JPH08296256A - 集合住宅用排水方法及びその設備並びにそれに使用する貯留槽 - Google Patents

集合住宅用排水方法及びその設備並びにそれに使用する貯留槽

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JPH08296256A
JPH08296256A JP12595195A JP12595195A JPH08296256A JP H08296256 A JPH08296256 A JP H08296256A JP 12595195 A JP12595195 A JP 12595195A JP 12595195 A JP12595195 A JP 12595195A JP H08296256 A JPH08296256 A JP H08296256A
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FUKUNAGAHIROSHI KENCHIKU KENKY
FUKUNAGAHIROSHI KENCHIKU KENKYUSHO KK
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FUKUNAGAHIROSHI KENCHIKU KENKY
FUKUNAGAHIROSHI KENCHIKU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水竪管を共用部分として明確に区分するこ
とにより取替メンテナンスを自在にして集合住宅の各住
戸の間取りをいつでも自由に再構築でき、いつでも新鮮
さと高い経済的な価値を維持させる技術の提供。 【構成】 集合住宅の共用部分(廊下9)に設けたパイ
プシャフト25と;パイプシャフト25に設けた排水竪
管26,27と;一端を排水竪管に接続し各住戸に亘る
廊下下面に管部を配置した横引き管23,24と;一端
を横引き管に接続し界壁9a外側に立上げ部を形成し他
端を住戸内に臨ませた接続用横引き管と;一端を接続用
横引き管に接続し他端を排水施設4,14,16,18
の排水側に接続した枝管6,20と;排水施設の排水を
一時貯留する貯留槽1,11A,11Bと;貯留槽内に
配置し前記枝管に接続した排水用自動ポンプ2,12
と;を備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集合住宅における排水
の方法及びその設備並びにそれに使用する貯留槽に関
し、特にプライベート部分(専有部分)とパブリック部
分(共用部分)の区別が明確となり、また、新築時や改
築時に設計者や所有者が任意の場所に排水施設を設置す
ることができ、時間の経過と共に劣化する設備配管類を
容易に取替えることができる様にすることにより、集合
住宅の各住戸が住宅としての機能を維持すると共に、間
取りを自在にできることで住宅の価値を長期間保全でき
るようにした排水方法及びその設備に関する。
【0002】
【従来の技術】住戸は様々な部材や部品、設備を集合し
て構築されている。そして、この住戸での生活の安全性
や衛生性、快適性を追求していく上で水使用施設は最重
要部分となっているのであるが、この住戸からの排水と
しては、キッチンや洗面所、洗濯機から排水される雑水
と、トイレットから排水される汚水の2種類があり、こ
れ等は混ざり合うことなく別系統で排水されなければな
らず、このため竪管としては雑水用と汚水用の2系統が
必要となっている。そして、集合住宅ではこれ等の施設
の配置によって排水用の竪管位置が決定されている。こ
の様に従来の集合住宅では各排水施設位置を設定し、そ
の排水施設の近くに設定した排水用の竪管が複数本各住
戸を上下に貫くように設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、集合住宅の
