JPH08286351A - シート体搬送装置 - Google Patents

シート体搬送装置

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Publication number
JPH08286351A
JPH08286351A JP8681595A JP8681595A JPH08286351A JP H08286351 A JPH08286351 A JP H08286351A JP 8681595 A JP8681595 A JP 8681595A JP 8681595 A JP8681595 A JP 8681595A JP H08286351 A JPH08286351 A JP H08286351A
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JP
Japan
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belt
sheet body
drum
sheet
conveying system
Prior art date
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Application number
JP8681595A
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English (en)
Inventor
Yoshie Nozawa
良衛 野沢
Toshihiro Sutani
利広 須谷
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】正逆回転可能なドラムによりシート体を一旦反
転させて搬送するとともに、第1ベルト状搬送系と第2
ベルト状搬送系の間で前記シート体を円滑に搬送するこ
とを可能にする。 【構成】シート体Sを1枚ずつ送り出す吸着機構12
と、正逆回転可能なドラム14と、このドラム14の外
周面に所定の周長にわたって配設されるともに、搬入口
16を形成する第1ベルト状搬送系18と、前記ドラム
14の外周面にこの第1ベルト状搬送系18から離間し
かつ所定の周長にわたって配設されるとともに、搬出口
20を形成する第2ベルト状搬送系22と、前記シート
体Sを前記第1ベルト状搬送系18と前記ドラム14の
間から前記第2ベルト状搬送系22と前記ドラム14の
間に円滑に案内するための第1ガイド手段24とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬入口に送り込まれた
シート体を反転させた後に搬出口から搬出するためのシ
ート体搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シート体搬送装置には、写真感光材料
(例えば、X線フイルム等)やグラフィックアーツフイ
ルムのシート体のように、積層収納されているサプライ
マガジンからシート体を1枚ずつ取り出し、該シート体
を次工程(例えば、露光、現像等)へ搬送するために、
通常、真空源に接続された吸着盤が使用されている。こ
の積層収納されたシート体を吸着盤によって1枚ずつ枚
葉して自動現像装置等の次工程へ送り込んだ時、このシ
ート体の後端がサプライマガジン内に残って吸着盤が次
のシート体の吸引動作に入れないため、前記シート体を
一旦シート体枚葉装置の搬送路中の吸着盤の動作に支障
のない位置に送り込んで待機状態に保持しておくことに
より、自動現像装置等の次工程へ高速で連続して搬出す
ることができる。
【0003】また、シート体の吸着面は損傷しやすいの
で、支持体の片面に感光層を有する感光材料の場合には
その感光層を下側にしてサプライマガジン内に積層収納
している。このように積層されたシート体では、自動現
像装置の機種によってシート体の表裏を搬送路の途中で
反転させて感光層を上側にしなければならないこともあ
る。
【0004】そこで、本出願人は、図6に示すように、
正逆回転可能なドラム14の外周面に第1ベルト状搬送
系18と第2ベルト状搬送系22を設け、ドラム14に
シート体Sを巻き付け保持することによって該シート体
Sを次工程へ搬出する前に待機状態とすることができ、
高速かつ連続して自動現像装置等の次工程へ搬出するこ
とを可能とし、さらに表裏を反転させて搬出するシート
