JPH08289529A - 電磁駆動装置 - Google Patents

電磁駆動装置

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Publication number
JPH08289529A
JPH08289529A JP11510495A JP11510495A JPH08289529A JP H08289529 A JPH08289529 A JP H08289529A JP 11510495 A JP11510495 A JP 11510495A JP 11510495 A JP11510495 A JP 11510495A JP H08289529 A JPH08289529 A JP H08289529A
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JP
Japan
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stator yoke
magnet rotor
electromagnetic drive
drive device
shaft
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JP11510495A
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Takashi Suzuki
隆司 鈴木
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラスト方向のガタつきを無くした電磁駆動
装置を提供する。また、スラスト方向のガタつきがない
電磁駆動装置を光学機器の絞り装置の運動機構として用
いる。 【構成】 軸心に関して放射状の線分を境界とするほぼ
扇状に形成された複数の着磁領域を両端面に有したほぼ
円板状のマグネットロータと、マグネットロータの第一
の端面に面して平行に配置され、かつマグネットロータ
の軸を支持するための軸受け部が形成された第1のステ
ータヨークと、マグネットロータの第二の端面に面して
平行に配置した第2のステータヨークと、ステータヨー
クを励磁してマグネットロータの端面と前記第1及び第
2のステータヨークとに磁気回路を形成させるように配
置されたコイルと、を有する電磁駆動装置において、第
1のステータヨークの軸受け部の周辺にマグネットロー
タの軸部の周辺を密着させるようにマグネットロータ自
体に常時スラスト方向の力を作用させるスラスト力作用
手段を設ける。また、前述の構成の電磁駆動装置を光学
機器の絞り装置の運動機構として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁駆動装置(即ち、
モータ)に関し、特に軸方向寸法が極めて小さく且つモ
ータ出力安定化を図った構成の電磁駆動装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラの絞り装置等の駆動源に使
用されているモータ、即ち、電磁駆動装置として、例え
ば下記の2つの形式のものが知られている。第1の形式
のものは、例えば特開昭62−240942号公報や特
開平3−207254号公報に開示されているものであ
り、永久磁石製の円柱形のロータを有し、該ロータの外
周面には周方向に整列した複数の着磁面が形成され、該
ロータの外周面に対して一対のステータヨークの先端面
が配管されている構造の電磁駆動装置である。
【0003】第2の形式のものは、例えば特開平2−5
8035号公報に開示されているものであり、永久磁石
製のほぼ円板形のロータを有し、該ロータの両端面には
ロータの軸心に関して放射方向の線分で区画されたほぼ
扇形の複数の着磁面が形成され、該ロータの両端面に面
して平行に配置されている一対の板状のステータヨーク
を有している構造の偏平型の電磁駆動装置である。尚、
前記両者ともステッピングモータとして構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記第1の形式の電磁
駆動装置はロータが通常のモータと同じく円柱体である
ため大きな出力を得る為には、1つの方法としては、ロ
ータの軸方向寸法を大きくする方法がある。しかしなが
ら、ロータの軸方向寸法が大きくなれば、ロータの振れ
回りや、振動系の問題の為に回転速度をあまり大きくす
ることができず、従って大型化した割りには、高速化や
大出力化の効果は少ないとう欠点がある。また、カメラ
等の光学機器のレンズ鏡筒部の中に搭載することを想定
した場合は、電磁駆動装置の軸方向寸法が長いことは好
ましいことではない。特に小型モータの場合、大トルク
を得るためには高速回転が必要になるので、ロータの軸
方向寸法が大きいことは、モータの大出力化に際して大
きな障害となってしまう。
【0005】一方、前記第2の形式の電磁駆動装置はロ
ータが円板状であると共に全体構造が軸方向において偏
平であるため、カメラ等のレンズ鏡筒部の中に搭載する
