JPH0829190B2 - 運転ゲ−ム機 - Google Patents

運転ゲ−ム機

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JPH0829190B2
JPH0829190B2 JP61265582A JP26558286A JPH0829190B2 JP H0829190 B2 JPH0829190 B2 JP H0829190B2 JP 61265582 A JP61265582 A JP 61265582A JP 26558286 A JP26558286 A JP 26558286A JP H0829190 B2 JPH0829190 B2 JP H0829190B2
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handle
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建治 三村
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ゲームセンターや遊園地等に設置される運
転ゲーム機に関する。
(従来の技術) ゲームセンターや遊園地等に設置されている運転ゲー
ム機は、シート上の運転者が所定のボックスにコインを
入れてハンドル及びアクセルを操作すると、運転状況及
び走行状態がCRTの画面に映し出されるようになってい
る。また、追い越しやカーブの際にハンドル操作やアク
セル操作を誤ると、画面に事故が表示される。
この種の運転ゲーム機は、いわゆるシュミレーション
ゲームであるから、実際の搭乗感、運転感、臨場感が得
られる程運転者の面白さが増加する。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、従来の運転ゲーム機では、事故やカーブにお
ける状態がブラウン管に表示されるのみであるから、実
際の自動車運転とは程遠いものであった。
(発明の目的) 本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、
その目的は、実際の自動車運転に近い乗車感が得られる
運転ゲーム機を提供することにある。
(目的を達成するための手段) 上記目的を達成するため、第1発明では、ベースに対
して回転可能に設けられた運転者用シートと、シートの
前方に配置された操作ハンドルと、シートの下方に設置
されたアクセルと、ハンドル及びアクセルの操作に応じ
て車両の走行状態を表示する表示装置と、ハンドルとベ
ース間に設けられハンドルの切替方向に追従してシート
を同方向に回転させるシート移動機構とを有する運転ゲ
ーム機において、前記シート移動機構を、ハンドル軸に
連結された動力伝達手段と、一端が動力伝達手段に接続
され他端がベース側に接続されたリンク手段と、動力伝
達手段とリンク手段及びリンク手段とベース側との間に
各々介装された自在ジョイントとから構成している。
また、第2発明の運転ゲーム機は、ベースに対して回
転可能に設けられた運転者用シートと、シートの前方に
配置された操作ハンドルと、シートの下方に設置された
アクセルと、ハンドル及びアクセルの操作に応じて車両
の走行状態を表示する表示装置と、ハンドルとベース間
に設けられハンドルの切替方向に追従してシートを同方
向に回転させるシート移動機構と、シートの回転位置を
検出するセンサと、アクセル位置を検出するセンサと、
ハンドルの回転角を検出するセンサと、シートを回転駆
動するシート駆動手段と、各センサからの検出信号に応
じて前記表示装置及びシート駆動手段に走行状態に応じ
た所定の動作を行わせる制御手段とを備え、前記シート
移動機構を、ハンドル軸に連結された動力伝達手段と、
一端が動力伝達手段に接続され他端がベース側に接続さ
れたリンク手段と、動力伝達手段とリンク手段及びリン
ク手段とベース側との間に各々介装された自在ジョイン
トとから構成している。
(作用) 第1発明の構成によれば、乗員がハンドルを操作する
と、その動力はハンドル軸、動力伝達手段、自在ジョイ
ント、リンク手段及び自在ジョイントを経てベース側へ
と伝達され、ベースは固定されているのでシート全体が
ベースに対してハンドル操作方向に回転する。
また、第2発明の構成によれば、乗員がハンドルを操
作すると、その動力はハンドル軸、動力伝達手段、自在
