JPH0622506A - カーボンブラシ，ブラシ組立品および整流子電動機 - Google Patents
カーボンブラシ，ブラシ組立品および整流子電動機Info
- Publication number
- JPH0622506A JPH0622506A JP17398092A JP17398092A JPH0622506A JP H0622506 A JPH0622506 A JP H0622506A JP 17398092 A JP17398092 A JP 17398092A JP 17398092 A JP17398092 A JP 17398092A JP H0622506 A JPH0622506 A JP H0622506A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon brush
- brush
- metal plating
- carbon
- commutator motor
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 整流の悪化を抑えながら電圧降下損を低減す
る整流子電動機用のカーボンブラシを提供することを目
的とする。 【構成】 カーボンブラシ５の片側または両側の側面に
溝５ａを設け、その溝５ａの表面に導電材による金属メ
ッキ６を施すことにより、整流の悪化を抑えながらカー
ボンブラシ５での電圧降下損を低減でき、また、このカ
ーボンブラシ５をブラシ組立品に用いても、金属メッキ
６の異形管との接触を防ぐことで、金属メッキ６の剥離
を防ぐことができる。またこのブラシ組立品を装着する
ことにより高効率で信頼性の高い整流子電動機を得るこ
とができる。
る整流子電動機用のカーボンブラシを提供することを目
的とする。 【構成】 カーボンブラシ５の片側または両側の側面に
溝５ａを設け、その溝５ａの表面に導電材による金属メ
ッキ６を施すことにより、整流の悪化を抑えながらカー
ボンブラシ５での電圧降下損を低減でき、また、このカ
ーボンブラシ５をブラシ組立品に用いても、金属メッキ
６の異形管との接触を防ぐことで、金属メッキ６の剥離
を防ぐことができる。またこのブラシ組立品を装着する
ことにより高効率で信頼性の高い整流子電動機を得るこ
とができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用掃除機や電動工
具などに使われている整流子電動機のカーボンブラシ，
そのカーボンブラシを用いたブラシ組立品およびそのブ
ラシ組立品を装着した整流子電動機に関する。
具などに使われている整流子電動機のカーボンブラシ，
そのカーボンブラシを用いたブラシ組立品およびそのブ
ラシ組立品を装着した整流子電動機に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、家庭用掃除機は、熾烈な高出力競
争のなかにあり、電動送風機においても高出力，高効率
のものが望まれている。したがって、高効率カーボンブ
ラシの開発は、電動送風機の高効率化の重要な手段とな
っている。
争のなかにあり、電動送風機においても高出力，高効率
のものが望まれている。したがって、高効率カーボンブ
ラシの開発は、電動送風機の高効率化の重要な手段とな
っている。
【０００３】以下に、従来のカーボンブラシを用いたブ
ラシ組立品について説明する。図３において、１は人造
黒鉛などからなるカーボンブラシであり、頂部に埋設さ
れたピグテール１ａを有する。２はカーボンブラシ１を
内包し、ピグテール１ａを溶着保持する導電材よりなる
異形管である。３はブラシばねであり、４は異形管２を
保持する保持器である。
ラシ組立品について説明する。図３において、１は人造
黒鉛などからなるカーボンブラシであり、頂部に埋設さ
れたピグテール１ａを有する。２はカーボンブラシ１を
内包し、ピグテール１ａを溶着保持する導電材よりなる
異形管である。３はブラシばねであり、４は異形管２を
保持する保持器である。
【０００４】以上のように構成されたブラシ組立品につ
いて説明する。ブラシ組立品での電力の損失にはピグテ
ール１ａの抵抗，ピグテール１ａと異形管２間の接触抵
抗，カーボンブラシ１とピグテール１ａ間の接触抵抗お
よびカーボンブラシ１の抵抗による電圧降下損がある。
そのなかでもカーボンブラシ１における電圧降下損が全
電圧降下損の大部分を占めている。ゆえに高効率化のた
めには、比抵抗の低いカーボンブラシ１が必要となる。
いて説明する。ブラシ組立品での電力の損失にはピグテ
ール１ａの抵抗，ピグテール１ａと異形管２間の接触抵
抗，カーボンブラシ１とピグテール１ａ間の接触抵抗お
よびカーボンブラシ１の抵抗による電圧降下損がある。
そのなかでもカーボンブラシ１における電圧降下損が全
電圧降下損の大部分を占めている。ゆえに高効率化のた
めには、比抵抗の低いカーボンブラシ１が必要となる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにカーボンブラシ１の比抵抗を下げて電圧降下損を
低減するだけでは整流の悪化のために限界があった。
ようにカーボンブラシ１の比抵抗を下げて電圧降下損を
低減するだけでは整流の悪化のために限界があった。
【０００６】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、整流の悪化を抑えながら、電圧降下損を低減させた
カーボンブラシおよびその応用品を提供することを目的
とする。
で、整流の悪化を抑えながら、電圧降下損を低減させた
カーボンブラシおよびその応用品を提供することを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のカーボンブラシは、片側または両側の側面に
溝を設け、その溝に導電材よりなる金属メッキを施した
構成となっている。
に本発明のカーボンブラシは、片側または両側の側面に
溝を設け、その溝に導電材よりなる金属メッキを施した
構成となっている。
【０００８】
【作用】この構成によりカーボンブラシでの電圧降下損
を低減できるとともに、金属メッキがカーボンブラシの
側面のみに施されていることと金属メッキが十分薄いこ
とにより整流の悪化を抑えることができる。また、カー
ボンブラシの側面に溝を設け、その溝の表面に金属メッ
キを施すことで、このカーボンブラシをブラシ組立品に
用いても、金属メッキと異形管との接触を防ぐことがで
き、金属メッキの剥離を防ぐことができる。
を低減できるとともに、金属メッキがカーボンブラシの
側面のみに施されていることと金属メッキが十分薄いこ
とにより整流の悪化を抑えることができる。また、カー
ボンブラシの側面に溝を設け、その溝の表面に金属メッ
キを施すことで、このカーボンブラシをブラシ組立品に
用いても、金属メッキと異形管との接触を防ぐことがで
き、金属メッキの剥離を防ぐことができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例のカーボンブラシに
