JPH0352852Y2 - - Google Patents
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- JPH0352852Y2 JPH0352852Y2 JP1986099657U JP9965786U JPH0352852Y2 JP H0352852 Y2 JPH0352852 Y2 JP H0352852Y2 JP 1986099657 U JP1986099657 U JP 1986099657U JP 9965786 U JP9965786 U JP 9965786U JP H0352852 Y2 JPH0352852 Y2 JP H0352852Y2
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Landscapes
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Sewage (AREA)
Description
この考案は、コンパクトで搬送可能な水洗トイ
レの排水管配管装置に関し、特に集合住宅等の共
用排水管、または公共下水道の位置に制約され
ず、家屋内トイレはもとより、工事現場等の仮設
トイレとしても使用し得る水洗トイレの排水管排
水装置に関する。
レの排水管配管装置に関し、特に集合住宅等の共
用排水管、または公共下水道の位置に制約され
ず、家屋内トイレはもとより、工事現場等の仮設
トイレとしても使用し得る水洗トイレの排水管排
水装置に関する。
従来、家屋内に設置される水洗トイレや、洗濯
場・洗面所・浴室等のための配管装置としては、
例えば、第12図に示すものがある。尚配管とし
ては、給水管と、排水管とに大別されるが、この
考案は排水管に関するものであるので、給水管に
ついては省略してある。図において、1は洗濯
場・洗面所・浴室等に接続した雑排水管、2は便
所(大便器排水管、手洗器用排水管)に接続した
汚水排水管、3はPS4内に配管された共用立管
であつて、上記排水管1,2が接続され、室内か
ら生じた排水を外部へ排水する。そして、共用立
管3は、他の水場廻りゾーン、例えば、台所等キ
ツチンゾーンごとに必要である。これについては
省略する。 以上のように、従来の配管装置では、住戸内の
水場廻りゾーンごと(浴室・便所・洗面所・洗濯
場等のバス・サニタリゾーン、洗し等のキツチン
ゾーン)に排水用の共用立管が必要であつた。特
に集合住宅という特殊性から生活の時間帯により
水の使用時間が異なり水使用による音(流下音、
伸縮音)により生活の快適性を損うという問題点
があつた。 また、水場廻りゾーン毎に必要であつた立管は
その位置を変更できず、また、新たに住戸毎に増
設することは不可能であつた。そこで、居住者の
ライフサイクル、ライフステージの要請から万一
少し変更しようとする場合には、配管径、距離、
勾配等の排水条件に制約され、住戸の二重床を上
げ、さらには住戸全体としては床面の不揃から利
便性に欠け、また居住空間を小さくするという問
題点があつた。 さらに、水場廻りの増設にあつては、当該配管
径路(二重床内)から大規模な改修工事を必要と
し、居住者に与える負担も過大であるという問題
点があつた。集合住宅以外の非木造建物で、かつ
地下階に便所あるいは流し程度の水場を設ける場
合、またこれ等が点在している場合には、当該施
設に必要な汚水槽、動力設備、排水設備(ポン
プ、配管等)及び附属設備等を要し、これに対す
る作業の手間と費用はきわめて大であつた。 一方、これ等建物の工事段階での仮設便所・手
洗い施設に関しても、工事の進捗段階での移設の
煩しさ、費用からその設置数も少く、不衛生で、
かつ作業能率の観点から歩止りにも影響が大であ
つた。 また、公共施設の下水道本管への接続にあたつ
て本管が遠く、起状のある地勢では、新規に下水
本管の延長あるいは布設替等、また埋設深さにも
影響し、その作業の手間と費用が非常にかかると
いう問題点があつた。 この考案は上記のような問題点を解決するため
になされたものであつて、コンパクトで所望の適
切な位置に設置し得る便所ユニツト内の処理部に
バス・サニタリゾーン等で生じた汚水を合流さ
せ、この処理部から共用立管へ圧送排水する排水
管配管装置を提供することを目的とする。
