JPH08298075A - 電界放出型素子、電界放出型画像表示装置、およびその駆動方法 - Google Patents

電界放出型素子、電界放出型画像表示装置、およびその駆動方法

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JPH08298075A
JPH08298075A JP11413495A JP11413495A JPH08298075A JP H08298075 A JPH08298075 A JP H08298075A JP 11413495 A JP11413495 A JP 11413495A JP 11413495 A JP11413495 A JP 11413495A JP H08298075 A JPH08298075 A JP H08298075A
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cathode
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    • G09G2300/0452Details of colour pixel setup, e.g. pixel composed of a red, a blue and two green components

Abstract

(57)【要約】 【目的】パッチ状ゲート電極を介して放出される電子を
集束させる。 【構成】カソード電極2の上に絶縁して、行方向に2つ
づつパッチ状のカソード電極3を形成し、パッチ状のゲ
ート電極3はカソード電極2と直交する行において、偶
数番目が第1ゲート引き出し電極GT1に接続され、奇
数番目が第2ゲート引き出し電極GT2に接続されてい
る。パッチ状のゲート電極3に対向して蛍光体の被着さ
れたアノード電極8が設けられている。第1ゲート引き
出し電極GT1と第2ゲート引き出し電極GT2とは交
互に駆動され、駆動されない方はアースレベルとされ
る。カソード引き出し電極C1〜Ckには画像データを
供給する。すると、駆動されるパッチ状のゲート電極3
に隣接する両側のパッチ状のゲート電極3のレベルは接
地レベルとなり、放出された電子は集束される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電界放出を利用した電
界放出型素子、電界放出型画像表示装置およびその駆動
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属または半導体表面の印加電界を10
9 [V/m]程度にするとトンネル効果により、電子が
障壁を通過して常温でも真空中に電子放出が行われる。
これを電界放出(Field Emission)と云い、このような
原理で電子を放出するカソードを電界放出型カソードと
呼んでいる。近年、半導体加工技術を駆使して、ミクロ
ンサイズの電界放出型カソード(以下、FECという)
アレイからなる面放出型のFECを作ることが可能とな
っている。
【0003】図21(a)(b)に、その一例であるス
ピント(Spindt)型と呼ばれる電界放出カソードの概略
構造を示す。この図の(a)は半導体微細加工技術を用
いて作成したFECの斜視図であり、(b)は(a)図
に示すA−Aの線で切断したFECの断面図である。こ
れらの図において、基板101上にカソード電極102
が蒸着等により設けられており、このカソード電極10
2上にコーン状のエミッタ105が形成されている。カ
ソード電極102上には、さらに2酸化シリコン(Si
2 )からなる絶縁層103を介してゲ−ト電極104
が設けられており、ゲート電極104にあけられた丸い
穴の中に上記コーン状のエミッタ105が位置してい
る。すなわち、このコーン状のエミッタ105の先端部
分がゲート電極104にあけられた穴から臨んでいる。
【0004】このコーン状のエミッタのエミッタ105
間のピッチは微細加工技術を利用して10ミクロン以下
で作製することが出来、数万から数10万個のFECを
1枚の基板101上に設けることが出来る。さらに、ゲ
ート電極104とエミッタ105のコーンの先端との距
離をサブミクロンとすることが出来るため、ゲート電極
104とカソード電極102間とに僅か数10ボルトの
電圧を印加することにより、電子をエミッタ105から
電界放出することが出来る。
【0005】また、図に示すようにFECは面放出型の
電界放出カソードとすることができ、この面放出型の電
界放出カソードの応用技術として、平面型のカラー表示
装置が提案されている(特開平2−61946号公報参
照)。この、従来のカラー表示装置の構成を図22およ
び図23に示す。これらの図において、ガラス製の第1
の基板110の上には、導電性のカソード電極112の
列が設けられ、カソード電極112には電子を放出する
金属製のエミッタ114が支持されている。また、カソ
ード電極112の列は穴の開けられたグリッド電極11
6の列と交差している。
【0006】また、グリッド電極116の列とカソード
電極112の列との交差部に位置するエミッタ114の
先端は上方を指向しており、カソード電極112とグリ
ッド電極116とは絶縁層118により離間されてい
る。この絶縁層118は電子を放出するための開口を有
している。第1の基板110に対向して配置されたガラ
ス製の第2の基板122には、複数の平行に配列したア
ノード電極126が設けられており、それぞれのアノー
ド電極は順次赤、緑、青の蛍光体128,129,13
0で被覆されている。
【0007】これらの赤、緑、青の蛍光体128,12
9,130で被覆されたアノード電極126の3本に対
して、1本のカソード電極112が配置されており、い
ずれかの色の蛍光体を選択的に発光させるために、図2
3に示すように赤、緑、青の色毎にアノード電極126
は3分割されて3本のアノード引き出し電極132,1
34,136にそれぞれ接続されている。すなわち、ア
ノード引き出し線132に接続されたアノード電極12
6には赤の蛍光体128が設けられており、アノード引
き出し線134に接続されたアノード電極126には緑
の蛍光体129が設けられており、アノード引き出し線
136に接続されたアノード電極126には青の蛍光体
130がそれぞれ設けられている。
【0008】そこで、このカラー表示装置にカラーの画
像を表示するには、ゲート電極116を走査して1本づ
つ順次駆動し、カソード電極112には駆動されたゲー
ト電極116で選択された1ラインに対応する画素の画
像データを供給し、1本のゲート電極116が駆動され
ている期間内のタイミングにおいて、3本のアノード引
き出し電極132,134,136を順次選択駆動す
る。この場合、選択駆動されたアノード引き出し電極1
32,134,136に対応する色の画像データがカソ
ード電極112には供給されている。このようにして、
ゲート電極116が順次走査されて駆動され、全てのゲ
ート電極116が選択駆動されると、第2の基板122
には1フレームのフルカラーの画像が表示されるように
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、アノード
電極を3分割して構成すると、図23に示すようにアノ
ード電極126は第2の基板122の表面に形成されて
いることから、この第2の基板122から3本のアノー
ド引き出し電極132,134,136を引き出さなけ
ればならない。しかしながら、3本のアノード引き出し
電極132,134,136を第2の基板122から引
き出そうとすると、図23に示すように電極同士の重な
る部分が生じるため、この部分を立体配線により形成し
なければならないという問題点があった。さらに、アノ
ード電極を3分割として選択駆動しているためにデュー
ティが1/3となってしまい、輝度を向上することがで
きないという問題点もあった。
【0010】これを解決するために、第2の基板表面の
ほぼ全面に1枚のアノード電極を形成(アノード引き出
し電極は1本になる。)すると共に、アノード電極に
R,G,Bの蛍光体をストライプ状に平行に配列するよ
うに設け、ストライプ状の各蛍光体に1対1で対応する
ようカソード電極を設けるようにしてゲート電極をスキ
ャンすることにより、立体配線を必要としないカラー画
像表示装置が考えられる。しかしながら、このような表
示装置では、カソード電極に設けられたエミッタから放
出された電子が半角で約30度の広がりをもってアノー
ド電極に到達するといわれていることから、アノード電
極にある程度の広がりを持って電子が到達するため、ア
ノード電極に隣接して配置される異なる色の蛍光体をも
発光させてしまい色の滲んだカラー画像となってしまう
という問題点があった。
【0011】そこで、本発明は電界放出された電子を集
束するのことのできる電界放出型素子、およびその駆動
方法を提供することを目的としている。また、本発明
は、アノード電極の引き出し線を立体配線を用いずに引
き出すことが出来ると共に、従来より輝度を向上するこ
とができ、色の滲むことのないカラーの電界放出型画像
表示装置およびその駆動方法を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電界放出型素子は、基板上に形成されると
