JPH08289507A - 整流子電動機 - Google Patents
整流子電動機Info
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- JPH08289507A JPH08289507A JP8973195A JP8973195A JPH08289507A JP H08289507 A JPH08289507 A JP H08289507A JP 8973195 A JP8973195 A JP 8973195A JP 8973195 A JP8973195 A JP 8973195A JP H08289507 A JPH08289507 A JP H08289507A
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- Japan
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- brush
- commutator
- base material
- sliding
- commutator motor
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Abstract
ブラシ寿命が長く、ブラシ寿命のバラツキが小さい整流
子電動機の提供。 【構成】 整流子5上を摺動するブラシ1の摺動方向後
側面1bを除いてブラシ基材の側周面1u、1f、1d
に前記ブラシ基材より電気良導性の外被6が施されてい
るカーボンブラシ1を装着する。
Description
具等に使用される整流子電動機に関するものである。
整流子電動機は、近年、特に小型化と大容量化とが進ん
でおり、これらに伴い、カーボンブラシ(以下、ブラシ
という)についても、小型化しても抵抗損失が小さく、
且つ、磨耗が少ないものの需要が増大している。
は、導電率が大きな材質を使用すると、抵抗損失は小さ
くなるがスパークが発生し易くなり磨耗が増加するとい
う問題点と、導電率が小さな材質を使用すると、スパー
クは発生し難くなり磨耗は減少するが抵抗損失が増加し
発熱により温度が上昇し、リード銅線がブラシに接続さ
れている圧縮・接合部分に使用されている銅粉やリード
銅線が酸化して通電性が悪くなり、ついには電動機が停
止するという問題点とがあり、これらの問題点の対策が
両立し難いという悩みがある。
も、電気掃除機用等のように高速回転の電動機では、高
速回転時にも整流が良好で、且つ、掃除機本体の使用可
能期間中にブラシ交換の必要が無いようにブラシ寿命を
長くしたいという要求特性から、黒鉛粉を樹脂バインダ
ーで結合し硬化したレジンボンド系のブラシが使用され
ることがある。しかし、レジンボンド系のブラシは、ブ
ラシ本体の導電率が小さいので、電流密度を大きくする
と温度が上昇し、バインダーに使用している樹脂が劣化
するという問題点がある。
して、ブラシの整流子摺動面を除くブラシ基材の全面に
電気良導性金属被覆を施してなるブラシが特開平5−1
82733号公報に提案されている。
82733号公報の記載のブラシでは、ブラシ基材の整
流子摺動面を除く全面に電気良導性金属被覆を施してい
るために、電気良導性金属被覆を施してある面が低抵抗
になり抵抗損失を小さくすることができるが、整流子上
を摺動するブラシの摺動方向後側面、即ち、摺動中にス
パークを発生する側の側面も、低抵抗になっているので
この側面にも電流が集中してスパークが大きくなり、特
性が不安定になりブラシ寿命のバラツキが大きくなると
いう問題点がある。
し、ブラシの抵抗損失が小さく、且つ、ブラシ寿命が長
く、ブラシ寿命のバラツキが小さい整流子電動機を提供
することを課題とする。
は、上記の課題を解決するために、整流子上を摺動する
ブラシの摺動方向後側面を除いてブラシ基材の側周面に
前記ブラシ基材より電気良導性の外被が施されているカ
ーボンブラシを装着することを特徴とする。
を解決するために、ブラシの整流子摺動面と反対側のブ
ラシ端面にも電気良導性の外被が施されていることが好
適である。
ブラシの摺動方向後側面を除いてブラシ基材の側周面に
前記ブラシ基材より電気良導性の外被が施されているカ
ーボンブラシを装着しているので、ブラシの3側周面に
施された電気良導性の外被によりその部分が低抵抗にな
りブラシの抵抗損失を小さくすることができると共に、
整流子上を摺動するブラシの摺動方向後側面は、前記3
側面部分に比較して高抵抗になり、その部分の電流密度
が小さくなり、その部分でのスパーク発生を小さくする
ことができ、整流子電動機の特性変動が小さくなり、且
つ、ブラシ寿命が長くなり、ブラシ寿命のバラツキが小
さくなる。
シ端面にも電気良導性の外被が施されていると、この面
にはピグテールが取付けられているので、前記ピグテー
ルが直接に低抵抗部分に接触することになり、ブラシの
抵抗損失をさらに小さくすることがきる。
明する。
ブラシに対する電気良導性の外被の施し方を示す斜視図
であり、図2は、本発明の整流子電動機に使用するブラ
シの取付け方向を示す斜視図である。
カーボンブラシ基材からなり、整流子摺動面1cと摺動
方向後側面1bとには電気良導性の外被が無く、他の3
側面1u、1f、1dには電気良導性の外被6が施さ
れ、整流子摺動面1cと反対側のブラシ端面1rにはピ
グテール1aが取付けられている。本実施例では、電気
良導性の外被6をメッキによってカーボンブラシ基材に
施している。前記のように、摺動方向後側面1bには電
気良導性の外被が無いようにするには、メッキを施す際
にマスクをする方法と、全面メッキ後に削除する方法と
がある。勿論、電気良導性の外被6を施す方法はメッキ
に限らず、各種の薄膜形成技術を使用できる。
が、ブラシ1を内包し、且つ、ピグテール1aの先端を
自身に溶着している。ブラシバネ3は、螺旋状のバネで
螺旋状の空間部内をピグテール1aが通るように取付け
られ、その両端をブラシ1と異形管2とに当接して、ブ
ラシ1を異形管2から押し出すようにしている。ピグテ
ール1aは細い銅線を編む等して束ねたものであり、柔
軟性があり、図2に示すように長さに余裕があって初期
はたるんでいるので、ブラシ1が磨耗すると、前記の長