住戸を構築している部材や部品、設備等は強度や機能上
における耐用年数は様々であり、この集合住宅を長年
月、例えば300年という長いスパンにわたって使用す
る場合、まず、躯体のように技術的な改良を施して長期
間維持できるものと、排水施設のように一定の年限を定
めて定期的な交換メンテナンスが必要なものと分けて考
える必要があり、このうち排水施設においては、その配
置替えが行えれば、住戸全体の時代に即応したリフレッ
シュも行うことができることになる。
【0004】しかしながら、この従来の集合住宅用排水
設備では、前述した様に、排水用の竪管が上下階の住戸
を貫くように設けられているから、新築,改築いずれの
場合においてもプランが制約されるという問題がある。
【0005】竪管が各住戸内で躯体に埋込まれていた
り、横引き管が床下配管方式を余儀無くされているた
め、これ等の取替え工事を行うには、躯体や床等の各部
を破壊しなければならず、大規模工事となる問題があ
る。
【0006】前記横引き管における床下配管方式では、
床に段差が生じて不便であるうえ、その分造作に手間も
掛かるし、また、安全性にも欠けるという問題がある。
【0007】また、プライベートな部分にパブリックな
竪管が貫通しているから、前記のような大規模な取替え
工事を行うには、例えば各住戸住人の全体に係る五分の
四以上の合意が必要となり、また、この場合、仮りに五
分の四以上の同意が得られても残りの五分の一の人達が
資金を準備できない場合、工事費が不足したり、せっか
く賛同を得たにも拘らず負担金増加のため工事に着手す
るのに困難な場合が多いという問題がある。
【0008】更に、プライベートな専有部分にパブリッ
クな竪管が貫通し、そのパブリックな部分が明確に区分
できないから、取替工事を困難なものとし、引いては集
合住宅における設備面の老朽化を早めているという問題
もある。
【0009】排水設備のように住宅の他の部分に比べ早
く老朽化する部分と躯体や屋根等長期間老朽化しない部
分とが同一体となっているため、その修理や交換を困難
なものとしているという問題がある。
【0010】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、まず、プライベートな部分とパブリックな部分とを
明確に区分することができ、集合住宅の各住戸の間取り
が自由であり、かつ、いつでも再構築することができ、
また、そのため、時代の要求に適応した間取りに再構築
することを繰返すことによっていつまでも新鮮さと高い
経済的な価値を維持させておくことができるようにした
集合住宅用排水方法およびその設備並びにそれに使用す
る貯留槽を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として、本発明請求項1記載の集合住宅用排水方
法では、集合住宅の住戸に必要な排水竪管を前記集合住
宅の共用部分に設けると共に該排水竪管から横引き管を
前記共用部分に配置して各住戸前まで延設し、該延設し
た横引き管の終端をそれぞれ各住戸における専有部分と
共用部分との界壁を貫通させて接続用端部として住戸内
に臨ませ、該接続用端部に接続した枝管を間仕切り壁内
または天井スラブ下面に配置して住戸内の排水施設に接
続し、該排水施設の排水は動力にて強制排水させること
とした。尚、ここで排水施設とは、住戸内で水を使用し
て洗浄や洗濯をした後、雑水や汚水として発生する側の
設備をいう。
【0012】請求項2記載の集合住宅用排水設備では、
集合住宅の共用部分に設けたパイプシャフトと;前記パ
イプシャフトに設けた排水竪管と;一端を前記排水竪管
に接続し各住戸に亘る共用部分における廊下下面に管部
を配置した横引き管と;一端を前記横引き管に接続し住
戸における専有部分と共用部分との界壁外側に立上げ部
を形成し他端を接続用端部として前記界壁を貫通して住
戸内に臨ませた接続用横引き管と;一端を前記接続用横