共に、電界放出を行うエミッタを備える複数のカソード
電極と、該カソード電極上に絶縁されて形成されると共
に、略直線状に配列された複数のパッチ状のゲート電極
と、該パッチ状ゲート電極の奇数番目が接続される第1
ゲート引き出し電極と、残る偶数番目の前記パッチ状ゲ
ート電極が接続される第2ゲート引き出し電極とからな
るようにしたものである。また、前記電界放出型素子の
本発明の駆動方法は、上記第1ゲート引き出し電極と、
上記第2ゲート引き出し電極とを交互に選択駆動すると
共に、選択駆動されていない上記第1ゲート引き出し電
極、あるいは、上記第2ゲート引き出し電極の電位を、
前記エミッタから放出された電子が集束されるよう低レ
ベルとするようにしたものである。
【0013】上記目的を達成するために、本発明の電界
放出型画像表示装置は、第1の基板上にストライプ状に
形成された、電界放出を行うエミッタを備える複数本の
カソード電極と、該カソード電極に信号を供給するカソ
ード引き出し電極と、上記カソード電極上に絶縁され
て、マトリクス状に配列されて形成された複数のパッチ
状のゲート電極と、上記カソード電極と略直交する方向
に配列されている該パッチ状のゲート電極からなる行に
おいて、該パッチ状のゲート電極の奇数番目が接続され
る第1ゲート引き出し電極と、該行ラインにおいて残る
偶数番目の該パッチ状のゲート電極が接続される第2ゲ
ート引き出し電極と、上記第1の基板と所定距離離隔し
て設けられた第2の基板と、該第2の基板上に、上記カ
ソード電極と対向するよう平行に形成された複数のスト
ライプ状のアノード電極と、該ストライプ状のアノード
電極に順次設けられた画像を表示するための蛍光体と、
上記アノード電極の奇数番目が接続されている第1アノ
ード引き出し電極と、残る偶数番目のアノード電極が接
続されている第2アノード引き出し電極とを備え、上記
アノード電極の直下に、上記パッチ状のゲート電極から
なる列が位置するよう配置されているものである。
【0014】また、前記電界放出型画像表示装置におい
て、上記カソード引き出し電極の1本から供給される上
記信号が、上記行方向に配置された2つの上記パッチ状
の電極に対向する上記カソード電極に供給されるもので
あり、さらに、上記カソード電極の1本に対し、上記行
方向に1つの上記パッチ状電極が配置されているように
したものであり、さらにまた、上記カソード電極が上記
行方向を境として2群に分割されると共に、複数の上記
パッチ状のゲート電極も、上記行方向を境として2群に
分割されており、それぞれの群における同行同士から共
通に引き出された上記第1ゲート引き出し電極および上
記第2ゲート引き出し電極が設けられているものであ
る。
【0015】また、本発明の他の電界放出型画像表示装
置は、第1の基板上にストライプ状に形成された、電界
放出を行うエミッタを備える複数本のカソード電極と、
該カソード電極に信号を供給するカソード引き出し電極
と、上記カソード電極の上に絶縁されて、マトリクス状
に配列されて形成された複数のパッチ状のゲート電極
と、上記カソード電極と略直交する該パッチ状のゲート
電極からなる行において、隣接する2行に渡って千鳥状
に1つおきの上記パッチ状ゲート電極が接続されている
と共に、該2行の間から引き出されているゲート引き出
し電極と、上記第1の基板と所定距離離隔して設けられ
た第2の基板に、上記全てのパッチ状のゲート電極と対
向するよう形成された面状のアノード電極と、該面状の
アノード電極に上記カソード電極と平行に1対1に対向
して順次ストライプ状に設けられた画像を表示するため
の蛍光体とを備えるようにしたものである。
【0016】また、他の電界放出型画像表示装置におい
て、上記カソード引き出し電極の1本から供給される上
記信号が、上記行方向に配置された2つの上記パッチ状
の電極に対向する上記カソード電極に供給されると共
に、上記パッチ状の電極からなる列に各々対向してスト
ライプ状のアノード電極が配置され、該ストライプ状の
アノード電極の奇数番目と偶数番目がそれぞれ接続され
ている2本のアノード引き出し電極が備えられているも
のであり、さらに、上記カソード電極が上記行方向を境
として2群に分割されると共に、上記パッチ状のゲート
電極も、上記行方向を境として2群に分割されており、
それぞれの群における同行同士から共通に引き出された
上記ゲート引き出し電極が設けられているものである。
【0017】また、本発明の上記電界放出型画像表示装
置の駆動方法は、上記第1ゲート引き出し電極および上
記第2ゲート引き出し電極が走査されるように、順次1
本づつ選択駆動されると共に、選択駆動されている上記
パッチ状のゲート電極に隣接する両側の上記パッチ状の
ゲート電極の電位が低レベルとなるように、選択駆動さ
れていない第1ゲート引き出し電極、あるいは上記第2
ゲート引き出し電極の電位を低レベルにすると共に、選
択駆動されていない上記アノード電極の電位を低レベル
として、前記エミッタから放出された電子が集束される
ようにしたものである。
【0018】さらに、前記他の電界放出型画像表示装置
の駆動方法は、上記ゲート引き出し電極が走査されるよ
うに、順次1本づつ選択駆動されると共に、選択駆動さ
れている上記パッチ状のゲート電極に隣接する両側の上
記パッチ状のゲート電極の電位が低レベルとなるよう
に、選択駆動されていない上記ゲート引き出し電極の電
位を低レベルとして、上記エミッタから放出された電子
が集束されるようにしたようにしたものである。
【0019】
【作用】本発明の電界放出型素子は、パッチ状のゲート
電極を1つおきに駆動することにより、隣接するパッチ
状のゲート電極が駆動されないようにできるので、放出
された電子を集束することが可能となる。また、本発明
の電界放出型画像表示装置は、アノード電極を2分割、
あるいは分割していないため、アノード引き出し電極を
平面的に引き出す構造とすることができる。このため、
アノード引き出し電極の立体配線を行う必要がなくな
り、アノード基板の構成を簡略化することができる。さ
らに、アノード電極を2分割、あるいは分割していない
ため、従来のアノード電極が3分割の表示装置に比較し
て3/2倍、あるいは3倍のデューティとなり、表示画
面の輝度を向上することが出来る。また、放出された電
子を集束するようにゲート電極およびアノード電極を駆
動走査しているため、色の滲みのないカラー画像を得る
ことが出来る。
【0020】
【実施例】本発明の電界放出型素子の実施例の構成を図
1を用いて説明する。本発明の電界放出型素子の一実施
例の構成は図1(a)に示すように、カソード基板1上
に複数のカソード電極2が形成され、このカソード電極
2上に絶縁されてパッチ状のゲート電極3が2つづつ形
成されている。この場合、図示されていないがカソード
電極2に積層された絶縁層上にパッチ状のゲート電極3
が形成されており、ゲート電極3と重なるカソード電極
2の部分には電子を電界放出するエミッタが形成されて
いる。なお、ゲート電極3および絶縁層には電子を放出
する開口が設けられている。
【0021】パッチ状のゲート電極3はライン状に配列
されており、このラインに対向するよう蛍光体が被着さ
れたアノード電極8が設けられている。さらに、偶数番
目(2,4,6,8,・・・,m−1)のパッチ状のゲ
ート電極3が第1ゲート引き出し電極GT1に接続され
ており、奇数番目(1,3,5,7,・・・,m)のパ
ッチ状のゲート電極3が第2ゲート引き出し電極GT2
に接続されている。
【0022】次に、このように構成された電界放出型素
子の駆動方法を説明すると、第1ゲート引き出し電極G
T1と第2ゲート引き出し電極GT2とは交互に駆動さ
れ、カソード電極2から各々引き出されているカソード
引き出し電極C1,C2,C3,・・・,Ckには、ゲ
ート引き出し電極の各駆動タイミングで1ラインの半分
づつの画像データ等が供給される。すると、第1ゲート
引き出し電極GT1が駆動され、次に第2ゲート引き出
し電極GT2が駆動された時に、アノード電極8に設け
られている蛍光体が、カソード引き出し電極C1,C
2,C3,・・・,Ckに供給されている1ラインの画
像データに応じて発光されるようになる。この場合、駆
動されていないゲート引き出し電極の電位は低レベル、
好適にはアースレベルとされる。
【0023】そして、アノード電極8を透明電極により
構成し、このアノード電極8を透過した光を印画紙に照
射すると、1ラインの画像データに応じて印画紙が露光
される。次いで、印画紙を1ライン分進め、次のライン
の画像が得られるように前記電界放出型素子を発光させ
て印画紙を露光し、これを繰り返し行うことにより印画
紙に露光された1枚の画像を得ることができる。すなわ
ち、プリンタ等の光源として図1に示す電界放出型素子
を使用することができる。
【0024】すなわち、図1(c)は第2ゲート引き出
し電極GT2が駆動されて、第1ゲート引き出し電極G
T1の電位が低レベルとされた状態を示すが、この場合
はアノード電極8にドット状に蛍光体a1,a2,・
・,amが被着されている。この時、駆動された奇数番
目のパッチ状のゲート電極3からは電子が放出されるよ
うになるが、放出された電子は隣接する偶数番目のパッ
チ状のゲート電極3の電位が低レベルと低くされている
