JPH08288044A - 防水ゴム栓への電線挿通方法および電線挿通用治具 - Google Patents

防水ゴム栓への電線挿通方法および電線挿通用治具

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JPH08288044A
JPH08288044A JP7110098A JP11009895A JPH08288044A JP H08288044 A JPH08288044 A JP H08288044A JP 7110098 A JP7110098 A JP 7110098A JP 11009895 A JP11009895 A JP 11009895A JP H08288044 A JPH08288044 A JP H08288044A
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JP
Japan
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jig
wire
electric wire
insertion hole
covered
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Pending
Application number
JP7110098A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Matsuoka
宏幸 松岡
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防水ゴム栓に被覆電線の端末を挿通する作業
を能率良く行えるようにする。 【構成】 治具11は合成樹脂を素材として細長いキャ
ップ状に形成されている。外径寸法は被覆電線1のそれ
と同じであり、その後端面の中心には、被覆電線1の芯
線2が挿入可能な径と長さとを有する挿入孔12が穿設
されている。また先端13側の外周面が先細りに形成さ
れている。被覆電線1の端末はまず絶縁被覆3を剥ぎ取
ることで芯線2が露出される。次にその露出した芯線2
を覆って治具11を被せる。その治具11を被せた被覆
電線1の端末を防水ゴム栓の電線挿通孔の一端側から挿
通し、治具11が電線挿通孔の他端側から抜け出たとこ
ろで治具11を外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水ゴム栓の電線挿通
孔に被覆電線の端末を挿通する方法および挿通に用いる
治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、防水コネクタに装着される被覆電
線の端末部分の構造を説明すると、以下のようである。
すなわち、被覆電線の端末では被覆が剥ぎ取られて芯線
が露出されるとともに、残った被覆の端末に防水ゴム栓
が嵌装される。そして、この端末に端子金具を取り付け
る場合は、防水ゴム栓の先端側に形成された取付部にイ
ンシュレーションバレルをかしめ、それとともに露出し
た芯線にワイヤバレルをかしめることで、被覆電線の端
末に防水ゴム栓ともども端子金具が固着されるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来、被覆電
線の端末を防水ゴム栓に挿通する場合は、被覆電線をま
ず皮剥きしないままの状態で防水ゴム栓の電線挿通孔に
挿通し、その後被覆の端末を皮剥きするようにしてい
る。その際、被覆電線の端末の突出量が少ないと皮剥き
ができないので、防水ゴム栓を被覆電線に沿って後方に
ずらしておき、皮剥きが終了したのち防水ゴム栓を改め
て前方の正規位置に戻すという作業を行っていた。すな
わち従来の方法では、皮剥きの前後で防水ゴム栓をいち
いち動かさねばならないので、それだけ手間が掛かる欠
点があった。
【0004】なお、被覆電線の端末を予め皮剥きした状
態で直接に差し込む方法も取られているが、芯線の先端
がばらけた場合など、芯線が防水ゴム栓の電線挿通孔の
内周面に引っ掛かってスムーズな挿通が妨げられ、また
シール性が悪化するおそれもあって必ずしも好適とは言
えなかった。
【0005】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、その目的は、防水ゴム栓に被覆電
線の端末を挿通する作業を能率良く行えるようにするこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、防水ゴム栓の電線
挿通孔に被覆電線の端末を挿通する方法であって、被覆
電線の端末の被覆を剥ぎ取って芯線を露出させたのち、
その芯線を覆うようにしてキャップ状の治具を被せ、そ
の治具を被せた被覆電線の端末を防水ゴム栓の電線挿通
孔の一端側から挿通して、前記治具が電線挿通孔の他端
から突出したところで治具を取り外す構成としたところ
に特徴を有する。
【0007】請求項2の発明は、防水ゴム栓の電線挿通
孔に被覆電線の端末を挿通するために用いる治具であっ
て、被覆電線と略等しい外径寸法を有して後端面にその