引き管に接続し中間部を間仕切り壁内または天井スラブ
下面に配置し他端を排水施設の排水側に接続した枝管
と;結露防止と防臭防音した点検蓋および貯留部を有し
前記排水施設の排水を一時貯留する貯留槽と;前記貯留
槽内に配置し前記枝管に接続した排水用自動ポンプと;
を備えた構成とした。
【0013】請求項3記載の集合住宅排水設備では、前
記横引き管および接続用横引き管を不燃排水管で形成
し、接続用横引き管の他端位置を床上より少くとも1m
高さに設けた構成とした。
【0014】請求項4記載の集合住宅用排水設備では、
前記枝管は間仕切り壁内または天井スラブ下面にあらか
じめ排水方向に向わせ屈曲部は湾曲させ全体的に緩やか
な弧を描く様に設けた鞘管に挿入して配管されている構
成とした。
【0015】請求項5記載の集合住宅用排水設備に使用
する貯留槽では、貯留部および蓋体を断熱材で形成する
と共に蓋体の密着部にはシール部を設け、排水用自動ポ
ンプ設置下の内底面部は厚さを薄くして凹状に形成し、
排水流入口の下縁部に隆起部を設けた構成とした。
【0016】
【作用】本発明では、集合住宅における住戸に必要な排
水の竪管を各住戸に貫かせず共用部分に設けたことによ
り、新築時は云うに及ばず改築時に至ってもプランを制
約されることなく住戸の間取りの再構築がいつでも自在
に行えることとなり、このため、いつまでも新鮮さと高
い価値観を維持させておくことができる。
【0017】また、住戸内の枝管は間仕切り壁内または
天井スラブ下面を通すから、枝管を配管するための持上
げ部を床面に設ける必要がなく、このため、その分の費
用が不要となるし、改築時においても床を取り壊す必要
もなく、また、排水施設の配置に制限がなくなる。ま
た、ローコストを目的とした集合住宅においては、コス
トダウンのため床を設けていないが、ユニットバスやト
イレット等の部分については床を設ける必要があり、同
一住戸内において床面に段差が生じ、安全性に問題が生
じている。本発明においては、床面に段差が生じないか
ら便利であるし、安全である。
【0018】排水系は自動ポンプによって排水させるか
ら、枝管を自在に立上げることができる。このため、排
水施設の配置を自由にし、各住人の生活スタイルに応じ
た自由な間取りを行うことができる。
【0019】排水用竪管およびそれに接続した横引き管
は共用部分に出て共用であることが明確となるし、枝管
を接続する接続用横引き管は、共用部分から住戸内に臨
ませた他端までを共用部分とすることにより、専有部分
との区別を明確にすることができる。このため、保修や
取替工事時の責任分担を明確にし工事をやり易くするこ
とができる。そして、竪管が住戸内にないことに加え、
排水用ポンプがそれぞれ別体となっているから、プラン
が制約されることがない。
【0020】貯留槽は、住戸からの排水が雑水と汚水と
の2種類があることから雑水系と汚水系に分けられ、こ
のうち雑水系は必要によりキッチン用、洗面所用、洗濯
機用に分けたり、あるいは適宜共用したりして設けるこ
とになる。汚水用は勿論独立設置となる。また、貯留槽
は、設置する場所(排水する高さ)や排水する水量によ
り、その容積や形状が設定され、例えば、キッチン用は
流し台の下方であって比較的狭いスペースに設置するた
めに小さな縦型となる。そして、この場合、貯留槽は点
検蓋を開けて内部の保守点検、引いてはポンプの取替え
も上から容易に行うことができるし、この場合、蛇腹状
パイプを蓋の表裏で挿通させポンプに接続しておくこと
によって蓋の開閉を自在に行うことができる。また、排
水施設の近くに設置することによって排水効率を上げメ
ンテナンスも容易化される。また、内部のメンテナンス
を容易にさせる大きな蓋であってもシールがその臭気の
発散を防止すると共に密閉構造を容易にしている。
【0021】貯留槽を断熱材で形成することにより、貯