ため、集束されてアノード電極8に達するようになる。
このため、隣接するドット状の蛍光体の漏れ発光を防止
することができる。
【0025】次に、上記した電界放出型素子の変形例を
図1(b)に示すが、この変形例においては、パッチ状
のゲート電極3に対して1対1でカソード電極2が形成
されている。この場合、カソード電極2からそれぞれ引
き出されているカソード引き出し電極C1,C2,C
3,・・・,Cmは2倍の本数となるが、第1ゲート引
き出し電極GT1と第2ゲート引き出し電極GT2との
駆動タイミングに応じて、カソード引き出し電極C1,
C2,C3,・・・,Cmに供給される画像データを切
り換える必要はなくなり、1ライン分の画像データを供
給していればよいことになる。ただし、駆動されている
パッチ状のゲート電極3に対向する偶数番目、あるいは
奇数番目のカソード引き出し電極C1,C2,C3,・
・・,Cmだけに画像データを供給するようにしてもよ
い。
【0026】また、図1においては光学式プリンタ等に
おける一ラインの光源を想定して説明したが、各カソー
ド引き出し電極C1,C2,C3,・・・,Cmに対応
してアノード電極8を分割し、分割された各アノード電
極8に抵抗を接続することにより、カソード電極2への
入力信号に応じて変調される出力が得られる微小真空管
とすることもできる。この場合においても、選択された
ゲート電極3に隣接するゲート電極3を低レベルとする
ことによりレンズ効果が働き、電子ビームが集束されて
S/N比の良い微小真空管を得ることができる。
【0027】次に、本発明の電界放出型画像表示装置の
実施例を説明するが、これらの実施例においてはフィル
タを使用せずに、赤,青,緑の発光色を蛍光体自身の発
光で得る場合を例示するものとする。本発明の電界放出
型画像表示装置の第1実施例の構成を示す斜視図を図2
に示す。この図において、1はFECアレイが形成され
たガラス等のカソード基板、2はカソード基板1上に形
成されたストライプ状の複数のカソード電極、3はカソ
ード電極2に直交するよう絶縁層を介して設けられた複
数のゲート電極、4はゲート電極3に設けられている電
子の放出される電子放出孔である。なお、ゲート電極3
はストライプ状に見えるが、実際にはパッチ状とされて
カソード電極2と交差する部分毎に独立して形成されて
いる。
【0028】さらに、5は隣接するカソード電極2の2
本を1組として引き出されたカソード引き出し電極(C
1〜Ck)、6はゲート電極3の両側から1行のライン
につき、偶数番目のパッチ状のゲート電極3が接続され
る第1ゲート引き出し電極GT1−2,GT2−2,・
・・GTn−2と、奇数番目のパッチ状のゲート電極3
が接続された第2ゲート引き出し電極GT1−1,GT
2−1,・・・GTn−1との2本引き出されたゲート
引き出し電極、7は第1の基板1に対向して配置される
と共に、アノード電極が設けられるアノード基板、8は
アノード基板7の上に形成されたストライプ状の第1の
アノード電極、9は第1のアノード電極8間に形成され
たストライプ状の第2のアノード電極、10は第1のア
ノード電極8の各ストライプが接続されたアノード引き
出し電極A1、11は第2のアノード電極9の各ストラ
イプが接続されたアノード引き出し電極A2である。な
お、アノード電極8,9とカソード電極2は1対1に対
向して設けられている。
【0029】上記ストライプ状のアノード電極8,9に
は、図示されていないがそれぞれR,G,Bの蛍光体が
順次設けられている。図2に示す画像表示装置の駆動方
法の詳細は後述するが、駆動方法の一例を簡単に説明す
ると、ゲート電極2はそれぞれのゲート引き出し電極G
T1−1〜GTn−2が1本おきに走査されて、各行の
パッチ状のゲート電極3が1つおきに駆動される。この
時、アノード電極8,9は、駆動されているパッチ状の
ゲート電極3に対向するアノード電極8,9が駆動され
る。つまり、アノード引き出し電極A1あるいはアノー
ド引き出し電極A2のいずれかが選択されて駆動され
る。また、カソード引き出し電極C1〜Ckには画像デ
ータが供給される。
【0030】すなわち、まず奇数番目のゲート引き出し
電極GT1−1〜GTn−1を順次走査していき、この
時、アノード引き出し電極A1に正のアノード電圧を印
加すると共に、カソード引き出し電極C1〜Ckには走
査されるタイミングに応じた表示画素の画像データを印
加しておく。これにより、アノード電極8に設けられた
蛍光体の画素が1つおきに選択駆動されたパッチ状のゲ
ート電極3から放出された電子により励起され、この画
素はカソード引き出し電極C1〜Ckに印加された画像
データに応じて発光制御される。
【0031】そして、ゲート引き出し電極GT1−1〜
GTn−1の走査が最後のゲート引き出し電極GTn−
1まで走査されたら、次にアノード引き出し電極A1に
替えてアノード引き出し電極A2に正のアノード電圧を
印加する。そして、この状態で偶数番目のゲート引き出
し電極GT1−2〜GTn−2を順次走査していく。こ
の時、カソード引き出し電極C1〜Ckに、上記走査さ
れるタイミングに応じた表示画素の画像データを印加す
ることは云うまでもない。これにより、アノード電極9
に設けられた蛍光体の画素が、走査されたゲート引き出
し電極GT1−2〜GTn−2に接続された残る1つお
きのパッチ状のゲート電極3から放出された電子より発
光可能とされ、カソード電極2に印加された画像データ
に応じて発光制御されることにより、画像の1画面(1
フレーム)が表示されるようになる。
【0032】次に、図2に示す画像表示装置の断面図を
図3(a)に、パッチ状のゲート電極3とゲート引き出
し電極GT1−1〜GTn−2との関係を図3(b)に
示す。図3(a)において、1はカソード電極2及びゲ
ート電極3が形成されたカソード基板、2はカソード基
板1上に形成されたストライプ状のカソード電極、3は
カソード電極2の上に図示しない絶縁層を介して、カソ
ード電極2と直交する行方向に配列するよう形成された
パッチ状のゲート電極、6はゲート電極3から引き出さ
れたi番目の引き出し電極GTi、7は第1の基板1に
対向して配置されたアノード電極が設けられるアノード
基板、8はアノード基板7の上に形成されたストライプ
状の第1のアノード電極、9は第1のアノード電極8間
に形成されたストライプ状の第2のアノード電極、10
は第1のアノード電極8の各ストライプが接続されたア
ノード引き出し電極A1、11は第2のアノード電極9
の各ストライプが接続されたアノード引き出し電極A2
である。
【0033】さらに、12はカソード電極2の上に半導
体微細加工技術をもって形成された電子を電界放出する
コーン状のエミッタからなるエミッタアレイ、13はカ
ソード基板1とアノード基板7とを所定間隔に離隔支持
するスペーサであり、カソード基板1、アノード基板
7、およびスペーサ13により画像表示装置の外囲器が
形成され、その内部は高真空とされている。この図3
(a)に示す画像表示装置はアノード電極8,9の各々
に対して1対1の関係でストライプ状のカソード電極2
が形成されている。
【0034】また、同図(b)に示すようにパッチ状の
ゲート電極3は画素とされる矩形状にそれぞれ分割され
ており、各行のパッチ状ゲート電極3は、1つおきにゲ
ート引き出し電極に接続されている。そして、各行に2
本づつ設けられたゲート引き出し電極はパッチ状のゲー
ト電極3の両側からそれぞれ引き出されている。すなわ
ち、1ライン(行)目の奇数番目のパッチ状のゲート電
極3(G,B,R,・・・)は第1ゲート引き出し電極
GT1−1に接続されており、残る偶数番目のパッチ状
のゲート電極3(R,G,B,・・・)は第2ゲート引
き出し電極GT1−2に接続されている。以下、各ライ
ンにおいて同様にパッチ状のゲート電極3は、第1ゲー
ト引き出し電極および第2ゲート引き出し電極に、1つ
おきに接続されている。
【0035】次に、アノード電極8,9に到達する放出
電子の軌跡分布のシミュレーションの結果の一例を図4
に示す。この場合、アノード電極8とアノード電極9と
は同電位とされており、一方ゲート電極3はストライプ
状に形成されている従来と同様に1ラインのゲート電極
が全て同電位とされている。エミッタアレイ12から電
界放出される電子は半角で約30度の角度をもって放出
されるといわれていることから、放出電子の軌跡はこの
図に示すようにゲート電極3の端部からかなりの広がり
をもってアノード電極8および隣接アノード電極9にわ
たり到達するため、この場合は漏れ発光が生じるように
なる。
【0036】次に、図4に示す場合と同様にアノード電
極8,9およびゲート電極3に電圧を供給した場合であ
って、アノード電極8,9とゲート電極3との間隔を3
/4と狭くした場合の放出電子の軌跡分布のシミュレー
ションの結果の一例を図5に示す。この場合は、電子の
広がりは間隔が狭くされた分だけ狭まるようになるの
で、隣接アノード電極9にはほとんど到達しない。
【0037】さらに、アノード電極8とアノード電極9
とは同電位であるが、ONされているゲート電極3に隣接
する両側のOFF されているゲート電極3の電位は接地
(ゼロ)レベルとされた場合の放出電子の軌跡分布のシ
ミュレーションの結果の一例を図6に示す。この場合