場・洗面所・浴室等のための配管装置としては、
例えば、第12図に示すものがある。尚配管とし
ては、給水管と、排水管とに大別されるが、この
考案は排水管に関するものであるので、給水管に
ついては省略してある。図において、1は洗濯
場・洗面所・浴室等に接続した雑排水管、2は便
所(大便器排水管、手洗器用排水管)に接続した
汚水排水管、3はPS4内に配管された共用立管
であつて、上記排水管1,2が接続され、室内か
ら生じた排水を外部へ排水する。そして、共用立
管3は、他の水場廻りゾーン、例えば、台所等キ
ツチンゾーンごとに必要である。これについては
省略する。 以上のように、従来の配管装置では、住戸内の
水場廻りゾーンごと(浴室・便所・洗面所・洗濯
場等のバス・サニタリゾーン、洗し等のキツチン
ゾーン)に排水用の共用立管が必要であつた。特
に集合住宅という特殊性から生活の時間帯により
水の使用時間が異なり水使用による音(流下音、
伸縮音)により生活の快適性を損うという問題点
があつた。 また、水場廻りゾーン毎に必要であつた立管は
その位置を変更できず、また、新たに住戸毎に増
設することは不可能であつた。そこで、居住者の
ライフサイクル、ライフステージの要請から万一
少し変更しようとする場合には、配管径、距離、
勾配等の排水条件に制約され、住戸の二重床を上
げ、さらには住戸全体としては床面の不揃から利
便性に欠け、また居住空間を小さくするという問
題点があつた。 さらに、水場廻りの増設にあつては、当該配管
径路(二重床内)から大規模な改修工事を必要と
し、居住者に与える負担も過大であるという問題
点があつた。集合住宅以外の非木造建物で、かつ
地下階に便所あるいは流し程度の水場を設ける場
合、またこれ等が点在している場合には、当該施
設に必要な汚水槽、動力設備、排水設備(ポン
プ、配管等)及び附属設備等を要し、これに対す
る作業の手間と費用はきわめて大であつた。 一方、これ等建物の工事段階での仮設便所・手
洗い施設に関しても、工事の進捗段階での移設の
煩しさ、費用からその設置数も少く、不衛生で、
かつ作業能率の観点から歩止りにも影響が大であ
つた。 また、公共施設の下水道本管への接続にあたつ
て本管が遠く、起状のある地勢では、新規に下水
本管の延長あるいは布設替等、また埋設深さにも
影響し、その作業の手間と費用が非常にかかると
いう問題点があつた。 この考案は上記のような問題点を解決するため
になされたものであつて、コンパクトで所望の適
切な位置に設置し得る便所ユニツト内の処理部に
バス・サニタリゾーン等で生じた汚水を合流さ
せ、この処理部から共用立管へ圧送排水する排水
管配管装置を提供することを目的とする。
以下、この考案の一実施例について、図面を参
照して説明する。 この考案は、まず第1,4,7図に示すよう
に、搬送可能なボツクス形の便所ユニツト5と、
この便所ユニツト5内の床上に設置された大便器
8と、便所ユニツト5内で、この大便器8の後方
上位に配置された大便器洗浄タンク7と、便所ユ
ニツト5内で、大便器8の後方かつ大便器洗浄タ
ンク7の下方に配置された処理部6とを備える水
洗トイレの排水管配管装置である。 第1〜7図のように、前記処理部6には、大便
器8からの汚物等を含む排水を導く大便器排水管
2aが接続されている。また、便所ユニツト5が
家屋内に設置される場合には、通常、処理部6に
は、便所ユニツト5外の洗濯場・洗面所・浴室等
で生じた排水を導く排水管1と、便所ユニツト5
内に設置されてもよい手洗器9からの使用済水を
導く手洗器用排水管2bとが接続される。しか
し、便所ユニツト5が工事現場等、家屋外に設置
される場合、少なくとも排水管1の接続は省略さ
れる。しかし、処理部6が、排水管1および手洗
器用排水管2aの接続口を有することにより、便
所ユニツト5の汎用性が高くなつている。 また、この処理部6は、大便器排水管2a、排
水管1および手洗器用排水管2bのうち、少なく
とも大便器排水管2aから導入された排水中に含
まれる固形物を破砕する粉砕液化部6aと、この
粉砕液化部6aを通過した排水を処理部6から外
部へ送り出すための圧送部6bとを有し、この圧
送部6bには、この圧送部6bから圧送された排
水を、便所ユニツト5の外部に設けられた共用立
管3等へ導くための、圧送部611,3aが接続