体搬送装置を提案している(特開平4−197941号
公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のシー
ト体搬送装置では、シート体Sの始端がドラム14と第
1ベルト状搬送系18の間(接点A)から第2ベルト状
搬送系22側に送られる際、このシート体Sの始端が前
記第2ベルト状搬送系22を構成する各ベルト46に接
触する。その際、ベルト46とシート体Sの始端との摩
擦係数およびシート体Sのベルト46への突入角度によ
っては、シート体Sの始端が各ベルト46に当接したま
ま滑らない場合がある。
【0006】すなわち、図7〜図10に示すように、シ
ート体Sの始端がベルト46と一体的に滑らないと、シ
ート体Sの始端側が湾曲状に変形してしまい、このシー
ト体Sが、接点Aで第1ベルト状搬送系18を構成する
各ベルト38により押し付けられる(図8および図9参
照)。従って、該シート体Sには、各ベルト38の押圧
跡によるカブリ等が発生するおそれがある。
【0007】さらに、搬送が続けられると、図9中、点
Pの位置でベルト46とシート体Sは一体的に滑り始め
るが、ドラム14の搬送が速いと撓みが残ったままシー
ト体Sの始端がドラム14と第2ベルト状搬送系22の
間(接点B)に入り込み、接点Aと接点Bの間でこのシ
ート体Sが前記ドラム14から浮いてしまう(図10参
照)。これにより、シート体Sは、接点Aで常時各ベル
ト38により押し付けられた状態で搬送され、このシー
ト体Sに搬送方向に延在してカブリ等が発生する場合が
ある。
【0008】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、正逆回転可能なドラムによりシート体を一旦反転
させて待機状態とした後に搬送することによってシート
体を高速で連続的に次工程へ搬出し、かつ第1ベルト状
搬送系と第2ベルト状搬送系の間で前記シート体を円滑
に搬送することが可能なシート体搬送装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、搬入口に送り込まれたシート体を反転
させた後に搬出口から搬出するためのシート体搬送装置
であって、積層された前記シート体を1枚ずつ送り出す
シート体送り出し機構と、正逆回転可能なドラムと、前
記ドラムの外周面に所定の周長にわたって配設されると
ともに前記搬入口を形成し、前記シート体送り出し機構
により該搬入口から送り込まれたシート体を前記ドラム
と共働して一方向に搬送する第1ベルト状搬送系と、前
記ドラムの外周面に前記第1ベルト状搬送系から離間し
かつ所定の周長にわたって配設されるとともに前記搬出
口を形成し、該第1ベルト状搬送系から前記シート体全
体が搬送された後に前記ドラムと共働して該シート体を
前記一方向とは反対の他方向に搬送することにより、前
記シート体を反転させて該搬出口から搬出する第2ベル
ト状搬送系と、前記シート体を、前記第1ベルト状搬送
系と前記ドラムの間から前記第2ベルト状搬送系と前記
ドラムの間に円滑に案内するための第1ガイド手段と、
を備えることを特徴とする。
【0010】さらに、本発明は、前記第1ガイド手段
が、前記第2ベルト状搬送系側に配置され、前記第1ベ
ルト状搬送系と前記ドラムの間から導出されて前記第2
ベルト状搬送系に当接した前記シート体を外周面で案内
するフランジ部を有したガイドローラからなることを特
徴とする。
【0011】さらに、本発明は、前記シート体を、前記
第2ベルト状搬送系と前記ドラムの間からシート搬入口
を形成する前記第1ベルト状搬送系と前記ドラムの間に
円滑に案内するための第2ガイド手段を備えることを特
徴とする。
【0012】さらにまた、本発明は、前記第2ガイド手
段が、前記第1ベルト状搬送系側に配置され、前記第2
ベルト状搬送系と前記ドラムの間から導出されて前記第
1ベルト状搬送系に当接した前記シート体を外周面で案
内するフランジ部を有したガイドローラからなることを
特徴とする。
【0013】
【作用】上記の本発明に係るシート体搬送装置では、搬
入口からドラムと第1ベルト状搬送系の間に送り込まれ
たシート体が、このドラムと第1ベルト状搬送系の間か
ら第2ベルト状搬送系と前記ドラムの間に搬送される。
その際、シート体は、第1ガイド手段の案内作用下に第
2ベルト状搬送系とドラムの間に円滑に搬送される。こ
れによって、第1ベルト状搬送系と第2ベルト状搬送系
