JPH09206475A - 体重移動型操舵装置及びこれを用いたゲーム装置 - Google Patents

体重移動型操舵装置及びこれを用いたゲーム装置

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JPH09206475A
JPH09206475A JP8040473A JP4047396A JPH09206475A JP H09206475 A JPH09206475 A JP H09206475A JP 8040473 A JP8040473 A JP 8040473A JP 4047396 A JP4047396 A JP 4047396A JP H09206475 A JPH09206475 A JP H09206475A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 よりリアリティーの高いローリング動作を実
現することができる体重移動型操舵装置を得ること。 【解決手段】 プレーヤの体重移動により左右方向にロ
ーリングするよう支持され、ローリング動作に応じた操
舵信号を出力するプレーヤ裁置型の操舵部100と、前
記操舵部に、所定ローリング基準位置に向けた復元力を
与える復元力供給部200とを含む体重移動型操舵装置
である。前記復元力供給部200は、モータ210と、
モータの回転出力を前記操舵部100に伝達する出力伝
達機構230と、前記出力伝達機構に設けられたクラッ
チ220とを含み、前記モータの出力を操舵部に復元力
として伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体重移動型操舵装
置及びこれを用いたゲーム装置、特にプレーヤの体重移
動により左右方向にローリングし、操舵信号を出力する
体重移動型操舵装置及びこれを用いたゲーム装置に関す
る。
【0002】
【背景技術】従来よりバイクゲーム装置などでは、体重
移動によりプレーヤが車体を倒し込むローリング動作を
行い、左右方向に向けた操舵をするものが知られてい
た。
【0003】このタイプのゲーム装置では、実際のオー
トバイの挙動を体感でき、迫力に富んだゲームを楽しむ
ことができる。
【0004】このような従来のゲーム装置としては、特
開平7−199789号公報、実開平6−57392号
公報等に係る提案が知られている。前者の提案は、車体
の前輪側に高速回転するジャイロを設け、プレーヤがカ
ーブにさしかかりハンドルを右又は左に切ると、前記ジ
ャイロ効果によって車体をカーブの外側に傾ける力が働
くように構成されている。
【0005】また、後者の提案は、車体に前記ジャイロ
以外に、シリンダ装置を設け、車体を傾けた際の操舵感
をより実際のオートバイの操作感に近づけるように構成
したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
(a)このように従来のゲーム装置では、実際のオート
バイのローリング感覚をシミュレートし、より迫力のあ
るゲーム演出を行うように構成されているが、ローリン
グ駆動のための構成が複雑となり、しかも実際のオート
バイのローリング感覚に比べいまひとつリアリティーに
欠け、バイクゲームとしての面白さを十分演出できない
という問題があった。
【0007】すなわち、従来のゲーム装置では、車輪の
回転のジャイロ効果によりハンドルを右又は左に切った
際にはじめて、車体をカーブの外側に傾ける力を与え
る。このため、実際のオートバイのように、単に車体を
傾けてコーナリングを行っても、車体をカーブの外側に
傾けるような復元力が発生せず、今一つリアリティに欠
けるという問題が合った。
【0008】更に、ジャイロ効果により大きな力を得る
ためには、質量の大きな回転体を前輪として使用し、こ
れを高速回転させる必要がある。このため、ジャイロ機
構が大がかりとなり、しかも安全対策を充分に施す必要
があるという問題が合った。
【0009】また従来のゲーム装置では、車体を左右に
微震動させ車輪のスリップ状況等を演出しているが、ス
リップの演出としてはいまひとつリアリティーに欠ける
という問題があった。
【0010】(b)また、従来のゲーム装置は、実際の
バイク運転時に発生するピッチングを、前記ローリング
と組み合わせて効果的に再現することができないという
問題があった。
【0011】このため、プレーヤの体重移動により操舵
する際に、リアリティーの高いローリングを再現するこ
とができ、しかもこのローリングに加え、実際の路面走
行時と同様なピッチングを再現することができる体重移
動型操舵装置及びこれを用いたゲーム装置の実現が望ま
れていた。
【0012】本発明は、このような従来の課題に鑑みな
されたものであり、その目的は、よりリアリティーの高
いローリング動作を実現することができる体重移動型操
舵装置及びこれを用いたゲーム装置を得ることにある。
【0013】また、本発明の他の目的は、リアリティー
の高いローリング及びピッチングの組合せ動作を実現す
ることが可能な体重移動型操舵装置及びこれを用いたゲ
