JPH08294427A - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

Info

Publication number
JPH08294427A
JPH08294427A JP10332595A JP10332595A JPH08294427A JP H08294427 A JPH08294427 A JP H08294427A JP 10332595 A JP10332595 A JP 10332595A JP 10332595 A JP10332595 A JP 10332595A JP H08294427 A JPH08294427 A JP H08294427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
lower arm
hinge pin
ratchet
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10332595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3672965B2 (ja
Inventor
Yuji Kuroda
裕司 黒田
Masahito Horie
雅人 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiroki Corp
Original Assignee
Shiroki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiroki Corp filed Critical Shiroki Corp
Priority to JP10332595A priority Critical patent/JP3672965B2/ja
Publication of JPH08294427A publication Critical patent/JPH08294427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3672965B2 publication Critical patent/JP3672965B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 リクライニング時のロック強度が強く、部品
点数が少ないリクライニング装置。 【構成】 ロアアームプレート30の凹部32aの立壁
面にヒンジピン31を中心とする内歯32cが形成さ
れ、シートバック側に設けられたラチェットプレート3
2と、ロアアームプレート30の凹部30a,ラチェッ
トプレート32の凹部32aで形成される空間内に設け
られ、内歯32cに噛合可能な外歯33aが形成された
ポール33と、ロアアームプレート30に設けられ、ポ
ール33をヒンジピン31を中心とする半径方向に案内
するガイド30c,30dとを有し、ポール33の外歯
33aがラチェットプレート32の内歯32cに噛合
し、アッパアームの傾動が禁止されるリクライニング装
置であって、ラチェットプレート32の内歯32c近傍
のロアアームプレート30の凹部30aの立壁面をヒン
ジピン31から見てラチェットプレート32の内歯32
cの歯底より外側に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等のシートに設
けられ、シートバックをシートクッションに対して傾動
させるリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】次に図面を用いて従来例を説明する。図
7は従来の両側リクライニング装置の一方を示す側面
図、図8は図7におけるA-A断面図である。
【0003】まず、1はシートクッション側に固着され
るロアアームで、このロアアーム1には、ヒンジピン2
でもってアッパアーム3が傾動可能に軸支されている。
アッパアーム3は、その上部がシートバック側に固着さ
れるもので、スパイラルスプリング4によって、前倒れ
方向に付勢されている。5は扇状のラチェットで、基端
部がアッパアーム3に固着され、アッパアーム3と一体
となって回転するものである。このラチェット5には、
一端がロアアーム1の円弧状の長穴6に挿通されるピン
7が固着されている。アッパアーム3の最大回転角は、
このピン7の回転範囲によって定まる。更に、ラチェッ
ト5の円弧部の下部及び中央部には歯が刻設された歯部
5aが、円弧部の上部にはプレーンなトッピング部5b
が形成されている。
【0004】8はラチェット5の歯部5aと係合可能な
歯部8aが回転端部に形成されたポールで、ピン9でも
ってロアアーム1に回転可能に取付けられている。又、
ポール8には、ピン10が植設されている。11はヒン
ジピン2に枢着され、図5の反時計方向にテンションス
