JPH08287505A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

Info

Publication number
JPH08287505A
JPH08287505A JP7094973A JP9497395A JPH08287505A JP H08287505 A JPH08287505 A JP H08287505A JP 7094973 A JP7094973 A JP 7094973A JP 9497395 A JP9497395 A JP 9497395A JP H08287505 A JPH08287505 A JP H08287505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
laser
light
optical pickup
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7094973A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Suzuki
哲也 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PARUSUTETSUKU KOGYO KK
Original Assignee
PARUSUTETSUKU KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PARUSUTETSUKU KOGYO KK filed Critical PARUSUTETSUKU KOGYO KK
Priority to JP7094973A priority Critical patent/JPH08287505A/ja
Publication of JPH08287505A publication Critical patent/JPH08287505A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、光ディスクに照射されるレーザビ
ームの光強度を正確に制御できる光ピックアップを提供
することを目的とする。 【構成】 レーザ光源10から出射したレーザビームの
一部を取り出す光取出部12と、光取出部12で取り出
されたレーザビームに混在する自然発光成分を取り除く
偏光フィルタ22と、自然発光成分が取り除かれたレー
ザビームの光強度を検出する光検出部23と、検出結果
に基づいて、レーザ光源10の出力制御を行うレーザ光
源制御部24とを備えている。このように、偏光フィル
タ22によって、レーザビームに混在する自然発光成分
が取り除かれるので、レーザ光源制御部24では、高い
精度でレーザ光源10の出力制御を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームの出力制
御を行う光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
特開平4−222937号公報のものが知られている。
この公報に記載された従来の光ピックアップの要部の構
成を図3に示す。図3に示すように、レーザダイオード
100から出射したレーザビームは、コリメートレンズ
101で平行光線となり、偏光ビームスプリッタ102
に入射される。偏光ビームスプリッタ102では、入射
されたレーザビームの95%以上を透過させ、2%〜3
%を反射させる(なお、入射されたレーザビームの約2
%は、偏光ビームスプリッタ102に吸収される。)。
偏光ビームスプリッタ102を透過したレーザビーム
は、光ディスク(図示せず)に照射され、光ディスクに
記録された情報の読み出しが行われる。また、偏光ビー
ムスプリッタ102を反射したレーザビームは、集光レ
ンズ103で集光して、光検出器104に入射される。
【0003】そして、光検出器104では、入射された
レーザビームの光強度が検出され、この検出結果は、出
力信号としてレーザ光源制御器105に与えられる。レ
ーザ光源制御器105では、この出力信号に基づいて、
レーザダイオード100の出力制御が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザダイ
オード100から出射するレーザビームは、基本的には
一方向の偏光成分の直線偏光である。しかしながら、レ
ーザダイオード100では自然発光が生じるため、実際
には、自然発光成分が、レーザビームに混在してしま
う。従って、自然発光成分が混在したレーザビームの光
強度に基づいて、レーザダイオード10の出力を調整す
る従来の光ピックアップでは、レーザダイオード100
から出射するレーザビームの光強度を正確に制御するこ
とは難しかった。
【0005】本発明は、このような問題を解決し、レー
ザダイオード100から出射するレーザビームの光強度
