JPH08296636A - 回転軸受の異常音防止装置 - Google Patents

回転軸受の異常音防止装置

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JPH08296636A
JPH08296636A JP10363795A JP10363795A JPH08296636A JP H08296636 A JPH08296636 A JP H08296636A JP 10363795 A JP10363795 A JP 10363795A JP 10363795 A JP10363795 A JP 10363795A JP H08296636 A JPH08296636 A JP H08296636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
rotary bearing
lubricating oil
heating element
nipple
Prior art date
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Pending
Application number
JP10363795A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisahiro Doi
久博 土肥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP10363795A priority Critical patent/JPH08296636A/ja
Publication of JPH08296636A publication Critical patent/JPH08296636A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寒冷時でも回転軸受の異常音が発生しないよ
うにする。 【構成】 回転軸受のニップル18の内側に温度センサ
21と発熱体23とを設け、温度センサ21により潤滑
油の固化温度よりも低くなっていることが検出された場
合には、発熱体23を発熱させて回転軸受の温度を上昇
させ、潤滑油の流動性を保持する。これにより、回転軸
受の回転部分に十分に潤滑油が供給されることとなり、
異常音発生の防止と回転軸受の長寿命化が図れることに
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機などの回転軸受
から発生する異常音を防止するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビルの屋上には空調設備の室外機や昇降
機の機械室等が設けられている(図4)。図4に示され
るように、空調設備11にはそれに対応する電動機11
aが、昇降機の機械室13には昇降機用の電動機13a
が取り付けられている。これらの電動機は、一般的に
は、図5に示されるような回転軸受を有し、これにより
電動機の回転軸を支持している。回転軸受の構造は、図
5の断面図に示されるように、ハウジング14に外輪1
5a、ボール15b及び内輪15cが組み込まれたもの
であり、電動機の回転軸16は内輪15cに取り付けら
れる。従って、回転軸16が回転すると内輪15cも回
転するが、外輪15aとの間にはボール15bが介在し
ているため、回転軸16が回転している状態で支持でき
る。
【0003】ハウジング14には、ニップル18が取り
付けられる。大抵の場合、取り付けはネジ19により行
われる。ニップル18は、外輪15a、ボール15b及
び内輪15cに対して潤滑油を供給するためのものであ
り、潤滑油を注入するための注入孔20が設けられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、電動機は室内よりも室外に取り付けられるこ
とが多いため、冬期などの寒冷時にはこの潤滑油が固化
してニップルの内壁に付着し(図5中では、これをGで
表している)、外輪15a、ボール15b及び内輪15
cに対して十分に潤滑油が供給されなくなる場合があ
る。潤滑油が十分に供給されないと、軸受から異常音が
発せられ、当該回転軸受の寿命を短くすることにもな
る。
【0005】本発明は以上のような課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、気温が低くなっても十分に潤
滑油を供給できるような構成にすることで、回転軸受の
異常音発生を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、請求項1記載の発明に係る回転軸受の異常
音防止装置においては、回転軸を受ける回転軸受に、該
回転軸受の温度を検出する温度センサと、該回転軸受を
加温する発熱体と、を設け、更に、前記温度センサによ
り検出された温度が所定温度以下になったときには前記
発熱体を発熱させるコントローラを備えることを特徴と
する。
【0007】また、請求項2記載の発明に係る回転軸受
の異常音防止装置においては、回転軸を受ける回転軸受
に、該回転軸受の温度を検出する温度センサと、該回転
軸受を加温する発熱体と、を設け、更に、前記温度セン
サにより検出された温度が該回転軸受に使用されている
潤滑油の固化温よりも低くなったときには前記発熱体を
発熱させるコントローラを備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】以上のような構成を有する請求項1記載の発明
に係る回転軸受の異常音防止装置においては、回転軸受
の温度が温度センサにより監視され、回転軸受が所定温
度以下にならないように保温される。これにより、回転
軸受に使用されている潤滑油の流動状態が維持され、異
常音の発生が防止される。
【0009】請求項2記載の発明に係る回転軸受の異常
音防止装置においては、温度センサにより回転軸受の温
度が監視され、回転軸受が当該回転軸受に使用されてい
る潤滑油の固化温よりも高くなるように保温される。こ
れにより、回転軸受に使用されている潤滑油が固化せ
ず、その流動状態が保持されることとなり、異常音の発
生が防止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、図に
基づいて説明する。なお、従来と同様の構成要素には同
一符号を付しその説明を省略する。
【0011】本実施例において特徴的なことは、ニップ
ル18の内壁に、当該場所の温度を検出する温度センサ
21と、ニップル18の内側を加温する発熱体23と、
