JPH1092348A - 電界放出型画像表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

電界放出型画像表示装置およびその駆動方法

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JPH1092348A
JPH1092348A JP3648897A JP3648897A JPH1092348A JP H1092348 A JPH1092348 A JP H1092348A JP 3648897 A JP3648897 A JP 3648897A JP 3648897 A JP3648897 A JP 3648897A JP H1092348 A JPH1092348 A JP H1092348A
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patch
anode
electrode
electrodes
gate
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JP3648897A
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Mitsuru Tanaka
満 田中
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Futaba Corp
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エミッタからゲート電極を介して放出される
電子をより集束させて、高精細度の画像表示装置を提供
する。 【解決手段】 カソード電極2の上に絶縁してパッチ状
ゲート電極3をマトリクス状に配列すると共に、このパ
ッチ状ゲート電極3の直上にパッチ状のアノード電極
8,9を形成する。そして、駆動する時にパッチ状ゲー
ト電極3の四方に隣接するパッチ状ゲート電極3の電位
を低電位となるようにすると共に、この駆動されたパッ
チ状ゲート電極3の直上に位置するパッチ状アノード電
極8を同時に駆動し、かつ、このパッチ状アノード電極
8の四方に隣接するパッチ状アノード9が低電位となる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界放出を利用し
た電界放出型画像表示装置およびその駆動方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】金属または半導体表面の印加電界を10
9[V/m]程度にすると、トンネル効果により電子が
障壁を通過して常温でも真空中に電子放出が行われる。
これを電界放出(Field Emission)と云い、このような
原理で電子を放出するカソードを電界放出型カソード
(FEC;Field Emission Cathode)と呼んでいる。近
年、半導体加工技術を駆使して、ミクロンサイズの電界
放出型カソードアレイからなる面放出型のFECを作る
ことが可能となっている。
【0003】図15に、その一例であるスピント(Spin
dt)型と呼ばれる電界放出カソードの概略構造を示す。
図15の(a)は、半導体微細加工技術を用いて作製さ
れるFECの斜視図であり、同図(b)は(a)に示す
A−Aの線で切断したFECの断面図である。この図1
5(a),(b)において、ガラス等からなるカソード
基板101上にアルミニウム等の金属で形成されたカソ
ード電極102が蒸着等により形成されており、このカ
ソード電極102上にコーン状のエミッタ105が多数
形成されている。また、カソード電極102上のエミッ
タ105が形成されていない領域には、二酸化シリコン
(SiO2)等からなる絶縁層103が形成されてお
り、その上部にはゲ−ト電極104が形成されている。
この絶縁層103及びゲート電極104には開口部が設
けられており、その中に前記コーン状のエミッタ105
が配設されている。すなわち、エミッタ105の先端部
分が前記ゲート電極104の開口部から臨むように構成
されている。
【0004】ここで、前記コーン状エミッタ105間の
ピッチは、微細加工技術を利用して10μm以下とする
ことができ、数万から数10万個のエミッタ105を1
枚の基板101上に設けることが出来る。また、ゲート
電極104とエミッタ105の先端との距離は、サブミ
クロン単位とすることが出来るため、ゲート電極104
とカソード電極102間とに僅か数10ボルトの電圧を
印加することにより、エミッタ105から電子を放出す
ることが可能となる。
【0005】このようにエミッタ105を図15
(a),(b)に示すように多数配列することにより、
面放出型の電界放出カソードを形成することができ、こ
の面放出型の電界放出カソードの応用技術として平面型
のカラー画像表示装置が提案されている。このカラー画
像表示装置の一例の断面図を図16に示す。この図にお
いて、ガラス等からなる第1の基板(カソード基板)1
01の上には、ストライプ状に形成された複数のカソー
ド電極102が形成されている。また、このストライプ
状のカソード電極102と直交するように複数のストラ
イプ状のゲート電極104が形成されており、このカソ
ード電極102とゲート電極104とは絶縁層103に
より離間されている。そして、このカソード電極102
とゲート電極104とが交差する部分には、それぞれ多
数の開口部が形成されており、この開口部のカソード電
極102上には、電子を放出するコーン状エミッタ10
5が、先端を上方に指向して形成されている。
【0006】一方、第1の基板101に対向してガラス
製の第2の基板(アノード基板)110が配置されてお
り、該第2の基板110には、そのほぼ全面に金属製の
アノード電極111が形成されていると共に、このアノ
ード電極111上の前記カソード電極102の各ストラ
イプと1対1で対応する位置にストライプ状の赤、緑、
青の蛍光体112(R)、113(G)、114(B)
がそれぞれ塗布されている。
【0007】このように構成されたカラー画像表示装置
において、ストライプ状の前記ゲート電極104を1本
ずつ順次走査して駆動すると共に、ストライプ状のカソ
ード電極102にゲート電極104で選択された1ライ
ンに対応するR,G,Bの画像データをそれぞれ供給す
る。これにより、駆動されているラインのゲート電極1
04と前記カソード電極102との交差部に設けられた
前記エミッタ105から当該画像データに対応する量の
電子が電界放出され、対向する位置に配置されている前
記蛍光体112〜114に射突し、対応する発光がなさ
れる。このようにして、前記ゲート電極104が順次走
査され、全てのゲート電極104が選択駆動されると、
第2の基板110に1フレームのフルカラーの画像が表
示されることになる。
【0008】一般に、このような電界放出型画像表示装
置において、前記コーン状のエミッタ105から放出さ
れる電子は約30度の広がりをもってアノード電極11
1に到達するといわれており、アノード電極111に到
達する電子はある程度の広がりを持つこととなる。この
ため、エミッタ105から放出された電子は、アノード
電極111上に隣接して配置されている異なる色の蛍光
体をも発光させてしまい、表示されるカラー画像は色の
滲んだものになってしまうという問題点があった。
【0009】そこでこのような問題点を解決するため
