JPH08297968A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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Publication number
JPH08297968A
JPH08297968A JP8122019A JP12201996A JPH08297968A JP H08297968 A JPH08297968 A JP H08297968A JP 8122019 A JP8122019 A JP 8122019A JP 12201996 A JP12201996 A JP 12201996A JP H08297968 A JPH08297968 A JP H08297968A
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JP
Japan
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transfer
memory
cache
main memory
block
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Application number
JP8122019A
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English (en)
Inventor
Katsumi Dosaka
勝己 堂阪
Masaki Kumanotani
正樹 熊野谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャッシュヒット率を向上させた簡易キャッ
シュシステムを有する半導体記憶装置を得る。 【解決手段】 メモリセルアレイ5をブロックB1〜B
4と4分割して使用するため、センスアンプ6,I/O
スイッチ9間にブロックB1〜B4に対応してトランス
ファゲート31(31a〜31d),データレジスタ3
2(32a〜32d)を挿入している。トランスファゲ
ート31は、各々トランスファゲートコントローラ33
(33a〜33d)により独立して制御されるため、そ
の導通・非導通により、メモリセルアレイ5のデータを
ブロック(B1〜B4)単位で、センスアンプ6を介し
て対応のデータレジスタ32a〜32dへ転送が可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はキャッシュメモリ
を内部に有する半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータシステムのコストパ
フォーマンスを向上させるため、低速だが低コストで大
容量なダイナミックRAM(DRAM)をメインメモリ
に使用し、このメインメモリとCPU間に高速なバッフ
ァとして、小容量の高速メモリを設けることが、よく行
われていた。上記した高速バッファはキャッシュメモリ
と呼ばれ、CPUが必要としそうなデータのブロックを
メインメモリからコピーし、保持している。CPUがア
クセスするアドレスのデータがキャッシュメモリ内に存
在する時(キャッシュヒット)、CPUは必要とするデ
ータをキュッシュメモリより取り込む。一方、CPUが
アクセスするアドレスのデータがキャッシュメモリ内に
存在しない時(キャッシュミス)、CPUは低速なメイ
ンメモリ(DRAM)より、必要とするデータを取込
む。
【0003】上記したキャッシュメモリをメモリシステ
ムに組み込むには、高価な高速メモリを必要とするので
コストを重視する小型のコンピュータシステムでは使用
することができなかった。そこで、DRAMの有してい
るページモード,スタティックコラムモード等の高速ア
クセス機能を利用し、簡易なキャッシュシステムを構成
していた。
【0004】以下、図4の波形図を参照して、ページモ
ード,スタティックコラムモードの説明を行う。同図に
おいて(a)は通常のDRAMのサイクル、(b)はページモ
ードサイクル、(c)はスタティックコラムモードサイク
ルである。
【0005】同図(a)に示すように、通常サイクルで
は、信号バーRAS(Row Address Strobe)の降下エッジ
でマルチプレクスアドレス信号MAより行アドレス(Row
Address)RAをDRAM内に取込み、信号バーCAS
(Columm Address Strobe)の降下エッジでマルチプレク
スアドレス信号MAより列アドレス(Columm Address)C
AをDRAM内に取り込む。そして、行アドレスRA、
列アドレスCAにより選択されたメモリセルのデータを