されている。図示の実施例の場合の便所ユニツト
5等について、下記においてさらに説明する。 そこで、まず、便所ユニツト5について説明す
る。第1図乃至第5図に示すように、便所ユニツ
ト5は、搬送可能なボツクス形式に形成され、大
便器洗浄タンク7を有する大便器8と、この大便
器8に接続された上記処理部6と、手洗器9と、
照明部10と、収納ボツクス11と、換気扇12
とが設置されている。尚さらに、必要な装置を設
置することも可能である。 ここで、上記処理部6は第2図示のように、便
所ユニツト5の床パン5a後方に収納配置されて
いる。この処理部6は、第6図に示すように汚物
等を粉砕して液化させる粉砕液化部6aとこの液
化された汚物等を共用立管3へ圧送する圧送部6
bを有する。図において、601はモータ、60
2はポンプ、603は駆動部(マイクロスイツチ
内蔵)、604はカツタ、605はチエツキ弁、
606はチエツキ弁(換気弁)、607はフロー
ト、608はケース、609は封水、610はフ
タ、611は圧送横枝管、612,613は雑排
水管である。尚、雑排水管613は第1図〜第5
図、第7図のように手洗器と接続してもよいが、
浴室、洗面所等の雑排水を分岐させて雑排水処理
としてもよい。そして、この処理部6には、第7
図示のように、洗濯場・洗面所・浴室等で生じた
排水を排出する排水管1と、大便器8からの汚物
等を排水する大便器排水管2aと、便所ユニツト
5内の手洗器9から使用済水を排出する手洗器用
排水管2bと、共用立管3へ接続する圧送横枝管
3aとが接続されている。従つて、第8図示のよ
うに浴室・便所・洗面所・洗濯場等のバス・サニ
タリゾーンで生じた汚水等は、排水管1,2a,
2bによつて、全て処理部6へ集合された後、圧
送横枝管3aを介して、住戸外に配置された共用
立管3へ圧送される。 次に、便所ユニツト5内の配管について第1図
乃至第4図を参照して説明する。1は洗面所等に
接続された上記排水管、2a,2bも上述の大便
器および手洗器用排水管、3aは共用立管3へ接
続した上述の圧送横枝管、10aは照明部10の
照明用配線、12aは換気扇12の換気用ダク
ト、12bは同じく換気扇用配線、13は立下り
給水管であつて、大便器洗浄タンク用給水管13
aと、手洗器用給水管13bとが分岐形成されて
いる。 この考案によると、大便器8および処理部6等
が便所ユニツト5内にコンパクトに収納されてい
るので、便所ユニツト5を種々な場所に設置する
ことが容易であり、便所の新設、増設、改修等に
便利であり、そのほか例えば物置等に便所ユニツ
ト5を設置することで、物置を便所に改修するこ
ともきわめて容易である。さらに、便所ユニツト
5内の処理部6は、排水中の糞尿、紙等の固形物
を粉砕した後、外部の共用立管3または公共下水
道等へ圧送することができるので、固形物を粉砕
しない場合と比較して、圧送管611,3aの口
径を小さくしてコンパクトにすることが可能であ
り、同時に、圧送能力を有することにより、便所
ユニツト5の設置位置が、、共用立管3や公共下
水道の位置に制約されず、また逆にそれらの配置
位置を制約することがなく、したがつて、集合住
宅等の共用排水管3等を補修等の容易な所望の位
置に設けることも可能にする。 次に、従来物入れだつた場所Aを便所に改修す
る場合の配管装置について第9図を参照して説明
する。この場合にも、上述の処理部6を設けた便
所ユニツト5を場所Aに配置する。そして、従来
の便所の給水管から新たに天井を配管して給水管
40を便所ユニツト5の立下り給水管15に接続
すると共に、便所ユニツト5の処理部6から住戸
外の共用立管3に接続した圧送横枝管3aを天井
配管する。 従つて、新たな場所に便所を増設する場合にお
いても壁床面工事を最小限にすることができ、簡
単な天井配管工事を行うだけでよい。 以上のように、この考案に係る配管装置によれ
ば以下の効果が得られる。 (1) 集合住宅の水場廻りについて 住戸内分流式の配管装置であつても住戸外の
共用部分に1共用立管を配管する合流式が可能
となり、かつ、同一階の数戸分をまとめること
ができ、きわめて効率がよく、生活環境も高水
準の住戸が得られる。 また、汚水は便所ユニツト5の処理部6に合
流させ、かつ圧送して住戸外の共用立管3へ排
出するので、便所の変更、増設に際してもその