に、本出願人はエミッタ105から放出される電子を集
束させて色の滲みのないカラー画像を表示することがで
きる電界放出型の画像表示装置を提案している(特開平
8−298075号公報)。
【0010】図17は、この提案されている電界放出型
の画像表示装置の一部分の上面図を示したものである。
この図において、1点鎖線で示す102は前記第1の基
板上にストライプ状に設けられた複数のカソード電極で
あり、これらのカソード電極102にはそれぞれカソー
ド引き出し電極C1,C2・・・が接続されている。ま
た、120は、それぞれ1つのドットに対応するように
パッチ状に形成されたゲート電極であり、前記カソード
電極102の上に絶縁層を介して2次元マトリクス上に
配列されている。図示されていないが、この各パッチ状
ゲート電極120に対応する位置の前記カソード電極1
02に前記エミッタ105がアレイ状に形成されてい
る。
【0011】また、破線で示す111は、前記カソード
電極102と対向して配置される第2の基板(アノード
基板)のほぼ全面に形成されたアノード電極であり、こ
のアノード電極111上には、前記パッチ状ゲート電極
120と対向する位置にそれぞれR,G,Bの蛍光体が
塗布されている。なお、この図において、各パッチ状ゲ
ート電極120の中に記載されているR,G,Bという
記号は、このアノード電極111上に塗布されている蛍
光体ドットの発光色を示したものである。
【0012】さて、図示するように、前記2次元マトリ
クス上に配列されたパッチ状ゲート電極120はそれぞ
れゲート引き出し電極GTに接続されている。すなわ
ち、第(i)ライン(行)の奇数番目のG,B,Rのド
ットに対応するパッチ状ゲート電極120は、ゲート引
き出し電極GTi-1と接続され、(i)ラインの残る偶
数番目のR,G,Bのドットに対応するパッチ状ゲート
電極120は、ゲート引き出し電極GTiに接続されて
いる。また、このゲート引き出し電極GTiには、(i
+1)ラインの奇数番目のG,B,Rのドットに対応す
るパッチ状ゲート電極120が接続されている。さら
に、ゲート引き出し電極GTi-1には、図示していない
(i−1)ラインの偶数番目のR,G,Bのドットに対
応するパッチ状ゲート電極120が接続されている。つ
まり、各ゲート引き出し電極GT1〜GTnには、上下の
ラインのパッチ状ゲート電極120が千鳥状に1つおき
に接続されている。
【0013】そして、これらのゲート引き出し電極GT
1〜GTnには、順次ゲート駆動電圧が印加され、例えば
ゲート引き出し電極GTiが駆動されると、ハッチング
を施した(i)ラインの偶数番目のR,G,Bのドッ
ト、および(i+1)ラインの奇数番目のG,B,Rの
ドットが駆動されることになる。
【0014】そして、そのゲート電極の走査とタイミン
グを合わせて、各パッチ状ゲート電極120の各列と対
応するカソード電極102,102,・・・に、それぞ
れ対応する画像データをカソード引き出し電極C1
2,・・・から供給すると、画像を表示することがで
きる。また、このとき駆動されていないゲート引き出し
電極GTi-1、GTi+1の電位を低レベル、好適には接地
レベルとすることにより、ハッチングを施した駆動され
るパッチ状ゲート電極120の上下左右に隣接するパッ
チ状ゲート電極120の電位が低レベルとされる。これ
により、駆動されているパッチ状ゲート電極120から
放出される電子を集束させてアノード電極に到達させる
ことができ、前述したように色の滲みをなくすことがで
きる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記図17に示したよ
うな電界放出型画像表示装置によれば、エミッタ105
から放出される電子を所定のアノード電極に集束できる
ことになるが、近年、より高輝度、高精細化とされた画
像表示装置が求められている。すなわち、前記エミッタ
105から放出される電子をより集束させることができ
る電界放出型画像表示装置が求められている。
【0016】そこで、本発明は、電界放出された電子を
より集束させるようにした電界放出型画像表示装置およ
びその駆動方法を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電界放出型画像表示装置は、第1の基板
と、該第1の基板上にストライプ状に形成され、それぞ
れ電界放出を行うエミッタを備える複数のカソード電極
と、前記カソード電極の上に、マトリクス状に配列され
て形成された複数のパッチ状のゲート電極と、該パッチ
状のゲート電極に駆動電圧を供給するゲート引き出し電
極と、前記第1の基板に対向するように所定距離離隔し
て設けられた第2の基板と、該第2の基板上に前記各パ
ッチ状のゲート電極にそれぞれ対向するように配置され
た複数のパッチ状のアノード電極であって、各パッチ状
のアノード電極は2つの群のいずれかに属し、一の群に
属するパッチ状のアノード電極の周囲は他の群に属する
パッチ状のアノード電極により取り囲まれるように配置
された複数のパッチ状のアノード電極と、前記パッチ状
のアノード電極の第1の群にアノード電圧を供給する第
1のアノード引き出し電極と、前記パッチ状のアノード
電極の第2の群にアノード電圧を供給する第2のアノー
ド引き出し電極と、前記各パッチ状のアノード電極上に
設けられた蛍光体層とを有するものである。
【0018】また、前記ゲート引き出し電極は、前記パ
ッチ状のゲート電極からなる2次元マトリクスの隣接す
る2行あるいは2列に渡って1つおきのパッチ状ゲート
電極を千鳥状に接続するようになされているものであ
る。さらに、前記ゲート引き出し電極は、前記パッチ状
のゲート電極からなる2次元マトリクスの隣接する2行
あるいは2列における各パッチ状のゲート電極をジグザ
グ状に接続するようになされているものである。
【0019】さらにまた、前記第1および第2のアノー
ド引き出し電極は、前記パッチ状のアノード電極からな
る2次元マトリクスの隣接する2行あるいは2列に渡っ
て1つおきのパッチ状のアノード電極を千鳥状に接続す
るようになされているものである。さらにまた、前記第
1および第2のアノード引き出し電極は、前記パッチ状
のアノード電極からなる2次元マトリクスの隣接する2
行あるいは2列における各パッチ状のアノード電極をジ
グザグ状に接続するようになされているものである。さ
らにまた、前記第1および第2のアノード引き出し電極
は、ITOと金属膜との多層構造とされているものであ
る。
【0020】さらにまた、本発明の電界放出型画像表示
装置の駆動方法は、第1の基板上にストライプ状に形成
され、それぞれ電界放出を行うエミッタを備える複数の
カソード電極と、前記カソード電極の上にマトリクス状
に配列されて形成された複数のパッチ状のゲート電極
と、前記第1の基板に対向するように所定距離離隔して
設けられた第2の基板上に前記各パッチ状のゲート電極
にそれぞれ対向するように形成され、蛍光体層が設けら
れた複数のパッチ状のアノード電極とを有する電界放出
型画像表示装置の駆動方法であって、一の前記パッチ状
のゲート電極が駆動されているときに、該駆動されてい
るパッチ状のゲート電極に隣接するパッチ状のゲート電
極は低電位とされるとともに、該駆動されているパッチ
状のゲート電極に対向する前記パッチ状のアノード電極
も同時に駆動され、かつ、該駆動されているパッチ状の
アノード電極に隣接するパッチ状のアノード電極は駆動