を正確に制御できる光ピックアップを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の光ピックアップは、レーザ光源から出射し
たレーザビームを対物レンズで集光して光ディスクに照
射し、さらに、光ディスクで反射したレーザビームを対
物レンズを透過させた後に信号検出部に導くことによ
り、光ディスクに記憶された情報を読み出す光ピックア
ップであって、レーザ光源と対物レンズとの間の光路上
に設けられ、レーザ光源から出射したレーザビームの一
部を取り出す光取出部と、光取出部で取り出されたレー
ザビームが入射され、このレーザビームに混在する自然
発光成分を取り除く偏光フィルタと、偏光フィルタによ
って自然発光成分が取り除かれたレーザビームが入射さ
れ、このレーザビームの光強度を検出する光検出部と、
光検出部で検出された光強度に基づいて、レーザ光源の
出力制御を行うレーザ光源制御部とを備えている。
【0007】ここで、光取出部は、レーザ光源から出射
したレーザビームを第1及び第2のビームに分割して、
第1のビームを対物レンズに導くと共に、第2のビーム
を偏光フィルタに導くプリズムであるとよい。
【0008】
【作用】本発明の光ピックアップによれば、レーザ光源
から出射したレーザビームは、対物レンズで集光され
て、光ディスクに照射される。そして、光ディスクで反
射したレーザビームが、対物レンズで平行光線となり、
信号検出部に入射される。この信号検出部へのレーザビ
ームの入射によって、光ディスクに記憶された情報が読
み出される。
【0009】また、レーザ光源から出射したレーザビー
ムの一部は、光取出部で取り出され、偏光フィルタを透
過する。この透過によって、レーザビームに混在する自
然発光成分が取り除かれる。そして、自然発光成分が取
り除かれたレーザビームは、光検出部に入射され、この
レーザビームの光強度が検出される。そして、レーザ光
源制御部では、光検出部で検出された光強度に基づい
て、レーザ光源の出力制御を行う。
【0010】
【実施例】
(第1の実施例)以下、本発明の好適な実施例について
添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の
実施例に係る光ピックアップ1を示す斜視図である。図
1に示すように、光ピックアップ1は、レーザビームを
出射するレーザダイオード(レーザ光源)10と、レー
ザビームを平行光線に変換するコリメートレンズ11
と、レーザビームを透過ビーム(第1のビーム)Aと反
射ビーム(第2のビーム)Bに分割すると共に、透過ビ
ームの光軸に垂直な断面形状を略真円に整形するシェー
ピングプリズム(光取出部)12とを備えている。ま
た、光ピックアップ1は、レーザビームを透過/反射さ
せる偏光ビームスプリッタ13と、レーザビームの偏光
方向を45度回転させる1/4波長板14と、レーザビ
ームを反射させるミラー15と、レーザビームを光ディ
スク30に集光させる対物レンズ16とを備えている。
【0011】さらに、光ピックアップ1は、レーザビー
ムを所定の割合で分割するビームスプリッタ17と、レ
ーザビームを集光させる集光レンズ18、フォーカス検
出レンズ19と、レーザビームを受光する光検出器2
0,21とを備えている。そして、ビームスプリッタ1
7、集光レンズ18、フォーカス検出レンズ19、及び
光検出器20,21が、信号検出部Cを構成する。さら
にまた、光ピックアップ1は、レーザビームに混在する
自然発光成分を取り除く偏光フィルタ22と、レーザビ
ームの光強度を検出し、検出した光強度に応じた光強度
信号を出力する光検出器(光検出部)23と、この光強
度信号に基づいて、レーザビームの光強度が一定になる
ように、レーザダイオード10の出力制御を行うレーザ
ドライブ回路(レーザ光源制御部)24とを備えてい
る。
【0012】次に、光ピックアップ1の動作について説
明する。
【0013】レーザダイオード10は、レーザドライブ
回路24の制御下で駆動され、レーザビームがコリメー
トレンズ11に向けて出射される。レーザダイオード1
0から出射したレーザビームは、コリメートレンズ11
で平行光線に変換され、シェーピングプリズム12に入
射される。ここで、シェーピングプリズム12に入射し
たレーザビームの光軸は、入射面12aに対して鋭角で
ある。また、入射面12aには、反射防止用のコーティ
ングが施されていない。このため、シェーピングプリズ
ム12に入射したレーザビームの大部分は、シェーピン
グプリズム12を透過して透過ビームAとなるが、レー
ザビームの一部は、入射面12aで反射して反射ビーム
Bとなる。
【0014】シェーピングプリズム12を透過した透過
ビームAは、偏光ビームスプリッタ13に入射される。
ここで、レーザダイオード10を出射したレーザビーム
は、ある振動面を持った直線偏光であり、偏光ビームス
プリッタ13に対して、例えばs偏光である。また、偏
光ビームスプリッタ13は、s偏光のレーザビームを透