ジョイント、リンク手段及び自在ジョイントを経てベー
ス側へと伝達され、ベースは固定されているのでシート
全体がベースに対してハンドル操作方向に回転するとと
もに、ハンドル、アクセル操作及びシートの回転に応じ
た信号が各センサから制御手段に送られ、制御手段によ
って表示装置及びシート駆動手段が走行状態に応じた所
定の動作を行う。
(実施例) 第1図及び第2図には、本発明が適用された運転ゲー
ム機10が示されている。
この運転ゲーム機10では、各部材がベースとなるアン
ダーフレーム11及び円形フレーム12上に載置されてい
る。アンダーフレーム11は、第2図から分るように鋼板
を折曲げた十字形状で、4つの外周が円形フレーム12の
内側に適合するように湾曲している。また、アンダーフ
レーム11の突出した周囲には孔13が2個ずつ設けられ、
各孔13に支持脚14と移動用のキャスタ15が対をなして取
付けられている。
従って、アンダーフレーム11は、第1図に示すように
支持脚14とキャスタ15で床16上に支持される。また、支
持脚14はねじ式であるから、これを回転させることによ
り上下レベルの調節を行なうことができる。
アンダーフレーム11の中央部には、ギアボックス17が
固定され、ギアボックス17の後面にモータ18が連結され
ている。ギアボックス17の内部には、減速機(図示せ
ず)が収納され、モータ18からの動力が減速されると共
に90°方向を変えられて回転軸19に伝達される。
回転軸19はスプライン構造で、これに中空軸20が嵌合
し、両者は互いに軸方向にのみスライド可能であり、回
転軸19の回転が中空軸20に伝達されるようになってい
る。中空軸20の側面前方(第1図左側)には一体にアー
ム21が形成され、中空軸20の上方には軸受22を介してキ
ャスタリング23の主軸24が嵌合している。
キャスタリング23の下面には、複数のキャスタ25が取
付けられ、円形フレーム12の内側に設置されたレール26
上に各キャスタ25が載置されている。また、キャスタリ
ング23には、中心に向かってアーム27が延びており、こ
のアーム27上にシート28が固着されている。シート28
は、本来の座席部分と床部分が一体に形成され、その周
囲はボディ29で被覆されている。
従って、シート28、ボディ29及びキャスタリング23
は、中空軸20に対して一体に回転する。この場合、キャ
スタリング23の各キャスタ25は、レール26上を転動する
から、シート28及びボディ29はバランスが保たれると共
に円滑に回転する。
シート28の着座部分には、シートベルト30が設置さ
れ、シートベルト30の先端をバックル31に挿入すると、
乗員32(第1図)がシート28に固定される。シート28の
上方両側には、スピーカ33が取付けられ、ゲーム中乗員
32の耳に走行音等が発せられるようになっている。ま
た、シート28の左側には踏台34が設置され、乗員が円形
フレーム12の踏台35と踏台34を経てシート28に着座でき
る。シート28の右側には、コインボックス36が配置さ
れ、乗員32がコインを投入すると運転ゲーム機10が作動
する。
シート28の前方には、これと一体にフロントパネル37
が形成され、フロントパネル37の中央にハンドル38が取
付けられている。ハンドル38の中央部はハンドル軸39が
連結され、ハンドル軸39はフロントパネル37を貫通して
斜め下方に延びている。ハンドル軸39は、フレーム40に
て2箇所を回転可能に支持され、その先端がボックス41
に入り込んでいる。
ハンドル軸39の先端には、第3図に示すように小プー
リ42が固着され、小プーリ42と平行に大プーリ43が配置
されている。両プーリ42,43には、滑りが生じないよう
に咬合い式のコックドベルト44が巻装され、ハンドル軸
39の回転が減速されてプーリ軸45へ伝達される。プーリ
軸45の先端は、ボックス41から突出しており、これにレ
バー46が連結されている。レバー46は、ボールジョイン
ト47を介してロッド48に接続され、ロッド48の他端は、
同様にボールジョイント49を介して中空軸20のレバー21
に連結されている(第1図参照)。
ボディ29は、第1図及び第2図に示すように後方が開
口した形状で、前方側面には一対の疑似タイヤ50が取付
けられている。また、ボディ29のフロント上面には、矩
形の凹部51と湾曲した凹部52が形成され、凹部51にはCR