の間におけるシート体の受け渡し作業が円滑に遂行され
て、このシート体が湾曲状に変形することがない。
【0014】さらに、第1ガイド手段がガイドローラを
備えている場合は、シート体の始端が第2ベルト状搬送
系に当接すると、この第2ベルト状搬送系のベルトは撓
みながらシート体の始端をガイドローラまで搬送する。
ガイドローラまで送られたシート体の始端がガイドロー
ラを構成するフランジ部の外周面に接し、このガイドロ
ーラが回転するか、このシート体の始端がフランジ部の
外周面を滑るかし、シート体を前記第2ベルト状搬送系
とドラムの間に円滑かつ確実に案内することが可能にな
る。
【0015】さらにまた、シート体が長尺な場合には、
第2ガイド手段によりこのシート体を第2ベルト状搬送
系とドラムの間から第1ベルト状搬送系とドラムの間に
円滑に搬送することができ、また、この第2ガイド手段
がガイドローラを備えていれば、該シート体を一層確実
に案内することが可能になる。
【0016】
【実施例】本発明に係るシート体搬送装置について実施
例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
【0017】図1において、参照数字10は、第1の実
施例に係るシート体搬送装置を示す。シート体搬送装置
10は、積層されているシート体Sを順次吸着保持して
送り出す吸着機構(シート体送り出し機構)12と、正
逆回転可能なドラム14と、このドラム14の外周面に
所定の周長にわたって配設されるとともに搬入口16を
形成する第1ベルト状搬送系18と、前記ドラム14の
外周面にこの第1ベルト状搬送系18から離間しかつ所
定の周長にわたって配設されるとともに搬出口20を形
成する第2ベルト状搬送系22と、前記シート体Sをこ
の第1ベルト状搬送系18と前記ドラム14の間から前
記第2ベルト状搬送系22と該ドラム14の間に円滑に
案内するための第1ガイド手段24とを備える。
【0018】吸着機構12は、図示しないサプライマガ
ジンに積層されているシート体Sを吸着保持するための
吸着盤26と、この吸着盤26に吸着保持されているシ
ート体Sをサプライマガジンから搬入口16側に移送す
るための移送手段28とを備える。
【0019】ドラム14は、円筒形状を有しており、そ
の表面は平滑に処理されている。このドラム14の円周
方向の長さは、好ましくは搬送されるシート体Sの長さ
の1倍以上であるが、必ずしも限定されるものではな
い。ドラム14の下方には、正回転および逆回転可能な
回転駆動源30が配設され、このドラム14とこの回転
駆動源30のそれぞれに配設されたプーリ32a、32
bにベルト34が掛け渡される。
【0020】第1ベルト状搬送系18は、ドラム14の
外周面一方に配設される複数のローラ36a〜36d
と、このローラ36a〜36d間に張設され所定の幅員
を有して前記ドラム14の外周面に摺接する複数のベル
ト38とを備える。この第1ベルト状搬送系18を構成
するローラ36dと吸着機構12側に配設されたローラ
40とに、サブベルト42が架け渡される。
【0021】第2ベルト状搬送系22は、ドラム14の
外周面他方に配設される複数のローラ44a〜44d
と、このローラ44a〜44d間に張設され所定の幅員
を有して前記ドラム14の外周面に摺接する複数のベル
ト46とを備える。
【0022】搬入口16は、第1ベルト状搬送系18と
ドラム14のシート体Sの搬送方向上流側近傍に形成さ
れ、この搬入口16に近接してシート体Sが進入するこ
とを検出するための第1検出器48が配設される。この
第1検出器48は、一端を支持されて揺動自在なアーム
50の他端に支持されるローラを備えており、この第1
検出器48がドラム14の外周面に当接している。
【0023】第2ベルト状搬送系22とドラム14のシ
ート体Sの搬送方向下流側近傍に搬出口20が形成さ
れ、この搬出口20に近接する位置には、第1検出器4
8と同様な第2検出器52がアーム54を介して揺動自
在に配設される。この搬出口20の近傍に複数のガイド
板56a〜56cとローラ58a、58bが配設され、
シート体S、例えば、写真感光材料を図示しない自動現
像装置に案内する。
【0024】第1ガイド手段24は、図1および図2に
示すように、支軸60に対して回転自在に、あるいは一
体的に装着される複数のガイドローラ62を備える。ガ
イドローラ62は、例えば、ゴム、合成樹脂または金属