は、電子の広がりは図4に比べて狭まるようになる。さ
らにまた、ONされているアノード電極8よりOFF されて
いるアノード電極9の電位を約1/2と低くすると共
に、ONされているゲート電極3に隣接する両側のOFF さ
れているゲート電極3の電位を接地レベルとした場合の
放出電子の軌跡分布のシミュレーションの結果の一例を
図7に示す。この場合は、電子の広がりはかなり狭まる
ようになる。
【0038】さらにまた、OFF されているアノード電極
9の電位を接地レベルにすると共に、ONされているゲー
ト電極3に隣接する両側のOFF されているゲート電極3
の電位を接地レベルとした場合の放出電子の軌跡分布の
シミュレーションの結果の一例を図8に示す。この場合
は、電子の広がりは目的とするアノード電極8だけに指
向するよう狭まるようになる。前記図4ないし図8を参
照すると、図5〜図8に示すごとき間隔および、アノー
ド電極8,9およびゲート電極3を駆動すれば、漏れ発
光を極力防止して目的とするアノード電極9に塗布した
蛍光体だけを発光させることが出来るようになる。
【0039】次に、図8に示すように良好に電子を集束
できる駆動することのできる本発明の電界放出型画像表
示装置の駆動方法を具現化した駆動回路の構成のブロッ
ク図を図10に示す。この場合における、画像表示装置
のアノード電極側から見た各電極の配置を図9に示す。
図9において、アノード電極8,9はそれぞれアノード
引き出し電極A1,A2にそれぞれ接続されて両側から
引き出されている。このアノード電極8,9から離隔さ
れて対向するようアノード電極8,9に平行にカソード
電極2が形成されており、このカソード電極2の隣接す
る2本が接続されて各ストライプ電極からカソード引き
出し電極C1〜Ckが引き出されている。
【0040】さらに、カソード電極2の上に絶縁されて
パッチ状のゲート電極3が、アノード電極8,9と直交
する行方向に配列されて形成されており、パッチ状のゲ
ート電極3から前記図3(b)に示すように1つおきの
パッチ状のゲート電極3が接続されたゲート引き出し電
極GT1−1,GT1−2,・・・GTn−2が両側、
あるいは片側から引き出されている。このパッチ状のゲ
ート電極3には図示されていないがそれぞれエミッタア
レイから放出される電子の電子放出孔が形成されてい
る。さらに、アノード電極8,9には例えば左のストラ
イプ電極から順にGの蛍光体、Rの蛍光体、Bの蛍光体
が塗布されており、アノード電極8,9とカソード電極
2が交差する部分により画素が構成され、画素G11,
R12,B13,G14,R15,B16,・・・,B
1mで最初の行が構成され、次の行が画素G21,R2
2,B23,・・・,B2mで構成され、最後の行が画
素Gn1,Rn2,Bn3・・・,Bnmで構成されて
いる。
【0041】このように、アノード電極8,9に設けら
れた各画素G11〜Bnmはマトリクス状に形成され、
これらの画素に対向してパッチ状のゲート電極3が形成
されている。これらの画素は、アノード引き出し電極A
1,A2とゲート引き出し電極GT1−1〜GTn−2
がスキャン駆動されることにより選択的に駆動されるよ
うになる。次に、このように駆動制御する駆動回路のブ
ロック図を図10に、そのタイミングを図11に、発光
される画素の様子を図12に示す。
【0042】図10において、50はm×nの画素のマ
トリクスからなる電界放出カソードを備える電界放出型
画像表示装置、51は印加された同期信号に同期したク
ロックを発生するクロックジェネレータ、52はクロッ
クジェネレータ51から発生されたクロックを用いて表
示タイミングを制御する表示タイミング制御回路、53
は入力される画像データのビデオメモリ54への書き込
みを制御するメモリ書き込み制御回路、54はR,G,
Bの画像データを蓄積するフレームメモリあるいはライ
ンメモリ54−1,54−254−3からなるビデオメ
モリ、55−1,55−2,55−3はビデオメモリ5
4から読み出されたR,G,Bの画像データが保持され
るバッファレジスタである。
【0043】さらに、56はビデオメモリ54のアドレ
スを発生するアドレスカウンタ、57はR,G,Bの画
像データのいずれかを選択する色選択回路、58はゲー
ト電極3を制御するデータがシフトされるシフトレジス
タ、59はシフトレジスタ58のデータをラッチするラ
ッチ回路、60はゲート電極3をラッチ回路59のデー
タにより駆動するゲートドライバ、61はバッファレジ
スタ55−1〜55−3から供給される画像データがシ
フトクロックによりシフトされるシフトレジスタ、62
はシフトレジスタ61のデータをラッチするラッチ回
路、63はカソード電極にラッチ回路62の画像データ
出力を供給するカソードドライバである。
【0044】そして、図11の(a)のタイミング図に
おいて、アノード引き出し電極A2を駆動するアノード
ドライバ64の出力パルス、同図(b)はアノード引き
出し電極A1を駆動するアノードドライバ64の出力パ
ルス、同図(c)はゲート引き出し電極GT1−1を駆
動するゲートドライバ60の出力パルス、同図(d)は
ゲート引き出し電極GT2−1を駆動するゲートドライ
バ60の出力パルス、同図(e)はゲート引き出し電極
GTn−1を駆動するゲートドライバ60の出力パル
ス、同図(f)はゲート引き出し電極GT1−2を駆動
するゲートドライバ60の出力パルス、同図(g)はゲ
ート引き出し電極GT2−2を駆動するゲートドライバ
60の出力パルス、同図(h)はゲート引き出し電極G
Tn−2を駆動するゲートドライバ60の出力パルスで
ある。
【0045】さらに、同図(i)はカソード引き出し電
極C1に印加されるカソードドライバ63からの画像デ
ータ、同図(j)はカソード引き出し電極C2に印加さ
れるカソードドライバ63からの画像データ、同図
(k)はカソード引き出し電極C3に印加されるカソー
ドドライバ63からの画像データ、同図(m)はラッチ
回路59,62のラッチタイミングを示すラッチパル
ス、同図(n)はシフトレジスタ61に供給されるシフ
トクロック、同図(p)はバッファレジスタ55−1,
55−2,55−3から出力されてシフトレジスタ61
に供給される表示順の画像データである。
【0046】次に、図10に示す駆動回路の動作を図1
1に示すタイミングを参照しながら説明する。画像デー
タは、メモリ書き込み制御回路53により書き込みタイ
ミングが制御されると共に、クロックジェネレータ51
で発生されるクロックに同期してビデオメモリ54に各
色の画像データ毎に記憶される。ビデオメモリ54の
R,G,Bの各画像データが記憶されるメモリ54−
1,54−2,54−3から、色選択回路57の制御の
もとで、かつ、アドレスカウンタ56のアドレスに基づ
いて読み出された画像データは、それぞれバッファレジ
スタ55−1,55−2,55−3に保持される。
【0047】バッファレジスタ55−1,55−2,5
5−3はその出力タイミングが色選択回路57により制
御されて、各画像データが図12に示すG,B,Rの画
素の表示順序と同じにされてシフトレジスタ回路61に
供給される。このシフトレジスタ61は図11(n)に
示すシフトクロックS−CLKにより、この画像データ
をシフトしていく。1ラインの画素の内アノード引き出
し電極A1に接続されたストライプ電極の数に対応する
1行の1/2の数の色データがシフトレジスタ61にシ
フトされると、この色データは図11(m)に示すラッ
チパルスによりラッチ回路62にラッチされる。このラ
ッチ回路62の出力データは、カソードドライバ63に
印加される。
【0048】一方、表示制御タイミング回路52はアノ
ードドライバ64を制御して図11(a)(b)に示す
ように、アノード引き出し電極A1にのみ正のアノード
電圧を印加するようにしている。(この場合、アノード
引き出し電極A2に約1/2以下とされたアノード電圧
を印加してもよい。) さらに、表示タイミング制御回路52は図11(m)に
示すラッチパルスをシフトレジスタ58にシフトパルス
として供給し、この制御回路52から供給されるスキャ
ン信号をシフトさせていく。このシフトレジスタ58の
出力は、上記ラッチパルスによりラッチ回路59におい
てラッチされるため、ラッチ回路59からは、ラッチパ
ルス毎にシフトされるスキャン信号が出力されるように
なる。そして、このスキャン信号はゲートドライバ60
に印加される。
【0049】この結果、ゲートドライバ60からは図1
1(c)(d)(e)に示すように、画像表示装置50
のゲート引き出し電極GT1−1,GT2−1,・・・
GTn−1に順次ゲート駆動電圧が印加されるため、こ
れらのゲート引き出し電極GT1−1,GT2−1,・
・・GTn−1は上記ラッチパルスのタイミングで走査
されるようになる。この時、カソードドライバ63から
はカソード引き出し電極C1〜Ckの走査に同期して、
カソード引き出し電極C1,C2,C3・・・に図9
(i)(j)(k)・・・に示す画像データが供給され
ている。すなわち、ゲート引き出し電極GT1−1が駆
動されている場合に、アノード引き出し電極A1にアノ
ード電圧が印加されている場合は、カソード引き出し電
極C1,C2,C3・・・に図9(i)(j)(k)・
・・に示すG,B,R,・・・の画像データが供給され