過させると共に、p偏光のレーザビームを反射させる性
質を有している。従って、s偏光の透過ビームAは、偏
光ビームスプリッタ13を透過して、1/4波長板14
に入射される。この1/4波長板14により、レーザビ
ームは、直線偏光から円偏光に変換される。
【0015】そして、1/4波長板14を通過したレー
ザビームは、ミラー15で全反射して、対物レンズ16
に入射される。対物レンズ16に入射したレーザビーム
は、光ディスク30に集光され、光ディスク30からの
情報の読み出しや、光ディスク30への情報の書き込み
などが行われる。そして、光ディスク30で反射した光
は、対物レンズ16で平行光線に変換され、1/4波長
板14に入射される。この1/4波長板14により、レ
ーザビームは、円偏光から直線偏光(p偏光)に変換さ
れる。そして、1/4波長板14を通過したレーザビー
ムは、偏光ビームスプリッタ13で反射して、ビームス
プリッタ17に入射される。入射したレーザビームは、
ビームスプリッタ17で1対9の割合に分割される。
【0016】ビームスプリッタ17で分割された一方の
レーザビームは、集光レンズ18で集光されて、光検出
器20に入射される。そして、光検出器20では、光デ
ィスク30に記録された情報の読み出しが行われる。つ
まり、光ディスク30で反射したレーザビームは、光デ
ィスク30に記録された情報に応じて、その光強度が変
化する。このため、光検出器20で、入射されたレーザ
ビームの光強度を検出することにより、光ディスク30
に記録された情報の読み出しを行うことができる。
【0017】また、ビームスプリッタ17で分割された
レーザビームの他方は、フォーカス検出レンズ19で集
光されて、光検出器21に入射される。光検出器21
は、「田」の字形に配列された4つの受光領域を有して
おり、これらの受光領域の対角同士の出力の和が取ら
れ、さらに得られた2つの出力の和についての差が取ら
れることによって、いわゆる非点収差法によるフォーカ
シングエラーの検出を行うことができる。その結果、光
検出器21では、フォーカシング誤差信号を得ることが
できる。
【0018】さらに、光検出器21の4つの受光領域の
うち、右上下の出力の和と左上下の出力の和とをそれぞ
れ取り、このように得られた2つの出力の差をさらに取
ることによって、いわゆるプッシュブル法によるトラッ
キングエラーの検出を行うことができる。その結果、光
検出器21では、トラッキング誤差信号も得ることがで
きる。
【0019】一方、シェーピングプリズム12を反射し
た反射ビームBは、偏光フィルタ22を介して、光検出
器23に入射される。光検出器23では、入射されたレ
ーザビームの光強度に応じた光強度信号が出力され、レ
ーザドライブ回路24に与えられる。そして、レーザド
ライブ回路24では、この光強度信号に基づいて、レー
ザダイオード10の制御が行われる。このように、光検
出器23から出力された光強度信号は、レーザドライブ
回路24にフィードバックされるので、レーザダイオー
ド10の出力制御を行うことができる。
【0020】特に、シェーピングプリズム12で分割さ
れる透過ビームAと反射ビームBとの分割比率は、温度
変化や経年変化の影響を受け難い。このため、反射ビー
ムBに基づいて、レーザダイオード10から出射される
レーザビームの光強度をモニタすることにより、レーザ
ビームの光強度を高精度で安定させることができる。
【0021】ところで、レーザダイオード10から出射
するレーザビームは、上述のように、基本的にはs偏光
成分の直線偏光である。しかしながら、レーザダイオー
ド10では自然発光が生じるため、実際には、自然発光
成分が、レーザビームに混在してしまう。このため、自
然発光成分が混在したレーザビームに基づいて、レーザ
ダイオード10の出力を調整したのでは、レーザビーム
の光強度を正確に制御することは難しい。
【0022】第1の実施例の光ピックアップ1では、シ
ェーピングプリズム12と光検出器23との間の光路上
に偏光フィルタ22が設けられており、この偏光フィル
タ22がレーザビームに混在する自然発光成分を取り除
いている。このため、レーザ光(直線偏光)成分のみの
レーザビームが光検出器23に与えられ、レーザドライ
ブ回路24では、光検出器23での検出結果に基づい
て、レーザダイオード10の出力を正確に制御すること
ができる。
【0023】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例に係る光ピックアップ2を、図2の斜視図に基づい
て説明する。図2に示すように、光ピックアップ2は、
レーザビームを出射するレーザダイオード(レーザ光
源)10と、レーザビームを平行光線に変換するコリメ
ートレンズ11と、レーザビームの光軸に垂直な断面形
状を略真円に整形するシェーピングプリズム12とを備
えている。また、光ピックアップ2は、レーザビームを