に適した構造であり、また大出力化する場合も軸方向寸
法が大きくならないという長所がある。しかしながら、
前記公報(特開平2ー58035)に開示されている先
行技術の電磁駆動装置には、なお改善を要する次のよう
な問題点があった。
【0006】モータの出力を大出力化させる為には、ロ
ータとステータヨークとのギャップを小さくするのは周
知の技術として知られている。しかし、公報(特開平2
ー58035)の構造であると、ロータとステータヨー
クのギャップを小さくしようとしてもそのキャップのバ
ラツキはロータのスラスト方向ガタ(このガタはロータ
が回転する関係上必要なガタである)によりある程度制
限され、そのバラツキを考慮した構成にてロータとステ
ータヨークのギャップを設定する必要がある為、ギャッ
プを小さくして大出力化させるには限度があった。また
この構成でロータを回転させるとロータはスラスト方向
のガタ分だけガタつき回転する為、ロータとステータヨ
ークのギャップも当然バラつくことになり、モータ出力
が安定化しないとという問題点があった。
【0007】したがって、本発明の第1の目的は、前記
第2の形式の電磁駆動装置に内在する前述の欠点を除去
した(即ち、スラスト方向のガタつきを無くした)電磁
駆動装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、欠点を除去
した電磁駆動装置を光学機器の絞り装置の運動機構とし
て用いることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の第1の目的を達成
するために、本発明は、軸心に関して放射状の線分を境
界とするほぼ扇状に形成された複数の着磁領域を両端面
に有したほぼ円板状のマグネットロータと、該マグネッ
トロータの第一の端面に面して平行に配置され、かつ該
マグネットロータの軸を支持するための軸受け部が形成
された第1のステータヨークと、前記マグネットロータ
の第二の端面に面して平行に配置した第2のステータヨ
ークと、前記ステータヨークを励磁して前記マグネット
ロータの端面と前記第1及び第2のステータヨークとに
磁気回路を形成させるように配置されたコイルと、を有
する電磁駆動装置において、第1のステータヨークの軸
受け部の周辺に前記マグネットロータの軸部の周辺を密
着させるように前記マグネットロータ自体に常時スラス
ト方向の力を作用させるスラスト力作用手段を有するこ
とを特徴とする電磁駆動装置を採用するものである。
【0010】この構成によると、マグネットロータを第
1のステータヨークに密着するようスラスト方向の力を
作用させることにより、マグネットロータのスラストガ
タは片方にだけガタを持つように構成され、マグネット
ロータとステータヨークとのギャップはそれぞれの部品
精度だけで決定できる。即ち、マグネットロータとステ
ータヨークとの間のギャップのバラツキはマグネットロ
ータのスラストガタ分を見込まなくても良い為、ギャッ
プを限りなく小さくすることができ、モータとして高出
力を達成できる。
【0011】また、マグネットロータが回転する際も、
スラスト方向でガタつきながら回転することによるマグ
ネットロータとステータヨークの間のギャップのバラツ
キを発生させることがない為、モータ出力を安定化する
ことが可能となる。
【0012】また、本発明は、軸心に関して放射状の線
分を境界とするほぼ扇状に形成された複数の着磁領域を
両端面に有したほぼ円板状のマグネットロータと、該マ
グネットロータの第一の端面に面して平行に配置され、
該マグネットロータの軸の第1部分を支持するための軸
受け部が設けられ、かつ磁性体によって形成された第1
のステータヨークと、前記マグネットロータの第二の端
面に面して平行に配置された第2のステータヨークと、
前記マグネットロータの軸の第2部分を支持するための
軸受け部が形成されている支持部材と、前記ステータヨ
ークを励磁して前記マグネットロータの端面と前記第1
及び第2のステータヨークとに磁気回路を形成させるよ
うに配置されたコイルと、を有する電磁駆動装置におい
て、マグネットロータの軸の第1部分の周辺が磁化され
ていると共に、その磁化された部分が前記第1のステー
タヨークの軸受け部周辺に吸着されて前記マグネットロ
ータと前記第1ステータヨークを常時密着させることを
特徴とする電子駆動装置を採用するものである。
【0013】この構成によると、マグネットロータのス
ラスト力作用手段としてマグネットロータ自体の回転中
心周辺部を磁化させて、その部分をステータヨークに常
時吸着することにより、新規に部品を設ける必要なしに
簡単な構成でマグネットロータとステータヨークとの間
のギャップをロータ回転中にもバラツキなく構成でき、
モータ出力のアップとモータ出力の安定化が実現でき
る。
【0014】本発明は、さらに、前述の構成において、
支持部材を非磁性体によって形成した。
【0015】この構成によると、マグネットロータをス
テータヨークに対してスラスト方向に作用させるのに、
マグネットロータの軸部周辺を磁化させる方法の場合、
