JPH08284711A - 原動機制御装置 - Google Patents

原動機制御装置

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Publication number
JPH08284711A
JPH08284711A JP7110143A JP11014395A JPH08284711A JP H08284711 A JPH08284711 A JP H08284711A JP 7110143 A JP7110143 A JP 7110143A JP 11014395 A JP11014395 A JP 11014395A JP H08284711 A JPH08284711 A JP H08284711A
Authority
JP
Japan
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pulse signal
drive pulse
signal
prime mover
stepping motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP7110143A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Onoe
裕 尾上
Youichi Furuwatari
陽一 古渡
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08284711A publication Critical patent/JPH08284711A/ja
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原動機の始動時に駆動パルス信号のパルス数
算定(演算処理)を正確に行い、その後の回転数制御を
安定させて実行できるようにする。 【構成】 エンジンの始動時にステップ2でガバナ角セ
ンサ9から出力される検出信号の検出値Vを読込み、ス
テップ3で検出値Vがアイドル位置の電圧値Viより大
きいか否かを判定し、「YES」と判定したときにはス
テップ11に移ってガバナレバー3を減速方向に駆動す
べくステッピングモータ7に駆動パルス信号を出力す
る。そして、ステップ13で検出値Vが電圧値Vi に一
致した時点から一定時間T0 が経過し、この間に一定の
パルス数をもった駆動パルス信号をステッピングモータ
7に出力したときを仮想アイドル位置とし、このときの
検出値Vと駆動パルス信号のパルス数とからアイドル位
置でのパルス数を算定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル等
の建設機械に設けられ、原動機の回転数を制御するのに
好適に用いられる原動機制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械にあ
っては、ディーゼルエンジン等からなる原動機と、該原
動機に付設され、ガバナレバーの回動角に応じて該原動
機の回転数を増減させるガバナと、該ガバナのガバナレ
バーを回動させるステッピングモータと、前記ガバナレ
バーの回動角を検出し検出信号を出力する回動角検出手
段と、前記原動機の目標回転数を指令する回転数指令手
段と、該回転数指令手段からの指令信号と前記回動角検
出手段からの検出信号とに基づいて、前記ステッピング
モータに駆動パルス信号を出力し該ステッピングモータ
を駆動制御するコントローラとからなる原動機制御装置
が設けられている。
【0003】この種の従来技術による原動機制御装置で
は、例えば原動機の始動時等に基準位置(原動機のアイ
ドル位置)に該当する駆動パルス信号のパルス数を演算
し、その後は回転数指令手段からの指令信号に基づいて
駆動パルス信号のパルス数を増減させることにより、原
動機の回転数が目標回転数に対応した回転数となるよう
に原動機制御を行っている。
【0004】即ち、原動機を始動する場合には、オペレ
ータが原動機の始動スイッチを閉成(ON)操作したと
きに、まず電源からの電圧をコントローラを介してステ
ッピングモータに投入することにより、該ステッピング
モータでガバナレバーを初期位置から最高回転数位置
(フル位置)側に向けて回動すると共に、原動機のスタ
ータにも給電を行い、該スタータによって原動機を起動
させる。
【0005】そして、このときにガバナレバーは前記初
期位置から基準位置(原動機のアイドル位置)を越えて
さらにフル位置に向け一定時間だけ回動されるから、こ
の間にコントローラからステッピングモータに出力され
る駆動パルス信号のパルス数を係数すると共に、回動角
検出手段から出力されるガバナレバーの回動角に対応し
た検出信号の信号値を取込み、この駆動パルス信号のパ
ルス数と検出信号の信号値とに基づき前記基準位置にお