を設けたことである(図1)。温度センサ21と発熱体
23とは、図2に示されるように、演算装置24に接続
されている。実施例において、演算装置24は、制御盤
25内に納められている。
【0012】図3は、本発明の動作の流れを示すフロー
チャートである。まず、データが取り込まれると(S1
01)、温度センサ21により温度が検出され(S10
2)、ニップル内の温度が潤滑固化温度よりも高いか否
かが判断される(S103)。ここで、ニップル18内
の温度が潤滑固化温度よりも低かった場合には発熱体2
3がオンされ(S104)、ニップル18内の温度が十
分に上昇するまで発熱体23による加温が行われる。一
方、ニップル18内の温度が潤滑油固化温度よりも高か
った場合には(S103)、実施例においては、ニップ
ル18内の温度が潤滑油固化温度より10℃高くなって
いるかどうかが判断され(S105)、10℃高くなっ
ている場合には発熱体23がオフされ(S106)、そ
うでない場合には10℃高くなるまで電力の供給が継続
される。
【0013】このように、本発明においては、回転軸受
のニップル内の温度が常時監視されている。そして、外
気温が十分に高く、回転軸受の潤滑油が固化しない場合
には発熱体のオフ状態が保持される。一方、外気温が低
く、潤滑油が固化するまで回転軸受が冷えてしまった場
合には、十分に温度が高くなるまで発熱体が発熱し、潤
滑油の流動性が保持される状態になったときに発熱体が
オフされることになる。このため、寒冷時でも、回転軸
受の保温が行われ、潤滑油の流動性が保持され、異常音
の発生やそれに伴う寿命の低化が防止できることにな
る。
【0014】なお、潤滑油の固化温度は、使用される潤
滑油の種類に応じて適宜設定されるものである。これに
ついては、潤滑油の固化温度には限られず、演算装置2
4のプログラムを常法に従って変更することにより容易
に設定変更することができる。いずれにしても、特許請
求の範囲に記載された「所定温度」は、ケースバイケー
スで自由に設定することができる。
【0015】以上本実施例について説明をしてきたが、
本発明に係る回転軸受の異常音防止装置は、特定の回転
軸受についてしか用いられる類いのものではなく、あら
ゆる回転軸受について応用できることが明らかである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る回転
軸受の異常音防止装置においては、回転軸受を保温し、
潤滑油の流動性の維持を通じて異常音の発生を防止する
ことができ、それに伴って回転軸受の寿命を伸ばすこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る回転軸受の異常音防止装置を
取り付けた回転軸受の断面図である。
【図2】 本実施例に係る回転軸受の異常音防止装置の
機能構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明に係る異常音防止装置の動作の流れを
示すフローチャートである。
【図4】 一般的なビルの屋上の状態を示す図である。
【図5】 回転軸受の構造を説明するための断面図であ
る。
【符号の説明】
14 ハウジング、15 軸受、15a 外輪、15b
ボール、15c 内輪、16 回転軸、18 ニップ
ル、21 温度センサ、23 発熱体。
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を受ける回転軸受に、該回転軸受
    の温度を検出する温度センサと、該回転軸受を加温する
    発熱体と、を設け、更に、前記温度センサにより検出さ
    れた温度が所定温度以下になったときには前記発熱体を
    発熱させるコントローラを備えることを特徴とする回転
    軸受の異常音防止装置。
  2. 【請求項2】 回転軸を受ける回転軸受に、該回転軸受
    の温度を検出する温度センサと、該回転軸受を加温する
    発熱体と、を設け、更に、前記温度センサにより検出さ
    れた温度が該回転軸受に使用されている潤滑油の固化温
    よりも低くなったときには前記発熱体を発熱させるコン
    トローラを備えることを特徴とする回転軸受の異常音防
    止装置。
JP10363795A 1995-04-27 1995-04-27 回転軸受の異常音防止装置 Pending JPH08296636A (ja)

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JP10363795A JPH08296636A (ja) 1995-04-27 1995-04-27 回転軸受の異常音防止装置

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JP10363795A JPH08296636A (ja) 1995-04-27 1995-04-27 回転軸受の異常音防止装置

Publications (1)

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JPH08296636A true JPH08296636A (ja) 1996-11-12

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ID=14359289

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JP10363795A Pending JPH08296636A (ja) 1995-04-27 1995-04-27 回転軸受の異常音防止装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19952602C1 (de) * 1999-11-02 2001-05-10 Skf Gmbh Verfahren zum Betreiben einer Lageranordnung und Lageranordnung
KR100791968B1 (ko) * 2006-01-27 2008-01-04 한성석 회전지지부의 오일순환시스템
CN109798303A (zh) * 2019-02-26 2019-05-24 西安交通大学 一种闭式轴承润滑油状态及轴承故障在线监测系统
CN116123103A (zh) * 2023-03-13 2023-05-16 宁波工业供水有限公司 一种大型取水泵及其维护方法

Cited By (6)

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