ーム装置を得ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1の発明は、プレーヤの体重移動により左右方向
にローリングするよう支持され、ローリング動作に応じ
た操舵信号を出力するプレーヤ裁置型の操舵部と、前記
操舵部に、所定ローリング基準位置に向けた復元力を与
える復元力供給部と、を含み、前記復元力供給部は、回
転駆動源と、前記回転駆動源の回転出力を前記操舵部に
伝達する出力伝達機構と、前記出力伝達機構に設けられ
たクラッチ機構と、を含み、前記回転駆動源の出力を操
舵部に復元力として伝達することを特徴とする。
【0015】本発明の体重移動型操舵装置は、プレーヤ
が操舵部に乗り、体重移動すると、この体重移動により
操舵部が左右方向にローリングし、このローリング動作
に応じた操舵信号を出力する。
【0016】この時、前記操舵部には、復元力供給部か
ら所定ローリング基準位置に向けた復元力が与えられ
る。
【0017】本発明では、回転駆動源の回転出力を出力
伝達機構を介して操舵部に伝達するよう構成されている
ため、簡単な構成で、実際のローリング動作を十分再現
できる復元力を操舵部に与えることができる。
【0018】これに加えて、本発明では、前記出力伝達
機構にクラッチ機構を設けることにより、操舵部に与え
る復元力の大きさを微調整することができる。これによ
り、プレーヤは、体重移動により操舵部を左右方向にロ
ーリングする際に、操舵部から実際のローリング動作に
近いローリング反力を体感でき、プレーヤは実際のロー
リング動作に近い感覚で、操舵部を操作し、操舵信号を
発生させることができる。
【0019】これに加えて、本発明によれば、前記クラ
ッチ機構の結合力を弱めるように制御することにより、
例えばスリップ状況や、速度により変化するバイクの直
進安定性を、より実際に近い感覚となるようにシミュレ
ートし、プレーヤに体感させることが可能となる。
【0020】このように、本発明の体重移動型操舵装置
によれば、実際のローリング動作を正確にシミュレート
し、しかもローリング動作中に発生するスリップ状態
や、速度により変化する直進安定性を、正確にシミュレ
ートすることができるため、プレーヤが体重移動により
操舵部を左右方向にローリングする際、よりリアリティ
ーの高い体重移動型の操舵感覚を得ることができ、例え
ば、バイク、ジェットスキー、自転車等の体重移動型の
対象物を操舵するゲーム装置用の操舵装置として極めて
好適なものとなる。
【0021】また、請求項2の発明は、プレーヤの体重
移動により左右方向にローリングするよう支持され、ロ
ーリング動作に応じた操舵信号を出力するプレーヤ裁置
型の操舵部と、前記操舵部に、所定ローリング基準位置
に向けた復元力を与える復元力供給部と、ピッチング用
駆動源と、を含み、前記復元力供給部は、回転駆動源
と、前記回転駆動源の回転出力を前記操舵部に伝達する
出力伝達機構と、前記出力伝達機構に設けられたクラッ
チ機構と、を含み、前記回転駆動源の出力を操舵部に復
元力として伝達し、前記操舵部は、プレーヤ裁置部と、
前記ピッチング用駆動源の出力に基づき、プレーヤ裁置
部を前後方向にピッチング駆動するピッチング機構と、
を含むことを特徴とする。
【0022】請求項2の発明は、請求項1の発明に加
え、以下のような作用効果を奏することができる。
【0023】即ち、本発明の体重移動型操舵装置は、操
舵部がプレーヤ載置部と、ピッチング機構とを含んで構
成されており、ピッチング駆動源の出力に基づき、プレ
ーヤ載置部を前後方向にピッチング駆動するように構成
されている。
【0024】以上の構成とすることにより、前述したロ
ーリング動作とは独立して、ピッチング動作を制御する
ことができるため、ピッチング動作とローリング動作と
の組合わせ制御を良好に行うことができる。
【0025】これにより、例えばプレーヤが体重移動に
より操舵部を左右方向にローリングする際、プレーヤは
前後方向へのピッチング動作も操舵部を介して体感する
ことができ、この結果、よりリアリティーの高い体重移
動型の操舵感覚を得ることができる。
【0026】このように、本発明によればローリング動
作に、ピッチング動作を組み合わせることにより、例え
ばバイク、ジェットスキー、自転車などの各種ゲーム装
置に好適な、体重移動型操舵装置を実現することが可能
となる。
【0027】また、請求項3の発明は、前記ピッチング
機構は、前記操舵部の基部上に、前後方向に回動自在に
取付られ、その一方側に前記プレーヤ裁置部を回動自在
に支持する回動部材と、前記プレーヤ裁置部と前記回動
部材又は前記基部との間に設けられ、プレーヤ裁置部に
加わる衝撃を緩衝する緩衝機構と、を含み、前記ピッチ
ング用駆動源は、前記操舵部の基部と前記プレーヤ裁置
部との間に取り付けられ、伸縮動作により、前記プレー
ヤ裁置部を基部上において前後方向にピッチング駆動す
るシリンダ部として形成されたことを特徴とする。
【0028】本発明によれば、シリンダ部を前後方向に
微振動させることにより、プレーヤの操縦する移動体が
路面などを走行する際発生する微振動をプレーヤに体感
