したクロックを発生する回路が必要になる。さ
らに、これらの各映像信号に対応したクロック同士の周
波数が異なると、差の周波数成分のノイズが画面に表示
されてしまうという問題もある。
ャー)等のように2ソースの映像信号に対応させる場合
には、各映像信号同士は同期していないので、各映像信
号に対応したクロックを発生する回路が必要になる。さ
らに、これらの各映像信号に対応したクロック同士の周
波数が異なると、差の周波数成分のノイズが画面に表示
されてしまうという問題もある。
【0028】また、同様に、文字多重放送及びキャプシ
ョン放送等に対応させる場合には、これらの放送信号を
デコードするための回路のクロックを別系統で発生させ
る必要がある。この場合には、A/D変換器等も別々に
設ける必要がある。
ョン放送等に対応させる場合には、これらの放送信号を
デコードするための回路のクロックを別系統で発生させ
る必要がある。この場合には、A/D変換器等も別々に
設ける必要がある。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の映像信号処理装置においては、IC化に際してΡ
LL回路を構成するVCXOが外付け部品となることか
ら、回路を完全ΙC化することができず、コスト増を招
いてしまうという問題があった。
従来の映像信号処理装置においては、IC化に際してΡ
LL回路を構成するVCXOが外付け部品となることか
ら、回路を完全ΙC化することができず、コスト増を招
いてしまうという問題があった。
【0030】また、家庭用VTRの再生信号等が入力さ
れることを考慮すると、システムクロックを発生するた
めのΡLL回路を設ける必要があり、さらにコストが高
くなってしまうという問題があった。
れることを考慮すると、システムクロックを発生するた
めのΡLL回路を設ける必要があり、さらにコストが高
くなってしまうという問題があった。
【0031】また、ラインロックしたクロックを発生さ
せる必要があることから、入力映像信号の変動によって
システムクロックが変化して回路動作が影響を受けてし
まうという問題もあった。
せる必要があることから、入力映像信号の変動によって
システムクロックが変化して回路動作が影響を受けてし
まうという問題もあった。
【0032】また、入力映像信号の方式に応じてクロッ
ク発生回路を切り換える必要があり、また、複数種類の
入力映像信号に対応させるために、各入力映像信号に応
じたクロックを発生させる回路が必要であり、文字多重
放送のデコーダ用にも別系統のクロック発生回路が必要
となるという問題もあった。
ク発生回路を切り換える必要があり、また、複数種類の
入力映像信号に対応させるために、各入力映像信号に応
じたクロックを発生させる回路が必要であり、文字多重
放送のデコーダ用にも別系統のクロック発生回路が必要
となるという問題もあった。
【0033】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、ラインロックしていない信号をシステムク
ロックとして採用可能とすることにより、回路を完全Ι
C化することができる映像信号処理装置を提供すること
を目的とする。
ものであり、ラインロックしていない信号をシステムク
ロックとして採用可能とすることにより、回路を完全Ι
C化することができる映像信号処理装置を提供すること
を目的とする。
【0034】また、本発明は、ラインロックしていない
信号をシステムクロックとして採用可能とすることによ
り、ΡLL回路を不要にしてコストを低減することがで
きる映像信号処理装置を提供することを目的とする。
信号をシステムクロックとして採用可能とすることによ
り、ΡLL回路を不要にしてコストを低減することがで
きる映像信号処理装置を提供することを目的とする。
【0035】また、本発明は、ラインロックしていない
信号をシステムクロックとして採用可能とすることによ
り、入力信号の変動によって回路動作が影響されること
を防止することができる映像信号処理装置を提供するこ
とを目的とする。
信号をシステムクロックとして採用可能とすることによ
り、入力信号の変動によって回路動作が影響されること
を防止することができる映像信号処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0036】また、本発明は、ラインロックしていない
信号をシステムクロックとして採用可能とすることによ
り、入力映像信号の方式が異なる場合でも、共通のクロ
ック発生回路を用いてコストを低減することができる映
像信号処理装置を提供することを目的とする。
信号をシステムクロックとして採用可能とすることによ
り、入力映像信号の方式が異なる場合でも、共通のクロ
ック発生回路を用いてコストを低減することができる映
像信号処理装置を提供することを目的とする。
【0037】また、本発明は、ラインロックしていない
信号をシステムクロックとして採用可能とすることによ
り、複数種類の映像信号が入力される場合でも、共通の
クロック発生回路を用いてコストを低減することができ
る映像信号処理装置を提供することを目的とする。
信号をシステムクロックとして採用可能とすることによ
り、複数種類の映像信号が入力される場合でも、共通の
クロック発生回路を用いてコストを低減することができ
る映像信号処理装置を提供することを目的とする。
【0038】また、本発明は、ラインロックしていない
信号をシステムクロックとして採用可能とすることによ
り、入力映像信号に含まれる文字多重信号のデコーダ回
路を入力映像信号のデコーダ回路と共通化することがで
きる映像信号処理装置を提供することを目的とする。
信号をシステムクロックとして採用可能とすることによ
り、入力映像信号に含まれる文字多重信号のデコーダ回
路を入力映像信号のデコーダ回路と共通化することがで
きる映像信号処理装置を提供することを目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明の請求項1に係る映像信号処理装置は、所定の発振
周波数で発振してクロックを発生する発振手段と、入力
されたコンポジット映像信号を前記発振手段からのクロ
ックを用いてサンプリングしてディジタル映像信号に変
換するアナログディジタル変換手段と、前記アナログデ
ィジタル変換手段から出力されるディジタル映像信号を
移相する移相手段と、前記クロックタイミングで再生同
期信号を発生するとともに、前記移相手段からのディジ
タル映像信号の同期信号の位置と前記クロックタイミン
グの再生同期信号の位置との誤差情報を求め、この誤差
情報に基づいて前記移相手段に前記ディジタル映像信号
をその同期位置が前記再生同期信号の位置と所定の位相
関係に略一致するように移相させる同期検出手段と、前
記移相手段からのディジタル映像信号をデコードして表
示デバイスに出力する映像処理手段とを具備したもので
ある。
発明の請求項1に係る映像信号処理装置は、所定の発振
周波数で発振してクロックを発生する発振手段と、入力
されたコンポジット映像信号を前記発振手段からのクロ
ックを用いてサンプリングしてディジタル映像信号に変
換するアナログディジタル変換手段と、前記アナログデ
ィジタル変換手段から出力されるディジタル映像信号を
移相する移相手段と、前記クロックタイミングで再生同
期信号を発生するとともに、前記移相手段からのディジ
タル映像信号の同期信号の位置と前記クロックタイミン
グの再生同期信号の位置との誤差情報を求め、この誤差
情報に基づいて前記移相手段に前記ディジタル映像信号
をその同期位置が前記再生同期信号の位置と所定の位相
関係に略一致するように移相させる同期検出手段と、前
記移相手段からのディジタル映像信号をデコードして表
示デバイスに出力する映像処理手段とを具備したもので
ある。
【0040】本発明の請求項2に係る映像信号処理装置
は、所定の発振周波数で発振してクロックを発生する発
振手段と、入力されたコンポジット映像信号を前記発振
手段からのクロックを用いてサンプリングしてディジタ
ル映像信号に変換するアナログディジタル変換手段と、
前記アナログディジタル変換手段からのディジタル映像
信号から搬送色信号帯域を分離するフィルタと、前記フ
ィルタの出力を色復調する色復調手段と、前記アナログ
ディジタル変換手段からのディジタル映像信号及び前記
色復調手段からのベースバンド色信号をそれぞれ移相す
る移相手段と、前記クロックタイミングで再生同期信号
を発生するとともに、前記移相手段からのディジタル映
像信号の同期信号の位置と前記クロックタイミングの再
生同期信号の位置との誤差情報を求め、その誤差情報に
基づいて、前記移相手段に前記ディジタル映像信号をそ
の同期位置が前記再生同期信号の位置と所定の位相関係
に略一致するように移相させる同期検出手段と、前記移
相手段からのディジタル映像信号をデコードして表示デ
バイスに出力する映像処理手段とを具備したものであ
る。
は、所定の発振周波数で発振してクロックを発生する発
振手段と、入力されたコンポジット映像信号を前記発振
手段からのクロックを用いてサンプリングしてディジタ
ル映像信号に変換するアナログディジタル変換手段と、
前記アナログディジタル変換手段からのディジタル映像
信号から搬送色信号帯域を分離するフィルタと、前記フ
ィルタの出力を色復調する色復調手段と、前記アナログ
ディジタル変換手段からのディジタル映像信号及び前記
色復調手段からのベースバンド色信号をそれぞれ移相す
る移相手段と、前記クロックタイミングで再生同期信号
を発生するとともに、前記移相手段からのディジタル映
像信号の同期信号の位置と前記クロックタイミングの再
生同期信号の位置との誤差情報を求め、その誤差情報に
基づいて、前記移相手段に前記ディジタル映像信号をそ
の同期位置が前記再生同期信号の位置と所定の位相関係
に略一致するように移相させる同期検出手段と、前記移
相手段からのディジタル映像信号をデコードして表示デ
バイスに出力する映像処理手段とを具備したものであ
る。
【0041】本発明の請求項6に係る映像信号処理装置
は、所定の発振周波数で発振してクロックを発生する発
振手段と、入力されたコンポジット映像信号を前記発振
手段からのクロックを用いてサンプリングしてディジタ
ル映像信号に変換するアナログディジタル変換手段と、
前記アナログディジタル変換手段からのディジタル映像
信号から搬送色信号帯域を分離するフィルタと、前記フ
ィルタの出力を色復調する色復調手段と、前記アナログ
ディジタル変換手段からのディジタル映像信号及び前記
色復調手段からのベースバンド色信号をそれぞれ移相す
る移相手段と、前記クロックタイミングで再生同期信号
を発生するとともに、前記移相手段からのディジタル映
像信号の同期信号の位置と前記クロックタイミングの再
生同期信号の位置との誤差情報を求め、この誤差情報に
基づいて前記移相手段に前記ディジタル映像信号をその
同期位置が前記再生同期信号の位置と所定の位相関係に
略一致するように移相させる同期検出手段と、副画面用
の画像を作成するために前記移相手段の出力を前記再生
同期信号を時間基準として記憶する記憶手段とを具備し
たものである。
は、所定の発振周波数で発振してクロックを発生する発
振手段と、入力されたコンポジット映像信号を前記発振
手段からのクロックを用いてサンプリングしてディジタ
ル映像信号に変換するアナログディジタル変換手段と、
前記アナログディジタル変換手段からのディジタル映像
信号から搬送色信号帯域を分離するフィルタと、前記フ
ィルタの出力を色復調する色復調手段と、前記アナログ
ディジタル変換手段からのディジタル映像信号及び前記
色復調手段からのベースバンド色信号をそれぞれ移相す
る移相手段と、前記クロックタイミングで再生同期信号
を発生するとともに、前記移相手段からのディジタル映
像信号の同期信号の位置と前記クロックタイミングの再
生同期信号の位置との誤差情報を求め、この誤差情報に
基づいて前記移相手段に前記ディジタル映像信号をその
同期位置が前記再生同期信号の位置と所定の位相関係に
略一致するように移相させる同期検出手段と、副画面用
の画像を作成するために前記移相手段の出力を前記再生
同期信号を時間基準として記憶する記憶手段とを具備し
たものである。
【0042】本発明の請求項7に係る映像信号処理装置
は、所定の発振周波数で発振してクロックを発生する発
振手段と、それぞれ入力されたコンポジット映像信号を
前記発振手段からのクロックを用いてサンプリングして
ディジタル映像信号に変換する複数のアナログディジタ
ル変換手段と、前記複数のアナログディジタル変換手段
からのディジタル映像信号をそれぞれ移相する複数の移
相手段と、前記クロックタイミングで複数の再生同期信
号を発生するとともに、前記複数の移相手段からの各デ
ィジタル映像信号の同期信号の各位置と前記クロックタ
イミングの再生同期信号の位置との誤差情報を求め、こ
の誤差情報に基づいて前記複数の移相手段の移相量を制
御する複数の同期検出手段と、副画面用の画像を作成す
るために、前記複数の移相手段の出力のうち副画面用の
ディジタル映像信号を移相する移相手段からの出力を対
応する再生同期信号を時間基準として記憶するととも
に、前記複数の同期検出手段のうち主画面用のディジタ
ル映像信号に基づいて得られた前記再生同期信号を時間
基準として読み出しを行う1つ以上の記憶手段と、前記
1つ以上の記憶手段の読み出し出力をアナログ映像信号
に変換する1つ以上のディジタルアナログ変換手段と、
前記複数の移相回路の出力のうち主画面用のディジタル
映像信号を処理する主画面映像信号処理手段と、前記主
画面映像信号処理手段で処理された主画面映像信号と前
記1つ以上のディジタルアナログ変換手段から出力され
た副画面映像信号とを切り換えて表示デバイスに出力す
る出力切換手段とを具備したものである。
は、所定の発振周波数で発振してクロックを発生する発
振手段と、それぞれ入力されたコンポジット映像信号を
前記発振手段からのクロックを用いてサンプリングして
ディジタル映像信号に変換する複数のアナログディジタ
ル変換手段と、前記複数のアナログディジタル変換手段
からのディジタル映像信号をそれぞれ移相する複数の移
相手段と、前記クロックタイミングで複数の再生同期信
号を発生するとともに、前記複数の移相手段からの各デ
ィジタル映像信号の同期信号の各位置と前記クロックタ
イミングの再生同期信号の位置との誤差情報を求め、こ
の誤差情報に基づいて前記複数の移相手段の移相量を制
御する複数の同期検出手段と、副画面用の画像を作成す
るために、前記複数の移相手段の出力のうち副画面用の
ディジタル映像信号を移相する移相手段からの出力を対
応する再生同期信号を時間基準として記憶するととも