透過/反射させる偏光ビームスプリッタ(光取出部)1
3Aと、レーザビームの偏光方向を45度回転させる1
/4波長板14と、レーザビームを反射させるミラー1
5と、レーザビームを光ディスク30に集光させる対物
レンズ16とを備えている。
【0024】さらに、光ピックアップ2は、レーザビー
ムを所定の割合で分割するビームスプリッタ17と、レ
ーザビームを集光させる集光レンズ18、フォーカス検
出レンズ19と、レーザビームを受光する光検出器2
0,21とを備えている。そして、ビームスプリッタ1
7、集光レンズ18、フォーカス検出レンズ19、及び
光検出器20,21が、信号検出部Cを構成する。さら
にまた、光ピックアップ2は、レーザビームに混在する
自然発光成分を取り除く偏光フィルタ22と、レーザビ
ームの光強度を検出し、検出した光強度に応じた光強度
信号を出力する光検出器23と、この光強度信号に基づ
いて、レーザビームの光強度が一定になるように、レー
ザダイオード10の出力制御を行うレーザドライブ回路
(レーザ光源制御部)24とを備えている。
【0025】次に、光ピックアップ2の動作について説
明する。
【0026】レーザダイオード10は、レーザドライブ
回路24の制御下で駆動され、レーザビームがコリメー
トレンズ11に向けて出射される。レーザダイオード1
0から出射したレーザビームは、コリメートレンズ11
で平行光線に変換され、シェーピングプリズム12に入
射される。なお、シェーピングプリズム12の入射面1
2aには、反射防止用のコーティングが施されている。
このため、シェーピングプリズム12に入射される全て
のレーザビームは、シェーピングプリズム12を透過し
て、偏光ビームスプリッタ13Aに入射される。
【0027】ここで、レーザダイオード10を出射した
レーザビームは、ある振動面を持った直線偏光であり、
偏光ビームスプリッタ13Aに対して、例えばs偏光で
ある。また、偏光ビームスプリッタ13Aは、s偏光成
分のレーザビームの95%を透過させると共に5%を反
射させ、さらに、p偏光成分のレーザビームの5%を透
過させると共に95%を反射させる性質を有している。
従って、s偏光成分のレーザビームの95%は、偏光ビ
ームスプリッタ13Aを透過して、1/4波長板14に
入射される。また、s偏光成分のレーザビームの5%
は、偏光ビームスプリッタ13Aで反射して、偏光フィ
ルタ22に入射される。
【0028】そして、偏光ビームスプリッタ13Aを透
過して、1/4波長板14に入射したレーザビームは、
この1/4波長板14により、直線偏光から円偏光に変
換される。1/4波長板14を通過したレーザビーム
は、ミラー15で全反射して、対物レンズ16に入射さ
れる。対物レンズ16に入射したレーザビームは、光デ
ィスク30に集光され、光ディスク30からの情報の読
み出しや、光ディスク30への情報の書き込みなどが行
われる。そして、光ディスク30で反射した光は、対物
レンズ16で平行光線に変換され、1/4波長板14に
入射される。この1/4波長板14により、レーザビー
ムは、円偏光から直線偏光(p偏光)に変換される。そ
して、1/4波長板14を通過したレーザビームの95
%が、偏光ビームスプリッタ13Aで反射して、ビーム
スプリッタ17に入射される。入射したレーザビーム
は、ビームスプリッタ17で1対9の割合に分割され
る。
【0029】ビームスプリッタ17で分割された一方の
レーザビームは、集光レンズ18で集光されて、光検出
器20に入射される。そして、光検出器20では、光デ
ィスク30に記録された情報の読み出しが行われる。つ
まり、光ディスク30で反射したレーザビームは、光デ
ィスク30に記録された情報に応じて、その光強度が変
化する。このため、光検出器20で、入射されたレーザ
ビームの光強度を検出することにより、光ディスク30
に記録された情報の読み出しを行うことができる。
【0030】また、ビームスプリッタ17で分割された
レーザビームの他方は、フォーカス検出レンズ19で集
光されて、光検出器21に入射される。光検出器21
は、「田」の字形に配列された4つの受光領域を有して
おり、これらの受光領域の対角同士の出力の和が取ら
れ、さらに得られた2つの出力の和についての差が取ら
れることによって、いわゆる非点収差法によるフォーカ
シングエラーの検出を行うことができる。その結果、光
検出器21では、フォーカシング誤差信号を得ることが
できる。
【0031】さらに、光検出器21の4つの受光領域の
うち、右上下の出力の和と左上下の出力の和とをそれぞ
れ取り、このように得られた2つの出力の差をさらに取
ることによって、いわゆるプッシュブル法によるトラッ
キングエラーの検出を行うことができる。その結果、光
検出器21では、トラッキング誤差信号も得ることがで
きる。
【0032】一方、偏光ビームスプリッタ13Aを反射
したレーザビームは、偏光フィルタ22を通過して、光
検出器23に入射される。光検出器23では、入射した