留槽への結露を防止すると共に、ポンプの駆動騒音を遮
音することができる。また、ポンプ下方の底面に凹部を
設けたことにより、ポンプの吸込み口をより低く配置さ
せることができるから、貯留槽を床上配置とした状態で
も排水位置の低い水洗便器、浴槽、洗濯機パン等にも使
用することができる。
【0022】排水流入口の隆起部は、排水施設との高低
差をあまり大きく取れない場合でも、流入してきた排水
を逆流させず貯留槽内の水位を高くすることができる。
【0023】また、接続用横引き管は不燃材で形成した
ことにより、その他端が住戸内に臨んでも火災に対し安
全である。
【0024】枝管は全体的に緩やかな弧を描く様に設け
た鞘管に挿入するだけで接続用横引き管方向に配管でき
るから、保修時には天井や壁を開くことなく極めて簡単
に取替えできるし、余分な費用も不要となる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を詳細に説明する。
図1は実施例の排水施設の排水設備を示す説明図、図2
は汚水の排水設備を示す説明図、図3は雑水の排水設備
を示す説明図、図4は集合住宅1層分の排水設備を示す
平面図であり、まず、汚水系の構成から説明する。
【0026】図中1はフラットな床面に直置きするタイ
プの汚水用貯留槽であり、内部に汚水用自動ポンプ2を
備えている。前記汚水用貯留槽1は、蓋体1aおよび貯
留部1bをグラスウール等による断熱材3aを使用して
貯留部1bは上面開口状に形成したものであり、下部に
は流入口3bを有している。この流入口3bの下縁部に
は隆起部3cを設けている。そして、この流入口3bに
は、汚物が前記汚水用自動ポンプ2に掛らないように汚
物を略下向きに誘導するカバー3dを設けている。3e
は固形物を前記汚水用貯留槽1の内底面中央部に集合さ
せ易くした凹部である。図5はその平面形状を示す説明
図であり、凹部3eは流入口3b方向に長く設けてい
る。また、蓋体1aはシール部1dを有しており、通常
はねじ1cで締付けておくものである。
【0027】前記汚水用自動ポンプ2は、固形物を破砕
する能力を有するものであり、本実施例では、より低水
位でも吸水可能なようにラッパ状の吸水口2aを凹部3
eに向けるように備えている。図中aが貯留槽内に流入
した汚水を逆流させない最高水位、bが前記吸水口位置
であり、このaとb間が汚水用自動ポンプ2の作動範囲
となる。
【0028】図10は図4におけるNO2住戸部分を立
体的に示した説明図であり、以下、NO2住戸を代表し
て説明を進める。図1,図2,図10において、4は水
洗便器であって、水勾配を有した排水管5で前記汚水用
貯留槽1の流入口3bに接続されている。
【0029】6は汚水枝管であって、この汚水枝管6
は、前記自動ポンプ2から蓋体1aの貫通穴1eを介し
て間仕切り壁7まで延設した蛇腹状耐圧パイプ6bを接
続して天井側スラブ8の下面まで立上げたフレキシブル
でポンプ容量に対し十分な耐圧性のあるものである。こ
の場合、前記間仕切り壁7と天井側スラブ8には、あら
かじめ内装工事においてフレキシブルなチューブを鞘管
6aとして全体的に緩やかな弧を描く様に取付けてお
り、前記汚水枝管6はこの鞘管6aに挿入することによ
り配管したものである。尚、この鞘管6aは、湾曲部以
外は軽量な、例えばメッシュでパイプ状に形成したもの
を使用してもよい。そして、前記汚水枝管6は、図11
に示すように、住戸における専有部分と共用部分との界
壁(共用部分側外壁)9aの内面を沿って廊下9より上
方に略1m位置まで立下げている。尚、この場所を室内
外接続パイプスペース10としている。
【0030】次に、雑水系を説明する。図3において、
11A,11Bはフラットな床面に直置きするタイプの
雑水用貯留槽であり、前記同様に蓋体11aと貯留部1
1bとを断熱材3aを使用して形成したものであり、貯
留部11bの内部に雑水用自動ポンプ12を備えてい