被覆電線の芯線が挿入可能な挿入孔が穿設されたキャッ
プ状をなし、かつ先端側が尖って形成されている構成と
したところに特徴を有する。
【0008】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記挿入孔の孔縁には、外側に向けて次第に拡がっ
たテーパ状をなすガイド面が形成されている構成とした
ところに特徴を有する。
【0009】
【作用】請求項1の発明の作用は以下のようである。被
覆電線の端末は被覆を剥ぎ取って芯線を露出させる。次
にその露出した芯線を覆ってキャップ状の治具を被せ
る。その治具を被せた被覆電線の端末を防水ゴム栓の電
線挿通孔の一端側から挿通し、治具が電線挿通孔の他端
側から抜け出たところで治具を外す。それにより、被覆
電線が防水ゴム栓に挿通され、かつ露出した芯線が正規
に突出した状態となる。取り外された治具は繰り返し使
用される。
【0010】請求項2の発明では、被覆電線の端末の露
出した芯線を挿入孔に挿入しつつ治具が被せられる。そ
の治具を被せた被覆電線を防水ゴム栓の電線挿通孔に挿
通すると、治具の先端は尖って形成されているから、電
線挿通孔内をスムーズに移動しつつ被覆電線が通され
る。治具が電線挿通孔から抜け出たところで治具を外す
と、被覆電線が防水ゴム栓に挿通され、かつ露出した芯
線が正規に突出した状態となる。請求項3の発明では、
芯線がガイド面で案内されることで、治具の挿入孔内に
スムーズに挿入される。
【0011】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、露出した芯線
にキャップ状の治具を被せて防水ゴム栓の電線挿通孔に
挿通するのであるから挿通がスムーズに行われ、また治
具が防水ゴム栓から突出したところで治具を外せば、そ
のまま芯線が正規量だけ突出した状態を得ることがで
き、もって被覆電線の挿通作業を能率良く行うことがで
きる効果がある。
【0012】請求項2の発明によれば、上記効果を奏す
る方法発明を確実に実施することができる効果が得られ
る。請求項3の発明によれば、芯線に治具を被せる作業
自体をより簡単に行うことができるから、挿通作業をよ
り能率良く行うことができる効果が得られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。 <第1実施例>図1ないし図6は本発明の第1実施例を
示す。図1において、符号1は被覆電線であって、芯線
2の外周を絶縁被覆3で覆った周知の構造である。そし
て、後記する防水ゴム栓21に挿通する前に、絶縁被覆
3の端末が一定寸法剥ぎ取られて、芯線2が露出した状
態とされるようになっている。
【0014】符号11は本実施例に係る治具であって、
合成樹脂を素材として細長いキャップ状に形成されてい
る。詳細には、被覆電線1と同じ外形寸法を有してお
り、その後端面の中心には、上記した被覆電線1の露出
した芯線2が挿入可能な径と長さとを有する挿入孔12
が穿設されているとともに、先端13側の外周面が先細
りに形成されている。
【0015】また、被覆電線1が通される防水ゴム栓2
1は、図3に示すように、電線挿通孔22を有する略筒
形に形成されており、その長さ方向の中央部の外周に
は、図示しないコネクタのキャビティ内に緊密に嵌合さ
れる2個の膨出部23が間隔を開けて形成されていると
ともに、先端側(図3の左側)には図示しない端子金具
のインシュレーションバレルがかしめられる小径の取付
部24が形成されている。また、電線挿通孔22の内周
には、被覆電線1の外周に密着するリップ部25が設け
られている。
【0016】本実施例は上記のような構造であって、続
いて被覆電線1の挿通の手順について説明する。まず被
覆電線1は、図1に示すように、絶縁被覆3の端末が一
定寸法剥ぎ取られて芯線2が露出した状態とされる。そ
して、同図の矢線に示すように、被覆電線1の端末に向
けて治具11を被せる。治具11は、芯線2を挿入孔1
2内に挿入しつつ押し込まれ、治具11の後端面14が
絶縁被覆3の剥ぎ取られた端面4に突き当たったところ
で、図2に示すように芯線2が治具11ですっぽりと覆
われた状態となり、また治具11と被覆電線1の外周面
同士が整合して直線状になる。
【0017】このように被覆電線1の端末に治具11を
被せたら、図3の矢線に示すように、被覆電線1の端末
を防水ゴム栓21の電線挿通孔22の後端側から挿通す
る。治具11の先端13側は先細りに形成されているか
ら、図4に示すように、電線挿通孔22内をスムーズに
移動しつつ被覆電線1が通される。そして、図5に示す
ように、治具11が防水ゴム栓21の先端側に抜け出た
ら、同図の矢線に示すように治具11を抜き取る。そう
すると、図6に示すように、被覆電線1が防水ゴム栓2
1に挿通され、かつ露出した芯線2が正規に突出した状
態となる。
【0018】なお、治具11を芯線2に被せる際に予め
すつぽりと被せず、少しだけ被せた状態であっても、防
水ゴム栓21の電線挿通孔22に挿通する途中で摩擦抵
抗を受けて、図2の状態に押し込まれるから、治具11
を被せる作業についてはそれほど正確に行う必要はな
い。