レーザビームの光強度に応じた光強度信号が出力され、
レーザドライブ回路24に与えられる。そして、レーザ
ドライブ回路24では、この光強度信号に基づいて、レ
ーザダイオード10の制御が行われる。このように、光
検出器23から出力された光強度信号は、レーザドライ
ブ回路24にフィードバックされるので、レーザダイオ
ード10の出力制御を行うことができる。
【0033】ところで、レーザダイオード10を出射し
たレーザビームは、上述のように、基本的にはs偏光成
分の直線偏光である。しかしながら、レーザダイオード
10では自然発光が生じるため、実際には、自然発光成
分が、レーザビームに混在してしまう。このため、偏光
ビームスプリッタ13Aで反射したレーザービームに
は、自然発光成分が混在し、この自然発光成分が混在し
たレーザビームの光強度に基づいて、レーザダイオード
10の出力を調整したのでは、レーザビームの光強度を
正確に制御することは難しい。
【0034】第2の実施例の光ピックアップ2では、偏
光ビームスプリッタ13Aと光検出器23との間の光路
上に偏光フィルタ22が設けられており、この偏光フィ
ルタ22がレーザビームに混在する自然発光成分を取り
除いている。このため、レーザ光(直線偏光)成分のみ
のレーザビームが光検出器23に与えられ、レーザドラ
イブ回路24では、光検出器23での検出結果に基づい
て、レーザダイオード10の出力を正確に制御すること
ができる。
【0035】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
となく、種々の変形が可能である。例えば、第1の実施
例では、シェーピングプリズム12で反射したレーザビ
ームに基づいて、レーザビームの光強度をモニタしてお
り、第2の実施例では、偏光ビームスプリッタ13Aで
反射したレーザビームに基づいて、レーザビームの光強
度をモニタしているが、レーザダイオード10と対物レ
ンズ16との間の光路上のその他の部分でレーザビーム
を分光して、レーザビームの光強度をモニタしてもよ
い。
【0036】また、第1及び第2の実施例では、レーザ
ダイオード10を出射したレーザビームは、偏光ビーム
スプリッタ13,13Aに対してs偏光であるが、p偏
光であってもよい。この場合、偏光ビームスプリッタ1
3,13Aには、p偏光のレーザビームを透過させると
共に、s偏光のレーザビームを反射させる性質のものを
用いる必要がある。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の光
ピックアップは、レーザ光源から出射したレーザビーム
の一部を取り出す光取出部と、光取出部で取り出された
レーザビームに混在する自然発光成分を取り除く偏光フ
ィルタと、自然発光成分が取り除かれたレーザビームの
光強度を検出する光検出部と、検出結果に基づいて、レ
ーザ光源の出力制御を行うレーザ光源制御部とを備えて
いる。
【0038】このように、偏光フィルタによって、レー
ザビームに混在する自然発光成分が取り除かれるので、
レーザ光源制御部では、高い精度でレーザ光源の出力制
御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る光ピックアップを
示す斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る光ピックアップを
示す斜視図である。
【図3】従来の光ピックアップの要部の構成を示す正面
図である。
【符号の説明】
1,2…光ピックアップ、10…レーザダイオード(レ
ーザ光源)、12…シェーピングプリズム(光取出
部)、13…偏光ビームスプリッタ、13A…偏光ビー
ムスプリッタ(光取出部)、16…対物レンズ、22…
偏光フィルタ、23…光検出部、24…レーザドライブ
回路(レーザ光源制御部)、30…光ディスク、A…第
1のビーム、B…第2のビーム、C…信号検出部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源から出射したレーザビームを
    対物レンズで集光して光ディスクに照射し、さらに、当
    該光ディスクで反射したレーザビームを前記対物レンズ
    を透過させた後に信号検出部に導くことにより、前記光
    ディスクに記憶された情報を読み出す光ピックアップに
    おいて、 前記レーザ光源と前記対物レンズとの間の光路上に設け
    られ、前記レーザ光源から出射したレーザビームの一部
    を取り出す光取出部と、 前記光取出部で取り出されたレーザビームが入射され、
    このレーザビームに混在する自然発光成分を取り除く偏
    光フィルタと、 前記偏光フィルタによって自然発光成分が取り除かれた
    レーザビームが入射され、このレーザビームの光強度を
    検出する光検出部と、 前記光検出部で検出された光強度に基づいて、前記レー
