JPH08297909A - 光学式情報記録または再生装置 - Google Patents

光学式情報記録または再生装置

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JPH08297909A
JPH08297909A JP14402595A JP14402595A JPH08297909A JP H08297909 A JPH08297909 A JP H08297909A JP 14402595 A JP14402595 A JP 14402595A JP 14402595 A JP14402595 A JP 14402595A JP H08297909 A JPH08297909 A JP H08297909A
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optical
optical pickup
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sliding
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Application number
JP14402595A
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English (en)
Inventor
Seiji Kajiyama
清治 梶山
Yoichi Tsuchiya
洋一 土屋
Yasuyuki Kano
康行 加納
Shuichi Ichiura
秀一 市浦
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 駆動手段等の使用部品の共有化を図って一台
に集約化し、マルチメディア化に対応しうるコンパチブ
ルな光学式情報記録または再生装置を提供する。 【構成】 光学式情報ディスクのうちCD−ROM1が
前方より移送させられ、ターンテーブル4に支持された
状態となっている。ターンテーブル4は、スピンドルモ
ーター5によって回転させられるようになっており、ス
ピンドルモーター5は、説明の便宜上2点鎖線で示した
ベース6上面側に固定されている。ベース6上面には、
CD−ROM用の光学ピックアップ7摺動用の一対のガ
イドレール8と、DVD用の光学ピックアップ9摺動用
の一対のガイドレール10とがそれぞれ固定ブロックに
架設されている。CD−ROM用のガイドレール8と、
DVD用のガイドレール10とは直交するように配設さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数種類の規格の光
学式情報記録ディスクに、光ビームを照射することによ
り情報の記録または再生を行うコンパチブルな光学式情
報記録または再生装置に関するものである。さらに詳し
くは、この発明は、コンパクトディスク(CD)のよう
な光学式情報記録ディスクと、CDよりも光学ピックア
ップ側のディスク表面から情報記録面までの距離が短い
光学式情報記録ディスク等のように、光学ピックアップ
側のディスク表面から情報記録面までの距離が相違する
異種の光学式情報記録ディスクに情報の記録または再生
を行うことのできるコンパチブルな光学式情報記録また
は再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチメディア化の進展に伴い、ディジ
タル化された静止画、動画といった映像等の情報を大量
に記録できる高密度で大容量の記録媒体が必要とされて
いる。光学式情報記録ディスクは、高密度で大容量の情
報を取り扱うことのできる媒体であること、および画像
の静止、コマ送り、ランダムアクセスが容易なこと等の
利点がある。ディジタル化された情報を記録する光学式
情報記録ディスクは、記録原理に基づき再生専用型、追
記型、書換可能型に分類される。再生専用型は、CD、
CD−ROM等として広く利用されている。追記型に
は、孔あけ方式、相変化方式、バブルフォーミング方式
等があり、孔あけ方式が多用されている。書換可能型に
は、光磁気方式、相変化(結晶アモルファス変態)方
式、有機色素方式等があり、このうち光磁気方式のディ
スクが多用されている。図12に、CD−ROM、追記
型ディスク、光磁気ディスクの原理を示す。CD−RO
Mは、再生専用のものであって、図12(a)に示され
るように、ディスク表面に形成されている凹凸ピット
に、所定の開口数の対物レンズによって所定波長のレー
ザー光を収束させて照射し、反射光の強弱を検出しディ
スクに記録された情報を再生するものである。追記型デ
ィスクは、一回だけの記録が可能なものであって、図1
2(b)に示されるように、所定の開口数の対物レンズ
によって所定波長のレーザー光を収束させて照射し、デ
ィスクにピット孔を形成して情報を記録し、図12
(c)に示されるように、反射光の強弱を検出しディス
クに記録された情報を再生するものである。光磁気ディ
スクは、書込消去が可能なものであって、図12(d)
に示されるように、所定の開口数の対物レンズによって
所定波長のレーザー光を収束させて照射し、保磁力を減
少させつつ磁界をかけることによって垂直磁化の方向を
反転させて情報を記録し、図12(e)に示されるよう
に、レーザー光を照射することで、垂直磁化方向の相違
に基づくカー効果を利用して、反射光の偏光面の回転を
検出して情報を再生するようにしたものである。
【0003】これらの光学式情報記録ディスクにおい
て、長時間の映像等を記録させるには、ディスクの直径
を大きくすることが最も単純な解決手段ではあるが、情
報記録または再生装置が大型化せざるを得ず、ディスク
の取り扱い性が良好とはいえないことから、パーソナル
ユースの情報機器としては好ましくない。そのため、デ
ィスクの直径を変更しないでディスクへの記録密度を向
上させることが適当である。例えば、統一規格化され、
大量に製造され使用されている再生専用型のCD−RO
Mは、直径120mm、厚さ1.2mmのディスクに約
600Mbyteのディジタル情報を記憶させることが
できる容量を有するが、この容量では、映像データーは
データー圧縮をMPEG2方式で行っても、例えば、転
送レート4Mbpsで20分程度しか記録できず、この
ままではマルチメディア化に対応するには充分とはいえ
ない。そこで、CD−ROMと同一直径のディスクへの
情報の記録密度を向上させ、より大容量の情報を取り扱
えるようにすることが必要である。そのためには、対物
レンズの開口数を大きくするとともに再生用のレーザー
光の波長を短くすればよい。CD−ROMにおいては、
対物レンズの開口数(NA)は0.45、レーザー光の
波長は780nmで、スポット径は1.6μmとなって
いる。NAを0.6、レーザー光の波長を635nmに
変更し、スポット径を0.9μmとすると、CD−RO
Mのピットよりもより小さいサイズのピットを読み取る
ことができ、CD−ROMと同一直径で、CD−ROM
と比べ約6倍の容量の情報の記録再生が可能となる。さ
らに信号の記録方式の変更を加えると、約8倍、5Gb
yte程の大容量の情報の記録再生が可能となる。対物
レンズの開口数を大きくすることにより、レーザー光を
より細いビームウエストに絞り込むことができるが、デ
ィスクのそり、うねり等によりレーザー光の光軸とディ
スク面とが垂直でなくなると、コマ収差により、誤りな
く情報を読み出すことが困難となる。そのため、ディス
クの表面から情報記録面までの距離を短くして、誤りな
く情報を読み出すことができるようにすることが必要で
ある。ディスクのそり、うねり等は、ディスクの成型時
における残留応力、ディスク材料の微小領域での乱れ等
が再生装置内で発生する熱等によって引き起こされるも
のと考えられており、ディスクのそり、うねり等の発生
を皆無とすることは困難である。システム上のディスク
のそり、うねり等によるディスクの傾斜角度は、CD、
CD−ROMにおいては±0.6゜が許容限度となって
おり、この範囲内に納めることが必要である。図13
(a)は、CD−ROMのディスク表面(C)から情報
記録面(D)までの距離を1.2mm、対物レンズ
(E)の開口数を0.45とした場合を示す。ここで
は、レーザー光が対物レンズ(E)によって収束され、
ディスク(F)の平坦な情報記録面(D)に照射されて
いるとする。そして、ディスク(F)がα度傾いて、デ
ィスク表面(C1)、情報記録面(D1)になったと
し、光軸中心線と情報記録面(D)との交点をPとす
る。光軸中心線の左側のディスク中の光路長がP−Rか
らP−R1に変化し、R−R1長くなり、光軸中心線の
右側のディスク中の光路長がP−SからP−S1に変化
し、S−S1短くなると、情報記録面(D)の点Pでの
レーザー光のスポット強度は、図13(b)から図13
(c)のように変化し、正確な情報の読み出しができな
くなる。これに対し、図14(a)は、ディスク表面
(G)から情報記録面(H)までの距離を0.6mm、
対物レンズ(I)の開口数を0.6とした場合を示す。
ここでは、レーザー光が対物レンズ(I)によって収束
され、ディスク(J)の平坦な情報記録面(H)に照射
されているとする。そして、ディスク(J)がα度傾い
て、ディスク表面(G1)、情報記録面(H1)になっ
たとし、光軸中心線と情報記録面(H)との交点をVと
する。光軸中心線の左側のディスク中の光路長がV−X
からV−X1になって、X−X1長くなり、光軸中心線
V−Wの右側のディスク中の光路長がV−YからV−Y
1になって、Y−Y1短くなっても、レーザー光の情報
記録面(H)の点Vでのレーザー光のスポット強度は、
図14(b)から図14(c)のように変化するだけな
ので、誤りなく情報の読み出しをすることができること
となる。CD−ROMと同一のディスク径で、対物レン
ズの開口数(NA)を大きくし、再生用のレーザー光の
波長を短くすること等により情報の記録密度を飛躍的に