ついて図面を参照しながら説明する。
ついて図面を参照しながら説明する。
【００１０】なお、従来例および本実施例の同一部分
は、同一符号を付けその説明を省略する。
は、同一符号を付けその説明を省略する。
【００１１】図１，図２において、５はカーボンブラシ
であり、片側または両側の側面に約０．５mmの深さの溝
５ａを有し、溝５ａの表面には金属メッキ６が施されて
いる。
であり、片側または両側の側面に約０．５mmの深さの溝
５ａを有し、溝５ａの表面には金属メッキ６が施されて
いる。
【００１２】これによりカーボンブラシ５での電圧降下
損を低減できるとともに、金属メッキ６がカーボンブラ
シ５の側面のみに施されていることと、金属メッキ６が
十分薄いことにより整流の悪化を抑えることができる。
またカーボンブラシ５の側面に溝５ａを設け、溝５ａの
表面に金属メッキ６を施すことで、このカーボンブラシ
５をブラシ組立品に用いても金属メッキ６と異形管２と
の接触を防ぐことができ、金属メッキ６の剥離を防ぐこ
とができる。
損を低減できるとともに、金属メッキ６がカーボンブラ
シ５の側面のみに施されていることと、金属メッキ６が
十分薄いことにより整流の悪化を抑えることができる。
またカーボンブラシ５の側面に溝５ａを設け、溝５ａの
表面に金属メッキ６を施すことで、このカーボンブラシ
５をブラシ組立品に用いても金属メッキ６と異形管２と
の接触を防ぐことができ、金属メッキ６の剥離を防ぐこ
とができる。
【００１３】なお、本実施例のカーボンブラシ５を用い
たブラシ組立品を装着することにより高効率，高出力の
整流子電動機を得ることができる。
たブラシ組立品を装着することにより高効率，高出力の
整流子電動機を得ることができる。
【００１４】
【発明の効果】以上の実施例の説明により明らかなよう
に本発明のカーボンブラシによれば、カーボンブラシの
片側または両側の側面に溝を設け、その溝に金属メッキ
を施すことにより、整流の悪化を抑えながらカーボンブ
ラシでの電圧降下損を低減させることができ、同時に金
属メッキと異形管との接触による金属メッキの剥離を防
ぐことができるきわめて有利なものである。
に本発明のカーボンブラシによれば、カーボンブラシの
片側または両側の側面に溝を設け、その溝に金属メッキ
を施すことにより、整流の悪化を抑えながらカーボンブ
ラシでの電圧降下損を低減させることができ、同時に金
属メッキと異形管との接触による金属メッキの剥離を防
ぐことができるきわめて有利なものである。
【図１】本発明の一実施例のカーボンブラシの断面図
【図２】同カーボンブラシを用いたブラシ組立品の一部
を切り欠いて内部の構成を示す斜視図
を切り欠いて内部の構成を示す斜視図
【図３】従来のカーボンブラシを用いたブラシ組立品の
一部を切り欠いて内部の構成を示す斜視図
一部を切り欠いて内部の構成を示す斜視図
５ カーボンブラシ ５ａ 溝 ６ 金属メッキ
Claims (3)
- 【請求項１】 片側または両側の側面に導電材よりなる
金属メッキを表面に施した溝を備えた整流子電動機用の
カーボンブラシ。 - 【請求項２】 請求項１に記載のカーボンブラシを用い
たブラシ組立品。 - 【請求項３】 請求項２に記載のブラシ組立品を装着し
た整流子電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17398092A JPH0622506A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | カーボンブラシ，ブラシ組立品および整流子電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17398092A JPH0622506A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | カーボンブラシ，ブラシ組立品および整流子電動機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0622506A true JPH0622506A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=15970578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17398092A Pending JPH0622506A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | カーボンブラシ，ブラシ組立品および整流子電動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0622506A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0775937A2 (en) | 1995-10-31 | 1997-05-28 | Konica Corporation | Fine composite polymer particles and image recording material by use thereof |
| WO2002001681A1 (fr) | 2000-06-28 | 2002-01-03 | Totankako Co., Ltd. | Balai de charbon pour machine electrique |
| US7129615B2 (en) | 2003-04-09 | 2006-10-31 | Totankako Co., Ltd. | Metal coated carbon brush |
-
1992
- 1992-07-01 JP JP17398092A patent/JPH0622506A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0775937A2 (en) | 1995-10-31 | 1997-05-28 | Konica Corporation | Fine composite polymer particles and image recording material by use thereof |
| WO2002001681A1 (fr) | 2000-06-28 | 2002-01-03 | Totankako Co., Ltd. | Balai de charbon pour machine electrique |
| US6909219B2 (en) | 2000-06-28 | 2005-06-21 | Totankako Co., Ltd. | Carbon brush for electric machine |
| US7129615B2 (en) | 2003-04-09 | 2006-10-31 | Totankako Co., Ltd. | Metal coated carbon brush |
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