T53が設置され、凹部52にはCRTを覆うカバー54が嵌込ま
れている。
車内の床上には、アクセルペダル55が設けられ、乗員
32が踏込むことにより支軸56を支点として前方に旋回す
る。アクセルペダル55とハンドル38は、周知の如くCRT5
3と連動しており、車両の走行状態がCRT53の画面に映し
出される。
以上の構成により,乗員32がハンドル38を右に切る
と、第3図に矢印で示すようにハンドル軸39、小プーリ
42、コックドベルト44、大プーリ43、プーリ軸45及びレ
バー46も同方向に回転し、ロッド48は左方に押される。
しかし、ロッド48の左端が連結されているアーム21は固
定状態にあるから、シート28、ボディ29及びキャスタリ
ング23(第1図)が中空軸20を中心に第3図右側に所定
角度だけ回転する。また、ハンドル38を左に切ると、各
部材も同方向に回転し、ロッド48はアーム21を右側へ引
張ろうとする。しかし、アーム21は固定であるから、逆
にシート28等の車体全体が左側に回転する。
ロッド48の両端には、ボールジョイント47,49が設け
られているから、レバー46とロッド48のなす角度及びロ
ッド48とアーム21のなす角度が三次元方向に変化して
も、シート28の移動は円滑に行なわれる。
尚、ボックス41内の動力伝達機構としては、前述のコ
ックドベルトの他、ウォーム等のギア機構を用いてもよ
い。
運転ゲーム機10の制御回路は、第4図に示すように電
源装置60、メインCPUボード70、モータ制御モード80、
モータ制御回路90、モータ18及び3個のボリューム110,
120,130から構成されている。
電源装置60は、プラグ58を所定のコンセントに接続す
ることにより、サウンドアンプ57、メインCPUボード70
及びモータ制御ボード80の制御電源となる。
ボリューム110は、ハンドル軸39の先端に取付けられ
(第1図)、ハンドル38の回転角を検出してこの検出信
号をメインCPUボード70に送る。また、ボリューム120
は、アクセルペダル55の支軸56に取付けられ(第1
図)、ペダルの踏込み量に応じた信号をメインCPUボー
ド70に送る。
メインCPUボード70は、各センサ即ちボリューム110,1
20,130等からの信号をコンピュータ処理して、車両の走
行状態、他車との接触及び路肩への乗上げ等をCRTに映
し出すと共に、モータ18の速度及び回転方向のデータ信
号aをモータ制御ボード80に送る。またメインCPUボー
ド70は、サウンドアンプ57を通じてスピーカ33からゲー
ム中の走行音等を発生させ、これらの音は、第2図から
分るようにシート28上の乗員へと伝えられる。
モータ制御ボード80及びモータ制御回路90は、メイン
CPUボード70からの情報に基づいてモータ18を制御す
る。モータ制御回路90は、トライアックとブリッジとで
構成された交流全波整流回路で、位相角制御により細か
い速度制御と回転方向制御を行なう。
また、モータ制御ボード80には、モータ18の保護回路
81が組込まれ、モータ18の過負荷時に温度センサ82がこ
れを検出してリレー83によりモータ供給電源を遮断す
る。保護回路81からの温度情報cは、メインCPUボード7
0で判断処理され、メインCPUボード70から保護回路81に
よりセット情報bが送られる。
シート駆動は正逆可能なモータ18によって行なわれ、
モータ制御回路90からの指定によりこのモータ18がシー
ト28を左右方向に回転させる。モータ18の回転は、第1
図から分るようにギアボックス17で減速された後、回転
軸19、中空軸20、アーム21、ハンドル軸39へと伝えら
れ、シート28及びボディ29が一体に回転する。シート28
の回転位置は、ボリューム130により電圧値として検出
され、この検出信号はメインCPUボード70へと送られ
る。この実施例では、第1図に示すように回転軸19の下
端近傍にボリューム130を設けて、モータ角を測定する
ことによりシート28の回転位置を検出している。
また、第2図に示すように、ギアボックス17の上面に
は、対向して一対のリミットスイッチ102,103及びスト
ッパ104,105が設けられ、中空軸20には屈曲した検出ア
ーム106が形成されている。
従って、シート28が回転して検出アーム106がリミッ
トスイッチ102,103の何れかに達すると、リミットスイ
ッチ102,103はモータ制御ボード80に信号を送り、この