されているアノード電極よりも低い電圧(負または接地
電位)とされるようにするものである。
【0021】駆動されるパッチ状のゲート電極の四方に
隣接するパッチ状のゲート電極を低電位にすると共に、
この駆動されたパッチ状のゲート電極の直上に位置する
アノード電極の領域も同時に駆動し、かつ、その駆動し
たアノード電極の領域の四方に隣接するアノード電極は
低電位となるようにしているため、エミッタから放出さ
れた電子をより良好に集束することができ、色滲みのな
い高精細の画像が得られるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の電界放出型画像表
示装置の一実施の形態の構成を示す斜視図である。この
図において、1はガラス等からなるカソード基板、2は
該カソード基板1上にストライプ状に形成されたカソー
ド電極、3は絶縁層を介して前記カソード電極2の上に
マトリクス状に形成されているパッチ状ゲート電極であ
る。4はパッチ状ゲート電極3に設けられている電子を
放出する開口部であり、この開口部4の内部にはカソー
ド電極2の上に形成されたエミッタが配置されている。
また、5は各カソード電極2から引き出されたカソード
引き出し電極(C1〜Cm)、6は上下のライン(行)の
パッチ状ゲート電極3を千鳥状に1つおきに接続してい
るゲート引き出し電極GT1,GT2,GT3・・・GT
n+1である。
【0023】さらに、7は前記カソード基板1に対向し
て配置されているアノード基板であり、このアノード基
板7にはパッチ状に形成された複数のアノード電極8お
よび9が設けられている。このパッチ状のアノード電極
は2つの群からなっており、その第1の群に属するパッ
チ状のアノード電極を8、他の群に属するパッチ状のア
ノード電極を9としている。そして、図示するように、
このパッチ状アノード電極8とパッチ状アノード電極9
とは、相互に隣接するようにマトリクス状に配置されて
いる。また、各パッチ状アノード電極8および9は、前
記パッチ状ゲート電極3と1対1に対向する位置に設け
られているとともに、図示していないがその上には順次
R,G,Bの蛍光体が塗布されている。
【0024】また、10は前記パッチ状アノード電極8
と接続されているアノード引き出し電極A1、11はパ
ッチ状アノード電極9と接続されているアノード引き出
し電極A2である。このアノード引き出し電極A1,A
2には、アノード−ゲート間の放電を防止するため、抵
抗R1,R2が挿入されている。なお、この抵抗R1,
R2は、特に設けなくても動作上は格別の支障が生じる
ことはない。
【0025】図2は、前記図1に示した電界放出型画像
表示装置の断面図であり、6は、前記パッチ状ゲート電
極3から引き出されたi番目のゲート引き出し電極GT
iである。12は前記カソード電極2の上に半導体微細
加工技術をもって形成された電子を電界放出するコーン
状のエミッタ、13は前記カソード基板1と前記アノー
ド基板7とを所定間隔に離隔支持するスペーサであり、
前記カソード基板1、前記アノード基板7およびスペー
サ13によりこの画像表示装置の外囲器が形成され、そ
の内部は高真空とされている。
【0026】次に、前記カソード基板の平面図を図3
に、また、前記アノード基板の平面図を図4にそれぞれ
示し、これらの図を参照して前記パッチ状ゲート電極と
ゲート引き出し電極との関係及びアノード基板上に形成
されているパッチ状アノード電極とアノード引き出し電
極との関係について説明する。
【0027】図3に示すように、各パッチ状ゲート電極
3はそれぞれ1ドットに対応しており、(i)ライン
(第i行)の奇数番目のG,B,Rのドットに対応する
パッチ状ゲート電極3は、ゲート引き出し電極GTi-1
に接続されている。また、(i)ラインの残る偶数番目
のR,G,Bのドットに対応するパッチ状ゲート電極3
は、ゲート引き出し電極GTiに接続されている。さら
に、このゲート引き出し電極GTiには、(i+1)ラ
インの奇数番目のG,B,Rのドットに対応するパッチ
状ゲート電極3が接続されている。さらぶまた、ゲート
引き出し電極GTi-1には、図示されていない(i−
1)ラインの偶数番目のR,G,Bのドットに対応する
パッチ状ゲート電極3が接続されている。すなわち、各
ゲート引き出し電極GT1〜GTn+1には、上下のライン
(行)のパッチ状ゲート電極3が千鳥状に1つおきに接
続されている。
【0028】また、図4はアノード基板上に形成されて
いるパッチ状アノード電極8,9の構成を示した図であ
り、(i)ラインの奇数番目のG,B,Rのドットに対
応するパッチ状アノード電極9は、アノード引き出し電
極A2と接続されている。また、(i)ラインの残る偶
数番目のR,G,Bのドットに対応するパッチ状アノー
ド電極8は、アノード引き出し電極A1と接続されてい
る。さらに、このアノード引き出し電極A1は、(i+
1)ラインの奇数番目のG,B,Rのドットに対応する
パッチ状アノード電極8と接続され、アノード引き出し
電極A2は、(i+1)ラインの残る偶数番目のR,
G,Bのドットに対応するアノード電極9と接続されて
いる。すなわち、アノード引き出し電極A1は交互に形
成されているパッチ状アノード電極8と千鳥状に接続さ
れており、アノード引き出し電極A2はパッチ状アノー
ド電極9と千鳥状に接続されている。
【0029】このように、本発明の電界放出型画像表示
装置においては、アノード電極もパッチ状に形成されて
いる。そして、各パッチ状アノード電極の一の群に属す
るパッチ状アノード電極は他の群に属するパッチ状アノ
ード電極によりその周囲を取り囲まれるように配置され
ており、パッチ状アノード電極の各群はそれぞれ対応す
るアノード引き出し電極A1およびA2に接続されてい
る。
【0030】このように構成された電界放出型画像表示
装置において、例えばゲート引き出し電極GTiにゲー
ト駆動電圧を印加し、アノード引き出し電極A1にアノ
ード電圧を印加すると、図3及び図4にハッチングを施
して示した(i)ラインの偶数番目のR,G,Bのドッ
ト及び(i+1)ラインの奇数番目のG,B,Rのドッ
トが駆動される。このとき、該駆動されるパッチ状ゲー
ト電極3に対応する画像データをそれぞれ対応するカソ
ード電極C1,C2,・・・Cmから供給することによ
り、当該パッチ状アノード電極8に設けられた蛍光体
が、当該画像データに応じた発光輝度で発光することと
なる。
【0031】このとき、駆動されていないゲート引き出
し電極GTi-1やGTi+1の電位を接地レベルとなるよう
にし、図3にハッチングを施した駆動されているパッチ
状ゲート電極3の周囲(上下左右)に隣接するパッチ状
ゲート電極3の電位を接地レベルとなるようにする。ま
た、駆動されていないアノード引き出し電極A2の電位
を接地レベルとなるようにして、駆動されているパッチ
状アノード電極8の周囲(上下左右)に隣接するパッチ
状アノード電極9の電位を接地レベルとなるようにす
る。
【0032】これにより、駆動されているパッチ状ゲー
ト電極3及びパッチ状アノード電極8は、その周囲が低
電圧とされたパッチ状ゲート電極3及びパッチ状アノー
ド電極9により囲まれた状態となるため、駆動されてい
るエミッタアレイから放出される電子は、より集束され
て目的とするパッチ状アノード電極8に到達し、目的と
する蛍光体だけを発光させることが可能となる。また、
アノード電圧が印加されるパッチ状アノード電極8の周