させることができる。
【0029】更に、プレーヤ載置部を後方に傾けるよう
に制御することにより、プレーヤの操縦する移動体が加
速している状態や、例えばバイク等が前輪を持ち上げて
後輪だけでウイリー走行するような状況を再現すること
ができる。
【0030】また、プレーヤ載置部を前方に傾けるよう
に制御することにより、プレーヤの操縦する移動体が減
速している状況を再現することができる。
【0031】これに加えて、本発明によれば前記緩衝機
構を設けることにより、プレーヤの操縦する移動体がジ
ャンプし、着地する感覚を良好に演出することができ
る。例えば、ジャンプ中はシリンダの微振動を停止さ
せ、移動体が空中を飛んでいる様子を表現する。そし
て、移動体が着地する際の表現は、ジャンプの前又はジ
ャンプ中にシリンダ部を予め下げておき、着地に合わせ
てシリンダを急激に上げて着地した時のつき上げ感を演
出し、その後はシリンダを下げ緩衝部材の動作と共に衝
撃を吸収する感じを演出する。
【0032】このように本発によれば移動体移動時にお
ける振動や、そのピッチング状態の演出を良好に行うこ
とができ、ゲーム装置の体重移動型操舵装置として極め
て好適なものとなる。
【0033】また、請求項4の発明は、請求項1〜3の
いずれかにおいて、前記出力伝達機構は、円弧状の接触
面を有し、操舵部と一体的に設けられた伝達部材と、前
記回転駆動源の回転出力を前記クラッチ機構を介して前
記伝達部材の円弧状接触面に伝達する回転伝達機構と、
を含むことを特徴とする。
【0034】ここにおいて、前記伝達部材の接触面は、
ローリング中心を中心とする円弧面として形成すること
が好ましい。
【0035】本発明によれば、回転駆動源の回転出力
を、回転伝達機構を用いて前記伝達部材の接触面に伝達
する構成とすることにより、出力伝達機構の構成をより
簡単なものとすることができる。
【0036】ここにおいて、前記伝達部材の接触面を、
ローラなどの転動面として形成し、回転駆動源の回転出
力を、前記転動面と接触するローラ等を用いて伝達する
ように構成することにより、前記出力伝達機構の構成を
より簡単なものとすることができる。
【0037】なお、必要に応じて、前記伝達部材の円弧
状の接触面を、歯車のかみ合い面として形成し、回転伝
達機構に設けられた歯車とかみ合うことにより、回転駆
動源の回転出力を伝達するように形成してもよい。
【0038】また、請求項5の発明は、請求項1〜4の
いずれかにおいて、前記操舵部のローリング角を検出す
るローリング角検出部を含み、前記ローリング角の検出
信号を、前記復元力供給部の回転駆動源およびクラッチ
機構を制御するための信号として出力することを特徴と
する。
【0039】本発明によれば、すでに体重移動型操舵装
置に、操舵部のローリング角を検知するローリング角検
出部を組み込んでおくことにより、各種ゲーム装置やシ
ミュレター用の汎用性のある操舵装置として出荷するこ
とが可能となる。
【0040】また、請求項6の発明は、請求項1〜5の
いずれかの体重移動型操舵装置と、前記操舵部からの操
舵信号及び所定のゲームプログラムに基づき、プレーヤ
の操縦するプレーヤキャラクタが、ゲーム空間内に設定
されるコースを移動するゲーム演算を行う演算処理手段
と、前記コースを移動するプレーヤキャラクタの画面を
ディスプレイ上に表示する表示手段と、を含み、前記演
算処理手段は、前記プレーヤキャラクタの移動情報に基
づき、前記回転駆動源、クラッチ機構を制御することを
特徴とする。
【0041】以上の構成とすることにより、プレーヤが
ゲーム画面を見ながら、操舵装置を左右にローリングし
操舵信号を入力すると、その操舵信号に基づき、ゲーム
空間内に設定されるコースを移動するプレーヤキャラク
タが操縦されることになる。
【0042】このとき、ゲーム空間内のコースを移動す
るプレーヤキャラクタの移動情報に基づき、体重移動型
操舵装置の回転駆動源及びクラッチ機構が制御され、こ
れにより、操舵部に乗ったプレーヤに対し、実際にプレ
ーヤキャラクタを操縦している場合と同様なローリング
感覚や、スリップ感覚等をプレーヤに体感させ、よりリ
アリティーの高い迫力に富んだゲームを実現することが
できる。
【0043】従って、本発明は、例えばバイク、水上ス
キー、自転車及びその他、体重移動により操舵を行う移
動体を操縦するタイプのゲーム装置に極めて好適なもの
となる。
【0044】また、請求項7の発明は、請求項5の体重
移動型操舵装置と、アクセル操作及びブレーキ操作を行
う操作部とを含み、バイクキャラクタを操縦するプレー
ヤ操作手段と、前記プレーヤ操作手段からの信号及び所
定のゲームプログラムに基づき、プレーヤの操縦するバ
イクキャラクタがゲーム空間内に設定されるコースを移
動するゲーム演算を行う演算処理手段と、前記コースを
移動するバイクキャラクタの画面をディスプレイ上に表
示する表示手段と、を含み、前記演算処理手段は、前記
バイクキャラクタの移動情報に基づき、前記操舵部に所
定ローリング基準位置に向けた復元力を与える演算を行
い、前記回転駆動源及びクラッチ機構を制御する手段
