JPH08291936A - 車両用空調吹出装置のバルブシャッター開閉操作ユニット及び同吹出装置 - Google Patents
車両用空調吹出装置のバルブシャッター開閉操作ユニット及び同吹出装置Info
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- JPH08291936A JPH08291936A JP9823695A JP9823695A JPH08291936A JP H08291936 A JPH08291936 A JP H08291936A JP 9823695 A JP9823695 A JP 9823695A JP 9823695 A JP9823695 A JP 9823695A JP H08291936 A JPH08291936 A JP H08291936A
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Abstract
てバルブシャッター開閉機構を一体に組みつけ、操作を
容易・確実にし、取付部外観を向上する。 【構成】押圧操作部14Cの操作に応じ進退する操作部
材14をケースに収容支持し、操作部材14とケース間
に介装のスプリング15a、操作部材14に形成された
カム溝15b及び一端がカム溝内を案内される弾性部材
15Cとからなるプッシュロック・オープン機構15を
備えたバルブシャッター開閉操作ユニットをベンチレー
タ本体内部に回動自在に装着されたバルブシャッター4
にクランク結合させ、開閉状態を容易に確認しながら簡
単な操作でバルブシャッター4の開閉動作を確実になし
得るようにする。特に開閉操作ユニットを押しボタン式
としているため、その設置部には単に部材14の一部を
挿通させ得る大いさの小孔を形成するだけで足りるの
で、車室内側の外観を損うことがない。
Description
バルブシャッターを開閉するための開閉操作ユニット及
び同ユニットを備えた空調吹出装置に関する。
ータ本体の内部には吹出流路を開閉するために、回転軸
がベンチレータ本体を横切って水平に支持される回転羽
根状のバルブシャッターが装着されている。このバルブ
シャッターの開閉操作は、前記ベンチレータ本体の前面
吹出口の周辺部に取り付けられた開閉操作部材によりな
される。この開閉操作部材としては、例えば実開昭61
−186050号公報に開示されているような上下方向
に回動操作するダイヤルか、或いは実開平2−6007
0号公報に開示されているような上下方向に動作させる
操作ノブであるのが一般的である。そして、これらの開
閉操作部材を嵌挿して取り付けるため、前面吹出口の周
辺部における取付部にはいずれも縦方向に長いスリット
状の開口が形成されている。
両用空調吹出装置においてはバルブシャッターの開閉操
作部材の取付部には縦に長い大きなスリット状の開口が
形成されるため、外観的に好ましくない。また、前記開
閉操作部材がダイヤルであるときは、その開閉操作のい
ずれがなされているかを一見しただけでは瞬時に判断が
しがたく、バルブシャッターの開閉を確認することが簡
単にはできないという不具合がある。このとき、バルブ
シャッターが半開の状態にあったとしても、それが確認
できず、バルブシャッターが完全に開閉状態にない状態
で空調を作動した場合には、異常音が発生する。一方、
前記開閉操作部材が操作ノブである場合は、通常、同操
作ノブが前記スリット状の開口を上下に摺動する部分が
他の部分より細く形成された首部を有しているため、操
作時に同首部が折損してバルブシャッターの開閉を行う
ことが不可能となることがある。
なされたものであり、その目的はバルブシャッターの開
閉機構を変更して、開閉操作を容易に且つ確実にすると
共に操作部材の取付部における外観をも向上させ得るバ
ルブシャッターの開閉機構及び同機構を備えてなる車両
用空調吹出装置を提供することにある。
め、本発明は一端がクランク機構との連結部をなし、他
端が押圧操作部を構成する操作部材と、同操作部材の両
端を外部に突出させると共に、その本体を摺動可能に収
容支持するケースと、前記操作部材の本体及びケースに
結合されたプッシュロック・オープン機構とを備えてな
ることを特徴とする車両用空調吹出装置のバルブシャッ
ター開閉操作ユニットを、その主要な構成としている。
そして好適には、前記操作部材が単一部材からなり、そ
の連結部がリンクを介して前記クランク機構に連結され
るか、或いは前記操作部材が複数の部材からなり、各部
材が所定の角度をもって相対的に摺動可能に結合され、