プリング20によって付勢されたレリーズアームで、そ
のカム穴12にピン10が挿通されている。このレリー
ズアーム11の延設部は、ハンドル13となっている。
14は、一端はヒンジピン2に枢着され、他端はアーム
ヒンジピン15でもってレリーズアーム11に固着され
たアームプレートである。アームヒンジピン15の大径
部には、ポール8の背部に当接するスペーサ16が挿通
されている。17は端部にフックプレート18が溶接等
で固着されたコネクティングパイプで、一端側には、ヒ
ンジピン2の小径部が挿入されている。
【0005】又、フックプレート18の先端部は、アー
ムプレート14の連結用穴19に挿入されている。この
フックプレート18の先端部の幅はアームプレート14
の連結用穴19の幅より小さく選ばれている。
【0006】尚、21はレリーズアーム11とポール8
との間に配設された略三角形状のサブプレートで、1つ
の端部はヒンジピン2に係合し、他の2つの端部はロア
アーム1にピンでもって係止されている。そして、この
サブプレート21はポール8とラチェット5との噛合部
分を覆い、ポール8とラチェット5との噛合のヒンジピ
ン2の軸方向のずれを規制するようになっている。
【0007】又、ロアアーム1,ラチェット5,アッパア
ーム3,サブプレート21及びレリーズアーム11はヒ
ンジピン2のつば部2a及びヒンジピン2に係合するE
リング22によって、ヒンジピン2の軸方向の移動が禁
止されている。
【0008】次に、上記構成の作動を説明する。ハンド
ル13(レリーズアーム11)をテンションスプリング2
0の付勢力に抗して、図7において、時計方向に回転さ
せると、ポール8はカム穴12に案内されて反時計方向
に回転し、ラチェット5の歯部5aとの係合が解除さ
れ、アッパアーム3はロアアーム1に対して傾動可能な
状態となる。
【0009】一方、ハンドル13の回転力はアームプレ
ート14に連結用穴19に挿入されるフックプレート1
8,フックプレート18が固着されたコネクティングパ
イプ17を介して、インナ側のリクライニング装置に伝
達される。
【0010】そして、アッパアーム3を傾動させ、所望
のリクライニング角を得たならば、ハンドル13を回転
させている力を解除する。すると、テンションスプリン
グ20の付勢力によって、ポール8の歯部8aが再びラ
チェット5の歯部5aと係合し、ロック状態となる。
【0011】又、非着座状態で、ハンドル13を図7に
おいて、時計方向に回転させ、ポール8の歯部8aとラ
チェット5の歯部5aとの係合を解除すると、スパイラ
ルスプリング4の付勢力によって、アッパアーム3は、
ピン7が長穴6の下方の端部に当接するまで前傾する。
そして、ポール8の歯部8aは、ラチェット5のトッピ
ング部5bに当接し、アンロック状態となり、アッパア
ーム3はスパイラル4の付勢力に抗して後傾可能な前傾
れ状態となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のリ
クライニング装置においては、下記のような問題点があ
る。
【0013】(1) アッパアーム3の下部にラチェット
5,ポール8等を設けることにより、スペースを多く取
ることに加え、見栄えも悪い。 (2) ロアアーム1,アッパアーム3自体に、多くの部品
を取付けているので、リクライニング装置としての共通
化がなされていない。
【0014】本発明の上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、省スペースで、見栄えも良く、共通化
が可能なリクライニング装置を提供することにある。本
発明の別の目的は、リクライニング時のロック強度が強
く、しかも、部品点数が少ないリクライニング装置を提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、シートクッション側に設けられ、凹部が形成され
たロアアームプレートと、該ロアアームプレートの凹部
に立設されたヒンジピンと、前記ロアアームプレートの
凹部と対向する凹部が形成され、前記ヒンジピンに回転
可能に設けられ、前記凹部の立壁面に前記ヒンジピンを
中心とする内歯が形成され、シートバック側に設けられ
たラチェットプレートと、前記ロアアームプレートの凹
部,前記ラチェットプレートの凹部で形成される空間内
に設けられ、前記内歯に噛合可能な外歯が形成されたポ
ールと、前記ロアアームプレートに設けられ、前記ポー
ルを前記ヒンジピンを中心とする半径方向に案内するガ
イドとを有し、前記ポールの外歯が前記ラチェットプレ
ートの内歯に噛合し、前記アッパアームの傾動が禁止さ
れるリクライニング装置であって、前記ラチェットプレ
ートの内歯近傍の前記ロアアームプレートの凹部の立壁
面を前記ヒンジピンから見て前記ラチェットプレートの
内歯の歯底より外側に形成したものである。
【0016】ここで、前記ラチェットプレートの上部に
