JPH08287061A - かな漢字変換装置 - Google Patents

かな漢字変換装置

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Publication number
JPH08287061A
JPH08287061A JP7111159A JP11115995A JPH08287061A JP H08287061 A JPH08287061 A JP H08287061A JP 7111159 A JP7111159 A JP 7111159A JP 11115995 A JP11115995 A JP 11115995A JP H08287061 A JPH08287061 A JP H08287061A
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JP
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kana
kanji
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JP7111159A
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Inventor
Takayuki Fukushima
孝幸 福島
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 日本語ワードプロセッサのかな漢字変換にお
いて、メモリ容量の増大による、コストの増大、かな漢
字変換効率の低下を防止し、しかも、煩雑な操作をする
必要がないようにする。 【構成】 ユーザが入力した第1の「読み」を漢字に変
換し(ステップS1)、また、この「読み」から、仮名
表記が同種の第2(さらに、第3)の「読み」も所定の
規則(第1の「読み」の第1音が「お」の場合で、続く
第2音が「う」、「お」又は「ー」の場合に、それぞれ
の場合で第1の「読み」の第2音に他の2つの場合をそ
れぞれ入れ換える、など)に基づいて作成し(ステップ
S3)、この作成された「読み」を漢字に変換する(ス
テップS5)。また、第2(さらに、第3)の「読み」
に対する漢字変換候補として第1の「読み」に対する漢
字変換候補を追加して学習データ領域に記憶する(ステ
ップS7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、かなを漢字に変換する
かな漢字変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】日本語ワードプロセッサなどでかな漢字
変換を行う場合は、ユーザは、まず最初に当該漢字の
「読み」を(かな入力又はローマ字入力で)入力しなけ
ればならないが、この入力は必ずしも辞書的なものとは
一致しない。
【0003】例えば、「大津」という表記の地名であれ
ば、その「読み」は、「おおつ」、「おうつ」、「おお
ず」、「おおづ」などのうち、どれか一つで入力される
可能性がある。
【0004】また、特定の名詞と特定の名詞が連続する
場合、後者の名詞については、当該名詞を前者の名詞と
連続させずに入力した場合と、「読み」が異なる場合も
ある。例えば、単独の「会社」は「かいしゃ」が「読
み」となるが、「株式会社」になると、「読み」が「が
いしゃ」となる場合などである。さらに、例えば、「日
本」は「にほん」とも「にっぽん」とも入力されうる。
【0005】このように、特定の漢字の文字又は文字列
の「読み」が、音読み、訓読みなどの違いによるのでは
なく、特定の音読み、訓読み、あるいは、重箱読み、湯
桶読みではあっても、異なったかな表記のされる同種の
「読み」が複数存在する場合がある。
【0006】この種の「読み」の相違について、従来の
かな漢字変換装置は、次のような手段により対応してい
た。すなわち、 1.それぞれの「読み」に対して、それぞれに辞書デー
タを持つ。 2.学習機能で「読み」と「表記」とを対応づけ、その
データを出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のかな漢字変換装置にあっては、辞書ROMや
学習RAMなどのメモリ容量の増大を生じ、コストの増
大、かな漢字変換効率の低下を招くという問題点があっ
た。また、上記の学習機能による対応では、学習処理の
ためにユーザは特別な操作をしなければならず、煩雑で
あるという問題もあった。
【0008】本発明の課題は、かな漢字変換装置におい