且つ前記ケースから外部に突出した上記連結部が直接前
記クランク機構に連結される。
ープン機構が、前記操作部材の本体と前記ケースの内壁
面との間に介装されるスプリングと、前記操作部材に形
成された第1係止点と第2係止点とを有するカム溝と、
一端が前記ケースに固着され他端が前記カム溝内を案内
される弾性部材とから構成される。
吹出流路を開閉するバルブシャッターと、前記バルブシ
ャッターの回転軸端に連結されるクランク機構と、前記
クランク機構に連結され前記バルブシャッターを開閉す
るための上記開閉操作ユニットとを備えてなることを特
徴とする車両用空調吹出装置をも主要な構成としてい
る。
作ユニットに備えられたプッシュロック・オープン機構
における弾性部材の自由端は、操作部材に形成されたカ
ム溝の第1係止点にあり、前記操作部材はその本体と前
記ケースの内壁面との間に介装されるスプリングの弾性
により常に前方へ付勢された状態にある。従って前記第
1係止点は操作部材を最も室内側に突出させた状態にお
くための係止点である。
は操作部材の押圧操作部を、プッシュロック・オープン
機構の弾性部材が第1係止点から第2係止点へ移動する
まで押圧し、操作部材を室内側とは反対側の所定の位置
におく。弾性部材は第2係止点で係止され、操作部材は
そのまま前記位置に止まる。この操作部材の押動に関連
して例えばリンクを介して連結されたクランク軸に回転
自在に支承されたバルブシャッターを回動させ、ベンチ
レータ本体の吹出流路を開く。
る場合には、押圧操作部を再度押して第2係止点に係止
された弾性部材の係止を解除すると、操作部材はスプリ
ングの付勢により、弾性部材が第1係止点で係止される
まで前方へ摺動する。この操作部材の前方への摺動時
に、同時に例えばリンクを介して連結されたクランク軸
に回転自在に支承されたバルブシャッターを上述の方向
とは反対方向に回動して、ケースの吹出流路を閉じる。
ッシュロック・オープン機構の弾性部材が第1係止点か
ら第2係止点まで移動し、上述と同様に、バルブシャッ
ターを再び反対方向に回動して吹出流路を開く。
具体的に説明する。図1は本発明の代表的な開閉操作ユ
ニットを備えた車両用空調吹出装置の外観を示す全体斜
視図、図2は同車両用空調吹出装置の開閉機構例を中心
に示す一部破断側面図を示す。
空調吹出装置のベンチレータ本体を示す。ベンチレータ
本体1の室内側端面には額縁状のフィニッシャー2が装
着されている。このフィニッシャー2からベンチレータ
本体1の内部にかけて、室内側の前部に水平羽根3aを
有する水平ルーバー3が組み付けられる。また、前記水
平ルーバーの内部には、図示を省略するが、吹出流の左
右の方向を調整するための縦ルーバーが垂直軸線を中心
に左右に搖動可能に取り付けられている。更に、前記ベ
ンチレータ本体1の内部には、吹出流路を開閉するため
のバルブシャッター4がその回動軸線を水平にして取り
付けられている。以上の各構成部分は、従来から公知の
ものであり、従って図示例に限定されるものではない。
シャー2を貫通して設けられた孔部2aからその操作部
を室内側に突出させてベンチレータ本体1の一側面に固
設されている。この開閉操作ユニット10の車両室側と
は反対側の端部はリンク6を介して円盤体5の周縁部か
ら突出するピン5bに連結されている。前記ベンチレー
タ本体1の内部にはバルブシャッター4が水平回転軸5
aに固着支持されており、同回転軸5aの一端が前記ベ
ンチレータ本体1の一側面から外部に突出している。そ
して、回転軸5aの前記突出端には前記円盤体5が回転
自在に支持され、同円盤体5の回動に伴ってバルブシャ
ッター4が開閉方向に回動する。
10の実施例について図3乃至図7を参照して詳細に説
明する。図3は前記開閉操作ユニット10の平面図、図
4は図3のI−I線における矢視断面図、図5は開閉操
作ユニット10の分解斜視図である。開閉操作ユニット
10は、本体14aの一端がリンク6との連結部14b
をなし、他端が押圧操作部14cを構成する操作部材1
4と、前記連結部14b及び押圧操作部14cを外部に
突出させると共に、その本体14aを摺動可能に収容支
持するケース11と、前記操作部材14の本体14a及
びケース11に結合されたプッシュロック・オープン機
構15とを備えている。
3とからなる。ケース11のベース体12は3壁部12
a,12b,12cからなるコ字状枠材から構成され
る。左右壁部12a,12cの開放端部は連結底面12
fにより連結されている。この連結底面12fの中央部