に、前記複数の同期検出手段のうち主画面用のディジタ
ル映像信号に基づいて得られた前記再生同期信号を時間
基準として読み出しを行う1つ以上の記憶手段と、前記
1つ以上の記憶手段の読み出し出力をアナログ映像信号
に変換する1つ以上のディジタルアナログ変換手段と、
前記複数の移相回路の出力のうち主画面用のディジタル
映像信号を処理する主画面映像信号処理手段と、前記主
画面映像信号処理手段で処理された主画面映像信号と前
記1つ以上のディジタルアナログ変換手段から出力され
た副画面映像信号とを切り換えて表示デバイスに出力す
る出力切換手段とを具備したものである。
【0043】本発明の請求項9に係る映像信号処理装置
は、所定の発振周波数で発振してクロックを発生する1
つ以上の発振手段と、それぞれ入力されたコンポジット
映像信号を前記発振手段からのクロックを用いてサンプ
リングしてディジタル映像信号に変換する複数のアナロ
グディジタル変換手段と、前記複数のアナログディジタ
ル変換手段から出力される一つ以上のディジタル映像信
号を移相する1つ以上の移相手段と、前記クロックタイ
ミングで複数の再生同期信号を発生するとともに、前記
1つ以上の移相手段からのディジタル映像信号の同期信
号の位置と前記クロックタイミングの再生同期信号の位
置との誤差情報を求め、この誤差情報に基づいて前記1
つの以上の移相手段の移相量を制御する複数の同期検出
手段と、副画面用の画像を作成するために、前記1つ以
上の移相手段のうち副画面用のディジタル映像信号を移
相する移相手段からの出力を対応する再生同期信号を時
間基準として各々記憶するとともに、前記複数の同期検
出手段のうち主画面用のディジタル映像信号用に得た前
記再生同期信号を時間基準として読み出しを行う1つ以
上の記憶手段と、前記複数のアナログディジタル変換手
段から出力される一つのディジタル映像信号を主画面用
のディジタル映像信号として処理する主画面映像信号処
理手段と、前記主画面映像信号処理手段で処理された主
画面映像信号と前記1つ以上のディジタルアナログ変換
手段から出力された副画面映像信号とを切り換えて表示
デバイスに出力する出力切換手段とを具備したものであ
る。
は、所定の発振周波数で発振してクロックを発生する1
つ以上の発振手段と、それぞれ入力されたコンポジット
映像信号を前記発振手段からのクロックを用いてサンプ
リングしてディジタル映像信号に変換する複数のアナロ
グディジタル変換手段と、前記複数のアナログディジタ
ル変換手段から出力される一つ以上のディジタル映像信
号を移相する1つ以上の移相手段と、前記クロックタイ
ミングで複数の再生同期信号を発生するとともに、前記
1つ以上の移相手段からのディジタル映像信号の同期信
号の位置と前記クロックタイミングの再生同期信号の位
置との誤差情報を求め、この誤差情報に基づいて前記1
つの以上の移相手段の移相量を制御する複数の同期検出
手段と、副画面用の画像を作成するために、前記1つ以
上の移相手段のうち副画面用のディジタル映像信号を移
相する移相手段からの出力を対応する再生同期信号を時
間基準として各々記憶するとともに、前記複数の同期検
出手段のうち主画面用のディジタル映像信号用に得た前
記再生同期信号を時間基準として読み出しを行う1つ以
上の記憶手段と、前記複数のアナログディジタル変換手
段から出力される一つのディジタル映像信号を主画面用
のディジタル映像信号として処理する主画面映像信号処
理手段と、前記主画面映像信号処理手段で処理された主
画面映像信号と前記1つ以上のディジタルアナログ変換
手段から出力された副画面映像信号とを切り換えて表示
デバイスに出力する出力切換手段とを具備したものであ
る。
【0044】本発明の請求項1において、入力されたコ
ンポジット映像信号はアナログディジタル変換手段によ
ってディジタル信号に変換されて同期検出手段に与えら
れる。同期検出手段は、コンポジット映像信号の同期信
号の位置と発振手段のクロックタイミングの再生同期信
号の位置との誤差情報に基づいて、再生同期信号の位置
をコンポジット映像信号の同期位置に略一致させて出力
する。アナログディジタル変換手段の出力は映像処理手
段によってデコードされてR,G,B信号に変換された
後、表示デバイスに供給される。
ンポジット映像信号はアナログディジタル変換手段によ
ってディジタル信号に変換されて同期検出手段に与えら
れる。同期検出手段は、コンポジット映像信号の同期信
号の位置と発振手段のクロックタイミングの再生同期信
号の位置との誤差情報に基づいて、再生同期信号の位置
をコンポジット映像信号の同期位置に略一致させて出力
する。アナログディジタル変換手段の出力は映像処理手
段によってデコードされてR,G,B信号に変換された
後、表示デバイスに供給される。
【0045】本発明の請求項2において、アナログディ
ジタル変換手段によってディジタル信号に変換されたコ
ンポジット映像信号は同期検出手段に与えられる。同期
検出手段は、コンポジット映像信号の同期位置に略一致
させた再生同期信号を出力する。また、同期検出手段は
コンポジット映像信号の同期信号と再生同期信号との位
相誤差情報も出力する。アナログディジタル変換手段の
出力は移相手段に与えられ、上記位相誤差情報に基づい
て移相される。これにより、発振手段のクロックがライ
ンロックしていない場合でも、垂直方向の歪みが除去さ
れる。移相手段の出力は映像信号処理手段によってデコ
ードされてR,G,B信号に変換された後、表示デバイ
スに供給される。
ジタル変換手段によってディジタル信号に変換されたコ
ンポジット映像信号は同期検出手段に与えられる。同期
検出手段は、コンポジット映像信号の同期位置に略一致
させた再生同期信号を出力する。また、同期検出手段は
コンポジット映像信号の同期信号と再生同期信号との位
相誤差情報も出力する。アナログディジタル変換手段の
出力は移相手段に与えられ、上記位相誤差情報に基づい
て移相される。これにより、発振手段のクロックがライ
ンロックしていない場合でも、垂直方向の歪みが除去さ
れる。移相手段の出力は映像信号処理手段によってデコ
ードされてR,G,B信号に変換された後、表示デバイ
スに供給される。
【0046】本発明の請求項6において、アナログディ
ジタル変換手段によってディジタル信号に変換されたコ
ンポジット映像信号は同期検出手段に与えられて、コン
ポジット映像信号の同期位置に略一致した再生同期信号
が得られ、また、コンポジット映像信号の同期信号と再
生同期信号との位相誤差情報も得られる。一方、アナロ
グディジタル変換手段の出力はフィルタによって搬送色
信号帯域が分離され、さらに色復調手段によって色復調
される。アナログディジタル変換手段の出力と色復調手
段からのベースバンド色信号とが移相手段に与えられ、
位相誤差情報に基づいて移相される。移相手段の処理前
に色復調しているので、色復調処理に用いるカラーサブ
キャリア信号を移相させる必要はない。移相手段の出力
は映像処理手段によってデコードされてR,G,B信号
に変換された後、表示デバイスに供給される。
ジタル変換手段によってディジタル信号に変換されたコ
ンポジット映像信号は同期検出手段に与えられて、コン
ポジット映像信号の同期位置に略一致した再生同期信号
が得られ、また、コンポジット映像信号の同期信号と再
生同期信号との位相誤差情報も得られる。一方、アナロ
グディジタル変換手段の出力はフィルタによって搬送色
信号帯域が分離され、さらに色復調手段によって色復調
される。アナログディジタル変換手段の出力と色復調手
段からのベースバンド色信号とが移相手段に与えられ、
位相誤差情報に基づいて移相される。移相手段の処理前
に色復調しているので、色復調処理に用いるカラーサブ
キャリア信号を移相させる必要はない。移相手段の出力
は映像処理手段によってデコードされてR,G,B信号
に変換された後、表示デバイスに供給される。
【0047】本発明の請求項7において、移相手段の出
力は記憶手段に与えられる。記憶手段は再生同期信号を
時間基準として移相手段の出力は記憶手段に与えられ
る。記憶手段は再生同期信号を時間基準として移相手段
の出力を記憶する。これにより、記憶手段には例えば副
画面用の画像が記憶される。
力は記憶手段に与えられる。記憶手段は再生同期信号を
時間基準として移相手段の出力は記憶手段に与えられ
る。記憶手段は再生同期信号を時間基準として移相手段
の出力を記憶する。これにより、記憶手段には例えば副
画面用の画像が記憶される。
【0048】本発明の請求項8において、複数のアナロ
グディジタル変換手段によってディジタル信号に変換さ
れた複数のコンポジット映像信号は複数の同期検出手段
に与えられる。複数の同期検出手段は、複数のコンポジ
ット映像信号の同期位置にそれぞれ略一致させた複数の
再生同期信号を出力する。また、複数の同期検出手段は
コンポジット映像信号の同期信号と再生同期信号との複
数の位相誤差情報も出力する。少なくとも副画面用のコ
ンポジット映像信号については、アナログディジタル変
換手段の出力は移相手段に与えられて、位相誤差情報に
基づいて移相される。移相手段からの副画面用のコンポ
ジット映像信号は記憶手段に与えられて、各再生同期信
号を時間基準として記憶される。アナログディジタル変
換手段からの主画面用のコンポジット映像信号または移
相手段からの主画面用コンポジット映像信号と、記憶手
段から読み出された出力とは、出力切換手段によって選
択的に切り換えられて表示デバイスに供給される。これ
により、多画面表示が行われる。
グディジタル変換手段によってディジタル信号に変換さ
れた複数のコンポジット映像信号は複数の同期検出手段
に与えられる。複数の同期検出手段は、複数のコンポジ
ット映像信号の同期位置にそれぞれ略一致させた複数の
再生同期信号を出力する。また、複数の同期検出手段は
コンポジット映像信号の同期信号と再生同期信号との複
数の位相誤差情報も出力する。少なくとも副画面用のコ
ンポジット映像信号については、アナログディジタル変
換手段の出力は移相手段に与えられて、位相誤差情報に
基づいて移相される。移相手段からの副画面用のコンポ
ジット映像信号は記憶手段に与えられて、各再生同期信
号を時間基準として記憶される。アナログディジタル変
換手段からの主画面用のコンポジット映像信号または移
相手段からの主画面用コンポジット映像信号と、記憶手
段から読み出された出力とは、出力切換手段によって選
択的に切り換えられて表示デバイスに供給される。これ
により、多画面表示が行われる。
【0049】本発明の請求項9において、複数のアナロ
グディジタル変換手段によってディジタル信号に変換さ
れた複数のコンポジット映像信号は複数の同期検出手段
に与えられる。複数の同期検出手段は、複数のコンポジ
ット映像信号の同期位置にそれぞれ略一致させた複数の
再生同期信号を出力する。また、複数の同期検出手段は
コンポジット映像信号の同期信号と再生同期信号との複
数の位相誤差情報も出力する。少なくとも副画面用のコ
ンポジット映像信号については、アナログディジタル変
換手段の出力は移相手段に与えられて、位相誤差情報に
基づいて移相される。移相手段からの副画面用のコンポ
ジット映像信号は記憶手段に与えられて、再生同期信号
を時間基準として記憶され、主画面用の再生同期信号を
時間基準として読み出される。アナログディジタル変換
手段からの主画面用のコンポジット映像信号または移相
手段からの主画面用コンポジット映像信号と、記憶手段
から読み出された出力とは、出力切換手段によって選択
的に切り換えられて表示デバイスに供給される。これに
より、方式の異なる映像信号の多画面表示が行われる。
グディジタル変換手段によってディジタル信号に変換さ
れた複数のコンポジット映像信号は複数の同期検出手段
に与えられる。複数の同期検出手段は、複数のコンポジ
ット映像信号の同期位置にそれぞれ略一致させた複数の
再生同期信号を出力する。また、複数の同期検出手段は
コンポジット映像信号の同期信号と再生同期信号との複
数の位相誤差情報も出力する。少なくとも副画面用のコ
ンポジット映像信号については、アナログディジタル変
換手段の出力は移相手段に与えられて、位相誤差情報に
基づいて移相される。移相手段からの副画面用のコンポ
ジット映像信号は記憶手段に与えられて、再生同期信号
を時間基準として記憶され、主画面用の再生同期信号を
時間基準として読み出される。アナログディジタル変換
手段からの主画面用のコンポジット映像信号または移相
手段からの主画面用コンポジット映像信号と、記憶手段
から読み出された出力とは、出力切換手段によって選択
的に切り換えられて表示デバイスに供給される。これに
より、方式の異なる映像信号の多画面表示が行われる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図17を参照して
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0051】図1は本発明に係る第1の実施形態の映像
信号処理装置が適用される、文字多重放送受信機能を備
えたNTSC方式によるテレビジョン受信機の全体構成
を示すものである。尚、図1において、図18と同一部
分には同一符号を付して示し、重複する説明は省略す
る。
信号処理装置が適用される、文字多重放送受信機能を備
えたNTSC方式によるテレビジョン受信機の全体構成
を示すものである。尚、図1において、図18と同一部
分には同一符号を付して示し、重複する説明は省略す
る。
【0052】図1に示すテレビジョン受信機の映像信号
処理装置14は、周波数固定のシステムクロックを発生
する発振器を備え、さらに入力映像信号から文字多重信
号(ビットデータ)を取り出す機能を有する。
処理装置14は、周波数固定のシステムクロックを発生
する発振器を備え、さらに入力映像信号から文字多重信
号(ビットデータ)を取り出す機能を有する。
【0053】この映像信号処理装置14で得られたRG
B映像信号及び文字多重信号はそれぞれ端子14b〜1
4d,14fを介してセレクタ16に供給される。この
セレクタ16は、端子14b〜14dからのRGB映像
信号と端子14fからの文字多重信号のいずれかを選択
するもので、その選択出力は表示デバイス15に供給さ
れ、画像表示される。
B映像信号及び文字多重信号はそれぞれ端子14b〜1
4d,14fを介してセレクタ16に供給される。この
セレクタ16は、端子14b〜14dからのRGB映像
信号と端子14fからの文字多重信号のいずれかを選択
するもので、その選択出力は表示デバイス15に供給さ
れ、画像表示される。
【0054】図2は上記映像信号処理装置14の具体的
な構成を示すものである。但し、図2において図19と