るようになる。
【0050】これにより、図12に示すように1行目に
おける奇数番目の画素G11,B13,R15・・・が
発光制御されるようになる。この場合、駆動されていな
い1行目における偶数番目の画素R12,G14,B1
6・・・が接続されているゲート電極GT1−2の電位
は接地レベルとされる。従って、図12(a)に示すよ
うに画像表示装置50の1行目の画素の1/2の数の画
素が発光制御されると共に、放出された電子は集束され
てアノード電極8に到達するようになる。そして、次の
ラッチパルスのタイミングでゲート引き出し電極GT2
−1が選択駆動されると、この時にはシフトレジスタ6
1に次の2行目の画像データがシフトクロックS−CL
Kによりシフトされており、画像表示装置50は図12
(b)に示すように2行目の画素の1/2の画素が発光
制御されることになる。
【0051】このような走査が順次行われて、最後の行
のゲート引き出し電極GTn−1まで走査されると、1
フレームの1/2の画素が発光制御されたことになる。
次に、表示タイミング制御回路52はアノードドライバ
64を制御して、今度はアノード引き出し電極A2に正
のアノード電圧を印加するように制御する。(この場
合、アノード電極A1に約1/2以下とされたアノード
電圧を印加するようにしてもよい。) また、アノード引き出し電極A2にアノード電圧が印加
されている場合、図11に示すようにゲート引き出し電
極GT1−2〜GTn−2が選択駆動されると共に、カ
ソード電極C1,C2,C3・・・にはR,G,B,・
・・の画像データが供給されるようになる。また、選択
駆動されないゲート引き出し電極GT1−1〜GTn−
lのレベルは接地レベルとされる。
【0052】そして、上記と同様にゲート引き出し電極
GT1−2〜GTn−2を走査していくことにより、図
12(c)(d)に示すように1フレームの残りの画素
の発光制御を順次行い、最後の行のゲート引き出し電極
GTn−2が走査された時点で1フレームの画像が画像
表示装置50に表示されるようになる。上記説明した駆
動回路によれば、高電圧の印加されるアノード引き出し
電極の切り替え回数が1フレーム毎に僅か2回でよいた
め、アノード引き出し電極の駆動回路をたやすく組むこ
とが出来る。
【0053】また、選択駆動されていない隣接する両側
のゲート電極が接地レベルとされることにより、放出電
子が収束され混色を防止することが出来る。さらに、駆
動されていないアノード電極8,9の電位をアノード電
圧より低くすれば、より放出電子を収束することができ
る。この場合、アノード電圧の約1/2以下とすると前
記図7および図8に示すように好適である。なお、図3
(b)に示すように各行のパッチ状のゲート電極3の両
側から第1ゲート引き出し電極と第2ゲート引き出し電
極をそれぞれ引き出すようにしているが、立体配線を行
うことによりパッチ状のゲート電極3の一側から第1ゲ
ート引き出し電極および第2ゲート引き出し電極とを引
き出すようにようにしてもよい。
【0054】なお、図9に示す第1実施例においては、
2本のカソード電極2を1本に接続して使用している
が、この接続を表示管内において接続するようにしても
よいが、表示管外において接続するようにしてもよい。
また、カソード電極2を形成する時に、予め2本分の幅
でカソード電極2を形成するようにしてもよい。さら
に、アノード電極8,9と1対1で形成したカソード電
極2を、2本毎に駆動することに替えて、1本づつ独立
して駆動するようにしてもよい。さらにまた、ゲート引
き出し電極を奇数番目、偶数番目と分けてスキャンする
ことに替えて、ゲート引き出し電極をGT1−1,GT
1−2,・・・,GTn−1,GTnと順で順次スキャ
ンすると共に、このタイミングでアノード引き出し電極
A1,A2を交互に駆動するようにしてもよい。
【0055】次に、本発明の第1実施例の電界放出型画
像表示装置の変形例を図13に示すが、この変形例はカ
ソード電極が行方向を境として2分割されて2群とされ
ているものである。ただし、図においてアノード電極は
省略されている。図13において、カソード電極は、第
1カソード電極2−1からなる第1の群Pと、第2カソ
ード電極2−2からなる第2の群Qとに2分割されてい
る。それぞれのカソード電極2−1,2−2の上には行
方向に2つづつパッチ状のゲート電極3が図示しない絶
縁層を介して形成されており、第1の群Pには列方向に
形成された1,2,3,・・,jまでのn/2個のパッ
チ状電極3が含まれ、第2の群Qにはj+1,j+2,
j+3,・・,nまでのn/2個のパッチ状電極3が含
まれている。
【0056】そして、第1の群Pから引き出された引き
出し電極は、第2の群Qの同行から引き出された引き出
し電極と接続されている。すなわち、第1の群Pおよび
第2の群Qの第1行におけるパッチ状のゲート電極3の
奇数番目のパッチ状のゲート電極3(1,3,5,7,
・・,m−1)は、第1ゲート引き出し電極GT1−1
に共通に接続され、偶数番目のパッチ状のゲート電極3
(2,4,6,8,・・,m)は第2ゲート引き出し電
極GT1−2に共通に接続されている。2行目以降の第
1ゲート引き出し電極GT2−1,・・,GTj−1、
および第2ゲート引き出し電極GT2−2,・・,GT
j−2においても同様に接続されている。
【0057】この変形例は、前記した第1実施例の画像
表示装置と同様に駆動されるが、ゲート引き出し電極の
本数が1/2とされているので、ゲートドライバ数を半
分とすることができる。また、カソード引き出し電極は
第1の群PからC1,C2,・・,Ckのk本引き出さ
れ、第2の群QからC1’,C2’,・・,Ck’のk
本引き出されている。そして、この変形例においては1
本のゲート引き出し電極が走査される毎に、2行づつの
1つおきのパッチ状のゲート電極3が駆動され、2群の
カソード引き出し電極のそれぞれには、対応する画像デ
ータが供給されるようになされている。これにより、第
1実施例における走査回数の半分により1フレームの画
像を、パッチ状のゲート電極3に対向して配置されてい
るアノード基板に表示することができ、デューティを第
1実施例に比べて2倍にすることができる。
【0058】次に、本発明の第2実施例の電界放出型画
像表示装置におけるパッチ状のゲート電極3とゲート引
き出し電極GT1−1〜GTn−2との関係を図14に
示すが、その断面図は前記図3(a)に示すものとほぼ
同様となる。ただし、アノード電極は分割されず1枚の
面状とされる。図14を参照しながら、パッチ状のゲー
ト電極3とゲート引き出し電極との接続態様を説明する
と、(i)line(行)のゲート電極3において、奇数番
目のG,B,Rの画素に対応するパッチ状のゲート電極
3はゲート引き出し電極GTi−1に接続されている。
また、(i)line の残る偶数番目のR,G,Bの画素
に対応するパッチ状のゲート電極3はゲート引き出し電
極GTiに接続されている。
【0059】さらに、ゲート引き出し電極GTiには
(i+1)line の奇数番目のG,B,Rの画素に対応
するパッチ状のゲート電極3も接続されている。図示さ
れていないが、ゲート引き出し電極GTi−1には(i
−1)line の残る偶数番目のR,G,Bの画素に対応
するパッチ状のゲート電極3も接続されている。同様
に、各ゲート引き出し電極GT1〜GTnには千鳥状に
上下のline(行)のパッチ状のゲート電極3が1つおき
に接続されている。そして、これらのゲート引き出し電
極GT1〜GTnは順次走査されて駆動されるが、例え
ばゲート引き出し電極GTiが駆動されると、図14に
ハッチングを施した、(i)line の偶数番目のR,
G,Bの画素、および(i+1)lineの奇数番目のG,
B,Rの画素が駆動されるようになる。
【0060】この時、パッチ状の各ゲート電極3に1対
1に対応して設けられているカソード電極C1,C2,
・・・Cmに対応する画像データを供給しておくと、ア
ノード基板に画像を表示することができる。さらに、駆
動されていないゲート引き出し電極GTi−1およびゲ
ート引き出し電極GTi+1の電位を接地レベルとする
ことにより、ハッチングを施したパッチ状のゲート電極
3の両側に隣接するパッチ状のゲート電極3の電位が接
地レベルとされるため、前記したようにゲート電極を介
して放出される電子を集束することができるようにな
る。
【0061】次に、このように駆動する本発明の駆動方
法の第2実施例を具現化した駆動回路の構成を示すブロ
ック図を図15に示す。そして、この場合における、電
界放出型画像表示装置のアノード電極側から見た各電極
の配置を図16に示す。図16において、アノード電極
8は、カソード電極2および多数のパッチ状のゲート電
極3からなるマトリックス構造の画素を覆うように1枚
の面状に形成されて、アノード引き出し電極Aが引き出
されている。このアノード電極8から離隔されて対向す
るようカソード電極2が形成されており、このカソード
電極2の各ストライプ電極からカソード引き出し電極C
1〜Cmが設けられている。
【0062】さらに、カソード電極2の上に絶縁されて
パッチ状のゲート電極3がカソード電極2と直交するよ
うに配列されて形成されており、パッチ状のゲート電極
3から前記図14に示すように2行に渡る1つおきのパ
