JPH08290539A - 磁気カード用積層ポリエステルフィルム - Google Patents

磁気カード用積層ポリエステルフィルム

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JPH08290539A
JPH08290539A JP7101132A JP10113295A JPH08290539A JP H08290539 A JPH08290539 A JP H08290539A JP 7101132 A JP7101132 A JP 7101132A JP 10113295 A JP10113295 A JP 10113295A JP H08290539 A JPH08290539 A JP H08290539A
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film
layer
polyester
particles
fine particles
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JP7101132A
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Shigeo Uchiumi
滋夫 内海
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Diafoil Co Ltd
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Diafoil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気カード用、特にパチンコカード用として
好適なポリエステル多層フィルムを提供する。 【構成】 白色顔料を有する層(A層)を少なくとも一
方の最外層とし、それ以外の層において蛍光発光微粒子
を含有する少なくとも一層(B層)を有する共押出積層
二軸延伸ポリエステルフィルムからなる磁気カード用積
層ポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気カード用、特にパ
チンコカード用として好適なポリエステル多層フィルム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】現在
プリペイドカードとしては、単層フィルムを用いたNT
Tのテレホンカード、JRのオレンジカード等が、電話
代金、切手代金の支払い等に広く普及している。最近、
パチンコ業界においてプリペイドカードをパチンコカー
ドに使用することが普及しつつある。しかしながら、パ
チンコカードは、テレホンカードやオレンジカードと異
なって、極めて高額のカードを必要とするため、偽造防
止が必須である。すなわち、偽造を防止したカードの製
造が強く求められているとともに、偽造が判明した後に
おいて、その偽造カードがどこでどのようなルートで作
成されたものかが明確に分かるようなものが求められて
いる。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に
ついて、鋭意検討した結果、ポリエステルフィルムを特
定の構成を有する多層フィルムとすることによって上記
課題が解決できることを見いだし、本発明を完成するに
至った。
【0004】すなわち、本発明の要旨は、白色顔料を有
する層(A層)を少なくとも一方の最外層とし、それ以
外の層において蛍光発光微粒子を含有する少なくとも一
層(B層)を有する共押出積層二軸延伸ポリエステルフ
ィルムからなる磁気カード用積層ポリエステルフィルム
に存する。
【0005】以下、本発明をさらに詳細に説明する。本
発明にいう共押出積層二軸延伸ポリエステルフィルムと
は、全ての層が口金から共溶融押出される共押出法によ
り、押出されたものが二軸方向に延伸・熱固定されたも
のである。延伸・熱固定されたフィルムをオフライン
で、接着剤を介して貼り合わせたものについては、フィ
ルムの平面性が不良であったり、フィルムの各層の厚み
精度が不良であったりして好ましくない。
【0006】共押出の方法としては、フィードブロック
タイプまたはマルチマニホールドタイプいずれを用いて
もよいが、各層のフィルム厚みが厚いものを基本とする