には壁部12a,12b,12cの高さよりも低い高さ
で四角柱12gが突出しており、同四角柱12gと左右
壁部12a,12cとの間は前記操作部材14を摺動案
内するための凹部12h,12hをなしており、四角柱
12gの中央にはその高さ方向にネジ孔12iが形成さ
れている。左右壁部12a,12cの前後端部の外側面
下縁にはそれぞれ係合溝12dが形成され、また左右壁
部12a,12cの下縁からベンチレータ本体1への固
着部12eが左右外方へ複数突設されている。またベー
ス体12の後壁部12bの厚さは左右壁部12a,12
cより厚く、同後壁部12bは内壁面の上部が切り欠か
れて段部12jを形成している。また後壁部12bには
後述する操作部材14の連結部14bを挿通するための
挿通孔12kが貫通して形成されている。また、前記段
部12jには後述する弾性針15bの一端を支持するた
めの針固定孔12lが設けられている。
をなしており、その両端の縁部には内方に向けて係合爪
部13aが形成されており、前述のベース体12の係合
溝12dと係合する。更にカバー体13の上面には、前
記ベース体12のネジ孔12iに相当する部分にボルト
挿通孔13bが形成されている。
平板体からなり、その一端から上記リンク6との連結部
14bが突設し、他端には二股状の摺動部14e,14
fを介して押圧操作部14cが形成されている。前記連
結部14bの端部にはリンク6に連結するためのピン孔
14dが形成されている。平板本体14aの中央には後
述する弾性針15bの自由端を係止案内するハート形状
のカム溝15cが形成されており、このカム溝15cに
おいて最も後端(図6の左側)となる位置が第1係止点
15c−1、前方のく字状に屈曲した部分の屈曲点が第
2係止点15c−2である。なおここではハート形状の
カム溝15cを採用しているが、弾性針15bを操作部
材14の摺動方向で異なる2点において係止できる形状
例えばJ字形状であってもよく、図示実施例に限るもの
ではない。
スプリング15a、弾性針15b及び操作部材14の本
体14aに形成された上記カム溝15cとから構成され
ている。弾性針15bはその両端を同方向に90°屈曲
させている。
10とするには、先ずベース体12に操作部材14を収
容する。このとき操作部材14の連結部14bに圧縮ス
プリング15aを装着し、同連結部14bをベース体1
2の挿通孔12kに挿通する。また操作部材14の左右
摺動部14e,14fをベース体12の凹部12h,1
2hに嵌合する。次に両端が同方向に90°屈曲された
弾性針15bの一端を弾性針15b全体をベース体12
の左右壁部12a,12cと平行にベース体12の針固
定孔12lに挿入し固着してから、他端を操作部材14
のカム溝15cに係合させるが、このとき針固定孔12
kに偏位してカム溝15cが存在するため弾性針15b
に捩じれが生じて弾性針15bは図面において下方に付
勢されることになる。最後にカバー体13をかぶせてカ
バー体13の係合爪部13aをベース体12の係合溝1
2dに係合させた後、カバー体13のボルト挿通孔13
bに図示せぬボルトを挿入し、ベース体12のネジ孔1
2iにねじ込んで、カバー体13をベース体12に固着
し、開閉操作ユニット10の組み立てが完了する。
ト10はベース体12に形成された固着部12eにおい
てベンチレータ本体1にボルト等の固着手段により固着
されると共に、その操作部材14の連結部14bと円盤
体5とをリンク6を介して連結する。
の動作を中心に本開閉操作ユニット10とそれに連動し
て開閉するバルブシャッター4の動作について説明す
る。図6及び図7は本開閉操作ユニット10のカバー体
13を取り外した状態の平面図であり、図6は操作部材
14が室内側(図の右方向)に最も突出した状態を示
し、図7は操作部材14が押し込まれた状態を示す。
即ち前方に最も突出した状態にあるときには、弾性針1
5bの自由端は操作部材14のカム溝15cの第1係止
点15c−1に係止されている。このとき圧縮スプリン
グ15aが操作部材14の平板本体14aの後端とベー
ス体12の段部12jの内壁面との間に介装されている
ため、操作部材14は常に前方に付勢されているが、弾
性針15bと、カム溝15cとの係止によりその前方へ
の移動を制限されている。このとき、同操作部材14の
連結部14bにピン結合されたリンク6、円盤体5及び
バルブシャッター4は図2において実線で示すように閉
鎖した状態にある。
操作部材14の押圧操作部14cを押圧して、操作部材
14を図6の矢印方向に摺動させる。このとき、弾性針