ッチ状のゲート電極3が千鳥状に接続されたゲート引き
出し電極GT1,GT2,・・・GTnが引き出されて
いる。図示されていないがこのパッチ状のゲート電極3
にはそれぞれエミッタアレイから放出される電子の電子
放出孔が形成されている。
【0063】さらに、アノード電極8には例えば左側か
ら右側に向かってストライプ状のGの蛍光体、Rの蛍光
体、Bの蛍光体がカソード電極2と平行にかつ1対1で
対向するよう順次塗布されており、パッチ状のゲート電
極3とカソード電極2が交差する部分により画素が構成
され、画素G11,R12,B13,G14,R15,
B16,・・・R1(m−1),B1mで最初の行が構
成されている。さらに、次の行が画素G21,R22,
B23,・・・,R2(m−1),B2mで構成され、
最後の行が画素Gn1,Rn2,Bn3・・・,Rn
(m−1),Bnmで構成されている。
【0064】このように、アノード電極8に設けられた
各画素G11〜Bnmはマトリクス状に形成され、ゲー
ト引き出し電極GT1〜GTnがスキャン駆動され、カ
ソード引き出し電極C1〜Cmに画素データが供給され
ることにより、各画素が選択されて発光制御される。次
に、このように駆動制御する図15に示す駆動回路の説
明を行うが、そのタイミングを図17に、発光される画
素の様子を図18に示し、これらの図を参照しながら説
明する。
【0065】図15に示す第2実施例の駆動回路は、前
記図10に示す第1実施例の駆動回路と比較して、アノ
ード電極が分割されていないことから、アノード電極を
選択駆動する回路が省略されてアノード電源により常時
駆動されていると共に、アノード電極が選択されないた
めこれに伴う色選択回路57における選択動作が異なる
ようにされる。そして、他の構成・動作においては前記
第1実施例の駆動回路と同様であるので、第2実施例の
駆動回路の構成の説明はここでは省略する。
【0066】次に、図17に示すタイミングにおいて、
(a)はゲート引き出し電極GT1を駆動するゲートド
ライバ60の出力パルス、同図(b)はゲート引き出し
電極GT2を駆動するゲートドライバ60の出力パル
ス、(c)はゲート引き出し電極GT3を駆動するゲー
トドライバ60の出力パルス、同図(d)はゲート引き
出し電極GT4を駆動するゲートドライバ60の出力パ
ルス、同図(e)はゲート引き出し電極GTnを駆動す
るゲートドライバ60の出力パルスである。
【0067】さらに、同図(f)はカソード引き出し電
極C1に印加されるカソードドライバ63から供給され
る画像データ、同図(g)はカソード引き出し電極C2
に印加されるカソードドライバ63から供給される画像
データ、同図(h)はカソード引き出し電極C3に印加
されるカソードドライバ63から供給される画像デー
タ、同図(i)はカソード引き出し電極C4に印加され
るカソードドライバ63から供給される画像データ、同
図(j)はラッチ回路59,62のラッチタイミングを
示すラッチパルス、同図(k)はシフトレジスタ61に
供給されるシフトクロック、同図(m)はバッファレジ
スタ55−1,55−2,55−3から出力されてシフ
トレジスタ61に供給される表示順の画像データであ
る。
【0068】次に、図15に示す駆動回路の動作の説明
を図17および図18を参照しながら説明する。画像デ
ータは、メモリ書き込み制御回路53により書き込みタ
イミングが制御されると共に、クロックジェネレータ5
1で発生されるクロックに同期してビデオメモリ54に
各色の画像データ毎に記憶される。ビデオメモリ54の
R,G,Bの各画像データが記憶されるメモリ54−
1,54−2,54−3から、色選択回路57の制御の
もとで、かつ、アドレスカウンタ56のアドレスに基づ
いて読み出された画像データは、それぞれバッファレジ
スタ55−1,55−2,55−3に保持される。
【0069】バッファレジスタ55−1,55−2,5
5−3はその出力タイミングが色選択回路57により制
御されて、各画像データが図18に斜線を施したG,
R,Bの画素の表示順序と同じにされてシフトレジスタ
回路61に供給される。このシフトレジスタ61は図1
7(k)に示すシフトクロックS−CLKにより、この
画像データをシフトしていく。1行の画素の内パッチ状
のゲート電極3の1行の1/2の数のG,B,Rの画像
データが2行分シフトレジスタ61にシフトされると、
この画像データは図17(j)に示すラッチパルスによ
りラッチ回路62にラッチされる。このラッチ回路62
の出力データはカソードドライバ63に印加される。
【0070】一方、表示タイミング制御回路52は図1
7(j)に示すラッチパルスをシフトレジスタ58にシ
フトパルスとして供給し、この制御回路52から供給さ
れるスキャン信号をシフトさせていく。このシフトレジ
スタ58の出力は、上記ラッチパルスによりラッチ回路
59においてラッチされるため、ラッチ回路59から
は、ラッチパルス毎にシフトされるスキャン信号が出力
されるようになる。そして、このスキャン信号はゲート
ドライバ60に印加される。従って、スキャン信号とラ
ッチ回路62から出力されるG,R,Bの画像データと
は同期していることになる。
【0071】この結果、ゲートドライバ60からは図1
7(a)(b)(c)(d)に示すように、画像表示装
置50のゲート引き出し電極GT1,GT2,・・・G
Tnに順次ゲート駆動電圧が印加されるため、これらの
ゲート引き出し電極GT1,GT2,・・・GTnは上
記ラッチパルスのタイミングで走査されるようになる。
この時、カソードドライバ63からはゲート引き出し電
極GT1〜GTnの走査に同期して、カソード引き出し
電極C1,C2,C3,C4・・に図17(f)(g)
(h)(i)・・に示す千鳥状とされた2行分の画像デ
ータが供給されている。例えば、ゲート引き出し電極G
Tnが駆動されている場合には、カソード引き出し電極
C1,C2,C3,C4に図17(f)(g)(h)
(i)に示すように、(n+1)行のG(n+1)1,
nラインのRn2,(n+1)ラインのB(n+1)
3,nラインのGn4の画素に対応する画像データが、
それぞれ供給されるようになる。
【0072】すなわち、ゲート引き出し電極GT1が選
択されて駆動されると、図18に示すように1行目の偶
数番目の画素R12,G14,B16・・・、および2
行目の奇数番目の画素G21,B23,R25・・・が
発光制御されるようになる。この場合、駆動されていな
い2行目の偶数番目の画素R22,G24,B26・・
・が接続されているゲート電極GT2の電位は接地レベ
ルとされる。従って、図18(a)に示すように画像表
示装置50の1行目の画素の1/2の数の画素、および
2行目の画素の1/2の数の画素が発光制御されると共
に、放出された電子は接地レベルとされた隣接するゲー
ト電極3により集束されてアノード電極8に到達するよ
うになる。
【0073】そして、次のラッチパルスのタイミングで
ゲート引き出し電極GT2が選択駆動されると、この時
にはシフトレジスタ61に2行目の偶数番目の画像デー
タおよび3行目の奇数番目の画像データがシフトクロッ
クS−CLKによりシフトされており、画像表示装置5
0は図18(b)に示すように2行目の偶数番目の画
素、および3行目の奇数番目の画素が発光制御されるこ
とになる。
【0074】さらに、図18(c)に示すように次のラ
ッチパルスのタイミングでゲート引き出し電極GT3が
選択駆動されると、この時にはシフトレジスタ61に3
行目の偶数番目の画像データおよび4行目の奇数番目の
画像データがシフトクロックSCLKによりシフトされ
ており、画像表示装置50の3行目の偶数番目の画素、
および4行目の奇数番目の画素が発光制御される。
【0075】さらにまた、1フレームの最後のラッチパ
ルスのタイミングでゲート引き出し電極GTnが選択駆
動されると、この時にはシフトレジスタ61に次のn行
目の偶数番目の画像データおよび(n+1)行目の奇数
番目の画像データがシフトクロックS−CLKによりシ
フトされており、画像表示装置50は図18(d)に示
すようにn行目の偶数番目の画素、および(n+1)行
目の奇数番目の画素が発光制御されることになる。この
ような走査が順次行われることにより、1フレームの画
素が発光制御されて画像が表示されるようになる。
【0076】上記説明した第2実施例の駆動回路によれ
ば、高電圧の印加されるアノード引き出し電極の走査を
行う必要がないため、アノード電極に高電圧を印加する
ことができ、輝度をより向上することができる。また、
選択駆動されているパッチ状のゲート電極3に隣接する
両側のパッチ状のゲート電極3が、接地レベルとされる
よう駆動されているため、エミッタアレイから放出され
た電子が集束され混色を防止することが出来る。さら
に、アノード基板とカソード基板との間隔を狭くする
と、前記図5に示すように、より放出電子の集束を行う
ことができる。
【0077】次に、本発明の第2実施例の電界放出型画
像表示装置における変形例のパッチ状のゲート電極3と
ゲート引き出し電極GTi−1〜GTi+2との関係を
図19に示すが、その断面図は前記図3(a)に示すも
のとほぼ同様となる。図19を参照しながら、パッチ状
のゲート電極3とゲート引き出し電極C1,C2,C3