囲に隣接しているパッチ状アノード電極9の電位が接地
レベルとなるため、漏れ発光を防止することができる。
したがって、高精細の電界放出型画像表示装置とするこ
とができる。
【0033】なお、駆動されていない奇数番目のゲート
引き出し電極GTi-1,GTi+1及びアノード電圧が印加
されていないアノード引き出し電極A2にそれぞれ負の
電位を印加するようにした場合には、カソード基板上の
エミッタアレイから放出される電子をさらに集束させる
ことが可能となる。
【0034】ところで、一般にアノード基板7上に形成
されるパッチ状アノード電極8,9及びアノード引き出
し電極A1,A2は、ITO(Indium Tin Oxide)薄膜
によって作製されるが、このITO薄膜は抵抗値が比較
的に大きいため、アノード基板7上のアノード引き出し
電極A1,A2でアノード電圧の電圧降下が発生するこ
とがある。
【0035】そこで、このような不都合を解決するよう
にした本発明の他の実施の形態におけるアノード基板7
の構成例を図5に示す。この実施の形態においては、図
5にハッチングを施して示すように、アノード基板7上
のアノード引き出し電極A1,A2を金属膜によって多
層化し、アノード引き出し電極A1,A2の抵抗値が低
抵抗となるようにしている。これにより、アノード引き
出し電極A1,A2でのアノード電圧の電圧降下を防止
することが可能になり、アノード電圧の低下による電子
の広がりを防止することができる。
【0036】次に、前記したアノード電極の他の実施の
形態について図6を参照して説明する。図6において、
21a、21b、21cは、前記第1の群に属するパッ
チ状のアノード電極8をジグザグ状に接続したアノード
電極、22a、22b、22cは前記第2の群に属する
パッチ状のアノード電極9をジグザグ状に接続したアノ
ード電極である。このように、この実施の形態は、前記
各パッチ状のアノード電極8および9をそれぞれジグザ
グ状に接続した形状に前記アノード電極を形成するもの
である。なお、各パッチ状のアノード電極8および9に
は、図示するように、R,G,Bの蛍光体が順次塗布さ
れている。
【0037】すなわち、ジグザグ状に接続されたアノー
ド電極21aは、前記第1の群に属する、(i)ライン
(行)の偶数番目のRドット、(i+1)ラインの奇数
番目のGドット、(i+2)ラインの偶数番目のRドッ
ト、・・・を接続するように形成され、アノード電極2
1bは(i)ラインの偶数番目のGドット、(i+1)
ラインの奇数番目のBドット、(i+2)ラインの偶数
番目のGドットを接続するように形成され、アノード電
極部21cは(i)ラインの偶数番目のBドット、(i
+1)ラインの奇数番目のRドット、(i+2)ライン
の偶数番目のBドットを接続するように形成されてい
る。そして、これらのアノード電極部21a〜21cは
アノード引き出し電極A1と接続されている。
【0038】また、ジグザグ状に接続されたアノード電
極22aは、前記第2の群に属する、(i)ラインの奇
数番目のGドット、(i+1)ラインの図示していない
偶数番目のBドット、(i+2)ラインの奇数番目のG
ドット、・・・を接続するように形成され、アノード電
極22bは、(i)ラインの奇数番目のBドット、(i
+1)ラインの偶数番目のRドット、(i+2)ライン
の奇数番目のBドットを接続するように形成され、アノ
ード電極22cは(i)ラインの奇数番目のRドット、
(i+1)ラインの偶数番目のGドット、(i+2)ラ
インの奇数番目のRドットを接続するように形成されて
いる。そして、これらのアノード電極22a〜22cは
アノード引き出し電極A2と接続されている。
【0039】そして、このようにジグザグ状に接続され
たアノード電極21a〜21c及び22a〜22cは、
前記図3に示すストライプ状のカソード電極C1〜Cm
と平行となる列方向(すなわち、ゲートストライプと直
交する方向)にジグザグ形状とされていると共に、アノ
ード引き出し電極A1と接続されているアノード電極2
1a〜21cと、アノード引き出し電極A2と接続され
ているアノード電極22a〜22cとが交互に配置され
ている。
【0040】この場合も、一の群に属するアノード電極
の周囲は他の群に属するアノード電極により取り囲まれ
るようになされている。なお、前記パッチ状のゲート電
極についても、同様にジグザグ状に接続することができ
る。
【0041】一般に、n×mのドットマトリクスとされ
ている画像表示装置においては、行方向のドット数
(n)に比べて、列方向のドット数(m)の方が少なく
構成されているため、前記図6のように、ジグザク形状
とされるアノード電極21,22を列方向に形成した場
合には、アノード電極21,22を行方向に形成する場
合に比べて、アノード電極21,22の長さを短くする
ことができる。このようにアノード電極21,22の長
さを短くした場合は、アノード電極21,22及びード
引き出し電極A1,A2の間で発生する静電容量が小さ
くなるため、無効電力が低減され、効率の良い画像表示
装置とすることができる。
【0042】次に、アノード基板上に形成されるアノー
ド電極のさらに他の実施の形態を図7に示す。前記図4
に示した実施の形態においては、前記各パッチ状のアノ
ード電極8、9を行方向に設けられたアノード引き出し
電極に対して千鳥状に接続していたのに対し、この図7
に示す実施の形態においては、前記パッチ状アノード電
極8,9を列方向に設けられたアノード引き出し電極に
対して千鳥状に接続するようにしたものである。すなわ
ち、例えば(i)ライン(行)の偶数番目のR,G,B
の各ドットに対応するパッチ状アノード電極8、(i+
1)ラインのの奇数番目のG,B,Rの各ドットに対応
するパッチ状アノード電極8、(i+2)ラインの偶数
番目のR,G,Bの各ドットに対応するパッチ状アノー
ド電極8はそれぞれアノード引き出し電極A1と接続さ
れている。
【0043】また、(i)ラインの奇数番目のG,B,
Rの各ドットに対応するパッチ状アノード電極9、(i
+1)ラインの偶数番目のR,G,Bの各ドットに対応
するパッチ状アノード電極9、(i+2)ラインの奇数
番目のG,B,Rの各ドットに対応するパッチ状アノー
ド電極9はそれぞれアノード引き出し電極A2と接続さ
れている。
【0044】この場合も、一の群に属するアノード電極
の周囲は他の群に属するアノード電極より取り囲まれる
ようになされており、また、各群はそれぞれ対応するア
ノード引き出し電極A1、A2に接続されている。ま
た、この場合もアノード基板上にITO薄膜によって形
成されているアノード引き出し電極23,24をカソー
ド電極と平行となる列方向に取り出すように形成してい
るため、アノード引き出し電極A1,A2をカソード電
極と直交する行方向で取り出すようにした場合に比べ
て、アノード引き出し電極23,24の長さが短くする
ことができる。よって、アノード引き出し電極A1,A
2の間に発生する静電容量が小さくなり、上記同様アノ
ード電極での無効電力を低減することができる。なお、
ゲート引き出し電極をこのように列方向にもうけること
も可能である。
【0045】次に、図8〜図11を参照しながら本発明
の電界放出型画像表示装置の駆動方法について説明す
る。図8は本発明の電界放出型画像表示装置をアノード
電極側から見た場合の各電極の配置を示した図である。
なお、この図に示す電界放出型画像表示装置はn×m
