JP3493184B2 - 道路橋継目部の施工方法 - Google Patents

道路橋継目部の施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は道路橋継目部の施工
方法に関する。 【0002】 【従来の技術】道路橋の継目部には道路橋本体の伸縮を
許容しつつ自動車の車輪が継目部を支障なく通過できる
ようにするための伸縮継手が設けられている。その施工
にあたっては、伸縮継手を継目部に配置し、伸縮継手の
背部にコンクリートを打設する、という方法がとられて
いる。しかし、この後打ちのコンクリート部と道路橋本
体のアスファルト舗装との境界が伸縮継手に沿って直線
状に延びるものであると、舗装が摩耗してこの境界に段
差を生じた際に、自動車はその車輪が段差を通過すると
きに大きな衝撃を受け、また、振動・騒音も大きくな
る。 【0003】これに対して、実公昭57−2484号公
報には上記境界を波形に形成すると、上記段差を生じて
も自動車が通過する際の振動・騒音が小さくなることが
記載されている。また、特公平7−88645号公報に
は、道路橋継目部の遊間を跨ぐように連続舗装を施した
後、複数の円形穴を継目長手方向に並ぶように遊間の両
側に1列ずつ計2列形成し、この両列の間に存する舗装
を除去してそこにコンクリートを打設することにより、
コンクリート部とアスファルト舗装との境界を波形にす
ることが記載されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、多数の円形穴
を形成するには多くの手間と時間を要する。また、アス
ファルト舗装が摩耗して上記段差を生ずると、相対的に
高くなったコンクリート部の端が車輪通過時の衝撃によ
って部分的に欠損して見苦しくなる。さらには、当該衝
撃によってコンクリート部のひび割れを招き易くなる。 【0005】そこで、本発明は、コンクリート部とアス
ファルト舗装との境界を波形にするにあたり、アスファ
ルト舗装の摩耗によって当該境界に段差を生じても、コ
ンクリート部の欠損ないしはひび割れを生じないように
するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題に対して、コンクリート部とアスファルト舗装との境
界に仕切り板を設けるようにしたものである。 【0007】すなわち、本発明は、道路橋継目部の施工
方法であって、道路橋本体の伸縮を許容する伸縮継手と
アスファルト舗装との間に、波形仕切り板を上端が路面
高さとなるように板面を縦にして配置し、上記波形仕切
り板より上記伸縮継手側にコンクリートを打設してその
上面を路面高さにする一方、該波形仕切り板より上記ア
スファルト舗装側にアスファルト舗装材を打設してその
上面を路面高さにすることを特徴とする。 【0008】従って、この方法によれば、アスファルト
舗装に多数の円形穴を形成することなく、アスファルト
舗装とコンクリート部との境界を簡単に波形に形成する
ことができる。 【0009】よって、アスファルト舗装がコンクリート
部よりも摩耗してコンクリート部とアスファルト舗装と
の境界に段差を生じても、この境界は波形になっている
から、自動車はその車輪が段差を通過するときの衝撃が
小さくなり、また、その際の振動・騒音も小さくなる。
そうして、コンクリート部は波形仕切り板によって車輪
通過時の衝撃から保護されるから、その欠損ないしはひ
び割れが防がれる。 【0010】なお、仕切り板の板面が縦になっていると
いうことは、板面が垂直になっているものの他、板面が
傾斜しているものを含む。 【0011】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、伸縮継
手とアスファルト舗装との間に、波形仕切り板を上端が
路面高さとなるように配置し、この波形仕切り板より伸
縮継手側にコンクリートを打設してその上面を路面高さ
にする一方、この波形仕切り板よりアスファルト舗装側
にアスファルト舗装材を打設してその上面を路面高さに
するようにしたから、アスファルト舗装に多数の円形穴
を形成することなく、アスファルト舗装とコンクリート
部との境界を簡単に波形に形成することができ、コンク
リート部とアスファルト舗装との境界に段差を生じて
も、この段差を通過するときに自動車が受ける衝撃が小
さくなり且つその際の振動・騒音も小さくなるととも
に、コンクリート部の欠損ないしはひび割れが防がれ
る。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 【0013】本形態の第1の例については図1及び図2
に示されている。同図において、1は道路橋本体(コン
クリート床版)、2は道路橋本体1の伸縮を許容しつつ
自動車の車輪が道路橋継目部を支障なく通過できるよう
にするための伸縮継手、3は道路橋本体1の上面に施さ
れた本体舗装(アスファルト舗装)である。道路橋本体
1の端部には路面よりも低くなった段部4が形成されて
いて、この段部4に後打ちのコンクリート部5及び後打
ちの舗装(アスファルト舗装)6が設けられている。以
下、道路橋継目部の構造を具体的に説明する。 【0014】伸縮継手2は、道路橋の継目長手方向にジ
グザグになって延びる波形遊隙7が形成されるように板
面を垂直にして組み合わせた一対の波板9,9を備えて
いる。さらに、この伸縮継手2は、波形遊隙7をシール
するための、波板9,9に両側部が接着された断面略U
字状のゴムシール板11、相対する波板9,9の相手側
へ突出した凸部の下面を塞ぐ底板12、並びに波板9よ
り背部に突出したアンカー13を備えている。 【0015】波板9は上端が路面と同じ高さに設けられ