同一部分には同一符号を付して示す。
な構成を示すものである。但し、図2において図19と
同一部分には同一符号を付して示す。
【0055】図2において、端子14aには図1の検波
回路13からのコンポジット映像信号が供給される。こ
の映像信号処理装置14は周波数固定のシステムクロッ
クを発生する発振器140を備え、その発生クロックは
端子1401から装置内部の必要な回路に送られる。
回路13からのコンポジット映像信号が供給される。こ
の映像信号処理装置14は周波数固定のシステムクロッ
クを発生する発振器140を備え、その発生クロックは
端子1401から装置内部の必要な回路に送られる。
【0056】端子14aに入力されたコンポジット映像
信号はADC141に供給される。このΑDC141は
入力されたコンポジット映像信号をシステムクロックを
用いてサンプリングしてディジタル化する。このADC
141から出力されるディジタルコンポジット映像信号
は、ΒΡF144、移相回路1420及び文字多重信号
デコーダ1425にも供給される。
信号はADC141に供給される。このΑDC141は
入力されたコンポジット映像信号をシステムクロックを
用いてサンプリングしてディジタル化する。このADC
141から出力されるディジタルコンポジット映像信号
は、ΒΡF144、移相回路1420及び文字多重信号
デコーダ1425にも供給される。
【0057】上記ΒPF144は入力されたディジタル
コンポジット映像信号から搬送色信号周波数帯域の成分
を取り出して色復調回路145に出力する。この色復調
回路145には後述するfsc再生回路1423からカ
ラーサブキャリア信号にロックしたfsc信号及びこの
fsc信号と位相が90度異なる信号の2軸の信号を入
力し、これらの2軸の信号を用いて色復調を行い、2つ
のベースバンド色信号を生成する。これらのベースバン
ド色信号はそれぞれ移相回路1421,1422に供給
される。
コンポジット映像信号から搬送色信号周波数帯域の成分
を取り出して色復調回路145に出力する。この色復調
回路145には後述するfsc再生回路1423からカ
ラーサブキャリア信号にロックしたfsc信号及びこの
fsc信号と位相が90度異なる信号の2軸の信号を入
力し、これらの2軸の信号を用いて色復調を行い、2つ
のベースバンド色信号を生成する。これらのベースバン
ド色信号はそれぞれ移相回路1421,1422に供給
される。
【0058】上記ADC141はラインロックしていな
いシステムクロックを用いてアナログディジタル変換を
行う。このため、ΑDC141によるサンプリング位置
はライン毎に相違する。そこで、ここでは移相回路14
20,1421,1422によってディジタル映像信号
を適宜移相させることにより、画面歪みを防止するよう
になっている。これらの移相回路1420,1421,
1422の各移相量はそれぞれ同期検出回路1424か
ら端子24cを介して供給される制御信号によって制御
される。
いシステムクロックを用いてアナログディジタル変換を
行う。このため、ΑDC141によるサンプリング位置
はライン毎に相違する。そこで、ここでは移相回路14
20,1421,1422によってディジタル映像信号
を適宜移相させることにより、画面歪みを防止するよう
になっている。これらの移相回路1420,1421,
1422の各移相量はそれぞれ同期検出回路1424か
ら端子24cを介して供給される制御信号によって制御
される。
【0059】上記同期検出回路1424は上記移相回路
1420から出力されるコンポジット映像信号を端子2
4aを介して入力し、そのコンポジット映像信号から水
平及び垂直同期信号を再生して端子24eから端子14
eへ出力する。また、入力コンポジット映像信号の同期
信号の位置とシステムクロックに基づいて、発生したク
ロックタイミングの同期位置との差を検出する。そし
て、この差を0とするようにクロックタイミングと同期
の位置関係を補正するべく、同期位置の差に基づいて制
御信号を生成し、端子24cより移相回路1420,1
421,1422に送出してそれぞれの移相量を制御す
る。
1420から出力されるコンポジット映像信号を端子2
4aを介して入力し、そのコンポジット映像信号から水
平及び垂直同期信号を再生して端子24eから端子14
eへ出力する。また、入力コンポジット映像信号の同期
信号の位置とシステムクロックに基づいて、発生したク
ロックタイミングの同期位置との差を検出する。そし
て、この差を0とするようにクロックタイミングと同期
の位置関係を補正するべく、同期位置の差に基づいて制
御信号を生成し、端子24cより移相回路1420,1
421,1422に送出してそれぞれの移相量を制御す
る。
【0060】上記移相回路1420,1421,142
2はいずれも同構成である。図3に移相回路1420を
代表させてその具体的な構成を示す。
2はいずれも同構成である。図3に移相回路1420を
代表させてその具体的な構成を示す。
【0061】端子20aに入力された映像信号は、遅延
回路201で1クロック分遅延される。遅延回路201
で遅延される前の信号は係数器202に入力され、端子
20bに与えられた係数(同期検出回路1424からの
位相誤差情報)で重み付けされる。
回路201で1クロック分遅延される。遅延回路201
で遅延される前の信号は係数器202に入力され、端子
20bに与えられた係数(同期検出回路1424からの
位相誤差情報)で重み付けされる。
【0062】また、端子20bに加わった係数は引き算
器203により1から引き算される。すなわち、端子2
0bに加わった係数をkとすると、引き算器203の出
力は1−kとなる。
器203により1から引き算される。すなわち、端子2
0bに加わった係数をkとすると、引き算器203の出
力は1−kとなる。
【0063】一方、遅延回路201で1クロック遅延さ
れた映像信号は係数器204に入力され、引き算器20
3で得られた係数1−kで重み付けされる。各係数器2
02,204で重み付けされた信号は加算器205で加
算されて端子20cより出力される。
れた映像信号は係数器204に入力され、引き算器20
3で得られた係数1−kで重み付けされる。各係数器2
02,204で重み付けされた信号は加算器205で加
算されて端子20cより出力される。
【0064】ここで、端子20bに与えられる係数は0
から1の範囲の値をとる。1に近ければ遅延のほとんど
ない信号が端子20cに得られ、0に近ければ1クロッ
ク近く遅延した信号が端子20cに得られる。つまり、
概略1−kクロックの遅延が得られることになる。
から1の範囲の値をとる。1に近ければ遅延のほとんど
ない信号が端子20cに得られ、0に近ければ1クロッ
ク近く遅延した信号が端子20cに得られる。つまり、
概略1−kクロックの遅延が得られることになる。
【0065】図4は、図2中の同期検出回路1424の
具体的な構成を示すブロック回路図である。また、図
5、図6はそれぞれ図4中の第1及び第2のループフィ
ルタ243,247の具体的な構成を示すブロック回路
図である。図7は、図2中のfsc再生回路1423、
色復調回路145の具体的な構成を示すブロック回路図
である。また、図8は、同期検出回路1424の各回路
出力の波形を示す波形図であり、図9乃至図11は同期
検出回路1424の移相量制御動作を説明するための波
形図、図12は同期検出回路1424の同期再生動作を
説明するためのタイミング波形図である。
具体的な構成を示すブロック回路図である。また、図
5、図6はそれぞれ図4中の第1及び第2のループフィ
ルタ243,247の具体的な構成を示すブロック回路
図である。図7は、図2中のfsc再生回路1423、
色復調回路145の具体的な構成を示すブロック回路図
である。また、図8は、同期検出回路1424の各回路
出力の波形を示す波形図であり、図9乃至図11は同期
検出回路1424の移相量制御動作を説明するための波
形図、図12は同期検出回路1424の同期再生動作を
説明するためのタイミング波形図である。
【0066】まず、上記ADC141によってディジタ
ル化された入力コンポジット映像信号は、移相回路14
20によって位相シフトされた後、同期検出回路142
4の端子24aに与えられる。
ル化された入力コンポジット映像信号は、移相回路14
20によって位相シフトされた後、同期検出回路142
4の端子24aに与えられる。
【0067】この同期検出回路1424において、端子
24aに入力された映像信号は、図4に示す同期分離回
路241に供給される。この同期分離回路241は、入
力映像信号から水平同期信号及び垂直同期信号を分離す
るもので、水平同期信号は位相比較器242に供給され
る。水平同期信号の波形を図8(a)に示す。
24aに入力された映像信号は、図4に示す同期分離回
路241に供給される。この同期分離回路241は、入
力映像信号から水平同期信号及び垂直同期信号を分離す
るもので、水平同期信号は位相比較器242に供給され
る。水平同期信号の波形を図8(a)に示す。
【0068】一方、位相比較器242には、システムク
ロックをカウントして再生同期信号を得る水平カウンタ
244から、カウント値が4未満で−1、4以上で+1
となる信号が与えられる。この信号を図8(b)に示
す。位相比較器242では、まず、この信号と水平同期
信号とを掛け算し、図8(c)に示す信号を得て積分す
る。水平カウンタ244からは、水平同期期間が終了し
たタイミング信号が与えられ、その時点での積分結果が
位相誤差情報となる。この位相誤差情報は第1のループ
フィルタ243に与えられる。
ロックをカウントして再生同期信号を得る水平カウンタ
244から、カウント値が4未満で−1、4以上で+1
となる信号が与えられる。この信号を図8(b)に示
す。位相比較器242では、まず、この信号と水平同期
信号とを掛け算し、図8(c)に示す信号を得て積分す
る。水平カウンタ244からは、水平同期期間が終了し
たタイミング信号が与えられ、その時点での積分結果が
位相誤差情報となる。この位相誤差情報は第1のループ
フィルタ243に与えられる。
【0069】ここで、移相回路1420がクロックとコ
ンポジット映像信号の位相差を消すように動作している
通常動作時では、この位相誤差情報はどのラインにおい
ても0となる。
ンポジット映像信号の位相差を消すように動作している
通常動作時では、この位相誤差情報はどのラインにおい
ても0となる。
【0070】図5に示す第1のループフィルタ243で
は、こうして得られた位相誤差情報を元に、水平カウン
タ244のカウント周期をいくつにすべきかという値
と、移相回路1420,1421,1422に与える移
相量の算出を行う。
は、こうして得られた位相誤差情報を元に、水平カウン
タ244のカウント周期をいくつにすべきかという値
と、移相回路1420,1421,1422に与える移
相量の算出を行う。
【0071】図5において、端子243aに加わる位相
誤差情報は、係数器2431,2435で所定値を掛け
られる。加算器2432とラッチ回路2433は積分回
路を構成し、係数器2431から得られる値をライン毎
に累積加算する。その累積加算結果は加算器2434で
係数器2435からの値と加算される。
誤差情報は、係数器2431,2435で所定値を掛け
られる。加算器2432とラッチ回路2433は積分回
路を構成し、係数器2431から得られる値をライン毎
に累積加算する。その累積加算結果は加算器2434で
係数器2435からの値と加算される。
【0072】その加算結果は整数部と小数部に分けら
れ、整数部は加算器2436に、小数部は加算器243
7及びラッチ回路2438からなる積分回路に与えられ
る。加算器2437の加算結果は再び整数部と小数部に
分けられる。
れ、整数部は加算器2436に、小数部は加算器243
7及びラッチ回路2438からなる積分回路に与えられ
る。加算器2437の加算結果は再び整数部と小数部に
分けられる。
【0073】加算器2434から出力される小数部は、
各ライン毎に加算器2437とラッチ回路2438で累
積加算される。すると、その結果はいつかは1を越え
る。越えた場合には加算器2436で加算器2434の
整数部出力と加算され、端子243bに出力される。こ
の端子243bの出力値は水平カウンタ244に周期を
示す値として与えられる。
各ライン毎に加算器2437とラッチ回路2438で累
積加算される。すると、その結果はいつかは1を越え
る。越えた場合には加算器2436で加算器2434の
整数部出力と加算され、端子243bに出力される。こ
の端子243bの出力値は水平カウンタ244に周期を
示す値として与えられる。
【0074】また、ラッチ回路2438から得られる小
数部の値は端子243cを介して同期検出回路1424
の端子24cに出力され、移相量の制御信号として移相
回路1420,1421,1422に与えられる。
数部の値は端子243cを介して同期検出回路1424
の端子24cに出力され、移相量の制御信号として移相
回路1420,1421,1422に与えられる。
【0075】図9では、水平カウンタ244のカウント
値と、第1のループフィルタ243の端子243bと2
43cに出力される値との関係を示している。また、図
10ではコンポジット映像信号の波形とシステムクロッ
ク、水平カウンタ244のカウント値との関係を示して
いる。この例においては、入力コンポジット映像信号の
周期が「909.67」の場合である。以下にその各ラ
インでの処理動作について説明する。
値と、第1のループフィルタ243の端子243bと2
43cに出力される値との関係を示している。また、図
10ではコンポジット映像信号の波形とシステムクロッ
ク、水平カウンタ244のカウント値との関係を示して
いる。この例においては、入力コンポジット映像信号の
周期が「909.67」の場合である。以下にその各ラ
インでの処理動作について説明する。
【0076】第1ラインの最初では、ループフィルタ2
43の加算器2434での出力が「909.67」、ラ
ッチ回路2438の出力が「0.7」の状態としてい
る。
43の加算器2434での出力が「909.67」、ラ
ッチ回路2438の出力が「0.7」の状態としてい
る。
【0077】移相回路1420には「0.7」が与えら
れ、当該移相回路1420に加えられた映像信号は約
0.3クロック遅延した信号が得られる。その波形は図
11(a)に示すようになる。
れ、当該移相回路1420に加えられた映像信号は約
0.3クロック遅延した信号が得られる。その波形は図
11(a)に示すようになる。
【0078】このとき、ラッチ2438の出力「0.