と、前記バイクキャラクタの移動情報に基づき、前記ス
リップ発生状態の演算を行い、前記クラッチ機構を制御
する手段と、を含むことを特徴とする。
【0045】ここにおいて、前記体重移動型操舵装置
は、その外観がバイクの車体形状を有し、プレーヤがそ
の上にまたがって車体を左右にローリングできるように
形成することが好ましい。
【0046】本発明によれば、車体にまたがったプレー
ヤが、体重移動により車体である操舵部を左右方向にロ
ーリングさせることにより、ゲーム空間内に設定された
コース上を移動するバイクキャラクタの操縦を行う。
【0047】このとき、前記コースを移動するバイクキ
ャラクタの移動情報に基づき、前記操舵部に所定ローリ
ング基準位置、好ましくは直立点に向けた復元力を与え
る演算を行い、前記回転駆動源及びクラッチ機構を制御
する。
【0048】更に、前記バイクキャラクタの移動情報に
基づき、スリップ発生状態の演算を行いクラッチ機構を
制御する。
【0049】このようにすることにより、実際のバイク
を操縦している場合と同様なローリング感覚をプレーヤ
が体感することができ、しかもバイクが低速走行してい
る場合、又は移動中にスリップする場合などを的確に再
現しプレーヤに体感させることができ、よりリアリティ
ーに富んだ迫力のあるバイクゲームを行うことが可能と
なる。
【0050】また、請求項8の発明は、請求項7におい
て、前記体重移動型操舵装置は、請求項2〜3のいずれ
かのピッチング用駆動源およびピッチング機構を含み、
前記演算処理手段は、前記バイクキャラクタの移動情報
に基づき、前記操舵部にピッチング動作を与える演算を
行い、前記ピッチング用駆動源を制御する手段を含むこ
とを特徴とする。
【0051】以上の構成とすることにより、前記ローリ
ング動作のみならず、実際のバイクを操縦した場合と同
様なピッチング動作を再現し、プレーヤに実際のバイク
を操縦する場合と同様な体感を与え、更に迫力に富んだ
面白いゲームを実現することが可能となる。
【0052】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づき詳細に説明する。
【0053】図1〜図3には、本発明が適用されたバイ
クゲーム装置の一例が示されている。図3に示すよう、
実施例のバイクゲーム装置は、オートバイの車体形状し
た体重移動型操舵装置20と、ディスプレイ10とを含
み、プレーヤPが体重移動により操舵装置20を左右方
向に傾けることにより、ディスプレイ10上に表示され
るプレーヤバイクを操舵するよう構成されている。
【0054】図1に示すよう、前記体重移動型操舵装置
20は、床面に設置される基台30と、この基台30上
に図2に示すように左右方向へローリング自在に取付け
固定された操舵部100と、前記操舵部100にローリ
ング基準位置102(図2参照)へ向けた復元力を与え
る復元力供給部200とを含んで構成される。
【0055】前記操舵部100は、基部110と、プレ
ーヤ載置部130と、ピッチング用駆動源としてのシリ
ンダ140と、シリンダ出力に基づきプレーヤ載置部1
30を前後方向にピッチング運動させるピッチング機構
120とを含んで構成される。
【0056】前記基部110は、基台30に前後方向に
水平に取付け固定された支軸32に対し、軸受け11
2、112を介して図2に示すよう左右方向にローリン
グ自在(揺動自在)に軸支され、図2に示すよう直立位
置102をローリング基準位置として、左右方向に最大
角θmaxだけローリングできるように構成されてい
る。
【0057】前記プレーヤ載置部130のフレーム13
2上には、ハンドル136と座席134とが設けられて
おり、前記ハンドル136には、図示しないアクセル、
ブレーキ等が設けられている。
【0058】前記ピッチング機構120は、基部110
上に回動支点152を中心に前後方向へ回動自在に取付
け固定された回動アーム150と、ショックアブソーバ
160とを含んで構成される。
【0059】前記回動アーム150には、その先端部側
に、プレーヤ載置部130の下方先端部が回転支点15
4を中心に前後方向へ回動自在に軸支され、その後端部
側とプレーヤ載置部130の後端部との間には前記ショ
ックアブソーバ160が取り付け固定されている。前記
ショックアブソーバ160は、2個のアーム162がリ
ンク結合されており、各連結部に緩衝部164が設けら
れ、図10に示すように回動支点154を中心としたプ
レーヤ載置部130の回動動作時における衝撃を吸収す
るように構成されている。
【0060】また、前記シリンダ140は、その一端が
基部110側に、他端側がプレーヤ載置部130側にそ
れぞれ回動支点142、144を中心に回動自在に軸支
されている。
【0061】従って、プレーヤ載置部130は、シリン
ダ140を伸ばすことにより、図1において一点鎖線1
30Aに示すよう後ろ方向へ傾き、シリンダ140を縮
めることにより前へ傾くようにピッチング動作すること
になる。
【0062】また、前記復元力供給部200は、回転駆
動源としてのモータ210と、クラッチ220と、出力