等で形成される。各ガイドローラ62は、第2ベルト状
搬送系22を構成する各ベルト46に対応して配置され
ており、前記ベルト46の幅寸法よりも長尺でかつこの
ベルト46の内方に配置される本体部64と、この本体
部64の両端に設けられ前記ベルト46に外力が負荷さ
れない状態で(図3中、二点鎖線参照)、該ベルト46
の搬送面上に略一致する接線を有する大径なフランジ部
66、66とを備える。
【0025】次に、このように構成される第1の実施例
に係るシート体搬送装置10の動作について説明する。
【0026】先ず、吸着機構12を構成する吸着盤26
によりサプライマガジン(図示せず)内に積層されてい
る複数のシート体Sの中、最上位のシート体Sが吸着保
持される。そして、吸着盤26に吸着保持されているシ
ート体Sが移送手段28を介してサブベルト42上に送
り出された後、前記吸着盤26による該シート体Sの吸
着作用が解除される。
【0027】一方、ドラム14は、回転駆動源30の作
用下に矢印a方向に回転しており、サブベルト42上の
シート体Sは、このサブベルト42の搬送作用下にその
始端が搬入口16から第1ベルト状搬送系18と前記ド
ラム14の間に導入される。ここで、第1検出器48に
よりシート体Sの進入が検出される。
【0028】シート体Sは、ドラム14および第1ベル
ト状搬送系18に挟持されて矢印a方向(一方向)に搬
送され、その始端が前記ドラム14と前記第1ベルト状
搬送系18の接点Aから第2ベルト状搬送系22側に導
出される。このため、図3に示すように、シート体Sの
始端は、第2ベルト状搬送系22を構成する各ベルト4
6に接触する(二点鎖線の位置から実線の位置)。
【0029】その際、第1の実施例では、各ベルト46
に対応して第1ガイド手段24を構成するガイドローラ
62が配置されている。そして、シート体Sにより各ベ
ルト46が内方に押圧されると、ガイドローラ62の本
体部64よりも大径なフランジ部66は、前記ベルト4
6の搬送面よりドラム14側にその端面を突出させると
同時に、シート体Sの始端が各ベルト46に保持された
まま搬送方向に移動すると、ベルト46に接触したシー
ト体Sの始端は、このベルト46に案内されてガイドロ
ーラ62の各フランジ部66の外周面に接する。シート
体Sの始端が接したフランジ部66は、シート体Sに押
されて回転し、シート体Sの始端を第2ベルト状搬送系
22と前記ドラム14の間(接点B)に円滑に進入させ
ることができる。
【0030】また、フランジ部66とシート体Sの始端
との摩擦係数が、ベルト46とシート体Sの始端との摩
擦係数よりも小さければ、ガイドローラ62が回転しな
くてもシート体Sはフランジ部66の外周面を滑って第
2ベルト状搬送系22と前記ドラム14の間(接点B)
に円滑に進入することができる(図4参照)。
【0031】具体的には、ガイドローラ62が平滑な金
属や合成樹脂等で形成されている場合には、このガイド
ローラ62を回転させる必要がなく、一方、ガイドロー
ラ62がゴム等で形成されている場合には、該ガイドロ
ーラ62を回転させることが好ましい。
【0032】このように、第1の実施例では、ドラム1
4と第1ベルト状搬送系18の接点Aから導出されたシ
ート体Sの始端が、第1ガイド手段24を構成する各ガ
イドローラ62のフランジ部66に沿って円滑に案内さ
れてドラム14と第2ベルト状搬送系22の間(接点
B)に確実に進入する。このため、シート体Sは、ベル
ト46に当接した状態で湾曲状に変形することがなく、
しかも、接点Aと接点Bの間でドラム14から浮くこと
もない。
【0033】これによって、シート体Sは、接点Aで各
ベルト38により押し付けられることを回避し、このシ
ート体Sにカブリ等が発生することを有効に阻止するこ
とができるという効果が得られる。さらに、第1ガイド
手段24として、各ベルト46に対応してガイドローラ
62を配置するだけであり、第1ガイド手段24自体の
構成が容易に簡素化される。
【0034】さらに、この方法では、第1ガイド手段2
4がベルト46の内側に設けられているため、シート体
Sの搬送への悪影響は全くない。すなわち、第1ベルト
状搬送系18から第2ベルト状搬送系22へのシート体
Sの受け渡しの際やドラム14を逆回転させて次工程へ
移送する際の障害にならず、ジャミング等のトラブルに
ついても考慮する必要がないという利点がある。