7」に加算器2434の出力の小数部「0.67」が加
算され、その結果、加算器2437の出力に整数部
「1」、小数部「0.37」が得られる。加算器243
6にて、加算器2434の出力の整数部「909」に加
算器2437の出力の整数部「1」が加算され、端子2
43bに「910」を得る。よって、第1ラインにおい
て、水平カウンタ244は端子243bからの値「91
0」を受けて、「909」までカウントアップした後
「0」に戻る。
7」に加算器2434の出力の小数部「0.67」が加
算され、その結果、加算器2437の出力に整数部
「1」、小数部「0.37」が得られる。加算器243
6にて、加算器2434の出力の整数部「909」に加
算器2437の出力の整数部「1」が加算され、端子2
43bに「910」を得る。よって、第1ラインにおい
て、水平カウンタ244は端子243bからの値「91
0」を受けて、「909」までカウントアップした後
「0」に戻る。
【0079】第2ラインの最初では、加算器2434の
出力は、クロックと移相回路1420の出力映像信号と
の差がなかったとすると、「909.67」となる。水
平カウンタ244のカウント値が「0」に戻ると同時
に、加算器2437の出力の小数部「0.37」がラッ
チ回路2438の出力となり、端子243cに出力され
る。
出力は、クロックと移相回路1420の出力映像信号と
の差がなかったとすると、「909.67」となる。水
平カウンタ244のカウント値が「0」に戻ると同時
に、加算器2437の出力の小数部「0.37」がラッ
チ回路2438の出力となり、端子243cに出力され
る。
【0080】このため、移相回路1420には「0.3
7」が与えられ、当該移相回路1420に加えられた映
像信号は約0.63クロック分遅延されて出力される。
その出力波形は、図11(b)に示すような波形とな
る。
7」が与えられ、当該移相回路1420に加えられた映
像信号は約0.63クロック分遅延されて出力される。
その出力波形は、図11(b)に示すような波形とな
る。
【0081】このとき、加算器2437にて、ラッチ回
路2438の出力「0.37」に加算器2434の出力
の小数部0.67が加算される。その結果、加算器24
37の出力には整数部「1」、小数部「0.04」が得
られる。加算器2436にて、加算器2434の出力の
整数部「909」に加算器2437の出力の整数部
「1」が加算され、端子243bに「910」を得る。
よって、第2ラインにおいて、水平カウンタ244は端
子243bからの値「910」を受けて、「909」ま
でカウントアップした後に「0」に戻る。
路2438の出力「0.37」に加算器2434の出力
の小数部0.67が加算される。その結果、加算器24
37の出力には整数部「1」、小数部「0.04」が得
られる。加算器2436にて、加算器2434の出力の
整数部「909」に加算器2437の出力の整数部
「1」が加算され、端子243bに「910」を得る。
よって、第2ラインにおいて、水平カウンタ244は端
子243bからの値「910」を受けて、「909」ま
でカウントアップした後に「0」に戻る。
【0082】第3ラインの最初では、加算器2434の
出力は、クロックと移相回路1420の出力映像信号と
の差がなかったとすると、「909.67」となる。水
平カウンタ244のカウント値が「0」に戻ると同時
に、加算器2437の出力の小数部「0.04」がラッ
チ回路2438の出力となり、端子243cに出力され
る。
出力は、クロックと移相回路1420の出力映像信号と
の差がなかったとすると、「909.67」となる。水
平カウンタ244のカウント値が「0」に戻ると同時
に、加算器2437の出力の小数部「0.04」がラッ
チ回路2438の出力となり、端子243cに出力され
る。
【0083】このため、移相回路1420には「0.0
4」が与えられ、当該移相回路1420に加えられた映
像信号は約0.96クロック分遅延されて出力される。
その波形は、図11(c)に示すような波形となる。
4」が与えられ、当該移相回路1420に加えられた映
像信号は約0.96クロック分遅延されて出力される。
その波形は、図11(c)に示すような波形となる。
【0084】このとき、加算器2437にて、ラッチ回
路2438の出力「0.04」に加算器2434の出力
の小数部「0.67」が加算される。その結果、加算器
2437の出力には整数部「0」、小数部「0.71」
が得られる。加算器2436にて、加算器2434の出
力の整数部「909」に加算器2437の出力の整数部
「0」が加算され、端子243bに「909」を得る。
よって、第3ラインにおいて、水平カウンタ244は端
子243bからの値「909」を受けて、「908」カ
ウントアップした後に「0」に戻る。
路2438の出力「0.04」に加算器2434の出力
の小数部「0.67」が加算される。その結果、加算器
2437の出力には整数部「0」、小数部「0.71」
が得られる。加算器2436にて、加算器2434の出
力の整数部「909」に加算器2437の出力の整数部
「0」が加算され、端子243bに「909」を得る。
よって、第3ラインにおいて、水平カウンタ244は端
子243bからの値「909」を受けて、「908」カ
ウントアップした後に「0」に戻る。
【0085】第4ラインの最初では、加算器2434の
出力は、クロックと移相回路1420の出力映像信号と
の差がなかったとすると、「909.67」となる。水
平カウンタ244のカウント値が「0」に戻ると同時
に、加算器2437の出力の小数部「0.71」がラッ
チ回路2438の出力となり、端子243cに出力され
る。
出力は、クロックと移相回路1420の出力映像信号と
の差がなかったとすると、「909.67」となる。水
平カウンタ244のカウント値が「0」に戻ると同時
に、加算器2437の出力の小数部「0.71」がラッ
チ回路2438の出力となり、端子243cに出力され
る。
【0086】このため、移相回路1420には「0.7
1」が与えられ、当該移相回路1420に加えられた映
像信号は約0.29クロック分遅延されて出力される。
その波形は、図11(d)に示すような波形となる。
1」が与えられ、当該移相回路1420に加えられた映
像信号は約0.29クロック分遅延されて出力される。
その波形は、図11(d)に示すような波形となる。
【0087】このとき、加算器2437にて、ラッチ回
路2438の出力「0.71」に加算器2434の出力
の小数部「0.67」が加算される。その結果、加算器
2437の出力には整数部「1」、小数部「0.38」
が得られる。加算器2436にて、加算器2434の出
力の整数部「909」に加算器2437の出力の整数部
「1」が加算され、端子243bに「910」を得る。
よって、第3ラインにおいて、水平カウンタ244は端
子243bからの値「910」を受けて、「909」ま
でカウントアップした後に「0」に戻る。以下、同様に
動作する。
路2438の出力「0.71」に加算器2434の出力
の小数部「0.67」が加算される。その結果、加算器
2437の出力には整数部「1」、小数部「0.38」
が得られる。加算器2436にて、加算器2434の出
力の整数部「909」に加算器2437の出力の整数部
「1」が加算され、端子243bに「910」を得る。
よって、第3ラインにおいて、水平カウンタ244は端
子243bからの値「910」を受けて、「909」ま
でカウントアップした後に「0」に戻る。以下、同様に
動作する。
【0088】図12は、上記同期検出回路1424の同
期再生処理動作におけるタイミング関係を示すもので、
(a)は水平周期、(b)は入力コンポジット映像信
号、(c)は移相回路1420の出力映像信号、(d)
は同期検出回路1424の再生同期信号を示している。
期再生処理動作におけるタイミング関係を示すもので、
(a)は水平周期、(b)は入力コンポジット映像信
号、(c)は移相回路1420の出力映像信号、(d)
は同期検出回路1424の再生同期信号を示している。
【0089】すなわち、入力コンポジット映像信号が図
12(b)に示すタイミングで入力されると、その同期
信号は図12(a)に示す位置にある。ここで水平カウ
ンタ244のカウント周期は、第1、第2、第4の各ラ
インでは「910」であるが、第3ラインでは「90
9」である。
12(b)に示すタイミングで入力されると、その同期
信号は図12(a)に示す位置にある。ここで水平カウ
ンタ244のカウント周期は、第1、第2、第4の各ラ
インでは「910」であるが、第3ラインでは「90
9」である。
【0090】よって、第1ラインでは0.3クロック遅
延、第2ラインでは0.63クロック遅延、第3ライン
では0.96クロック遅延、第4ラインでは0.29ク
ロック遅延というように遅延量が与えられる。しかし、
再生同期信号は、第1ライン、第2ライン、第4ライン
ではそれぞれ910クロック間隔で、第3ラインでは9
09クロック間隔で出力される。
延、第2ラインでは0.63クロック遅延、第3ライン
では0.96クロック遅延、第4ラインでは0.29ク
ロック遅延というように遅延量が与えられる。しかし、
再生同期信号は、第1ライン、第2ライン、第4ライン
ではそれぞれ910クロック間隔で、第3ラインでは9
09クロック間隔で出力される。
【0091】尚、図4に示す同期検出回路1424にお
いて、同期分離回路241で分離された垂直同期信号
は、図示しない垂直同期再生回路によって同期再生さ
れ、その再生された垂直同期信号も端子24eから出力
される。
いて、同期分離回路241で分離された垂直同期信号
は、図示しない垂直同期再生回路によって同期再生さ
れ、その再生された垂直同期信号も端子24eから出力
される。
【0092】一方、図2において、fsc再生回路14
23は、同期検出回路1424の端子24bから発振周
波数値が与えられており、この発振中は数値に基づいて
カラーサブキャリア信号を発生する。具体的には、図7
に示すように、端子24bからの数値を加算器231及
びラッチ回路232によって積分し、これによって得ら
れる鋸波状波データを読出しアドレスとして波形ROM
233に入力し、SIN波形及びCOS波形のカラーサ
ブキャリアを発生させる。
23は、同期検出回路1424の端子24bから発振周
波数値が与えられており、この発振中は数値に基づいて
カラーサブキャリア信号を発生する。具体的には、図7
に示すように、端子24bからの数値を加算器231及
びラッチ回路232によって積分し、これによって得ら
れる鋸波状波データを読出しアドレスとして波形ROM
233に入力し、SIN波形及びCOS波形のカラーサ
ブキャリアを発生させる。
【0093】これら二つのカラーサブキャリア信号は色
復調回路145に与えられる。この色復調回路145で
は、図7に示すように、端子5aにΒΡF回路144で
抽出されたディジタルコンポジット映像信号の色信号成
分が与えられる。この色信号成分は、fsc再生回路1
423で得られた二つのカラーサブキャリア信号を掛け
算器51,52で掛け算され、LPF53,54にて低
域成分が取り出され、これによって二つの色信号が得ら
れる。これらの色信号はそれぞれ端子5b,5cより移
相回路1421,1422に送出される。
復調回路145に与えられる。この色復調回路145で
は、図7に示すように、端子5aにΒΡF回路144で
抽出されたディジタルコンポジット映像信号の色信号成
分が与えられる。この色信号成分は、fsc再生回路1
423で得られた二つのカラーサブキャリア信号を掛け
算器51,52で掛け算され、LPF53,54にて低
域成分が取り出され、これによって二つの色信号が得ら
れる。これらの色信号はそれぞれ端子5b,5cより移
相回路1421,1422に送出される。
【0094】一方の移相回路1422から出力される色
信号は同期検出回路1424の端子24dに与えられ
る。同期検出回路1424では、図4に示すように、端
子24dに与えられた色信号は位相比較器246に加え
られ、カラーバーストの存在する期間に基準値発生回路
245の発生する基準値と位相比較され、これによって
復調位相誤差値を得る。この復調位相誤差値は第2のル
ープフィルタ247で平均化される。
信号は同期検出回路1424の端子24dに与えられ
る。同期検出回路1424では、図4に示すように、端
子24dに与えられた色信号は位相比較器246に加え
られ、カラーバーストの存在する期間に基準値発生回路
245の発生する基準値と位相比較され、これによって
復調位相誤差値を得る。この復調位相誤差値は第2のル
ープフィルタ247で平均化される。
【0095】上記第2のループフィルタ247は、具体
的には図6に示すように構成される。図6において、端
子247aに加わる位相誤差値は、係数器2471,2
475で所定値を掛けられる。加算器2472とラッチ
回路2473は積分回路を構成し、係数器2471から
得られる値をライン毎に累積加算する。その累積加算結
果は加算器2474で係数器2475からの値と加算さ
れ、これによって位相誤差平均値を得る。この情報は端
子247bより同期検出回路1424の端子24bを介
してfsc再生回路1423に供給され、前述の処理に
供される。
的には図6に示すように構成される。図6において、端
子247aに加わる位相誤差値は、係数器2471,2
475で所定値を掛けられる。加算器2472とラッチ
回路2473は積分回路を構成し、係数器2471から
得られる値をライン毎に累積加算する。その累積加算結
果は加算器2474で係数器2475からの値と加算さ
れ、これによって位相誤差平均値を得る。この情報は端
子247bより同期検出回路1424の端子24bを介
してfsc再生回路1423に供給され、前述の処理に
供される。
【0096】上記移相回路1420,1421,142
2の各出力は、1Ηメモリ143,149,1410に
供給される。1Ηメモリ143は入力されたベースバン
ド輝度信号を1Η期間遅延させて引き算器1411に出
力する。また、1Ηメモリ149,1410はそれぞれ
入力されたベースバンド色信号を1H期間遅延させて各
々加算器1412,1413に出力する。
2の各出力は、1Ηメモリ143,149,1410に
供給される。1Ηメモリ143は入力されたベースバン
ド輝度信号を1Η期間遅延させて引き算器1411に出
力する。また、1Ηメモリ149,1410はそれぞれ
入力されたベースバンド色信号を1H期間遅延させて各
々加算器1412,1413に出力する。
【0097】引き算器1411,加算器1412,14
13には、各々移相回路1420,1421,1422
の出力も与えられており、引き算器1411は1Η期間
前後のベースバンド輝度信号を引き算し、加算器141
2,1413は各々1Η期間前後のベースバンド色信号
を加算する。
13には、各々移相回路1420,1421,1422
の出力も与えられており、引き算器1411は1Η期間
前後のベースバンド輝度信号を引き算し、加算器141
2,1413は各々1Η期間前後のベースバンド色信号
を加算する。
【0098】すなわち、1Ηメモリ143及び引き算器
1411によって垂直ハイパスフィルタが構成され、1
Ηメモリ149及び加算器1412、1Ηメモリ141
0及び加算器1413によって各々垂直ローパスフィル
タが構成される。
1411によって垂直ハイパスフィルタが構成され、1
Ηメモリ149及び加算器1412、1Ηメモリ141
0及び加算器1413によって各々垂直ローパスフィル
タが構成される。
【0099】引き算器1411の出力はさらにハイパス
フィルタ(ΗΡF)1414に与えられて高域成分が取
り出される。この信号は引き算器1415に入力され、
移相回路1420の出力信号から引き算される。これに
よってベースバンド輝度信号が得られる。
フィルタ(ΗΡF)1414に与えられて高域成分が取
り出される。この信号は引き算器1415に入力され、
移相回路1420の出力信号から引き算される。これに
よってベースバンド輝度信号が得られる。
【0100】DAC1416,1417,1418は各
々入力信号をアナログ信号に戻してマトリクス回路14
19に与える。このマトリクス回路1419は、マトリ
クス処理によって、輝度信号と二つのベースバンド色信
号からR,G,B信号を作成し、各々出力端子14b,
14c,14dから出力するようになっている。尚、同
期検出回路1424の端子24eから出力される再生水
平同期信号及び垂直同期信号は、端子14eを介して出
力されるようになっている。
々入力信号をアナログ信号に戻してマトリクス回路14
19に与える。このマトリクス回路1419は、マトリ
クス処理によって、輝度信号と二つのベースバンド色信
号からR,G,B信号を作成し、各々出力端子14b,
14c,14dから出力するようになっている。尚、同
期検出回路1424の端子24eから出力される再生水
平同期信号及び垂直同期信号は、端子14eを介して出
力されるようになっている。