工事が簡単で、(イ)ライフスタイルの多様化
による便所の変更等に対応でき、また(ロ)計
画段階のレイアウトのバリエーシヨン(少量少
品種)の拡大が図れる。 (イ)住戸内の立管が不要となるのでPSが
省略でき、また(ロ)圧送するので、排水管の
勾配等にスペースを考えることが不要となり、
二重床重を最小寸法に抑えることが可能とな
り、住居空間の拡大が図れる。 (イ)住戸内から立管がなくなるために騒音
の減少(流下音、伸縮音)が図れ、また(ロ)
器具の封水保護対策(通気管、一管式の場合の
特殊継手の使用)が不要で、高層建物になるほ
ど優位性が大きい。 その他として、立管の省略、特殊継手不要、
排水横枝管の管径縮少、必要工数の減少及びレ
イアウトによつては換気径路の短縮等が可能と
なる。 (2) 便所ユニツトの活用について 上述のように、この考案によれば、施工が簡
単で、設置場所に対する制約がほとんどなく、
さらに、増設に伴う床、壁等の取崩し、補修が
最小限で済むので、身障者・寝たきり老人等及
び一般住宅の増築便所としての対応が容易であ
る。 第10図aのように地下の小規模便所の場
合、多数の設備、工事等を必要とするが、この
考案によれば、第10図bのように(イ)汚水
槽及び附属設備(マンホール、液面制御装置、
排気管、動力設備)等が不要であり、またロ汚
物ポンプ・揚水管(従来の)・弁類等が不要な
ので、特に地下1階等の小規模便所に最適であ
る。 公共下水道が延長不可能な場合でも第11図
示のように、(イ)施工が簡単であり、(ロ)管
路の根伐・埋戻し、補修も最小限で済み、(ハ)
敷設方法によつては互換性も可能となる。 (3) 仮設用便所ユニツトへの応用について 従来の仮設用便所ユニツトの場合、設置、移設
は非常に手間がかかつた。しかし、この考案によ
れば、 a 本体(ユニツト)の設置・移設が簡単であ
る。 b 給・排水管とも新規配管・切替が不要で、管
材の無駄がない。特に給・排水管をフレキシブ
ル材を使用すればより作業能率等の向上が図れ
る。 c 地下1階まで設置可能で関連設備(汚水槽ポ
ンプ等)も不要である。 d場内が非常に衛生的である。 e ポリ製容器(従来の小便器)としないため、
回収作業(人夫による)が不要で、かつ汚い作
業から解放される。 尚、給・排水管をフレキシブル材としてその長
さを自由に変更可能なようにリールを便所ユニツ
トの上部へ巻回して収納しておくとよい。
照して説明する。 この考案は、まず第1,4,7図に示すよう
に、搬送可能なボツクス形の便所ユニツト5と、
この便所ユニツト5内の床上に設置された大便器
8と、便所ユニツト5内で、この大便器8の後方
上位に配置された大便器洗浄タンク7と、便所ユ
ニツト5内で、大便器8の後方かつ大便器洗浄タ
ンク7の下方に配置された処理部6とを備える水
洗トイレの排水管配管装置である。 第1〜7図のように、前記処理部6には、大便
器8からの汚物等を含む排水を導く大便器排水管
2aが接続されている。また、便所ユニツト5が
家屋内に設置される場合には、通常、処理部6に
は、便所ユニツト5外の洗濯場・洗面所・浴室等
で生じた排水を導く排水管1と、便所ユニツト5
内に設置されてもよい手洗器9からの使用済水を
導く手洗器用排水管2bとが接続される。しか
し、便所ユニツト5が工事現場等、家屋外に設置
される場合、少なくとも排水管1の接続は省略さ
れる。しかし、処理部6が、排水管1および手洗
器用排水管2aの接続口を有することにより、便
所ユニツト5の汎用性が高くなつている。 また、この処理部6は、大便器排水管2a、排
水管1および手洗器用排水管2bのうち、少なく
とも大便器排水管2aから導入された排水中に含
まれる固形物を破砕する粉砕液化部6aと、この
粉砕液化部6aを通過した排水を処理部6から外
部へ送り出すための圧送部6bとを有し、この圧
送部6bには、この圧送部6bから圧送された排
水を、便所ユニツト5の外部に設けられた共用立
管3等へ導くための、圧送部611,3aが接続
されている。図示の実施例の場合の便所ユニツト
5等について、下記においてさらに説明する。 そこで、まず、便所ユニツト5について説明す
る。第1図乃至第5図に示すように、便所ユニツ
ト5は、搬送可能なボツクス形式に形成され、大
便器洗浄タンク7を有する大便器8と、この大便