ことからフィードブロックタイプの共押出法を用いるこ
とが好ましい。本発明のフィルムは2層以上の積層フィ
ルムであるが、あまり層が多くなると、必要となる装置
が増えてコストアップの要因となる。したがって、本発
明では、特にA/B型の2層フィルム、A/B/A型,
A/B/A´型(AとA´は厚みが異なる)の3層フィ
ルムが好ましい。また、フィルムのカールの点を考慮す
ると、A/B型のように厚み方向で非対称なフィルムよ
りも、A/B/A型のように厚み方向で対称なフィルム
が好ましい。ただし、完全な対称なフィルムであると、
逆にカールしてしまう場合もあるので、A/B/A´方
が最も好ましい。
【0007】本発明の積層フィルムは、少なくとも片面
の表層を形成する、白色顔料を有する層(A層)と、粒
子を含有する少なくとも一層(B層)とを有するもので
ある。まず、白色顔料を有する最外層を構成する層(A
層)について説明する。A層を構成するポリエステル
は、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,6
−ジカルボン酸のような芳香族ジカルボン酸と、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、テトラメチレン
グリコール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール等のようなグリコールとのエステ
ルを主たる成分とするポリエステルである。当該ポリエ
ステルは、芳香族ジカルボン酸とグリコールとを直接重
合させて得られるほか、芳香族ジカルボン酸ジアルキル
エステルとグリコールとをエステル交換反応させた後、
重縮合させる、または芳香族ジカルボン酸のジグリコー
ルエステルを重縮合させる等の方法によっても得られ
る。
【0008】本発明で用いることのできるポリエステル
の代表的なものとしては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ート(PEN)、PCTフィルム等が例示されるが、ポ
リエチレンテレフタレートが最も安価であり好ましい。
かかるポリマーは、共重合されないホモポリマーであっ
てもよいが、ジカルボン酸成分の15モル%未満が主成
分以外のジカルボン酸成分であったり、ジオール成分の
10モル%未満が主成分以外のジオール成分であるよう
な共重合ポリエステルであってもよい。また、必要に応
じてポリエステル以外のポリマー、例えば、ナイロン、
ポリオレフィン等をブレンドしてもよい。
【0009】重合に際しては、重合調節剤、結晶化調整
剤、可塑剤、艶消剤、安定剤などを添加しても差し支え
ないが、白色顔料を含有することが必須である。すなわ
ち、本発明のフィルムは、白色化によりフィルムの隠蔽
度を上げ、磁気カード化した場合に光線の透過を防止す
ることにより、印刷層が裏面から見えないようにしなけ
ればならないためである。
【0010】白色顔料としては、フェノキシ樹脂、ポリ
オレフィン、ポリカーボネートなど、いわゆる海島状に
分散させて光散乱を起こさせる有機系高分子を用いても
よいが、一般には、タルク、カオリン、硝酸バリウム、
酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、シリ
カなどの無機粒子を用いることが好ましい。これらの中
でも白色顔料として特に好ましいものは、酸化チタンで
ある。用いる無機粒子の平均粒径は、通常0.01〜
5.0μm、好ましくは0.1〜0.8μmである。無
機粒子の含有量は、通常5〜50重量%、好ましくは1
0〜30重量%である。粒径が小さすぎたり、含有量が
少なすぎると白色度が足りなくなる恐れがある。また、
余りに粒径が大きすぎたり、含有量が多すぎると、フィ
ルム製膜時破断が多発する傾向がある。
【0011】白色顔料をポリエステルフィルム中に含有
させる方法としては、ポリエステルの重合工程中に添加
する方法、押出機を用いて白色顔料をあらかじめ練込み
マスターバッチとする方法等が採用されるが、特に好ま
しい方法は、フィルムの製造工程の押出工程で直接白色
顔料を添加混合する方法である。その際の押出機として
は、ベント付きの二軸押出機が好ましい。粒子の分散性
改良のためには、同方向二軸押出機よりも異方向の二軸