て、メモリ容量の増大による、コストの増大、かな漢字
変換効率の低下を防止し、しかも、煩雑な操作をする必
要がないようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は以下の
通りである。
【0010】請求項1記載の発明は、かな漢字変換装置
において、変換対象となるかな文字列のデータを入力す
る文字入力手段と、前記文字入力手段で入力されたかな
文字列データの中に予め設定された特定文字があれば、
その文字を他の文字に変えて別のかな文字列データに変
換する第1の文字変換手段と、前記文字入力手段で入力
されたかな文字列データあるいは前記第1の文字変換手
段により変換されたかな文字列データを漢字に変換する
第2の文字変換手段と、を備えていることを特徴として
いる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のか
な漢字変換装置において、前記第2の文字変換手段によ
り変換される漢字を、この漢字に対応する前記入力かな
文字列データの漢字変換候補として記憶する記憶手段を
備えていることを特徴としている。
【0012】
【作用】この発明の手段の作用は以下の通りである。請
求項1記載の発明によれば、文字入力手段で入力する文
字列データ中に存在する、予め設定された特定文字(例
えば、「おうつ」)が、特定の漢字(例えば、「大
津」)の「読み」のかな表記をなすものであり、この漢
字が、この特定文字とは別のかな表記(例えば、「おお
つ」)でも表せる場合であって、この両かな表記が、い
ずれも、特定の漢字(この場合は、「大津」)の特定の
音読み、訓読み、重箱読み又は湯桶読みである点では共
通であるが、かな表記が相違している場合に、第1の文
字変換手段が、特定文字(例えば、「おうつ」)を他の
文字に変えて別のかな文字列データ(例えば、「おお
つ」)に変換することが可能となる。また、第2の文字
変換手段により、第1の文字変換手段により変換された
かな文字列データ(この場合は、「おおつ」)を特定の
漢字(この場合は、「大津」)に変換することが可能と
なる。
【0013】したがって、特定の漢字(例えば、「大
津」)の特定の音読み、訓読み、重箱読み又は湯桶読み
である読みが複数ある(例えば、「おおつ」、「おう
つ」、「おおず」、「おおづ」など)場合でも、それぞ
れの「読み」について網羅的に辞書データを持たなくて
も、これらの「読み」のうちの1(又は複数)個の「読
み」(例えば、「おおつ」)について辞書データを持っ
ていれば、他の「読み」である特定文字(例えば、「お
うつ」)を別かな表記(例えば、「おおつ」)を表示す
るかな文字列データに変換し、この変換後のかな文字列
データを漢字(例えば、「大津」)に変換できるため、
メモリ容量の増大による、コストの増大、かな漢字変換
効率の低下を防止することができる。また、学習機能で
「読み」と「表記」とを対応づけ、そのデータを出力す
るものではないので、煩雑な操作を不要とすることがで
きる。
【0014】請求項2記載の発明によれば、請求項1に
記載の発明と同様の作用を奏するほか、第2の文字変換
手段により変換される漢字(例えば、「大津」)を、こ
の漢字に対応する入力かな文字列データ(例えば、「お
うつ」)の漢字変換候補として、記憶手段が記憶する。
したがって、個々のユーザの使用文字の状況に応じ、必
要とされる「読み」に対してのみ、漢字と「読み」とを
対応づけてユーザ辞書データとして記憶することが可能
となる。
【0015】
【実施例】以下、図1〜図7を参照して実施例を詳細に
説明する。図1〜図7は、本発明を適用した、かな漢字
変換装置の一実施例を示す図である。まず、構成を説明
する。図1は、この実施例の日本語ワードプロセッサ1
の全体構成を示す要部ブロック図である。
【0016】この日本語ワードプロセッサ1は、CPU
2に、RAM3、ROM4、VRAM5、キーボード
6、表示装置7、プリンタ8、外部記憶装置9が、バス
10で接続されている。また、キーボード6は入力装置
制御部11を介し、表示装置7は表示装置制御部12を
介し、プリンタ8は印刷制御部13を介し、外部記憶装
置9は外部記憶制御部14を介し、それぞれ接続されて
いる。CPU(Central Processing Unit)2は、RO
M4(後述)に記憶されている各種プログラムに従い、
各種動作に必要な数値を演算処理し、この演算処理に基
づいてワードプロセッサ1内の各部を制御するための制
御信号を出力する。
【0017】また、特に、キーボード6(後述)で入力