伝達機構230とを含んで構成される。
【0063】前記出力伝達機構230は、プレーヤ載置
部130の基部110後端部から立設された伝達アーム
232と、この伝達アーム232にモータ210の回転
駆動力を伝達する回転伝達機構236とを含んで構成さ
れる。
【0064】前記伝達アーム232は、タイヤ238と
接触する円弧上の転動面234を有し、この転動面23
4は、支軸32を中心とした半径を持つ円弧面として形
成されている。
【0065】前記回転伝達機構236は、モータ210
の回転出力をクラッチ220を介してタイヤ238へ伝
達し、タイヤ238の回転駆動力を伝達アーム232を
介してプレーヤ載置部130伝達するように構成されて
いる。
【0066】これにより、図2に示すよう左右方向にロ
ーリングしたプレーヤ載置部130に対し、モータ21
0を正転又は逆転駆動することにより、直立位置、即ち
ローリング基準位置102へ向けた復元力を与えること
ができる。
【0067】前記クラッチ220は、パウダークラッチ
を用いて構成され、モータ210の出力を任意のトルク
に変換して出力できるようになっている。
【0068】また前記モータ210、クラッチ220、
回転伝達機構236は、ハウジング240内に一体的に
取付け固定されている。このハウジング240の後端部
は、基台30に対し回動支点242を介して回動自在に
軸支されている。更に、このハウジング240は、付勢
部材244を用いて、基台30側へ付勢されており、こ
れによりタイヤ238と転動面234との接触圧力が常
に良好な値となるように構成されている。
【0069】また、前記操舵装置20には、操舵部10
0のローリング角を検出するローリング角検出部40が
設けられている。このローリング角検出部40は、図2
におけるローリング基準位置102をローリング角0と
し、その左右方向への傾き角θを検出し、後述する演算
処理部へ入力するように構成されている。
【0070】図4には、ディスプレイ10上に表示され
るゲーム画面の一例が示されている。同図に示すよう、
ゲーム画面の中央にはプレーヤバイク410が表示され
る。プレーヤPは、このゲーム画面を見ながら、操舵部
100を左右方向にローリングさせると、画面内のプレ
ーヤバイク410もそのローリング方向に傾きながら操
舵される。従って、プレーヤPは、アクセル、ブレーキ
等を操作してプレーヤバイク410のスピードを調整し
ながら、体重移動により操舵部100を左右方向に倒し
込むことによりプレーヤバイク410のハンドリングを
行い、自分の運転するプレーヤバイク410がコース4
00上を走行するゲームを楽しむことができる。
【0071】このとき本実施例のゲーム装置は、モータ
210及びクラッチ220を制御をすることにより、操
舵部100に対し任意のトルクを復元力として与えるこ
とが可能となる。
【0072】すなわち、クラッチ220をオフ状態に制
御すると、モータのトルクが操舵部100に伝わること
はなく、プレーヤPは自力で操舵部100を簡単にロー
リングさせることができる。逆に、クラッチ220をオ
ンすると、モータ210の出力はそのまま操舵部100
に伝達される。
【0073】従って、ゲームの進行にあわせて、クラッ
チ220及びモータ210を制御すすることにより、操
舵部100に伝達するトルクの大きさ及び方向を正確に
設定することができる。
【0074】従って、操舵部100がローリングした場
合には、操舵部100をローリング基準位置102に戻
す方向にモータ210を回転駆動し、しかもアクセルの
開度、ローリング角度、スピード等のデータに基づき、
的確な復元力を操舵部100に与えるようにクラッチ2
20を制御することにより、実際のバイクを倒し込んで
カーブを曲がったような状況を、正確に再現することが
できる。
【0075】図5には、実施例のゲーム装置の制御回路
が示されている。
【0076】実施例のゲーム装置では、ハンドル136
に設けられたアクセル50、ブレーキ52の操作信号及
びローリング角検出部40の検出するローリング角θ
が、演算処理部60へ入力される。
【0077】演算処理部60は、前記各入力信号及び所
定のゲームプログラムに基づき、プレーヤバイク410
が3次元ゲーム空間内に設定されたコース400を走行
するゲーム演算を行い、画像合成部70を介しディスプ
レイ10に図4に示すゲーム画面を表示させる。このと
き、前述したようにアクセル50、ブレーキ52の操作
により、プレーヤバイク410は加減速し、ローリング
角検出部40の検出するローリング角θに基づき、プレ
ーヤバイク410はそのローリング方向へ倒れ、そのロ
ーリング角の大きさに応じて曲がるることになる。
【0078】従って、プレーヤPは、体重移動により操
舵部100を左右方向に倒し込むことによりプレーヤバ
イク410をハンドリングし、アクセル50、ブレーキ
52を操作することにより、プレーヤバイク410を加
減速し、図示しないコンピュータバイクや、他のプレー
ヤの操縦するバイクと競争しながら、コース400上を
走行することができる。