押出機の方が好ましい。一方、直接添加する粒子として
は、粉体でもよいが、水スラリーで添加するのが定量性
に富み、好ましい方法である。白色顔料として酸化チタ
ンを用いる場合、シリカおよび蛍光増白剤を併用するこ
とが好ましい。
【0012】本発明においてポリエステルA層に含有さ
れる白色顔料として特に好ましいものである二酸化チタ
ンは、結晶形態的にはアナターゼ型、ルチル型のいずれ
でもよいが、耐候性から考えて、アナターゼ型の方が好
ましい。また、二酸化チタンのポリエステルへの分散向
上の目的で、二酸化チタンの表面にアルミニウム、ケイ
素、亜鉛などの酸化物または各種有機物を表面処理した
ものも用いることができる。
【0013】一方、二酸化チタンと併用されるシリカ
は、結晶形態的には、結晶シリカ、アモルファスシリカ
のいずれでもよく、またこの製造法も乾式法、湿式法い
ずれでもよい。シリカは純粋なシリカ以外に、アルミニ
ウム、マグネシウムなどの金属を含み、ケイ素成分が8
0%以上であるもの、シリカ表面に各種金属、有機物化
合物を表面処理したものも用いることができる。併用す
るシリカの平均粒径は通常0.5〜10μm、好ましく
は1〜10μm、さらに好ましくは2〜8μmである。
シリカの平均粒径が0.5μm未満では、得られるフィ
ルムの表面が平坦で艶消し効果が小さくなる傾向があ
り、10μmを超えると、フィルム表面が粗面化しす
ぎ、磁気カードの磁気記録変換特性を悪化させたり、フ
ィルム生産時のフィルターのライフに劣るなどの問題が
生じる恐れがある。シリカの添加含有量は、通常0.1
〜10重量%、好ましくは、0.3〜2.0重量%であ
る。シリカの添加量が0.1重量%未満では、フィルム
表面に艶光りがあることが多く、10重量%を超える
と、磁気記録変換特性の低下、フィルム延伸時のフィル
ム破断が多くなるという問題が生じる恐れがある。
【0014】二酸化チタンと併用する蛍光増白剤は、波
長400〜500nmに蛍光ピークを有するものであれ
ば種類を問わないが、好適なものとしては、商品名ユビ
テックスOB(チバガイギー社)、OB−1(イースト
マン社)、ミカホワイト(日本化薬−三菱化学社)等市
販されているものが挙げられる。蛍光増白剤のポリエス
テルの添加含有量は通常10〜10000ppm、さら
に好ましくは50〜600ppmである。
【0015】本発明で用いることのできる二酸化チタン
およびシリカは、ポリエステルへ含有させる前に精製プ
ロセスを用いて粒径調製、粗大粒子除去を行うことが好
ましい。精製プロセスの工業的手段としては、粉砕手段
として例えばジェットミル、ボールミル等が挙げられ、
分級手段としては、例えば乾式または湿式遠心分離機等
が挙げられる。なお、これらの手段を2種以上を併用
し、段階的に精製してもよい。
【0016】A層の極限粘度は、フィルム状態で、通常
0.55以上、好ましくは0.59以上である。極限粘
度が0.55未満では、機械特性が劣る傾向がある。一
方、本発明のフィルムのB層を構成するポリエステル
は、A層と同様のポリエステルを用いることができる。
ただし、B層には粒子を含有することが必須であり、と
りわけ蛍光発光微粒子をすくなくとも含有することが必
須である。具体的には、粒径が0.01〜10μmの蛍
光発光微粒子を0.1〜20重量%含有することが好ま
しい。用いる粒子の粒径が0.01未満では、フィルム
中での分散が劣る傾向があり、粒径が10μmを超える
と、添加量が多くなる。
【0017】ここで蛍光発光微粒子とは、陰極線、短波
長紫外線、長波長紫外線、X線、赤外線領域の光線の照
射によって蛍光を発する微粒子である。これらの中で
も、発光する蛍光が長波長紫外線であるブラックライト
と呼ばれる蛍光を発する微粒子が好ましい。これらの粒
子のほかにも、上記粒径範囲を満足する蛍光発光微粒子
であれば、本発明のフィルムのB層用粒子として好まし
く使用することができる。ただし、カーボンブラック
は、押出機を汚染する恐れがあるので、通常は使用しな
い。
【0018】上記の蛍光体粒子としては、純粋型酸化物
系と付加型に分類される。純粋型酸化物系の微粒子とし
ては、タングステン酸カルシウム、タングステン酸マグ
ネシウム等が挙げられる。付加型の微粒子は、ハロゲン
化物系、硫化物系、酸化物系に分類される。ハロゲン化
物系微粒子としては、塩化カリウム・タリウム、フッ化