【0101】また、本実施形態では、ADC141から
出力されるディジタルコンポジット映像信号は、文字多
重信号デコーダ1425にも供給されるようになってい
る。ADC141の出力は、発振器16の発振クロック
を用いた一定のサンプリング周波数でサンプリングされ
たディジタルデータであり、映像信号の影響を全く受け
ていない。そこで、文字多重信号デコーダ1425は、
入力されたディジタルコンポジット映像信号からデータ
クロックを再生して文字多重信号を分離し、ビットデー
タを再生するようになっている。再生されたビットデー
タは図1の表示デバイス15に供給されて適宜文字表示
される。
出力されるディジタルコンポジット映像信号は、文字多
重信号デコーダ1425にも供給されるようになってい
る。ADC141の出力は、発振器16の発振クロック
を用いた一定のサンプリング周波数でサンプリングされ
たディジタルデータであり、映像信号の影響を全く受け
ていない。そこで、文字多重信号デコーダ1425は、
入力されたディジタルコンポジット映像信号からデータ
クロックを再生して文字多重信号を分離し、ビットデー
タを再生するようになっている。再生されたビットデー
タは図1の表示デバイス15に供給されて適宜文字表示
される。
【0102】ところで、上記同期検出回路1424で得
られる位相誤差情報は1水平期間毎に変化することか
ら、−般的には移相回路1421,1422の出力も位
相誤差情報の変化点で出力値が不連続な値となる。一
方、fsc再生回路1423が発生するカラーサブキャ
リア信号は連続した値であるので、色復調は値が連続し
ている移相回路1421,1422の前段にて行うこと
が望ましい。
られる位相誤差情報は1水平期間毎に変化することか
ら、−般的には移相回路1421,1422の出力も位
相誤差情報の変化点で出力値が不連続な値となる。一
方、fsc再生回路1423が発生するカラーサブキャ
リア信号は連続した値であるので、色復調は値が連続し
ている移相回路1421,1422の前段にて行うこと
が望ましい。
【0103】もし、色復調を移相回路1421,142
2の後段において行う場合には、fsc再生回路142
3において発生したカラーサブキャリア信号も移相回路
1421,1422によって位相変化させる必要があ
り、システム規模の増大を招いてしまう。この理由か
ら、本実施形態においては、色復調回路145を移相回
路1421,1422の前段に設けている。
2の後段において行う場合には、fsc再生回路142
3において発生したカラーサブキャリア信号も移相回路
1421,1422によって位相変化させる必要があ
り、システム規模の増大を招いてしまう。この理由か
ら、本実施形態においては、色復調回路145を移相回
路1421,1422の前段に設けている。
【0104】このように、本実施形態においては、シス
テムクロックに基づくクロックタイミングの同期位置と
入力コンポジット映像信号の同期信号位置とに基づいて
係数を発生させて、計数値をクロック毎にカウントし
て、カウントアップしたことにより得た同期位置と映像
信号の同期位置との比較から計数値を更新して、映像信
号の同期位置に1クロック期間の範囲内で一致した再生
同期信号を得るようにしている。また、映像信号の水平
周期と再生同期周期との差に基づいて入力映像信号を移
相させることにより、画面歪みの発生を防止している。
テムクロックに基づくクロックタイミングの同期位置と
入力コンポジット映像信号の同期信号位置とに基づいて
係数を発生させて、計数値をクロック毎にカウントし
て、カウントアップしたことにより得た同期位置と映像
信号の同期位置との比較から計数値を更新して、映像信
号の同期位置に1クロック期間の範囲内で一致した再生
同期信号を得るようにしている。また、映像信号の水平
周期と再生同期周期との差に基づいて入力映像信号を移
相させることにより、画面歪みの発生を防止している。
【0105】すなわち、入力コンポジット映像信号の同
期信号にラインロックしたクロックを発生させる必要が
ないので、クロック再生のためのPLL回路に代えて、
ΙC化が可能な固定発振周波数の発振器を用いてクロッ
クを発生させればよく、水晶発振子を除いた回路の完全
ΙC化が可能となる。このため、システムを安価に構成
することができる。
期信号にラインロックしたクロックを発生させる必要が
ないので、クロック再生のためのPLL回路に代えて、
ΙC化が可能な固定発振周波数の発振器を用いてクロッ
クを発生させればよく、水晶発振子を除いた回路の完全
ΙC化が可能となる。このため、システムを安価に構成
することができる。
【0106】また、ラインロックしていないシステムク
ロックを用いているので、入力信号の周波数が変化して
も、各回路の動作が影響を受けることはなく、消費電力
の増加及びタイムマージンのロス等が発生することはな
いので、システム設計が容易となる。さらに、システム
クロックは、ラインロックしている必要はなく、入力映
像信号の周波数にかかわらず、発振器は所定の周波数で
発振すればよい。
ロックを用いているので、入力信号の周波数が変化して
も、各回路の動作が影響を受けることはなく、消費電力
の増加及びタイムマージンのロス等が発生することはな
いので、システム設計が容易となる。さらに、システム
クロックは、ラインロックしている必要はなく、入力映
像信号の周波数にかかわらず、発振器は所定の周波数で
発振すればよい。
【0107】したがって、上記構成による映像信号処理
装置は、方式が異なる映像信号が入力された場合であっ
ても、また、複数種類の映像信号が入力された場合で
も、共通のクロックを用いることができる。例えば、受
信信号がNTSC信号からΡΑL信号に変化した場合で
も、回路の変更は少なく、特にクロック周波数を変更す
る必要はない。
装置は、方式が異なる映像信号が入力された場合であっ
ても、また、複数種類の映像信号が入力された場合で
も、共通のクロックを用いることができる。例えば、受
信信号がNTSC信号からΡΑL信号に変化した場合で
も、回路の変更は少なく、特にクロック周波数を変更す
る必要はない。
【0108】また、ADC141によってサンプリング
されたデータは映像信号の周波数に依存しないことか
ら、文字多重信号のように映像信号に多重されたデータ
をADC141の出力から取り出して使用することが可
能であるので、文字多重放送信号などのデコーダ用のク
ロック発生器と、映像信号処理システムのクロック発生
器とを共用することができ、ハードウェア規模を縮小す
ると共に、クロック間干渉の発生を防止することができ
る。
されたデータは映像信号の周波数に依存しないことか
ら、文字多重信号のように映像信号に多重されたデータ
をADC141の出力から取り出して使用することが可
能であるので、文字多重放送信号などのデコーダ用のク
ロック発生器と、映像信号処理システムのクロック発生
器とを共用することができ、ハードウェア規模を縮小す
ると共に、クロック間干渉の発生を防止することができ
る。
【0109】図13は本発明に係る第2の実施形態の映
像信号処理装置が適用される、PIP表示機能を備えた
NTSC方式によるテレビジョン受信機の全体構成を示
すものである。尚、図13において、図1と同一部分に
は同一符号を付して示し、重複する説明は省略する。
像信号処理装置が適用される、PIP表示機能を備えた
NTSC方式によるテレビジョン受信機の全体構成を示
すものである。尚、図13において、図1と同一部分に
は同一符号を付して示し、重複する説明は省略する。
【0110】図13に示すテレビジョン受信機では、ア
ンテナ11で受けた受信信号は副画面用及び主画面用チ
ューナ12A,12Bに入力され、それぞれ任意のチャ
ンネル周波数信号が選局されて副画面用、主画面用検波
回路13A,13Bに供給される。これらの検波回路1
3A,13Bはそれぞれ入力信号からコンポジット映像
信号を検波するもので、各検波出力はそれぞれ映像信号
処理装置14ABの端子14Aa,14Baに供給され
る。
ンテナ11で受けた受信信号は副画面用及び主画面用チ
ューナ12A,12Bに入力され、それぞれ任意のチャ
ンネル周波数信号が選局されて副画面用、主画面用検波
回路13A,13Bに供給される。これらの検波回路1
3A,13Bはそれぞれ入力信号からコンポジット映像
信号を検波するもので、各検波出力はそれぞれ映像信号
処理装置14ABの端子14Aa,14Baに供給され
る。
【0111】上記映像信号処理装置14ABは、各端子
14Aa,14Baに入力される二つのコンポジット映
像信号をそれぞれベースバンドの輝度信号及び色信号に
変換し、選択的にRGB変換出力することで、PIP処
理されたRGB映像信号を生成すると共に、垂直及び水
平同期信号を再生する機能を有する。ここで得られた映
像信号はBGB出力毎に、再生同期信号と共に端子14
b,14c,14d,14eを介して表示デバイス15
に供給され、2分割されて表示される。
14Aa,14Baに入力される二つのコンポジット映
像信号をそれぞれベースバンドの輝度信号及び色信号に
変換し、選択的にRGB変換出力することで、PIP処
理されたRGB映像信号を生成すると共に、垂直及び水
平同期信号を再生する機能を有する。ここで得られた映
像信号はBGB出力毎に、再生同期信号と共に端子14
b,14c,14d,14eを介して表示デバイス15
に供給され、2分割されて表示される。
【0112】図14は上記映像信号処理装置14ABの
具体的な構成を示すものである。但し、図14におい
て、図2と同一部分には同一符号を付して示し、重複す
る説明は省略する。
具体的な構成を示すものである。但し、図14におい
て、図2と同一部分には同一符号を付して示し、重複す
る説明は省略する。
【0113】図14において、14Aは副画面用映像デ
コーダ、14Bは主画面用映像デコーダである。いずれ
も前述の周波数固定の発振器140で発生されるシステ
ムクロックを端子1401より入力し、内部の必要な回
路に与えるようになっている。すなわち、端子14Aa
に入力されるコンポジット映像信号は副画面のソースと
して用いられ、端子14Baに入力されるコンポジット
映像信号は主画面のソースとして用いられる。
コーダ、14Bは主画面用映像デコーダである。いずれ
も前述の周波数固定の発振器140で発生されるシステ
ムクロックを端子1401より入力し、内部の必要な回
路に与えるようになっている。すなわち、端子14Aa
に入力されるコンポジット映像信号は副画面のソースと
して用いられ、端子14Baに入力されるコンポジット
映像信号は主画面のソースとして用いられる。
【0114】ここで、本実施形態においては、図2に示
した文字多重信号デコーダ1425を含めてもよいが、
図中では省略している。また、1Ηメモリ143,14
9,1410、加算器(引き算器)1411,141
2,1413,1415及びΗΡF1414によって構
成されるY/C分離回路を省略し、ADC141の出力
をローパスフィルタ(以下LPFという)1431を介
して移相回路1420に与えている。LPF1431は
入力コンポジット映像信号の低域成分を通過させること
により輝度信号を分離して移相回路1420に出力す
る。
した文字多重信号デコーダ1425を含めてもよいが、
図中では省略している。また、1Ηメモリ143,14
9,1410、加算器(引き算器)1411,141
2,1413,1415及びΗΡF1414によって構
成されるY/C分離回路を省略し、ADC141の出力
をローパスフィルタ(以下LPFという)1431を介
して移相回路1420に与えている。LPF1431は
入力コンポジット映像信号の低域成分を通過させること
により輝度信号を分離して移相回路1420に出力す
る。
【0115】移相回路1420,1421,1422の
出力は各々フィードメモリ1432,1433,143
4に供給される。本実施形態においては、端子14Aa
に入力されるコンポジット映像信号を副画面用として用
いているので、画質の多少の劣化を許容することができ
る。このため、輝度信号と色信号との分離回路(Y/C
分離回路)を簡単なものにしている。尚、図2と同様の
Y/C分離回路を用いてもよいことは勿論である。
出力は各々フィードメモリ1432,1433,143
4に供給される。本実施形態においては、端子14Aa
に入力されるコンポジット映像信号を副画面用として用
いているので、画質の多少の劣化を許容することができ
る。このため、輝度信号と色信号との分離回路(Y/C
分離回路)を簡単なものにしている。尚、図2と同様の
Y/C分離回路を用いてもよいことは勿論である。
【0116】フィールドメモリ1432,1433,1
434は、各々同期検出回路1424から端子24eを
介して入力される再生同期信号に基づいて、移相回路1
420,1421,1422の出力を書き込み、同期発
生回路1435から端子35aを介して送出される主画
面用同期信号に基づいて読出し出力する。尚、本実施形
態においては、同期検出回路1424からの再生同期信
号は図13の表示デバイス15の表示用としては用いな
い。
434は、各々同期検出回路1424から端子24eを
介して入力される再生同期信号に基づいて、移相回路1
420,1421,1422の出力を書き込み、同期発
生回路1435から端子35aを介して送出される主画
面用同期信号に基づいて読出し出力する。尚、本実施形
態においては、同期検出回路1424からの再生同期信
号は図13の表示デバイス15の表示用としては用いな
い。
【0117】一方、端子14Baには2画面のうちの主
画面のソースである主画面用コンポジット映像信号が入
力される。このコンポジット映像信号は主画面用映像デ
コーダ14Bに供給される。
画面のソースである主画面用コンポジット映像信号が入
力される。このコンポジット映像信号は主画面用映像デ
コーダ14Bに供給される。
【0118】この映像デコーダ14Bの構成は、同図中
の副画面用デコーダ14Bの構成と同様であり、入力さ
れた主画面用コンポジット映像信号をデコードして、ア
ナログの輝度信号及び二つの色差信号を各々スイッチ1
441,1442,1443の端子aに出力する。ま
た、映像デコーダ14Bはディジタル化した主画面用コ
ンポジット映像信号を副画面用映像デコーダ14A内の
同期発生回路1435にも出力する。
の副画面用デコーダ14Bの構成と同様であり、入力さ
れた主画面用コンポジット映像信号をデコードして、ア
ナログの輝度信号及び二つの色差信号を各々スイッチ1
441,1442,1443の端子aに出力する。ま
た、映像デコーダ14Bはディジタル化した主画面用コ
ンポジット映像信号を副画面用映像デコーダ14A内の
同期発生回路1435にも出力する。
【0119】この同期発生回路1435は基本的に同期
検出回路1424と同様の構成であり、主画面用コンポ
ジット映像信号から主画面用同期信号を再生すると共
に、主画面用コンポジット映像信号のデコードに必要な
サブキャリア周波数情報や位相誤差情報を出力する。
尚、主画面用映像デコーダ14Bは副画面用映像デコー
ダと同様の構成であるので、発振器140が発生したシ
ステムクロックを用いて各種処理を行うことができる。
また、主画面用処理は、主画面用のクロック発振器を別
途使用し、独立のクロックで動作させてもよい。
検出回路1424と同様の構成であり、主画面用コンポ
ジット映像信号から主画面用同期信号を再生すると共
に、主画面用コンポジット映像信号のデコードに必要な
サブキャリア周波数情報や位相誤差情報を出力する。
尚、主画面用映像デコーダ14Bは副画面用映像デコー
ダと同様の構成であるので、発振器140が発生したシ
ステムクロックを用いて各種処理を行うことができる。
また、主画面用処理は、主画面用のクロック発振器を別
途使用し、独立のクロックで動作させてもよい。
【0120】上記同期発生回路1435からの主画面用
同期信号はフィールドメモリ1432,1433,14
34に与えられる。フィールドメモリ1432,143
3,1434は主画面用同期信号に基づいて、記憶して
いる映像信号を読み出して各々DAC1416,141
7,1418に出力する。尚、この場合には、フィール
ドメモリ1432,1433,1434は、副画面表示
領域に対応した縮小率となるように、例えば間引きを行
って信号を読み出すようになっている。また、同期発生
回路1435から出力された主画面用同期信号は端子1
4eを通して表示デバイス15にも供給されるようにな
っている。
同期信号はフィールドメモリ1432,1433,14
34に与えられる。フィールドメモリ1432,143
3,1434は主画面用同期信号に基づいて、記憶して
いる映像信号を読み出して各々DAC1416,141
7,1418に出力する。尚、この場合には、フィール
ドメモリ1432,1433,1434は、副画面表示
領域に対応した縮小率となるように、例えば間引きを行
って信号を読み出すようになっている。また、同期発生
回路1435から出力された主画面用同期信号は端子1