された「読み」を当該「読み」とは同種の他の「読み」
に変換し、当該変換後の「読み」を漢字に変換し、ま
た、この漢字を変換後の「読み」に対する、かな漢字変
換候補としてRAM4の学習データ領域31(いずれも
後述)に記憶させる。
【0018】ROM(Read Only Memory)4は、表示装
置7、キーボード8(いずれも後述)などの入出力制御
を行うためのIOCS(Input Output Control Syste
m)プログラム、文字フォントデータなどの他、特に、
かな変換辞書データ41、所定のかな変換処理を行うか
な変換プログラム42を記憶している固定メモリであ
る。
【0019】RAM(Random Access Memory)4は、演
算結果などを一時的に記憶するワーキングメモリとして
使用され、特に、学習データ領域31、変換ワーク領域
32、文書データ領域33を備えている。学習データ領
域31は、ユーザがかな漢字変換を行って選択された変
換候補に対する種々の情報やユーザ辞書などの情報が記
憶される。
【0020】変換ワーク領域32は、かな漢字変換によ
る変換候補を一時的に記憶するなどのかな変換処理中に
必要なワークエリアである。文書データ領域33は、キ
ーボード8(後述)により入力された文書データが記憶
される。VRAM(Video Random Access Memory)5
は、表示装置7(後述)に表示される画像データが記憶
される。
【0021】キーボード6は入力装置であり、英数字、
平かななどを入力するキーの他、各種ファンクションキ
ーなどが配置された操作盤である。特に、所定のかな漢
字変換を指示する変換キー61を備えている。入力装置
制御部11は、キーボード6から入力される信号を所定
のキー入力データに変換してCPU2に送る。
【0022】表示装置7は、CRT(Cathode Ray Tub
e)や液晶表示装置などにより構成され、所定の入力デ
ータや編集中の文書データなどを表示する。表示装置制
御部12は、CPU2から入力される表示用データに基
づいて表示装置7を駆動し、キー入力データや文書デー
タなどを表示させる。
【0023】プリンタ8は、各種書式の文書を印刷出力
させる。印刷制御部13は、CPU2の制御より、印字
バッファからデータを転送してプリンタ8を動作させて
印刷を行う。外部記憶装置9は、外部記憶制御部14の
駆動制御により、フロッピーディスクへのデータの記
録、読み出しを行なう。
【0024】次に、動作を説明する。図2は、この実施
例のかな漢字変換処理を説明する流れ図である。このか
な漢字変換処理は、ユーザがキーボード6で「読み」を
入力して変換キー61を押し、かな漢字変換処理の中
で、単語単位の区切り処理を行い辞書引き処理になった
段階から開始する。
【0025】まず、ユーザの入力したとおりの第1の
「読み」により辞書引きを行い、変換処理がなされる。
そして、変換がなされて表示装置7の画面上に漢字変換
候補が表示される(ステップS1)。例えば、「おお
じ」とかな入力したときは、図3に示すように、入力文
字と漢字変換候補とが表示される。そのかな漢字候補
(図3の例では、「王子」、「王寺」、「御叔父」)に
関する漢字コード、品詞情報などを変換ワーク領域32
に設定されたワークエリアに無条件に書き込む(ステッ
プS2)。
【0026】次に、パターン変換処理によって、第1の
「読み」から第2以降の「読み」を生成する(ステップ
S3)。この実施例では、図4にも具体的に例示するよ
うに、下記の規則により処理している。 規則1 第1の「読み」から「っ」や「ゃ」などの小
文字を取り除く。
【0027】規則2 第1の「読み」において、
「っ」などの小文字に続く次の文字に「ぱ」などの半濁
音文字があるときは、当該半濁音文字から半濁音を取り
除き、「は」などの清音文字にする。 規則3 第1の「読み」の第1音が濁音の場合には、
その濁音を取り除いて清音文字にする。
【0028】規則4 第1の「読み」の第1音が
「お」の場合で、続く第2音が「う」、「お」、「ー」
(長音記号)の場合に、それぞれの場合で他の2パター
ンを「読み」の変換として採用する。 規則5 特別な単語の場合は、「読み」の変換を禁止
する。この実施例では「でんき」について、規則3によ
る「てんき」への変換のみを禁止する。
【0029】この規則に則ったステップS3における具
体的な処理手順については、図5に流れ図で示してい
る。すなわち、まず、上記規則5による禁止「読み」に
該当するか否かが判断され(ステップR1)、該当する
場合は、そのままステップS3における処理を終了す