高めた光学式情報記録ディスクは、DVD(デジタル・
ビデオ・ディスク)、高密度CD−ROM等として、規
格の統一化等を含め検討が進められている。とりわけ、
直径120mmで、ディスク厚さが現行CD、CD−R
OMの1/2の0.6mmであって、対物レンズの開口
数(NA)0.6、波長650nmまたは635nmの
レーザー光によって記録情報を再生することのできる情
報記録容量が5Gbyte程ある大容量のディスクは、
SD(スーパーデンシティディスク)として、また、直
径120mmで、ディスクの厚さがCD、CD−ROM
と同一の1.2mmであって、対物レンズの開口数(N
A)0.52、波長635nmのレーザー光によって記
録情報を再生することのできる情報記録容量が3.7G
byte程のディスクは、HDCD(ハイデンシティコ
ンパクトディスク)として検討されている。CD−RO
MとDVDとは、いずれも同一直径を有することから、
CD−ROM用の再生装置、DVD用の再生装置をそれ
ぞれ製造することは、類似または同様な構造の駆動手段
等の部品を2台分使用することになり、製造コストが高
くなる。また、ユーザーの立場に立つと、再生専用型の
光学式情報記録ディスク用機器の設置スペースだけでも
2台分が必要となり、マルチメディアへの対応には、フ
ロッピイディスク等の他の情報記録ディスク用機器、イ
メージスキャナ等の入出力機器の拡充をも必要となるこ
とから、少なくともディスク直径が同一な再生専用型光
学式情報記録ディスク用機器の如き類似機器は、コンパ
チブルなものとして1台で兼用できるようになっている
ことが好ましい。コンパチブル化に際しては、部品の共
有化を図り、製造コストを低減化し、省スペースで使い
勝手の良好なものとすることが必要である。そのために
は、例えば、ターンテーブル、スピンドルモータ、光学
ピックアップの光学式情報記録ディスクの半径方向への
摺動用の駆動手段等を共用することができるようにする
ことが好ましい。以上のことは、CD−ROMとDVD
といったディスク表面から情報記録面までの距離が相違
する異種の再生専用型の光学式情報記録ディスク用再生
装置についてであるが、これだけに限られるものではな
く、同様なことは、ディスク表面から情報記録面までの
距離が相違する異種の追記型光学式情報記録ディスク用
の記録または再生装置、ディスク表面から情報記録面ま
での距離が相違する異種の書換可能型光学式情報記録デ
ィスク用の記録または再生装置、または、再生専用型、
追記型、書換可能型の光学式情報ディスクを使用できる
マルチタイプの光学式情報記録または再生装置にも適用
できることである。さらに、光学式情報記録ディスクの
直径が相違するものにおいても同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
ような実情に鑑み、マルチメディア化において、重要な
記録媒体としての地位を占めると予想されているCD−
ROMとDVDのような複数種類の規格の光学式情報記
録ディスクから情報を再生したり記録したりできるよう
にするに当たって、駆動手段等の使用部品の共有化を図
って一台に集約することで製造コストを低減化するとと
もに、省スペースで使い勝手のよいマルチメディア化に
対応しうるコンパチブルな光学式情報記録または再生装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、(i)複数種類の規格の光学式情報記
録ディスクにそれぞれ対応して設計された光学ピックア
ップを選択的に駆動する光学式情報記録または再生装置
において、光学式情報記録ディスクを支持して回転駆動
させる回転駆動手段と、前記複数の光学ピックアップを
直線的に摺動させる摺動案内手段と、摺動される光学ピ
ックアップの摺動方向と、回転駆動手段に支持された光
学式情報記録ディスクの半径方向とが一致するように、
前記回転駆動手段と光学ピックアップの摺動案内手段と
の相対位置関係を変更する切替手段とを具備することを
特徴とする。(ii)切替手段としては、前記回転駆動
手段の位置を変更するようにしても、また前記光学ピッ
クアップの摺動案内手段の位置を変更するようにしても
よい。回転駆動手段の位置を変更する切換手段の具体的
構造としては、枢軸を中心に回動可能で回転駆動手段を
支持する支持基板からなるもの、または、光学ピックア
ップの摺動方向と直交する方向に平行移動可能で回転駆
動手段を支持する支持基板からなるものが採用できる。
光学ピックアップの摺動案内手段の位置を変更する切換
手段の具体的構造としては、光学ピックアップの摺動方
向と直交する方向に平行移動可能で光学ピックアップの
摺動案内手段を支持する支持基板からなるものが採用で
きる。また、(iii)個別の摺動案内手段により、複
数の光学ピックアップがそれぞれ独立して直線的に摺動
されるようになっている構造、または、共通の摺動案内
手段により、複数の光学ピックアップを支持する支持体
が直線的に摺動されるようになっている構造が採用でき
る。また、(iv)選択的に摺動される光学ピックアッ
プは、共通の駆動手段により前記光学ピックアップの摺
動案内手段に沿って選択的に摺動されるような構造とす
ることで、複数の光学ピックアップを摺動するための駆
動手段を共用することができる。そして、(v)回転駆
動手段が、複数の光学ピックアップがそれぞれ独立して
直線的に摺動される個別の摺動案内手段の延長線上に配
設されており、切替手段は、共通の駆動手段が枢軸を中
心に回動可能に配設された切替板からなり、該切替板を
枢軸を中心に回動することにより、前記共通の駆動手段
が所定の光学ピックアップを摺動可能とし、これによっ
て摺動される所定の光学ピックアップが回転駆動手段に
支持された光学式情報記録ディスクの半径方向と一致し
て摺動されるようになっていてもよく、さらに、切替板
が、光学式情報記録ディスクの回転駆動手段の回転軸の
軸心を中心に回動可能に設けられており、前記切替板を
前記軸心を中心に回動することによって、個別の摺動案
内手段のうちの所定の摺動案内手段が選択され、前記共
通の駆動手段が所定の光学ピックアップを摺動可能と
し、これによって摺動される所定の光学ピックアップが
回転駆動手段に支持された光学式情報記録ディスクの半
径方向と一致して摺動されるようになっていてもよい。
また、(vi)個別の摺動案内手段が平行して配置され
ており、切替手段が枢軸を中心に回動可能で回転駆動手
段を支持する支持基板からなり、該支持基板には、光学
ピックアップを摺動する共通の駆動手段が配設されてお
り、前記支持基板を枢軸を中心に回動することによっ
て、個別の摺動案内手段のうちの所定の摺動案内手段が
選択され、前記共通の駆動手段が所定の光学ピックアッ
プを摺動可能とし、これによって摺動される所定の光学
ピックアップが回転駆動手段に支持された光学式情報記
録ディスクの半径方向と一致して摺動されるようになっ
ていてもよい。また、(vii)個別の摺動案内手段が
平行して配置されており、切替手段が光学ピックアップ
の摺動方向と直交する方向に平行移動可能で回転駆動手
段を支持する支持基板からなり、切替板には、共通の駆
動手段が枢軸を中心に回動可能に配設されており、前記
支持基板を光学ピックアップの摺動方向と直交する方向
に平行移動することによって、個別の摺動案内手段のう
ちの所定の摺動案内手段が選択され、前記切替板を枢軸
を中心に回動することによって、前記共通の駆動手段が
所定の光学ピックアップを摺動可能とし、これによって
摺動される所定の光学ピックアップが回転駆動手段に支
持された光学式情報記録ディスクの半径方向と一致して
摺動されるようになっていてもよい。そして、(vii
i)複数の異種の光学式情報記録ディスクが光学ピック
アップ側のディスク表面から情報記録面までの距離が相
違する光学式情報記録ディスクであって、該光学式情報
記録ディスク回転駆動用の回転駆動手段と、各光学式情
報記録ディスク用の光ビーム照射手段をそれぞれ有する
複数の光学ピックアップと、各光学ピックアップをそれ
ぞれ独立してディスクの半径方向に摺動させる摺動案内
手段と、光学ピックアップ摺動用の駆動手段と、該光学
ピックアップ摺動用の駆動手段からの駆動力を伝達する
駆動力伝達手段と、該駆動力伝達手段と各光学ピックア
ップに付設された伝動手段のうちの何れかとを選択的に
係合させるための切替手段とを具備してなるものであっ
てもよい。ここにおいて、(a)回転駆動手段が各光学
ピックアップをそれぞれ独立して摺動させる摺動案内手
段の延長線上に配設され、光学ピックアップ摺動用の駆
動手段からの駆動力を伝達する駆動力伝達手段と各光学
ピックアップに付設された伝動手段のうちの何れかとを
選択的に係合させるための切替手段が、軸線を中心に回
動可能な切替板からなり、該切替板には、光学ピックア
ップ摺動用の駆動手段と、前記光学ピックアップ摺動用
の駆動手段からの駆動力を伝達する駆動力伝達手段とが
配設されている構造が採用でき、切替板が、光学式情報
記録ディスク回転駆動用の回転駆動手段の回転軸の軸線
を中心に回動可能とされる構造であってもよい。また、
(b)各光学ピックアップをそれぞれ独立して摺動させ
る摺動案内手段が平行となるように配設され、光学ピッ
クアップ摺動用の駆動手段からの駆動力を伝達する駆動
力伝達手段と各光学ピックアップに付設された伝動手段
のうちの何れかとを選択的に係合させるための切替手段
が、軸線を中心に回動可能な切替板からなり、該切替板
には、光学ピックアップ摺動用の駆動手段と、該光学ピ
ックアップ摺動用の駆動手段からの駆動力を伝達する駆
動力伝達手段と、光学式情報記録ディスク回転駆動用の
回転駆動手段とが配設されていもよい。そして、(i
x)光学ピックアップ摺動用の駆動手段からの駆動力を
伝達する駆動力伝達手段が、歯車機構からなり、各光学
ピックアップの側部に固設されたラックの何れかと選択
的に噛合するようになっていてもよい。そして、(x)