る。前記雑水用貯留槽11には複数個の流入口13が開
設されている。蓋体11aはシール部1bを有してい
る。尚、本実施例の雑水用貯留槽11および雑水用自動
ポンプ12は前記汚水用貯留槽1および汚水用自動ポン
プ2と略同様に形成したものであるため、該汚水用貯留
槽1および汚水用自動ポンプ2と同一構成部分は同一の
符号を付してその説明は省略する。
【0031】尚、ここで図6は前記汚水用貯留槽1を示
し図8はそのポンプ配置要領を示している。また、図7
は雑水用貯留槽11A,11Bを示し図9はそのポンプ
配置要領を示しているが、各貯留槽共リバース用流入口
を有しており、この場合、不要部分には盲蓋で密閉して
使用することになる。尚、前記流入口は排出用パイプを
通して排出用にも兼用することもできる。
【0032】また、雑水系に戻って説明するが、図1,
図10において、14は洗面化粧台の洗面器であって、
洗面器用枝管15で間仕切り壁7を介し前記雑水用貯留
槽11Aと接続されている。
【0033】16は流し台のシンクであって、図12に
も示すように、シンク用枝管17で間仕切り壁7を介し
雑水用貯留槽11Bと接続されている。
【0034】18は浴槽であって、浴槽用枝管19で前
記雑水用貯留槽11Aと接続されている。尚、この雑水
用貯留槽11Aは前記汚水用貯留槽1と共にトイレット
内に設置されている。また、この場合、浴槽側にも単独
で貯留槽を設けてもよい。
【0035】20,20はそれぞれ前記雑水用の自動ポ
ンプ12,12から間仕切り壁7を介して天井側スラブ
8の下面まで立上げた雑水枝管であって、この場合も前
記同様に、鞘管6aに挿入することにより雑水用枝管2
0を前記汚水用枝管6に沿って廊下側外壁9a内面の室
内外接続パイプスペース10に集合させている。
【0036】図13はパイプスペース10を示してお
り、図中21,22は前記汚水枝管6と雑水枝管20を
住戸内(専有部分)から廊下(共用部分)側へ接続する
接続用横引き管であって、不燃排水管によって形成され
た前記住戸内の1m立上げ部21a,22aと壁貫通部
21b,22b、および廊下の下面まで達する立下げ部
21c,22cとからなっている。この場合、雑水枝管
20,20は1m立上げ部22aの終端で合流させるた
め、横笛状の連結治具を使用する。図13は各終端に掃
除口dを設けるため、ティーズやクロスを使用して組立
て、盲栓eで密栓した状態を示す。また、23は前記接
続管21を後述するパイプシャフトまで延設する汚水用
横引き管、24は同じく雑水用横引き管である。
【0037】25は廊下9の一端側に設けたパイプシャ
フトであって、汚水用竪管26、雑水用竪管27、その
他給水用竪管や通気管等が配管されている。そして、前
記汚水用竪管23と雑水用横引き管24は前記パイプシ
ャフト25内でそれぞれ汚水用竪管26と雑水用竪管2
7とに接続されている。尚、前記廊下下面には前記パイ
プシャフトからのガス、電気、テレビ等の配管を通し必
要個所で横の壁のスリーブ穴から下層階へ通線させてい
る。
【0038】次に、実施例の作用を説明する。まず、水
洗便器4の使用毎に汚水が排水管5を介し汚水用貯留槽
1内に流入してくる。この場合、汚水は勢いがついてい
るから流入口の隆起部3cを乗越えて貯留槽内に流入
し、流入後はこの隆起部3cが障壁となって水洗便器側
へは逆流が防止され水位も高まる。
【0039】この汚水用貯留槽1に所定水位aまで汚水
が達すると水位bとなるまで検知器(図示せず)の検出
によって自動ポンプ2が作動し汚物を破砕し揚水を始め
る。この汚水は汚水枝管6によって一担天井側スラブ8
の下面まで達した後、その天井下面に沿って共用部分側
外壁9の内面まで横移送される。そして、この壁面に沿
って室内外接続パイプスペース10まで下った後、接続
用横引き管21にて住戸外へ出される。この住戸外で