15bの自由端はカム溝15cに沿って前記矢印方向と
反対方向に案内される。前記押圧操作部14cの内面が
ベース体12の前記四角柱12gの前面に当接し、操作
部材14の矢印方向への移動が制限された時点で押圧を
止めると、操作部材14は圧縮スプリング15aの付勢
により再び前方へ突出しようとする。このとき弾性針1
5bは下方に付勢されているためカム溝15cの前方の
く字状の屈曲部分を案内され、その屈曲点である第2係
止点15c−2で係止する。この状態を図7に示す。
い、操作部材14の連結部14bにピン結合されたリン
ク6を介して円盤体5が回動し、これに連動してバルブ
シャッター4も図2に矢印で示す方向に回動し開放され
る。開放状態におけるこれら部材は図2において2点鎖
線で示す位置にある。
前記押圧操作部14cを再度押圧する。このとき弾性針
15bはカム溝15cの第2係止点15c−2からく字
状の屈曲部分を図7において下方へ案内される。前記押
圧操作部14cが前記四角柱12gの前面に当接し、操
作部材14の矢印方向への摺動が制限された時点で押圧
を止めると、操作部材14は圧縮スプリング15aの付
勢により前方へ突出しようとする。このとき弾性針15
bはカム溝15cを案内されて再度第1係止点15c−
1に戻り、操作部材14がそれ以上前方(図6の右方
向)へ突出するのを制限する。
例を示す開閉操作ユニット20のカバー体23を外した
状態の平面図であり、図11には同開閉操作ユニット2
0を装着した車両用空調吹出装置の外観図を示す。
端が円盤体5との連結部24bをなす第1操作部材24
と、前端が押圧操作部25aを構成する第2操作部材2
5と、前記連結部24b及び押圧操作部25aを外部に
突出させると共に、両操作部材24,25を内部で摺動
可能に収容支持するケース21と、前記第1操作部材2
4の本体24a及びケース21に結合されたプッシュロ
ック・オープン機構15とを備えている。
a,22b,22cから構成される全体がく字状の枠体
からなる。このく字状の屈曲部において上記第1及び第
2操作部材24,25が連結されている。左右壁部22
a,22cの開放端は連結底面22fにより連結されて
おり、左右壁部22a,22cの壁面間により第2操作
部材25が摺動案内する凹部22hを形成する。また左
右壁部22a,22cの下縁からベンチレータ本体1へ
の固着部22eが左右外方へ複数突設されている。ベー
ス体22の後壁部22bはその厚さが左右壁部22a,
22cより厚く、同後壁部22bにおいて内壁面の上部
が切り欠かれ段部22jを形成する。また後壁部22b
には第1操作部材24の連結部24bを挿通するための
挿通孔22kが貫通して形成されている。更に、前記段
部22jには上記実施例と同一構造をもつ弾性針15b
の一端を固定支持するための針固定孔22lが設けられ
ている。ケース21のカバー体23は、断面コ字状で全
体がく字状の形状をなし、図11に示すようにベース体
22の上部を閉鎖する。
板体で、一端から円盤体5との第1連結部24bが突設
され、他端からは第2操作部材25との第2連結部24
gが突設されている。第1連結部24bの端部には円盤
体5に連結するためのピン孔24dが形成されており、
第2連結部24gには前記第2操作部材25の操作方向
に対して斜めに立ち上がる長孔24hが形成されてい
る。平板本体24aには上記実施例と同様に弾性針15
bの自由端を案内するハート形状のカム溝15cが形成
されており、このカム溝15cにおいて最も下端となる
位置が第1係止点15c−1、斜め上方のく字状に屈曲
した部分の屈曲点が第2係止点15c−2である。
じ厚みを有する細幅の板材である。同第2操作部材25
の一端はケース体21の前端から外部に突出して押圧操
作部25aを構成し、他端はベース体22の屈曲部にお
いて対向する内壁面に平行な傾斜面として形成されてお
り、その先端部に第1操作部材24の第2連結部24g
の上記長孔24hに係合するピン25bが突出してい
る。
ロック・オープン機構15は圧縮スプリング15a、弾
性針15b及び第2操作部材24に形成された上記カム
溝15cとから構成されており、上記実施例における開
閉操作ユニット10のそれと同じ機構を備えている。
20とするには、先ず第1操作部材24の第2連結部2
4gに形成された長孔24hに第2操作部材25のピン
25bを係合させてからベース体22にこれら操作部材
24,25を収容する。このとき第1操作部材24の第
1連結部24bに圧縮スプリング15aを装着し、同連