光学ピックアップは、CD−ROM、SD、HDCD等
に適したもの等、複数種類の規格の光学式情報記録ディ
スクに適した光学ピックアップの組み合わせが可能であ
る。例えば、光学ピックアップ2種類の組み合わせの場
合、光学ピックアップが、第1の光学式情報記録ディス
ク用の第1の光学ピックアップと、前記第1の光学式情
報記録用ディスクと同一直径であって、第1の光学式情
報記録ディスクよりディスク表面から情報記録面までの
距離が短い第2の光学式情報記録ディスク用の第2の光
学ピックアップの2種であってもよい。光学式情報記録
ディスクが再生専用型の場合、第1の光学ピックアップ
がCD、CD−ROM用であり、第2の光学ピックアッ
プがDVD用であってもよく、また、第1、2の光学ピ
ックアップがいずれもDVD用であって、第1の光学ピ
ックアップがSD用で、第2の光学ピックアップがHD
CD用であってもよい。なお、一つの光学ピックアップ
が複数種類の規格の光学式情報記録ディスクに対応可能
であれば、その分光学ピックアップの数を少なくするこ
とができる。そして、(xi)複数の異種の光学式情報
記録ディスクの種類検出用の検出手段が配設されてなる
ことが好ましく、複数の異種の光学式情報記録ディスク
が、光学ピックアップ側のディスク表面から情報記録面
までの距離が相違するものである場合には、その相違を
検出できる検出器を採用することが好ましい。その検出
手段としては、発光素子と光学式情報記録ディスクの種
類に応じた数の受光素子とからなるものが好ましい。
【0006】なお、光学式情報ディスクとしては、C
D、CD−ROM、DVDのような再生専用型に限られ
ず、追記型、書換可能型光学式情報記録ディスクが使用
できるものである。
【0007】
【作用】(i)によれば、複数種類の規格の光学式情報
記録ディスクの内の所定の光学式情報記録ディスクが回
転駆動手段に支持されたとき、該光学式情報記録ディス
クに適した光学ピックアップの摺動方向と回転駆動手段
に支持された光学式情報記録ディスクの半径方向とが一
致するように、切換手段によって、回転駆動手段と摺動
される光学ピックアップの摺動案内手段との相対位置関
係が変更され、所定の光学式情報記録ディスクに対応し
た光学ピックアップからの光ビームによって、情報の記
録または再生が行うことができる。そのための切換は、
前記(ii)のような各種の構造によって行うことがで
き、複数の光学ピックアップの摺動は、前記(iii)
ようにして行うことができる。また、前記(iv)のよ
うに、選択的に摺動される光学ピックアップは、共通の
駆動手段により前記光学ピックアップの摺動案内手段に
沿って選択的に摺動されるようにすると、複数の光学ピ
ックアップを摺動するための駆動手段が一つで済むこと
になり、装置の製造コストを低下させることができると
ともに装置の小型化が可能となる。そして、(v)によ
れば、所定の光学ピックアップを摺動させるには、切替
板を所定の枢軸を中心に回動させ、共通の駆動手段から
の駆動力を所定の光学ピックアップに伝達するようにし
て該光学ピックアップを摺動させることができる。ま
た、(vi)によれば、回転駆動手段と光学ピックアッ
プを摺動させる共通の駆動手段とを配設した支持基板
を、枢軸を中心に回動させることで、摺動させる光学ピ
ックアップの摺動方向と回転駆動手段に支持された光学
式情報記録ディスクの半径方向とを一致させるととも
に、前記共通の駆動手段によって前記光学ピックアップ
を摺動させるができる。(vii)によれば、回転駆動
手段が配設された支持基板を光学ピックアップの摺動方
向と直交する方向に平行移動することによって、個別の
摺動案内手段のうちの所定の摺動案内手段を選択し、切
替板を枢軸を中心に回動することによって、共通の駆動
手段により所定の光学ピックアップを摺動可能とし、こ
れによって摺動される所定の光学ピックアップが回転駆
動手段に支持された光学式情報記録ディスクの半径方向
と一致して摺動させることができる。(viii)によ
れば、光学ピックアップ側のディスク表面から情報記録
面までの距離が相違する複数の異種の光学式情報記録デ
ィスクの内の所定の光学式情報ディスクを、回転駆動手
段に支持させて回転させ、支持された光学式情報記録デ
ィスクに応じ、切替手段を必要に応じ作動させること
で、所定の光学式情報記録ディスクに対応した光学ピッ
クアップに付設された伝動手段と、光学ピックアップ摺
動用の駆動手段から駆動力を伝達する駆動力伝達手段と
を係合させる。次いで、前記光学ピックアップ摺動用の
駆動手段を作動させ、所定の光学ピックアップを摺動案
内手段に沿って光学式情報記録ディスクの半径方向に摺
動させ、光学式情報記録ディスクに記録された情報を再
生させる。ここにおいて、前記(viii)の(a)の
構造となっていると、切替板を軸線を中心に回動させる
ことで、所定の光学式情報記録ディスクに対応した光学
ピックアップの伝動手段に、光学ピックアップ摺動用の
駆動手段からの駆動力が駆動力伝達手段を介し伝達さ
れ、所定の光学式情報記録ディスクの半径方向に沿っ
て、所定の光学ピックアップが摺動可能となる。さら
に、切替板が、光学式情報記録ディスク回転駆動用の回
転駆動手段の回転軸の軸線を中心に回動可能とされる構
造となっていると、切替板を回転駆動手段の回転軸の軸
線を中心に回動させることで、所定の光学式情報記録デ
ィスクに対応した光学ピックアップの伝動手段に、光学
ピックアップ摺動用の駆動手段からの駆動力が駆動力伝
達手段を介し伝達され、所定の光学式情報記録ディスク
の半径方向に沿って、所定の光学ピックアップが摺動可
能となる。また、前記(viii)の(b)の構造とな
っていると、軸線を中心に切替板を回動させることで、
回転駆動手段に支持された所定の光学式情報記録ディス
クの半径方向と摺動される光学ピックアップの摺動方向
とが一致するとともに、該光学ピックアップの伝動手段
に光学ピックアップ摺動用の駆動手段からの駆動力が駆
動力伝達手段を介し伝達されるようになる。そして、前
記(ix)のような構造であれば、光学ピックアップ摺
動用の駆動手段からの駆動力を伝達する歯車機構と、各
光学ピックアップの側部に固設されたラックの何れかと
を選択的に噛合させることで、所定の光学ピックアップ
を摺動案内手段に沿ってそれに対応した光学式情報記録
ディスクの半径方向に摺動させることができる。係る構
造は、部品構成が単純で、故障が少なく、修理が容易と
なる。(x)によれば、CD−ROM、SD、HDCD
等に適したもの等、複数の異種の光学式情報記録ディス
クに対応した複数の光学ピックアップの組み合わせが必
要に応じ採用でき、光学ピックアップの組み合わせに応
じた複数の異種の光学式情報記録ディスクに光ビームを
照射し記録または再生することができる。(xi)によ
れば、複数の異種の光学式情報記録ディスクの種類検出
用の検出手段によって得られた検出信号に基づき、適宜
の制御装置によりディスク回転駆動用の回転駆動手段、
切替手段、光学ピックアップ摺動用の駆動手段等の制御
を行うことができるものであって、複数の異種の光学式
情報記録ディスクが、光学ピックアップ側のディスク表
面から情報記録面までの距離が相違するものである場合
には、距離の相違する複数の異種の光学式情報記録ディ
スクを検出できる検出手段によって得られた検出信号に
基づき、ディスク回転駆動用の回転駆動手段、切替手
段、光学ピックアップ摺動用の駆動手段等の制御を行う
ことができる。その場合、光学式情報記録ディスクの種
類検出用の検出手段が、発光素子と光学式情報記録ディ
スクの種類に応じた数の受光素子とからなるものであれ
ば、光学式情報記録ディスクの種類の検出を非接触で行
うことができる。
【0008】
【実施例】以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発明
について説明する。もちろんこの発明は以下の例によっ
て限定されるものではない。以下、実施例においては、
直径120mmでディスク表面から情報記録面までの距
離が1.2mmのCD−ROMと、直径120mmで表
面から情報記録面までの距離が0.6mmのDVDの2
種類の光学式情報記録ディスクを再生する光学式情報記
録再生装置について説明をする。
【0009】(実施例1)図1に示されるような光学式
情報記録再生装置(A)においては、光学式情報記録デ
ィスクであるCD−ROM(1)またはDVD(2)
は、保存用ケースから取り出され、単体で共通のトレイ
(3)に載置され、図示していない周知の構造のローデ
ィング機構によって再生位置にまで移送させられ、再生
位置において、図2に示されるように、CD−ROM
(1)またはDVD(2)である光学式情報記録ディス
クが、ターンテーブル(4)に図示していない周知の適
宜のクランプ機構によって保持されるようになってい
る。図2においては、光学式情報ディスクのうちCD−
ROM(1)が前方より移送させられ、ターンテーブル
(4)に支持された状態となっている。ターンテーブル
(4)は、スピンドルモーター(5)(図3参照)によ
って回転させられるようになっており、スピンドルモー
ター(5)は、説明の便宜上2点鎖線で示したベース
(6)上面側に固定されている。ベース(6)上面に
は、CD−ROM用の光学ピックアップ(7)摺動用の
一対のガイドレール(8)と、DVD用の光学ピックア
ップ(9)摺動用の一対のガイドレール(10)とがそ
れぞれ固定ブロック(図示せず)に架設されている。C
D−ROM用のガイドレール(8)と、DVD用のガイ
ドレール(10)とは直交するように配設されており、
各光学ピックアップ(7)、(9)が光学式情報記録デ
ィスクの半径方向に摺動できるようになっている。CD
−ROM用のガイドレール(8)とDVD用のガイドレ
ール(10)との配設角度は90度に限定されるもので
はなく、機器に必要な各種の部品の構造およびこれらの
部品の配置等によって決定されるものである。光学ピッ