は、廊下下面の汚水用横引き管23でパイプシャフト2
5まで移送され、このパイプシャフト内で汚水用竪管2
6に流入される。
【0040】次に、洗面器14,シンク16または浴槽
18の使用毎に雑水が洗面器用枝管15,シンク用枝管
17または浴槽用枝管19を介し雑水用貯留槽11内に
流入してくる。この雑水用貯留槽11内に所定水位まで
雑水が達すると、前記同様に、検知器(図示せず)の検
出によって自動ポンプ12が作動し揚水を始める。この
雑水は雑水枝管20によって一担天井側スラブ8の下面
まで達した後、その天井下面、共用部分外壁6の内面を
介し室内外接続パイプスペース10まで下った後、接続
用横引き管22にて住戸外へ出され、雑水用横引き管2
4にてパイプシャフト25内の雑水用竪管27に送水さ
れる。
【0041】以上、説明してきたように、本実施例で
は、汚水や雑水の住戸内での横移送は、ポンプの揚水力
にて間仕切り壁7内、または天井側スラブ8の下面を介
して行うため、枝管を床面上に設けなくても排水するこ
とができる。パイプスペース25を住戸外に設けると共
にその内部に汚水と雑水用の竪管を設けたため、住戸内
で上層階または下層階へ貫通する竪管が不要となり、前
記間仕切り壁7内、または天井側スラブ8の下面の汚水
用枝管6と雑水用枝管20との配管位置や配管長さを変
更するだけで前記水洗便器4や洗面器14,シンク1
6,浴槽18等を適当な位置に配置換えすることができ
る。
【0042】また、汚水用の貯留槽1と雑水用の貯留槽
11は断熱材で成形したため結露やポンプの駆動音の音
もれを防止し、カバー3dは汚物飛散によるポンプの汚
れや腐食を防止することができる。
【0043】ポンプの排水用パイプは蛇腹状枝管で蓋体
を挿通させているため、メンテナンス時の蓋体の開閉が
簡単であり、メンテナンスを効率よく行なうことができ
る。
【0044】また、隆起部3cを設けたため、水勾配を
大きく取れないものでも逆流を防止し水位を高めること
ができる。
【0045】住戸における専有部分と共用部分との界壁
を貫通する接続用横引き管21,22を設けたため、壁
面を降りた住戸内枝管を共用部分に配管した横引き管と
接続できるから、枝管を床上に設けなくても良い。ま
た、接続用横引き管を不燃材で形成した事により、その
他端が住戸内に臨んでも火災に対し安全である。
【0046】枝管6,20は、全体的に緩やかな弧を描
くように設けた鞘管6aに挿入するだけで接続用横引き
管21,22方向に配管できるから、保修時には天井や
壁を開くことなく極めて簡単に取替えできるし、余分な
費用も不要となる。
【0047】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。
【0048】例えば貯留槽1,11はフラットな床面に
直置きするとしたが、これに限らず、図14に示す様に
床面を一部切欠8bし(この場合ワッフルスラブが適当
であるが)、その分貯留槽を沈めることによって、より
低い排水口を有するものでも充分な水位差を設けること
もできる。
【0049】また、図15に示す様に、貯留槽内に間仕
切り30を設け、一方に小型のポンプ31を設置してわ
ずかな雑水をくみ上げて排水ポンプ側に適宜水位が得ら
れるまで助力させてもよい。図中32はオイルフィルタ
である。尚、間仕切り30を着脱自在として前記実施例
のような単独型との兼用型とし、必要に応じて上記構成
とすることもできる。
【0050】ポンプから間仕切り壁までの立ち上げ用パ
イプは蓋体を挿通して立ち上げるとしたが、これに限ら
ず、図16に示す様に、固定部33を一部に設け、これ
にポンプからのパイプを挿通させて外部へ出す様にして
もよい。
【0051】実施例では、雑水枝管20は立上げ部22
aで集合させるとしたが、これを集合させず、各雑水枝
管を雑水用横引き管24まで延設してそれぞれ単独に接
続するようにしてもよい。