データ出力Doutとして得る。通常サイクルは上記した
サイクルでデータを読み出すため、アクセス時間として
は信号バーRASの降下エッジ時からデータ出力Dout
が有効になるまでの時間tRAC(バーRASアクセスタ
イム)を要する。このアクセス時間tRACは、通常10
0ns程度である。なお、tRPは信号バーRASのプリ
チャージ時間、tcはサイクル時間であり、通常tc=2
00ns程度である。
【0006】同図(b)に示すように、ページモードサイ
クルでは同一行アドレスRA上で複数の列アドレスCA
でデータの読出しが行える。従って、アクセス時間は信
号バーCASの降下エッジ時からデータ出力Doutが有
効になるまでの時間tCAC(バーCASアクセスタイ
ム)となり、通常サイクルでのアクセス時間tRACの半
分程度の時間となり、通常50ns程度である。なお、
cpは信号バーCASのプリチャージ時間、tpcはサイ
クル時間である。
【0007】同図(c)に示すように、スタティックコラ
ムモードではページモードの信号バーCASを不要に
し、列アドレスCAをあたかもスタティックRAMのよ
うに動作させている。従ってアクセス時間はマルチプレ
クスアドレス変化時からデータ出力Doutが有効になる
までの時間tAA(アドレスアクセスタイム)となり、t
CAC同様通常サイクルでのアクセス時間tRACの半分程度
となり、通常50ns程度である。
【0008】図5は、ページモードあるいはスタティッ
クコラムモードが可能な従来のDRAM素子の基本構成
を示す構成ブロック図である。
【0009】同図に示すように、行アドレスバッファ
1,列アドレスバッファ2がマルチプレクスアドレス信
号MAより各々行アドレスRA,列アドレスCAを取込
んでいる。そして信号バーRASの降下エッジが行アド
レスバッファ1に入力されると、行アドレスRAが行デ
コーダ3へ送られ、次段のワードドライバ4を駆動する
ことで、行アドレスRAにより選択されたメモリセルア
レイ5内の1本のワード線(図示せず)を活性化する。
【0010】そして、活性化されたワード線に接続され
た全メモリセルのデータが、メモリセルアレイ5内の全
ビット線(図示せず)を介してセンスアンプ6へ送られ
る。センスアンプ6は得られたデータを検知し、増幅す
る。したがって、この時点で指定された行アドレスRA
一行分のデータがセンスアンプ6にラッチされている。
以降、行アドレスRAが同一のデータをアクセスする場
合は、前述したページモード,スタティックコラムモー
ドが利用できる。
【0011】つまり、ページモードでは、信号バーCA
Sの降下エッジが列アドレスバッファ2に入力される
と、列アドレスCAが列デコーダ7に送られ、センスア
ンプ6に格納されているデータ群のいずれかを有効にす
ることで、出力バッファ8を介してデータ出力Dout
得る。スタティックコラムモードの場合も起動をマルチ
プレクスアドレスMAの変化による点を除き同様の動作
を行う。なお、9はデータの入出力を制御するI/Oス
イッチ、10は入力バッファ、Dinはデータ入力であ
る。
【0012】図6はページモード(あるいはスタティッ
クコラムモード)を利用した簡易キャッシュシステムを
有する従来のメモリシステムのブロック構成図である。
同図に示すように、このメモリシステムは8個の1M×
1構成のDRAM素子11〜18を8使用し構成した1
Mバイトのメモリシステムである。従ってアドレス線は
20本(220=1048576=1M)必要とするが、
実際上はアドレスマルチプレクサ21より行アドレスR
A(10ビット),列アドレスCA(10ビット)に分
けたマルチプレクスアドレス信号MAが送られる10本
のアドレス線が各々のDRAM素子11〜18に接続さ
れている。
【0013】図7は、図6で示したメモリシステムのキ
ャッシュ動作を示した波形図である。以下、図7および
図5を参照しつつ図6のメモリシステムの動作を説明す
る。なお、ラッチ22には、既に直前にアクセスされた
行アドレスRA1がラッチされており、センスアンプ6
内には行アドレスRA1の全データが既にラッチされて
いるとする。
【0014】このような状態で、図示しないCPUが必
要とするデータの20ビットのアドレス信号Adをアド
レスジェネレータ23より発生する。このアドレス信号
dから行アドレスRA2がコンパレータ24に入力さ
れ、コンパレータ24はこの行アドレスRA2とラッチ
22に格納されている行アドレスRA1との比較を行
い、RA1=RA2であれば、センスアンプ6に保持し
ているデータ群にアクセスされた(キャッシュヒット)
ことになり、コンパレータ24は活性化した(“H”レ
ベル)キャッシュヒット信号CH(Cache Hit)をステー