器8に接続された上記処理部6と、手洗器9と、
照明部10と、収納ボツクス11と、換気扇12
とが設置されている。尚さらに、必要な装置を設
置することも可能である。 ここで、上記処理部6は第2図示のように、便
所ユニツト5の床パン5a後方に収納配置されて
いる。この処理部6は、第6図に示すように汚物
等を粉砕して液化させる粉砕液化部6aとこの液
化された汚物等を共用立管3へ圧送する圧送部6
bを有する。図において、601はモータ、60
2はポンプ、603は駆動部(マイクロスイツチ
内蔵)、604はカツタ、605はチエツキ弁、
606はチエツキ弁(換気弁)、607はフロー
ト、608はケース、609は封水、610はフ
タ、611は圧送横枝管、612,613は雑排
水管である。尚、雑排水管613は第1図〜第5
図、第7図のように手洗器と接続してもよいが、
浴室、洗面所等の雑排水を分岐させて雑排水処理
としてもよい。そして、この処理部6には、第7
図示のように、洗濯場・洗面所・浴室等で生じた
排水を排出する排水管1と、大便器8からの汚物
等を排水する大便器排水管2aと、便所ユニツト
5内の手洗器9から使用済水を排出する手洗器用
排水管2bと、共用立管3へ接続する圧送横枝管
3aとが接続されている。従つて、第8図示のよ
うに浴室・便所・洗面所・洗濯場等のバス・サニ
タリゾーンで生じた汚水等は、排水管1,2a,
2bによつて、全て処理部6へ集合された後、圧
送横枝管3aを介して、住戸外に配置された共用
立管3へ圧送される。 次に、便所ユニツト5内の配管について第1図
乃至第4図を参照して説明する。1は洗面所等に
接続された上記排水管、2a,2bも上述の大便
器および手洗器用排水管、3aは共用立管3へ接
続した上述の圧送横枝管、10aは照明部10の
照明用配線、12aは換気扇12の換気用ダク
ト、12bは同じく換気扇用配線、13は立下り
給水管であつて、大便器洗浄タンク用給水管13
aと、手洗器用給水管13bとが分岐形成されて
いる。 この考案によると、大便器8および処理部6等
が便所ユニツト5内にコンパクトに収納されてい
るので、便所ユニツト5を種々な場所に設置する
ことが容易であり、便所の新設、増設、改修等に
便利であり、そのほか例えば物置等に便所ユニツ
ト5を設置することで、物置を便所に改修するこ
ともきわめて容易である。さらに、便所ユニツト
5内の処理部6は、排水中の糞尿、紙等の固形物
を粉砕した後、外部の共用立管3または公共下水
道等へ圧送することができるので、固形物を粉砕
しない場合と比較して、圧送管611,3aの口
径を小さくしてコンパクトにすることが可能であ
り、同時に、圧送能力を有することにより、便所
ユニツト5の設置位置が、、共用立管3や公共下
水道の位置に制約されず、また逆にそれらの配置
位置を制約することがなく、したがつて、集合住
宅等の共用排水管3等を補修等の容易な所望の位
置に設けることも可能にする。 次に、従来物入れだつた場所Aを便所に改修す
る場合の配管装置について第9図を参照して説明
する。この場合にも、上述の処理部6を設けた便
所ユニツト5を場所Aに配置する。そして、従来
の便所の給水管から新たに天井を配管して給水管
40を便所ユニツト5の立下り給水管15に接続
すると共に、便所ユニツト5の処理部6から住戸
外の共用立管3に接続した圧送横枝管3aを天井
配管する。 従つて、新たな場所に便所を増設する場合にお
いても壁床面工事を最小限にすることができ、簡
単な天井配管工事を行うだけでよい。 以上のように、この考案に係る配管装置によれ
ば以下の効果が得られる。 (1) 集合住宅の水場廻りについて 住戸内分流式の配管装置であつても住戸外の
共用部分に1共用立管を配管する合流式が可能
となり、かつ、同一階の数戸分をまとめること
ができ、きわめて効率がよく、生活環境も高水
準の住戸が得られる。 また、汚水は便所ユニツト5の処理部6に合
流させ、かつ圧送して住戸外の共用立管3へ排
出するので、便所の変更、増設に際してもその
工事が簡単で、(イ)ライフスタイルの多様化
による便所の変更等に対応でき、また(ロ)計
画段階のレイアウトのバリエーシヨン(少量少
品種)の拡大が図れる。 (イ)住戸内の立管が不要となるのでPSが
省略でき、また(ロ)圧送するので、排水管の