る。該当しない場合は、第1音が「お」であるか否かが
判断され(ステップR2)、該当する場合はステップR
3へ、該当しない場合はステップR17へ進む。
【0030】以下に説明するステップR3〜R8におい
ては、上記規則4に則った処理がなされる。まず、ステ
ップR3では、第2音が「お」であるか否かが判断さ
れ、該当する場合は、「お」を「う」と「ー」(長音記
号)とに夫々変換した第2、第3の「読み」を作成し
(ステップR4)、ステップR16にすすむ。該当しな
い場合は、第2音が「う」であるか否かが判断され(ス
テップR5)、該当する場合は、「う」を「お」と
「ー」とに夫々変換した第2、第3の「読み」を作成し
(ステップR6)、ステップR16にすすむ。該当しな
い場合は、第2音が「ー」であるか否かが判断され(ス
テップR7)、該当する場合は、「ー」を「お」と
「ー」とに夫々変換した第2、第3の「読み」を作成し
(ステップR8)、ステップR16にすすむ。該当しな
い場合は、ステップR17に進む。
【0031】例えば、第1の「読み」が「おおじ」であ
った場合は、ステップS2、S3、S4を経て第2、第
3の「読み」として、「おうじ」、「おーじ」が作られ
る。また、第1の「読み」が「おうじ」であった場合
は、ステップS2、S3、S5、S6を経て第2、第3
の「読み」として、「おおじ」、「おーじ」が作られ
る。さらに、第1の「読み」が「おーじ」であった場合
は、ステップS2、S3、S5、S7、S8で第2、第
3の「読み」として、「おおじ」、「おうじ」が作られ
る。
【0032】ステップR2において、第1音が「お」で
なかった場合、ステップR7で第2音が「ー」でなかっ
た場合には、ステップR4に進んで、ステップR17、
R9で、上記規則3に則った処理が行われる。すなわ
ち、まず、第1の「読み」の第1音が濁音であるか否か
が判断され(ステップR17)、濁音である場合には、
その濁音を取り除いて清音文字にし(ステップR9)、
濁音でないときは、そのままで、それぞれステップR1
0に進む。例えば、第1の「読み」が「がいしゃ」であ
った場合は、ステップR17、R9を経て、第2の「読
み」として「かいしゃ」が作られる。
【0033】以下に説明するステップR10〜R14で
は、上記規則2に則った処理がなされる。まず、第1の
「読み」において、「っ」などの小文字が含まれている
か否か判断し(ステップR10)、含まれていないとき
は、ステップR16に進む。含まれているときは、当該
小文字が「っ」であるか否かを判断し(ステップR1
1)、「っ」でないときはステップR16に進み、
「っ」であるときは、当該文字「っ」に続く文字にポイ
ンタを移動し(ステップR12)、当該文字が半濁音で
あるか否かを判断する(ステップR13)。半濁音であ
るときは当該半濁音文字から半濁音を取り除いて清音文
字にし(ステップR14)、半濁音でないときはそのま
まで、それぞれステップR15に進む。
【0034】ステップR15では、上記規則1に則った
処理がなされる。すなわち、ステップR11で小文字と
判断された文字を削除し、ステップR16に進む。例え
ば、第1の「読み」が「にっぽん」であった場合は、ス
テップR11、R12、R13、R14を経て、「にっ
ほん」に変換され、さらに、ステップR15で第2の
「読み」として「にほん」が作られる。
【0035】このようにして、ステップR4、R6、R
8による処理が終了したとき、ステップR10で小文字
が含まれていないと判断されたとき、ステップR11で
小文字が「っ」でないと判断されたとき、及び、ステッ
プR15で小文字の削除がなされたときは、上記の各ス
テップにより、第1の「読み」から作成された第2(さ
らに第3の)「読み」は、変換ワーク領域32に記憶さ
れ(ステップR16)、ステップS3における処理は終
了する。
【0036】ステップS3の後、ステップS4に進み、
第1の「読み」から第2(さらに第3の)「読み」が作
成されたか否か、すなわち、変換ワーク領域32に第2
(さらに第3の)「読み」が記憶されているか否かが判
断され、この第2(さらに第3の)「読み」が記憶され
ていないときは処理を終了するが、記憶されているとき
は、当該第2(さらに第3の)「読み」に基づく、かな
漢字変換がなされる(ステップS5)。例えば、第2、
第3の「読み」として、「おうじ」、「おーじ」が作成
されて変換ワーク領域32に記憶されているとすると、
「おうじ」に対する「往時 皇子 王子」へのかな漢字
変換がなされる。
【0037】そして、当該第2(さらに第3の)「読
み」に基づくかな漢字変換がなされ、変換候補となった