トマシン25に送る。活性化した信号CHを受けたステ
ートマシン25は信号バーRASを“L”レベルに保っ
たまま、信号バーCASをトグルする(立下げる)ペー
ジモード制御を行い、アドレスマルチプレクサ21はD
RAM素子11〜18にマルチプレクスアドレスMAと
して、列アドレスCAを供給し、各DRAM素子11〜
18のセンスアンプ6に格納されたデータ群より、列デ
コーダ7により選択されたデータを取り出す。このよう
にキャッシュヒットした場合、DRAM素子11〜18
から高速なアクセス時間tCACで、出力データDoutが得
られる。
【0015】一方、コンパレータ24において、RA1
≠RA2が判定されると、センスアンプ6に保持してい
るデータ群以外にアクセスされた(キャッシュミス)こ
とになり、コンパレータ24はステートマシン25に非
活性(“L”レベル)の信号CHを発生する。この時、
ステートマシン25は信号バーRAS,バーCASの順
にトグルする通常サイクルのDRAM素子11〜18の
制御を行い、アドレスマルチプレクサ21は行アドレス
RA2,列アドレスCAの順にマルチプレクスアドレス
MAをDRAM素子11〜18に供給する。このように
キャッシュミスした場合、信号バーRASを図7に示す
ようにプリチャージし、さらにDRAM素子11〜18
から低速なアクセス時間tRACで出力データDoutが得ら
れることになる。このため、ステートマシン25はウェ
イト信号Waitを発生し、CPUに待機をかける。ま
た、ラッチ22はコンパレータ24より非活性のキャッ
シュヒット信号CHを受けると新しい行アドレスRA2
を保持する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の簡易キャッシュ
システムは以上のようにセンスアンプ6によりラッチす
る形式で構成されているので、エントリー数は1であ
る。従って、同じ行アドレスRAに連続してアクセスす
る場合のみにキャッシュヒットとなるため、例えば連続
する2つの行アドレスにまたがったプログラムルーチン
が繰り返し実行される場合などには、必ずキャッシュミ
スが生じてしまうことになり、キャッシュヒット率が低
いという問題点があった。
【0017】この発明は、上記した問題点を解決するた
めになされたもので、キャッシュヒット率を向上させた
簡易キャッシュシステムを有する半導体記憶装置を得る
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の半導体記憶装置は、複数行及び複数列に配列さ
れ、各々が情報を記憶する複数のメモリセルを有し、前
記複数のメモリセルが複数列単位の複数のブロックに分
割されたメインメモリと、複数の記憶素子を有し、前記
メインメモリからブロック単位で読み出された情報を記
憶するキャッシュメモリと、前記メインメモリと前記キ
ャッシュメモリとの間に接続され、前記キャッシュメモ
リ及び前記メインメモリのうちいずれか一方へのアクセ
スを指示するキャッシュ制御信号に従い、前記メインメ
モリから読み出された情報の前記キャッシュメモリへの
転送の実行/非実行を制御する転送制御手段とを備えて
構成される。
【0019】また、請求項2記載の半導体記憶装置のよ
うに、前記転送制御手段は、前記キャッシュ制御信号に
基づいて活性状態及び非活性状態が制御されるとともに
列アドレス信号の一部と行アドレス信号を受ける選択手
段によって前記メインメモリから読み出された情報を前
記キャッシュメモリに転送するか否かを制御されてもよ
い。
【0020】また、請求項3記載の半導体記憶装置のよ
うに、前記転送制御手段は、前記メインメモリの各ブロ
ックにそれぞれが対応した複数の転送部を有し、各転送
部は複数のトランスファゲートを有し、前記キャシュヒ
ット信号に従い、前記メインメモリからブロック単位で
読み出された情報を前記キャッシュメモリに転送する時
に、前記情報が読み出されるメインメモリのブロックに
対応した転送部の複数のトランスファゲートが導通状態
とされ、残りの転送部の複数のトランスファゲートが非
導通状態とされてもよい。
【0021】また、請求項4記載の半導体記憶装置のよ
うに、前記転送制御手段の各転送部の前記複数のトラン
スファゲートは、前記転送部に対応して設けられ前記キ
ャッシュ制御信号に基づいて活性状態及び非活性状態が
制御されるとともに列アドレス信号の一部と行アドレス
信号を受けるブロック選択手段によって、導通状態及び
非導通状態が制御されてもよい。
【0022】また、請求項5記載の半導体記憶装置のよ
うに、前記キャッシュメモリの各ブロックにおける複数
の記憶素子は、前記メインメモリの各ブロックにおける
複数列と同数の複数列に設けられてもよい。