クアップ(7)、(9)をガイドレール(8)、(1
0)に沿って摺動させるには、周知の摺動構造を採用す
ればよく、詳細な説明は省略する。CD−ROM用の光
学ピックアップ(7)の上面には、対物レンズ駆動用の
2次元アクチュエーター(12)が設けられ、対物レン
ズ(13)を焦点方向およびトラック方向に調整制御で
きるようになっている。同様に、DVD用の光学ピック
アップ(9)の上面にも対物レンズ駆動用の2次元アク
チュエーター(14)が設けられ、対物レンズ(15)
を焦点方向およびトラック方向に調整制御できるように
なっている。CD−ROM用の対物レンズ(13)とC
D−ROM(1)のディスク表面とは2mm程度の作動
距離[L]が保たれるようになっており(図5(a)参
照)、一方、DVD用の対物レンズ(15)とDVD
(2)のディスク表面とは1〜1.5mm程度の作動距
離[K]が保たれるようになっている(図5(b)参
照)。そして、CD−ROM(1)がターンテーブル
(4)に支持されているときは、DVD用の光学ピック
アップ(9)は退避位置にまで移動させられ、CD−R
OM(1)の回転中にそり、うねり等が発生しても、C
D−ROMのディスク表面がDVD用の対物レンズ(1
5)に衝突したりすることのないようになっている。な
お、DVD(2)がターンテーブル(4)に支持された
ときは、CD−ROM用の対物レンズ(13)とDVD
(2)のディスク表面とは充分な余裕があることから、
CD−ROM用の光学ピックアップ(7)を常に退避位
置にまで移動させるような構造とすることは必ずしも必
要ではない。CD−ROM用の光学ピックアップ(7)
の右側方にはラック(16)が横設されている。該ラッ
ク(16)には、切替板(17)に設けられ、回転支軸
(18)に固定されたピニオン(19)が噛み合うよう
になっており、ピニオン(19)の回転によって、CD
−ROM用の光学ピックアップ(7)がガイドレール
(8)に沿って摺動するようになっている。切替板(1
7)は、ベース(6)の下面側に設けられており、スピ
ンドルモーター(5)の軸心と同一軸線を中心にして回
動可能にベース(6)に軸支されている。ベース(6)
の上面側で、前記ピニオン(19)は切替板(17)に
設けられた回転支軸(18)に固定されており、該回転
支軸(18)は、切替板(17)の下面側まで延長され
伝達歯車(20)が固定されている。そして、該伝達歯
車(20)には、切替板(17)に回転可能に軸支され
たウォームギア(21)が噛み合っており、該ウォーム
ギア(21)には、切替板(17)に固定された光学ピ
ックアップ摺動用モーター(22)のウォーム(23)
が噛み合っている。かかる構造によって、光学ピックア
ップ摺動用モーター(22)の回転は、ウォーム(2
3)、ウォームギア(21)を介し伝達歯車(20)に
伝達され、ピニオン(19)が回転させられるようにな
っている。なお、光学ピックアップ摺動用モーター(2
2)、ウォーム(23)、ウォームギア(21)等は切
替板(17)の下面に設けられているが、説明の便宜上
図2においては、実線で示してある。
【0010】ベース(6)には、スピンドルモーター
(5)の軸心を中心とした回転支軸(18)の移動を可
能とする円弧状の長孔(24)が穿設されており、切替
板(17)がスピンドルモーター(5)の軸心と同一軸
線を中心にして水平方向に回動されるとき、回転支軸
(18)が前記円弧状の長孔(24)に沿って移動でき
るようになっている。DVD用の光学ピックアップ
(9)の左側方にはラック(25)が横設されており、
切替板(17)が、スピンドルモーター(5)の軸心と
同一軸線を中心にして反時計方向に回動されることで、
DVD用の光学ピックアップ(9)に横設されたラック
(25)にピニオン(19)が噛み合うようになる。そ
の結果、DVD用の光学ピックアップ(9)がガイドレ
ール(10)に沿って摺動することができるようにな
る。このようにして、摺動する光学ピックアップを、C
D−ROM用の光学ピックアップ(7)からDVD用の
光学ピックアップ(9)に切り替えることができる。切
替板(17)をスピンドルモーター(5)の軸心と同一
軸線を中心にして回動させるために、切替板(17)に
は延長部(17a)が設けられている。該延長部(17
a)には長手方向に沿って長孔(26)が穿設されてお
り、該長孔(26)には、図3にも示されるように回転
板(27)の回転支軸(28)から偏心した位置に突設
されたピン(29)が挿通されている。回転板(27)
の回転支軸(28)を中心とした回転によって、ピン
(29)が切替板の延長部(17a)に穿設された長孔
(26)の内面に当接して摺動しつつ力点として作用
し、切替板(17)はスピンドルモーター(5)の軸心
と同一軸線を中心にして回動させられるようになってい
る。回転板(27)には外歯が刻設され、該外歯には中
間歯車(30)が噛み合わされており、該中間歯車(3
0)には伝達歯車(31)が固設され、該伝達歯車(3
1)にローディングモーター(32)に設けられた歯車
(33)が噛み合うようになっている。従って、ローデ
ィングモーター(32)を作動させることで、中間歯車
(30)を介し回転板(27)が回転させられ、ピン
(29)が切替板の延長部(17a)の長孔(26)の
内面に当接して切替板を前述の如く回動させることがで
きる。なお、ローディングモーター(32)による光学
式情報記録ディスクのローディング時には、適宜のクラ
ッチ機構により回転板(27)が回転しないようになっ
ている(図示せず)。このように、切替板(17)の回
動にローディングモーター(32)を利用すると、切替
板(17)の回動のためのだけの駆動手段を設ける必要
がなくなり、省スペース化できるとともに、低コスト化
を図ることができ好ましい。ローディングモーター(3
2)からの回転力を利用して切替板(17)を回動させ
る機構としては、上記の構造に限られず、このほかに、
例えば、ローディングモーターからの回転力を、カムを
介し切替板に伝達するようにした構造等適宜の構造のも
のが採用できることはいうまでもない。
【0011】ベース(6)上には、ターンテーブル
(4)に装着される光学式情報記録ディスクが、CD−
ROMかDVDかを検出するための検出器(34)が設
けられている。該検出器(34)は、図6に示されるよ
うに、発光素子(35)とCD−ROM検出用の第1受
光素子(36)、およびDVD検出用の第2受光素子
(37)とからなる。これは、発光素子(35)からの
検出光をCD−ROM(1)またはDVD(2)に斜め
に入射させ、情報記録面(1a)、(2a)で反射さ
せ、CD−ROM(1)またはDVD(2)の情報記録
面の位置の相違に基づく反射位置の相違を、受光素子
(36)、(37)によって検出するものである。光学
式情報記録ディスクの種類を検出した検出信号は、図示
していない制御装置に入力され、スピンドルモーター
(5)の回転起動、切替板(17)の回動制御、DVD
用の光学ピックアップ(9)の退避位置から初期位置へ
の移動等が制御されるようになっている。図2において
は、検出器(34)をスピンドルモーター(5)近傍に
設置しているが、該検出器(34)の設置個所は、これ
だけに限定されるものではない。なお、光学式情報記録
ディスクの種類を検出する検出器は上記した検出器に限
られず、周知の検出器を用いることができることはいう
までもない。
【0012】以上のように構成された光学式情報記録再
生装置による光学式情報記録ディスクからの再生動作に
ついて以下説明する。 (I)[CD−ROMについて] 図2に示されるように、CD−ROM用の光学ピックア
ップ(7)は初期位置にあり、CD−ROM用の光学ピ
ックアップに横設されたラック(16)とピニオン(1
9)とが噛み合っており、DVD用の光学ピックアップ
(9)は退避位置にある。この状態において、CD−R
OM(1)がトレイ(3)に載置され、ローディングさ
れる(図1参照)。CD−ROM(1)が前方より移送
させられ、ターンテーブル(4)に支持される際、検出
器(34)によって、前述したように、光学式情報記録
ディスクの種類が検出される。検出器(34)からのC
D−ROM(1)であるとの検出信号は、制御装置に入
力されるが、切替板(17)を切り替える必要がないこ
とからローディングモーター(32)は起動されず、切
替板(17)は図2の実線で示される状態に維持され
る。そして、CD−ROM(1)がターンテーブル
(4)に支持され、スピンドルモーター(5)が起動さ
れ、CD−ROM(1)が回転させられる。次いで、光
学ピックアップ摺動用モーター(22)が起動され、ピ
ニオン(19)が回転させられる。該ピニオン(19)
の回転に伴って、ラック(16)を介し、CD−ROM
用の光学ピックアップ(7)がガイドレール(8)に沿
ってディスクの半径方向に摺動させられ、対物レンズ
(13)とディスク表面とが2mmの作動距離を保ちな
がら、対物レンズ(13)によってCD−ROM(1)
に記録された情報が再生される。CD−ROM(1)に
よる再生動作が終了した後、制御装置からの指令に基づ
き、CD−ROM用の光学ピックアップ(7)は初期位
置に戻されるように制御される。
【0013】(II)[DVDについて] 図4に示されるように、CD−ROM用の光学ピックア
ップ(7)は初期位置にあり、CD−ROM用の光学ピ
ックアップに横設されたラック(16)とピニオン(1
9)とが噛み合っており、DVD用の光学ピックアップ
(9)は退避位置にある。この状態において、DVD
(2)がトレイ(3)に載置され、ローディングされる
(図1参照)。DVD(2)が前方より移送させられ、
ターンテーブル(4)に支持される際、検出器(34)
によって、前述したように、光学式情報記録ディスクの
種類が検出される。検出器(34)からのDVD(2)
であるとの検出信号が制御装置に入力され、光学ピック
アップ摺動用モーター(22)が起動され、CD−RO