4eを通して表示デバイス15にも供給されるようにな
っている。
【0121】DAC1416,1417,1418の出
力はスイッチ1441,1442,1443の端子bに
供給される。スイッチ1441,1442,1443は
副画面表示領域に対応するタイミングで端子bを選択し
てDAC1416,1417,1418の出力をマトリ
クス回路1419に与え、他のタイミングで端子aを選
択して映像デコーダ14Bからの主画面用輝度信号及び
色信号をマトリクス回路1419に与えるようになって
いる。
力はスイッチ1441,1442,1443の端子bに
供給される。スイッチ1441,1442,1443は
副画面表示領域に対応するタイミングで端子bを選択し
てDAC1416,1417,1418の出力をマトリ
クス回路1419に与え、他のタイミングで端子aを選
択して映像デコーダ14Bからの主画面用輝度信号及び
色信号をマトリクス回路1419に与えるようになって
いる。
【0122】次に、上記のように構成された実施形態の
動作について説明する。
動作について説明する。
【0123】まず、主画面用コンポジット映像信号は端
子14Baを介して映像デコーダ14Bに与えられ、副
画面用のコンポジット映像信号は入力端子14Aaを介
してADC141に与えられる。副画面用のコンポジッ
ト映像信号は、ADC141によってディジタル信号に
変換された後、LPF1431,ΒΡF144及び移相
回路1420を介して同期検出回路1424に与えられ
る。LPF1431によって分離された輝度信号は移相
回路1420に供給され、BPF144によって分離さ
れた搬送色信号は色復調回路145において色復調され
て移相回路1421,1422に供給される。
子14Baを介して映像デコーダ14Bに与えられ、副
画面用のコンポジット映像信号は入力端子14Aaを介
してADC141に与えられる。副画面用のコンポジッ
ト映像信号は、ADC141によってディジタル信号に
変換された後、LPF1431,ΒΡF144及び移相
回路1420を介して同期検出回路1424に与えられ
る。LPF1431によって分離された輝度信号は移相
回路1420に供給され、BPF144によって分離さ
れた搬送色信号は色復調回路145において色復調され
て移相回路1421,1422に供給される。
【0124】上記同期検出回路1424は、一定の発振
周波数で発振する発振器140からのシステムクロック
を用いて、副画面用の入力コンポジット映像信号から垂
直及び水平同期信号を再生するとともに、再生同期信号
とシステムクロックとの位相誤差情報を出力する。移相
回路1420,1421,1422は位相誤差情報に基
づいて入力された信号を遅延されて各々フィールドメモ
リ1432,1433,1434に与える。フィールド
メモリ1432,1433,1434は副画面用の再生
同期信号を用いて移相回路1420,1421,142
2の出力を書き込む。
周波数で発振する発振器140からのシステムクロック
を用いて、副画面用の入力コンポジット映像信号から垂
直及び水平同期信号を再生するとともに、再生同期信号
とシステムクロックとの位相誤差情報を出力する。移相
回路1420,1421,1422は位相誤差情報に基
づいて入力された信号を遅延されて各々フィールドメモ
リ1432,1433,1434に与える。フィールド
メモリ1432,1433,1434は副画面用の再生
同期信号を用いて移相回路1420,1421,142
2の出力を書き込む。
【0125】一方、主画面用映像デコーダ14Bは主画
面用コンポジット映像信号から輝度信号及び色信号を得
る。同期発生回路1435は発振器140からのクロッ
クを用いて、主画面用のコンポジット映像信号から主画
面用同期信号を再生する。なお、映像デコーダ14Bは
同期発生回路1435から与えられる位相誤差情報に基
づいて映像信号の位相誤差を補正している。
面用コンポジット映像信号から輝度信号及び色信号を得
る。同期発生回路1435は発振器140からのクロッ
クを用いて、主画面用のコンポジット映像信号から主画
面用同期信号を再生する。なお、映像デコーダ14Bは
同期発生回路1435から与えられる位相誤差情報に基
づいて映像信号の位相誤差を補正している。
【0126】主画面用同期信号はフィールドメモリ14
32,1433,1434に与えられて、データの読み
出しに用いられる。これにより、フィールドメモリ14
32,1433,1434からは副画面用の縮小画像用
の輝度信号及び色信号が出力される。フィールドメモリ
1432,1433,1434の出力はDAC141
6,1417,1418によってアナログ信号に変換さ
れてスイッチ1441,1442,1443に供給され
る。
32,1433,1434に与えられて、データの読み
出しに用いられる。これにより、フィールドメモリ14
32,1433,1434からは副画面用の縮小画像用
の輝度信号及び色信号が出力される。フィールドメモリ
1432,1433,1434の出力はDAC141
6,1417,1418によってアナログ信号に変換さ
れてスイッチ1441,1442,1443に供給され
る。
【0127】スイッチ1441,1442,1443は
副画面表示領域に対応するタイミングでDAC141
6,1417,1418の出力を選択し、他のタイミン
グで主画面映像デコーダ14Bの出力を選択する。こう
して、主画面の輝度信号及び色信号、副画面の輝度信号
及び色信号が選択的にマトリクス回路1419に与えら
れて、R,G,B信号に変換されて出力される。表示デ
バイス15は主画面用同期信号を用いて端子14b,1
4c,14dからのR,G,Β信号に基づく表示を行
う。
副画面表示領域に対応するタイミングでDAC141
6,1417,1418の出力を選択し、他のタイミン
グで主画面映像デコーダ14Bの出力を選択する。こう
して、主画面の輝度信号及び色信号、副画面の輝度信号
及び色信号が選択的にマトリクス回路1419に与えら
れて、R,G,B信号に変換されて出力される。表示デ
バイス15は主画面用同期信号を用いて端子14b,1
4c,14dからのR,G,Β信号に基づく表示を行
う。
【0128】このように、本実施形態においては、主画
面用の回路及び副画面用の回路のいずれも発振器140
からのクロックを用いて同期信号を再生することがで
き、回路の共用化が可能である。すなわち、主画面用及
び副画面用の2つのシステムクロックを採用していない
ので、2信号間のクロック干渉を防止することができ、
システムクロック周波数の差成分によって画像が歪むこ
とはない。
面用の回路及び副画面用の回路のいずれも発振器140
からのクロックを用いて同期信号を再生することがで
き、回路の共用化が可能である。すなわち、主画面用及
び副画面用の2つのシステムクロックを採用していない
ので、2信号間のクロック干渉を防止することができ、
システムクロック周波数の差成分によって画像が歪むこ
とはない。
【0129】また、主画面信号処理のために、独立のク
ロックを用いる場合でも、PLL回路を不要にしてコス
トを低減することができる、入力信号の変動によって回
路動作が影響されることを防止することができる、入力
映像信号の方式が異なる場合でも、共通のクロック発生
回路を用いることができるなどの効果が得られる。
ロックを用いる場合でも、PLL回路を不要にしてコス
トを低減することができる、入力信号の変動によって回
路動作が影響されることを防止することができる、入力
映像信号の方式が異なる場合でも、共通のクロック発生
回路を用いることができるなどの効果が得られる。
【0130】また、図13に示す装置をΡAL方式のコ
ンポジット映像信号のデコード用として用いることもで
きる。この場合でも、発振器140の発振周波数はNT
SC方式のコンポジット映像信号のデコード時に用いた
周波数と同一であってもよいし、異なる周波数を用いて
もよい。
ンポジット映像信号のデコード用として用いることもで
きる。この場合でも、発振器140の発振周波数はNT
SC方式のコンポジット映像信号のデコード時に用いた
周波数と同一であってもよいし、異なる周波数を用いて
もよい。
【0131】異なる周波数を用いた場合には、各方式の
フィルタの回路が構成しやすくなるということがある。
クロックの共通化によるメリットが得られなくなるが、
信号処理回路が簡素化できるという利点がある。いずれ
にしても、周波数固定でよいことは勿論であり、IC化
に適した発振器を利用することができる。
フィルタの回路が構成しやすくなるということがある。
クロックの共通化によるメリットが得られなくなるが、
信号処理回路が簡素化できるという利点がある。いずれ
にしても、周波数固定でよいことは勿論であり、IC化
に適した発振器を利用することができる。
【0132】図15は本発明の第3の実施形態を示すブ
ロック図である。図15において、図14と同一部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
ロック図である。図15において、図14と同一部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
【0133】本実施形態は、上記第2の実施形態におけ
る主画面映像信号としてΜΡEG方式によるデジタル放
送を受信する場合を想定して構成した例であり、端子1
4Caにはデジタル映像信号が供給され、第2の実施形
態における映像デコーダ14Bに代わってMPEGデコ
ーダ14Cが用いられる。
る主画面映像信号としてΜΡEG方式によるデジタル放
送を受信する場合を想定して構成した例であり、端子1
4Caにはデジタル映像信号が供給され、第2の実施形
態における映像デコーダ14Bに代わってMPEGデコ
ーダ14Cが用いられる。
【0134】この場合、主画面処理のクロックは、発振
器140にて発生されたクロックを用いるか、もしく
は、主画面用のクロックを用いる。主画面のクロックを
用いた場合、PLL回路を不要にしてコストを低減する
ことができる、入力信号の変動によって回路動作が影響
されることを防止することができる、入力映像信号の方
式が異なる場合でも、共通のクロック発生回路を用いる
ことができるなどの効果が得られる。
器140にて発生されたクロックを用いるか、もしく
は、主画面用のクロックを用いる。主画面のクロックを
用いた場合、PLL回路を不要にしてコストを低減する
ことができる、入力信号の変動によって回路動作が影響
されることを防止することができる、入力映像信号の方
式が異なる場合でも、共通のクロック発生回路を用いる
ことができるなどの効果が得られる。
【0135】また、主画面、副画面の処理に共通のクロ
ックを用いる場合は、さらに回路の共通化、クロック間
干渉の問題が改善されるという効果がある。
ックを用いる場合は、さらに回路の共通化、クロック間
干渉の問題が改善されるという効果がある。
【0136】図16は、本発明に係る第4の実施形態を
示すブロック回路図である。図16において、図2と同
一部分には同一符号を付して説明を省略する。本実施形
態は上記各実施形態をDSP(ディジタルシグナルプロ
セッサ)を用いて構成した例である。
示すブロック回路図である。図16において、図2と同
一部分には同一符号を付して説明を省略する。本実施形
態は上記各実施形態をDSP(ディジタルシグナルプロ
セッサ)を用いて構成した例である。
【0137】本実施形態においても、発振器140は所
定の固定発振周波数で発振してシステムクロックを出力
する。ADC141は、このシステムクロックを用いて
端子14aからのコンポジット映像信号をディジタル信
号に変換する。このディジタルコンポジット信号はバス
1451に出力される。また、発振器140で発生され
るシステムクロックはDSΡ1452にも供給される。
定の固定発振周波数で発振してシステムクロックを出力
する。ADC141は、このシステムクロックを用いて
端子14aからのコンポジット映像信号をディジタル信
号に変換する。このディジタルコンポジット信号はバス
1451に出力される。また、発振器140で発生され
るシステムクロックはDSΡ1452にも供給される。
【0138】尚、図16では、発振器140をADC1
41に供給するシステムクロック用及びDSPl452
が使用するクロック用として兼用したが、DSP145
2専用のクロック発振器を別に設けてもよい。また、発
振器140を図示しない通信回路用のクロック発振器用
として兼用としてもよいし、別に設けてもよい。
41に供給するシステムクロック用及びDSPl452
が使用するクロック用として兼用したが、DSP145
2専用のクロック発振器を別に設けてもよい。また、発
振器140を図示しない通信回路用のクロック発振器用
として兼用としてもよいし、別に設けてもよい。
【0139】図2の装置における映像信号のデコード処
理はディジタル処理であるので、ソフトウェアによる処
理が可能である。プログラムメモリ1454はこのよう
なコンポジット映像信号をデコードするためのプログラ
ム等が格納されている。
理はディジタル処理であるので、ソフトウェアによる処
理が可能である。プログラムメモリ1454はこのよう
なコンポジット映像信号をデコードするためのプログラ
ム等が格納されている。
【0140】DSΡ1452は、プログラムメモリ14
54に格納されているプログラムに基づいて、データメ
モリ1453を用いて図2のBPF144、fsc再生
回路1423、色復調回路145、同期検出回路142
4及び移相回路1420,1421,1422の処理、
すなわち搬送色信号帯域のフィルタ処理、カラーサブキ
ャリア信号の再生処理、色復調処理、同期再生処理、位
相誤差情報検出処理及び移相処理等をソフトウェア処理
によって行う。
54に格納されているプログラムに基づいて、データメ
モリ1453を用いて図2のBPF144、fsc再生
回路1423、色復調回路145、同期検出回路142
4及び移相回路1420,1421,1422の処理、
すなわち搬送色信号帯域のフィルタ処理、カラーサブキ
ャリア信号の再生処理、色復調処理、同期再生処理、位
相誤差情報検出処理及び移相処理等をソフトウェア処理
によって行う。
【0141】また、DSP1452は1Hメモリ14
3,149,1410、加算器(引き算器)1411,
1412,1413,1415及びΗΡF1414によ
るY/C分離処理もソフトウェアで行う。さらに、DS
Ρ1452は、マトリクス回路1419のマトリクス処
理もソフトウェアで行う。
3,149,1410、加算器(引き算器)1411,
1412,1413,1415及びΗΡF1414によ
るY/C分離処理もソフトウェアで行う。さらに、DS
Ρ1452は、マトリクス回路1419のマトリクス処
理もソフトウェアで行う。
【0142】DSPl452は、これらのソフトウェア
処理によって得たデータ、即ち、R,G,B信号、及び
再生同期信号を各々バス1451を介して出力ポート1
455〜1458へ出力する。出力ポート1455〜1
458は各々入力されたデータをアナログ信号に戻し、
出力端子14b〜14eを介して表示デバイス15に供
給するようになっている。
処理によって得たデータ、即ち、R,G,B信号、及び
再生同期信号を各々バス1451を介して出力ポート1
455〜1458へ出力する。出力ポート1455〜1
458は各々入力されたデータをアナログ信号に戻し、
出力端子14b〜14eを介して表示デバイス15に供
給するようになっている。
【0143】このように構成された映像信号処理装置に
おいては、コンポジット映像信号はADC141によっ
てディジタル信号に変換された後、バス1451を介し
てDSΡ1452に供給される。DSP1452はプロ
グラムメモリ1454に格納されているプログラムに基
づいて映像信号のデコ−ダ処理を行う。
おいては、コンポジット映像信号はADC141によっ
てディジタル信号に変換された後、バス1451を介し
てDSΡ1452に供給される。DSP1452はプロ
グラムメモリ1454に格納されているプログラムに基
づいて映像信号のデコ−ダ処理を行う。
【0144】ここで、DSP1452は図2の同期検出
回路1424及び移相回路1420,1421,242
2と同様の処理が可能であるので、DSΡ1452にお
いて用いるシステムクロックはラインロックした信号で
ある必要はない。DSΡ1452はデコード処理によっ
て得たR,G,B信号及び再生同期信号を各々出力ポー
ト1455〜1458を介して出力端子14b〜14e
に出力する。
回路1424及び移相回路1420,1421,242
2と同様の処理が可能であるので、DSΡ1452にお
いて用いるシステムクロックはラインロックした信号で
ある必要はない。DSΡ1452はデコード処理によっ
て得たR,G,B信号及び再生同期信号を各々出力ポー
ト1455〜1458を介して出力端子14b〜14e
に出力する。
【0145】したがって、本実施形態においても図2と
同様の効果を得ることができる。このように、本実施形