・・・との接続態様を説明すると、i行のパッチ状ゲー
ト電極3において、奇数番目のG,B,Rの画素Gi
1,Bi3,Ri5・・・に対応するパッチ状のゲート
電極3はゲート引き出し電極GTi−1に接続されてい
る。また、i行の残る偶数番目のR,G,Bの画素Ri
2,Gi4,Bi6・・・に対応するパッチ状のゲート
電極3はゲート引き出し電極GTiに接続されている。
【0078】さらに、ゲート引き出し電極GTiには、
(i+1)行の奇数番目のG,B,Rの画素G(i+
1)1,B(i+1)3,R(i+1)5・・・に対応
するパッチ状のゲート電極3も接続されている。図示さ
れていないが、ゲート引き出し電極GTi−1には、
(i−1)行の偶数番目のR,G,Bの画素R(i−
1)2,G(i−1)4,B(i−1)6・・・に対応
するパッチ状のゲート電極3も接続されている。同様
に、この電界放出型画像表示装置の全ての各ゲート引き
出し電極GT1〜GTnには千鳥状に上下の行のパッチ
状のゲート電極3が1つおきに接続されている。この構
成については上記した第2実施例と同様の構成とされて
いる。
【0079】そして、この変形例においては、1本のカ
ソード電極2に対し、行方向に2つのパッチ状電極3が
絶縁されて形成されており、さらに、列方向のパッチ状
電極3の配列に各々対向するよう2分割されたアノード
電極8,9が設けられている。このカソード電極2を一
点鎖線で示し、アノード電極8,9を二点鎖線で示す。
なお、奇数番目のアノード電極8はアノード引き出し電
極A1に接続され、偶数番目のアノード電極9はアノー
ド引き出し電極A2に接続されている。
【0080】次に、この変形例の駆動方法を図20に示
すタイミング図を参照しながら説明する。図20に示す
タイミング図において、(a)はアノード引き出し電極
A1を駆動するアノードドライバの出力パルス、同図
(b)はアノード引き出し電極A2を駆動するアノード
ドライバの出力パルス、(c)はゲート引き出し電極G
Ti−1を駆動するゲートドライバの出力パルス、
(d)はゲート引き出し電極GTiを駆動するゲートド
ライバの出力パルス、同図(e)はゲート引き出し電極
GTi+1を駆動するゲートドライバの出力パルス、
(f)はゲート引き出し電極GTi+2を駆動するゲー
トドライバの出力パルス、同図(g)はカソード引き出
し電極C1に印加されるカソードドライバから供給され
る画像データ、同図(h)はカソード引き出し電極C2
に印加されるカソードドライバから供給される画像デー
タ、同図(i)はカソード引き出し電極C3に印加され
るカソードドライバから供給される画像データである。
【0081】このタイミング図においては、全てのゲー
ト引き出し電極GT1〜GTnについては示していない
が、全てのゲート引き出し電極GT1〜GTnは、図示
するゲート引き出し電極GTi−1〜GTi+2と同様
に順次走査されて駆動されている。例えば、ゲート引き
出し電極GTiが駆動されると、図19に破線のハッチ
ングを施したi行の偶数番目のパッチ状のゲート電極
3、および実線のハッチングを施した(i+1)行の奇
数番目のパッチ状ゲート電極3が駆動されるようにな
る。この時、各ゲート引き出し電極が駆動されている期
間内において、アノード引き出し電極A1,A2を、図
示するように交互に切り換えて駆動するようにする。す
ると、アノード引き出し電極A2が駆動された時は、破
線のハッチングを施したi行の偶数番目の画素Ri2,
Gi4,Bi6・・・が発光可能とされ、アノード引き
出し電極A1が駆動された時は、実線のハッチングを施
した(i+1)行の奇数番目の画素G(i+1)1,B
(i+1)3,R(i+1)5・・・が発光可能とされ
る。
【0082】さらに、パッチ状の各ゲート電極3に2対
1に対応して設けられているカソード電極C1,C2,
C3,・・・には、図20(g)〜(i)に示すよう
に、アノード引き出し電極A1,A2の切り換えに同期
して画像データが供給されて、カソードから放出される
電子を画像データにより制御している。従って、全ての
ゲート引き出し電極GT1〜GTnを順次走査し終えた
時に、アノード基板に1フレームの画像を表示すること
ができる。さらに、駆動されていない側のアノード引き
出し電極を低レベル、好適には接地レベルとし、駆動さ
れているゲート引き出し電極(GTi)の両側に隣接す
るゲート引き出し電極(GTi−1,GTi+1)の電
位が接地レベルとなるよう駆動している。
【0083】上記した第2実施例の変形例によれば、例
えば、駆動されているハッチングを施したパッチ状のゲ
ート電極3の両側に隣接するパッチ状のゲート電極3の
電位を接地レベルとすることができ、前記したようにゲ
ート電極を介して放出される電子を集束することができ
る。また、駆動されているアノード電極8(9)に隣接
するアノード電極9(8)のレベルが低レベルとされる
ため、より放出される電子を集束することができ、漏れ
発光を極力防止することができる。さらに、カソード電
極2の隣接する2本を接続した場合と等価とされている
ので、カソードドライバの数を1/2とすることができ
る。なお、隣接する2本のカソード電極を表示管内ある
いは表示管外において接続することにより、カソード電
極2としてもよい。
【0084】また、上記第2実施例の変形例において、
上記した第1実施例の変形例に示すように、カソード電
極を2つの群に分割するようにすれば、ゲート引き出し
電極数を、m×n画素からなるマトリクスを通常駆動す
る場合(m個のカソードドライバとn個のゲートドライ
バが必要)に比べて1/2とすることができ、ゲートド
ライバ数およびカソードドライバ数を共に1/2とする
ことができるようになる。
【0085】なお、以上説明した変形例を含む第1実施
例の駆動方法および第2実施例の駆動方法において、ゲ
ートドライバ63は容量性負荷を駆動するようになるの
で、高速駆動を行うためにオープンコレクタタイプより
もトーテムポールタイプのドライバとするのが好適であ
る。
【0086】また、以上説明した変形例を含む第1実施
例の電界放出型画像表示装置および第2実施例の電界放
出型画像表示装置においては赤,青,緑を発光する3原
色の蛍光体を使用した例を示したが、発光波長域の広い
蛍光体を使用して異なる透過波長特性のフィルタを通す
ことにより、一種類の蛍光体を用いて赤,青,緑等の複
数の発光色を表示するようにしてもよい。あるいは2色
の蛍光体を使用してカラー画像を表示するようにしても
よい。なお、蛍光体は塗布等によりアノード電極に被着
するようにしてもよいが、蛍光体薄膜を堆積するように
して被着してもよい。また、蛍光体はストライプ状に替
えてドット状に形成するようにしてもよい。
【0087】
【発明の効果】本発明の電界放出素子は、駆動されてい
るパッチ状のゲート電極に隣接するパッチ状のゲート電
極の電位を低レベルとしたので、カソードから放出され
た電子を集束することができるようになる。
【0088】また、本発明の電界放出型画像表示装置の
第1実施例およびその変形例によれば、画像表示装置の
アノード引き出し電極を2本とすることができ、アノー
ド電極を形成した基板の両側から立体配線を用いること
なく、アノード引き出し電極を引き出すことが出来る。
さらに、これらの例においてはアノード電極は2分割さ
れただけであるため、従来のアノード電極が3分割され
たものに対し、デューティを3/2倍とすることがで
き、明るい画面を得ることが出来る。
【0089】また、本発明の電界放出型画像表示装置の
第2実施例によれば、画像表示装置のアノード引き出し
電極を1本とすることができ、立体配線は必要としな
い。また、デューティを従来の3倍とすることができ輝
度をより向上することができる。また、選択駆動された
アノード電極および/またはパッチ状のゲート電極に隣
接するアノード電極およびパッチ状のゲート電極の電位
を接地レベルとするようにしたので、放出された電子を
集束することができ、色の滲みのないカラー画像を得る
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電界放出型素子の一実施例、およびそ
の変形例の構成を示す斜視図および側面図である。
【図2】本発明の第1実施例の電界放出型画像表示装置
の斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の電界放出型画像表示装置
の第1実施例の断面図、およびパッチ状のゲート電極と
ゲート引き出し電極およびカソード電極の関係を示す図
である。
【図4】カソード電極から放出された電子の軌跡の分布
を示す図である。
【図5】ゲート電極とアノード電極との間隔を狭くした
時のカソードから放出された電子の軌跡の分布を示す図
である。
【図6】駆動されていないゲート電極の電位をアースレ
ベルとした時のカソードから放出された電子の軌跡の分
布を示す図である。
【図7】駆動されていないアノード電極の電位を1/2
とした時のカソードから放出された電子の軌跡の分布を
示す図である。
【図8】駆動されていないアノード電極の電位をアース
レベルとした時のカソードから放出された電子の軌跡の
分布を示す図である。
【図9】本発明の第1実施例の電界放出型画像表示装置
の電極配置の一例を示す図である。