【0079】このとき、前記演算処理部60は、モータ
アクチュエータ80、クラッチアクチュエータ82、シ
リンダアクチュエータ84を介し、前述したモータ21
0、クラッチ220及びシリンダ140を制御し、操舵
部100に乗っているプレーヤに対しローリング感覚、
ピッチング感覚を体感させ、よりリアリティーに富んだ
迫力のあるバイクゲームを演出するように構成されてい
る。
【0080】図6には、演算処理部60の制御動作が概
略的に示されている。実施例の演算処理部60は、記載
のバイクと同様なローリング感覚を演出するローリング
制御(ステップS10)と、バイクがスリップする状況
を演出するスリップ制御(ステップS12)と、バイク
走行時に発生するピッチング動作を演出するピッチング
制御(ステップS14)とをゲームオーバーとなるまで
行う(ステップS16)。
【0081】図7(A)には、前記ローリング制御(ス
テップS10)及びスリップ制御(ステップS12)の
具体的な動作が示されている。
【0082】まず、プレーヤバイク410がコース40
0上を走行する場合を想定する。この場合には、プレー
ヤバイク410をローリング基準位置102へ戻す為の
復元力Tの演算を行う(ステップS22、S24、S2
6)。
【0083】即ち、本実施例のゲーム装置では、バイク
に作用する復元力Tを、バイクを体重移動により倒し込
んだ時に発生する反力Taと、倒し込み中にアクセルを
あけると発生するセンターに戻る力Tbとに分けて演算
している。
【0084】まず、ステップS22では、倒し込みに対
する反力Taの演算を行う。この反力Taは、プレーヤ
バイク410のスピードが速くなるほど大きく、さらに
は、プレーヤバイク410のローリング角θが増えるほ
ど大きくなるように演算される。
【0085】ステップS24では、バイクを倒し込み中
にアクセルを開けると発生するセンターに戻る力Tbの
演算を行う。このTbは、アクセルの開度に比例して大
きくなるように演算される。なお、この力Tbは、最大
アクセル開度でかつ最大ローリング角の時に最大値をと
るように演算される。また、この力Tbは、前記反力T
aに対し通常は2〜3割程度の値とし、反力Taとの間
にメリハリを付けるように設定することが好ましい。
【0086】そして、ステップS26では、センターに
戻る力Tを、T=Ta+Tbの式を用いて求める。
【0087】ここでは、例えば出力できるトルクの最大
値を10とし、図7(B)に示すように各トルクTa、
Tbにパラメータを与えておき、その合計値をセンター
に戻る力Tとして求める。
【0088】そして、このようにして求めたトルクTの
値に基づき、モータ210及びクラッチ220を制御
し、操舵部100に対してローリング基準位置102に
復帰する復元力を与える(ステップS30)。これによ
り、実際のバイクを運転している場合と同様なローリン
グ感覚を、プレーヤPに体感させることができる。
【0089】また、このような制御を行うことにより、
例えばプレーヤバイク410のスピードが遅い場合には
反力Taが小さく、スピードが速くなるに従って反力T
aが大きくなる。これにより、スピードの変化に伴うバ
イクの直進安定性を正確にシミュレートすることができ
る。
【0090】更に、プレーヤバイク410がオーバース
ピードでコーナーに突っ込んだ時などは、プレーヤバイ
ク410のリアタイヤがグリップの限界を越え、滑って
る感覚を演出することが好ましい。このため、本実施例
では、ステップS28において、プレーヤバイク410
のタイヤがグリップ能力を失い、スリップする状態に入
ったか否かの判断をおこなう。
【0091】図9には、この判断のための条件が示され
ている。同図において、横軸はスピードを、縦軸はプレ
ーヤバイクのコーナリング半径を表し、図中斜線の部分
がスリップせずにコーナーを曲がれる領域を表してい
る。演算処理部60は、プレーヤバイク410のスピー
ド及びコーナーリング半径に基づき、プレーヤバイク4
10がスリップするか否かの判断を行い、スリップする
と判断した場合にはスリップ用の制御を行う(ステップ
S32)。
【0092】スリップ用の制御は、演算処理部60がク
ラッチ220を一時的にオフまたは一時的に結合力を弱
く制御することにより行われる。このようにクラッチ2
20を一時的にオフまたは弱く制御することにより、操
舵部100を保持するトルクが一時的に0または極端に
小さくなり、リアタイヤが滑ってる不安定な状態をシミ
ュレートすることができる。
【0093】また、実施例の演算処理部60は、プレー
ヤバイク410がコースアウトした時の状況を演出する
ために、ステップS20でプレーヤ410がコースアウ
トしているか否かの判断を行っている。そして、コース
アウトしたと判断されると、モータ210を小刻みに
正,逆転制御をすることにより、コースアウト時におけ
る路面の凹凸感を演出することができる(ステップS3
4)。
【0094】このように、本実施例のゲーム装置によれ
ば、バイクを倒す時に、バイクを力でねじ伏せるという
感覚を、実際のバイクを操縦する場合と同様に表現する