亜鉛・マンガン等が挙げられる。硫化物系微粒子として
は、硫化カルシウム・ビスマス、硫化ストロンチウム・
サマリウム・セリウム、酸化亜鉛・亜鉛、硫化亜鉛・
銀、硫化亜鉛カドミウム・銀、硫化亜鉛・銅、硫化亜鉛
・銅・コバルト、硫化亜鉛・マンガン微粒子が挙げられ
る。また酸化物系微粒子としては、珪酸カルシウム・鉛
・マンガン、珪酸バリウム・鉛、珪酸亜鉛・マンガン、
珪酸亜鉛ベリリウム・マンガン、燐酸カルシウム・セリ
ウム・マンガン、ハロ燐酸カルシウム・アンチモン・マ
ンガン、硼酸カドミウム・マンガン、硫酸バリウム・
鉛、フロロゲルマニウム酸マグネシウム・マンガン、酸
化イットリウム・ユーロピウム、バナジン酸イットリウ
ム・ユーロピウム等が挙げられる。これら微粒子の発光
色は可視光から、長短波長紫外光まで種々あるが、本用
途では発光した光が見えない方が、偽造防止の有無が消
費者に分り難く好ましい。特に紫外光を発光する粒子が
好ましく、特にブラックライトと呼ばれる長波長紫外線
を放射する微粒子が好ましい。
【0019】さらに、A層中およびB層中に含まれる白
色顔料含有量をそれぞれaおよびbとしたとき、両者の
差(a−b)は20重量%以下であることが好ましい。
かかる差が20重量%を超えると、層間で剥離が起きた
り、耐久性が劣ったりする恐れがある。特に検出機で自
動検出する場合には、蛍光発光微粒子をB層中で2.0
重量%以上含まれることが好ましい。
【0020】B層がA/B2層フィルムのように最外層
を形成する際には、上記粒子のほかにさらに粒子を含有
させるか、またはB層上に塗布層を設けて滑り性を付与
することが好ましい。一方、A/B/Aの2種3層フィ
ルムのようにB層が最外層を形成しない場合には、上記
の粒子のほかには実質的に粒子を含まないものであって
もよいが、他の粒子を含有するものであってもよい。含
有する粒子としては、カオリン、クレー、各種炭酸カル
シウム、各種酸化ケイ素、テレフタル酸カルシウム、各
種二酸化チタン、リン酸カルシウム、フッ化リチウム、
α−,γ−,δ−,θ−,λ−型アルミナ等の公知の不
活性外部添加粒子ばかりでなく、ポリエステル樹脂の溶
融製膜に際して不溶な高融点有機化合物、単分散球状有
機粒子、粉砕型有機粒子、架橋ポリマー、およびアルカ
リ金属化合物、アルカリ土類金属化合物などによってポ
リエステル製造時にポリマー内部に形成される析出粒子
等、いかなる粒子であってもよく、単独または二種以上
含有させてもよい。
【0021】併用する粒子の平均粒径は0.01〜10
μmのものが好ましく、添加量は0.001〜30重量
%が好ましい。B層に粒子以外の蛍光増白剤、安定剤、
酸化防止剤、着色剤、消泡剤、帯電防止剤等の添加剤が
混入されたものであってもよい。
【0022】B層を形成する層は、自己リサイクル原料
もしくは他銘柄のリサイクル原料いずれでもよいが、リ
サイクル原料をB層中10重量%以上、さらには30重
量%以上、特には50重量%以上含有することが好まし
い。本発明のフィルム全体としての極限粘度は通常0.
55以上である。かかる極限粘度が0.55を超える
と、フィルムの機械的強度が劣る傾向があり、カードを
打ち抜いた際にバリが出やすくなる恐れがある。本発明
の積層ポリエステルフィルムの隠蔽性を示す指標である
OD(光学密度)は0.8以上であることが好ましい。
0.8未満では、印刷の美観が損なわれる恐れがある。
【0023】本発明のフィルムは、特に好ましくはパチ
ンコカード用として用いるプリペイドカードとして使用
するため、A層を形成する少なくとも片側表面に、ポリ
ウレタン、ポリエステル、アクリルスチレン−ブタジエ
ン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体か
ら選ばれる少なくとも一種以上を含有する塗布液を塗布
後乾燥して得られる塗膜層を設けることが通常行われ
る。塗膜を形成する方法としては、二軸配向フィルム製
造時に形成する方法(いわゆるインラインコート(IL
C))と、二軸配向フィルム製造後に形成する方法とが
あるが、前者の方法が好ましい。前者の具体例としては
例えば、未延伸フィルムの表面に薄膜形成液を塗布した
後、二軸方向に延伸する。または、一軸延伸フィルム表
面に薄膜形成液を塗布した後、直角方向にさらに延伸す