ステータヨークに密着する側ではないマグネットロータ
の軸部、すなわち、軸の第2部分側も磁化され易いため
に(なお、第2部分側も磁化するように着磁した方が磁
化させ易い場合もある)、支持部材を非磁性体にするこ
とで、マグネットロータとステータヨークとの間のギャ
ップのバラツキは確実に抑えられ、モータの出力アッ
プ、モータの出力の安定化を確実に維持できる。
【0016】本発明は、さらに、前述の構成において、
第1のステータヨークに第1のステータヨークに生じる
複数の磁気回路間での磁束の混流を防止するための高磁
気抵抗部を設け、該高磁気抵抗部内に該マグネットロー
タの軸の第1部分を支持するための軸受け部を形成して
いる。
【0017】この構成によると、マグネットロータとス
テータヨークの間のギャップのバラツキをマグネットロ
ータの軸部周辺の磁化された部分によってステータヨー
クに吸着させてバラツキを抑える場合、マグネットロー
タの軸部周辺の磁化部からの磁気路がステータヨーク内
に混流して本来のモータ駆動のための磁気回路にノイズ
がのる場合が考えられるが、ステータヨーク内の高磁気
抵抗部内にマグネットロータの軸を支持するための軸受
け部を設けることによりマグネットロータとステータヨ
ークの吸着のための磁気路が高磁気抵抗部によって阻止
され、モータ回転のための磁気回路には全く影響を与え
ず、モータの出力アップとモータ出力の安定化がさらに
確実なものとなる。
【0018】また、第2の目的を達成するために、本発
明は、前述の形式の電磁駆動装置において、前記マグネ
ットロータの軸が光学機器の絞り装置の運動機構に機械
的に連結されていることを特徴とする電磁駆動装置を採
用することにある。
【0019】前述の構成により、従来の絞り装置の駆動
源よりも高出力でかつ出力安定化が図られた電磁駆動装
置を有した光学機器が実現できる。
【0020】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の電磁駆動装置
の実施例について説明する。
【0021】(実施例1)図1〜図5を参照して本発明
の実施例1について説明する。図1は実施例1の電磁駆
動装置の主要構成要素の分解斜視図であり、図2は電磁
駆動装置のマグネットロータを示す斜視図であり、図3
は電磁駆動装置の組立て完了後の外観を示す斜視図であ
り、図4は電磁駆動装置を上から見た平面図であり、図
5は電磁駆動装置を図4のA−A線で切断して示した縦
断面図である。
【0022】図1において、1は円板状のロータ本体部
と該ロータ本体部に一体に構成された軸状部とを有する
マグネットロータであり、2はロータ1の一方の端面に
対して平行に配置された磁性体である板状の第1ステー
タヨークであり、3及び4はロータ1の他方の端面に対
して平行に配置された磁性体である一対の第2のステー
タヨークであり、5及び6はステータヨーク3及び4の
それぞれに一体形成されたコア(鉄心)3c及び4cに
嵌装される励磁コイルであり、7はステータヨーク2〜
4とマグネットロータ1とコイル5及び6を担持する非
磁性体のモータケース(以下にはケースと記載する)で
ある。図3には前記構成要素のすべてを組立てた状態の
電磁駆動装置の一端側の外観を示す。
【0023】マグネットロータ1は、図2に示すよう
に、プラスチックマグネット製の円板状のロータ本体部
を有し、ロータ本体部の両端面には軸心に関して放射状
の線分で区画されたほぼ扇形の多数の着磁領域(図2で
は8領域である)が形成され、各着磁領域の極性は図示
のようにロータの一方の端面と他方の端面では逆になっ
ている。ロータ1の一方の端面側に軸状部が形成され、
軸状部にはギヤ部1aと軸部1cとが形成されている。
【0024】また、ロータ1の他方の端面側にも軸部1
bが形成されている。軸部1bは後述の第一のステータ
ヨーク2に形成されている軸受け孔2gに挿入されて回
転可能に支持されるようになっており、他方の軸部1c
は後述のケース7の別の軸受け孔に挿入されて回転可能
に支持されている。ギヤ部1aはケース7の下方の筒状
部にあけられた窓から露出して不図示のギヤに噛み合わ
される。段部1dはスラスト受け部である。ロータ1の
回転中心部、即ち軸部は、段部1dから軸部1cにかけ
て着磁されており、図2、図5に示すように、段部1d
がN極、軸部1cがS極になるように形成されている。
その為、ロータ1の段部1dは後述の第1のステータヨ
ーク2の軸受け孔2g周辺に常時吸着(回転中も吸着)
されるようになっている。尚、段部1dの径を極力小さ
くすれば摩擦でのトルクの影響も少ない。また、吸着す
ることでロータの回転用着磁面とその両側に位置する2
つのステータヨークとの間にそれぞれのギャップが適正
に保たれる。即ち、ロータとステータヨークの2部品で
ギャップ精度が決まる為(スラストガタの影響はな
い)、モータパワーが安定する。さらにギャップを極力
小さくすることができる為、高出力化できる。
【0025】ステータヨーク2は、電磁鋼板をプレス成
形して構成されたものであり、ケース7に結合させるた
