JPH082892Y2 - 検出スイッチ - Google Patents
検出スイッチInfo
- Publication number
- JPH082892Y2 JPH082892Y2 JP1988067116U JP6711688U JPH082892Y2 JP H082892 Y2 JPH082892 Y2 JP H082892Y2 JP 1988067116 U JP1988067116 U JP 1988067116U JP 6711688 U JP6711688 U JP 6711688U JP H082892 Y2 JPH082892 Y2 JP H082892Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- case
- fluororesin
- opening
- cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、耐薬品性を備えた検出スイッチに関する。
従来の技術 この種の検出スイッチとして、第3図に示すものが知
られている。これは、薬品中での使用に耐え得るように
ケーブル11の先端に取りつけられた検出素子、例えば光
電素子12が保護ケース15等により覆われている。
られている。これは、薬品中での使用に耐え得るように
ケーブル11の先端に取りつけられた検出素子、例えば光
電素子12が保護ケース15等により覆われている。
上記保護ケース15は、筒の一端が閉じられた形状のキ
ャップ13と、これらの他端の開口部に螺着された継手14
とからなり、前記継手14には両端側に螺子溝が切られた
筒状の継手18の一側が螺着されている。継手18及び継手
14の中を通ってケーブル11が外に引き出されており、外
に出ているケーブル11部分は、チューブ16にて覆われて
いる。このチューブ16の先端は前記継手18の他側におい
て、継手18を内側に入れ、また継手18の他側に螺着され
ているブッシュ17の内面と継手18他側の外面との間にて
挟まれて、隙間なく固定されている。
ャップ13と、これらの他端の開口部に螺着された継手14
とからなり、前記継手14には両端側に螺子溝が切られた
筒状の継手18の一側が螺着されている。継手18及び継手
14の中を通ってケーブル11が外に引き出されており、外
に出ているケーブル11部分は、チューブ16にて覆われて
いる。このチューブ16の先端は前記継手18の他側におい
て、継手18を内側に入れ、また継手18の他側に螺着され
ているブッシュ17の内面と継手18他側の外面との間にて
挟まれて、隙間なく固定されている。
斯かる構成の検出スイッチにおいて、外部に露出する
部分、つまり保護ケース15,ブッシュ17,継手18及びチュ
ーブ16は全てフッ素樹脂からなっており、材質的には耐
薬品性が確保されている。なお、キャップ13は半透明で
あるが、先端面については、薄肉化により透明度を向上
させて光電素子12が検出を行なえるようになしてある。
部分、つまり保護ケース15,ブッシュ17,継手18及びチュ
ーブ16は全てフッ素樹脂からなっており、材質的には耐
薬品性が確保されている。なお、キャップ13は半透明で
あるが、先端面については、薄肉化により透明度を向上
させて光電素子12が検出を行なえるようになしてある。
ところで、上記検出スイッチは、耐薬品性を考慮して
上述の如く外部に露出している部分にフッ素樹脂を用い
ると共に、密閉を完璧とすべく全ての螺着部分はフッ素
樹脂テープを巻きつけた状態で螺着が行われている。
上述の如く外部に露出している部分にフッ素樹脂を用い
ると共に、密閉を完璧とすべく全ての螺着部分はフッ素
樹脂テープを巻きつけた状態で螺着が行われている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、ケーブル11にチューブ16を被せ、また
継手18を継手14に螺着せしめる必要があり、また、全て
の部品をフッ素樹脂テープを巻きつけた状態で螺着しな
ければならず、作業性が悪い。また、保護ケース15,チ
ューブ16,継手18,フッ素樹脂テープ等,取り付け部品の
点数が多く、作業工程が煩雑であった。更に、フッ素樹
脂テープによるシール性にバラツキが発生し、検出素子
に腐食が生じる虞れがあった。
継手18を継手14に螺着せしめる必要があり、また、全て
の部品をフッ素樹脂テープを巻きつけた状態で螺着しな
ければならず、作業性が悪い。また、保護ケース15,チ
ューブ16,継手18,フッ素樹脂テープ等,取り付け部品の
点数が多く、作業工程が煩雑であった。更に、フッ素樹
脂テープによるシール性にバラツキが発生し、検出素子
に腐食が生じる虞れがあった。
本考案は斯かる事情に鑑みてなされものであり、薬品
等による腐食性を潜在した雰囲気中で用いることができ
ることは勿論であるが、部品点数が少なく、また、製作
に際する作業性の向上と、その製造工程の減少化を図
れ、更に安定したシール性を有し耐食性に富んだ検出ス
イッチを提供することを目的とする。
等による腐食性を潜在した雰囲気中で用いることができ
ることは勿論であるが、部品点数が少なく、また、製作
に際する作業性の向上と、その製造工程の減少化を図
れ、更に安定したシール性を有し耐食性に富んだ検出ス
イッチを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案は前記目的達成のため、1つの開口部を有する
フッ素樹脂にて形成されたケースと、前記開口部を密閉
するためのフッ素樹脂にて形成された蓋体と、一端に検
出素子が接続されるとともにシースがフッ素樹脂にて形
成されたケーブルとから構成され、前記検出素子が前記