塑性加工による突起を設け、前記ロアアームプレートに
前記ラチェットプレートの突起が当接可能な当接部を設
けることが部品点数を少なくする点で好ましい。
【0017】さらに、前記ヒンジピンに回転可能に設け
られ、前記ポールの外歯と反対側の面を押圧可能なカム
と、前記ラチェットプレートに形成され、前記ヒンジピ
ンを中心とする円弧上の第1の長穴と、前記カムに形成
され、前記第1の長穴と対向するように設けられた穴
と、前記ロアアームプレートに形成され、前記第1の長
穴に対向する第2の長穴と、一端部が前記ヒンジピンに
接続され、他端部が他方のリクライニング装置のヒンジ
ピンに接続されたコネクティングパイプと、基端部が前
記コネクティングパイプに固着され、先端部が前記ラチ
ェットプレートの第1の長穴、前記カムの穴、及び前記
ロアアームプレートの第2の長穴に係合するフックプレ
ートとを具備することが、加工の点から好ましい。
【0018】また、前記ラチェットプレートの上部に形
成された穴と、基端部が前記穴に係合し、かしめ止めら
れ、先端部が前記前記ロアアームプレートの前記ラチェ
ットプレートとの対向面と反対側の面と対向するストッ
パプレートを設けることが部品点数を少なくする点から
好ましい。
【0019】
【作用】本発明のリクライニング装置において、ポール
のラチェットプレートへの噛合が解除されると、リクラ
イニング装置はアンロック状態となり、シートバック側
はシートクッション側に対して傾動可能となる。
【0020】ポールがラチェットプレートへ噛合する
と、リクライニング装置はロック状態となり、シートバ
ック側のシートクッション側に対して傾動は禁止され
る。ロアアームプレートの凹部とラチェットプレートの
凹部との間に、ポールを配設したことにより、省スペー
スで見栄えが良くなる。
【0021】又、リクライニング装置をロアアームプレ
ートとラチェットプレートとの間に設け、ロアアームプ
レートはシートクッション側に、ラチェットプレートは
シートバック側にそれぞれ設ける構成なので、リクライ
ニング装置の共通化を図ることができる。
【0022】ロアアームプレートの凹部の立壁面をヒン
ジピンから見てラチェットプレートの内歯の歯底より外
側に形成したことにより、ロアアームプレートの凹部の
立壁面とラチェットプレートの内歯との間に隙間が形成
される。
【0023】よって、ロアアームプレートの凹部の立壁
面に異物等があっても、ポールのラチェットプレートへ
の噛合が確保できる。また、部品精度により、ロアアー
ムプレートの凹部の立壁面とヒンジピンとの距離が設定
より多少短くなっても、ロアアームプレートの凹部の立
壁面がポールの外歯まで至らず、ポールのラチェットプ
レートへの噛合が確保できる。
【0024】さらに、一般にラチェットプレートは焼入
れ処理がなされ、ロアアームプレートより撓みにくくな
っている。よって、リクライニング装置に上方向からの
荷重が作用すると、ラチェットプレートよりロアアーム
プレートの方が撓み量が大きくなり、ロアアームプレー
トの凹部の立壁面とポールの外歯との距離が短くなる
が、ロアアームプレートの凹部の立壁面とラチェットプ
レートの内歯との間に形成される隙間により、ロアアー
ムプレートの凹部の立壁面がポールの外歯まで至らず、
ポールのラチェットプレートへの噛合が確保できる。
【0025】ラチェットプレートの上部の突起がロアア
ームプレートの当接部に当接することにより、ラチェッ
トプレートの傾動範囲が規制される。この突起は、ラチ
ェットプレートをプレス加工等の塑性加工により形成し
たことにより、別部材のピン等をラチェットプレートに
立設した場合に比べて、部品点数の削減を行なうことが
できる。
【0026】一方のリクライニング装置のポールの外歯
と反対側の面を押圧可能なカムの動きは、コネクティン
グパイプに基端部が固着されたフックプレートに伝達さ
れ、コネクティングパイプを介して他方のリクライニン
グ装置のカムへ伝達される。また、フックプレートの先
端部は、ロアアームプレートの第2の長穴まで係合して
いるので、カムの回転範囲の規制も行なっている。
【0027】仮に、カムの方にフックプレートまで延出
するアームを形成する場合には、カムの回転範囲の規制
をおこなうためにカムにロアアームプレート方向に延出
し、第2の長穴へ延出し、係合する別のアームが必要と
なり、カムの加工が複雑となる。しかし、フックプレー
トの先端部側がロアアームプレートの第2の長穴まで係
合していることより、カムの加工が簡単となる。
【0028】ストッパプレートをかしめ止めしたことに
より、部品点数を減らすことができる。
【0029】
【実施例】次に図面を用いて本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例の側面図である図2におけ
るB-B断面図、図2は本発明の一実施例のリクライニン