る方法等が挙げられるが、これらを併用する方法も好適
である。
【0024】塗布後延伸処理をしない場合、形成される
塗布層とベースフィルムである白色ポリエステルフィル
ムとの密着力が弱くなる傾向があり、実用に適した接着
性を得られないことがある。これらを工業的有利に達成
するためには、二軸延伸フィルム製造工程内で塗布する
のが好ましい。かかる方法の例として、製膜工程の長手
方向に一軸延伸されたフィルムに塗布し、乾燥または未
乾燥の状態でさらに先の一軸延伸方向と直角の方向に延
伸した後熱処理を施す方法が製造コスト面の点から採用
されるが、これらに限定されるわけではない。
【0025】上述のフィルムを得るための延伸工程は、
好ましくは70〜160℃で行われ、延伸倍率は、面積
倍率で少なくとも4倍以上、好ましくは6〜35倍であ
る。延伸されたフィルムは通常150〜250℃で熱処
理される。さらに、熱処理の最高温度ゾーンおよび/ま
たは熱処理出口のクーリングゾーンにおいて、縦方向お
よび横方向に0.1〜20%弛緩する方法が好ましく採
用される。
【0026】特に、70〜145℃でロール延伸法によ
りフィルム長手方向に2〜6倍延伸された一軸延伸白色
ポリエステルフィルムに塗布液を塗布し、適当な乾燥を
施し、あるいは乾燥を施さず、次いで該一軸延伸フィル
ムを横方向に90〜160℃で2〜6倍に延伸し、15
0〜250℃で1〜600秒間熱処理を行う方法が好ま
しく採用される。本方法によるならば、延伸と同時に塗
布層の乾燥が可能になるとともに塗布層の厚さを延伸倍
率に応じて薄くすることができ、白色ポリエステルフィ
ルム基材として好適なフィルムを比較的安価に製造でき
る。
【0027】上述した塗布液をポリエステルフィルムに
塗布する方法としては原崎勇次著、槙書店、1979年
発行、「コーティング方式」に示されるリバースロール
コーター、グラビアコーター、ロッドコーター、エアド
クターコーター等を用いることができる。
【0028】一方、易印刷性薄膜層を形成する面と反対
の面に、磁性層との接着性を強化する薄膜層を形成し
て、両面コート層を形成させることが好ましい。磁性層
との易接着薄膜形成方法および形成剤は前述の易印刷性
薄膜形成方法および形成剤に準じるが、特にパチンコカ
ード用とする場合には、ウレタン、塩化ビニル、酢酸ビ
ニルと酸化鉄等を含有した磁気記録用組成物との接着性
が向上するものであることが好ましい。
【0029】また、本発明のフィルムに設ける塗布層
は、帯電防止能を有することが好ましい。すなわち、フ
ィルムの帯電による張り付きで作業性を低下させたり、
火花放電による発火事故等の問題を起こしたりするから
である。またゴミの付着を防止するためにも重要であ
る。帯電防止性を付与させる方法としては、有機スルホ
ン酸等の低分子量のアニオン性界面活性剤、例えばポリ
スチレンスルホン酸ナトリウム塩等の帯電防止剤を先の
易印刷性および/または易磁性層接着性塗布剤に配合し
て、インラインで塗布することが好ましい。また、帯電
防止剤として高分子量のカチオン系帯電防止剤を用いた
り、リン酸基またはリン酸塩基を有する樹脂を含有する
ポリマー、主鎖にイオン化された窒素元素を有するポリ
マーを配合剤として用いることも好ましい方法である。
【0030】塗布層を形成する場合においても、ブロッ
キングが少ないことが好ましい。ブロッキングがある
と、フィルム製膜後巻き取りスリットする際にフィルム
が貼り付き、極端な場合には破れたりする場合もある。
また、磁性層を塗った後、印刷をする際に磁性層が反対
面に転着して磁性層はがれの原因となる恐れもある。
【0031】塗布層を得るための塗布液は、塗布層の上
記ブロッキング性や耐水性、耐溶剤性、機械的強度の改
良のために、架橋剤を含有していてもよい。架橋剤とし
てはメチロール化あるいはアルキロール化した尿素系、
メラミン系、グアナミン系、アクリルアミド系、ポリア
ミド系等の化合物、エポキシ化合物、オキサゾリン化合
物、アジリジン化合物、ブロックイソシアネート化合
物、シランカップリング剤、チタンカップリング剤、ジ
ルコ−アルミネート系カップリング剤、過酸化物、熱ま
たは光反応性のビニル化合物や感光性樹脂等が挙げられ
る。
【0032】さらに塗布層を得るための塗布液は、塗布
層の滑り性改良のために粒子を含有していてもよい。粒
