JPH08296203A - 道路橋伸縮装置 - Google Patents
道路橋伸縮装置Info
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- JPH08296203A JPH08296203A JP10346595A JP10346595A JPH08296203A JP H08296203 A JPH08296203 A JP H08296203A JP 10346595 A JP10346595 A JP 10346595A JP 10346595 A JP10346595 A JP 10346595A JP H08296203 A JPH08296203 A JP H08296203A
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Abstract
ジョイントを提供する。 【構成】相対する道路橋1,1の端部に一対のベースプ
レート5,5を固定し、該ベースプレート5,5の上に
ウェブプレート6,6を立設し、該ウェブプレート6,
6の対向する内面より板面が縦になった多数の縦フィン
ガープレート7を突出させる。
Description
れる道路橋伸縮装置に関する。
ョイントと称されるものは一般に知られている。このも
のは、板面が横になった一対のベースプレートと、各ベ
ースプレートの上に立設され板面が縦になった互いに向
合う一対のウェブプレートと、各ウェブプレートの上端
に固定され且つ板面が横になった一対のフェイスプレー
トとを備えてなる。上記一対のベースプレートは相対す
る道路橋端部の鋼桁に固定され、上記一対のフェイスプ
レートは相手側に向かって突出したフィンガー部を備
え、互いのフィンガー部が噛み合わされて路面を形成し
ており、上記ウェブプレートの背部に後からコンクリー
トが打設される(特開平6−280215号公報の図5
参照)。
ガージョイントは、そのフェイスプレートが横になった
言わば横型フィンガージョイントである。従って、フェ
イスプレートのフィンガー部先端に自動車の荷重が加わ
った場合、該フィンガー部の付け根や、フェイスプレー
トとウェブプレートとの接合部に過大な応力が集中し、
該フィンガー部が折損したり、フェイスプレートがウェ
ブプレートから外れる等の破損を招くという問題があ
る。また、フェイスプレートはウェブプレートの上にT
字状に固定されて、そのフィンガー部とは反対側の部位
がウェブプレートの背部に突出しているが、この突出部
位の裏側への後打ちコンクリートの回りが悪く打設不足
を生じ易い。このため、鋼フィンガージョイントは、施
工さえ完全に行なえば耐久性が高いと言われながらも、
伸縮量が100mmあるいは200mmを越えるような長大
橋には適用が難しいものであった。
mm前後とされるが、縦揺れと横揺れとが組合わさった地
震が起きると、互いに向合うフェイスプレートのフィン
ガー部の噛み合いが縦揺れの際に上下に外れ、それに続
く横揺れによって互いのフィンガー部の噛み合い位置が
横にずれることがある。この横ずれは、すなわち、相対
する道路橋同士の横ずれであり、道路橋の大きな破損を
引き起こす原因になるとともに、事後の早期復旧を困難
にする。
対し、ジョイントの試作・検討を重ね、自動車の荷重を
受けるフィンガー部を従来のような横型のフェイスプレ
ートによって形成するのではなく、縦型のプレートによ
って形成すれば、フィンガー部に高い耐荷強度及び高い
耐振性が得られ、上記長大橋に対しても適用することが
できることを見出だし、本発明を完成するに至ったもの
であり、言わば縦型のフィンガージョイントを提供せん
とするものである。
の継目に構築される道路橋伸縮装置であって、相対する
道路橋の端部又は相対する道路橋の端部と橋台とに固定
され、各々継目長手方向に延び且つ板面が縦になった互
いに向合う一対のウェブプレートと、上記一対のウェブ
プレートの対向する内面の各々より継目長手方向に間隔
をおいて交互に相手側に向かって突出し且つ板面が縦に
なった多数の縦フィンガープレートとを備え、上記フィ
ンガープレートの上端が路面を形成していることを特徴
とする。
1に記載されている道路橋伸縮装置において、上記各ウ
ェブプレートが、板面が横になったベースプレートの上
に立設されて上記道路橋の端部又は橋台に固定されてい
て、上記各縦フィンガープレートの下端が、上記ベース
プレートの上記ウェブプレートより継目遊間側の部位に
支持されているとともに、該支持部より先端側の部位が
上記ベースプレートの上面よりも高くなっていることを
特徴とする。
板面を縦にした縦フィンガープレートによって形成され
ているから、該縦フィンガープレートに加わる自動車荷
重をウェブプレートの上端部のみで支えるのでなく、該