ことが可能となる。
【0095】更に、バイクを倒し込んでコーナーを曲が
っている時にアクセルをあげると、車体がセンターに戻
ろうとする動きを良好に表現することができる。
【0096】更に、スピードを変化させた場合における
バイクの直進安定性の表現や、ホーバースピードでコー
ナーに侵入したときに、後輪が滑るような感覚を、実際
のバイクと同様にシミュレートすることができる。
【0097】更に、プレーヤバイクがコースアウトした
時の凹凸感をも、良好に表現することができる。
【0098】図8には、前述したピッチング制御(ステ
ップS14)が具体的に示されている。
【0099】まず、演算処理部60が、プレーヤバイク
410がコース410上を通常走行していると判断した
場合には(ステップS40)、シリンダ40を微振動さ
せ(ステップS42)、バイク走行時に路面から伝わっ
てくる凹凸感を演出する。この時、前記振動の周期、大
きさを変化させることで、スピード感や、路面の凹凸感
をより良好に演出することができる。また、プレーヤバ
イクがコースアウトした時等は、強めの振動を与えるよ
うに制御することが好ましい。
【0100】また、プレーヤバイクが加速やウィリー走
行をしていると判断すると(ステップS44)、シリン
ダ140が伸びるように制御し、フロントタイヤが浮き
上がる感覚を演出する(ステップS46)。この制御
は、スタート時のウィリーや、シフトチェンジの加速時
に使用する。
【0101】ウィリーの場合には、エアシリンダ140
を最大まで伸ばし、また、加速時は半分程度まで伸ばす
ように制御する。その後、一定時間が経過した後、バイ
クが水平となる位置までシリンダ140を縮める。
【0102】また、プレーヤバイク410が減速した場
合には(ステップS48)、フロントを下げるようにエ
アシリンダ140を制御する(ステップS50)。この
制御は、急激な減速をした場合に行われ、加速時とは逆
にフロントフォークがノーズダイブ(沈み込む)する感
覚を演出する。
【0103】また、プレーヤバイクがジャンプ動作をし
た場合には(ステップS52)、エアシリンダ140を
ジャンプ用に制御し、ジャンプ中のふわーっとした感覚
や着地したときの突き上げるような感覚を演出する。こ
の時、ジャンプ中は、シリンダ140の振動を停止さ
せ、バイクが空中を飛んでいることを表現する。また、
着地の表現は、ジャンプの前、又はジャンプ中にエアシ
リンダ140を予め縮めておき、着地に合わせてエアシ
リンダ140を急激に伸ばし、着地した時の突き上げ感
を演出する。
【0104】このように、本実施例のゲーム装置によれ
ば、実際のバイクを操縦した場合のローリング感覚ばか
りではなく、実際のバイク操縦時と同様なピッチング感
覚をプレーヤに体感させ、更にリアリティーの高いバイ
クゲームを行うことが可能となる。
【0105】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ことなく、本発明の要旨の範囲内で各種の変形実施が可
能である。
【0106】例えば、前記実施例では、本発明をバイク
ゲームに適用する場合を例に取り説明したが、本発明は
これに限らず、体重移動型の操舵を行う各種シミュレー
タやゲーム装置等に幅広く適用することができ、例え
ば、ジェットスキーを操縦するゲーム装置などに極めて
好適なものとなる。
【0107】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された操舵装置の側面概略説明図
である。
【図2】図1に示す操舵装置の正面概略説明図である。
【図3】実施例の操舵装置にプレーヤが載ってゲームを
している様子を示す説明図である。
【図4】ディスプレイに表示されるゲーム画面の説明図
である。
【図5】実施例のゲーム装置の制御回路の機能ブロック
図である。
【図6】実施例の装置の制御動作を示すフローチャート
図である。
【図7】同図(A)は、本実施例のローリング制御及び
スリップ制御のフローチャート図であり、同図(B)
は、トルク演算の説明図である。
【図8】実施例のピッチング動作を示すフローチャート
図である。
【図9】プレーヤバイクのスリップ条件の説明図であ
る。
【図10】操舵装置のショックアブソーバの動作説明図
である。
【符号の説明】
10 ディスプレイ 20 体重移動型操舵装置 40 ローリング角検出部 60 演算処理部 100 操舵部 110 基部 120 ピッチング機構 130 プレーヤ載置部 140 シリンダ 150 回動アーム 160 ショックアブソーバ 200 復元力供給部 210 出力伝達機構 232 伝達アーム 234 転動面 236 回転伝達機構 238 タイヤ 400 プレーヤ 410 コース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09B 9/14 G09B 9/14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレーヤの体重移動により左右方向にロ
    ーリングするよう支持され、ローリング動作に応じた操