子としてはコロイダルシリカ、アルミナ、炭酸カルシウ
ム、酸化チタン、等の無機粒子と、ポリスチレン系樹
脂、ポリアクリル系樹脂あるいはポリビニル系樹脂によ
る単独あるいは共重合体を含む微粒子、またはこれらと
架橋成分を複合した架橋粒子に代表される有機粒子が例
示される。
【0033】さらに塗布層を得るための塗布液は、必要
に応じて、消泡剤、塗布性改良剤、増粘剤、低分子帯電
防止剤、有機系潤滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、発
泡剤、染料、顔料等を含有していてもよい。
【0034】さらに塗布層を得るための塗布液は、水を
主たる媒体とする限りにおいて、水への分散を改良する
目的あるいは造膜性能を改良する目的で少量の有機溶剤
を含有していてもよい。有機溶剤は、主たる媒体である
水と混合して使用する場合、水に溶解する範囲で使用す
ることが必要である。有機溶剤としては、n−ブチルア
ルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアル
コール、エチルアルコール、メチルアルコール等の脂肪
族または脂環族アルコール類、プロピレングリコール、
エチレングリコール、ジエチレングリコール等のグリコ
ール類、n−ブチルセロソルブ、エチルセロソルブ、メ
チルセロソルブ、プロピレングリコールモノメチルエー
テル等のグリコール誘導体、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸アミル等のエ
ステル類、メチルエチルケトン、アセトン等のケトン
類、N−メチルピロリドン等のアミド類が挙げられる
が、これらに限られるものではない。これらの有機溶剤
は単独で用いてもよいが、必要に応じて二種以上を併用
してもよい。
【0035】本発明のフィルムに塗布層を設ける場合、
その厚みは最終的な乾燥厚さで通常0.01〜0.5μ
mの範囲であり、好ましくは、0.02〜0.3μmの
範囲、さらに好ましくは0.03〜0.20μmの範囲
である。塗布層の厚さが0.5μmより大きくなると、
フィルムが相互にブロッキングしやすくなったり、特に
フィルムの高強度化を目的として塗布処理フィルムを再
延伸する場合には、工程中にロールに粘着しやすくなっ
たりする恐れがある。ブロッキングの問題は、特にフィ
ルムの両面に同一の帯電防止層を設ける場合に顕著に現
れる。塗布層の厚さが0.01μm未満では、接着性等
の改良効果が小さくなる傾向がある。なお、塗布剤のフ
ィルムへの塗布性、接着性を改良するため、塗布前にフ
ィルムに化学処理や放電処理を施してもよい。また、本
発明の二軸延伸ポリエステルフィルムの塗布層の表面特
性等を改良するために、塗布層形成後に塗布層に放電処
理を施してもよい。
【0036】次に本発明のフィルムの製造方法を具体的
に説明するが、本発明の構成要件を満足する限り、以下
の例示に特に限定されるものではない。白色顔料(好ま
しくは二酸化チタン)、蛍光増白剤、その他滑剤を所定
量含有したポリエステルと、蛍光発光微粒子(好ましく
はブラックライト発光微粒子)と必要に応じ他の微粒
子、自己リサイクルのポリエステル、使用済みポリエス
テルカード等の再生ポリマーを含むポリエステルとを、
別々に乾燥し、別々の押出機から、溶融押出した後、溶
融ポリマー流路管内または押出口金内において層流状で
接合積層させて、押出口金から吐出させ、未延伸積層フ
ィルムを作成する。乾燥は、ホッパードライヤー、真空
乾燥機、パドルドライヤー、オーブン等を用いると良
い。B層をメイン押出機とし、サブ押出機をA層用とし
て用いる際、サブ押出機を二軸のベント押出機として、
白色顔料その他を直接添加する方法を用いることも好ま
しい態様である。また、キャスティング時に、静電密着
法を適用し、さらに水等の液体塗布法等を併用すること
も好ましい。
【0037】かくして得られた未延伸積層フィルムは、
まず縦方向に70℃〜145℃で1段または多段階で
2.0〜6.0倍延伸し、縦一軸延伸フィルムとした
後、フィルムの両面に順次塗布液を塗布し、適当な乾燥
を施し、あるいは乾燥を施さず、次いで塗布済一軸延伸
フィルムをクリップで把持してテンターに導き、まず横
方向に90〜160℃で2.0〜6.0倍延伸し、15
0〜250℃で1〜600秒間熱処理を行うことが好ま