ける駆動パルス信号のパルス数を演算(算定)する。
【0006】次に、この状態でオペレータが燃料レバー
(スロットルレバー)、ダイヤルやアップダウンスイッ
チ等の回転数指令手段を操作して原動機の目標回転数を
指令すると、このときの指令信号に基づいた駆動パルス
信号(前記基準位置に対して比例的にパルス数を増減さ
せた駆動パルス信号)をコントローラからステッピング
モータに出力する。
【0007】そして、ステッピングモータは駆動パルス
信号のパルス数に応じて正,逆転することによりガバナ
レバーを増速,減速方向に回動し、これによって原動機
の回転数を前記目標回転数に対応した回転数まで増減さ
せ、遠隔操作による原動機の回転数制御を行うようにし
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、原動機の始動時等に基準位置(原動機のア
イドル位置)に該当する駆動パルス信号のパルス数を演
算(算定)する場合に、ステッピングモータによりガバ
ナレバーを初期位置から最高回転数位置(フル位置)側
に向けて増速方向に回動し、このときに該ガバナレバー
を前記初期位置から基準位置(原動機のアイドル位置)
を越えてさらにフル位置に向け一定時間だけ回動するこ
とを前提条件にしている。
【0009】しかし、従来技術では、例えばステッピン
グモータの脱調等が原因となって、原動機の始動時にお
ける前記ガバナレバーの初期位置が基準位置よりも高い
回転数位置になってしまうことがあり、この場合にはガ
バナレバーを初期位置から基準位置(アイドル位置)を
通過して一定時間だけ増速方向に回動するという前提条
件を満たし得なくなるために、前記基準位置に該当する
駆動パルス信号のパルス数を正確に演算できないという
問題がある。
【0010】そして、従来技術にあっては、原動機の始
動時に前提条件を満たしえない状態が発生すると、例え
ば前記ガバナレバーの初期位置をそのまま基準位置(初
期位置=基準位置)と仮設定(仮決め)することによっ
て、その後の回転数制御を実行するようにしており、原
動機の回転数制御を安定させて正確に行うことが難しい
という問題がある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は原動機の始動時等に行う駆動パ
ルス信号のパルス数算定(演算処理)を正確に実施する
ことができ、その後の回転数制御を遠隔操作により安定
させて実行できると共に、信頼性や安全性を確実に向上
できるようにした原動機制御装置を提供することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、原動機と、該原動機に付設され、ガバ
ナレバーの回動角に応じて該原動機の回転数を増減させ
るガバナと、該ガバナのガバナレバーを回動させるステ
ッピングモータと、前記ガバナレバーの回動角を検出し
検出信号を出力する回動角検出手段と、前記原動機の目
標回転数を指令する回転数指令手段と、該回転数指令手
段からの指令信号と前記回動角検出手段からの検出信号
とに基づいて、前記ステッピングモータに駆動パルス信
号を出力し該ステッピングモータを駆動制御するコント
ローラとからなる原動機制御装置に適用される。
【0013】そして、請求項1に記載の発明は、前記コ
ントローラに、原動機の始動時に前記回動角検出手段か
ら出力される検出信号が予め決めた判定値よりも大きい
か否かを判定する始動時判定手段と、該始動時判定手段
で前記検出信号が判定値よりも大きいと判定したとき
に、前記ガバナレバーの回動角を減少させるように前記
ステッピングモータに駆動パルス信号を出力し、前記原
動機の基準回転数位置となる前記駆動パルス信号のパル
ス数を算定する第1の基準位置算定手段と、前記始動時
判定手段で検出信号が判定値よりも小さいと判定したと
きに、前記ガバナレバーの回動角を増加させるように前
記ステッピングモータに駆動パルス信号を出力し、前記
原動機の基準回転数位置となる前記駆動パルス信号のパ
ルス数を算定する第2の基準位置算定手段とを設けたこ
とを特徴としてなる構成を採用している。
【0014】この場合、請求項2に記載の発明のよう
に、前記第1,第2の基準位置算定手段は、前記ステッ
ピングモータに駆動パルス信号を出力して前記回動角検
出手段からの検出信号が判定値と一致した後に、さらに
一定時間だけ前記ステッピングモータに駆動パルス信号
を出力することにより、このときの前記検出信号の信号
値とこの間に出力された駆動パルス信号のパルス数とに
基づき前記基準回転数位置に該当する駆動パルス信号の
パルス数を算定する構成とするのが好ましい。
【0015】また、請求項3に記載の発明のように、前
記基準回転数位置を原動機のアイドル位置とし、前記検
出信号の判定値は、前記原動機がアイドル位置となった