めの切欠き2a及び2b、励磁コイル5の端子5a及び
5bと励磁コイル6の端子6a及び6bを突出させるた
めの4個の穴2c〜2f等を有すると共に、上面中央部
には半抜きプレス加工によって成形された花形状の薄肉
の突部2hを有している。突部2hの中心位置にはロー
タ1の軸部1bを挿入するための軸受け孔2aが貫設さ
れている。なお、半抜きプレス加工とは、エンボス加工
もしくは浅い絞り加工を行うことによって突出させた部
分を更に加圧して薄肉にする加工方法である。
【0026】花形状の突部2hは、半抜きプレスによっ
て成形されているため、突部2hの下側の位置では、他
の部分2i、2j、2m、2kに比べてステータヨーク
2とロータ1の端面との間隔が大きくなっており、ま
た、図5に示すように突部2hは他の部分2i、2j、
2m、2kに比べて肉厚tが薄くなった薄肉部となって
いる。すなわち、突部2hは部分2i、2j、2m、2
kよりも磁気抵抗が高い高磁気抵抗部となっており、従
って、ロータ1の1つの着磁領域毎にステータヨーク2
〜4に形成される磁気回路の磁束は突部2hにて阻まれ
るため、隣接する磁気回路には流れ込まず、その結果、
隣接磁気回路間の磁束混流を防止できるようになってい
る。また、その高磁気抵抗部内に軸受け孔2gを有して
いる為、前述のロータ1の着磁された段部1dからの磁
気路がステータヨーク2〜4に形成される磁気回路にノ
イズとして残ることが無いように構成されている(な
お、高磁気抵抗部の形成についてこの実施例では半抜き
プレスに関連して説明したが、特開平2ー58035号
公報に記載のように穴を開けて高磁気抵抗部を形成し、
その高磁気抵抗部内に軸受け孔を設けても良いものであ
る)。尚、部分2i及び2jの位置は後述の第二のステ
ータヨーク3の部分3a及び3bの直上の位置にあり、
ロータ1の円板部は、部分2iと部分3aとの間、部分
2jと部分3bとの間で移動し、磁束が部分2iからロ
ータ1を介して部分3aに流れ、また、部分2jからロ
ータ1を介して部分3bに流れる。
【0027】ステータヨーク3及び4は、ロータ1の下
側の端面に面して配置され、ロータ1の軸状部を囲んで
配置される磁極部3a、3b、4a、4bを有すると共
に、励磁コイル5及び6に挿入されるべきコア部3c及
び4cを有している。
【0028】ステータヨーク3の第1の磁極部3aはス
テータヨーク2の部分2iに対向する位置に配置され、
ステータヨーク3の第2の磁極部3bはステータヨーク
2の部分2iに対向する位置に配置される。また、ステ
ータヨーク4の第1の磁極部4aはステータヨーク2の
部分2kに対向する位置に配置され、ステータヨーク4
の第2の磁極部4bはステータヨーク2の部分2mに対
向する位置に配置される。従って、ステータヨーク2に
形成されている花形状の突部2hはステータヨーク3及
び4の4個の磁極部が存在しない位置に配置されてい
る。
【0029】また、ステータヨーク2の部分2i及び2
jとステータヨーク3の磁極部3a及び3b、ステータ
ヨーク2の部分2m及び2kとステータヨーク4の磁極
部4a及び4bはマグネットロータ1の着磁領域のピッ
チに対して1/2ピッチだけずらして配置されている。
すなわち、ステータヨーク2の部分2iとステータヨー
ク3の磁極部3aとがマグネットロータ1の着磁領域に
対向している時(従って、ステータヨーク2の部分2j
とステータヨーク3の磁極部3bとがロータ1の着磁領
域に対向している時)には、ステータヨーク2の部分2
k及び2mとステータヨーク4の磁極部4a及び4bは
ロータ1の着磁領域の境界に位置するような関係がロー
タ1の着磁領域とステータヨークの磁極部との間にあ
る。
【0030】ケース7はステータヨーク2と同じように
円弧に沿って湾曲した平面形状を有しており、ケース7
の周縁部には直立壁がめぐらされ、直立壁の数個所には
ステータヨーク2を固定するための爪7a〜7mが設け
られている。爪7a〜7dはステータヨーク2の裏面に
形成されている凹部に挿入される爪であり、爪7f〜7
mはステータヨーク2を外周からクランプして固定する
ための爪である。このうち4個の爪7f〜7hはステー
タヨーク2の外周縁に形成されている切欠き部もしくは
溝に嵌合してステータヨーク2をクランプするためのも
のである。
【0031】ケース7の底板の中央部にはロータ1の軸
状部を挿入するための孔と該孔に連通する円筒部が形成
され、円筒部の周壁面にはギヤ部1aを露出させるため
の窓が貫設され、円筒部の下端面にはロータ1の軸部1
cを回転可能に支持するための軸受け孔が形成されてい
る。
【0032】次に、図1に示した各構成要素の組立て順
序及び構造について簡単に説明する。まず、ステータヨ
ーク3及び4のコア3c及び4cに励磁コイル5及び6
を嵌装してステータヨーク3及び4とコイル5及び6と
を結合させてから両者を一体にしてケース7の中の所定
位置に配置する。なお、ケース7の底板にはステータヨ
ーク3及び4とコイル5及び6とを位置決めして固定す
るための突部等が形成されているので、ステータヨーク