グ装置の側面図、図3は図2においてクライニングロッ
ク機構を説明する図、図4は図2におけるレリーズレバ
ーの部分斜視図、図5は図2におけるC-C断面図、図6
は図2におけるD-D断面図である。
【0030】これらの図において、本実施例は両側リク
ライニング装置であり、図1から図3は一方のリクライ
ニング装置を示し、他方のリクライニング装置はレリー
ズレバーの形状を除けば同一なので、説明は省略する。
【0031】これらの図において、30はシートクッシ
ョン側のフレーム後部に取付けられるロアアームプレー
トである。ロアアームプレート30には、ハーフブロー
加工等により、凹部30aが形成され、さらにこの凹部
30aには、ヒンジピン31が嵌合する穴30bが形成
されている。
【0032】32はシートバック側のフレームに取付け
られ、ロアアームプレート30の凹部30aに対向する
凹部32aが形成され、ロアアームプレート30に隣接
して配置されるラチェットプレートである。ラチェット
プレート32の凹部32aには、ヒンジピン31が挿通
する穴32bが形成されている。さらに、ラチェットプ
レート32の凹部32aの立壁面のうち少なくとも下部
は、穴32b(ヒンジピン31)を中心とする円筒面とな
っており、ここに内歯32cが刻設されている。
【0033】そして、本実施例では、ロアアームプレー
ト30の凹部30aの立壁面は、ヒンジピン31から見
て、ラチェットプレート32の内歯32cの歯底より外
側に形成し、図1に示すように隙間Δが形成されるよう
にした。
【0034】ロアアームプレート30の凹部30aとラ
チェットプレート32の凹部32aとで形成される空間
には、ラチェットプレート32の内歯32cと対向する
面に内歯32cに噛合可能な外歯33aが形成されたポ
ール33が配設されている。このポール33は、ロアア
ームプレート30の凹部30aに形成されたガイド部3
0c,30dにより、ヒンジピン31を中心とする半径
方向に案内されるようになっている。
【0035】さらに、ロアアームプレート30の凹部3
0aとラチェットプレート32の凹部32aとで形成さ
れる空間には、ヒンジピン31が挿通する穴34aを有
するカム34が配設されている。
【0036】カム34とポール33との間には、円形カ
ム35が配置され、カム34は円形カム35を介して、
ポール33の外歯33aと反対側の面を押圧可能となっ
ている。
【0037】ロアアームプレート30のラチェットプレ
ート32と反対側には、ヒンジピン31が挿通する36
aが形成されたレリーズレバー36が配設されている。
レリーズレバーの一方の回転端部はシートの前方に延出
し、ハンド操作部36bが形成され、他方の回転端部は
シートの後方に延出し、フット操作部36cが形成され
ている。
【0038】ロアアームプレート30には、ヒンジピン
31を中心とする半径方向の長穴30eが形成され、ポ
ール33には、この長穴30eを挿通するピン37が立
設され、さらに、ピン37はレリーズレバー36に形成
された長穴36dに挿通している。長穴36dの形状
は、ラチェットプレート32の内歯32cに近い部分
と、内歯32cより離れた部分とを有し、レリーズレバ
ー36が回転することにより、ポール33がヒンジピン
31を中心とした半径方向に移動し、ポール33の外歯
33aがラチェットプレート32の内歯32cに係脱す
るように設定されている。また、ピン37の先端部はリ
ング38が係合し、ピン37の抜け止めがなされてい
る。
【0039】カム34には、アーム部34bが形成さ
れ、アーム部34bの先端部には、ロアアームプレート
30方向に折曲した折曲部34cが形成されている。こ
の折曲部34cは、ロアアームプレート30に形成され
たヒンジピン31を中心とする円弧状の穴30fを介し
て、レリーズレバー36の形成された穴36eに係合
し、レリーズレバー36が回転することによりカム34
は円形カム35を介してポール33の外歯33aと反対
側の面に対して押圧/離反するようになっている。
【0040】40は一方の端部がヒンジピン31基端部
に回転可能に設けられ、他方の端部が他方のリクライニ
ング装置のヒンジピンの基端部に回転可能に取付けられ
たコネクティングパイプである。コネクティングパイプ
の端部には、フックプレート41の基端部が固着されて
いる。
【0041】一方、ラチェットプレート32にはヒンジ
ピン31を中心とする円弧状の長穴32dが形成され、
カム34には円弧状の長穴32dに対向する穴34dが
形成され、ロアアームプレート30には、円弧状の長穴
32dに対向する長穴30gが形成されている。そし
て、フックプレート41の先端側は折曲され、ラチェッ
トプレート32の長穴32dを挿通してカム34の穴3
4dに係合し、更に、ロアアームプレート30の長穴3
0gに挿通している。よって、カム34の回転は、フッ
クプレート41及びコネクティングパイプ40を介して