情報dは更にメインCPUボード70へと送られる。メインC
PUボード70は、情報dを判断してモータ制御ボード80及
びモータ制御回路90を介してモータ18に停止信号を送
る。このとき、検出アーム106は、ストッパ104,105の何
れかに当たるから、シート28の回転は確実に停止され
る。
この他、第1図には図示してないが、アクセルペダル
55と並んでブレーキペダル59が設置され、このペダル59
に連動するスイッチ100がメインCPUボード70に接続され
ている。このため、乗員がブレーキペダル59を踏込む
と、CRT53上の車両が減速または停止する。
更に、シート28上には、第1図に示すようにギアチェ
ンジ用のシフトレバー61が下部を支点として所定方向に
傾動するよう立設され、シフトレバー61の下端には該シ
フトレバー61の作動に伴って接点切換を行なうスイッチ
140が接続されている。スイッチ140は、第4図に示すよ
うにメインCPUボード70に接続され、車両速度の切換信
号を送る。これは運転ゲーム機であるからシフトレバー
61に実際の歯車機構は連結されておらず、電気的に車両
の低速と高速切替えを行なう。
このように構成された運転ゲーム機10の作動を第5図
及び第6図のフローチャートに従って説明する。第5図
はゲームのメインとなるフローチャートを示しており、
第6図はモータ制御が行なわれる場合の割込みルーチン
を示してある。
まず、乗員が踏台34,35(第2図)を昇ってシート28
に着座し、コインボックス36にコインを入れると、電源
が入ってリレー83(第4図)が閉じ、モータ18は作動可
能となる(S1)。また、CRT53には、道路と車両が映し
出され、走行音等はスピーカ33(第2図、第4図)を通
じて乗員の耳に伝えられる。
画面上の車両が走行を開始し、カーブにさしかかって
運転者が同方向にハンドル38を切ると、この回転力がボ
ックス41内の小プーリ42、コックドベルト44、大プーリ
43、プーリ軸45(第3図)、レバー46、ボールジョイン
ト47、ロッド48、ボールジョイント49へと伝えられ、シ
ート28が中空軸20に対して所定角度だけ回転する。
また、この場合のシート28の回転量は、ハンドル軸下
端のボリューム110によって検出され、画面上の車両も
方向角度を変える。このとき、モータ18はまだ停止して
おり、シート28の回転は機械的に行なわれる。これが第
5図における車両移動のステップ(S2)であり、他車を
追越したり、障害物を避ける場合も同様にハンドル38の
回転に応じて画面上の車両が移動する。
車両移動ステップ(S2)の後は、他車や障害物に対す
る衝突の有無が判別され(S3)、なければ縁石乗上げ、
即ち車両が路肩に乗上げたかどうかが判別される(S
4)。衝突や縁石乗上げがなければ、次のステップ(S
5)でハンドル角がボリューム110(第4図)により検出
され、次のステップ(S6)で画面上の車両角度とハンド
ル角が一致したかどうかが判別される。両角度が一致、
即ち運転物がハンドル38をうまく操作すると、画面上の
車両も再び道路上を直進し、以上の工程がメインフロー
チャートで繰返される。
ここまでの説明は、シート28上の運転者がうまくハン
ドル操作を行なった場合であり、ハンドル28を切損なっ
たり、スピードを出し過ぎると次のような作動をする。
まず、車両が障害物や他車に衝突すると、衝突ステッ
プ(S3)からモータスピン動作設定のステップ(S7)に
進み、ここで第6図の割込みルーチンが入る。
即ち、第4図のモータ制御ボード80及びモータ制御回
路90が作動して、モータ18によりシート28の回転が行な
われる。モータ制御がスタートすると、第6図でスピン
動作有無の判別のステップ(S8)に進み、スピン動作有
の場合はスピン方向判別のステップ(S9)に進み、スピ
ン方向に応じてステップ(S10、S11)でモータ18がシー
ト28を右または左方向へ回転させる。続いて、モータ18
の角度がボリューム130(第4図)で検出され(S12)、
これが一定値に達してオーバーすると(S13)スピンが
終了して(S14)、シート28が正面位置まで復帰して(S
15)モータ制御が終了する。また、中空軸20(第1図及
び第2図)が左右何れかに90°回転すると、ギアボック
ス17上のリミットスイッチ102,103が作動して(S16)モ
ータ18が停止する。
