JPH08290880A - エレベータのかご室 - Google Patents

エレベータのかご室

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JPH08290880A
JPH08290880A JP9854495A JP9854495A JPH08290880A JP H08290880 A JPH08290880 A JP H08290880A JP 9854495 A JP9854495 A JP 9854495A JP 9854495 A JP9854495 A JP 9854495A JP H08290880 A JPH08290880 A JP H08290880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cab
elevator
air
plate
car room
Prior art date
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Pending
Application number
JP9854495A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Okamura
明彦 岡村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH08290880A publication Critical patent/JPH08290880A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】かご室の内部に均一に空気を拡散させる。 【構成】側板2の上端に対して、く字状に折曲した導風
側板8を設け、この導風側板8と照明カバー9の外周と
の間に送風口5を形成する。照明カバー9の外周の下部
には、傾斜部を形成してもよい。送風口5から矢印A4
に示すように供給する清浄空気を矢印A6に示すように
拡散させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータのかご室に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のエレベータのかご室の一
例を示す縦断面図である。図4において、かご床11の上
面には、縦断面がコ字状に折り曲げられた幅木7が載置
され、かご床11に固定されている。この幅木7の上部に
は、複数のカラー14とボルトを介して複数枚の側板12が
立設され、これらの側板12は、これらの側板12の両側の
折り曲げ部を締め付けるボルトで互いに固定されてい
る。
【0003】これらの側板12の上端には、外周が上方に
折り曲げられた天井板3が載置され、各側板12の上端の
折り曲げ部にボルトで固定されている。この天井板3と
前述した側板12及び幅木7とかご床11でエレベータのか
ご室11Aを形成している。
【0004】天井板3の左右には、開口部3aが形成さ
れ、この開口部3aの上面には、送風機6が載置されて
いる。天井板3の下面には、縦断面が略U字状に形成さ
れ下端に開口部が形成された照明枠4の上端が固定され
ている。照明枠4の外周と側板12の内面との間には、送
風口5が形成されている。
【0005】この照明枠4の下端に形成された開口部の
上面には、アクリル樹脂の照明カバー9が載置され固定
されている。照明枠4の内部には、蛍光灯10が収納さ
れ、この蛍光灯10に接続された電線は、天井板3の上面
に載置された送風機6A及び図示しないかご戸開閉用電
動機に接続される電線とともに、かご床11の下部に取り
付けられた接続箱を経てテールコードに接続され、さら
に昇降路の上端の機械室の制御盤に接続されている。
【0006】このように構成されたエレベータのかご室
11Aにおいては、送風機6A,6Bからかご室11Aの内
部に矢印D1,D2に示すように吐出された空気は、照
明枠4の外周と側板12の内面との間に形成された送風口
5から、かご室11Aの内部に矢印D3,D4に示すよう
に流入する。
【0007】このかご室11Aの内部に流入した空気は、
矢印D5,D6に示すように各側板12の内側から、各側
板12の下端と幅木7の上端との間に形成された隙間を経
てかご室11Aの外部に排出される。
【0008】図5は、図4と異なる従来のエレベータの
かご室の一例を示す縦断面図である。図5において、図
4と異なるところは、図4の天井板3の上面右側に載置
された送風機6Bの代りに、送風機13が逆向きに取り付
けられていることと、側板12Aの下端が幅木7に直接取
り付けられていることで、他は、図4と同一である。
【0009】このように構成されたエレベータのかご室
11Bにおいては、左側の送風機6Aから矢印E1,E2
に示すようにかご室11Bに送り込まれた空気は、かご室
11Bの左側から右側に矢印E3に示すように流下した
後、右側の側板12Aの内側を矢印E4に示すように上昇
し、さらに、右側上部の吐出口5Aから矢印E5に示す
ように上昇し、開口部3aを経て送風機13に吸入され、
この送風機13から矢印E6に示すように、かご室11Bの
上方に放出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成されたエレベータのかご室においては、図4におい
て、送風口5からかご室11Aの内部に流入した空気は、
各側板12の内面に沿って流下するので、かご室11Aの中
央部に搭乗した利用者には、冷気が当らなくなるおそれ
がある。
【0011】すると、特に夏季において満員となったか
ご室においては、中央部に搭乗した利用者に対し、不快
感を与える。発明者が、図4に示すような換気構造のエ