勾配等にスペースを考えることが不要となり、
二重床重を最小寸法に抑えることが可能とな
り、住居空間の拡大が図れる。 (イ)住戸内から立管がなくなるために騒音
の減少(流下音、伸縮音)が図れ、また(ロ)
器具の封水保護対策(通気管、一管式の場合の
特殊継手の使用)が不要で、高層建物になるほ
ど優位性が大きい。 その他として、立管の省略、特殊継手不要、
排水横枝管の管径縮少、必要工数の減少及びレ
イアウトによつては換気径路の短縮等が可能と
なる。 (2) 便所ユニツトの活用について 上述のように、この考案によれば、施工が簡
単で、設置場所に対する制約がほとんどなく、
さらに、増設に伴う床、壁等の取崩し、補修が
最小限で済むので、身障者・寝たきり老人等及
び一般住宅の増築便所としての対応が容易であ
る。 第10図aのように地下の小規模便所の場
合、多数の設備、工事等を必要とするが、この
考案によれば、第10図bのように(イ)汚水
槽及び附属設備(マンホール、液面制御装置、
排気管、動力設備)等が不要であり、またロ汚
物ポンプ・揚水管(従来の)・弁類等が不要な
ので、特に地下1階等の小規模便所に最適であ
る。 公共下水道が延長不可能な場合でも第11図
示のように、(イ)施工が簡単であり、(ロ)管
路の根伐・埋戻し、補修も最小限で済み、(ハ)
敷設方法によつては互換性も可能となる。 (3) 仮設用便所ユニツトへの応用について 従来の仮設用便所ユニツトの場合、設置、移設
は非常に手間がかかつた。しかし、この考案によ
れば、 a 本体(ユニツト)の設置・移設が簡単であ
る。 b 給・排水管とも新規配管・切替が不要で、管
材の無駄がない。特に給・排水管をフレキシブ
ル材を使用すればより作業能率等の向上が図れ
る。 c 地下1階まで設置可能で関連設備(汚水槽ポ
ンプ等)も不要である。 d場内が非常に衛生的である。 e ポリ製容器(従来の小便器)としないため、
回収作業(人夫による)が不要で、かつ汚い作
業から解放される。 尚、給・排水管をフレキシブル材としてその長
さを自由に変更可能なようにリールを便所ユニツ
トの上部へ巻回して収納しておくとよい。
以上のように、この考案によれば、バス・サニ
タリゾーン等で生じた汚水を便所ユニツト内への
処理部へ合流させ、集中的に共用立管へ圧送排水
するので、既存住戸内での便所の改修・増設や仮
設便所の設置、移設等の工事や設備の簡単化が図
れ、また、住戸の居住空間、拡大等が図れる等き
わめて優れた効果がある。 特に、この考案では、上述のように大便器、洗
濯排口等から発生する排水を合流させる処理部が
粉砕・圧送機能を有し、これにより、合流排水を
共用立管に集中的に強制圧送排水できるので、該
共用立管と上記処理部とを接続する配管を小口径
化できると共に、該配管として小口径の可撓管を
使用することが可能となり、このため、その小口
径可撓管を鞘管に入れて配管することができ、こ
のような小口径可撓管と鞘管の組合せにより、上
記共用立管に至る排水系統配管の更新が容易に行
えるという効果がある。
タリゾーン等で生じた汚水を便所ユニツト内への
処理部へ合流させ、集中的に共用立管へ圧送排水
するので、既存住戸内での便所の改修・増設や仮
設便所の設置、移設等の工事や設備の簡単化が図
れ、また、住戸の居住空間、拡大等が図れる等き
わめて優れた効果がある。 特に、この考案では、上述のように大便器、洗
濯排口等から発生する排水を合流させる処理部が
粉砕・圧送機能を有し、これにより、合流排水を
共用立管に集中的に強制圧送排水できるので、該
共用立管と上記処理部とを接続する配管を小口径
化できると共に、該配管として小口径の可撓管を
使用することが可能となり、このため、その小口
径可撓管を鞘管に入れて配管することができ、こ
のような小口径可撓管と鞘管の組合せにより、上
記共用立管に至る排水系統配管の更新が容易に行
えるという効果がある。
第1図はこの考案の要部である便所ユニツトの
斜視図、第2図は処理部の収納状態を示す斜視
図、第3図は便所ユニツトの横断面図、第4図は
第3図のA−A線断面図、第5図は第3図のB−
B線断面図、第6図は処理部の概略的説明図、第
7図は処理部の配管接続説明斜視図、第8図、第
9図は住戸の配管平面図、第10図a,bは他の
実施例の概略的説明図、第11図も他の実施例の