モータ制御が終了すると、第5図のステップに戻って
相対速度の大小が判別され(S17)、小さい場合はCRT53
にスピン表示のみが出され、(S18)、大きい場合はク
ラッシュ(S19)がスピーカ33(第4図)を通じて流れ
る。あとは、車両移動のステップ(S2)に戻り、車両が
再スタートして上述の動作がくり返される。
次に、第5図のフローチャートで縁石乗上げがあると
(S4)、モータ縁石動作設定のステップに進み(S2
0)、第6図の割込みルーチンが入る。即ち、縁石動作
のステップ(S21)から右回転有無のステップに進み(S
22)、ここで回転方向が検出された後、モータ18が作動
してシート28が小刻みに回転する(S23、S24)。
具体的には、モータ18からの振動が第1図の中空軸2
0、アーム21、ハンドル軸39、ハンドル38を介して運転
者に伝えられ、車両が実際に路肩に乗上げたのと同様に
なる。
ここで、モータ制御は一旦終了し、第5図に戻ってCR
T53に縁石動作表示がなされて(S25)再び車両移動のス
テップ(S2)に戻る。車両が縁石から飛出して立木等に
衝突すれば、前述したように再び衝突のステップ(S3)
へと進む。
次に、第5図でハンドル角と車角度が一致しない場合
(S6)、即ち運転者がハンドル38を切過ぎたりすると、
両角度にずれが生じて、次のステップ(S26)でずれの
大きさが検出される。ここでずれが大きければ車速判別
のステップ(S27)に進み、車速が大きいとモータスピ
ン動作設定のステップ(S28)に進んで、衝突の場合と
同様に第6図のスピン動作に入る(S8)。つまり、高速
でハンドルを切損ねると、シート28は車体と共にスピン
する。スピン動作が終了すると、第5図に戻ってCRT53
にスピン表示(S29)がなされ、再び車両移動のステッ
プ(S2)に戻る。
一方、第5図で両角度のずれが小さい場合、またはス
テップ(S28)で車速が小さい場合は、速度に比例して
モータ動作が設定され(S30)、第6図の割込みルーチ
ンに入る。ここで、モータ動作の右回転の有無が判別さ
れ(S31)、正しい場合はモータ18がシート28を右回転
させ(S32)、そうでない場合はシート28を左回転させ
て(S33)モータ制御が終了する。このあと、第5図に
戻ってCRT53に左右の移動表示がなされ(S34)、車両移
動のステップ(S2)へと戻る。
勿論、前記両角度のずれをそのままにしておくと、画
面上の車両は曲ったまま縁石に乗上げたり、障害物に衝
突してこれらのステップに移る。このため、ハンドル38
をうまく操作して画面の車両を直進位置に戻さねばなら
ない。
第6図の割込みルーチンは、短時間のサイクルで循環
しており、第5図のモータスピン動作設定(S7、S2
8)、モータ縁石動作設定(S20)、速度比例によるモー
タ動作設定(S30)があるとメインフローチャートに割
込むようになっている。
上述の操作ミスによる衝突等は、逐次記録され、これ
らのデータからメインCPUボード70で乗員の運転技術が
複数段階で判定される。
第5図及び第6図のフローチャートが一定時間繰返さ
れた後ゲームが終了し、運転技術の評価がCRT53に表示
される。
以上、本実施例の運転ゲーム機10を説明したが、作動
モードはプログラムを変えることにより種々の変更が可
能である。また、運転ゲーム機は、第3図からも分るよ
うに、第1発明の構成のみでもハンドル38に応じてシー
ト28を回転させることができ、さらに第2発明の構成に
より複雑なシート移動を行なうことができる。この他、
ブレーキペダル59やシフトレバー61はなくても本発明は
実施可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、第1発明の構成によれば、乗員
がハンドルを操作するとシート全体がベースに対してハ
ンドル操作方向に回転するので、実際の自動車の運転に
近い乗車感を得ることができる。
また、第2発明の構成によれば、乗員がハンドルを操
作するとシート全体がベースに対してハンドル操作方向
に回転するので、実際の自動車の運転に近い乗車感を得
ることができるとともに、表示装置及びシート駆動手段
が走行状態に応じた所定の動作を行うことから、より高
度で複雑な運転ゲームを楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明が適用された運転ゲーム機の縦断面