ときに前記回動角検出手段から出力される検出信号の信
号値として予め設定する構成とするのがよい。
【0016】
【作用】上記構成により、請求項1に記載の発明では、
始動時判定手段で回動角検出手段からの検出信号が判定
値よりも大きいと判定したときに、ガバナレバーの回動
角を減少させるようにステッピングモータに駆動パルス
信号を出力することによって、原動機の基準回転数位置
に該当する駆動パルス信号のパルス数を第1の基準位置
算定手段で算定することができる。また、前記始動時判
定手段で検出信号が判定値よりも小さいと判定したとき
には、前記ガバナレバーの回動角を増加させるようにス
テッピングモータに駆動パルス信号を出力することによ
って、第2の基準位置算定手段で前記原動機の基準回転
数位置となる駆動パルス信号のパルス数を算定すること
ができる。
【0017】この場合、請求項2に記載の発明のよう
に、第1の基準位置算定手段ではガバナレバーの回動角
を減少させるようにステッピングモータに減速方向の駆
動パルス信号を出力することによって、回動角検出手段
からの検出信号が判定値と一致した時点を取出すことが
でき、この時点からさらに一定時間だけステッピングモ
ータに減速方向の駆動パルス信号を出力することによ
り、このときの前記検出信号の信号値とこの間に出力さ
れた駆動パルス信号のパルス数とに基づいて前記基準回
転数位置に該当する駆動パルス信号のパルス数を算定で
きる。
【0018】また、第2の基準位置算定手段ではガバナ
レバーの回動角を増加させるようにステッピングモータ
に増速方向の駆動パルス信号を出力することによって、
回動角検出手段からの検出信号が判定値と一致した時点
を取出すことができ、この時点からさらに一定時間だけ
ステッピングモータに増速方向の駆動パルス信号を出力
することにより、このときの前記検出信号の信号値とこ
の間に出力された駆動パルス信号のパルス数とに基づい
て前記基準回転数位置に該当する駆動パルス信号のパル
ス数を算定できる。
【0019】さらに、請求項3に記載の発明のように、
前記基準回転数位置を原動機のアイドル位置とし、前記
検出信号の判定値を、前記原動機がアイドル位置となっ
たときに前記回動角検出手段から出力される検出信号の
信号値として予め設定することにより、原動機の始動時
における検出信号の信号値(初期位置の信号値)がアイ
ドル位置の信号値(判定値)よりも大きい場合でも、ま
た小さい場合でも、原動機のアイドル位置に該当する駆
動パルス信号のパルス数を正確に算定することができ
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例による原動機制御装置
を図1ないし図5に基づいて説明する。
【0021】図において、1は油圧ショベル等の建設機
械に搭載される原動機としてのディーゼルエンジン(以
下、エンジン1という)、2は該エンジン1に付設され
たガバナを示し、該ガバナ2には図1に示すように、支
軸3Aを中心にして増速H方向または減速L方向に回動
されるガバナレバー3と、該ガバナレバー3の回動範囲
を規制する上限ストッパ4,下限ストッパ5とが設けら
れている。
【0022】ここで、該ガバナ2はガバナレバー3が後
述のステッピングモータ7で増速H方向または減速L方
向に回動されることにより、ガバナレバー3の回動角に
応じてエンジン1の回転数を増加または減少させる。そ
して、ガバナレバー3が上限ストッパ4に当接したとき
に、ガバナ2はエンジン1の回転数を最高回転数(フル
回転数)に設定し、ガバナレバー3が下限ストッパ5に
当接したときに、エンジン1の回転数を最低回転数(例
えばアイドル回転数よりも低い回転数が零の位置)に設
定する。
【0023】6はガバナレバー3を下限ストッパ5側に
向けて常時付勢した付勢手段としてのばねを示し、該ば
ね6はステッピングモータ7の保持力よりも小さいばね
力をもってガバナレバー3を減速L方向に向けて付勢
し、例えばエンジン1の停止時等にステッピングモータ
7の保持力が失われると、ガバナレバー3を下限ストッ
パ5に当接する位置までばね力によって移動させるもの
である。
【0024】7はガバナレバー3を回動させるステッピ
ングモータを示し、該ステッピングモータ7の出力軸に
は回動レバー7Aが一体的に取付けられ、該回動レバー
7Aはリンク8を介してガバナレバー3に連結されてい
る。そして、該ステッピングモータ7は後述のコントロ
ーラ12から駆動パルス信号(パルス信号)が出力され
ることにより、駆動パルス信号のパルス数に応じて正転
または逆転し、リンク8を介してガバナレバー3を増速
H方向または減速L方向に回動させるものである。
【0025】ここで、ステッピングモータ7は外部から
の給電により駆動パルス信号のパルス数に応じて回転
し、駆動パルス信号の出力が停止したときにも電圧が印
加(給電)されている間は一定の保持力(停止トルク)