結部24bをベース体22の挿通孔22kに挿通する。
また第2操作部材25をベース体22の凹部22hに嵌
合する。次に両端が同方向に90°屈曲された弾性針1
5bの一端を弾性針15b全体を第1摺動部材24が摺
動するベース体22の左右壁部22a,22cと平行に
ベース体22の針固定孔22lに挿入し固着してから、
他端を第1操作部材24のカム溝15cに係合させる
が、このとき針固定孔22lに偏位してカム溝15cが
存在するため弾性針15bに捩じれが生じて弾性針15
bは図面において時計回り方向に付勢されることにな
る。最後にカバー体23をかぶせて開閉操作ユニット2
0の組み立てが完了する。
ト20はベース体22に形成された固着部22eにおい
てベンチレータ本体1にボルト等の固着手段により固着
されると共に、その第1操作部材24の連結部24bと
円盤体5とを連結する。
作ユニット10との大きな違いは、その形状に基づき操
作部材が第1操作部材24と第2操作部材25の2部材
から構成されていることにある。すなわち、第2操作部
材25のカバー体21から外部に突出している端部が押
圧操作部25aをなし、同押圧操作部25aを押圧する
ことで第2操作部材25は図8に矢印Aで示す方向に摺
動する。このとき第2操作部材25は前述したとおり、
その後端に形成されているピン25bを第1操作部材2
4の第2連結部24gに形成された長孔24hの下端か
ら斜め上方の端部まで移動できるように係合させて連結
されている。このため第2操作部材25の摺動に伴って
第1操作部材24は図8に矢印Bで示す方向に移動する
ことになる。即ち第2操作部材25の水平方向への移動
量を第1操作部材24の斜め方向への移動量に変換する
ものであり、このとき水平方向の移動量に比して必然的
に斜め方向への移動量が増大される。従って、第2操作
部材25を僅かに操作することにより第1操作部材24
を大きく移動し得て、バルブシャッター4の所定の回動
量が得られる。またベース部材22の左右壁部22a,
22c間に形成される凹部22hの幅と第2操作部材2
5の幅とが同一であるため第2操作部材25の操作時に
おけるがたつきをなくすことができる。
との連結部分の他の構成を図9に示す。図9に示す構成
によれば、第1操作部材24の上端の左角縁に突出部2
4iが形成され、また第2操作部材25の後端面をベー
ス体22の屈曲部において対向する内壁面に平行な傾斜
面として形成しており、その先端が第1操作部材24の
上端面に当接し、第1操作部材24を斜め下方に押す。
前記第1操作部材24の第2連結部24g及び第2操作
部材25の後端面として前述の構成を採用したことによ
り、第2操作部材25を強く押動したときにも前記突出
部24iがストッパーとして機能し、対向する内壁面を
損傷させることがない。
の押動に伴うプッシュロック・オープン機構を備え、バ
ルブシャッターを確実に開閉させる開閉操作ユニットが
単一のユニットとして単独に組み立てられている点にあ
り、従って車両用空調吹出装置を組み付けるにあたって
も、同ユニットをベンチレータ本体の所定の部位に単に
固着するだけで足り、その作業性を著しく向上させるも
のである。
明の車両用空調吹出装置の開閉操作ユニットによれば、
開閉操作のいずれがなされているかを瞬時に判断でき、
バルブシャッターの開閉を確認することが容易であり、
このとき、バルブシャッターが半開の状態にあることは
なく、従って空調を作動した場合に異常音が発生するこ
とはない。しかも操作部が押しボタン式の押圧操作部で
あるため従来のダイヤル式操作部に比べて小さい単に押
圧操作部が挿通される大きさの孔であれば足りるもので
あり、車両用空調吹出装置の車室内側の外観を損なうこ
とがない。そして特に本発明ではそのバルブシャッター
の開閉操作機構を全て単一に組み立てられてユニット化
されたものであるため、同ユニットを空調吹出装置に組
み付けるときも単に同ユニットをベンチレータ本体の所
定の部位に固着するだけで足り、その作業性が著しく向
上し生産効率も向上する。
ランクと連結される第1操作部材と押圧操作部をなす第
2操作部材とが所定の角度で結合されている場合には、
前記第2操作部材の押圧操作部を押圧することで第1操
作部材を所定の角度で斜めに移動させることになるた
め、第2操作部材の僅かな操作量をもって、バルブシャ
ッターの所定の回動量を得ることができる。
した車両用空調吹出装置例の全体を示す斜視図である。
状態を示す一部切開側面図である。
図である。
る。
た状態にある図3に示す開閉操作ユニットのカバー体を