【0019】このように本実施例によれば、露出した芯
線2にキャップ状の治具11を被せて防水ゴム栓21の
電線挿通孔22に挿通するのであるから挿通がスムーズ
に行われ、また治具11が防水ゴム栓21から突出した
ところで治具11を外せば、そのまま芯線2が正規量だ
け突出した状態を得ることが可能であって、もって被覆
電線1の挿通作業を能率良く行うことができる。
【0020】<第2実施例>図7は本発明の第2実施例
を示す。この実施例の治具31は、芯線2を挿入するた
めの挿入孔32の孔縁に、外側に向けて次第に拡がった
テーパ状をなすガイド面33が形成されている。被覆電
線1の端末構造については、上記の第1実施例と同様で
ある。
【0021】この第2実施例も、同様に芯線2の回りに
治具31が被せられるのであるが、挿入孔32の孔縁に
ガイド面33が設けられていることから、芯線2の先端
が多少開いていたとしても、ガイド面33で案内されつ
つ挿入孔32内にスムーズに挿入される。すなわち、芯
線2に治具31を被せる作業自体がより簡単に行え、挿
通作業をより能率良く行うことができる利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の治具と被覆電線の端末を
示す一部切欠正面図である。
【図2】治具を被せた状態の一部切欠正面図である。
【図3】被覆電線を防水ゴム栓に挿通する前の状態の断
面図である。
【図4】挿通途中の状態の断面図である。
【図5】挿通が完了した状態の断面図である。
【図6】治具を外した状態の正面図である。
【図7】本発明の第2実施例の治具と被覆電線の端末を
示す一部切欠正面図である。
【符号の説明】
1…被覆電線 2…芯線 3…絶縁被覆 11…治具 12…挿入孔 13…(治具11の先細りとなった)先端 21…防水ゴム栓 22…電線挿通孔 31…治具 32…挿入孔 33…ガイド面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水ゴム栓の電線挿通孔に被覆電線の端
    末を挿通する方法であって、被覆電線の端末の被覆を剥
    ぎ取って芯線を露出させたのち、その芯線を覆うように
    してキャップ状の治具を被せ、その治具を被せた被覆電
    線の端末を防水ゴム栓の電線挿通孔の一端側から挿通し
    て、前記治具が電線挿通孔の他端から突出したところで
    治具を取り外すことを特徴とする防水ゴム栓への電線挿
    通方法。
  2. 【請求項2】 防水ゴム栓の電線挿通孔に被覆電線の端
    末を挿通するために用いる治具であって、被覆電線と略
    等しい外径寸法を有して後端面にその被覆電線の芯線が
    挿入可能な挿入孔が穿設されたキャップ状をなし、かつ
    先端側が尖って形成されていることを特徴とする防水ゴ
    ム栓への電線挿通用治具。
  3. 【請求項3】 前記挿入孔の孔縁には、外側に向けて次
    第に拡がったテーパ状をなすガイド面が形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の防水ゴム栓への電線挿
    通用治具。
JP7110098A 1995-04-10 1995-04-10 防水ゴム栓への電線挿通方法および電線挿通用治具 Pending JPH08288044A (ja)

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JP7110098A JPH08288044A (ja) 1995-04-10 1995-04-10 防水ゴム栓への電線挿通方法および電線挿通用治具

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JP7110098A JPH08288044A (ja) 1995-04-10 1995-04-10 防水ゴム栓への電線挿通方法および電線挿通用治具

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JPH08288044A true JPH08288044A (ja) 1996-11-01

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ID=14526989

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JP7110098A Pending JPH08288044A (ja) 1995-04-10 1995-04-10 防水ゴム栓への電線挿通方法および電線挿通用治具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102195262A (zh) * 2010-02-04 2011-09-21 德尔菲技术公司 用弹性包覆元件包覆电导体的方法以及所包覆的电导体

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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