他方のリクライニング装置に伝達されるようになってい
る。また、フックプレート41の先端部がロアアームプ
レート30の長穴30gに係合することで、カム34の
回転範囲の規制がなされている。
【0042】ラチェットプレート32の上部には、穴3
2eが形成されている。この穴32eには、ストッパプ
レート42の中間部が取付けられている。本実施例のス
トッパプレート42の取付け構造は、ストッパプレート
42にラチェットプレート32の穴32eに嵌合する爪
部42aを形成し、爪部42aをかしめることでストッ
パプレート42をラチェットプレート32に固着してい
る。更に、ラチェットプレート32の穴32eの周縁に
は、ストッパプレート42の爪部42aがラチェットプ
レート32より突出するのを防止するために、凹部32
fを形成した。
【0043】更に、ラチェットプレート32の穴32e
の両サイドには穴32gが形成され、ストッパプレート
42にも、ラチェットプレート32の穴32gに対向す
る穴42bが形成されている。これらの穴32g,42
bは、シートバックのアッパアームを取付けるのに用い
られる。
【0044】また、ストッパプレート42の下部にはロ
アアームプレート30の周縁部を覆うように折曲された
ロアアームプレート押え部42cが形成され、ストッパ
プレート42の上部はヒンジピン31と同一方向に延出
したスプリング係止部42dが形成されている。
【0045】ヒンジピン31の先端部には、すり割部3
1aが形成されている。このすり割部31aには、2つ
のスパイラルスプリング43,44の内端部が係止され
ている。
【0046】第1のスパイラルスプリング43の外端部
は、レリーズレバー36に形成された係止部36fに係
合し、レリーズレバー36を介してポール33の外歯3
3aがラチェットプレート32の内歯32cに噛合する
方向に付勢している。
【0047】第2のスパイラルスプリング44の外端部
はストッパプレート42のスプリング係止部42dに係
合し、ラチェットプレート32(シートバック)を前傾れ
方向に付勢している。
【0048】45は基端部がロアアームプレート30の
下部にピン46を用いて取付けられ、先端部はラチェッ
トプレート32の下部周縁部を覆うように折曲されたス
トッパプレートである。
【0049】ラチェットプレート32には、ヒンジピン
31を介して両サイドにラチェットプレート32方向に
突出したストッパ部32h,32iが塑性加工、例え
ば、ハーフブロー成形法により形成されている。
【0050】一方、ロアアームプレート30には、ラチ
ェットプレート32のストッパ部32h,32iが当接
可能な当接部30h,30iが形成され、ラチェットプ
レート32(シートバック)は、ストッパ部32hがロア
アームプレート30の当接部30hに当接する位置から
ストッパ部32iがロアアームプレート30の当接部3
0iに当接する位置までの範囲で傾動(リクライニング)
可能となっている。
【0051】47,48はヒンジピン31に設けられ、
ヒンジピン31の軸方向の移動を禁止するリングであ
る。次に、上記構成の作動を説明する。図2に示す状態
は、第1のスパイラルスプリング43の付勢力によっ
て、カム34が円形カム35を介してポール33の外歯
33aと反対側の面を押圧し、ポール33の外歯33a
とラチェットプレート32の内歯32cとが噛合し、ラ
チェットプレート32の回転が禁止されたロック状態に
ある。
【0052】このロック状態において、第1のスパイラ
ルスプリング43の付勢力に抗して、レリーズレバー3
6のハンド操作部36bを持って、又はレリーズレバー
36のフット操作部36cを踏み、レリーズレバー36
を図2において時計方向に回転させると、ポールの外歯
33aとラチェットプレート32の内歯32cとの噛合
が解除され、ラチェットプレート32(シートバック)は
回転可能なアンロック状態となる。
【0053】ここで、着座者がいない場合には、第2の
スパイラルスプリング44の付勢力により、シートバッ
クはラチェットプレート32のストッパ部32hがロア
アームプレート30の当接部30hに当接するまで回転
する。
【0054】また、着座者がいる場合には、第2のスパ
イラルスプリング44の付勢力により、シートバックは
着座者の背部を押接する。着座者は第2のスパイラルス
プリング44の付勢力に抗して、所望のシートバックの
傾動角度(リクライニングアングル)までシートバックを
傾動させる。
【0055】そして、レリーズレバー36への操作力を
解除すると、第1のスパイラルスプリング43の付勢力
により、レリーズレバー36は元の位置に復帰し、ポー
ル33の外歯33aとラチェットプレート32の内歯3
2cとが噛合し、ラチェットプレート32の回転が禁止
されたロック状態となる。
【0056】また、このレリーズレバー36への操作力
は、フックプレート41,コネクティングパイプ40を