しい。このとき、熱処理の最高温度ゾーンおよび/また
は熱処理出口のクーリングゾーンにおいて、縦方向およ
び/または横方向に0.1〜20%弛緩する方法が好ま
しい。また、必要に応じて再縦延伸、再横延伸を付加す
ることも可能である。
【0038】本発明の積層フィルムを例えばパチンコカ
ード用のプリペイドカードとしてのみ使用することによ
り、他のテレホンカードやオレンジカードと区別するこ
とができる。かくして得られた磁気カード用ポリエステ
ルフィルムは、磁性層および印刷がなされて磁気カード
となるが、磁気カードは以下に示す仕組みでカード読み
取り本体に利用される。すなわちプリペイドカードは、
例えば本体のリーダーに挿入されると、読み取りヘッド
が蛍光体部に接近し、紫外線等の照射源から、光が蛍光
体部にされると紫外線等は、これを励起させて蛍光を発
光させ、この蛍光を受光素子で検知することにより本体
が駆動するように設置される。かくして特定の蛍光を発
するプリペイドカードのみが使用でき、偽造防止フィル
ムとして極めて良好に機能するものである。
【0039】
【実施例】以下、実施例にて、本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明は、その趣旨を越えない限り、以下
の実施例に限定されるものではない。なお、フィルムの
評価方法は以下に示すとおりである。 (1)光学密度(OD) マクベス濃度計TD−904型を使用し、Gフィルター
下の透過光濃度を測定した。
【0040】(2)積層フィルムの表層フィルム厚さ 透過型電子顕微鏡(TEM)によるフィルム断面の観察
にて行った。すなわち、フィルムサンプルの小片を、エ
ポキシ樹脂に硬化剤、加速剤を配合した樹脂に包埋処理
し、ウルトラミクロトームにて厚み約200nmの切片
を作成し、観察用サンプルとした。得られたサンプルを
日立(株)製透過型電子顕微鏡H−9000を用いて断
面の顕微鏡写真を撮影し、表層の厚みを測定した。但
し、加速電圧は300kV、倍率は最表層厚みに応じ、
1万倍〜10万倍の範囲で設定した。厚み測定は50点
行い、測定値の厚い方から10点、薄い方から10点を
削除して30点を平均して測定値とした。
【0041】(3)粒子の種類および粒子量 フィルムサンプルの小片を、エポキシ樹脂に硬化剤、加
速剤を配合した樹脂に包埋処理し、ウルトラミクロトー
ムにて断面の面出しを行い、得られた断面をエイコーエ
ンジニアリング社製IB−5型イオンコーターによりイ
オンエッチングし、フィルム中の粒子を露出させた。露
出させた粒子を明石製作所社製明石ISI−DS130
走査型電子顕微鏡で観察し、フィリップス社製EDAX
9100エネルギー分散型X線分析装置にて、粒子の元
素分析を行い、粒子の種類を同定した。
【0042】実施例1 (実質的に粒子を含まないポリエステルの製造)ジメチ
ルテレフタレート100部とエチレングリコール60部
および酢酸マグネシウム・4水塩0.09部とを反応器
にとり、加熱昇温するとともにメタノールを留出させて
エステル交換反応を行い、反応開始から4時間を要して
230℃まで昇温し、実質的にエステル交換反応を終了
させた。
【0043】次いで、得られたポリエステルオリゴマー
にエチルアシッドフォスフェート0.04部、三酸化ア
ンチモン0.04部を加えて4時間重縮合反応を行い、
極限粘度0.62のポリエチレンテレフタレートA1 を
得た。 (蛍光発光微粒子含有ポリエステルの製造)上記ポリエ
ステルA1 を乾燥し、ベント式2軸押出機にて、平均粒
径1.2μmの蛍光発光微粒子(燐酸カルシウム・セシ
ウム)を15重量%となるよう混練し、チップ化して極
限粘度0.62のポリエステルB1 を得た。
【0044】(サイロイド72含有ポリエステルの製
造)ポリエステルB1 の製造において、蛍光発光微粒子
1.5部の代わりに、平均粒径(コールターカウンター
法による)2.4μmのサイロイド72を3.0部と
し、それ以外は同様にして、サイロイド粒子を3.0重
量%含有する、極限粘度0.62のポリエステルC1 を
得た。
【0045】(二酸化チタン含有ポリエステルの製造)
ポリエステルA1 を乾燥し、ベント式2軸押出機にて平
均粒径0.3μmの二酸化チタン(アナターゼ型酸化チ
タン)を40重量%となるよう混練し、チップ化してポ