取り外した平面図である。
開閉操作ユニットのカバー体を取り外した平面図であ
る。
ー体を外した状態を示す平面図である。
の他の構成を示す平面図である。
を適用した車両用空調吹出装置の斜視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 一端がクランク機構との連結部をなし、
他端が押圧操作部を構成する操作部材と、同操作部材の
両端を外部に突出させると共に、その本体を摺動可能に
収容支持するケースと、前記操作部材の本体及びケース
に結合されたプッシュロック・オープン機構とを備えて
なることを特徴とする車両用空調吹出装置のバルブシャ
ッター開閉操作ユニット。 - 【請求項2】 前記操作部材が単一部材からなり、その
連結部がリンクを介して前記クランク機構に連結されて
なる請求項1記載のバルブシャッター開閉操作ユニッ
ト。 - 【請求項3】 前記操作部材が複数の部材からなり、各
部材が所定の角度をもって相対的に摺動可能に結合さ
れ、且つ前記ケースから外部に突出した上記連結部が直
接前記クランク機構に連結されてなる請求項1記載のバ
ルブシャッター開閉操作ユニット。 - 【請求項4】 前記プッシュロック・オープン機構が、
前記操作部材の本体と前記ケースの内壁面との間に介装
されるスプリングと、前記操作部材に形成された第1係
止点と第2係止点とを有するカム溝と、一端が前記ケー
スに固着され他端が前記カム溝内を案内される弾性部材
とから構成されてなる請求項1記載の車両用空調吹出装
置のバルブシャッター開閉操作ユニット。 - 【請求項5】 ベンチレータ本体と、その吹出流路を開
閉するバルブシャッターと、前記バルブシャッターの回
転軸端に連結されるクランク機構と、前記クランク機構
に連結され前記バルブシャッターを開閉するための開閉
操作ユニットとを備えてなり、前記開閉操作ユニット
は、一端がクランク機構との連結部をなし、他端が押圧
操作部を構成する操作部材と、同操作部材の両端を外部
に突出させると共に、その本体を摺動可能に収容支持す
るケースと、前記操作部材の本体及びケースに結合され
たプッシュロック・オープン機構とを備えてなることを
特徴とする車両用空調吹出装置。 - 【請求項6】 前記プッシュロック・オープン機構が、
前記操作部材の本体と前記ケースの内壁面との間に介装
されるスプリングと、前記操作部材に形成された第1係
止点と第2係止点とを有するカム溝と、一端が前記ケー
スに固着され他端が前記カム溝内を案内される弾性部材
とから構成されてなる請求項3記載の車両用空調吹出装
置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09823695A JP3465989B2 (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 車両用空調吹出装置のバルブシャッター開閉操作ユニット及び同吹出装置 |
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JPH08291936A true JPH08291936A (ja) | 1996-11-05 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR101301750B1 (ko) * | 2006-12-12 | 2013-08-29 | 현대모비스 주식회사 | 에어 벤트의 댐퍼 개폐장치 |
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KR101704916B1 (ko) * | 2015-08-18 | 2017-02-08 | 주식회사 니프코코리아 | 자동차용 에어벤트의 듀얼댐퍼장치 |
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-
1995
- 1995-04-24 JP JP09823695A patent/JP3465989B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US10787062B2 (en) | 2015-08-18 | 2020-09-29 | Nifco Korea Inc. | Damper assembly of vehicle air vent |
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