3及び4とコイル5及び6の位置決めは容易に正確に行
うことができる。次に、ロータ1の軸状部をステータヨ
ーク3及び4の上から磁極部3aと3bとの間及び磁極
部4aと4bとの間に挿入すると共にケース7の底板の
孔及び円筒部に挿入すると、ロータ1の軸部1cが円筒
部の端板部の軸受け孔に挿入されてロータ1の位置決め
が完了する。最後に、ステータヨーク2をロータ1の上
から被せると共にヨーク2をケース7の爪7f〜7mの
間に押し込んで(爪7eと爪7fとの間隔及び爪7gと
爪7hとの間隔はステータヨーク2の外周縁の溝間の寸
法よりもやや小さく設計されている)ステータヨーク2
をケース7に挟持させる。また、この時に、ロータ1の
上方の軸部1bがステータヨーク2の軸受け孔2gに自
然に挿入される。
【0033】図4、図5は、組立て完了した電磁駆動装
置の上半部の外観と縦断面を示す。図5は、また、実施
例1の電磁駆動装置における磁気回路の状態を示す。コ
イル5及び6に電流を流すと二点鎖線で示される磁気回
路が生じる。本発明の電磁駆動装置においては前述のよ
うに半抜きプレスによってステータヨーク2の中央部に
薄肉部、すなわち、高磁気抵抗部2hが形成されている
のでステータヨーク2の部分2i及び2jとステータヨ
ーク3の磁極部3a及び3bを通る磁束が他の部分2k
及び2mとステータヨーク4の磁極部4a及び4bに流
れず、従って、2つの磁気回路間で磁束の混流を防ぐこ
とができる。
【0034】(実施例2)図6は実施例1のマグネット
ロータ1の構造を一部変更して実施した実施例2の電磁
駆動装置の縦断面図である。尚、図6において、図1〜
図5と同じ符号で表示されている構成要素は実施例1の
電磁駆動装置の構成要素と同じものであるから説明を省
略する。
【0035】図6において、101は実施例1と同様に
プラスチックマグネット製の円板状のロータ本体部を有
し、ロータ本体部の両端面には軸心に関して放射状の線
分で区画されたほぼ扇形の多数の着磁領域が形成された
マグネットロータであり、102は、軸部102aと端
面102bを有した永久磁石である。永久磁石102は
マグネットロータ101に固着され、軸部102aは第
1のステータヨーク2の軸受け孔2gに固着され、軸部
102aは第1の2ステータヨーク2の軸受け孔に嵌合
されている。
【0036】このような構成である為、マグネットロー
タ101は、常時、永久磁石102の吸引力により第1
のステータヨーク2に永久磁石102の端面102bが
吸着してスラスト方向に保持されることになる、即ち、
マグネットロータ101は回転中においてもスラストガ
タの影響を受けることがない為、ステータヨークとマグ
ネットロータ101の着磁面とのギャップを適当に保つ
ことができ、さらにギャップを極力小さく設定できる。
このことにより、実施例2において、実施例1と同様
に、モータの出力安定化とモータの出力アップが期待で
きる。
【0037】(実施例3)図7はマグネットロータとス
テータヨークを実施例1と同様の効果を出す為に密着さ
せる為の別の方法を示した図である。尚、図7において
も、図1〜図5と同じ符号で表示されている構成要素は
実施例1の電磁駆動装置の構成要素と同じものであるか
ら説明を省略する。
【0038】図7において、103は実施例1、2と同
様のマグネットロータで軸部103aと段部103bを
有している。マグネットロータ103の軸部103aは
第1のステータヨーク2の軸受け孔2gに嵌合してい
る。104は軸部104aを有した第1の永久磁石で、
図で示すように上がN極、下がS極になるよう形成され
ており、マグネットロータ103に固着されている。1
05は第2の永久磁石であり、永久磁石105はケース
7に固着されており、かつ第1の永久磁石104の軸1
04aを嵌合する嵌合穴を有している。また第2の永久
磁石105は図示ように上がS極、下がN極となるよう
形成されている。
【0039】このような構成である為、マグネットロー
タ103は第1の永久磁石104のS極と第2の永久磁
石105のS極との互いに反発し合う力により、段部1
03bが第1のステータヨーク2に常時密着することに
なる。即ち、実施例1、2と同様マグネットロータ10
3は回転中においても、スラストガタの影響を受けるこ
とがない為、ステップモータとマグネットロータの着磁
面とのギャップを適性に保つことができ、さらにギャッ
プを極力小さくできる。このことは、実施例1、2と同
様にモータの出力安定化とモータの出力アップにつなが
る。
【0040】(実施例4)図8はマグネットロータとス
テータヨークを実施例1と同様の効果を出す為の別の方
法を示した図である。尚、図8においても図1と図5と
同じ符号で表示されている構成要素は実施例1の電磁駆
動装置の構成要素と同じものであるから説明を省略す
る。図8において、106は実施例1〜3と同様のマグ
ネツトロータであり、軸部106a、軸部106b、段
部106cを有している。マグネットロータ106の軸
部106a、軸部106bはそれぞれ第1のステータヨ