(但し、nは偶数とする)のマトリクスによってカラー
画像を表示する画像表示装置とされており、図示しない
カソード基板上にストライプ状の複数本のカソード電極
2が列方向に形成されており、それぞれのカソード電極
2からはカソード引き出し電極C1〜Cmが引き出され
ている。
【0046】また、このカソード電極2の上には、マト
リクス状に配列されたパッチ状ゲート電極3が絶縁され
て設けられており、これらのパッチ状ゲート電極3はゲ
ート引き出し電極GT1〜GTn+1に前述したように千鳥
状に1つおきに接続されている。
【0047】すなわち、ゲート引き出し電極GT2は、
第1行目の偶数番目のパッチ状ゲート電極3及び第2行
目の奇数番目のパッチ状ゲート電極3と接続される。以
下同様にゲート引き出し電極GT3〜GTnには、上下の
ライン(行)のパッチ状ゲート電極3が千鳥状に1つお
きに接続されている。なお、ゲート引き出し電極GT1
は、1行目の奇数番目のパッチ状ゲート電極3のみと接
続され、最後のゲート引き出し電極GTn+1は第n行目
の偶数番目のパッチ状ゲート電極3のみと接続されてい
る。また、これらのパッチ状ゲート電極3には、図示し
ていないがそれぞれのエミッタアレイから電子が放出さ
れる開口部が形成されている。
【0048】さらにまた、このパッチ状ゲート電極3と
所定距離離隔されて配置されている図示しないアノード
基板上には、丸で囲って示したパッチ状アノード電極
8,9がパッチ状ゲート電極3と対応する位置にマトリ
クス状に配列されており、パッチ状アノード電極8はア
ノード引き出し電極A1と接続され、パッチ状アノード
電極9は、アノード引き出し電極A2と接続されてい
る。
【0049】すなわち、アノード引き出し電極A1は、
1行目の奇数番目のパッチ状アノード電極8と、第2行
目の偶数番目のパッチ状アノード電極8及び第3行目の
奇数番目のパッチ状アノード電極8と接続されており、
以下同様にゲート引き出し電極A1には、偶数行目の偶
数番目のパッチ状アノード電極8と奇数行目の奇数番目
のパッチ状アノード電極8が接続されている。
【0050】一方、アノード引き出し電極A2は、残る
第1行目の偶数番目のパッチ状アノード電極9及び第2
行目の奇数番目のパッチ状アノード電極9と接続されて
おり、以下同様にアノード引き出し電極A2には、残る
偶数行目の奇数番目のパッチ状アノード電極9と奇数行
目の偶数番目のパッチ状アノード電極9が接続されてい
る。
【0051】さらに、パッチ状のアノード電極8,9に
は例えば左側から右側に向かって順にGの蛍光体、Rの
蛍光体、Bの蛍光体が順次塗布されてドットを構成して
おり、ドットG11,R12,B13,G14,R15,B16,・
・・R1(m-1),B1mで最初の行が構成されている。さら
に、次の行がドットG21,R22,B23,・・・,R
2(m-1),B2mで構成され、以下同様にして、最後の行が
ドットGn1,Rn2,Bn3・・・,Rn(m-1),Bnmで構成
されている。
【0052】このようにパッチ状アノード電極8,9に
マトリクス状に形成された各ドットG11〜Bnmは、アノ
ード引き出し電極A1,A2とゲート引き出し電極GT
1〜GTn+1が順次走査されることにより、選択的に駆動
されて所望の画像が表示されることになる。
【0053】次に、このような電界放出型画像表示装置
を駆動する駆動回路のブロック図の一例を図9に、その
タイミングを図10に、発光されるドットの様子を図1
1に示し、これらの図を参照しながら駆動方法について
説明する。
【0054】図9は、駆動回路のブロック図の一例であ
り、この図において、50は、図8に示したようなm×
nのドットのマトリクスからなる電界放出カソードを備
える電界放出型画像表示装置、51は印加された同期信
号に同期したクロックを発生するクロックジェネレー
タ、52はクロックジェネレータ51から発生されたク
ロックを用いて表示タイミングを制御する表示タイミン
グ制御回路、53は入力される画像データのビデオメモ
リ54への書き込みを制御するメモリ書き込み制御回
路、54はR,G,Bの画像データを蓄積するフレーム
メモリあるいはラインメモリ54−1,54−2,54
−3からなるビデオメモリ、55−1,55−2,55
−3はビデオメモリ54から読み出されたR,G,Bの
画像データが保持されるバッファレジスタである。
【0055】さらに、56はビデオメモリ54のアドレ
スを発生するアドレスカウンタ、57はR,G,Bの画
像データのいずれかを選択する色選択回路、58はゲー
ト電極を制御するデータがシフトされるシフトレジス
タ、59はシフトレジスタ58のデータをラッチするラ
ッチ回路、60はゲート電極をラッチ回路59のデータ
により駆動するゲートドライバ、61はバッファレジス
タ55−1〜55−3から供給される画像データがシフ
トクロックによりシフトされるシフトレジスタ、62は
シフトレジスタ61のデータをラッチするラッチ回路、
63はカソード電極にラッチ回路62の画像データ出力
を供給するカソードドライバ、64はアノード引き出し
電極A1、A2を駆動するアノードドライバである。
【0056】図10は、前記各駆動信号のタイミング関
係を説明するためのタイミング図である。この図におい
て、同図(a)はアノード引き出し電極A1を駆動する
アノードドライバ64の出力パルス、同図(b)はアノ
ード引き出し電極A2を駆動するアノードドライバ64
の出力パルス、同図(c)はゲート引き出し電極GT1
を駆動するゲートドライバ60の出力パルス、同図
(d)はゲート引き出し電極GT3を駆動するゲートド
ライバ60の出力パルス、同図(e)はゲート引き出し
電極GT5を駆動するゲートドライバ60の出力パル
ス、同図(f)はゲート引き出し電極GTn+1を駆動す
るゲートドライバ60の出力パルス、同図(g)はゲー
ト引き出し電極GT2を駆動するゲートドライバ60の
出力パルス、同図(h)はゲート引き出し電極GT4
駆動するゲートドライバ60の出力パルス、同図(i)
はゲート引き出し電極GT6を駆動するゲートドライバ
60の出力パルス、同図(j)はゲート引き出し電極G
nを駆動するゲートドライバ60の出力パルスであ
る。
【0057】さらに、同図(k)はカソード引き出し電
極C1に印加されるカソードドライバ63からの画像デ
ータ、同図(l)はカソード引き出し電極C2に印加さ
れるカソードドライバ63からの画像データ、同図
(m)はカソード引き出し電極C3に印加されるカソー
ドドライバ63からの画像データ、同図(n)はカソー
ド引き出し電極C4に印加されるカソードドライバ63
からの画像データであり、同図(p)はラッチ回路5
9,62のラッチタイミングを示すラッチパルス、同図
(q)はシフトレジスタ61に供給されるシフトクロッ
ク、同図(r)はバッファレジスタ55−1,55−
2,55−3から出力されてシフトレジスタ61に供給
される表示順の画像データである。
【0058】以下、図9に示す駆動回路の動作を図10
に示したタイミング図を参照しながら説明する。画像デ
ータは、メモリ書き込み制御回路53により書き込みタ
イミングが制御されると共に、クロックジェネレータ5
1で発生されるクロックに同期してビデオメモリ54に
各色の画像データ毎に記憶される。ビデオメモリ54の
R,G,Bの各画像データが記憶されるメモリ54−
1,54−2,54−3から、色選択回路57の制御の
もとで、かつ、アドレスカウンタ56のアドレスに基づ