【0052】各枝管は、水洗便器やキッチン、浴槽およ
び洗面器の近くに置いたポンプで直接横引き管に排水す
るとしたが、特に雑水系の場合、横引き管に接続する前
に各所から排水される雑水を貯留するボックスを設け、
このボックスのポンプで改めて横引き管方向へ排水させ
るようにしてもよい。
【0053】図17に示すように、貯留槽から排水する
途中に逆流防止槽34を設けてもよい。また、各配管の
途中に逆流防止弁を設けてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明の集
合住宅用排水方法及びその設備にあっては、前記構成と
したため、集合住宅における住戸に必要な排水の竪管を
各住戸に貫かせず共用部分に設けたことにより、新築時
は云うに及ばず改築時に至ってもプランを制約されるこ
となく住戸の間取りの再構築がいつでも自在に行えるこ
ととなり、このため、いつまでも新鮮さと高い経済的な
価値を維持させておくことができる。
【0055】また、住戸内の枝管は間仕切り壁内または
天井スラブ下面を通すから、枝管を配管するための持上
げ部を床面に設ける必要がなく、このため、その分の費
用が不要となるし、改築時においても床を取り壊す必要
もなく、また、排水施設の配置に制限がなくなる。ま
た、床面に段差がないから便利であるし、安全である。
【0056】排水系は自動ポンプによって排水させるか
ら、枝管を自在に立上げることができる。このため、排
水施設の配置を自由にし、各階バラエティに富んだ間取
りを行うことができる。
【0057】排水用竪管およびそれに接続した横引き管
は共用部分に出て共用であることが明確となるし、枝管
を接続する接続用横引き管は、共用部分から住戸内に臨
ませた他端までを共用部分とすることにより、専有部分
との区別を明確にすることができる。このため、保修や
取替工事時の責任分担を明確にし工事をやり易くするこ
とができる。
【0058】貯留槽は点検蓋を開けて内部の保守点検、
引いてはポンプの取替えも上から容易に行うことができ
るし、この場合、蛇腹状パイプを蓋の表裏で挿通させポ
ンプに接続しておくことによって蓋の開閉を自在に行う
ことができる。また、排水施設の近くに設置することに
よって排水効率を上げメンテナンスも容易化される。ま
た、内部のメンテナンスを容易にさせる大きな蓋であっ
てもシールがその臭気の発散を防止すると共に密閉構造
を容易にしている。
【0059】貯留槽を断熱材で形成することにより、貯
留槽への結露を防止すると共に、ポンプの駆動騒音を遮
音することができる。また、ポンプ下方の底面に凹部を
設けたことにより、ポンプの吸込み口をより低く配置さ
せることができるから、貯留槽を床上配置とした状態で
も排水位置の低い水洗便器、浴槽、洗濯機パン等にも使
用することができる。
【0060】排水流入口の隆起部は、排水施設との高低
差をあまり大きく取れない場合でも、流入してきた排水
を逆流させず貯留槽内の水位を高くすることができる。
【0061】また、接続用横引き管は不燃材で形成した
ことにより、その他端が住戸内に臨んでも火災に対し安
全である。
【0062】枝管は全体的に緩やかな弧を描く様に設け
た鞘管に挿入するだけで接続用横引き管方向に配管でき
るから、保修時には天井や壁を開くことなく極めて簡単
に取替えできるし、余分な費用も不要となるなどの効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の排水施設の排水設備を示す説明
図である。
【図2】実施例の汚水の排水設備を示す説明図である。
【図3】実施例の雑水の排水設備を示す説明図である。
【図4】実施例の集合住宅1層分の排水設備を示す平面
図である。
【図5】実施例の貯留槽の内底面を示す説明図である。
【図6】実施例の汚水用貯留槽を示す斜視図である。
【図7】実施例の雑水用貯留槽を示す斜視図である。