    ザ光源の出力制御を行うレーザ光源制御部とを備えるこ
    とを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 前記光取出部は、前記レーザ光源から出
    射したレーザビームを第1及び第2のビームに分割し
    て、前記第1のビームを前記対物レンズに導くと共に、
    前記第2のビームを前記偏光フィルタに導くプリズムで
    あることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
JP7094973A 1995-04-20 1995-04-20 光ピックアップ Pending JPH08287505A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7094973A JPH08287505A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 光ピックアップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7094973A JPH08287505A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 光ピックアップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08287505A true JPH08287505A (ja) 1996-11-01

Family

ID=14124862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7094973A Pending JPH08287505A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 光ピックアップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08287505A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0969456A1 (en) * 1998-06-30 2000-01-05 Pioneer Electronic Corporation Optical pickup apparatus
JP2012032721A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0969456A1 (en) * 1998-06-30 2000-01-05 Pioneer Electronic Corporation Optical pickup apparatus
JP2012032721A (ja) * 2010-08-02 2012-02-16 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1069658A (ja) 光ピックアップシステム
KR890004754B1 (ko) 광헤드
JPH01165056A (ja) 光情報記録再生装置
US5883874A (en) Optical pickup system for selectively reading a multiple number of optical disks
JPH08287505A (ja) 光ピックアップ
JPH0478029A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH1069681A (ja) 光磁気記録/再生装置
JPH06251396A (ja) 光ヘッド装置
JP3109877B2 (ja) 光学式情報再生装置
JPH07192281A (ja) 光ピックアップ装置
JPS6226098B2 (ja)
US6097689A (en) Optical pickup system incorporated therein a polarizing film and a pair of 1/4 wavelength plates
KR0127519B1 (ko) 광픽업장치
JP3334818B2 (ja) 光ピツクアツプ装置
JPH01112534A (ja) 光ピックアップ装置
KR0144874B1 (ko) 광픽업장치
JP2001202651A (ja) 光学ピックアップ装置及び光ディスク装置
JPH02187929A (ja) 光学ヘッド
JP3384485B2 (ja) 光ヘッド、光学記録再生装置、および光学ユニット
JPH0636330A (ja) 光ピックアップ装置
JPH0863775A (ja) 光記録再生装置
JPH0836797A (ja) 光ピックアップ
JPH05347029A (ja) 偏光ビームスプリッタ
JPH05258341A (ja) 光ヘッド
JP2001184709A (ja) 光ピックアップ装置