いて読み出された画像データは、それぞれバッファレジ
スタ55−1,55−2,55−3に保持される。
【0059】バッファレジスタ55−1,55−2,5
5−3はその出力タイミングが色選択回路57により制
御されて、各画像データが図11に示すG,R,Bのド
ットの表示順序と同じにされてシフトレジスタ回路61
に供給される。このシフトレジスタ61は図10(q)
に示すシフトクロックS−CLKにより、この画像デー
タをシフトしていく。1ラインのドットの内、パッチ状
ゲート電極3の1行の1/2のG,R,Bの画像データ
が2行分シフトレジスタ61にシフトされると、この色
データは図10(p)に示すラッチパルスによりラッチ
回路62にラッチされる。このラッチ回路62の出力デ
ータは、カソードドライバ63に印加される。
【0060】一方、表示タイミング制御回路52はアノ
ードドライバ64を制御して、図10(a)(b)に示
すように、アノード引き出し電極A1にのみ正のアノー
ド電圧を印加するようにしている。さらに、表示タイミ
ング制御回路52は図10(p)に示すラッチパルスを
シフトレジスタ58にシフトパルスとして供給し、この
制御回路52から供給されるスキャン信号をシフトさせ
ていく。このシフトレジスタ58の出力は、上記ラッチ
パルスによりラッチ回路59において1つおきにラッチ
され、ラッチ回路59からは、ラッチパルス毎に1つお
きにシフトされるスキャン信号が出力されるようにな
る。そして、このスキャン信号はゲートドライバ60に
印加される。
【0061】この結果、ゲートドライバ60からは、画
像表示装置50のゲート引き出し電極GT1〜GTn+1
うち、図10(c)(d)(e)(f)に示すように1
つおきのゲート引き出し電極GT1,GT3,GT5,・
・・GTn+1に順次ゲート駆動電圧が印加され、これら
のゲート引き出し電極GT1,GT3,GT5,・・・G
n+1は上記ラッチパルスのタイミングで走査されるよ
うになる。この時、カソードドライバ63からはゲート
引き出し電極GT1,GT3,GT 5,・・・GTn+1の走
査に同期して、カソード引き出し電極C1,C2,C3
・・Cmに千鳥状とされた2行分の画像データが供給さ
れる。
【0062】図11は、この電界放出型画像表示装置の
各ドットが発光される様子を説明するための図である。
前述のように、ゲート引き出し電極GT1が選択されて
駆動されると、図11(a)に示すように1行目の奇数
番目のドットG11,B13・・・が発光制御されるように
なる。この場合、駆動されていない1行目の偶数番目の
ドットR12,G14,B16・・・は接地レベル(或は負の
電位)とされる。
【0063】従って、図11(a)に示すように画像表
示装置50の1行目のドットの1/2の数のドットが発
光制御されると共に、放出された電子は上下左右に隣接
するパッチ状ゲート電極3が接地レベル(或は負の電
位)とされているため、ゲート電極3により集束されて
アノード電極8に到達するようになる。
【0064】またこの時、アノード引き出し電極A1に
正のアノード電圧を印加すると共に、アノード引き出し
電極A2が接地レベル(或は負の電位)とされているた
め、パッチ状アノード電極8の上下左右に隣接するアノ
ード電極9が接地レベル(或は負の電位)となり、放出
される電子がより集束されてアノード電極8に到達する
ようになる。また、この場合は、放出される電子が隣接
するアノード電極9に到達した場合でもアノード電極9
の電位が接地レベル(或は負電位)とされているため、
漏れ発光を防止することができるという利点もある。
【0065】そして、次のラッチパルスのタイミングで
ゲート引き出し電極GT3が選択駆動されると、この時
にはシフトレジスタ61に2行目の偶数番目の画像デー
タおよび3行目の奇数番目の画像データがシフトクロッ
クS−CLKによりシフトされており、画像表示装置5
0は図11(b)に示すように2行目の1/2のドッ
ト、および3行目の1/2のドットが発光制御される。
このような走査が順次行われて、ゲート引き出し電極G
n+1が選択駆動されると、シフトレジスタ61にn行
目の偶数番目の画像データがシフトクロックS−CLK
によりシフトされており、画像表示装置50は図11
(c)に示すようにn行目の1/2のドットが発光制御
される。これにより1フレームの1/2のドットが発光
制御されたことになる。
【0066】ゲート引き出し電極GTn+1まで走査され
ると、次に表示制御タイミング回路52は、アノードド
ライバ64を制御して、図10(a)(b)に示すよう
に、アノード引き出し電極A1に替えて、アノード引き
出し電極A2に正のアノード電圧を印加すると共に、図
10(p)に示すラッチパルスをシフトレジスタ58に
シフトパルスとして供給し、この制御回路52から供給
されるスキャン信号をシフトさせていく。このシフトレ
ジスタ58の出力は、上記ラッチパルスによりラッチ回
路59において1つおきにラッチされるため、ラッチ回
路59からは、ラッチパルス毎に1つおきにシフトされ
るスキャン信号が出力されるようになる。そして、この
スキャン信号はゲートドライバ60に印加される。
【0067】この場合、ゲートドライバ60からは図1
0(g)(h)(i)(j)に示すように、画像表示装
置50の1つおきのゲート引き出し電極GT2,GT4
GT6,・・・GTnにゲート駆動電圧が印加され、これ
らゲート引き出し電極GT2,GT4,GT6,・・・G
nは上記ラッチパルスのタイミングで走査されるよう
になる。この時、カソードドライバ63からはゲート引
き出し電極GT2,GT4,GT6,・・・GTnの走査に
同期して、カソード引き出し電極C1,C2,C3・・・
mに千鳥状とされた2行分の画像データが供給される
ようになる。
【0068】例えば、ゲート引き出し電極GTnが駆動
されている場合には、カソード引き出し電極C1,C2
3,C4に図10(k)(l)(m)(n)に示すよう
なn行のGn1,(n−1)ラインのR(n-1)2,nライン
のBn3,(n−1)ラインのG(n-1)4のドットに対応す
る画像データがそれぞれ供給されるようになる。
【0069】従って、図11(d)に示すようにラッチ
パルスのタイミングでゲート引き出し電極GT2が選択
駆動されると、この時にはシフトレジスタ61に1行目
の偶数番目の画像データおよび2行目の奇数番目の画像
データがシフトクロックS−CLKによりシフトされて
おり、画像表示装置50は1行目の偶数番目のドット、
および2行目の奇数番目のドットが発光制御されること
になる。
【0070】そして、1フレームの最後のラッチパルス
のタイミングでゲート引き出し電極GTnが選択駆動さ
れると、この時にはシフトレジスタ61に次のn−1行
目の偶数番目の画像データ,およびn行目の奇数番目の
画像データがシフトクロックS−CLKによりシフトさ
れており、画像表示装置50は図11(e)に示すよう
にn行目の偶数番目のドット、および(n+1)行目の
奇数番目のドットが発光制御されることになる。このよ
うな走査を行うことにより、1フレームの残りのドット
の発光制御を行い、最後の行のゲート引き出し電極GT
nが走査された時点で1フレームの画像が画像表示装置
50に表示されるようになる。
【0071】上記説明した駆動回路によれば、高電圧が
印加されるアノード引き出し電極A1,A2の切り替え
回数が1フレーム毎に僅か2回でよいため、アノード引