【0023】この発明に係る請求項6記載の半導体記憶
装置は、複数行及び複数列に配列され、各々が情報を記
憶する複数のメモリセルを有し、前記複数のメモリセル
が複数列単位の複数のブロックに分割されたメインメモ
リを備え、前記メインメモリの各ブロックにおける列数
は、出力データのビット数よりも多く設定され、複数の
記憶素子を有し、前記メインメモリからブロック単位で
読み出された情報を記憶するキャッシュメモリと、前記
メインメモリと前記キャッシュメモリとの間に接続さ
れ、前記キャッシュメモリ及び前記メインメモリのうち
いずれか一方へのアクセスを指示するキャッシュ制御信
号に従い、前記メインメモリから読み出された情報の前
記キャッシュメモリへの転送の実行/非実行を制御する
転送制御手段とをさらに備えて構成してもよい。
【0024】また、請求項7記載の半導体記憶装置のよ
うに、前記転送制御手段は、前記キャッシュ制御信号に
基づいて活性状態及び非活性状態が制御されるとともに
列アドレス信号の一部と行アドレス信号を受ける選択手
段によって前記メインメモリから読み出された情報を前
記キャッシュメモリに転送するか否かを制御されてもよ
い。
【0025】また、請求項8記載の半導体記憶装置のよ
うに、前記転送制御手段は、前記メインメモリの各ブロ
ックにそれぞれが対応した複数の転送部を有し、各転送
部は複数のトランスファゲートを有し、前記キャシュヒ
ット信号に従い、前記メインメモリからブロック単位で
読み出された情報を前記キャッシュメモリに転送する時
に、前記情報が読み出されるメインメモリのブロックに
対応した転送部の複数のトランスファゲートが導通状態
とされ、残りの転送部の複数のトランスファゲートが非
導通状態とされてもよい。
【0026】また、請求項9記載の半導体記憶装置のよ
うに、前記転送制御手段の各転送部の前記複数のトラン
スファゲートは、前記転送部に対応して設けられ前記キ
ャッシュ制御信号に基づいて活性状態及び非活性状態が
制御されるとともに列アドレス信号の一部と行アドレス
信号を受けるブロック選択手段によって、導通状態及び
非導通状態が制御されてもよい。
【0027】また、請求項10記載の半導体記憶装置の
ように、前記キャッシュメモリの各ブロックにおける複
数の記憶素子は、前記メインメモリの各ブロックにおけ
る複数列と同数の複数列に設けられてもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施の形態で
あるキャッシュ機能を有するメモリシステムのDRAM
素子の基本構成を示すブロック構成図である。同図にお
いて1〜4,8〜10及びバーRAS,バーCAS,M
A,RA,CAは従来と同じであるので説明は省略し、
以下従来と異なる点について述べる。
【0029】同図に示すようにメモリセルアレイ5をブ
ロックB1〜B4と4分割して使用するため、センスア
ンプ6,I/Oスイッチ9間にブロックB1〜B4に対
応して転送部であるトランスファゲート31(31a〜
31d),キャッシュメモリであるデータレジスタ32
(32a〜32d)を挿入している。トランスファゲー
ト31は、図2の詳細ブロック構成図に示すように、選
択手段であるブロックデコーダ34により各々が制御さ
れるため、その導通・非導通により、メモリセルアレイ
5のデータをブロック(B1〜B4)単位で、センスア
ンプ6を介して対応のデータレジスタ32a〜32dへ
転送が可能となる。
【0030】トランスファゲートコントローラ33(3
3a〜33d)は、図2の詳細ブロック構成図に示した
ように、ブロックデコーダ34a〜34dの出力信号と
キャッシュヒット信号CHの反転信号を入力信号とし、
これらの信号の論理積を出力信号とし、トランスファゲ
ート31に送ることにより、トランスファゲート31を
制御している。
【0031】また、ブロックデコーダ34は図2で示す
ように列アドレスCAの上位2ビットを入力信号とし、
選択された1つのブロックB1〜B4のみ活性化する信
号(この場合“H”レベル)を列デコーダ7及びトラン
シスファゲートコントローラ33に送ることにより、ブ
ロックB1〜B4のうちの一のブロックを選択してい
る。一方、選択されたブロックの列デコ―ダ7は列アド
レスCAの下位8ビットと、ブロックデコ―ダ34の出
力信号とを入力信号とし、各ブロックの列数に相当する
256(28)個のI/Oスイッチ9のうちいずれか1
つを有効にして、I/Oバスを介して1ビットの出力デ
ータを出力させている。したがって、各ブロックB1〜
B4のビット数(列数=256)は、出力データのビッ
ト数(=1)よりも多く設定されている。
【0032】図3はこの発明の一実施の形態であるキャ
ッシュ機能を有するメモリシステムを示したブロック構