【図10】本発明の第1実施例の駆動方法を説明するた
めの駆動回路のブロック図である。
【図11】本発明の第1実施例の駆動方法におけるタイ
ミング図である。
【図12】本発明の第1実施例の駆動方法により各画素
が選択される様子を示す図である。
【図13】本発明の第1実施例の変形例の構成を示す図
である。
【図14】本発明の第2実施例の電界放出型画像表示装
置のパッチ状のゲート電極とゲート引き出し電極および
カソード電極の関係を示す図である。
【図15】本発明の第2実施例の駆動方法を説明するた
めの駆動回路のブロック図である。
【図16】本発明の第2実施例の電界放出型画像表示装
置の電極配置の一例を示す図である。
【図17】本発明の第2実施例の駆動方法におけるタイ
ミング図である。
【図18】本発明の第2実施例の駆動方法により各画素
が選択される様子を示す図である。
【図19】本発明の第2実施例の変形例のパッチ状のゲ
ート電極とゲート引き出し電極およびカソード電極の関
係を示す図である。
【図20】本発明の第2実施例の変形例の駆動方法にお
けるタイミング図である。
【図21】従来の電界放出型カソードの構成を示す図で
ある。
【図22】従来の画像表示装置の断面図である。
【図23】従来の画像表示装置のアノード電極とアノー
ド引き出し電極を示す図である。
【符号の説明】
1 カソード基板 2 カソード電極 3 ゲート電極 4 電子放出孔 5 カソード引き出し電極 6 ゲート引き出し電極 7 アノード基板 8,9 アノード電極 10,11 アノード引き出し電極 12 エミッタアレイ 13 スペーサ 50 画像表示装置 51 クロックジェネレータ 52 表示タイミング制御回路 53 メモリ書き込み制御回路 54 ビデオメモリ 54−1,54−2,54−3 R,G,B用フレーム
メモリあるいはラインメモリ 55−1,55−2,55−3 バッファレジスタ 56 アドレスカウンタ 57 色選択回路 58,61 シフトレジスタ 59,62 ラッチ回路 60 ゲートドライバ 63 カソードドライバ 64 アノードドライバ A1,A2 アノード引き出し電極 C1〜Cm カソード引き出し電極 GT1−1〜GTn−2,GT1〜GTn ゲート引き
出し電極 R12,R15・・・ 赤色の画素 G11,G14・・・ 緑色の画素 B13,B16・・・ 青色の画素

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成されると共に、電界放出
    を行うエミッタを備える複数のカソード電極と、 該カソード電極上に絶縁されて形成されると共に、略直
    線状に配列された複数のパッチ状のゲート電極と、 該パッチ状ゲート電極の奇数番目が接続される第1ゲー
    ト引き出し電極と、 残る偶数番目の前記パッチ状ゲート電極が接続される第
    2ゲート引き出し電極と、 からなることを特徴とする電界放出型素子。
  2. 【請求項2】 第1の基板上にストライプ状に形成さ
    れた、電界放出を行うエミッタを備える複数本のカソー
    ド電極と、 該カソード電極に信号を供給するカソード引き出し電極
    と、 上記カソード電極上に絶縁されて、マトリクス状に配列
    されて形成された複数のパッチ状のゲート電極と、 上記カソード電極と略直交する方向に配列されている該
    パッチ状のゲート電極からなる行において、該パッチ状
    のゲート電極の奇数番目が接続される第1ゲート引き出
    し電極と、該行ラインにおいて残る偶数番目の該パッチ
    状のゲート電極が接続される第2ゲート引き出し電極
    と、 上記第1の基板と所定距離離隔して設けられた第2の基
    板と、 該第2の基板上に、上記カソード電極と対向するよう平
    行に形成された複数のストライプ状のアノード電極と、 該ストライプ状のアノード電極に順次設けられた画像を
    表示するための蛍光体と、 上記アノード電極の奇数番目が接続されている第1アノ
    ード引き出し電極と、残る偶数番目のアノード電極が接
    続されている第2アノード引き出し電極とを備え、 上記アノード電極の直下に、上記パッチ状のゲート電極
    からなる列が位置するよう配置されていることを特徴と
    する電界放出型画像表示装置。
  3. 【請求項3】 上記カソード引き出し電極の1本から
    供給される上記信号が、上記行方向に配置された2つの
    上記パッチ状の電極に対向する上記カソード電極に供給
    されることを特徴とする請求項2記載の電界放出型画像
    表示装置。
  4. 【請求項4】 上記カソード電極の1本に対し、上記
    行方向に1つの上記パッチ状電極が配置されていること
    を特徴とする請求項2記載の電界放出型画像表示装置。
  5. 【請求項5】 上記カソード電極が上記行方向を境と
    して2群に分割されると共に、複数の上記パッチ状のゲ
    ート電極も、上記行方向を境として2群に分割されてお
    り、それぞれの群における同行同士から共通に引き出さ
    れた上記第1ゲート引き出し電極および上記第2ゲート
    引き出し電極が設けられていることを特徴とする請求項
    2ないし4のいずれかに記載の電界放出型画像表示装
    置。
  6. 【請求項6】 第1の基板上にストライプ状に形成さ
    れた、電界放出を行うエミッタを備える複数本のカソー
    ド電極と、 該カソード電極に信号を供給するカソード引き出し電極
    と、 上記カソード電極上に絶縁されて、マトリクス状に配列
    されて形成された複数のパッチ状のゲート電極と、 上記カソード電極と略直交する該パッチ状のゲート電極
    からなる行において、隣接する2行に渡って千鳥状に1
    つおきの上記パッチ状ゲート電極が接続されていると共
    に、該2行の間から引き出されているゲート引き出し電
    極と、 上記第1の基板と所定距離離隔して設けられた第2の基
    板に、上記全てのパッチ状のゲート電極と対向するよう
    形成された面状のアノード電極と、 該面状のアノード電極に上記カソード電極と平行に1対
    1に対向して順次ストライプ状に設けられた画像を表示
    するための蛍光体と、 を備えることを特徴とする電界放出型画像表示装置。
  7. 【請求項7】 上記カソード引き出し電極の1本から
    供給される上記信号が、上記行方向に配置された2つの
    上記パッチ状の電極に対向する上記カソード電極に供給
    されると共に、上記パッチ状の電極からなる列に各々対
    向してストライプ状のアノード電極が配置され、該スト
    ライプ状のアノード電極の奇数番目と偶数番目がそれぞ
    れ接続されている2本のアノード引き出し電極が備えら
    れていることを特徴とする請求項6記載の電界放出型画
    像表示装置。
  8. 【請求項8】 上記カソード電極が上記行方向を境と
    して2群に分割されると共に、上記パッチ状のゲート電
    極も、上記行方向を境として2群に分割されており、そ
    れぞれの群における同行同士から共通に引き出された上
    記ゲート引き出し電極が設けられていることを特徴とす
    る請求項6あるいは7記載の電界放出型画像表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の電界放出素子を駆動す
    る場合に、上記第1ゲート引き出し電極と、上記第2ゲ
    ート引き出し電極とを交互に選択駆動すると共に、選択
    駆動されていない上記第1ゲート引き出し電極、あるい
    は、上記第2ゲート引き出し電極の電位を、前記エミッ
    タから放出された電子が集束されるよう低レベルとする
    ことを特徴とする駆動方法。
  10. 【請求項10】 請求項2ないし5のいずれか記載の
    電界放出型画像表示装置を駆動する場合に、上記第1ゲ
    ート引き出し電極および上記第2ゲート引き出し電極が
    走査されるように、順次1本づつ選択駆動されると共
    に、選択駆動されている上記パッチ状のゲート電極に隣
    接する両側の上記パッチ状のゲート電極の電位が低レベ
    ルとなるように、選択駆動されていない第1ゲート引き
    出し電極、あるいは上記第2ゲート引き出し電極の電位
    を低レベルにすると共に、選択駆動されていない上記ア
    ノード電極の電位を低レベルとして、前記エミッタから
    放出された電子が集束されるようにしたことを特徴とす
    る駆動方法。
  11. 【請求項11】 請求項6ないし8のいずれかに記載
    の電界放出型画像表示装置を駆動する場合に、上記ゲー
    ト引き出し電極が走査されるように、順次1本づつ選択
    駆動されると共に、選択駆動されている上記パッチ状の
    ゲート電極に隣接する両側の上記パッチ状のゲート電極
    の電位が低レベルとなるように、選択駆動されていない
    上記ゲート引き出し電極の電位を低レベルとして、上記
    エミッタから放出された電子が集束されるようにしたこ
    とを特徴とする駆動方法。
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