ーク2の軸受け孔2g、ケース7の嵌合穴部に嵌合して
いる。107はマグネットロータ106を図において上
方に押圧する為のコイルバネである。このような構成で
ある為、マグネットロータ106は段部106cが常時
第1のステータヨーク2に密着する為、実施例1〜3と
同様の効果が期待できる。
【0041】(実施例5)図9〜図11を参照して実施
例1の電磁駆動装置Aを駆動源として装備した電磁駆動
絞り装置の実施例について説明する。図9において、全
体を符号Bで表示するもののが絞り装置であり、絞り装
置Bに実施例1〜4で説明した電磁駆動装置Aが装着さ
れるようになっている。なお、電磁駆動装置Aは実施例
1〜4で説明した構成要素から成っており、したがっ
て、電磁駆動装置Aの構造は説明済であるので、実施例
5では電磁駆動装置に関する説明は省略する。以下には
絞り装置Bの構成を説明する。
【0042】11は導電性の環状地板で、中央に撮影光
が通過する開口を有し、環状地板11には前述した電磁
駆動装置Aが周知の方法より固定される。12は絶縁部
材である環状のカム板であり、カム板12には周知の複
数本の絞りカム12aが切られている。13は複数枚の
絞り羽根であり、カム板12の絞りカム12aに各絞り
羽根13の裏面のダボ13aが嵌合している。14は光
軸を中心に回転する回転リングであり、中央に撮影光が
通過する開口を有し、回転リング14に設けられた複数
の穴14aには各絞り羽根13の表面ダボ13bがそれ
ぞれ嵌合している。回転リング14の外周面14bはカ
ム板12に3ヶ所設けられた離間用凸部12bの内周面
に嵌合し、リング14はカム板12に回転自在に支持さ
れている。また、回転リング14にギヤ部14cが設け
られており、ギヤ14cは図11に示すように前記電磁
駆動装置A内のマグネットロータ1のギヤ部1aと噛み
合うように構成されている。
【0043】さらに、回転リング14には突起部14d
が設けられており、突起部14dは環状地板11に設け
られた長穴11aに相対摺動可能に挿入されている。一
方、カム板12には鉤部12cが全部で3ヶ所設けられ
ており、鉤部12cが環状地板11の3ヶ所の切欠部1
1bに係合されることにより回転リング14を挟み、環
状地板11、カム板12、絞り羽根13及び回転リング
14をユニット化して絞り装置Bが構成されている。
【0044】この絞り装置Bには絞り開放か否かを検出
するスイッチを備えている。15はスイッチの構成要素
である導電部材のバネであり、カム板12に一体的に設
けられたスイッチ取付け部12dに挿入され、一端がカ
ム板12の突起部12eに、他端はスイッチピン16
に、それぞれ係止されている。スイッチピン16も導電
部材であり、環状地板11に加締められることで環状地
板と常時導電されている。即ち環状地板11自体が電気
的信号をバネとスイッチピン16の接触、非接触で検知
することによりスイッチを構成している。このスイッチ
の接触、非接触では回転リング14の突起部14dで絞
り開放になった時、バネ15とスイッチピン16との接
触を断たせスイッチが0FFするようにバネ15の一端
と衝突させる構成になっている。
【0045】以上が絞り装置Bの構成であり、その絞り
装置Bに前記電磁駆動装置Aを取り付けた状態が図10
である。図10で示す通り電磁駆動装置Aはケース7に
第1のステータヨーク2を取付けることでマグネットロ
ータ1等はケース7内に密閉収納され、ゴミ、塵の侵入
を防ぐように構成されている。
【0046】次に以上の構成による動作を説明する。コ
イル5、6に接続端子5a、5b、6a、6bから通電
することにより、第2のステータヨーク3、4、第1の
ステータヨーク2に図5で2点鎖線で示すように磁界が
発生し、マグネットロータ1の磁界と作用し合い閉磁路
を形成する。このときコイル6に通電されていなければ
通電されたコイル5によって生じた磁路が支配的とな
り、マグネットロータ1に回転トルクを発生させる(コ
イル6のみの場合も同じ)また両コイル5、6に通電さ
れた場合も同様に第1のステータヨーク1、第2のステ
ータヨーク3、4にそれぞれ磁路を形成し、マグネット
ロータ1と作用し合い、マグネットロータ1に回転トル
クを与える。
【0047】一方、両方のコイル5、6に順次電流方向
を切り換えながら通電することにより従来から周知であ
るステッピングモータの駆動を行うようになっている。
この回転はマグネットロータ1のギヤ部1aと回転リン
グ14のギヤ部14cとの噛み合いにより、回転リング
14を所定角度回転させる。この回転リング14の回転
によって絞り羽根13の表面ダボ13bは回転方向に移
動される。そして、絞り羽根13の裏面ダボ13aはカ
ム板12に設けられた絞りカム12aと相対関係によ
り、絞り羽根13を開方向もしくは閉方向に揺動させて
周知の絞り開閉動作を行い、露出調節が行われる。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、マグネットロータとステータヨークとの間のギャ
ップのバラツキを吸収するため、ステータヨークにマグ