M用の光学ピックアップ(7)は、DVD用の光学ピッ
クアップ(9)のディスク内周への移動に支障のない所
定の位置まで後退させられる。次いで、光学ピックアッ
プ摺動用モーター(22)の回転が停止される。その
後、ローディングモーター(32)からの回転駆動力
が、中間歯車(30)を介して回転板(27)に伝達さ
れるように制御され、これによって、回転板(27)が
回転させられることにより、ピン(29)が切替板(1
7)の長孔(26)の内面に当接して摺動しつつ力点と
して作用し、切替板(17)がスピンドルモーター
(5)の軸心と同一軸線を中心にして矢印のように回動
され、図4の実線で示される状態から2点鎖線で示され
る状態となる。そのため、ピニオン(19)はCD−R
OM用の光学ピックアップ(7)に横設されたラック
(16)との噛み合いが外され、DVD用の光学ピック
アップ(9)に横設されたラック(25)と噛み合う。
次いで、光学ピックアップ摺動用モーター(22)が起
動され、DVD用の光学ピックアップ(9)が初期位置
にまで移動させられる。そして、DVD(2)がターン
テーブル(4)に支持され、スピンドルモーター(5)
が起動され、DVD(2)が回転させられる。次いで、
光学ピックアップ摺動用モーター(22)が起動され、
ピニオン(19)が回転させられる。該ピニオン(1
9)の回転に伴って、ラック(25)を介し、DVD用
の光学ピックアップ(9)がガイドレール(10)に沿
ってディスクの半径方向に摺動させられ、対物レンズ
(15)とディスク表面とが1〜1.5mmの作動距離
を保ちながら、対物レンズ(15)によってDVD
(2)に記録された情報を再生する。DVD(2)によ
る再生動作が終了した後、制御装置からの指令に基づき
DVD用の光学ピックアップ(9)は退避位置にまで後
退させられ、切替板(17)は回動させられ、ピニオン
(19)がCD−ROM用の光学ピックアップ(7)に
横設されたラック(16)と噛み合い、CD−ROM用
の光学ピックアップ(7)は初期位置まで移動させるよ
うに制御させられる。
【0014】(実施例2)図7に示された光学式情報記
録再生装置は、実施例1における切替板の回動機構が相
違するものであるので、切替板の回動機構について以下
説明し、その他の構造については説明を省略する。切替
板(41)の延長部(41a)には、長手方向に沿って
長孔(42)が穿設されており、該長孔(42)には、
ソレノイド(43)の作動ロッド(43a)の先端部に
設けられたピン(44)が挿通され、ソレノイド(4
3)は、ベース(6)下面側に固定されている。また、
延長部(41a)には復帰用のバネ(45)の一端が係
止され、バネ(45)の他端はベース(6)に係止され
ており、該復帰用のバネ(45)は、その付勢力によっ
て、切替板(41)を常時実線で示す方向に回動させる
ようになっている。なお、光学ピックアップ摺動用モー
ター(22)、ウォーム(23)、ウォームギア(2
1)等は切替板(41)の下面に設けられているが、説
明の便宜上図7においても実施例1と同様、実線で示し
てある。
【0015】従って、CD−ROM(1)を用い情報の
再生を行うときは、検出器(34)によってディスクが
CD−ROM(1)であると検出し、検出信号は制御装
置に入力されるが、制御装置からはソレノイド(43)
を作動する信号が発せられないので、ソレノイド(4
3)は作動せず、復帰用のバネ(45)の付勢力によっ
て、切替板(41)は実線で示す位置に維持される。光
学ピックアップ摺動用モーター(22)の回転は、ピニ
オン(19)を介しCD−ROM用の光学ピックアップ
(7)に横設されたラック(16)に伝達され、CD−
ROM用の光学ピックアップ(7)は、ガイドレール
(8)に沿ってディスクの半径方向に摺動され、CD−
ROM(1)に記録された情報をCD−ROM用の光学
ピックアップ(7)によって再生する。
【0016】また、DVD(2)を用い情報の再生を行
うときは、検出器(34)からのDVD(2)であると
の検出信号が制御装置に入力され、制御装置からの制御
信号によりソレノイド(43)が作動され、復帰用のバ
ネ(45)に抗して、切替板(41)をスピンドルモー
ター(5)の軸心と同一軸線を中心にして2点鎖線で示
す位置に回動させる。そして、ピニオン(19)とDV
D用の光学ピックアップ(9)に横設されたラック(2
5)とが噛み合わせられる。次いで、光学ピックアップ
摺動用モーター(22)の回転は、ピニオン(19)を
介しDVD用の光学ピックアップ(9)に横設されたラ
ック(25)に伝達され、DVD用の光学ピックアップ
(9)は、ガイドレール(10)に沿ってディスクの半
径方向に摺動され、DVD(2)に記録された情報をD
VD用の光学ピックアップ(9)によって再生する。ソ
レノイド(43)の作動による切替板(41)の回動に
先立ち、CD−ROM用の光学ピックアップ(7)を所
定の位置にまで後退させること、DVD(2)からの情
報の再生に先立ち、DVD用の光学ピックアップ(9)
を退避位置から初期位置まで移動させること等を制御装
置からの指令に基づき制御することは、実施例1と同様
にして行われる。そして、DVD(2)からの情報の再
生が終了した後は、ソレノイド(43)への通電を停止
することにより、復帰用のバネ(45)の復元力によっ
て切替板(41)を実線の位置まで復帰させることがで
きる。
【0017】以上の実施例1および2において、切替板
(17)、(41)の回動中心をスピンドルモーター
(5)の軸心と同一軸線としたが、切替板の回動中心が
これに限定されるものではないことはいうまでもない。
【0018】(実施例3)図8に示された光学式情報記
録再生装置は、切替板(117)にスピンドルモーター
(105)が固定され、切替板(117)の回動支軸
(111)がピニオン(119)近傍であって、スピン
ドルモーター(105)の軸心とピニオン(119)の
軸心との延長線上に設けられており、CD−ROM用の
ガイドレール(108)とDVD用のガイドレール(1
10)とがベース(106)上面側に平行に配設された
構造のものである。図8においては、CD−ROM
(1)がターンテーブル(104)に支持された状態と
なっている。ベース(106)上面には、CD−ROM
用の光学ピックアップ(107)摺動用の一対のガイド
レール(108)と、DVD用の光学ピックアップ(1
09)摺動用の一対のガイドレール(110)とが、そ
れぞれ固定ブロック(図示せず)に架設されている。C
D−ROM用のガイドレール(108)とDVD用のガ
イドレール(110)とは並列して配設されており、各
光学ピックアップ(107)、(109)が光学式情報
記録ディスクの半径方向に摺動できるようになってい
る。これらの光学ピックアップ(107)、(109)
をガイドレール(108)、(110)に沿って摺動さ
せるには、実施例1と同様周知の摺動構造を採用すれば
よく、詳細な説明は省略する。CD−ROM用の光学ピ
ックアップ(107)の上面には、対物レンズ駆動用の
2次元アクチュエーター(112)が設けられ、対物レ
ンズ(113)を焦点方向およびトラック方向に調整制
御できるようになっていること、同様にDVD用の光学
ピックアップ(109)の上面にも、対物レンズ駆動用
の2次元アクチュエーター(114)が設けられ、対物
レンズ(115)を焦点方向およびトラック方向に調整
制御できるようになっていること、CD−ROM用の対
物レンズ(113)とCD−ROM(1)のディスク表
面とは2mm程度の作動距離が保たれるようになってい
ること、DVD用の対物レンズ(115)とDVD
(2)のディスク表面とは1〜1.5mm程度の作動距
離が保たれるようになっていることも実施例1と同様で
ある。CD−ROM用の光学ピックアップ(107)の
右側方にはラック(116)が横設されている。該ラッ
ク(116)には、切替板(117)に設けられた回転
支軸(118)に固定されたピニオン(119)が噛み
合うようになっており、ピニオン(119)の回転によ
って、CD−ROM用の光学ピックアップ(107)が
ガイドレール(108)に沿って摺動するようになって
いる。DVD用の光学ピックアップ(109)の左側方
にもラック(125)が横設されており、切替板(11
7)が、回動支軸(111)を中心にして時計方向に回
動されることで、DVD用の光学ピックアップ(10
9)に横設されたラック(125)にピニオン(11
9)が噛み合うようになる。その結果、DVD用の光学
ピックアップ(109)がガイドレール(110)に沿
って摺動することができるようになる。このようにし
て、摺動する光学ピックアップを、CD−ROM用の光
学ピックアップ(107)からDVD用の光学ピックア
ップ(109)に切り替えることができる。このような
ガイドレールを平行に並列する構造によれば、CD−R
OM用の光学ピックアップ(107)とDVD用の光学
ピックアップ(109)とを何れも初期位置にセットし
ておくことができ、CD−ROM、DVDいずれのディ
スクも直ちに情報の再生をすることができる。
【0019】切替板(117)は、ベース(106)下
面側に設けられた回動支軸(111)に回動可能に軸支
されている。ベース(106)の上面側で、前記ピニオ
ン(119)は切替板(117)に設けられた回転支軸
(118)に固定されており、該回転支軸(118)
は、切替板(117)の下面側まで延長され伝達歯車
(120)が固定されている。そして、該伝達歯車(1
20)には、切替板(117)に回転可能に軸支された
ウォームギア(121)が噛み合っており、該ウォーム
ギア(121)には切替板(117)に固定された光学
ピックアップ摺動用モーター(122)のウォーム(1
23)が噛み合っている。かかる構造によって、光学ピ
ックアップ摺動用モーター(122)の回転は、ウォー
ム(123)、ウォームギア(121)を介し伝達歯車
(120)に伝達され、ピニオン(119)が回転させ