態においては、信号処理をDSΡ1452で実行してお
り、DSΡ1452を用いた一般的なシステムに発振器
140及びADC141の追加を行うことにより映像信
号のデコード処理を実現することができる。
同様の効果を得ることができる。このように、本実施形
態においては、信号処理をDSΡ1452で実行してお
り、DSΡ1452を用いた一般的なシステムに発振器
140及びADC141の追加を行うことにより映像信
号のデコード処理を実現することができる。
【0146】また、DSΡ1452において用いるクロ
ック発振器をサンプリングクロックとして使用すること
ができるので、発振器140を省略することも可能であ
る。また、ソフトウェアの変更だけでNTSC方式及び
PAL方式等の他方式の信号処理が可能である。
ック発振器をサンプリングクロックとして使用すること
ができるので、発振器140を省略することも可能であ
る。また、ソフトウェアの変更だけでNTSC方式及び
PAL方式等の他方式の信号処理が可能である。
【0147】図17は、本発明の第5の実施形態を示す
ブロック図である。本実施形態はマイクロコンピュータ
及びパーソナルコンピュータ(以下パソコンという)等
に適応した例である。
ブロック図である。本実施形態はマイクロコンピュータ
及びパーソナルコンピュータ(以下パソコンという)等
に適応した例である。
【0148】近年、パーソナルコンピュータ(以下、パ
ソコンと称する)にテレビジョン信号受信用のビデオカ
ードを搭載した、いわゆるパソコンテレビが商品化され
ている。このパソコンテレビにおいては、ビデオカード
に組み込まれたチューナによって受信したテレビジョン
信号をデコードし、デコード結果をビデオRAMに転送
して画面表示を行っており、パソコン本来の画像と同時
にテレビジョン画像も表示することができ、マルチメデ
ィアに対応した機器として普及しようとしている。
ソコンと称する)にテレビジョン信号受信用のビデオカ
ードを搭載した、いわゆるパソコンテレビが商品化され
ている。このパソコンテレビにおいては、ビデオカード
に組み込まれたチューナによって受信したテレビジョン
信号をデコードし、デコード結果をビデオRAMに転送
して画面表示を行っており、パソコン本来の画像と同時
にテレビジョン画像も表示することができ、マルチメデ
ィアに対応した機器として普及しようとしている。
【0149】しかしながら、このようなパソコンテレビ
においては、入力映像信号にロックしたクロックが必要
であり、入力する映像信号分のクロック発生器が必要で
ある。
においては、入力映像信号にロックしたクロックが必要
であり、入力する映像信号分のクロック発生器が必要で
ある。
【0150】そこで、本実施形態では、このようなパソ
コンテレビに適応するために、単一の発振器を用いて装
置を構成している。すなわち、端子71,72,73に
入力されるコンポジット映像信号はそれぞれADC7
4,75,76に供給される。発振器77は所定の固定
の周波数のシステムクロックを発生し、サンプリングク
ロックとしてADC74,75,76及びCPU78に
出力する。ADC74,75,76は発振器77からの
クロックを用いて入力コンポジット映像信号をディジタ
ル信号に変換してバス79に出力する。
コンテレビに適応するために、単一の発振器を用いて装
置を構成している。すなわち、端子71,72,73に
入力されるコンポジット映像信号はそれぞれADC7
4,75,76に供給される。発振器77は所定の固定
の周波数のシステムクロックを発生し、サンプリングク
ロックとしてADC74,75,76及びCPU78に
出力する。ADC74,75,76は発振器77からの
クロックを用いて入力コンポジット映像信号をディジタ
ル信号に変換してバス79に出力する。
【0151】尚、図17では発振器77をADC74,
75,76に供給するサンプリングクロック用及びCP
U78が使用するクロック用として兼用したが、CPU
78専用のクロック発振器を別に設けてもよい。また、
発振器77を図示しない通信回路用のクロック発振器用
として兼用してもよいし、別に設けてもよい。
75,76に供給するサンプリングクロック用及びCP
U78が使用するクロック用として兼用したが、CPU
78専用のクロック発振器を別に設けてもよい。また、
発振器77を図示しない通信回路用のクロック発振器用
として兼用してもよいし、別に設けてもよい。
【0152】DMA(ダイレクトメモリアクセス)コン
トローラ80は、CPU78の制御を受けて、バス79
によるデータ転送を制御する。ADC74,75,76
からのディジタル映像信号はDMΑコントローラ80に
よって転送制御され、バス79を介してデータメモリ8
2に供給されるようになっている。
トローラ80は、CPU78の制御を受けて、バス79
によるデータ転送を制御する。ADC74,75,76
からのディジタル映像信号はDMΑコントローラ80に
よって転送制御され、バス79を介してデータメモリ8
2に供給されるようになっている。
【0153】プログラムメモリ81、データメモリ8
2、表示メモリ83、表示制御部85、バス79、CP
U78及びDΜAコントローラ80によって、−般的な
パーソナルコンピュータシステムが構成される。本実施
形態においては、CPU78は発振器77からのシステ
ムクロックに基づいて動作するようになっている。
2、表示メモリ83、表示制御部85、バス79、CP
U78及びDΜAコントローラ80によって、−般的な
パーソナルコンピュータシステムが構成される。本実施
形態においては、CPU78は発振器77からのシステ
ムクロックに基づいて動作するようになっている。
【0154】プログラムメモリ81はコンポジット映像
信号をデコードするためのプログラムが格納されてい
る。CPU78は、プログラムメモリ81に格納されて
いるプログラムに基づいて、データメモリ82を用い
て、図2のΒPF144、fsc再生回路1423、色
復調回路145、同期検出回路1424及び移相回路1
420,1421,2422の処理、すなわち搬送色信
号帯域のフィルタ処理、カラーサブキャリア信号の再生
処理、色復調処理、同期再生処理、位相誤差情報検出処
理及び移相処理等をソフトウェア処理によって行う。
信号をデコードするためのプログラムが格納されてい
る。CPU78は、プログラムメモリ81に格納されて
いるプログラムに基づいて、データメモリ82を用い
て、図2のΒPF144、fsc再生回路1423、色
復調回路145、同期検出回路1424及び移相回路1
420,1421,2422の処理、すなわち搬送色信
号帯域のフィルタ処理、カラーサブキャリア信号の再生
処理、色復調処理、同期再生処理、位相誤差情報検出処
理及び移相処理等をソフトウェア処理によって行う。
【0155】また、CPU78は1Ηメモリ143,1
49,1410、加算器(引き算器)1411,141
2,1413,1415及びΗΡF1414によるY/
C分離処理をソフトウェア処理で行う。さらに、CPU
78はマトリクス回路1419のマトリクス処理もソフ
トウェア処理で行う。尚、CPU78に代えてDSΡを
採用してもよいことは勿論である。
49,1410、加算器(引き算器)1411,141
2,1413,1415及びΗΡF1414によるY/
C分離処理をソフトウェア処理で行う。さらに、CPU
78はマトリクス回路1419のマトリクス処理もソフ
トウェア処理で行う。尚、CPU78に代えてDSΡを
採用してもよいことは勿論である。
【0156】上記CPU78は、DMAコントローラ8
0を制御して、ソフトウェア処理によって得たデータ、
すなわちR,G,Β信号を各々バス79を介して表示メ
モリ83に転送させる。表示メモリ83はCPU78の
処理に基づく画像データを保持する。表示制御部85は
表示メモリ83に記憶された画像データを読み出して
R,G,Β信号に変換し、端子86,87,88を介し
て図示しない表示デバイスに供給するようになってい
る。
0を制御して、ソフトウェア処理によって得たデータ、
すなわちR,G,Β信号を各々バス79を介して表示メ
モリ83に転送させる。表示メモリ83はCPU78の
処理に基づく画像データを保持する。表示制御部85は
表示メモリ83に記憶された画像データを読み出して
R,G,Β信号に変換し、端子86,87,88を介し
て図示しない表示デバイスに供給するようになってい
る。
【0157】このように構成された実施形態において
は、複数の種類のコンポジット映像信号の入力が可能と
なっている。端子71,72,73を介して入力された
これらのコンポジット映像信号は、各々発振器77のシ
ステムクロックを用いたADC74,75,76によっ
てディジタル信号に変換される。DMAコントローラ8
0はADC74,75,76からの映像データをバス7
9を介してデータメモリ82に供給し記憶させる。
は、複数の種類のコンポジット映像信号の入力が可能と
なっている。端子71,72,73を介して入力された
これらのコンポジット映像信号は、各々発振器77のシ
ステムクロックを用いたADC74,75,76によっ
てディジタル信号に変換される。DMAコントローラ8
0はADC74,75,76からの映像データをバス7
9を介してデータメモリ82に供給し記憶させる。
【0158】CPU78は、プログラムメモリ81から
のプログラムに基づいて、データメモリ82に記憶され
た映像データのデコード処理を行い、デコード結果を表
示メモリ83に与えて記憶させる。
のプログラムに基づいて、データメモリ82に記憶され
た映像データのデコード処理を行い、デコード結果を表
示メモリ83に与えて記憶させる。
【0159】尚、CPU78は入力された複数の映像信
号データについて同様の信号処理を並行して行うことが
できる。この場合には、CPU78は入力コンポジット
映像信号の各方式に対応した信号処理プログラムを用い
て各映像データの処理を行う。また、CPU78はテレ
ビジョン受信機能以外の一般的なパソコン処理も行うこ
とができる。この処理に基づく画像データも表示メモリ
83に供給される。
号データについて同様の信号処理を並行して行うことが
できる。この場合には、CPU78は入力コンポジット
映像信号の各方式に対応した信号処理プログラムを用い
て各映像データの処理を行う。また、CPU78はテレ
ビジョン受信機能以外の一般的なパソコン処理も行うこ
とができる。この処理に基づく画像データも表示メモリ
83に供給される。
【0160】デコード結果は表示制御部85の書込み制
御を受けて表示メモリ83に記憶され、表示制御部85
の読出し制御を受けて読み出される。表示制御部85は
表示メモリ83からの複数種類の画像データに重ね合わ
せ処理等を施してR,G,B信号を端子86,87,8
8から出力する。
御を受けて表示メモリ83に記憶され、表示制御部85
の読出し制御を受けて読み出される。表示制御部85は
表示メモリ83からの複数種類の画像データに重ね合わ
せ処理等を施してR,G,B信号を端子86,87,8
8から出力する。
【0161】例えば、表示制御部85は、デコードした
複数の画像を多画面表示するように表示メモリ83に対
する書込み及び読出しを行ってもよく、また、所定のテ
レビジョン画像上にパソコン処理に基づく文字情報等を
スーパーインポーズするように表示メモリ83に対する
書込み及び読出しを行ってもよい。
複数の画像を多画面表示するように表示メモリ83に対
する書込み及び読出しを行ってもよく、また、所定のテ
レビジョン画像上にパソコン処理に基づく文字情報等を
スーパーインポーズするように表示メモリ83に対する
書込み及び読出しを行ってもよい。
【0162】このように、本実施形態においては、一般
的なコンピュータシステムにADCを追加することのみ
によって、複数の映像信号の並行処理を可能にすること
ができる。また、各ADCのサンプルレートは相互に同
一でよいので、入力映像信号数だけADCを設けること
なく、アナログスイッチを用いて、複数の映像信号を時
分割に1つのADCに供給するようにしてもよい。
的なコンピュータシステムにADCを追加することのみ
によって、複数の映像信号の並行処理を可能にすること
ができる。また、各ADCのサンプルレートは相互に同
一でよいので、入力映像信号数だけADCを設けること
なく、アナログスイッチを用いて、複数の映像信号を時
分割に1つのADCに供給するようにしてもよい。
【0163】尚、上記各実施形態においては、R,G,
B信号を表示デバイスに出力するようにしたが、輝度信
号と色差信号を表示デバイスに出力するようにしてもよ
い。その他、種々の変形が可能であることはいうまでも
ない。
B信号を表示デバイスに出力するようにしたが、輝度信
号と色差信号を表示デバイスに出力するようにしてもよ
い。その他、種々の変形が可能であることはいうまでも
ない。
【0164】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ライン
ロックしていない信号をシステムクロックとして採用す
ることを可能とすることにより、回路を完全ΙC化する
ことができ、ΡLL回路を不要にしてコストを低減する
ことができ、入力信号の変動によって回路動作が影響さ
れることを防止することができ、入力映像信号の方式が
異なる場合でも、共通のクロック発生回路を用いること
ができ、複数種類の映像信号が入力される場合でも、共
通のクロック発生回路を用いることができ、入力映像信
号に含まれる文字多重信号用のデコーダ用の回路を入力
信号のデコーダ用の回路と共通化することができるとい
う効果を有する。
ロックしていない信号をシステムクロックとして採用す
ることを可能とすることにより、回路を完全ΙC化する
ことができ、ΡLL回路を不要にしてコストを低減する
ことができ、入力信号の変動によって回路動作が影響さ
れることを防止することができ、入力映像信号の方式が
異なる場合でも、共通のクロック発生回路を用いること
ができ、複数種類の映像信号が入力される場合でも、共
通のクロック発生回路を用いることができ、入力映像信
号に含まれる文字多重信号用のデコーダ用の回路を入力
信号のデコーダ用の回路と共通化することができるとい
う効果を有する。
【図1】 本発明に係る第1の実施形態の映像信号処理
装置が適用される、文字多重放送受信機能を備えたNT
SC方式によるテレビジョン受信機の全体構成を示すブ
ロック回路図。
装置が適用される、文字多重放送受信機能を備えたNT
SC方式によるテレビジョン受信機の全体構成を示すブ
ロック回路図。
【図2】 同実施形態の映像信号処理装置の具体的な構
成を示すブロック回路図。
成を示すブロック回路図。
【図3】 図2に示す映像信号処理装置の移相回路の具
体的な構成を示すブロック回路図。
体的な構成を示すブロック回路図。
【図4】 図2に示す映像信号処理装置の同期検出回路
の具体的な構成を示すブロック回路図。
の具体的な構成を示すブロック回路図。
【図5】 図4に示す同期検出回路の第1のループフィ
ルタの具体的な構成を示すブロック回路図。
ルタの具体的な構成を示すブロック回路図。
【図6】 図4に示す同期検出回路の第2のループフィ
ルタの具体的な構成を示すブロック回路図。
ルタの具体的な構成を示すブロック回路図。
【図7】 図2に示す映像信号処理装置のfsc再生回
路及び色復調回路の具体的な構成を示すブロック回路
図。
路及び色復調回路の具体的な構成を示すブロック回路
図。
【図8】 図4に示す同期検出回路の各回路出力の波形
を示す波形図。
を示す波形図。
【図9】 図4に示す同期検出回路の水平カウンタのカ
ウント値と第1のループフィルタの端子に出力される値
との関係を示す図。
ウント値と第1のループフィルタの端子に出力される値
との関係を示す図。
【図10】 図4に示す同期検出回路のコンポジット映
像信号の波形とシステムクロック、水平カウンタのカウ
ント値との関係を示す波形図。
像信号の波形とシステムクロック、水平カウンタのカウ
ント値との関係を示す波形図。
【図11】 図4に示す同期検出回路の移相量制御動作
を説明するための波形図。
を説明するための波形図。
【図12】 図4に示す同期検出回路の同期再生動作を
説明するためのタイミング波形図。
説明するためのタイミング波形図。
【図13】 本発明に係る第2の実施形態の映像信号処
理装置が適用される、PIP表示機能を備えたNTSC
方式によるテレビジョン受信機の全体構成を示すブロッ
ク回路図。
理装置が適用される、PIP表示機能を備えたNTSC
方式によるテレビジョン受信機の全体構成を示すブロッ
ク回路図。
【図14】 図13に示す映像信号処理装置の具体的な
構成を示すブロック回路図。
構成を示すブロック回路図。
【図15】 本発明の第3の実施形態として、第2の実
施形態における主画面映像信号としてΜΡEG方式によ
るデジタル放送を受信する場合を想定した場合の映像信
号処理装置の構成を示すブロック回路図。
施形態における主画面映像信号としてΜΡEG方式によ
るデジタル放送を受信する場合を想定した場合の映像信
号処理装置の構成を示すブロック回路図。