ネットロータを密着させるスラスト方向の力をマグネッ
トロータに作用させたことにより、ギャップのバラツキ
はマグネットロータとステータヨークの部品精度だけで
管理できるため、ギャップを極力小さく設定でき、高出
力の電磁駆動装置が得られる。また、マグネットロータ
の回転中もステータヨークとの密着状態を保ちながら回
転するので、マグネットロータのスラストガタ分の影響
を受けず、ギャップのバラツキを発生させない為、モー
タ出力安定化が図られた電磁駆動装置が得られる。
【0049】また、本発明によれば、マグネットロータ
回転の為の着磁の他にマグネットロータの軸部周辺を着
磁してその磁力によりステータヨークにスラスト方向に
密着させて片寄せさせたことにより、マグネットロータ
とステータヨークとの間のギャップのバラツキを抑える
ためのマグネットロータにスラスト方向の力を与える手
段として新規に部品を設けることなく簡単な構成でかつ
安価にモータの高出力化、モータの出力安定化が図られ
た電磁駆動装置が得られる。
【0050】また、本発明によれば、マグネットロータ
とステータヨークとの密着側とは反対側のマグネットロ
ータの軸部(軸の第2部分)を軸受けする支持部材を非
磁性体としたことにより、マグネットロータの軸部周辺
を磁化させた場合、反対の軸(軸の第2部分)側も磁化
された場合においても支持部材側に吸着されずに確実に
マグネットロータとステータヨークとの密着を保つこと
ができ、前述と同様な効果が得られる。
【0051】また、本発明によれば、マグネットロータ
とステータヨークの吸着部分(ステータヨークのマグネ
ットロータ軸受部分)をモータの回転の為の複数の磁気
回路間での磁束の混流を防止する高磁気抵抗部内に設け
たことにより、マグネットロータとステータヨークの吸
着するための磁気路が前記モータを回転する為の磁気回
路にノイズとしてのこる恐れはなくなり、安定したモー
タ駆動が可能となり、前述と同様の効果が得られる。
【0052】さらに、本発明によれば、絞り装置を高精
度に駆動できかつコストの安価な電磁駆動装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1の電磁駆動装置の分
解斜視図である。
【図2】図2は、図1の電磁駆動装置のマグネットロー
タの拡大図である。
【図3】図3は、図1の電磁駆動装置の組立完了状態の
上部斜視図である。
【図4】図4は、図1の電磁駆動装置の平面図である。
【図5】図5は、図4におけるA−A矢視断面図であ
る。
【図6】図6は、本発明の実施例2の電磁駆動装置の断
面図である。
【図7】図7は、本発明の実施例3の電磁駆動装置の断
面図である。
【図8】図8は、本発明の実施例4の電磁駆動装置の断
面図である。
【図9】図9は、本発明の実施例5として実施例1〜4
の電磁駆動装置を駆動源として装備した絞り装置の分解
斜視図である。
【図10】図10は、図9の絞り装置の組立て完了状態
の斜視図である。
【図11】図11は、図10のC−C矢視断面図であ
る。
【符号の説明】
1、101、103、106 マグネットロー
タ 1a ギヤ部 1b、1c、103a、106a 軸部 1d、103b、106c 段部 2 第1のステータ
ヨーク 2h 突部(薄肉部、
高磁気抵抗部) 3、4 第2のステータ
ヨーク 5、6 コイル 7 モータケース
(支持部材) 11 環状地板 12 カム板 13 絞り羽根 14 回転リング 15 バネ 16 スイッチピン 102、104、105 永久磁石 107 コイルバネ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心に関して放射状の線分を境界とする
    ほぼ扇状に形成された複数の着磁領域を両端面に有した
    ほぼ円板状のマグネットロータと、該マグネットロータ
    の第一の端面に面して平行に配置され、かつ該マグネッ
    トロータの軸を支持するための軸受け部が形成された第
    1のステータヨークと、前記マグネットロータの第二の
    端面に面して平行に配置した第2のステータヨークと、
    前記ステータヨークを励磁して前記マグネットロータの
    端面と前記第1及び第2のステータヨークとに磁気回路
    を形成させるように配置されたコイルと、を有する電磁
    駆動装置において、第1のステータヨークの軸受け部の
    周辺に前記マグネットロータの軸部の周辺を密着させる
    ように前記マグネットロータ自体に常時スラスト方向の
    力を作用させるスラスト力作用手段を有することを特徴
    とする電磁駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電磁駆動装置において、
    前記マグネットロータの軸は、前記第1のステータヨー
    ク側に第1部分を有すると共に、前記第2のステータヨ
    ーク側に第2部分を有し、前記スラスト力作用手段は、
    前記軸の第1部分と第2部分とを反対極性に着磁するこ