られるようになっている。切替板の基端部(117b)
には長手方向に長孔(126)が穿設されており、該長
孔(126)には、ソレノイド(143)の作動ロッド
(143a)の先端部に設けられたピン(144)が挿
通されている。ソレノイド(143)は、ベース(10
6)下面側に固定されている。また、基端部(117
b)には復帰用のバネ(145)の一端が係止されてお
り、バネ(145)の他端はベース(106)に係止さ
れており、該復帰用のバネ(145)は、その付勢力に
よって、切替板(117)を常時実線で示す方向に切替
板(117)を回動させるようになっている。なお、光
学ピックアップ摺動用モーター(122)、ウォーム
(123)、ウォームギア(121)等は切替板(11
7)の下面に設けられているが、説明の便宜上図8にお
いても実施例1と同様、実線で示してある。切替板(1
17)の先端部(117a)にはスピンドルモーター
(105)が固設されている。
【0020】ベース(106)には、回動支軸(11
1)を中心としたスピンドルモーター(105)の移動
を可能にする円弧状の長孔(146)と、ピニオン(1
19)の回転支軸(118)の移動を可能にする円弧状
の長孔(124)が穿設されており、切替板(117)
が回動支軸(111)を中心にして水平方向に回動され
るとき、スピンドルモーター(105)および回転支軸
(118)が、これら円弧状の長孔(146)、(12
4)に沿って移動できるようになっている。ベース(1
06)上には、ターンテーブル(104)に支持される
光学式情報記録ディスクが、CD−ROMかDVDかを
検出するための検出器(134)が設けられている。図
8において、検出器(134)の設置位置はスピンドル
モーター(105)の近傍であるが、これだけに限定さ
れるものではない。光学式情報記録ディスクの種類を検
出した検出信号は、図示していない制御装置に入力さ
れ、スピンドルモーター(105)の回転起動、切替板
(117)の回動制御、DVD用の光学ピックアップ
(109)の退避位置から初期位置への移動等が制御さ
れるようになっていることも実施例1と同様である。
【0021】以上のように構成された光学式情報記録再
生装置による光学式情報記録ディスクからの再生動作に
ついて以下説明する。 (III)[CD−ROMについて] 図8に示されるように、CD−ROM用の光学ピックア
ップ(107)、DVD用の光学ピックアップ(10
9)は共に初期位置にある。そして、CD−ROM用の
光学ピックアップ(107)に横設されたラック(11
6)とピニオン(119)とが噛み合っている。この状
態において、CD−ROM(1)が光学式情報記録再生
装置(B)のトレイ(103)に載置され、ローディン
グされる(図10参照)。CD−ROM(1)が前方よ
り移送させられ、ターンテーブル(104)に支持され
る際、検出器(134)によって、光学式情報記録ディ
スクの種類が検出される。検出器(134)からのCD
−ROM(1)であるとの検出信号は、制御装置に入力
されるが、切替板(117)を切り替える必要がないこ
とからソレノイド(143)への通電はされず、復帰用
のバネ(145)の付勢力によって切替板(117)は
図8の実線の状態に維持される。そして、CD−ROM
(1)がターンテーブル(104)に支持され、スピン
ドルモーター(105)が起動され、CD−ROM
(1)が回転させられる。次いで、光学ピックアップ摺
動用モーター(122)が起動され、ピニオン(11
9)が回転させられる。該ピニオン(119)の回転に
伴って、ラック(116)を介し、CD−ROM用の光
学ピックアップ(107)がガイドレール(108)に
沿ってディスクの半径方向に摺動させられ、対物レンズ
(113)とディスク表面とが2mmの作動距離を保ち
ながら、対物レンズ(113)によってCD−ROM
(1)に記録された情報を再生する。CD−ROM
(1)による再生動作が終了した後、制御装置からの指
令に基づきCD−ROM用の光学ピックアップ(10
7)は初期位置に戻されるように制御される。
【0022】(IV)[DVDについて] 図8に示されるように、CD−ROM用の光学ピックア
ップ(107)およびDVD用の光学ピックアップ(1
09)は共に初期位置にあり、CD−ROM用の光学ピ
ックアップ(107)に横設されたラック(116)と
ピニオン(119)とが噛み合っている。この状態にお
いて、DVD(2)が光学式情報記録再生装置(B)の
トレイ(103)に載置され、ローディングされる(図
10参照)。DVD(2)が前方より移送させられ、タ
ーンテーブル(104)に支持される際、検出器(13
4)によって光学式情報記録ディスクの種類が検出され
る。検出器(134)からのDVD(2)であるとの検
出信号が制御装置に入力され、制御装置からの制御信号
によりソレノイド(143)が作動され、復帰用のバネ
(145)に抗して、切替板(117)を回動支軸(1
11)を中心にして図9の実線で示す位置に回動させ
る。ベース(106)には、スピンドルモーター(10
5)の移動を可能とする円弧状の長孔(146)と、回
転支軸(118)の移動を可能とする長孔(124)と
が穿設されているので、スピンドルモーター(105)
と回転支軸(118)とが切替板(117)の回動支障
となることはない。そして、ピニオン(119)とDV
D用の光学ピックアップ(109)に横設されたラック
(125)とが噛み合わせられ、スピンドルモーター
(105)が起動され、DVD(2)が回転させられ
る。次いで、光学ピックアップ摺動用モーター(12
2)が起動され、ピニオン(119)が回転させられ
る。該ピニオン(119)の回転に伴って、ラック(1
25)を介し、DVD用の光学ピックアップ(109)
がガイドレール(110)に沿ってディスクの半径方向
に摺動させられ、対物レンズ(115)とディスク表面
とが1〜1.5mmの作動距離を保ちながら、対物レン
ズ(115)によってDVD(2)に記録された情報を
再生する。そして、DVD(2)からの情報の再生が終
了した後は、制御装置からの指令に基づきDVD用の光
学ピックアップ(109)は初期位置にまで移動させら
れ、ソレノイド(143)への通電を停止することによ
り、復帰用のバネ(145)の復元力によって図8の実
線の位置まで復帰させることができる。
【0023】なお、CD−ROM(1)またはDVD
(2)をトレイ(103)に載置してローディングする
場合は、トレイ(103)の引き込み途中でディスクの
種類を検出し、ローディング中に周知のディスク振り分
け機構によってCD−ROMとDVDとを振り分け、所
定のターンテーブルにディスクを支持するように移送し
てもよい。この他にも図11に示すような構造等を採用
できるものである。図11は、図8における切替板(1
17)からスピンドルモーター(105)を分離し、ス
ピンドルモーター(105)を固定する固定板(15
0)を左右方向にソレノイド(151)によってスライ
ド可能としたものである。また、左右方向の移動には、
スピンドルモーター固定板にラックを設けるとともに、
スピンドルモータ移動用モーターとピニオンを設けて、
スピンドルモーターを摺動軸に沿って移動させても良
い。また、図11において、CD−ROM用の光学ピッ
クアップに設けられたラックの高さ位置と、DVD用の
光学ピックアップに設けられたラックの高さ位置を変
え、光学ピックアップ摺動用モーターを昇降させ、光学
ピックアップ摺動用モーターの回転軸に固定されたピニ
オンとラックとの係合を選択することで、所定の光学ピ
ックアップを摺動させるようにすることもできる。その
場合、光学ピックアップ摺動用モーターの回転軸をスプ
ライン構造とし、ピニオンをスプラインに沿って昇降で
きるようにすればよい。さらに、スピンドルモーターを
固定し、スピンドルモーターに対し光学ピックアップを
左右移動可能とすることもできる。そのために、CD−
ROM用の光学ピックアップ、DVD用の光学ピックア
ップは、左右移動可能な可動台にCD−ROM用のガイ
ドレール、DVD用のガイドレールをそれぞれ平行に固
定され、光学ピックアップ摺動用モーターを昇降させる
ことで、可動台に穿設されたピニオン挿通孔からピニオ
ンを露出させたり、引き込めたりできる。CD−ROM
用の光学ピックアップの右側方に横設されたラックと、
DVD用の光学ピックアップの右側方に横設されたラッ
クのいずれかにピニオンを選択係合させることで、所定
の光学ピックアップを摺動させるようにできる。なお、
光学ピックアップを共通の支持板に配設し、該支持板を
一対のガイドレールによって摺動可能とし、前記支持板
を摺動用の駆動手段によってガイドレールに沿って摺動
させるようにし、光学式情報記録ディスクを支持する回
転駆動手段を、ガイドレールに直交する方向に平行移動
可能とし、回転駆動手段に支持された所定の光学式情報
記録ディスクの半径方向と、該光学式情報記録ディスク
に対応する光学ピックアップの支持板の摺動による摺動
方向とが一致するようにしてもよい等の各種の構造の変
更が可能である。
【0024】以上、実施例においては、直径120mm
でディスク表面から情報記録面までの距離が1.2mm
であるCD−ROMと、直径120mmでディスク表面
から情報記録面までの距離が0.6mmであるDVDの
2種類の光学式情報記録ディスクを再生する光学式情報
記録再生装置について説明をしたが、光学式情報記録再
生装置としては、直径120mmでディスク表面から情
報記録面までの距離が1.2mmである光学式情報記録
ディスク(HDCD)と、直径120mmでディスク表
面から情報記録面までの距離が0.6mmである光学式
情報記録ディスク(SD)の2種類の光学式情報記録デ
ィスクを再生する光学式情報記録再生装置であってもよ
いことはいうまでもなく、そのような光学式情報記録再
生装置の構造は、使用するレーザー光、光学系等が相違