    舵信号を出力するプレーヤ裁置型の操舵部と、 前記操舵部に、所定ローリング基準位置に向けた復元力
    を与える復元力供給部と、 を含み、 前記復元力供給部は、 回転駆動源と、 前記回転駆動源の回転出力を前記操舵部に伝達する出力
    伝達機構と、 前記出力伝達機構に設けられたクラッチ機構と、 を含み、前記回転駆動源の出力を操舵部に復元力として
    伝達することを特徴とする体重移動型操舵装置。
  2. 【請求項2】 プレーヤの体重移動により左右方向にロ
    ーリングするよう支持され、ローリング動作に応じた操
    舵信号を出力するプレーヤ裁置型の操舵部と、 前記操舵部に、所定ローリング基準位置に向けた復元力
    を与える復元力供給部と、 ピッチング用駆動源と、 を含み、 前記復元力供給部は、 回転駆動源と、 前記回転駆動源の回転出力を前記操舵部に伝達する出力
    伝達機構と、 前記出力伝達機構に設けられたクラッチ機構と、 を含み、前記回転駆動源の出力を操舵部に復元力として
    伝達し、 前記操舵部は、 プレーヤ裁置部と、 前記ピッチング用駆動源の出力に基づき、プレーヤ裁置
    部を前後方向にピッチング駆動するピッチング機構と、 を含むことを特徴とする体重移動型操舵装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記ピッチング機構は、 前記操舵部の基部上に、前後方向に回動自在に取付ら
    れ、その一方側に前記プレーヤ裁置部を回動自在に支持
    する回動部材と、 前記プレーヤ裁置部と前記回動部材又は前記基部との間
    に設けられ、プレーヤ裁置部に加わる衝撃を緩衝する緩
    衝機構と、 を含み、 前記ピッチング用駆動源は、 前記操舵部の基部と前記プレーヤ裁置部との間に取り付
    けられ、伸縮動作により、前記プレーヤ裁置部を基部上
    において前後方向にピッチング駆動するシリンダ部とし
    て形成されたことを特徴とする体重移動型操舵装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記出力伝達機構は、 円弧状の接触面を有し、操舵部と一体的に設けられた伝
    達部材と、 前記回転駆動源の回転出力を前記クラッチ機構を介して
    前記伝達部材の円弧状接触面に伝達する回転伝達機構
    と、 を含むことを特徴とする体重移動型操舵装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記操舵部のローリング角を検出するローリング角検出
    部を含み、 前記ローリング角の検出信号を、前記復元力供給部の回
    転駆動源およびクラッチ機構を制御するための信号とし
    て出力することを特徴とする体重移動型操舵装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの体重移動型操
    舵装置と、 前記操舵部からの操舵信号及び所定のゲームプログラム
    に基づき、プレーヤの操縦するプレーヤキャラクタが、
    ゲーム空間内に設定されるコースを移動するゲーム演算
    を行う演算処理手段と、 前記コースを移動するプレーヤキャラクタの画面をディ
    スプレイ上に表示する表示手段と、 を含み、 前記演算処理手段は、 前記プレーヤキャラクタの移動情報に基づき、前記回転
    駆動源、クラッチ機構を制御することを特徴とするゲー
    ム装置。
  7. 【請求項7】 請求項5の体重移動型操舵装置と、アク
    セル操作及びブレーキ操作を行う操作部とを含み、バイ
    クキャラクタを操縦するプレーヤ操作手段と、 前記プレーヤ操作手段からの信号及び所定のゲームプロ
    グラムに基づき、プレーヤの操縦するバイクキャラクタ
    がゲーム空間内に設定されるコースを移動するゲーム演
    算を行う演算処理手段と、 前記コースを移動するバイクキャラクタの画面をディス
    プレイ上に表示する表示手段と、 を含み、 前記演算処理手段は、 前記バイクキャラクタの移動情報に基づき、前記操舵部
    に所定ローリング基準位置に向けた復元力を与える演算
    を行い、前記回転駆動源及びクラッチ機構を制御する手
    段と、 前記バイクキャラクタの移動情報に基づき、前記スリッ
    プ発生状態の演算を行い、前記クラッチ機構を制御する
    手段と、 を含むことを特徴とするゲーム装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記体重移動型操舵装置は、 請求項2〜3のいずれかのピッチング用駆動源およびピ
    ッチング機構を含み、 前記演算処理手段は、 前記バイクキャラクタの移動情報に基づき、前記操舵部
    にピッチング動作を与える演算を行い、前記ピッチング
    用駆動源を制御する手段を含むことを特徴とするゲーム
    装置。
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