をもってガバナレバー3を任意の回動位置に停止させ、
その回動位置を保持するものである。そして、エンジン
1の停止時等に電圧の印加(給電)が遮断されたとき
に、ステッピングモータ7は前記保持力が失われ、ガバ
ナレバー3がばね6によって下限ストッパ5の位置まで
移動されるのを許すようになっている。
【0026】また、ステッピングモータ7はコントロー
ラ12からの駆動パルス信号によって、通常時では前記
ばね6のばね力よりも大きな回転力(回転トルク)をも
って回転するが、このときの回転トルクは停止時の保持
力(停止トルク)よりも小さなトルクになるという特性
を持っている。そして、ステッピングモータ7の回転途
中でバッテリ(図示せず)等から給電される電圧レベル
が低下したときには、電圧レベルの低下によってステッ
ピングモータ7の回転力(回転トルク)も低下し、この
ときの回転力がばね6のばね力よりも小さくなると、ス
テッピングモータ7は外力(ばね6)によって前記駆動
パルス信号に追従した回転ができずに、ばね力で強制回
転されるようになり、所謂脱調状態となってしまう。
【0027】なお、ステッピングモータ7はガバナレバ
ー3が上限ストッパ4または下限ストッパ5に強く衝突
したとき等にも、外部からの衝撃によってステッピング
モータ7が脱調状態になることがある。
【0028】9はガバナレバー3の回動角を検出する回
動角検出手段としてのガバナ角センサを示し、該ガバナ
角センサ9は例えばポテンショメータ等によって構成さ
れ、その検出レバー9Aがガバナレバー3およびステッ
ピングモータ7の回動レバー7Aにリンク8等を介して
連結されている。そして、該ガバナ角センサ9はガバナ
レバー3の回動角を検出し、このときの検出信号(電圧
信号)を検出値Vの信号値としてコントローラ12に出
力するものである。
【0029】ここで、ガバナ角センサ9からの検出値V
とガバナレバー3の回動角とは予め決められた一定の関
係(例えば比例関係)を有するように設定され、エンジ
ン1の基準回転数位置となるアイドル位置では、ガバナ
角センサ9からの検出値Vが一定の電圧値Vi (例えば
2.5ボルト程度)となるように予め初期設定されてい
る。
【0030】10はエンジン1の回転数を外部から遠隔
操作によって指令する回転数指令手段としての指令装置
を示し、該指令装置10は建設機械の運転室(図示せ
ず)内に設けられた、例えば燃料レバー(スロットルレ
バー)、ダイヤルまたはアップダウンスイッチ等により
構成されている。そして、該指令装置10は運転者の手
動操作等により操作量に応じた回転数の指令信号をコン
トローラ12に出力し、これによってエンジン1の目標
回転数を指令するものである。
【0031】11はエンジン1を始動させる始動スイッ
チを示し、該始動スイッチ11はエンジン1の始動時等
に運転者によって手動で閉成操作され、前記バッテリか
らの電圧をスタータ(図示せず)に給電することによっ
てエンジン1を起動(始動)させるものである。
【0032】12はマイクロコンピュータ等によって構
成されたコントローラを示し、該コントローラ12はそ
の入力側がガバナ角センサ9、指令装置10および始動
スイッチ11等に接続され、出力側がステッピングモー
タ7等に接続されている。そして、コントローラ12は
記憶回路(図示せず)内に図2および図3に示すプログ
ラム等を格納し、後述のアイドル位置算定処理を含むエ
ンジン1の回転数制御処理等を行うものである。
【0033】ここで、コントローラ12によるエンジン
1の回転数制御処理は、エンジン1のアイドル位置(基
準回転数位置)に該当する駆動パルス信号のパルス数を
算定した状態で、後述のステップ21により指令装置1
0からの指令信号を読込み、該指令信号の信号値(目標
回転数)を前記アイドル位置からのパルス数として換算
しつつ、このときのパルス数に相当する駆動パルス信号
をステッピングモータ7に出力することによって、エン
ジン1の回転数が目標回転数に対応した回転数となるよ
うにステッピングモータ7を駆動制御するものである。
【0034】また、コントローラ12の記憶回路にはそ
の記憶エリア12A内に、エンジン1がアイドル位置に
あるときにガバナ角センサ9から出力される判定値とし
ての電圧値Vi (2.5ボルト程度)、タイマTによる
一定時間T0 、および前記駆動パルス信号のパルス数を
係数するパルスカウンタ(図示せず)等が更新可能に格
納されている。
【0035】本実施例による原動機制御装置は上述の如
き構成を有するもので、次にコントローラ12によるア
イドル位置算定処理および回転数制御処理について図2
および図3を参照して説明する。
【0036】まず、処理動作がスタートすると、ステッ
プ1でエンジン1が始動されたか否かを判定し、「YE
S」と判定したときには運転者が始動スイッチ11を閉