リエステルD1 を得た。ここで酸化チタンの代わりに、
蛍光増白剤OB−Iを1.0重量%となるよう混練して
チップ化したものをポリエステルE1 とした。
【0046】(高粘度ポリエステルの製造)ポリエステ
ルA1 について固相重合を行い、極限粘度0.75のポ
リエステルF1 を得た。
【0047】(積層ポリエステルフィルムの製造方法)
ポリエステルD1 :ポリエステルE1 :ポリエステルC
1 :ポリエステルF1=50:2.0:16.5:3
1.5(重量比)となるようブレンドしブレンドポリエ
ステルIとした(極限粘度は0.62であった)。ポリ
エステルD1 :ポリエステルA1 :ポリエステルB1 =
12.2:54.5:33.3(実験No.1)となる
ようブレンドしブレンドIIとした(極限粘度はいずれも
0.58であった)。
【0048】上記で得たブレンドIとブレンドIIを別々
のサイロに貯蔵した後、窒素置換したパドルドライヤー
で乾燥して、ブレンドIをサブ押出機へブレンドIIをメ
イン押出機に送り込んだ。ここでメインおよびサブの押
出機ともに通常のシングルの押出機を用いた。サブ押出
機のポリマーをフィルムの表裏二層に分岐した後、ギヤ
ポンプ、フィルターを介して、メイン押出機からのポリ
マーとフィードブロックで合流させ、ダイを通してキャ
スティングドラム上に引き取り、未延伸フィルムとし
た。キャスティングの際は、静電密着法を採用した。か
くして得られた二種三層の積層未延伸フィルムを縦延伸
ロールに送り込み、まずフィルム温度85℃で2.4倍
延伸した後、下記組成の塗布剤をリバースコーターを用
いて乾燥塗布厚みが0.22μmとなるようにフィルム
両面に塗布し、次いで90℃で1.25倍延伸した後、
クリップで把持してテンターに導き、125℃で横方向
に3.2倍延伸して二軸配向フィルムを得た。次いで二
軸配向フィルムを熱固定ゾーンに導き、232℃で8秒
間、巾方向に3%弛緩しながら熱固定し、15μm/1
58μm/15μmの厚み構成の二種三層の188μm
で極限粘度0.62のフィルムを得た。
【0049】(塗布剤組成) X/Y/Z=50/30/20 X:メチルメタクリレート/エチルアクリレート/メチ
ロールアクリルアミド=47.5/47.5/5の組成
からなる水分散性アクリル系ポリマー(ただし、分散剤
としてポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルをポ
リマーに対して22重量%含有する) Y:水分散性スチレン−ブタジエン共重合体である日本
ゼオン(株)製ニポールLX−430 Z:ヘキサメトキシメチルメラミン
【0050】実施例2 実施例1において、ポリエステルD1 :ポリエステルE
1 :ポリエステルC1:ポリエステルF1 :ポリエステ
ルA1 =18:2.0:16.5:31.5:32(重
量比)となるようブレンドしブレンドポリエステルI´
とし、ポリエステルD1 :ポリエステルE1 :ポリエス
テルC1 :ポリエステルF1 :ポリエステルB1 =1
8:2.0:16.5:31.5:12:20(重量
比)となるようブレンドしブレンドポリエステルII´と
し、実施例1と同様にして、厚み構成30μm/158
μm/30μmのフィルムを得た。以上、得られたフィ
ルムはいずれも磁気カードに加工後においても、容易に
そのベースフィルムを特定できるものであった。
【0051】
【発明の効果】本発明のフィルムによれば、偽造防止効
果の高い磁気カードが提供でき、その工業的価値は高
い。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白色顔料を有する層(A層)を少なくと
    も一方の最外層とし、それ以外の層において蛍光発光微
    粒子を含有する少なくとも一層(B層)を有する共押出
    積層二軸延伸ポリエステルフィルムからなる磁気カード
    用積層ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】 B層中の蛍光発光微粒子がブラックライ
    ト発光微粒子であることを特徴とする請求項1に記載の
    磁気カード用積層ポリエステルフィルム。
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