成図である。同図に示すように、従来と異なり、4つの
ラッチ22a〜22dを設けている。また、これらのラ
ッチ22a〜22dの選択手段としてセレクタ36が設
けられており、セレクタ36はアドレス信号Adより行
アドレスRAの全ビットと列アドレスCAの上位2ビッ
トを入力信号とし、列アドレスCAの上位2ビットに基
づきコンパレータ24と比較すべきラッチ22a〜22
dのいずれかを選択し、コンパレータ24の出力である
キャッシュヒット信号CHが非活性であるキャッシュミ
ス時には、行アドレスRAの値を選択されたラッチ22
a〜22dのいずれかに保持させる働きを有している。
また、キャッシュヒット信号CHは図1,図2に示した
ようにトランスファゲートコントローラ33に与える必
要があるため、DRAM素子11〜18にも与えられる
ようにしている。
【0033】以下、従来例で用いた図7を参照しつつ、
図1,図2で示したこの発明の一実施の形態であるメモ
リシステムの動作を説明する。なお、ラッチ22a〜2
2dには、既に各ブロックB1〜B4において直前にア
クセスされた行アドレスRA1a〜RA1dが各々ラッ
チされており、データレジスタ32a〜32dにはその
時のブロックB1〜B4ごとの全データが既にラッチさ
れているとする。
【0034】このような状態で、図示しないCPUが必
要とする20ビットのアドレス信号Adをアドレスジェ
ネレータ23より発生する。このアドレス信号Adから
行アドレスRA2がコンパレータ24に入力される。一
方、アドレス信号Adの列アドレスCA2の上位2ビッ
トがセレクタ36に入力されると、セレクタ36は選択
されたブロックB1〜B4に該当するラッチ22のみを
有効にする。ここで、説明の都合上ブロックB2、つま
りラッチ22bが選択されたとすると、コンパレータ2
4は入力された行アドレスRA2とラッチ22bに格納
されている行アドレスRA1bとの比較を行い、RA1
b=RA2であれば、キャッシュヒットとみなし、活性
化した(“H”レベルの)キャッシュヒット信号CHを
各DRAM素子11〜18及びステートマシン25に送
る。
【0035】この時、各DRAM素子11〜18中の列
アドレスCAの上位2ビットを入力信号としたブロック
デコーダ34によりブロックB2が選択される。また、
ブロックデコーダ34bの出力信号が“H”レベル、キ
ャッシュヒット信号CHの反転信号は“L”レベルであ
るため、その論理積であるトランスファゲートコントロ
ーラ33bの出力信号は“L”レベルとなり、トランス
ファゲート31bは導通せず、データレジスタ32bと
センスアンプ6間は電気的に遮断されている。
【0036】一方、“H”レベルのキャッシュヒット信
号CHを受けたステートマシン25は信号バーRASを
“L”レベルに保ったまま、信号バーCASをトグルす
るページモードと同様な制御を行ない、アドレスマルチ
プレクサ21はDRAM素子11〜18にマルチプレク
スアドレスMAとして列アドレスCAを供給し、各DR
AM素子11〜18のデータレジスタ32bに格納され
たデータ群より列デコーダ7により選択されたデータを
I/Oスイッチ9を介して取り出す。このようにしてキ
ャッシュヒットした場合、DRAM素子11〜18から
高速なアクセス時間tCACで出力データDoutが得られ
る。
【0037】また、コンパレータ24においてRA1b
≠RA2が判定されると、キャッシュミスとみなし、非
活性(“L”レベル)のキャッシュヒット信号CHをD
RAM素子11〜18,ステートマシン25及びセレク
タ36に送る。
【0038】この時、各DRAM素子11〜18中の選
択されたブロックB2におけるブロックデコーダ34b
の出力信号が“H”レベル,キャッシュヒット信号CH
の反転信号が“H”レベルであるため、その論理積であ
るトランスファゲートコントローラ33bの出力信号は
“H”レベルとなり、トランスファゲート31bは導通
し、データレジスタ32bとセンスアンプ6間は電気的
に接続される。
【0039】一方、“L”レベルのキャッシュヒット信
号CHを受けたステートマシン25は、信号バーRA
S,バーCASを順次トグルさせる通常サイクルでDR
AM素子11〜18の制御を行い、アドレスマルチプレ
クサ21は行アドレスRA2,列アドレスCAの順にマ
ルチプレクスアドレスMAをDRAM素子11〜18に
供給する。そして、メモリセルアレイ5よりセンスアン
プ6,トランスファゲート31b,データレジスタ32
b,I/Oスイッチ9及び出力バッファ8を介して、列
デコーダ7により選択されたデータを出力データDout
として読み出す。
【0040】加えて、各ブロックB1〜B4のビット数