ケース中の所定位置に位置決めされるように、前記ケー
ブルが前記蓋体を貫通する状態でシースと蓋体を溶着さ
せるとともに、前記開口部を密閉するように前記ケース
と前記蓋体を溶着させたことを特徴とするものである。
フッ素樹脂にて形成されたケースと、前記開口部を密閉
するためのフッ素樹脂にて形成された蓋体と、一端に検
出素子が接続されるとともにシースがフッ素樹脂にて形
成されたケーブルとから構成され、前記検出素子が前記
ケース中の所定位置に位置決めされるように、前記ケー
ブルが前記蓋体を貫通する状態でシースと蓋体を溶着さ
せるとともに、前記開口部を密閉するように前記ケース
と前記蓋体を溶着させたことを特徴とするものである。
作用 本考案にあっては、部品点数がケーブル、蓋体、筒ケ
ースと少なく、このため製作の作業性を向上でき,製造
工程の減少化が図れると共に、シースと蓋体,及び蓋体
と筒ケースのみの溶着でよく溶着個所を少なくできなが
ら安定したシール性が容易に得られ、更に外部に露出す
る部分が全て有効な耐食性をもつフッ素樹脂で構成され
ているので、薬品等による腐食性を潜在した雰囲気中に
おいても安心して用いることができる。
ースと少なく、このため製作の作業性を向上でき,製造
工程の減少化が図れると共に、シースと蓋体,及び蓋体
と筒ケースのみの溶着でよく溶着個所を少なくできなが
ら安定したシール性が容易に得られ、更に外部に露出す
る部分が全て有効な耐食性をもつフッ素樹脂で構成され
ているので、薬品等による腐食性を潜在した雰囲気中に
おいても安心して用いることができる。
実施例 本考案の検出スイッチを図面の実施例に基づいて説明
する。第1図は本考案の一実施例を示す。即ち、シース
1aがフッ素樹脂からなるケーブル1の先端に接続されて
ある検出素子、例えば光電素子2を、一端を開口した例
えば断面円形の筒ケース5の内部に、筒ケース5の開口
部5aより挿入し、シース1aの先端部にケーブル1を貫通
する状態で取り付けてある、シース1aと同じ材料のフッ
素樹脂からなる円板状の蓋体4にて筒ケース5の開口部
5aを塞ぐことにより筒ケース5内を外気と遮断した状態
に構成している。前記蓋体4とシース1aとは溶着部4aを
介して、また前記蓋体4と筒ケース5とは開口部5aにお
いて溶着により夫々を一体的に固定している。
する。第1図は本考案の一実施例を示す。即ち、シース
1aがフッ素樹脂からなるケーブル1の先端に接続されて
ある検出素子、例えば光電素子2を、一端を開口した例
えば断面円形の筒ケース5の内部に、筒ケース5の開口
部5aより挿入し、シース1aの先端部にケーブル1を貫通
する状態で取り付けてある、シース1aと同じ材料のフッ
素樹脂からなる円板状の蓋体4にて筒ケース5の開口部
5aを塞ぐことにより筒ケース5内を外気と遮断した状態
に構成している。前記蓋体4とシース1aとは溶着部4aを
介して、また前記蓋体4と筒ケース5とは開口部5aにお
いて溶着により夫々を一体的に固定している。
なお、開口部5aは、筒ケース5の一端側の全体に形成
することは必ずしも必要ではなく、筒ケース5の内径よ
りも小さい寸法としてもよい。
することは必ずしも必要ではなく、筒ケース5の内径よ
りも小さい寸法としてもよい。
次に、前記実施例の組立手順について第2図に基づき
説明する。まず、第2図の(a)に示す如く、ケーブル
1を覆うフッ素樹脂からなるシース1aを、第2図の
(b)に示す如く蓋体4に貫挿し、この蓋体4とシース
1aとの接合面を加熱により溶着した後、冷却して一体化
する。次いで、第2図の(c)に示す如くケーブル1の
先端に光電素子2を半田付けし、第2図の(d)に示す
如く光電素子2を筒ケース5の中に開口部5aより入れ
て、蓋体4を筒ケース5の開口部5aに装着し、筒ケース
5と蓋体4との接合面を、前同様にして加熱溶着後冷却
して一体化する。
説明する。まず、第2図の(a)に示す如く、ケーブル
1を覆うフッ素樹脂からなるシース1aを、第2図の
(b)に示す如く蓋体4に貫挿し、この蓋体4とシース
1aとの接合面を加熱により溶着した後、冷却して一体化
する。次いで、第2図の(c)に示す如くケーブル1の
先端に光電素子2を半田付けし、第2図の(d)に示す
如く光電素子2を筒ケース5の中に開口部5aより入れ
て、蓋体4を筒ケース5の開口部5aに装着し、筒ケース
5と蓋体4との接合面を、前同様にして加熱溶着後冷却
して一体化する。
なお、上記実施例では第1図に示すように筒ケースの
内周面に挿嵌可能な外周面を有する蓋体を、筒ケースの
開口部に装着するようにしているが、本考案はこれに限
らず、筒ケースの外周面と同一又はそれより大径となる
外周面を有する蓋体を用いて、これを筒ケースの開口部
上に載置した状態に溶着してもよいし、また、断面円形
の筒ケースに限らず、断面角形等の筒ケースでも良く、
本考案の要旨を逸脱せざる範囲においてその大きさや形
状を特に限定するものでない。
内周面に挿嵌可能な外周面を有する蓋体を、筒ケースの
開口部に装着するようにしているが、本考案はこれに限
らず、筒ケースの外周面と同一又はそれより大径となる
外周面を有する蓋体を用いて、これを筒ケースの開口部
上に載置した状態に溶着してもよいし、また、断面円形
の筒ケースに限らず、断面角形等の筒ケースでも良く、
本考案の要旨を逸脱せざる範囲においてその大きさや形
状を特に限定するものでない。
考案の効果 以上詳述した如く本考案は、部品点数がケーブル、蓋
体、前ケースと少ないと共に、全露出部分をフッ素樹脂
で構成しているため、製作の作業性を向上できるので製
造工程の減少化が図れる一方、溶着により一体的に構成
されているので、安定したシール性が容易に得られるの