介して他方のリクライニング装置へも伝達される。上記
構成によれば、下記のような効果を得ることができる。
【0057】(1) ロアアームプレート30の凹部30a
とラチェットプレート32の凹部32aとの間に、ポー
ル33を配設したことにより、省スペースで見栄えが良
くなる。
【0058】(2) リクライニング装置をロアアームプレ
ート30とラチェットプレート32との間に設け、ロア
アームプレート30はシートクッション側に、ラチェッ
トプレート32はシートバック側にそれぞれ設ける構成
なので、リクライニング装置の共通化を図ることができ
る。
【0059】(3) ロアアームプレート30の凹部30a
の立壁面をヒンジピン31から見てラチェットプレート
32の内歯32cの歯底より外側に形成したことによ
り、ロアアームプレート30の凹部30aの立壁面とラ
チェットプレート32の内歯32cとの間に隙間が形成
される。
【0060】よって、ロアアームプレート30の凹部3
0aの立壁面に異物等があっても、ポール33のラチェ
ットプレート32への噛合が確保できる。また、部品精
度により、ロアアームプレート30の凹部30aの立壁
面とヒンジピン31との距離が設定より多少短くなって
も、ロアアームプレート30の凹部30aの立壁面がポ
ール33の外歯33aまで至らず、ポール33のラチェ
ットプレート32への噛合が確保できる。
【0061】さらに、一般にラチェットプレート32は
焼入れ処理がなされ、ロアアームプレート30より撓み
にくくなっている。よって、リクライニング装置に上方
向からの荷重が作用すると、ラチェットプレート32よ
りロアアームプレート30の方が撓み量が大きくなり、
ロアアームプレート30の凹部30aの立壁面とポール
33の外歯33aとの距離が短くなるが、ロアアームプ
レート30の凹部30aの立壁面とラチェットプレート
32の内歯32cとの間に形成される隙間Δにより、ロ
アアームプレート30の凹部30aの立壁面がポール3
3の外歯33aまで至らず、ポール33のラチェットプ
レート32への噛合が確保できる。
【0062】(3) ラチェットプレート32(シートバッ
ク)の傾動範囲を規制するストッパ部32h,32iは、
ラチェットプレート32を塑性加工により形成したこと
により、別部材のピン等をラチェットプレート32に立
設した場合に比べて、部品点数の削減を行なうことがで
きる。
【0063】(4) 本実施例のリクライニング装置のポー
ル33の外歯33aと反対側の面を押圧可能なカム34
の動きは、コネクティングパイプ40に基端部が固着さ
れたフックプレート41に伝達され、コネクティングパ
イプ40を介して他方のリクライニング装置のカムへ伝
達される。また、フックプレート41の先端部は、ロア
アームプレート30の長穴30gまで係合しているの
で、カム34の回転範囲の規制も行なっている。
【0064】仮に、カム34の方にフックプレートまで
延出するアームを形成する場合には、カム34にロアア
ームプレート30方向に延出し、長穴30gに係合する
別のアームが必要となり、カム34の加工が複雑とな
る。
【0065】しかし、本実施例では、フックプレート4
1の先端部側がロアアームプレートの長穴30gまで延
出し、係合していることより、カム34の加工が簡単と
なる。
【0066】(5) ストッパプレート42をかしめ止めし
たことにより、部品点数を減らすことができる。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ロア
アームプレートの凹部とラチェットプレートの凹部との
間に、ポールを配設したことにより、省スペースで見栄
えが良くなる。
【0068】又、リクライニング装置をロアアームプレ
ートとラチェットプレートとの間に設け、ロアアームプ
レートはシートクッション側に、ラチェットプレートは
シートバック側にそれぞれ設ける構成なので、リクライ
ニング装置の共通化を図ることができる。
【0069】ロアアームプレートの凹部の立壁面をヒン
ジピンから見てラチェットプレートの内歯の歯底より外
側に形成したことにより、ロアアームプレートの凹部の
立壁面とラチェットプレートの内歯との間に隙間が形成
される。
【0070】よって、ロアアームプレートの凹部の立壁
面に異物等があっても、ポールのラチェットプレートへ
の噛合が確保できる。また、部品精度により、ロアアー
ムプレートの凹部の立壁面とヒンジピンとの距離が設定
より多少短くなっても、ロアアームプレートの凹部の立
壁面がポールの外歯まで至らず、ポールのラチェットプ
レートへの噛合が確保できる。
【0071】さらに、一般にラチェットプレートは焼入
れ処理がなされ、ロアアームプレートより撓みにくくな
っている。よって、リクライニング装置に上方向からの
荷重が作用すると、ラチェットプレートよりロアアーム
プレートの方が撓み量が大きくなり、ロアアームプレー