成操作することにより、エンジン1を始動した場合であ
るから、ステップ2に移ってガバナ角センサ9から出力
される検出信号の検出値V(ガバナレバー3の回動角に
対応する)を読込む。
【0037】そして、次なるステップ3では検出値Vが
一定の電圧値Vi よりも大きいか否かを判定し、「N
O」と判定したときには検出値Vが電圧値Vi 以下とな
り、ガバナレバー3の回動角はエンジン1のアイドル位
置に対応する角度以下の回動角となっているから、ステ
ップ4に移ってガバナレバー3を増速H方向に駆動すべ
くステッピングモータ7に駆動パルス信号を出力し、該
ステッピングモータ7の回動レバー7Aを増速H方向に
回動させる。
【0038】次に、ステップ5では再びガバナ角センサ
9からの検出値Vを読込み、ステップ6に移ってこのと
きの検出値Vが電圧値Vi に一致したか否かを判定す
る。そして、ステップ6で「NO」と判定する間はステ
ップ4からステップ6に亘る処理を繰返し、ステップ6
で「YES」と判定したときにはステップ7に移ってタ
イマTをスタートさせると共に、ステップ8で前記ステ
ップ4と同様にステッピングモータ7に駆動パルス信号
を出力し、該ステッピングモータ7によってガバナレバ
ー3を増速H方向に駆動する。
【0039】そして、次なるステップ9ではタイマTが
一定時間T0 を計時したか否かを判定し、「YES」と
判定したときには前記ステップ6で検出値Vが電圧値V
i に一致した時点から一定時間T0 が経過し、この間に
一定のパルス数をもった駆動パルス信号がステッピング
モータ7に出力されることにより、ガバナレバー3が一
定時間T0 分だけ増速H方向に駆動され仮想アイドル位
置に達した状態であるから、ステップ10に移ってこの
仮想アイドル位置でのガバナ角センサ9の検出値Vを検
出値Vj として読込むと共に、仮想アイドル位置での駆
動パルス信号のパルス数Pj を読込む。
【0040】即ち、図4に示す特性線のように、エンジ
ン1の始動時における初期位置での検出値V(ステップ
2参照)を検出値V1 とし、このときの駆動パルス信号
のパルス数P1 を初期値とすると、ステップ4でガバナ
レバー3を増速H方向に駆動しつつ、ステップ6で検出
値Vがアイドル位置での電圧値Vi に一致した時点から
一定時間T0 が経過する間に、一定のパルス数(Pj −
Pi )をもった駆動パルス信号をステッピングモータ7
に出力することにより、ガバナレバー3はガバナ角セン
サ9の検出値Vが検出値Vj で、駆動パルス信号がパル
ス数Pj となった仮想アイドル位置に達したことにな
る。
【0041】そこで、図3に示すステップ19では仮想
アイドル位置での検出値Vj 、駆動パルス信号のパルス
数Pj およびアイドル位置での電圧値Vi から、エンジ
ン1のアイドル位置(基準回転数位置)における駆動パ
ルス信号のパルス数Pi を、図4に示す特性線からも明
らかなように、
【0042】
【数1】Pi =Pj −K(Vj −Vi ) 但し、K:定数 として算定、これを記憶エリア12Aに更新可能に記憶
する。
【0043】一方、図2に示すステップ3で「YES」
と判定したときには、エンジン1の始動時における初期
位置での検出値Vが、図5に例示する特性線のように検
出値V2 となって、エンジン1のアイドル時における一
定の電圧値Vi よりも大きい場合であるから、ステップ
11に移ってガバナレバー3を減速L方向に駆動すべく
ステッピングモータ7に駆動パルス信号を出力し、該ス
テッピングモータ7の回動レバー7Aを減速L方向に回
動させる。
【0044】次に、ステップ12では再びガバナ角セン
サ9からの検出値Vを読込み、ステップ13に移ってこ
のときの検出値Vがアイドル時の電圧値Vi に一致した
か否かを判定する。そして、ステップ13で「NO」と
判定する間はステップ11からステップ13に亘る処理
を繰返し、ステップ13で「YES」と判定したときに
は図3に示すステップ14に移ってタイマTをスタート
させると共に、ステップ15では前記ステップ11と同
様にステッピングモータ7に駆動パルス信号を出力する
ことにより、該ステッピングモータ7によりガバナレバ
ー3を減速L方向に駆動する。
【0045】そして、次なるステップ16ではタイマT
が一定時間T0 を計時したか否かを判定し、「YES」
と判定したときにはステップ13で検出値Vが電圧値V
i に一致した時点から一定時間T0 が経過し、この間に
一定のパルス数をもった駆動パルス信号がステッピング
モータ7に出力されることにより、ガバナレバー3が一
定時間T0 分だけ減速L方向に駆動され仮想アイドル位
置に達した状態であるから、ステップ17に移ってこの
仮想アイドル位置でのガバナ角センサ9の検出値Vを検
出値Vk として読込むと共に、仮想アイドル位置での駆
動パルス信号のパルス数Pk を読込む。