するものの、実施例で説明した構造と類似したものを採
用することができることから、その詳細な説明は省略す
る。また、実施例においては、CD、CD−ROMのよ
うに保存用ケースから取り出され、単体でトレイに載置
され、再生位置に移動させられた後、記録された情報を
光学ピックアップにより再生できるようになっている光
学式情報記録再生装置について説明したが、これだけに
限定されるものではなく、保存用ケースから再生用のカ
ートリッジに収納し、該カートリッジをローディング
し、所定位置で情報の再生を行うようになっている形式
の光学式情報記録または再生装置、光磁気ディスク等の
ようにカートリッジに収納されているものを所定位置で
再生するようになっている形式の光学式情報記録または
再生装置、さらには、マルチプレーヤー、すなわち、再
生専用型、追記型、書換可能型の光学式情報記録ディス
クを使用できる形式の光学式情報記録または再生装置の
何れにも適用できるものであることはもちろんである。
【0025】
【発明の効果】この発明は、以上詳しく説明したように
構成されているので、以下に記載されるような効果を奏
する。 (a)複数種類の規格の光学式情報記録ディスクにそれ
ぞれ対応して設計された光学ピックアップを選択的に駆
動する光学式情報記録または再生装置において、光学式
情報記録ディスクを支持して回転駆動させる回転駆動手
段と、前記複数の光学ピックアップを直線的に摺動させ
る摺動案内手段と、摺動される光学ピックアップの摺動
方向と、回転駆動手段に支持された光学式情報記録ディ
スクの半径方向とが一致するように、前記回転駆動手段
と光学ピックアップの摺動案内手段との相対位置関係を
変更する切替手段とを具備するといった構造を採用する
ことにより、1台で複数種類の規格の光学式情報記録デ
ィスクに情報を記録または再生させることのできる、い
わゆるコンパチブルな光学式情報記録または再生装置を
製造することができる。これにより、重量があり、消費
電力の大きい回転駆動手段を少なくとも共用することで
製造コストを低減化するとともに、省スペース化が図ら
れ、使い勝手がよくマルチメディア化に充分対応したも
のを得ることができる。この装置においては、複数種類
の規格の光学式情報記録ディスクに対応した光学ピック
アップがそのまま使用しうることから、マルチメディア
化において重要な地位を占めると予想されているCD−
ROMとDVD等に対応したコンパチブルな光学式情報
記録または再生装置を構成するに当たっては、既存のC
D−ROM用の光学ピックアップに特別な改造等を施す
ことなくそのまま使用できる。 (b)光学ピックアップ側のディスク表面から情報記録
面までの距離が相違する光学式情報記録ディスクから情
報の再生を行うコンパチブルな光学式情報記録または再
生装置としては、光学式情報記録ディスク回転駆動用の
回転駆動手段と、各光学式情報記録ディスク用の光ビー
ム照射手段をそれぞれ有する複数の光学ピックアップ
と、各光学ピックアップをそれぞれ独立してディスクの
半径方向に摺動させる摺動案内手段と、光学ピックアッ
プ摺動用の駆動手段と、該光学ピックアップ摺動用の駆
動手段からの駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、該駆
動力伝達手段と各光学ピックアップに付設された伝動手
段のうちの何れかとを選択的に係合させるための切替手
段とを具備するといった構造を採用することにより、一
台の光学式情報記録または再生装置で、CD−ROMと
DVDといったようなディスク表面から情報記録面まで
の距離が相違する少なくとも2種の光学式情報記録ディ
スクから情報の再生をすることができるようになる。こ
れによって、重量があり、スペースを占め、消費電力の
大きい光学式情報記録用ディスクを回転させる回転駆動
手段を少なくとも共用でき、省スペースであって、使い
勝手がよいことから、マルチメディア化に対応したもの
となる。そして、駆動手段等の使用部品の共有化が図ら
れ装置が集約化されることになり、光学式情報記録また
は再生装置の製造コストを低減化することができる。 (c)複数の異種の光学式情報記録ディスクの種類検出
用の検出手段が配設されてなることにより、検出手段か
ら得られた検出信号に基づき、適宜の制御装置により、
ディスク回転駆動用の回転駆動手段、切替手段、光学ピ
ックアップ摺動用の駆動手段等の制御を行い、ディスク
からの情報の再生動作等を行うことができるようにな
り、複数の異種の光学式情報記録ディスクが、CD−R
OMとDVDといったようなディスク表面から情報記録
面までの距離が相違する異種の光学式情報記録ディスク
である場合には、その種類を検出し、検出信号に基づ
き、ディスクからの情報の再生動作等を、自動的に制御
して行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光学式情報記録再生装置の一実施例
の斜視図である。
【図2】この発明の光学式情報記録再生装置の一実施例
のディスク駆動部の要部平面図である。
【図3】図2の切替板の回動駆動部の側面図である。
【図4】図2に示す光学式情報記録再生装置において、
切替板が回動される直前の状態を示す平面図である。
【図5】図2のI−I線方向の矢視展開図で、(a)は
CD−ROMの再生時の状態、(b)はDVDの再生時
の状態を示す。
【図6】ディスクの表面から記録面までの距離が相違す
る光学式情報記録ディスクの種類を検出する検出原理の
一例を示す説明図である。
【図7】光学式情報記録再生装置の他の実施例を示す平
面図である。
【図8】光学式情報記録再生装置のさらに他の実施例を
示す平面図である。
【図9】図8に示す光学式情報記録再生装置において、
切替板が回動された状態を示す平面図である。
【図10】図8に示す光学式情報記録再生装置の斜視図
である。
【図11】光学式情報記録再生装置のさらに他の実施例
を示す平面図である。
【図12】光学式情報記録ディスクの記録・再生方式の
説明図である。
【図13】CD−ROMへの光ビーム照射時におけるデ
ィスクの傾きによる光のスポット強度の関係を示す説明
図である。
【図14】DVDへの光ビーム照射時におけるディスク
の傾きによる光のスポット強度の関係を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A、B 光学式情報記録再生装置 1 CD−ROM 2 DVD 4 ターンテーブル 5 スピンドルモーター 7、9 光学ピックアップ 8、10 ガイドレール 13、15 対物レンズ 16、25 ラック 17 切替板 19 ピニオン
フロントページの続き (72)発明者 市浦 秀一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の規格の光学式情報記録ディス
    クにそれぞれ対応して設計された光学ピックアップを選
    択的に駆動する光学式情報記録または再生装置におい
    て、 光学式情報記録ディスクを支持して回転駆動させる回転
    駆動手段と、 前記複数の光学ピックアップを直線的に摺動させる摺動
    案内手段と、 摺動される光学ピックアップの摺動方向と、回転駆動手
    段に支持された光学式情報記録ディスクの半径方向とが
    一致するように、前記回転駆動手段と光学ピックアップ
    の摺動案内手段との相対位置関係を変更する切替手段と
    を、具備することを特徴とする光学式情報記録または再
    生装置。
  2. 【請求項2】 前記切替手段は、前記回転駆動手段の位
    置を変更することを特徴とする請求項1記載の光学式情
    報記録または再生装置。
  3. 【請求項3】 前記切替手段は、前記光学ピックアップ
    の摺動案内手段の位置を変更することを特徴とする請求
    項1記載の光学式情報記録または再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の光学式情報記録または再
    生装置において、切替手段は、枢軸を中心に回動可能で
    回転駆動手段を支持する支持基板からなることを特徴と
    する光学式情報記録または再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の光学式情報記録または再
    生装置において、切替手段は、光学ピックアップの摺動
    方向と直交する方向に平行移動可能で回転駆動手段を支
    持する支持基板からなることを特徴とする光学式情報記
    録または再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の光学式情報記録または再
    生装置において、切替手段は、光学ピックアップの摺動
    方向と直交する方向に平行移動可能で光学ピックアップ
    の摺動案内手段を支持する支持基板からなることを特徴
    とする光学式情報記録または再生装置。
  7. 【請求項7】 個別の摺動案内手段により、複数の光学
    ピックアップがそれぞれ独立して直線的に摺動されるよ
    うになっていることを特徴とする請求項4、5または6
    記載の光学式情報記録または再生装置。
  8. 【請求項8】 共通の摺動案内手段により、複数の光学
    ピックアップを支持する支持体が直線的に摺動されるよ
    うになっていることを特徴とする請求項4、5または6
    記載の光学式情報記録または再生装置。
  9. 【請求項9】 選択的に摺動される光学ピックアップ
    は、共通の駆動手段により前記光学ピックアップの摺動
    案内手段に沿って選択的に摺動されることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の光学
    式情報記録または再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の光学式情報記録または