き出し電極の駆動回路をたやすく組むことが出来る。
【0072】また、選択駆動されているパッチ状ゲート
電極3の四方(上下左右)に隣接するパッチ状ゲート電
極3を低レベルにすると共に、選択駆動されていない側
のアノード引き出し電極を低レベルとなるようにしてい
るため、例えばパッチ状アノード電極8にアノード電圧
が印加される場合は、このパッチ状アノード電極8の上
下左右に隣接するパッチ状アノード電極9の電位が低レ
ベルとなり、放出電子がより集束されるため、高精細と
される電界放出型画像表示装置に適用することができる
ようになる。
【0073】なお、上述した電界放出型画像表示装置の
駆動方法においては、ゲートドライバ63は容量性負荷
を駆動するようになるので、高速駆動を行うためにオー
プンコレクタタイプよりもトーテムポールタイプのドラ
イバとするのが好適である。
【0074】次に、本発明の電界放出型画像表示装置の
エミッタから放出される電子の集束効果について、図1
2〜図14に示すアノード電極に到達する放出電子の軌
跡分布のシミュレーション結果の一例を参照して説明す
る。図12に示す軌跡分布のシミュレーションは、アノ
ード電極112,113,114が同電位とされている
と共に、ゲート電極104がストライプ状とされ、1ラ
インのゲート電極が全て同電位とされている従来のFE
Cの一例を示したものである。これは、前記図16に示
した従来技術の場合に相当する。
【0075】この場合には、カソード基板上のエミッタ
アレイから電界放出される電子は、約30度の角度をも
って放出され、かなりの広がりをもってアノード電極に
到達することになり、例えば駆動電圧が印加(オン)さ
れているゲート電極104を介して放出される電子は、
アノード電極113に隣接するアノード電極112,1
14に渡って到達することになり、漏れ発光が生じてい
る。
【0076】次に、図13はゲート電極をパッチ状にし
て、駆動電圧が印加(オン)されているパッチ状ゲート
電極3の上下左右に隣接するパッチ状ゲート電極3の電
位を接地レベル(オフ)にすると共に、アノード電極1
12,113,114を同電位にした時の放出電子の軌
跡分布のシミュレーション結果の一例を示したものであ
る。これは、前記図17に示した従来技術に相当する。
この場合は、駆動電圧が印加されているパッチ状ゲート
電極3を介して電界放出される電子の広がりは図12に
比べて狭まっていることが解る。
【0077】次に、図14は本発明のようにゲート電極
3をパッチ状にして、駆動電圧が印加(オン)されてい
るパッチ状ゲート電極3の上下左右に隣接するパッチ状
ゲート電極3の電位を接地レベル(オフ)にすると共
に、アノード電極8,9もパッチ状にして、駆動電圧が
印加(オン)されているアノード電極8の上下左右に隣
接するパッチ状アノード電極9の電位を接地レベル(オ
フ)とした場合の放出電子の軌跡分布のシミュレーショ
ン結果の一例を示したものである。この場合、駆動電圧
が印加されているパッチ状ゲート電極3を介して放出さ
れる電子の広がりは、前記図13の場合よりもさらに狭
くなり、目的とするパッチ状のアノード電極8に指向す
るよう狭まっていることが解る。
【0078】このように本発明の電界放出型画像表示装
置によれば、漏れ発光が防止され、目的とするパッチ状
アノード電極に塗布した蛍光体だけを発光させることが
でき、高精細の電界放出型画像表示装置を構成すること
ができる。
【0079】なお、上述においては、ゲート引き出し電
極あるいはアノード引き出し電極に、それぞれ千鳥状に
パッチ状ゲート電極およびパッチ状アノード電極を接続
するようにする実施の形態、および、ジグザグ状にパッ
チ状ゲート電極あるいはパッチ状アノード電極を接続す
る実施の形態について説明したが、各引き出し電極とパ
ッチ状ゲート電極あるいはパッチ状アノード電極との接
続の形態としてはいかなる形態であってもよく、例え
ば、前記各行(又は各列)の奇数番目のパッチ状ゲート
(アノード)電極及び偶数番目のパッチ状ゲート(アノ
ード)電極にそれぞれゲート(アノード)引き出し電極
を接続して引き出すように構成することももちろん可能
である。
【0080】また、本発明の電界放出型画像表示装置に
おいては、赤,青,緑を発光する3原色の蛍光体を使用
した例を示したが、発光波長域の広い蛍光体を使用して
異なる透過波長特性のフィルタを通すことにより、一種
類の蛍光体を用いて赤,青,緑等の複数の発光色を表示
するようにしてもよい。また2色の蛍光体を使用してカ
ラー画像を表示するようにしてもよい。あるいは、モノ
クロの表示装置であっても良い。さらにまた、蛍光体は
塗布等によりアノード電極に被着するようにしてもよい
が、蛍光体薄膜を堆積するようにして被着してもよい。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電界放出型
画像表示装置によれば、駆動されるパッチ状のゲート電
極の四方に隣接するパッチ状のゲート電極を低電位にす
ると共に、この駆動されたパッチ状のゲート電極の直上
に位置するアノード電極の領域も同時に駆動し、かつ、
その駆動したアノード電極の領域の四方に隣接するアノ
ード電極は低電位となるようにしているため、エミッタ
から放出された電子をより良好に集束することができ、
高精細とされる電界放出型画像表示装置を構成した場合
でも滲みのない画像を得ることが出来る。
【0082】また、アノード引き出し電極を2本とする
ことができるため、アノード電極を形成した基板の両側
から立体配線を用いることなく、容易にアノード引き出
し電極を引き出すことができる。さらに、アノード引き
出し電極を金属膜によって多層化することにより、電子
の集束効果をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電界放出型画像表示装置の一実施の形
態の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の電界放出型画像表示装置の一実施の形
態の構成を示す断面図である。
【図3】本発明の電界放出型画像表示装置の一実施の形
態におけるパッチ状ゲート電極とゲート引き出し電極お
よびパッチ状カソード電極の関係を説明するための図で
ある。
【図4】本発明の電界放出型画像表示装置の他の実施の
形態におけるパッチ状のアノード電極とアノード引き出
し電極の関係を説明するための図である。
【図5】本発明の電界放出型画像表示装置の他の実施の
形態における、金属膜で多層化したパッチ状のアノード
電極およびアノード引き出し電極を示した図である。
【図6】本発明の電界放出型画像表示装置の他の実施の
形態におけるパッチ状アノード電極とアノード引き出し
電極の構成を示す図である。
【図7】本発明の電界放出型画像表示装置の他の実施の
形態におけるパッチ状アノード電極とアノード引き出し
電極の構成を示す図である。
【図8】本発明の電界放出型画像表示装置における電極
配置の一例を示す図である。
【図9】本発明の電界放出型画像表示装置の駆動回路の
一例を示すブロック図である。
【図10】本発明の電界放出型画像表示装置における駆
動信号のタイミングを説明するためのタイミング図であ
る。
【図11】本発明の電界放出型画像表示装置の各ドット
が選択される様子を説明するための図である。
【図12】従来の電界放出カソードから放出される電子
の軌跡の分布を示す図である。
【図13】提案されている電界放出カソードから放出さ