【0046】即ち、図5に示す特性線のように、エンジ
ン1の始動時における初期位置での検出値V(ステップ
2参照)を検出値V2 とし、このときの駆動パルス信号
のパルス数P2 を初期値とすると、ステップ11でガバ
ナレバー3を減速L方向に駆動しつつ、ステップ13で
検出値Vがアイドル位置での電圧値Vi に一致した時点
から一定時間T0 が経過する間に、一定のパルス数(P
k −Pi )をもった駆動パルス信号をステッピングモー
タ7に出力することにより、ガバナレバー3はガバナ角
センサ9の検出値Vが検出値Vk で、駆動パルス信号が
パルス数Pk となった仮想アイドル位置に達したことに
なる。
【0047】そこで、図3に示すステップ18では仮想
アイドル位置での検出値Vk 、駆動パルス信号のパルス
数Pk およびアイドル位置での電圧値Vi から、エンジ
ン1のアイドル位置(基準回転数位置)における駆動パ
ルス信号のパルス数Pi を、図5に示す特性線からも明
らかなように、
【0048】
【数2】Pi =Pk +K(Vk −Vi ) 但し、K:定数 として算定し、これを記憶エリア12Aに更新可能に記
憶する。
【0049】次に、ステップ20ではタイマTを零リセ
ットして停止させると共に、ステップ21に移って指令
装置10からの指令信号をエンジン1の目標回転数とし
て読込み、ステップ22ではこのときの目標回転数に基
づきエンジン1の回転数制御処理を実行する。
【0050】即ち、ステップ22によるエンジン1の回
転数制御処理では、前記ステップ18またはステップ1
9の処理で算定したエンジン1のアイドル位置(基準回
転数位置)に該当する駆動パルス信号のパルス数Pi を
基準として、前記ステップ21による指令信号の信号値
(目標回転数)を前記アイドル位置からのパルス数とし
て換算しつつ、このときのパルス数に相当する駆動パル
ス信号をステッピングモータ7に出力することによっ
て、エンジン1の回転数が目標回転数に対応した回転数
となるようにステッピングモータ7を駆動制御する。
【0051】そして、ステップ22による回転数制御処
理の途中でガバナレバー3が増速H方向に大きく回動さ
れ、ガバナレバー3が上限ストッパ4に当接したときに
は、このときの駆動パルス信号のパルス数をエンジン1
の最高回転数(フル回転数)に対応するパルス数として
記憶し、前記アイドル位置でのパルス数とフル回転数の
パルス数との間で目標回転数に対応した回転数制御を実
行する。
【0052】また、ステップ23では始動スイッチ11
等からの信号に基づきエンジン1が停止したか否かを判
定し、「NO」と判定する間はステップ21からステッ
プ22に亘る処理を繰返し、ステップ23で「YES」
と判定したときにはエンジン1を停止させる場合である
から、例えばステッピングモータ7を減速L方向に駆動
し、ガバナレバー3を下限ストッパ5に当接させるよう
にして処理を終了させる。
【0053】かくして、本実施例によれば、エンジン1
の始動時にガバナレバー3の初期位置となる検出値V
が、エンジン1のアイドル位置での電圧値Vi よりも大
きいか否かを判定し、この検出値Vがアイドル位置での
電圧値Vi 以下となったときには、ステッピングモータ
7でガバナレバー3を増速H方向に駆動することによっ
て、前記数1の式によるアイドル位置での駆動パルス信
号のパルス数を算定し、前記検出値Vがアイドル位置で
の電圧値Vi より大きいときには、ステッピングモータ
7でガバナレバー3を減速L方向に駆動することによっ
て、前記数2の式によるアイドル位置での駆動パルス信
号のパルス数を算定する構成としたから、下記のような
作用効果を得ることができる。
【0054】即ち、従来技術で述べた如くステッピング
モータ7の脱調等が原因となって、エンジン1の始動時
(例えば前回のエンジン停止時)にガバナレバー3がア
イドル位置よりも高い回転数位置に留まり、ガバナレバ
ー3の初期位置における検出値Vが、エンジン1のアイ
ドル位置での電圧値Vi よりも大きい値となる異常状態
となった場合でも、この場合にはステッピングモータ7
に減速L方向の駆動パルス信号を出力してガバナレバー
3を減速L方向に駆動することにより、仮想アイドル位
置での検出値Vk および駆動パルス信号のパルス数Pk
(図5参照)を確実に取出すことができ、エンジン1の
アイドル位置における駆動パルス信号のパルス数Pi を
正確に算定できる。
【0055】また、エンジン1の始動時にガバナレバー
3がアイドル位置よりも低い回転数位置にあり、ガバナ
レバー3の初期位置における検出値Vが、エンジン1の
アイドル位置での電圧値Vi よりも小さい値となる正規
状態の場合には、ステッピングモータ7に増速H方向の
駆動パルス信号を出力してガバナレバー3を本来の増速
H方向に駆動することにより、仮想アイドル位置での検
出値Vj および駆動パルス信号のパルス数Pj (図4参