(列数)は、出力データのビット数よりも多く設定され
ているため、ブロックの列数が必要以上に少なくなるこ
とはなく、高レベルなヒット率を維持することができ
る。
【0041】このようにキャッシュミス時には、信号バ
ーRASをプリチャージし、さらにDRAM素子11〜
18から低速なアクセス時間tRACで出力データDout
得られることになる。このため、ステートマシン25は
ウェイト信号Waitを発生し、CPUに待機をかける。
また、セレクタ36により選択されたラッチ22bに
は、新しい行アドレスRA2が保持される(他のラッチ
22a,22c,22d内の値は変化しない。)。
【0042】このように、キャッシュヒット,キャッシ
ュミス時におけるDRAM素子11〜18のメモリ管理
をブロックB1〜B4単位で行えるようにしたため、各
ブロックB1〜B4各々が独立して行アドレスに対する
データ群をデータレジスタ32に格納することができる
ので、エントリー数は4である。その結果、連続する2
つの行アドレスにまたがったプログラムルーチンが繰り
返し実行される場合などにも対応することができ、キャ
ッシュヒット率は向上する。
【0043】なお、この実施の形態ではメモリセルアレ
イ5を4ブロックB1〜B4構成(エントリー数4)と
したが、ブロックの分割数は適当に増減することは勿論
可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1ないし請求項10記載の半導体記憶装置によれば、キ
ャッシュメモリはメインメモリからブロック単位で読み
出された情報を記憶してブロック単位にエントリーでき
るため、キャッシュヒット率を向上させることができ
る。
【0045】また、この発明の請求項6ないし請求項1
0記載の半導体記憶装置によれば、メインメモリの各ブ
ロックにおける列数は出力データのビット数よりも多く
設定されるため、各ブロックの列数が必要以上に少なく
なることはなく、高レベルなヒット率を維持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態であるキャッシュ機
能を有するメモリシステムにおけるDRAM素子の構成
説明図である。
【図2】 図1のDRAM素子の詳細な構成説明図であ
る。
【図3】 この発明の一実施の形態であるキャッシュ機
能を有するメモリシステムのブロック構成図である。
【図4】 DRAMにおける高速アクセス機能を示した
波形図である。
【図5】 従来のキャッシュ機能を有するメモリシステ
ムにおけるDRAM素子の構成説明図である。
【図6】 従来のキャッシュ機能を有するメモリシステ
ムのブロック構成図である。
【図7】 従来のキャッシュ動作を示す波形図である。
【符号の説明】
5 メモリセルアレイ、6 センスアンプ、22a〜2
2d ラッチ、24コンパレータ、31a〜31d ト
ランスファゲート、32a〜32d データレジスタ、
33a〜33d トランスファゲートコントローラ、3
4a〜34dブロックデコーダ、36 セレクタ、CH
キャッシュヒット信号。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数行及び複数列に配列され、各々が情
    報を記憶する複数のメモリセルを有し、前記複数のメモ
    リセルが複数列単位の複数のブロックに分割されたメイ
    ンメモリと、 複数の記憶素子を有し、前記メインメモリからブロック
    単位で読み出された情報を記憶するキャッシュメモリ
    と、 前記メインメモリと前記キャッシュメモリとの間に接続
    され、前記キャッシュメモリ及び前記メインメモリのう
    ちいずれか一方へのアクセスを指示するキャッシュ制御
    信号に従い、前記メインメモリから読み出された情報の
    前記キャッシュメモリへの転送の実行/非実行を制御す
    る転送制御手段とを備える、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記転送制御手段は、前記キャッシュ制
    御信号に基づいて活性状態及び非活性状態が制御される
    とともに列アドレス信号の一部と行アドレス信号を受け
    る選択手段によって前記メインメモリから読み出された
    情報を前記キャッシュメモリに転送するか否かを制御さ
    れる、請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記転送制御手段は、前記メインメモリ
    の各ブロックにそれぞれが対応した複数の転送部を有
    し、各転送部は複数のトランスファゲートを有し、前記
    キャシュヒット信号に従い、前記メインメモリからブロ