れる電子の軌跡の分布を示す図である。
【図14】本発明の電界放出型画像表示装置における電
界放出カソードから放出される電子の軌跡の分布を示す
図である。
【図15】従来の電界放出型カソードの構成を示す図で
ある。
【図16】従来の電界放出型画像表示装置の断面図であ
る。
【図17】本出願人が先に提案した電界放出型画像表示
装置の上面図である。
【符号の説明】
1 カソード基板 2 カソード電極 3 パッチ状ゲート電極 4 開口部 5 カソード引き出し電極 6 ゲート引き出し電極 7 アノード基板 8,9 パッチ状アノード電極 10,11,23,24 アノード引き出し電極 12 エミッタアレイ 13 スペーサ 21a〜21c,22a〜22c ジグザグ状に接続さ
れたアノード電極 50 画像表示装置 51 クロックジェネレータ 52 表示タイミング制御回路 53 メモリ書き込み制御回路 54 ビデオメモリ 54−1,54−2,54−3 R,G,B用フレーム
メモリあるいはラインメモリ 55−1,55−2,55−3 バッファレジスタ 56 アドレスカウンタ 57 色選択回路 58,61 シフトレジスタ 59,62 ラッチ回路 60 ゲートドライバ 63 カソードドライバ 64 アノードドライバ A1,A2 アノード引き出し電極 C1〜Cm カソード引き出し電極 GT1〜GTn+1 ゲート引き出し電極 R,R12,R15・・・ 赤色のドット G,G11,G14・・・ 緑色のドット B,B13,B16・・・ 青色のドット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基板と、 該第1の基板上にストライプ状に形成され、それぞれ電
    界放出を行うエミッタを備える複数のカソード電極と、 前記カソード電極の上に、マトリクス状に配列されて形
    成された複数のパッチ状のゲート電極と、 該パッチ状のゲート電極に駆動電圧を供給するゲート引
    き出し電極と、 前記第1の基板に対向するように所定距離離隔して設け
    られた第2の基板と、 該第2の基板上に前記各パッチ状のゲート電極にそれぞ
    れ対向するように配置された複数のパッチ状のアノード
    電極であって、各パッチ状のアノード電極は2つの群の
    いずれかに属し、一の群に属するパッチ状のアノード電
    極の周囲は他の群に属するパッチ状のアノード電極によ
    り取り囲まれるように配置された複数のパッチ状のアノ
    ード電極と、 前記パッチ状のアノード電極の第1の群にアノード電圧
    を供給する第1のアノード引き出し電極と、 前記パッチ状のアノード電極の第2の群にアノード電圧
    を供給する第2のアノード引き出し電極と、 前記各パッチ状のアノード電極上に設けられた蛍光体層
    とを有することを特徴とする電界放出型画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲート引き出し電極は、前記パッ
    チ状のゲート電極からなる2次元マトリクスの隣接する
    2行あるいは2列に渡って1つおきのパッチ状ゲート電
    極を千鳥状に接続するようになされていることを特徴と
    する前記請求項1に記載の電界放出型画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記ゲート引き出し電極は、前記パッ
    チ状のゲート電極からなる2次元マトリクスの隣接する
    2行あるいは2列における各パッチ状のゲート電極をジ
    グザグ状に接続するようになされていることを特徴とす
    る前記請求項1に記載の電界放出型画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2のアノード引き出
    し電極は、前記パッチ状のアノード電極からなる2次元
    マトリクスの隣接する2行あるいは2列に渡って1つお
    きのパッチ状のアノード電極を千鳥状に接続するように
    なされていることを特徴とする前記請求項2あるいは3
    に記載の電界放出型画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2のアノード引き出
    し電極は、前記パッチ状のアノード電極からなる2次元
    マトリクスの隣接する2行あるいは2列における各パッ
    チ状のアノード電極をジグザグ状に接続するようになさ
    れていることを特徴とする前記請求項2あるいは3に記
    載の電界放出型画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2のアノード引き出
    し電極は、ITOと金属膜との多層構造とされているこ
    とを特徴とする前記請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の電界放出型画像表示装置。
  7. 【請求項7】 第1の基板上にストライプ状に形成さ
    れ、それぞれ電界放出を行うエミッタを備える複数のカ
    ソード電極と、前記カソード電極の上にマトリクス状に
    配列されて形成された複数のパッチ状のゲート電極と、
    前記第1の基板に対向するように所定距離離隔して設け
    られた第2の基板上に前記各パッチ状のゲート電極にそ
    れぞれ対向するように形成され、蛍光体層が設けられた
    複数のパッチ状のアノード電極とを有する電界放出型画
    像表示装置の駆動方法であって、 一の前記パッチ状のゲート電極が駆動されているとき
    に、該駆動されているパッチ状のゲート電極に隣接する
    パッチ状のゲート電極は低電位とされるとともに、該駆
    動されているパッチ状のゲート電極に対向する前記パッ
    チ状のアノード電極も同時に駆動され、かつ、該駆動さ
    れているパッチ状のアノード電極に隣接するパッチ状の
    アノード電極は駆動されているパッチ状のアノード電極
    よりも低電圧とされることを特徴とする電界放出型画像
    表示装置の駆動方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000021112A1 (fr) * 1998-10-02 2000-04-13 Commissariat A L'energie Atomique Source d'electrons comportant au moins une electrode de protection contre des emissions parasites
JP2006073500A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Samsung Sdi Co Ltd 電子放出ディスプレイ装置
JP2007305493A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Ulvac Japan Ltd カソード基板及びその作製方法、並びに表示素子及びその作製方法
JP2008051959A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Optrex Corp 表示装置

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