照)を確実に取出すことができ、エンジン1のアイドル
位置における駆動パルス信号のパルス数Pi を正確に算
定できる。
【0056】そして、アイドル位置における駆動パルス
信号のパルス数Pi を算定した後には、図3に示すステ
ップ22の回転数制御処理により、エンジン1のアイド
ル位置(基準回転数位置)でのパルス数を基準として、
指令装置10からの指令信号の信号値(目標回転数)を
アイドル位置からのパルス数として換算しつつ、このと
きのパルス数に相当する駆動パルス信号をステッピング
モータ7に出力することによって、エンジン1の回転数
を目標回転数に対応した回転数となるように安定させて
制御でき、ステップ22による回転数制御処理ではガバ
ナ角センサ9からの検出信号を不要にして、回転数制御
処理の信頼性や安定性を大幅に向上させることができ
る。
【0057】即ち、ガバナ角センサ9は機械的な連結部
分にガタが生じたり、摺動部の摩耗等によって検出信号
の検出値Vに微少な誤差が発生し易い。そこで、本実施
例では、アイドル位置における駆動パルス信号のパルス
数Pi を算定(演算)するときにのみ、ガバナ角センサ
9からの検出値Vを活用し、その後の回転数制御処理で
は指令装置10からの目標回転数をアイドル位置からの
パルス数として換算することにより、エンジン1の回転
数を遠隔制御し、信頼性や安全性を確実に向上できるよ
うにしている。
【0058】従って、本実施例によれば、原動機の始動
時等にガバナレバー3の初期位置となる検出値Vが、エ
ンジン1のアイドル位置での電圧値Vi よりも大きいか
否かを判定することにより、アイドル位置での駆動パル
ス信号のパルス数算定(演算処理)を正確に行うことが
できると共に、その後は指令装置10からの指令信号
(目標回転数)に基づきエンジン1の回転数制御を遠隔
操作によって正確に行うことができ、当該原動機制御装
置としての信頼性を確実に向上できる。
【0059】また、ステッピングモータ7の脱調等が原
因となって、エンジン1の始動時にガバナレバー3がア
イドル位置よりも高い回転数位置に留まるような場合で
も、ステッピングモータ7でガバナレバー3を減速L方
向に駆動することによって、図5に示す如く仮想アイド
ル位置での検出値Vk および駆動パルス信号のパルス数
Pk を確実に取出し、エンジン1のアイドル位置におけ
る駆動パルス信号のパルス数Pi を正確に算定できるか
ら、ガバナレバー3を下限ストッパ5側に向けて付勢す
るばね6等の付勢手段を特別に設ける必要がなくなる
等、種々の効果を奏する。
【0060】なお、前記実施例では、図2および図3に
示すプログラムのうち、ステップ3が本発明の構成要件
である始動時判定手段の具体例を示し、ステップ11か
らステップ18に亘る処理が第1の基準位置算定手段の
具体例であり、ステップ4からステップ10に亘る処理
およびステップ19の処理が第2の基準位置算定手段の
具体例を構成するものである。
【0061】また、前記実施例では、エンジン1のアイ
ドル位置を基準回転数位置とした場合を例に挙げて説明
したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば原動
機の基準回転数位置をアイドル位置(アイドリング回転
数の位置)よりも一定量(回動角)だけ大きい位置また
は小さい位置に予め設定するようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明では、原動機の始動時に回動角検出手段から出力され
る検出信号が始動時判定手段で判定値よりも大きいと判
定したときに、ガバナレバーの回動角を減少させるよう
に前記ステッピングモータに駆動パルス信号を出力する
ことによって、第1の基準位置算定手段で原動機の基準
回転数位置となる駆動パルス信号のパルス数を算定し、
前記始動時判定手段で検出信号が判定値よりも小さいと
判定したときには、前記ガバナレバーの回動角を増加さ
せるように前記ステッピングモータに駆動パルス信号を
出力することによって、第2の基準位置算定手段で基準
回転数位置となる駆動パルス信号のパルス数を算定する
構成としたから、原動機の始動時等にガバナレバーの初
期位置が基準回転数位置よりも大きい(小さい)場合で
も、駆動パルス信号のパルス数算定(演算処理)を常に
正確に行うことができ、その後の回転数制御を遠隔操作
により安定させて実行できると共に、信頼性や安全性を
確実に向上できる。
【0063】この場合、請求項2に記載の発明では、前
記始動時判定手段により検出信号が判定値よりも大きい
と判定したときに、第1の基準位置算定手段によってガ
バナレバーの回動角を減少させるようにステッピングモ
ータに減速方向の駆動パルス信号を出力しつつ、回動角
検出手段からの検出信号が判定値と一致した時点を取出