【図16】 本発明に係る第4の実施形態として、DS
Pを用いた場合の映像信号処理装置の構成を示すブロッ
ク回路図。
Pを用いた場合の映像信号処理装置の構成を示すブロッ
ク回路図。
【図17】 本発明に係る第5の実施形態として、パソ
コン等に適応した場合の映像信号処理装置の構成を示す
ブロック回路図。
コン等に適応した場合の映像信号処理装置の構成を示す
ブロック回路図。
【図18】 NTSC方式によるテレビジョン受信機の
全体構成を示すブロック回路図。
全体構成を示すブロック回路図。
【図19】 図18に示す映像信号処理装置の具体的な
構成を示すブロック回路図。
構成を示すブロック回路図。
11…アンテナ、12…チューナ、13…検波回路、1
4…映像信号処理装置、15…表示デバイス、16…セ
レクタ、140…クロック発振器、141…ADC、1
42…VCΧO、143…1Hメモリ、144…BP
F、145…色復調回路、146…位相比較回路、14
7…fsc発生回路、148…バースト・同期検出回
路、149,1410…1Hメモリ、1411…引き算
器、1412,1413…加算器、1414…HPF、
1415…引き算器、1416,1417,1418…
DAC、1419…マトリクス回路、1420,142
1,1422…移相回路、1423…fsc再生回路、
1424…同期検出回路、1425…文字多重信号デコ
ーダ、201…遅延回路、202…係数器、203…引
き算器、204…係数器、205…加算器、241…同
期分離回路、242…位相比較器、243…第1のルー
プフィルタ、244…水平カウンタ、245…基準値発
生回路、246…位相比較器、247…第2のループフ
ィルタ、2431…係数器、2432…加算器、243
3…ラッチ回路、2434…加算器、2435…係数
器、2436,2437…加算器、2438…ラッチ回
路、231…加算器、232…ラッチ回路、233…波
形ROM、51,52…掛け算器、53,54…LP
F、12A…副画面用チューナ、12B…主画面用チュ
ーナ、13A…副画面用検波回路、13B…主画面用検
波回路、14AB…映像信号処理装置、14A…副画面
用映像デコーダ、14B…主画面用映像デコーダ、14
C…MPEGデコーダ、1431…LPF、1432,
1433,1434…フィールドメモリ、1435…同
期発生回路、1441,1442,1443…スイッ
チ、1451…バス、1452…DSP、1453…デ
ータメモリ、1454…プログラムメモリ、1455〜
1458…出力ポート、71,72,73…映像信号入
力端子、74,75,76…ADC、77…発振器、7
8…CPU、79…バス、80…DMAコントローラ、
81…プログラムメモリ、82…データメモリ、83…
表示メモリ、85…表示制御部、86,87,88…R
GB映像信号出力端子。
4…映像信号処理装置、15…表示デバイス、16…セ
レクタ、140…クロック発振器、141…ADC、1
42…VCΧO、143…1Hメモリ、144…BP
F、145…色復調回路、146…位相比較回路、14
7…fsc発生回路、148…バースト・同期検出回
路、149,1410…1Hメモリ、1411…引き算
器、1412,1413…加算器、1414…HPF、
1415…引き算器、1416,1417,1418…
DAC、1419…マトリクス回路、1420,142
1,1422…移相回路、1423…fsc再生回路、
1424…同期検出回路、1425…文字多重信号デコ
ーダ、201…遅延回路、202…係数器、203…引
き算器、204…係数器、205…加算器、241…同
期分離回路、242…位相比較器、243…第1のルー
プフィルタ、244…水平カウンタ、245…基準値発
生回路、246…位相比較器、247…第2のループフ
ィルタ、2431…係数器、2432…加算器、243
3…ラッチ回路、2434…加算器、2435…係数
器、2436,2437…加算器、2438…ラッチ回
路、231…加算器、232…ラッチ回路、233…波
形ROM、51,52…掛け算器、53,54…LP
F、12A…副画面用チューナ、12B…主画面用チュ
ーナ、13A…副画面用検波回路、13B…主画面用検
波回路、14AB…映像信号処理装置、14A…副画面
用映像デコーダ、14B…主画面用映像デコーダ、14
C…MPEGデコーダ、1431…LPF、1432,
1433,1434…フィールドメモリ、1435…同
期発生回路、1441,1442,1443…スイッ
チ、1451…バス、1452…DSP、1453…デ
ータメモリ、1454…プログラムメモリ、1455〜
1458…出力ポート、71,72,73…映像信号入
力端子、74,75,76…ADC、77…発振器、7
8…CPU、79…バス、80…DMAコントローラ、
81…プログラムメモリ、82…データメモリ、83…
表示メモリ、85…表示制御部、86,87,88…R
GB映像信号出力端子。
Claims (16)
- 【請求項1】 所定の発振周波数で発振してクロックを
発生する発振手段と、 入力されたコンポジット映像信号を前記発振手段からの
クロックを用いてサンプリングしてディジタル映像信号
に変換するアナログディジタル変換手段と、 前記アナログディジタル変換手段から出力されるディジ
タル映像信号の位相をシフトする移相手段と、 前記クロックタイミングで再生同期信号を発生するとと
もに、前記移相手段からのディジタル映像信号の同期信
号の位置と、前記クロックタイミングの再生同期信号の
位置との誤差情報に基づいて、前記移相手段に前記ディ
ジタル映像信号をその同期位置が前記再生同期信号の位
置と所定の位相関係に略一致するように移相させる同期
検出手段と、 前記移相手段からのディジタル映像信号をデコードして
表示デバイスに出力する映像処理手段とを具備したこと
を特徴とする映像信号処理装置。 - 【請求項2】 所定の発振周波数で発振してクロックを
発生する発振手段と、 入力されたコンポジット映像信号を前記発振手段からの
クロックを用いてサンプリングしてディジタル映像信号
に変換するアナログディジタル変換手段と、 前記アナログディジタル変換手段からのディジタル映像
信号から搬送色信号帯域を分離するフィルタと、 前記フィルタの出力を色復調する色復調手段と、 前記アナログディジタル変換手段からのディジタル映像
信号及び前記色復調手段からのベースバンド色信号をそ
れぞれ移相する移相手段と、 前記クロックタイミングで再生同期信号を発生するとと
もに、前記移相手段からのディジタル映像信号の同期信
号の位置と前記クロックタイミングの再生同期信号の位
置との誤差情報に基づいて、前記移相手段に前記ディジ
タル映像信号をその同期位置が前記再生同期信号の位置
と所定の位相関係に略一致するように移相させる同期検
出手段と、 前記移相手段からのディジタル映像信号をデコードして
表示デバイスに出力する映像処理手段とを具備したこと
を特徴とする映像信号処理装置。 - 【請求項3】 前記同期検出手段は、前記再生同期信号
を前記表示デバイスの表示の基準とすることを特徴とす
る請求項1、2いずれかに記載の映像信号処理装置。 - 【請求項4】 前記同期検出手段は、 前記発振手段のクロックを計数するカウンタと、 前記カウンタの値と前記ディジタル映像信号中に含まれ
る水平同期信号との位相を比較する位相比較手段と、 前記位相比較手段の出力をフィルタリングし、フィルタ
イリングした出力信号に基づいて前記水平カウンタのカ
ウントする周期を制御するループフィルタ手段とを具備
し、 前記カウンタのカウント周期を再生同期信号として出力
することを特徴とする請求項1、2いずれかに記載の映
像信号処理装置。 - 【請求項5】 前記映像処理手段は、垂直フィルタを用
いて前記移相手段の出力から輝度信号と色信号を分離す
ることを特徴とする請求項1、2いずれかに記載の映像
信号処理装置。 - 【請求項6】 所定の発振周波数で発振してクロックを
発生する発振手段と、 入力されたコンポジット映像信号を前記発振手段からの
クロックを用いてサンプリングしてディジタル映像信号
に変換するアナログディジタル変換手段と、 前記アナログディジタル変換手段からのディジタル映像
信号から搬送色信号帯域を分離するフィルタと、 前記フィルタの出力を色復調する色復調手段と、 前記アナログディジタル変換手段からのディジタル映像
信号及び前記色復調手段からのベースバンド色信号をそ
れぞれ移相する移相手段と、 前記クロックタイミングで再生同期信号を発生するとと
もに、前記移相手段からのディジタル映像信号の同期信
号の位置と前記クロックタイミングの再生同期信号の位
置との誤差情報を求め、この誤差情報に基づいて前記移
相手段に前記ディジタル映像信号をその同期位置が前記
再生同期信号の位置と所定の位相関係に略一致するよう
に移相させる同期検出手段と、 副画面用の画像を作成するために前記移相手段の出力を
前記再生同期信号を時間基準として記憶する記憶手段と
を具備したことを特徴とする映像信号処理装置。 - 【請求項7】 所定の発振周波数で発振してクロックを
発生する発振手段と、 それぞれ入力されたコンポジット映像信号を前記発振手
段からのクロックを用いてサンプリングしてディジタル
映像信号に変換する複数のアナログディジタル変換手段
と、 前記複数のアナログディジタル変換手段からのディジタ
ル映像信号をそれぞれ移相する複数の移相手段と、 前記クロックタイミングで複数の再生同期信号を発生す
るとともに、前記複数の移相手段からの各ディジタル映
像信号の同期信号の各位置と前記クロックタイミングの
再生同期信号の位置との誤差情報を求め、この誤差情報
に基づいて前記複数の移相手段の移相量を制御する複数
の同期検出手段と、 副画面用の画像を作成するために、前記複数の移相手段
の出力のうち副画面用のディジタル映像信号を移相する
移相手段からの出力を対応する再生同期信号を時間基準
として記憶するとともに、前記複数の同期検出手段のう
ち主画面用のディジタル映像信号に基づいて得られた前
記再生同期信号を時間基準として読み出しを行う1つ以
上の記憶手段と、 前記1つ以上の記憶手段の読み出し出力をアナログ映像
信号に変換する1つ以上のディジタルアナログ変換手段
と、 前記複数の移相回路の出力のうち主画面用のディジタル
映像信号を処理する主画面映像信号処理手段と、 前記主画面映像信号処理手段で処理された主画面映像信
号と前記1つ以上のディジタルアナログ変換手段から出
力された副画面映像信号とを切り換えて表示デバイスに
出力する出力切換手段とを具備したことを特徴とする映
像信号処理装置。 - 【請求項8】 前記主画面映像信号処理手段は、前記発
振手段で生成されるクロックに基づいて処理を行うこと
を特徴とする請求項7に記載の映像信号処理装置。 - 【請求項9】 所定の発振周波数で発振してクロックを
発生する1つ以上の発振手段と、 それぞれ入力されたコンポジット映像信号を前記発振手
段からのクロックを用いてサンプリングしてディジタル
映像信号に変換する複数のアナログディジタル変換手段
と、 前記複数のアナログディジタル変換手段から出力される
一つ以上のディジタル映像信号を移相する1つ以上の移
相手段と、 前記クロックタイミングで複数の再生同期信号を発生す
るとともに、前記1つ以上の移相手段からのディジタル
映像信号の同期信号の位置と前記クロックタイミングの
再生同期信号の位置との誤差情報を求め、この誤差情報
に基づいて前記1つ以上の移相手段の移相量を制御する
複数の同期検出手段と、 副画面用の画像を作成するために、前記1つの以上の移
相手段のうち副画面用のディジタル映像信号を移相する
移相手段からの出力を対応する再生同期信号を時間基準
として各々記憶するとともに、前記複数の同期検出手段
のうち主画面用のディジタル映像信号用に得た前記再生
同期信号を時間基準として読み出しを行う1つ以上の記
憶手段と、 前記複数のアナログディジタル変換手段から出力される
一つのディジタル映像信号を主画面用のディジタル映像
信号として処理する主画面映像信号処理手段と、 前記主画面映像信号処理手段で処理された主画面映像信
号と前記1つ以上のディジタルアナログ変換手段から出
力された副画面映像信号とを切り換えて表示デバイスに
出力する出力切換手段とを具備したことを特徴とする映
像信号処理装置。 - 【請求項10】 前記複数のコンポジット映像信号は、
方式の異なる信号を含むことを特徴とする請求項9に記
載の映像信号処理装置。 - 【請求項11】 前記同期検出手段、前記移相手段、及
び前記映像信号処理手段は、信号処理プログラムを格納
するメモリ及び信号処理を行うプロセッサによって構成
されてソフトウェア処理によって各処理が行われること
を特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。 - 【請求項12】 前記同期検出手段、前記フィルタ、前
記色復調手段、前記移相手段、及び前記映像信号処理手
段は、信号処理プログラムを格納するメモリ及び信号処
理を行うプロセッサによって構成されてソフトウェア処
理によって各処理が行われることを特徴とする請求項2
に記載の映像信号処理装置。 - 【請求項13】 前記同期検出手段、前記移相手段、及
び前記記憶手段は、信号処理プログラムを格納するメモ
リ及び信号処理を行うプロセッサによって構成されてソ
フトウェア処理によって各処理が行われることを特徴と
する請求項6,7いずれかに記載の映像信号処理装置。 - 【請求項14】 前記複数の同期検出手段、前記1つ以
上の移相手段、前記1つ以上の記憶手段及び前記出力手
段は、信号処理プログラムを格納するメモリ及び信号処
理を行うプロセッサによって構成されてソフトウェア処
理によって各処理が行われることを特徴とする請求項
8,9いずれかに記載の映像信号処理装置。 - 【請求項15】 前記メモリは、前記コンポジット映像
信号の種類に応じて異なる処理プログラムを格納するこ
とを特徴とする請求項11,12,13,14のいずれ
かに記載の映像信号処理装置。 - 【請求項16】 前記コンポジット映像信号に多重され
た所定の多重データを前記アナログディジタル変換手段
の出力から抽出してデコードする多重データデコード手
段を付加したことを特徴とする請求項1,2,6,7,
8,9のいずれかに記載の映像信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7336740A JPH08298674A (ja) | 1995-03-01 | 1995-12-25 | 映像信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-42069 | 1995-03-01 | ||
JP4206995 | 1995-03-01 | ||
JP7336740A JPH08298674A (ja) | 1995-03-01 | 1995-12-25 | 映像信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08298674A true JPH08298674A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=26381711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7336740A Pending JPH08298674A (ja) | 1995-03-01 | 1995-12-25 | 映像信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08298674A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6356145B1 (en) | 1999-12-27 | 2002-03-12 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Demodulator circuit which demodulates a signal without any restriction from a clock signal |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP7336740A patent/JPH08298674A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6356145B1 (en) | 1999-12-27 | 2002-03-12 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Demodulator circuit which demodulates a signal without any restriction from a clock signal |
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