図、第2図はその分解斜視図、第3図はシート移動機構
の平面図、第4図は運転ゲーム機の制御回路図、第5図
メインのフローチャート、第6図は割込みルーチンのフ
ローチャートである。 10……運転ゲーム機、11……ベース用アンダーフレー
ム、12……円形フレーム、18……モータ、21……アー
ム、28……シート、38……操作ハンドル、41……ボック
ス、44……コックドベルト、46……レバー、47,49……
ボールジョイント、48……ロッド、53……CRT、55……
アクセルペダル、60……電源装置、70……メインCPUボ
ード、80……モータ制御ボード、90……モータ制御回
路、110……ハンドル角検出ボリューム、120……アクセ
ルボリューム、130……モータ角検出ボリューム。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースに対して回転可能に設けられた運転
    者用シートと、シートの前方に配置された操作ハンドル
    と、シートの下方に設置されたアクセルと、ハンドル及
    びアクセルの操作に応じて車両の走行状態を表示する表
    示装置と、ハンドルとベース間に設けられハンドルの切
    替方向に追従してシートを同方向に回転させるシート移
    動機構とを有する運転ゲーム機において、 前記シート移動機構を、ハンドル軸に連結された動力伝
    達手段と、一端が動力伝達手段に接続され他端がベース
    側に接続されたリンク手段と、動力伝達手段とリンク手
    段及びリンク手段とベース側との間に各々介装された自
    在ジョイントとから構成した ことを特徴とする運転ゲーム機。
  2. 【請求項2】前記動力伝達手段が、ハンドル軸に固着さ
    れた小プーリと、小プーリと平行に配置された大プーリ
    と、両プーリに架装されたコックドベルトと、大プーリ
    の軸に固着されたレバーとからなる 特許請求の範囲第1項に記載の運転ゲーム機。
  3. 【請求項3】前記リンク手段が1本のロッドである 特許請求の範囲第1項に記載の運転ゲーム機。
  4. 【請求項4】前記自在ジョイントがボールジョイントで
    ある 特許請求の範囲第1項に記載の運転ゲーム機。
  5. 【請求項5】ベースに対して回転可能に設けられた運転
    者用シートと、シートの前方に配置された操作ハンドル
    と、シートの下方に設置されたアクセルと、ハンドル及
    びアクセルの操作に応じて車両の走行状態を表示する表
    示装置と、ハンドルとベース間に設けられハンドルの切
    替方向に追従してシートを同方向に回転させるシート移
    動機構と、シートの回転位置を検出するセンサと、アク
    セル位置を検出するセンサと、ハンドルの回転角を検出
    するセンサと、シートを回転駆動するシート駆動手段
    と、各センサからの検出信号に応じて前記表示装置及び
    シート駆動手段に走行状態に応じた所定の動作を行わせ
    る制御手段とを備え、 前記シート移動機構を、ハンドル軸に連結された動力伝
    達手段と、一端が動力伝達手段に接続され他端がベース
    側に接続されたリンク手段と、動力伝達手段とリンク手
    段及びリンク手段とベース側との間に各々介装された自
    在ジョイントとから構成した ことを特徴とする運転ゲーム機。
  6. 【請求項6】前記各センサがボリュームである 特許請求の範囲第5項に記載の運転ゲーム機。
  7. 【請求項7】前記シート駆動手段がモータである 特許請求の範囲第5項に記載の運転ゲーム機。
JP61265582A 1986-11-10 1986-11-10 運転ゲ−ム機 Expired - Lifetime JPH0829190B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61265582A JPH0829190B2 (ja) 1986-11-10 1986-11-10 運転ゲ−ム機

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JP61265582A JPH0829190B2 (ja) 1986-11-10 1986-11-10 運転ゲ−ム機

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