で薬品等の腐食性を潜在する雰囲気中において使用して
も検出素子に腐食が発生するのを防止できる。
体、前ケースと少ないと共に、全露出部分をフッ素樹脂
で構成しているため、製作の作業性を向上できるので製
造工程の減少化が図れる一方、溶着により一体的に構成
されているので、安定したシール性が容易に得られるの
で薬品等の腐食性を潜在する雰囲気中において使用して
も検出素子に腐食が発生するのを防止できる。
更にフッ素樹脂は熱伝導率が低いため、溶着の際の時
間を短くすることにより、検出素子に及ぼす熱影響がな
く、実装後における検出素子の信頼性を確実に保証する
ことができる。
間を短くすることにより、検出素子に及ぼす熱影響がな
く、実装後における検出素子の信頼性を確実に保証する
ことができる。
その上、外部に露出する部分が全てフッ素樹脂被覆さ
れているので、溶接の際のスパッタが内部に浸入する恐
れがなく、たとえ外部に付着しても自然に剥離落下する
ため、溶接環境下でも安心して使用ができるといった前
記各々の効果を有するものである。
れているので、溶接の際のスパッタが内部に浸入する恐
れがなく、たとえ外部に付着しても自然に剥離落下する
ため、溶接環境下でも安心して使用ができるといった前
記各々の効果を有するものである。
第1図は本案品の縦断面図、第2図は本案品の組立手順
の説明図、第3図は従来品の正面図(一部断面)であ
る。 1……ケーブル、1a……シース、2……光電素子、4…
…蓋体、5……筒ケース。
の説明図、第3図は従来品の正面図(一部断面)であ
る。 1……ケーブル、1a……シース、2……光電素子、4…
…蓋体、5……筒ケース。
Claims (1)
- 【請求項1】1つの開口部を有するフッ素樹脂にて形成
されたケースと、前記開口部を密閉するためのフッ素樹
脂にて形成された蓋体と、一端に検出素子が接続される
とともにシースがフッ素樹脂にて形成されたケーブルと
から構成され、 前記検出素子が前記ケース中の所定位置に位置決めされ
るように、前記ケーブルが前記蓋体を貫通する状態でシ
ースと蓋体を溶着させるとともに、前記開口部を密閉す
るように前記ケースと前記蓋体を溶着させたことを特徴
とする検出スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988067116U JPH082892Y2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | 検出スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988067116U JPH082892Y2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | 検出スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01170929U JPH01170929U (ja) | 1989-12-04 |
JPH082892Y2 true JPH082892Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31292500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988067116U Expired - Lifetime JPH082892Y2 (ja) | 1988-05-20 | 1988-05-20 | 検出スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082892Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012215528A (ja) * | 2011-04-01 | 2012-11-08 | Panasonic Industrial Devices Sunx Co Ltd | 検出センサ及び検出センサの製造方法 |
JP2017092354A (ja) * | 2015-11-13 | 2017-05-25 | オムロン株式会社 | 電子機器 |
JP6786842B2 (ja) | 2016-03-31 | 2020-11-18 | オムロン株式会社 | 耐油性試験方法および耐油性試験装置 |
JP6889388B2 (ja) | 2016-03-31 | 2021-06-18 | オムロン株式会社 | 電子機器 |
JP7319166B2 (ja) * | 2019-10-17 | 2023-08-01 | 株式会社バルカー | 低耐熱性センサー |
JP7296847B2 (ja) * | 2019-10-17 | 2023-06-23 | 株式会社バルカー | 低耐熱性センサーの製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0355227Y2 (ja) * | 1985-05-10 | 1991-12-09 | ||
JPS6243416U (ja) * | 1985-09-04 | 1987-03-16 | ||
JPS63178037U (ja) * | 1987-05-07 | 1988-11-17 |
-
1988
- 1988-05-20 JP JP1988067116U patent/JPH082892Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01170929U (ja) | 1989-12-04 |
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