トの凹部の立壁面とポールの外歯との距離が短くなる
が、ロアアームプレートの凹部の立壁面とラチェットプ
レートの内歯との間に形成される隙間により、ロアアー
ムプレートの凹部の立壁面がポールの外歯まで至らず、
ポールのラチェットプレートへの噛合が確保できる。
【0072】ラチェットプレートの上部の突起がロアア
ームプレートの当接部に当接することにより、ラチェッ
トプレートの傾動範囲が規制される。この突起は、ラチ
ェットプレートをプレス加工等の塑性加工により形成し
たことにより、別部材のピン等をラチェットプレートに
立設した場合に比べて、部品点数の削減を行なうことが
できる。
【0073】一方のリクライニング装置のポールの外歯
と反対側の面を押圧可能なカムの動きは、コネクティン
グパイプに基端部が固着されたフックプレートに伝達さ
れ、コネクティングパイプを介して他方のリクライニン
グ装置のカムへ伝達される。また、フックプレートの先
端部は、ロアアームプレートの第2の長穴まで係合して
いるので、カムの回転範囲の規制も行なっている。
【0074】仮に、カムの方にフックプレートまで延出
するアームを形成する場合には、カムの回転範囲の規制
をおこなうためにカムにロアアームプレート方向に延出
し、第2の長穴へ延出し、係合する別のアームが必要と
なり、カムの加工が複雑となる。しかし、フックプレー
トの先端部側がロアアームプレートの第2の長穴まで係
合していることより、カムの加工が簡単となる。
【0075】ストッパプレートをかしめ止めしたことに
より、部品点数を減らすことができる。を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図である図2における
B-B断面図である。
【図2】本発明の一実施例のリクライニング装置の側面
図である。
【図3】図2においてクライニングロック機構を説明す
る図である。
【図4】図2におけるレリーズレバーの部分斜視図であ
る。
【図5】図2におけるC-C断面図である。
【図6】図2におけるD-D断面図である。
【図7】従来の両側リクライニング装置の一方を示す側
面図である。
【図8】図7におけるA-A断面図である。
【符号の説明】
30 ロアアームプレート 30a,32a 凹部 30c,30d ガイド 31 ヒンジピン 32 ラチェットプレート 32c 内歯 33 ポール 33a 外歯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション側に設けられ、、凹部
    が形成されたロアアームプレートと、 該ロアアームプレートの凹部に立設されたヒンジピン
    と、 前記ロアアームプレートの凹部と対向する凹部が形成さ
    れ、前記ヒンジピンに回転可能に設けられ、前記凹部の
    立壁面に前記ヒンジピンを中心とする内歯が形成され、
    シートバック側に設けられたラチェットプレートと、 前記ロアアームプレートの凹部,前記ラチェットプレー
    トの凹部で形成される空間内に設けられ、前記内歯に噛
    合可能な外歯が形成されたポールと、 前記ロアアームプレートに設けられ、前記ポールを前記
    ヒンジピンを中心とする半径方向に案内するガイドとを
    有し、前記ポールの外歯が前記ラチェットプレートの内
    歯に噛合し、前記アッパアームの傾動が禁止されるリク
    ライニング装置であって、 前記ラチェットプレートの内歯近傍の前記ロアアームプ
    レートの凹部の立壁面を前記ヒンジピンから見て前記ラ
    チェットプレートの内歯の歯底より外側に形成したこと
    を特徴とするリクライニング装置。
  2. 【請求項2】 前記ラチェットプレートの上部に塑性加
    工による突起を設け、前記ロアアームプレートに前記ラ
    チェットプレートの突起が当接可能な当接部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のリクライニング装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒンジピンに回転可能に設けられ、
    前記ポールの外歯と反対側の面を押圧可能なカムと、 前記ラチェットプレートに形成され、前記ヒンジピンを
    中心とする円弧上の第1の長穴と、 前記カムに形成され、前記第1の長穴と対向するように
    設けられた穴と、 前記ロアアームプレートに形成され、前記第1の長穴に
    対向する第2の長穴と、 一端部が前記ヒンジピンに接続され、他端部が他方のリ
    クライニング装置のヒンジピンに接続されたコネクティ
    ングパイプと、 基端部が前記コネクティングパイプに固着され、先端部
    が前記ラチェットプレートの第1の長穴、前記カムの
    穴、及び前記ロアアームプレートの第2の長穴に係合す
    るフックプレートと、 を具備することを特徴とする請求項1又は2記載のリク