概略的説明図、第12図は従来の住戸の配管平面
図である。 図において、1は雑排水管、2は汚水排水管、
3は共用立管、5は便所ユニツト、6は処理部。
斜視図、第2図は処理部の収納状態を示す斜視
図、第3図は便所ユニツトの横断面図、第4図は
第3図のA−A線断面図、第5図は第3図のB−
B線断面図、第6図は処理部の概略的説明図、第
7図は処理部の配管接続説明斜視図、第8図、第
9図は住戸の配管平面図、第10図a,bは他の
実施例の概略的説明図、第11図も他の実施例の
概略的説明図、第12図は従来の住戸の配管平面
図である。 図において、1は雑排水管、2は汚水排水管、
3は共用立管、5は便所ユニツト、6は処理部。
Claims (1)
- 搬送可能なボツクス形の便所ユニツト5と、こ
の便所ユニツト5内の床上に設置された大便器8
と、前記便所ユニツト5内で、この大便器8の後
方上位に配置された大便器洗浄タンク7と、前記
便所ユニツト5内で、前記大便器8の後方かつ前
記大便器洗浄タンク7の下方に配置された処理部
6とを備える水洗トイレの排水管配管システムで
あつて、前記処理部6には、大便器8からの汚物
等を含む排水を導く大便器排水管2aが接続さ
れ、また処理部6には、前記便所ユニツト5外の
洗濯場・洗面所・浴室等で生じた排水を導く排水
管1と、前記便所ユニツト5内に設置される手洗
器9からの使用済水を導く手洗器用排水管2bと
が接続して設けられ、この処理部6は、前記大便
器排水管2a、前記排水管1および前記手洗器用
排水管2bから導入された排水中に含まれる固形
物を破砕する粉砕液化部6aと、この粉砕液化部
6aを通過した排水を処理部6から外部へ送り出
すための圧送部6bとを有し、この圧送部6bに
は、この圧送部6bから圧送された排水を、前記
便所ユニツト5の外部に設けられた共用立管3等
へ導くための、圧送部611が接続されているこ
とを特徴とする水洗トイレの排水管配管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986099657U JPH0352852Y2 (ja) | 1986-06-29 | 1986-06-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986099657U JPH0352852Y2 (ja) | 1986-06-29 | 1986-06-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS635070U JPS635070U (ja) | 1988-01-13 |
JPH0352852Y2 true JPH0352852Y2 (ja) | 1991-11-18 |
Family
ID=30968739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986099657U Expired JPH0352852Y2 (ja) | 1986-06-29 | 1986-06-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0352852Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0743239Y2 (ja) * | 1991-12-28 | 1995-10-09 | 株式会社西原衛生工業所 | 屎尿破砕圧送装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5066041A (ja) * | 1973-10-17 | 1975-06-04 |
-
1986
- 1986-06-29 JP JP1986099657U patent/JPH0352852Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5066041A (ja) * | 1973-10-17 | 1975-06-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS635070U (ja) | 1988-01-13 |
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