ウェブプレートの上下の広い範囲で支えることが可能に
なり、耐荷強度の高いフィンガーを形成することができ
る。しかも、従来のフェイスプレートの場合のようなコ
ンクリートの打設不足の問題も生じない。
レートは、それが縦型であるから、地震によって相対的
にかなり大きく上下動しても互いの噛み合いが外れるこ
とはなく、従って、その後の横揺れによってずれ動くこ
とがない。このことは、当該道路橋伸縮装置が地震の際
の道路橋の横ずれ及びそれによる破損を防止する機能を
果たす、ということである。
ンガープレートに加わる自動車荷重がベースプレートの
ウェブプレートよりも継目遊間側に突出した部位で受け
られるから、高い耐荷強度を得る上で有利になるととも
に、縦フィンガープレートのベースプレートより先方に
突出した部位は相手側のベースプレートの上方に進出す
ることができ、フィンガープレート同士の噛合の妨げに
ならない。
合う一対のウェブプレートの対向する内面の各々より板
面が縦になった多数の縦フィンガープレートを突出さ
せ、該フィンガープレートの上端を路面高さに合わせて
縦型フィンガージョイントを形成するようにしたから、
耐荷強度の高い、しかも耐振性に優れた縦型フィンガー
ジョイントが得られ、伸縮量が小さい道路橋に適用する
ことができるだけでなく、長大橋への適用が可能になる
という効果が得られる。
ブプレートを板面が横になったベースプレートの上に立
設し、該ベースプレートのウェブプレートより継目遊間
側の部位に上記各縦フィンガープレートの下端を支持
し、該下端の支持部より先端側の部位を上記ベースプレ
ートの上面よりも高くしたから、ベースプレートによっ
てフィンガープレート同士の噛合を妨げることなく、該
フィンガープレートの耐荷強度を高めることができ、長
大橋への適用にさらに有利になる。
する。
打設された道路橋(鋼橋)であり、道路橋1,1は継目
遊間(桁遊間)4を存して連なっている。道路橋伸縮装
置は、図2にも示すように、一対のベースプレート5,
5、該ベースプレート5,5の上に立設された一対のウ
ェブプレート6,6及び各ウェブプレート6,6より上
記継目遊間4の上に突出した多数の縦フィンガープレー
ト7,7,…を備えてなる。
した鋼板によって形成されていて道路橋1,1の継目長
手方向に延び、各々は上記鋼桁2,2の端部に高力ボル
トによって固定されている。
した鋼板によって形成されていて継目長手方向に延び、
上記ベースプレート5,5の幅の中間部(中央部であっ
ても、該中央部から左右にずれた位置であってもよい)
に立設されている。この各ウェブプレート6の背面と該
ウェブプレート6の背部のベースプレート5の上面とに
はリブプレート8,8,…が結合されている。このリブ
プレート8,8,…は、上部の後端角部に丸みが付けら
れたものであり、継目長手方向に間隔をおいて設けられ
ている。また、ウェブプレート6の背面からアンカー9
が突出し、該アンカー9は床版コンクリートに埋設され
ている。
面を縦にした鋼板によって形成されていて、上記ウェブ
プレート6,6の対向する内面の各々より継目長手方向
に間隔をおいて交互に相手側に向かって突出している。
そして、一方のウェブプレート6より突出したフィンガ
ープレート7と他方のウェブプレート6より突出したフ
ィンガープレート7とは互いに隙間を存して噛み合って
いる。
上記ウェブプレート6の内面に接合され、その下端が上
記ベースプレート5のウェブプレート6より継目遊間4
側の部位の上面に接合支持され、その上端は路面高さに
合わされている。また、フィンガープレート7の上記ベ
ースプレート5より継目遊間4に突出した部分の下端は
先方へ行くに従って漸次高くなっている。
図3及び図4に示すようにフィンガープレート7に対応
する部位を矩形状に切り欠いてなる切欠き12が形成さ
れており、該切欠き12には床版コンクリートが打設さ
れている。
縦フィンガープレート7によって縦フィンガーが形成さ
れており、該縦フィンガープレート7の背部及び下端が
ウェブプレート6及びベースプレート5に接合されてい
るから、縦フィンガープレート7に加わる自動車の荷重
がウェブプレート6の全高にわたる部分で支持されると
ともに、ベースプレート5によっても支持されることに
なる。よって、当該道路橋伸縮装置は耐荷強度が高い縦
型フィンガージョイントということができる。もちろ
ん、相対する縦フィンガーが噛合状態にあるときには、
自動車は道路橋の継目部を一方の縦フィンガーから他方
の縦フィンガーへと車輪の落ち込みを招くことなく通過
することができ、良好な走行性が得られる。
長手方向に間隔をおいて設けられた切欠き12に床版コ
ンクリート3が打設されているとともに、ウェブプレー
ト6の背部にリブプレート8が設けられているから、図
4に示すように床版コンクリート3の上部と道路橋伸縮