    再生装置において、 回転駆動手段が、複数の光学ピックアップがそれぞれ独
    立して直線的に摺動される個別の摺動案内手段の延長線
    上に配設されており、 切替手段は、共通の駆動手段が枢軸を中心に回動可能に
    配設された切替板からなり、 該切替板を枢軸を中心に回動することにより、前記共通
    の駆動手段が所定の光学ピックアップを摺動可能とし、
    これによって摺動される所定の光学ピックアップが回転
    駆動手段に支持された光学式情報記録ディスクの半径方
    向と一致して摺動されることを特徴とする光学式情報記
    録または再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の光学式情報記録また
    は再生装置において、 切替板が、光学式情報記録ディスクの回転駆動手段の回
    転軸の軸心を中心に回動可能に設けられており、 前記切替板を前記軸心を中心に回動することによって、
    個別の摺動案内手段のうちの所定の摺動案内手段が選択
    され、前記共通の駆動手段が所定の光学ピックアップを
    摺動可能とし、これによって摺動される所定の光学ピッ
    クアップが回転駆動手段に支持された光学式情報記録デ
    ィスクの半径方向と一致して摺動されることを特徴とす
    る光学式情報記録または再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の光学式情報記録または
    再生装置において、 個別の摺動案内手段が平行して配置されており、 切替手段が枢軸を中心に回動可能で回転駆動手段を支持
    する支持基板からなり、 該支持基板には、光学ピックアップを摺動する共通の駆
    動手段が配設されており、 前記支持基板を枢軸を中心に回動することによって、個
    別の摺動案内手段のうちの所定の摺動案内手段が選択さ
    れ、前記共通の駆動手段が所定の光学ピックアップを摺
    動可能とし、これによって摺動される所定の光学ピック
    アップが回転駆動手段に支持された光学式情報記録ディ
    スクの半径方向と一致して摺動されることを特徴とする
    光学式情報記録または再生装置。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の光学式情報記録または
    再生装置において、 個別の摺動案内手段が平行して配置されており、 切替手段が光学ピックアップの摺動方向と直交する方向
    に平行移動可能で回転駆動手段を支持する支持基板から
    なり、 切替板には、共通の駆動手段が枢軸を中心に回動可能に
    配設されており、 前記支持基板を光学ピックアップの摺動方向と直交する
    方向に平行移動することによって、個別の摺動案内手段
    のうちの所定の摺動案内手段が選択され、前記切替板を
    枢軸を中心に回動することによって、前記共通の駆動手
    段が所定の光学ピックアップを摺動可能とし、これによ
    って摺動される所定の光学ピックアップが回転駆動手段
    に支持された光学式情報記録ディスクの半径方向と一致
    して摺動されることを特徴とする光学式情報記録または
    再生装置。
  14. 【請求項14】 光学ピックアップ側のディスク表面か
    ら情報記録面までの距離が相違する複数の異種の光学式
    情報記録ディスクから情報の再生を行う光学式情報記録
    または再生装置であって、 光学式情報記録ディスク回転駆動用の回転駆動手段と、 各光学式情報記録ディスク用の光ビーム照射手段をそれ
    ぞれ有する複数の光学ピックアップと、 各光学ピックアップをそれぞれ独立してディスクの半径
    方向に摺動させる摺動案内手段と、 光学ピックアップ摺動用の駆動手段と、 該光学ピックアップ摺動用の駆動手段からの駆動力を伝
    達する駆動力伝達手段と、 該駆動力伝達手段と各光学ピックアップに付設された伝
    動手段のうちの何れかとを選択的に係合させるための切
    替手段と、を具備してなることを特徴とする光学式情報
    記録または再生装置。
  15. 【請求項15】 回転駆動手段が各光学ピックアップを
    それぞれ独立して摺動させる摺動案内手段の延長線上に
    配設され、光学ピックアップ摺動用の駆動手段からの駆
    動力を伝達する駆動力伝達手段と各光学ピックアップに
    付設された伝動手段のうちの何れかとを選択的に係合さ
    せるための切替手段が、軸線を中心に回動可能な切替板
    からなり、該切替板には、光学ピックアップ摺動用の駆
    動手段と、前記光学ピックアップ摺動用の駆動手段から
    の駆動力を伝達する駆動力伝達手段とが配設されている
    ことを特徴とする請求項14記載の光学式情報記録また
    は再生装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の光学式情報記録また
    は再生装置において、切替板が、光学式情報記録ディス
    ク回転駆動用の回転駆動手段の回転軸の軸線を中心に回
    動可能とされていることを特徴とする光学式情報記録ま
    たは再生装置。
  17. 【請求項17】 各光学ピックアップをそれぞれ独立し
    て摺動させる摺動案内手段が平行となるように配設さ
    れ、光学ピックアップ摺動用の駆動手段からの駆動力を
    伝達する駆動力伝達手段と各光学ピックアップに付設さ
    れた伝動手段のうちの何れかとを選択的に係合させるた
    めの切替手段が、軸線を中心に回動可能な切替板からな
    り、該切替板には、光学ピックアップ摺動用の駆動手段
    と、該光学ピックアップ摺動用の駆動手段からの駆動力
    を伝達する駆動力伝達手段と、光学式情報記録ディスク
    回転駆動用の回転駆動手段とが配設されていることを特
    徴とする請求項14記載の光学式情報記録または再生装
    置。
  18. 【請求項18】 光学ピックアップ摺動用の駆動手段か
    らの駆動力を伝達する駆動力伝達手段が、歯車機構から
    なり、各光学ピックアップの側部に固設されたラックの
    何れかと選択的に噛合するようになっていることを特徴
    とする請求項14、15、16または17記載の光学式
    情報記録または再生装置。
  19. 【請求項19】 光学ピックアップが、第1の光学式情
    報記録ディスク用の第1の光学ピックアップと、前記第
    1の光学式情報記録用ディスクと同一直径であって、第
    1の光学式情報記録ディスクよりディスク表面から情報
    記録面までの距離が短い第2の光学式情報記録ディスク
    用の第2の光学ピックアップの2種であることを特徴と
    する請求項14、15、16、17または18記載の光
    学式情報記録または再生装置。
  20. 【請求項20】 第1の光学ピックアップが、直径12
    0mmでディスク表面から情報記録面までの距離が1.
    2mmの第1の光学式情報記録ディスクに光ビームを照
    射する光学ピックアップであり、第2の光学ピックアッ
    プが、直径120mmでディスク表面から情報記録面ま
    での距離が0.6mmの第2の光学式情報記録ディスク
    に光ビームを照射する光学ピックアップであることを特
    徴とする請求項19記載の光学式情報記録または再生装
    置。
  21. 【請求項21】 第1の光学ピックアップが、直径12
    0mmでディスク表面から情報記録面までの距離が1.
    2mmの現行記録密度のCD規格の第1の光学式情報記
    録ディスクに光ビームを照射する光学ピックアップであ
    り、第2の光学ピックアップが、直径120mmでディ
    スク表面から情報記録面までの距離が0.6mmの現行
    CDよりも記録密度の高い第2の光学式情報記録ディス
    クに光ビームを照射する光学ピックアップであることを
    特徴とする請求項19記載の光学式情報記録または再生
    装置。
  22. 【請求項22】 第1の光学ピックアップが、直径12
    0mmでディスク表面から情報記録面までの距離が1.
    2mmの現行CDよりも記録密度の高い第1の光学式情
    報記録ディスクに光ビームを照射する光学ピックアップ
    であり、第2の光学ピックアップが、直径120mmで
    ディスク表面から情報記録面までの距離が0.6mmの
    現行CDよりも記録密度の高い第2の光学式情報記録デ
    ィスクに光ビームを照射する光学ピックアップであるこ
    とを特徴とする請求項19記載の光学式情報記録または
    再生装置。
  23. 【請求項23】 光学ピックアップ側のディスク表面か
    ら情報記録面までの距離が相違する複数の異種の光学式
    情報記録ディスクの種類検出用の検出手段が配設されて
    なることを特徴とする請求項14、15、16、17、
    18、19、20、21または22記載の光学式情報記
    録または再生装置。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の光学式情報記録また
    は再生装置において、光学式情報記録ディスクの種類検
    出用の検出手段が、発光素子と光学式情報記録ディスク
    の種類に応じた数の受光素子とからなる非接触型光学式
    検出器であることを特徴とする光学式情報記録または再
    生装置。
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JP (1) JPH08297909A (ja)

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