ていて、アンカー13によって後打ちコンクリート部5
に固定されている。後打ちコンクリート部5はその上面
が路面を形成している。符号14は、道路橋本体1と後
打ちコンクリート部5との結合を強化するために、上部
が後打ちコンクリート部5に、下部が道路橋本体1に埋
設された縦鉄筋である。符号15は後打ちコンクリート
部5を継目長手方向に延びる横鉄筋でありアンカー13
及び鉄筋14に結合されている。 【0016】伸縮継手2と道路橋本体1の段部4との隙
間は後打ちのコンクリートを打設した際に道路橋本体1
の遊間16に漏れることを阻止する堰板17で塞がれて
いる。堰板17にもアンカー19が設けられている。 【0017】後打ちコンクリート部5と後打ち舗装6と
の境界には板面を縦にして継目長手方向に延びる波形仕
切り板21が設けられ、この仕切り板21を挟んで後打
ちコンクリート部5と後打ち舗装6とが相対している。
すなわち、仕切り板21は伸縮継手2と本体舗装3との
間の本体舗装3寄りの部位に設けられている。この仕切
り板21と本体舗装3との間では、後打ちコンクリート
部5の上に後打ち舗装6が設けられて路面を形成してい
る。伸縮継手2と仕切り板21との間では後打ちコンク
リート部5が路面を形成している。仕切り板21からは
後打ちコンクリート部5の側にアンカー22が突出して
いる。 【0018】以上のような道路橋継目部の構造であれ
ば、後打ちコンクリート部5と後打ち舗装6との境界、
具体的には波形仕切り板21と後打ち舗装6との境界に
段差を生じても、この境界は波形になっているから、自
動車はその車輪が段差を通過するときの衝撃が小さくな
り、また、その際の振動・騒音も小さくなる。 【0019】また、後打ちコンクリート部5は後打ち舗
装6よりも相対的に高くなるが、この高くなった部分は
波形仕切り板21によって車輪通過時の衝撃から保護さ
れるから、その部分が車輪通過時の衝撃によって部分的
に欠損したり、あるいは当該衝撃によって後打ちコンク
リート部5にひび割れを招くことが防止される。 【0020】なお、上記実施形態の仕切り板21は、台
形波状に形成されているが、三角波状、曲波状(サイン
カーブ状)など適宜の波形にすることができる。 【0021】次に上記道路橋継目部構造を得るための施
工方法を説明する。 【0022】新設の道路橋に伸縮継手2を設置する場合
は、道路橋本体1の端部に段部4を形成する。次に遊間
16の上に伸縮継手2を配置し、堰板17の設置、並び
に鉄筋15のアンカー13及び鉄筋14への結合を行な
う。また、波形仕切り板21を伸縮継手2と本体舗装3
との間の本体舗装3寄りの部位に設ける。 【0023】その状態で伸縮継手2の波板9の背部、す
なわち、底板12及び段部4にコンクリートを打設する
(後打ちコンクリート部5の形成)。後打ちコンクリー
ト部5は、波板9と波形仕切り板21との間では上面を
路面高さに一致させ、本体舗装3と波形仕切り板21と
の間では上面を路面高さよりも低くする。しかる後、本
体舗装3と波形仕切り板21との間に舗装6の後打ちを
行ない、その上面を路面に一致させる。 【0024】従って、この施工方法によれば、本体舗装
3に多数の円形穴を形成することなく、アスファルト舗
装と後打ちコンクリート部5との境界を簡単に波形に形
成することができる。 【0025】傷んだ既設の伸縮継手を新しい伸縮装置に
交換する工事を行なう場合は、既設の伸縮継手を撤去し
た後、上記新設の場合と同様の方法で伸縮継手の設置、
波形仕切り板21の設置、後打ちコンクリート部5の形
成及び後打ち舗装6の形成を行なう。 【0026】また、後打ちコンクリート部とアスファル
ト舗装との境界が継目長手方向に直線状に延びている場
合において、既設の伸縮継手をそのまま使用し、当該境
界を波形にする工事のみを行なうこともできる。その場
合は、既設の後打ちコンクリート部と本体舗装との境界
部分に、そのいずれか一方又は両方を破砕することによ
り、継目長手方向に延びる適宜幅の溝を形成し、この溝
に波形仕切り板21を配置し、この仕切り板21よりも
伸縮継手側にはコンクリートを打設し、本体舗装側には
アスファルト舗装材を打設すればよい。 【0027】図3は本実施形態の第2の例を示す。すな
わち、この例では波形仕切り板21は本体舗装3と接す
るように配置され、波形仕切り板21と本体舗装3とに
よって囲まれた台形状の凹部に後打ち舗装6が施されて
いる。従って、第1の例と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態に係る道路橋の継目部構造を
示す断面図。 【図2】同継目部構造の平面図。 【図3】同実施形態の第2の例に係る道路橋継目部構造
の平面図。 【符号の説明】 1 道路橋本体 2 伸縮継手 3 本体舗装 4 段部 5 後打ちコンクリート部 6 後打ち舗装 21 波形仕切り板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 11/02 E01D 19/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 道路橋本体の伸縮を許容する伸縮継手と
    アスファルト舗装との間に、波形仕切り板を上端が路面
    高さとなるように板面を縦にして配置し、 上記波形仕切り板より上記伸縮継手側にコンクリートを
    打設してその上面を路面高さにする一方、該波形仕切り
    板より上記アスファルト舗装側にアスファルト舗装材を
    打設してその上面を路面高さにすることを特徴とする道
    路橋継目部の施工方法。
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