さの余裕が無くなるまでブラシ1の磨耗に伴ってブラシ
1がブラシバネ3の力で異形管2から押し出されて連続
使用できるようになっている。4は異形管2を保持する
保持器であり、5は整流子であり、実線の矢印は整流子
5の回転方向である。
に、整流子5上を点線の矢印方向に摺動するブラシ1の
摺動方向後側面1bが、電気良導性の外被6が無い面に
なるようにして、保持器4を整流子電動機に取り付け
る。このようにすると、ブラシ1の3側周面1u、1
f、1dに施された電気良導性の外被6によりその部分
が低抵抗になりブラシ1の抵抗損失を小さくすることが
できると共に、ブラシ1の摺動方向後側面1bは、前記
3側面1u、1f、1d部分に比較して高抵抗になり、
その部分の電流密度が小さくなり、その部分でのスパー
ク発生を抑制することができ、整流子電動機の特性変動
が小さくなり、且つ、ブラシ寿命が長くなり、ブラシ寿
命のバラツキが小さくなる。この場合、整流子摺動面1
cの反対側のブラシ基材の端面1rにも電気良導性の外
被6を施しておくと、この面にはピグテール1aが取付
けられているので、前記ピグテール1aが直接に低抵抗
部分に接触することになり、抵抗損失をさらに小さくす
ることがきる。
動するブラシの摺動方向後側面を除いてブラシ基材の側
周面に前記ブラシ基材より電気良導性の外被が施された
カーボンブラシを有するので、抵抗損失が小さく、且
つ、ブラシ寿命が長く、ブラシ寿命のバラツキが小さく
なるという効果を奏する。
流子摺動面と反対側のブラシ端面にも電気良導性の外被
を施すと、この面にはピグテールが取付けられているの
で、ブラシの抵抗損失をさらに小さくするという効果を
奏する。
良導性の外被の施し方を示す斜視図である。
子の回転方向に対する取付け方向を示す斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 整流子上を摺動するブラシの摺動方向後
側面を除いてブラシ基材の側周面に前記ブラシ基材より
電気良導性の外被が施されているカーボンブラシを装着
することを特徴とする整流子電動機。 - 【請求項2】 ブラシの整流子摺動面と反対側のブラシ
端面にも電気良導性の外被が施されている請求項1に記
載の整流子電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08973195A JP3549279B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 整流子電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08973195A JP3549279B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 整流子電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08289507A true JPH08289507A (ja) | 1996-11-01 |
JP3549279B2 JP3549279B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=13978915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08973195A Expired - Lifetime JP3549279B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 整流子電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3549279B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002056944A (ja) * | 2000-08-09 | 2002-02-22 | Totan Kako Kk | 電気機械用カーボンブラシ |
US7129615B2 (en) | 2003-04-09 | 2006-10-31 | Totankako Co., Ltd. | Metal coated carbon brush |
CN108418066A (zh) * | 2018-04-25 | 2018-08-17 | 大同新成新材料股份有限公司 | 一种可自动吸收积碳的免维护型电刷及其使用方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5630018B2 (ja) * | 2010-01-05 | 2014-11-26 | パナソニック株式会社 | 整流子電動機、整流子電動機のブラシ |
-
1995
- 1995-04-14 JP JP08973195A patent/JP3549279B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
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JP2002056944A (ja) * | 2000-08-09 | 2002-02-22 | Totan Kako Kk | 電気機械用カーボンブラシ |
US7129615B2 (en) | 2003-04-09 | 2006-10-31 | Totankako Co., Ltd. | Metal coated carbon brush |
CN108418066A (zh) * | 2018-04-25 | 2018-08-17 | 大同新成新材料股份有限公司 | 一种可自动吸收积碳的免维护型电刷及其使用方法 |
CN108418066B (zh) * | 2018-04-25 | 2023-09-12 | 大同新成新材料股份有限公司 | 一种可自动吸收积碳的免维护型电刷及其使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3549279B2 (ja) | 2004-08-04 |
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