漢字文字又は文字列の中に、ステップS1で第1の「読
み」から変換されて、ステップS2で変換ワーク領域3
2に記憶されている変換候補と同一表記のものがあるか
否かが判断され(ステップS6)、ある場合は、第1の
「読み」の変換候補から当該変換候補を削除したかたち
で、残りの変換候補が第2(さらに第3の)「読み」に
対する漢字変換コードに追加されて、学習データ領域3
1に記憶される(ステップS7)。
【0038】例えば、第2の「読み」である「おうじ」
に対する変換候補の「往時 皇子王子」のうち、「王
子」は第1の「読み」に対する変換候補「王子 王寺
御叔父」と重複するため、第1の「読み」に対する変換
候補から削除したかたちの「王寺 御叔父」が第2の
「読み」である「おうじ」に対する変換候補の「往時皇
子 王子」に追加される。
【0039】ステップS7における具体的な処理手順に
ついては、図6に流れ図で示している。すなわち、ま
ず、ステップS2で変換ワーク領域32に記憶された漢
字変換候補の品詞情報を獲得して(ステップQ1)、当
該品詞が人名名詞であるか否かを判断し(ステップQ
2)、人名名詞であるときは漢字変換候補として追加す
る(ステップQ3)が、人名名詞でないときは当該品詞
が地名名詞であるか否かが判断される(ステップQ
4)。地名名詞であるときは漢字変換候補として追加す
る(ステップQ3)が、地名名詞でないときは、当該品
詞が一般名詞であるか否かが判断される(ステップQ
5)。このように、人名、地名であるか否かにより漢字
変換候補として追加するか否かを区別するのは、人名、
地名であれば、同種の「読み」が多く存在し得る可能性
が高いからである。
【0040】ステップQ5における判断で、一般名詞で
ないときは、第2(さらに第3の)「読み」に対する漢
字変換コードに、入力された第1の「読み」の漢字変換
候補が追加されることなく(ステップQ6)、そのまま
処理を終了する。一般名詞であるときは、入力された第
1の「読み」の全かな文字列のポインタデータを獲得し
(ステップQ7)、文の先頭であるか否かが判断される
(ステップQ8)。文の先頭であるときは、漢字変換候
補として追加する(ステップQ3)が、先頭でないとき
は、当該入力文字列の、さらに前の文字列のコードを獲
得し(ステップQ9)、当該入力文字列の前が句
点(。)であるか否かが判断される(ステップQ1
0)。このように、一般名詞の場合に当該第1の「読
み」が文の先頭であるか否かにより、漢字変換候補とし
て追加するか否かを区別するのは、文の先頭は主語であ
る可能性が高いからである。
【0041】句点(。)であるときは、漢字変換候補と
して追加する(ステップQ3)が、句点(。)でないと
きは、当該入力文字列の前が読点(、)であるか否かが
判断される(ステップQ11)。読点(、)であるとき
は漢字変換候補として追加する(ステップQ3)が、読
点(、)でないときは入力された第1の「読み」の漢字
変換候補が追加されることなく(ステップQ12)、そ
のまま処理を終了する。
【0042】ステップS7での処理を終了すると、上記
ステップS3において生成されて上記ステップS5〜S
7の処理が未だなされていない「読み」がないか残って
いないか、すなわち、ステップS5〜S7の処理がすべ
て終了しているか否かが判断され、かかる「読み」があ
るときはステップS5に戻って、当該「読み」について
ステップS5〜S7の処理がなされ、未処理の「読み」
がないときはステップS4に戻り、変換ワーク領域32
に未処理の「読み」が記憶されていないときは、最終的
に全ての処理が終了する。
【0043】例えば、第1の「読み」である「おおじ」
から、ステップS3で生成された「読み」である「おう
じ」、「おーじ」のうち、「おうじ」についてはステッ
プS5〜S7の処理が終了しているが、「おーじ」につ
いては終了していない場合、この「おーじ」についても
ステップS5〜S7の処理がなされて最終的に全ての処
理が終了する。このような最終的な処理がすべて終了し
た後、例えば、「おーじ」とかな入力して、かな漢字変
換の指定をすると、表示装置7の画面上には、図7に示
すように、入力かなと漢字変換候補が表示される。
【0044】以上説明した、この実施例の日本語ワード
プロセッサ1によれば、漢字の同種の読みが複数ある場
合でも、それぞれの「読み」について網羅的に辞書デー
タを持たなくても、これらの「読み」のうちの1個の
「読み」について辞書データを持っていれば、入力され
た第1の「読み」から同種の「読み」である第2(さら