レベータのかご室において、かご室の搭乗者にアンケー
トを行った結果でも、かご室11Aの中央部の乗客で不快
感を感じる乗客の多いことが分っている。
【0012】そのため、送風口5の幅を大きく広くする
方法も考えられるが、すると、かご室11Aの内部の乗客
から天井板3と開口部3aが見えるので、かご室11Aの
内部の意匠を損うおそれがある。
【0013】この課題は、図5で示したエレベータのか
ご室においても、ほぼ同様で、かご室11Bの中央部に搭
乗した利用者は、足元は空調された空気が横切るが、上
部にはこの空気が流れない。したがって、クーラ付の送
風機が据付られたかご室においても、夏季で満員になる
と、中央に居る乗客は不快感を感じることになる。そこ
で、本発明の目的は、かご室内の位置の如何にかかわら
ず、均一に空調することのできるエレベータのかご室を
得ることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
エレベータのかご室は、かご室の側壁を構成する複数の
側板の上方に導風板を設け、この導風板の上方に送風機
が搭載される天井板を横設し、外周と導風板との間に送
風機から吐出される空気の送風口を形成する照明枠を天
井板の下面に固定したことを特徴とする。
【0015】また、請求項2に記載の発明のエレベータ
のかご室は、導風板をかご室の内側に突設したことを特
徴とする。
【0016】また、請求項3に記載の発明のエレベータ
のかご室は、導風板をかご室の外側に突設したことを特
徴とする。
【0017】さらに、請求項4に記載の発明のエレベー
タのかご室は、照明枠の外周下部に傾斜部を形成したこ
とを特徴とする。
【0018】
【作用】請求項1に記載の発明においては、通風口から
かご室に吐出される空気は、導風板によって、かご室の
上方で均一に拡散される。
【0019】また、請求項2に記載の発明においては、
通風口からかご室に吐出される空気は、かご室の内側に
突設された導風板によって、かご室の上方で均一に拡散
される。
【0020】また、請求項3に記載の発明においては、
通風口からかご室に吐出される空気は、かご室の外側に
突設される導風板によって、かご室の上方で均一に拡散
される。
【0021】さらに、請求項4に記載の発明において
は、通風口からかご室に吐出される空気は、かご室に設
けられた導風板と傾斜部によって、かご室の上方で均一
に拡散される。
【0022】
【実施例】以下、本発明のエレベータのかご室の一実施
例を図面を参照して説明する。図1は、本発明のエレベ
ータのかご室の第1の実施例を示す縦断面図で、従来の
技術で示した図4及び図5に対応する図である。
【0023】図1において、図4と異なるところは、側
板の上部の形状で、他は、図4と同一である。したがっ
て、図4と同一要素には、同一符号を付して重複した説
明を省略する。
【0024】すなわち、図1においては、図4及び図5
で示した側板と比べて、側板2の高さが低く、これらの
側板2の上端には、縦断面がく字状に内側に折曲形成さ
れた導風側板8が取り付けられている。これらの導風側
板8の上端には、高さ方向の低い側板2Aが取り付けら
れ、この側板2Aの上端に対して天井板3が固定されて
いる。
【0025】このように構成されたエレベータのかご室
においては、左右の送風機6A,6Bから矢印A1,A
2に示すように左右の送風口5に吐出された空気は、矢
印A3,A4に示すようにかご室1の上部に流入する。
【0026】すると、この空気は、導風側板8によっ
て、矢印A5,A6に示すようにかご室1の上部におい
て均一に流下して広がり、かご室1の内部を流下した
後、矢印A7,A8に示すように、側板2の下端と幅木
7の上端の間からかご室1の外部に排出される。
【0027】したがって、かご室1の内部の乗客は、こ
のかご室1の中央や側板寄りの位置の如何にかかわら
ず、ほぼ均等に流れる空気によって、夏季の満員状態に
おいても、送風機6A,6Bから吐出された冷却空気に
よって、不快感から逃れることができる。
【0028】次に、図2は、本発明のエレベータのかご
室の第2の実施例を示す縦断面図で、図1に対応する図
である。図2において、図1と異なるところは、照明枠
4Aの下部外周の形状で、他は、図1と同一である。す
なわち、図2に示す照明枠4Aの下部外周には、ほぼ45
°の傾斜面4aが形成されている。
【0029】このように構成されたエレベータのかご室
においては、照明枠4Aの下部外周に形成された傾斜面
4aによって、送風口5からかご室1の内部に吐出され
る空気は、三本の矢印A5及び矢印A6に示すように、
かご室1の上部において均一に広がるので、かご室1の
内部の乗客に対して与える不快感を完全に解消すること
ができる。
【0030】次に、図3は、本発明のエレベータのかご
室の第3の実施例を示す縦断面図で、図1及び図2に対
応する図である。図3において、図1及び図2と異なる
ところは、導風側板8Aの位置と形状で、側板2Aの上
端は、照明枠4の下端に位置しており、この側板2Aの
上端に下端が固定された導風側板8Aの上端は、天井板
3と直接固定されている。また、導風側板8Aは、かご
室1Aの外側に中央部が突出している。
【0031】このように構成されたエレベータのかご室
においても、照明枠4の下部外周と導風側板8Aとの間
に形成された送風口5からかご室1Aの内部に吐出され
る空気は、三本の矢印C5及び矢印C6に示すように、
かご室1Aの上部において均一に広がるので、かご室1
Aの内部の乗客に対して与える不快感を完全に解消する
ことができる。
【0032】この場合には、図1及び図2で示した側板
2Aを省くことができるので、構成が簡単となり、組立