【図8】実施例の汚水用貯留槽を示す透視図である。
【図9】実施例の雑水用貯留槽を示す透視図である。
【図10】図4におけるNO2住戸部分を立体的に示す
説明図である。
【図11】実施例の汚水枝管の配管状態を立体的に示す
説明図である。
【図12】実施例のキッチンにおける雑水枝管の配管状
態を立体的に示す説明図である。
【図13】実施例の接続用横引き管部を示す説明図であ
る。
【図14】他の例の貯留槽の設置状態を示す断面図であ
る。
【図15】他の例の貯留槽構造を示す断面図である。
【図16】他の例の貯留槽を示す斜視図である。
【図17】他の例の逆流防止槽を示す説明図である。
【符号の説明】
1 汚水用貯留槽 1a 貯留槽の蓋体 1b 貯留槽の貯留部 1d 蓋体のシール部 2 汚水用自動ポンプ 3b 流入口 3c 隆起部 3e 凹部 4 水洗便器 6 汚水枝管 6a 鞘管 7 間仕切り壁 8 天井側スラブ 9a 界壁 11A,11B 雑水用貯留槽 12 雑水用自動ポンプ 14 洗面器 15 洗面器用枝管(雑水) 16 シンク 17 シンク用枝管(雑水) 18 浴槽 19 浴槽用枝管(雑水) 20 雑水用枝管 21,22 接続用横引き管 23 汚水用横引き管 24 雑水用横引き管 25 パイプシャフト 26 汚水用竪管 27 雑水用竪管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合住宅の住戸に必要な排水竪管を前記
    集合住宅の共用部分に設けると共に該排水竪管から横引
    き管を前記共用部分に配置して各住戸前まで延設し、該
    延設した横引き管の終端をそれぞれ各住戸における専有
    部分と共用部分との界壁を貫通させて接続用端部として
    住戸内に臨ませ、該接続用端部に接続した枝管を間仕切
    り壁内または天井スラブ下面に配置して住戸内の排水施
    設に接続し、該排水施設の排水は動力にて強制排水させ
    ることを特徴とした集合住宅用排水方法。
  2. 【請求項2】 集合住宅の共用部分に設けたパイプシャ
    フトと;前記パイプシャフトに設けた排水竪管と;一端
    を前記排水竪管に接続し各住戸に亘る共用部分における
    廊下下面に管部を配置した横引き管と;一端を前記横引
    き管に接続し住戸における専有部分と共用部分との界壁
    外側に立上げ部を形成し他端を接続用端部として前記界
    壁を貫通して住戸内に臨ませた接続用横引き管と;一端
    を前記接続用横引き管に接続し中間部を間仕切り壁内ま
    たは天井スラブ下面に配置し他端を排水施設の排水側に
    接続した枝管と;結露防止と防臭防音した点検蓋および
    貯留部を有し前記排水施設の排水を一時貯留する貯留槽
    と;前記貯留槽内に配置し前記枝管に接続した排水用自
    動ポンプと;を備えたことを特徴とする集合住宅用排水
    設備。
  3. 【請求項3】 前記横引き管および接続用横引き管を不
    燃排水管で形成し、接続用横引き管の他端位置を床上よ
    り少くとも1m高さに設けた請求項2記載の集合住宅用
    排水設備。
  4. 【請求項4】 前記枝管は間仕切り壁内または天井スラ
    ブ下面にあらかじめ排水方向に向わせ屈曲部は湾曲させ
    全体的に緩やかな弧を描く様に設けた鞘管に挿入して配
    管されている請求項2または3記載の集合住宅用排水設
    備。
  5. 【請求項5】 貯留部および蓋体を断熱材で形成すると
    共に蓋体の密着部にはシール部を設け、排水用自動ポン
    プ設置下の内底面部は厚さを薄くして凹状に形成し、排
    水流入口の下縁部に隆起部を設けた請求項2,3または
    4記載の集合住宅用排水設備に使用する貯留槽。
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