    とによって形成され、前記スラスト力作用手段のスラス
    ト力は前記軸の第1部分の磁極と該第1部分の磁極によ
    って前記第1のステータヨークに誘起される磁極との間
    の吸引力であることを特徴とする電磁駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電磁駆動装置において、
    前記マグネットロータの軸は、前記第1のステータヨー
    ク側に第1部分を有すると共に、前記第2のステータヨ
    ーク側に第2部分を有し、前記スラスト力作用手段は、
    前記軸の第1部分内に配置され、軸方向に反対極性の磁
    極を持つ永久磁石を有し、前記スラスト力作用手段のス
    ラスト力は前記永久磁石の第1ステータヨーク側の磁極
    と該磁極によって前記第1のステータヨークに誘起され
    る磁極との間の吸引力であることを特徴とする電磁駆動
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電磁駆動装置において、
    前記マグネットロータの軸は、前記第1のステータヨー
    ク側に第1部分を有すると共に、前記第2のステータヨ
    ーク側に第2部分を有し、該第2部分を支持するための
    軸受け部が形成されている非磁性体の支持部材が設けら
    れており、前記スラスト力作用手段は、前記軸の第2部
    分内に配置されかつ軸方向に反対極性の磁極を持つ永久
    磁石と、前記永久磁石の磁極に作用して反発力を発生さ
    せるように前記永久磁石に対向して前記支持部材内に配
    置された第2の永久磁石とから成ることを特徴とする電
    磁駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電磁駆動装置において、
    前記マグネットロータの軸は、前記第1のステータヨー
    ク側に第1部分を有すると共に、前記第2のステータヨ
    ーク側に第2部分を有し、該第2部分を支持するための
    軸受け部が形成されている非磁性体の支持部材が設けら
    れており、前記スラスト力作用手段は、前記軸の第2部
    分側の前記マグネットロータの端面と前記支持部材の対
    向する面に配置されたバネであることを特徴とする電磁
    駆動装置。
  6. 【請求項6】 軸心に関して放射状の線分を境界とする
    ほぼ扇状に形成された複数の着磁領域を両端面に有した
    ほぼ円板状のマグネットロータと、該マグネットロータ
    の第一の端面に面して平行に配置され、該マグネットロ
    ータの軸の第1部分を支持するための軸受け部が設けら
    れ、かつ磁性体によって形成された第1のステータヨー
    クと、前記マグネットロータの第二の端面に面して平行
    に配置された第2のステータヨークと、前記マグネット
    ロータの軸の第2部分を支持するための軸受け部が形成
    されている支持部材と、前記ステータヨークを励磁して
    前記マグネットロータの端面と前記第1及び第2のステ
    ータヨークとに磁気回路を形成させるように配置された
    コイルと、を有する電磁駆動装置において、マグネット
    ロータの軸の第1部分の周辺が磁化されていると共に、
    その磁化された部分が前記第1のステータヨークの軸受
    け部周辺に吸着されて前記マグネットロータと前記第1
    ステータヨークを常時密着させることを特徴とする電磁
    駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の電磁駆動装置において、
    前記支持部材は非磁性体によって形成されていることを
    特徴とする電磁駆動装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の
    電磁駆動装置において、前記第1のステータヨークに
    は、前記第1のステータヨークに生じる複数の磁気回路
    間での磁束の混流を防止するための高磁気抵抗部が設け
    られており、該高磁気抵抗部内に該マグネットロータの
    軸の第1部分を支持するための軸受け部が形成されてい
    ることを特徴とする電磁駆動装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1つに記載の
    電磁駆動装置において、前記マグネットロータの軸が光
    学機器の絞り装置の運動機構に機械的に連結されている
    ことを特徴とする電磁駆動装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6462502B1 (en) 1999-01-27 2002-10-08 Fujitsu Limited Stepper motor controlling apparatus
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