【0035】ところで、シート体Sの始端が接点Aから
接点Bに移ると、このシート体Sは、第1ベルト状搬送
系18の他、第2ベルト状搬送系22を介して矢印a方
向に搬送される。次いで、シート体Sの終端が第1検出
器48および第2検出器52を通過すると、回転駆動源
30が逆方向に駆動され、ドラム14が矢印b方向に回
転される。このため、シート体Sは、搬出口20からガ
イド板56a〜56cおよびローラ58a、58bを介
して図示しない自動現像装置に送られる。すなわち、シ
ート体Sは、搬入口16に送り込まれた後に反転されて
搬出口20から送り出されることになる。
【0036】なお、第1の実施例では、接点Aから導出
されるシート体Sの始端を接点Bに案内するために第1
ガイド手段24を設けているが、このシート体Sの搬送
方向の長さが相当に長尺であれば、この第1ガイド手段
24に加え、第2ベルト状搬送系22とドラム14の他
方の接点Eから導出されるシート体Sの始端を第1ベル
ト状搬送系18と前記ドラム14の他方の接点Fに導く
べく、ベルト38に対応して第2ガイド手段24aを設
けてもよい。この第2ガイド手段24aは、上記した第
1ガイド手段24と同様に構成されるものである。
【0037】次に、図5には、第2の実施例に係るシー
ト体搬送装置を構成する第1ガイド手段70が示されて
いる。この第1ガイド手段70は、ドラム14と第1ベ
ルト状搬送系18を構成するベルト38の接点Aの近傍
に配置されるガイド板72を備える。このガイド板72
は、ドラム14との間に所定の間隙を画成して円弧状に
湾曲しており、接点Aから導出されるシート体Sの始端
を第2ベルト状搬送系22を構成するベルト46と前記
ドラム14の接点B方向に案内する機能を有する。
【0038】そして、シート体Sのベルト46への突入
角度は、シート体Sの始端とベルト46との滑りおよび
シート体Sの搬送速度により決定すればよく、ドラム1
4とベルト46の接点Bへ直接導入する形状は不要であ
る。
【0039】この第1ガイド手段70では、接点Aから
導出されたシート体Sの始端がガイド板72に沿って接
点B方向に円滑に案内される。従って、第1の実施例に
係る第1ガイド手段24と同様の効果を有する他、構成
が一層簡素化するという利点が得られる。
【0040】なお、第1ガイド手段70とガイドローラ
62のフランジ部66は、シート体Sと直接当接するた
め、平滑に加工され、かつテフロン加工等の処理が施さ
れているほうが、シート体Sの滑りや傷に対してより好
ましい。
【0041】
【発明の効果】本発明に係るシート体搬送装置では、以
下のような効果乃至利点が得られる。
【0042】搬入口からドラムと第1ベルト状搬送系の
間に送り込まれたシート体は、第1ガイド手段の案内作
用下にこのドラムと第1ベルト状搬送系の間から第2ベ
ルト状搬送系と前記ドラムの間に円滑に搬送される。こ
のため、シート体が第2ベルト状搬送系に当接して湾曲
状に変形することがなく、第1ベルト状搬送系と第2ベ
ルト状搬送系の間におけるシート体の受け渡し作業が円
滑に遂行されるとともに、このシート体にカブリ等が発
生することを確実に阻止することができる。
【0043】さらに、シート体の始端が第2ベルト状搬
送系に当接した後、ガイドローラを構成するフランジ部
の外周面に前記シート体が接して該シート体を前記第2
ベルト状搬送系とドラムの間に円滑かつ確実に案内する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るシート体搬送装置
の概略構成図である。
【図2】前記シート体搬送装置を構成する第1ガイド手
段の一部平面図である。
【図3】前記第1ガイド手段の動作説明図であり、シー
ト体の始端がベルトに当接した状態の説明図である。
【図4】前記第1ガイド手段の動作説明図であり、前記
シート体が該第1ガイド手段に案内される状態の説明図
である。
【図5】本発明の第2の実施例に係るシート体搬送装置
を構成する第1ガイド手段の概略構成図である。
【図6】従来技術に係るシート体搬送装置の概略説明図
である。
【図7】前記従来のシート体搬送装置の動作説明図であ
る。
【図8】前記従来のシート体搬送装置の動作説明図であ
る。
【図9】前記従来のシート体搬送装置の動作説明図であ
る。
【図10】前記従来のシート体搬送装置の動作説明図で
ある。
【符号の説明】