    ライニング装置。
  4. 【請求項4】 前記ラチェットプレートの上部に形成さ
    れた穴と、 基端部が前記穴に係合し、かしめ止められ、先端部が前
    記前記ロアアームプレートの前記ラチェットプレートと
    の対向面と反対側の面と対向するストッパプレートを設
    けたことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の
    リクライニング装置。
JP10332595A 1995-04-27 1995-04-27 リクライニング装置 Expired - Lifetime JP3672965B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10332595A JP3672965B2 (ja) 1995-04-27 1995-04-27 リクライニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10332595A JP3672965B2 (ja) 1995-04-27 1995-04-27 リクライニング装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001245141A Division JP3715558B2 (ja) 2001-08-13 2001-08-13 リクライニング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08294427A true JPH08294427A (ja) 1996-11-12
JP3672965B2 JP3672965B2 (ja) 2005-07-20

Family

ID=14351037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10332595A Expired - Lifetime JP3672965B2 (ja) 1995-04-27 1995-04-27 リクライニング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3672965B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3672965B2 (ja) 2005-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100682164B1 (ko) 기울임 의자용 잠금 구조
US5238295A (en) Tilt-adjustable head rest having ratcheting mechanism
US5762400A (en) Seat reclining mechanism
JP3080140B2 (ja) 内歯式リクライニングデバイス
US20070145801A1 (en) Seat reclining device for vehicle
JP4595256B2 (ja) シートリクライニング装置
US5236246A (en) Adjustable headrest having integral pivot connection
US5236245A (en) Tilt-adjustable headrest having central ratcheting mechanism
JP2003009978A (ja) シートリクライニング装置
JP3287456B2 (ja) 車両用シート
JPH08294427A (ja) リクライニング装置
JPH0336291Y2 (ja)
JP3715558B2 (ja) リクライニング装置
JP4472089B2 (ja) シートのリクライナ構造
JP5857505B2 (ja) 車両用シートリクライニング装置
JP3520808B2 (ja) リクライニング装置
JPH0819442A (ja) リクライニング装置
JP3581574B2 (ja) シートリクライニング装置
JPH038114Y2 (ja)
JP3775934B2 (ja) リクライニング装置
JPH04210006A (ja) 可逆回転操作可能なラチェット機構
JP3295649B2 (ja) シートスライド装置
JP3210515B2 (ja) シートリクライニング装置
JPH0130923Y2 (ja)
JP3371417B2 (ja) 車両用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050421

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080428

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term