装置との境界線が凹凸形状になる。よつて、床版コンク
リート3が摩耗しても床版コンクリート3と道路橋伸縮
装置との間に段差を生じても当該境界線が凹凸形状であ
るから、自動車の走行性が大きく低下することはない。
置の補強をなすものであるが、床版コンクリート3が摩
耗して該リブプレート8が突出してもその上部後端には
丸みが付けられているから、積雪地帯において除雪車の
除雪用スクレーパがリブプレート8に当っても該スクレ
ーパは当該丸みによってリブプレート8の上に誘導さ
れ、当該伸縮装置は大きな衝撃を受けることがなく、ス
クレーパによる破損が防止される。
に大きな相対的上下動があっても、上記縦フィンガープ
レート7,7同士は板面が縦になったものであって、そ
の噛み合い幅が上下に厚いため、互いの噛み合いが外れ
ることがない。このため、引き続いて横揺れがあって
も、道路橋1,1は互いの縦フィンガープレート7,7
同士が接触することによって横にずれることが防止され
る。よって、道路橋の破損が少なくなるとともに、事後
の復旧が容易になる。
丸みを付けたが、丸みを付けない場合もある。
態を示す断面図
態を示す一部省略した斜視図
Claims (2)
- 【請求項1】 道路橋の継目に構築される道路橋伸縮装
置であって、 相対する道路橋の端部又は相対する道路橋の端部と橋台
とに固定され、各々継目長手方向に延び且つ板面が縦に
なった互いに向合う一対のウェブプレートと、 上記一対のウェブプレートの対向する内面の各々より継
目長手方向に間隔をおいて交互に相手側に向かって突出
し且つ板面が縦になった多数の縦フィンガープレートと
を備え、 上記フィンガープレートの上端が路面を形成しているこ
とを特徴とする道路橋伸縮装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載されている道路橋伸縮装
置において、 上記各ウェブプレートが、板面が横になったベースプレ
ートの上に立設されて上記道路橋の端部又は橋台に固定
されていて、 上記各縦フィンガープレートの下端が、上記ベースプレ
ートの上記ウェブプレートより継目遊間側の部位に支持
されているとともに、該支持部より先端側の部位が上記
ベースプレートの上面よりも高くなっていることを特徴
とする道路橋伸縮装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7103465A JP2669802B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 道路橋伸縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7103465A JP2669802B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 道路橋伸縮装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08296203A true JPH08296203A (ja) | 1996-11-12 |
JP2669802B2 JP2669802B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=14354770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7103465A Expired - Fee Related JP2669802B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 道路橋伸縮装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2669802B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1324196C (zh) * | 2002-10-18 | 2007-07-04 | 张明煌 | 可调式路面伸缩缝装置及装设方法 |
-
1995
- 1995-04-27 JP JP7103465A patent/JP2669802B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1324196C (zh) * | 2002-10-18 | 2007-07-04 | 张明煌 | 可调式路面伸缩缝装置及装设方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2669802B2 (ja) | 1997-10-29 |
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