に第3)の「読み」を生成し、この生成後の第2(さら
に第3)の「読み」を漢字に変換できるため、所定のか
な漢字変換は不備なく行え、メモリ容量の増大による、
コストの増大、かな漢字変換効率の低下を防止すること
ができる。
【0045】また、従来のように学習機能で「読み」と
「表記」とを対応づけ、そのデータを出力するものでは
ないので、煩雑な操作を不要とすることができる。した
がって、日本語ワードプロセッサ1の、かな漢字変換に
おいて、メモリ容量の増大による、コストの増大、かな
漢字変換効率の低下を防止し、しかも、煩雑な操作をす
る必要がないようにすることできる。
【0046】さらに、個々のユーザが入力した第1の
「読み」から生成された第2(さらに第3)の「読み」
に対して第1の「読み」についての漢字変換候補を追加
することを可能としたから、個々のユーザの使用文字の
状況に応じ、必要とされる「読み」に対してのみ、漢字
と「読み」とを対応づけてユーザ辞書データとして記憶
することが可能となる。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、漢字の同
種の読みが複数ある場合でも、それぞれの「読み」につ
いて網羅的に辞書データを持たなくても、これらの「読
み」のうちの1(又は複数)個の「読み」について辞書
データを持っていれば、他の「読み」である特定文字を
別かな表記を表示するかな文字列データに変換し、この
変換後のかな文字列データを漢字に変換できるため、メ
モリ容量の増大による、コストの増大、かな漢字変換効
率の低下を防止することができる。
【0048】また、学習機能で「読み」と「表記」とを
対応づけ、そのデータを出力するものではないので、煩
雑な操作を不要とすることができる。したがって、かな
漢字変換装置において、メモリ容量の増大による、コス
トの増大、かな漢字変換効率の低下を防止し、しかも、
煩雑な操作をする必要がないようにすることできる。
【0049】請求項2記載の発明によれば、請求項1に
記載の発明と同様の効果を奏するほか、個々のユーザの
使用文字の状況に応じ、必要とされる「読み」に対して
のみ、漢字と「読み」とを対応づけてユーザ辞書データ
として記憶することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である日本語ワードプロセッ
サの全体構成を示す要部ブロック図。
【図2】本発明の一実施例である日本語ワードプロセッ
サの、かな漢字変換処理を説明する流れ図。
【図3】本発明の一実施例である日本語ワードプロセッ
サの、かな漢字変換処理において、入力文字と漢字変換
候補との表示例を示す図。
【図4】本発明の一実施例である日本語ワードプロセッ
サの、かな漢字変換処理における新たな「読み」の生成
のための具体的な規則例を示す図。
【図5】本発明の一実施例である日本語ワードプロセッ
サの、かな漢字変換処理を説明する流れ図。
【図6】本発明の一実施例である日本語ワードプロセッ
サの、かな漢字変換処理を説明する流れ図。
【図7】本発明の一実施例である日本語ワードプロセッ
サの、かな漢字変換処理において、入力文字と漢字変換
候補との表示例を示す図である。
【符号の説明】
2 CPU 3 RAM 4 ROM 6 キーボード 31 学習データ領域 32 変換ワーク領域 33 文書データ領域 41 かな変換辞書データ 42 かな変換プログラム 61 変換キー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変換対象となるかな文字列のデータを入力
    する文字入力手段と、 前記文字入力手段で入力されたかな文字列データの中に
    予め設定された特定文字があれば、その文字を他の文字
    に変えて別のかな文字列データに変換する第1の文字変
    換手段と、 前記文字入力手段で入力されたかな文字列データあるい
    は前記第1の文字変換手段により変換されたかな文字列
    データを漢字に変換する第2の文字変換手段と、 を備えている漢字変換装置。
  2. 【請求項2】前記第2の文字変換手段により変換される
    漢字を、この漢字に対応する前記入力かな文字列データ
    の漢字変換候補として記憶する記憶手段を備えている請
    求項1記載のかな漢字変換装置。
JP7111159A 1995-04-11 1995-04-11 かな漢字変換装置 Pending JPH08287061A (ja)

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