が容易となるだけでなく、導風側板8Aと側板2Aとの
接続部が図1及び図2で示したエレベータのかご室と比
べて高くなるので、かご室の内部の意匠面の低下を防ぐ
ことができる利点もある。なお、図3で示した照明枠4
の外周下部に対しても、図2で示した照明枠4Aと同様
に、傾斜部4aを形成して、送風口5から吐出される空
気をかご室1Aの上方において均一に拡散させてもよ
い。
【0033】なお、上記第1,第2及び第3の実施例に
おいて、導風側板8,8Aは、上下方向の高さの低い板
材から製作し、側板2,2Aなどに固定した例で説明し
たが、側板2,2Aの上部に加工し、内側又は外側に突
き出して形成してもよい。また、側板の上部に角穴を形
成し、この角穴に導風板を外側から挿入し、溶植スタッ
ドなどで固定してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
かご室の側壁を構成する複数の側板の上方に導風板を設
け、この導風板の上方に送風機が搭載される天井板を横
設し、外周と導風板との間に送風機から吐出される空気
の送風口を形成する照明枠を天井板の下面に固定するこ
とで、通風口からかご室に吐出される空気を導風板によ
ってかご室の上方で均一に拡散させたので、かご室内の
位置の如何にかかわらず、均一に空調することのできる
エレベータのかご室を得ることができる。
【0035】また、請求項2に記載の発明によれば、導
風板をかご室の内側に突設することで、通風口からかご
室に吐出される空気をかご室の内側に突設された導風板
によってかご室の上方で均一に拡散させたので、かご室
内の位置の如何にかかわらず、均一に空調することので
きるエレベータのかご室を得ることができる。
【0036】また、請求項3に記載の発明によれば、導
風板をかご室の外側に突設することで、通風口からかご
室に吐出される空気をかご室の外側に突設される導風板
によってかご室の上方で均一に拡散させたので、かご室
内の位置の如何にかかわらず、均一に空調することので
きるエレベータのかご室を得ることができる。
【0037】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
照明枠の外周下部に傾斜部を形成することで、通風口か
らかご室に吐出される空気をかご室に設けられた導風板
と傾斜部によってかご室の上方で均一に拡散させたの
で、かご室内の位置の如何にかかわらず、均一に空調す
ることのできるエレベータのかご室を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータのかご室の第1の実施例を
示す縦断面図。
【図2】本発明のエレベータのかご室の第2の実施例を
示す縦断面図。
【図3】本発明のエレベータのかご室の第3の実施例を
示す縦断面図。
【図4】従来のエレベータのかご室の一例を示す縦断面
図。
【図5】従来のエレベータのかご室の図4と異なる一例
を示す縦断面図。
【符号の説明】
1,1A…かご室、2,2A,2B…側板、3…天井
板、4,4A…照明枠、5…送風口、6A,6B…送風
機、7…幅木、8,8A…導風側板、9…照明カバー、
10…蛍光灯、11…かご床、14…カラー。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご室の側壁を構成する複数の側板と、
    この側板の上部に設けられた導風板と、前記かご室の上
    端に横設され送風機が搭載される天井板と、この天井板
    の下面に固定され外周と前記導風板との間に前記送風機
    から吐出される空気の送風口を形成する照明枠とを備え
    たエレベータのかご室。
  2. 【請求項2】 前記導風板を前記かご室の内側に突設し
    たことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご
    室。
  3. 【請求項3】 前記導風板を前記かご室の外側に突設し
    たことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご
    室。
  4. 【請求項4】 前記照明枠の外周下部に傾斜部を形成し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに
    記載のエレベータのかご室。
JP9854495A 1995-04-24 1995-04-24 エレベータのかご室 Pending JPH08290880A (ja)

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JP9854495A JPH08290880A (ja) 1995-04-24 1995-04-24 エレベータのかご室

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JP (1) JPH08290880A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008260606A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Hitachi Ltd エレベータかご内の圧力調整システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008260606A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Hitachi Ltd エレベータかご内の圧力調整システム

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