10…シート体搬送装置 12…吸着機構 14…ドラム 16…搬入口 18、22…ベルト状搬送系 20…搬出口 24、70…第1ガイド手段 30…回転駆動源 38、46…ベルト 62…ガイドロー
ラ 64…本体部 66…フランジ部 72…ガイド板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬入口に送り込まれたシート体を反転させ
    た後に搬出口から搬出するためのシート体搬送装置であ
    って、 積層された前記シート体を1枚ずつ送り出すシート体送
    り出し機構と、 正逆回転可能なドラムと、 前記ドラムの外周面に所定の周長にわたって配設される
    とともに前記搬入口を形成し、前記シート体送り出し機
    構により該搬入口から送り込まれたシート体を前記ドラ
    ムと共働して一方向に搬送する第1ベルト状搬送系と、 前記ドラムの外周面に前記第1ベルト状搬送系から離間
    しかつ所定の周長にわたって配設されるとともに前記搬
    出口を形成し、該第1ベルト状搬送系から前記シート体
    全体が搬送された後に前記ドラムと共働して該シート体
    を前記一方向とは反対の他方向に搬送することにより、
    前記シート体を反転させて該搬出口から搬出する第2ベ
    ルト状搬送系と、 前記シート体を、前記第1ベルト状搬送系と前記ドラム
    の間から前記第2ベルト状搬送系と前記ドラムの間に円
    滑に案内するための第1ガイド手段と、 を備えることを特徴とするシート体搬送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシート体搬送装置におい
    て、前記第1ガイド手段は、前記第2ベルト状搬送系側
    に配置され、前記第1ベルト状搬送系と前記ドラムの間
    から導出されて前記第2ベルト状搬送系に当接した前記
    シート体を外周面で案内するフランジ部を有したガイド
    ローラからなることを特徴とするシート体搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のシート体搬送装置
    において、前記シート体を、前記第2ベルト状搬送系と
    前記ドラムの間からシート搬入口を形成する前記第1ベ
    ルト状搬送系と前記ドラムの間に円滑に案内するための
    第2ガイド手段を備えることを特徴とするシート体搬送
    装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のシート体搬送装置におい
    て、前記第2ガイド手段は、前記第1ベルト状搬送系側
    に配置され、前記第2ベルト状搬送系と前記ドラムの間
    から導出されて前記第1ベルト状搬送系に当接した前記
    シート体を外周面で案内するフランジ部を有したガイド
    ローラからなることを特徴とするシート体搬送装置。
JP8681595A 1995-04-12 1995-04-12 シート体搬送装置 Pending JPH08286351A (ja)

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JP8681595A JPH08286351A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 シート体搬送装置

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JP8681595A JPH08286351A (ja) 1995-04-12 1995-04-12 シート体搬送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105805A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Ricoh Co Ltd シート搬送装置および画像形成装置

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JP2008105805A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Ricoh Co Ltd シート搬送装置および画像形成装置

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