    ック単位で読み出された情報を前記キャッシュメモリに
    転送する時に、前記情報が読み出されるメインメモリの
    ブロックに対応した転送部の複数のトランスファゲート
    が導通状態とされ、残りの転送部の複数のトランスファ
    ゲートが非導通状態とされる、請求項2記載の半導体記
    憶装置。
  4. 【請求項4】 前記転送制御手段の各転送部の前記複数
    のトランスファゲートは、前記転送部に対応して設けら
    れ前記キャッシュ制御信号に基づいて活性状態及び非活
    性状態が制御されるとともに列アドレス信号の一部と行
    アドレス信号を受けるブロック選択手段によって、導通
    状態及び非導通状態が制御される請求項3記載の半導体
    記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記キャッシュメモリの各ブロックにお
    ける複数の記憶素子は、前記メインメモリの各ブロック
    における複数列と同数の複数列に設けられている請求項
    3または請求項4記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 複数行及び複数列に配列され、各々が情
    報を記憶する複数のメモリセルを有し、前記複数のメモ
    リセルが複数列単位の複数のブロックに分割されたメイ
    ンメモリを備え、前記メインメモリの各ブロックにおけ
    る列数は、出力データのビット数よりも多く設定され、 複数の記憶素子を有し、前記メインメモリからブロック
    単位で読み出された情報を記憶するキャッシュメモリ
    と、 前記メインメモリと前記キャッシュメモリとの間に接続
    され、前記キャッシュメモリ及び前記メインメモリのう
    ちいずれか一方へのアクセスを指示するキャッシュ制御
    信号に従い、前記メインメモリから読み出された情報の
    前記キャッシュメモリへの転送の実行/非実行を制御す
    る転送制御手段とをさらに備える、半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記転送制御手段は、前記キャッシュ制
    御信号に基づいて活性状態及び非活性状態が制御される
    とともに列アドレス信号の一部と行アドレス信号を受け
    る選択手段によって前記メインメモリから読み出された
    情報を前記キャッシュメモリに転送するか否かを制御さ
    れる、請求項6記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記転送制御手段は、前記メインメモリ
    の各ブロックにそれぞれが対応した複数の転送部を有
    し、各転送部は複数のトランスファゲートを有し、前記
    キャシュヒット信号に従い、前記メインメモリからブロ
    ック単位で読み出された情報を前記キャッシュメモリに
    転送する時に、前記情報が読み出されるメインメモリの
    ブロックに対応した転送部の複数のトランスファゲート
    が導通状態とされ、残りの転送部の複数のトランスファ
    ゲートが非導通状態とされる、請求項7記載の半導体記
    憶装置。
  9. 【請求項9】 前記転送制御手段の各転送部の前記複数
    のトランスファゲートは、前記転送部に対応して設けら
    れ前記キャッシュ制御信号に基づいて活性状態及び非活
    性状態が制御されるとともに列アドレス信号の一部と行
    アドレス信号を受けるブロック選択手段によって、導通
    状態及び非導通状態が制御される請求項8記載の半導体
    記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記キャッシュメモリの各ブロックに
    おける複数の記憶素子は、前記メインメモリの各ブロッ
    クにおける複数列と同数の複数列に設けられている請求
    項8または請求項9記載の半導体記憶装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US7154775B2 (en) 2002-07-10 2006-12-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic random access memory
US7184326B2 (en) 2001-11-05 2007-02-27 Renesas Technology Corp. Semiconductor memory

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