すことができ、この時点からさらに一定時間だけステッ
ピングモータに減速方向の駆動パルス信号を出力するこ
とにより、このときの前記検出信号の信号値とこの間に
出力された駆動パルス信号のパルス数とに基づいて前記
基準回転数位置に該当する駆動パルス信号のパルス数を
正確に算定できる。
【0064】また、第2の基準位置算定手段ではガバナ
レバーの回動角を増加させるようにステッピングモータ
に増速方向の駆動パルス信号を出力することによって、
回動角検出手段からの検出信号が判定値と一致した時点
を取出すことができ、この時点からさらに一定時間だけ
ステッピングモータに増速方向の駆動パルス信号を出力
することにより、このときの前記検出信号の信号値とこ
の間に出力された駆動パルス信号のパルス数とに基づい
て前記基準回転数位置に該当する駆動パルス信号のパル
ス数を正確に算定できる。
【0065】さらに、請求項3に記載の発明のように、
前記基準回転数位置を原動機のアイドル位置とし、前記
検出信号の判定値を、前記原動機がアイドル位置となっ
たときに前記回動角検出手段から出力される検出信号の
信号値として予め設定することにより、原動機の始動時
における検出信号の信号値(初期位置の信号値)がアイ
ドル位置の信号値(判定値)よりも大きい場合でも、ま
た小さい場合でも、原動機のアイドル位置に該当する駆
動パルス信号のパルス数を正確に算定できると共に、ス
テッピングモータの脱調等が原因となって原動機の回転
数制御が不安定になる等の問題を解消でき、信頼性や安
定性を確実に向上できる等、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるエンジンの回転数制御装
置を示す全体構成図である。
【図2】コントローラによるエンジンのアイドル位置算
定処理および回転数制御処理を示す流れ図である。
【図3】図2に続くエンジンのアイドル位置算定処理お
よび回転数制御処理を示す流れ図である。
【図4】ガバナ角センサからの検出値と駆動パルス信号
のパルス数との関係を示す特性線図である。
【図5】図4とは異なる状態でのガバナ角センサからの
検出値と駆動パルス信号のパルス数との関係を示す特性
線図である。
【符号の説明】
1 エンジン(原動機) 2 ガバナ 3 ガバナレバー 4 上限ストッパ 5 下限ストッパ 6 ばね 7 ステッピングモータ 9 ガバナ角センサ(回動角検出手段) 10 指令装置(回転数指令手段) 11 始動スイッチ 12 コントローラ V,V1 ,V2 ,Vj ,Vk 検出値(検出信号の信号
値) Vi 電圧値(判定値) P1 ,P2 ,Pj ,Pk ,Pi パルス数

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機と、該原動機に付設され、ガバナ
    レバーの回動角に応じて該原動機の回転数を増減させる
    ガバナと、該ガバナのガバナレバーを回動させるステッ
    ピングモータと、前記ガバナレバーの回動角を検出し検
    出信号を出力する回動角検出手段と、前記原動機の目標
    回転数を指令する回転数指令手段と、該回転数指令手段
    からの指令信号と前記回動角検出手段からの検出信号と
    に基づいて、前記ステッピングモータに駆動パルス信号
    を出力し該ステッピングモータを駆動制御するコントロ
    ーラとからなる原動機制御装置において、 前記コントローラには、原動機の始動時に前記回動角検
    出手段から出力される検出信号が予め決めた判定値より
    も大きいか否かを判定する始動時判定手段と、該始動時
    判定手段で前記検出信号が判定値よりも大きいと判定し
    たときに、前記ガバナレバーの回動角を減少させるよう
    に前記ステッピングモータに駆動パルス信号を出力し、
    前記原動機の基準回転数位置となる前記駆動パルス信号
    のパルス数を演算する第1の基準位置演算手段と、前記
    始動時判定手段で検出信号が判定値よりも小さいと判定
    したときに、前記ガバナレバーの回動角を増加させるよ
    うに前記ステッピングモータに駆動パルス信号を出力
    し、前記原動機の基準回転数位置となる前記駆動パルス
    信号のパルス数を算定する第2の基準位置算定手段とを
    設けたことを特徴とする原動機制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第1,第2の基準位置算定手段は、
    前記ステッピングモータに駆動パルス信号を出力して前
    記回動角検出手段からの検出信号が判定値と一致した後
    に、さらに一定時間だけ前記ステッピングモータに駆動
    パルス信号を出力することにより、このときの前記検出
    信号の信号値とこの間に出力された駆動パルス信号のパ
    ルス数とに基づき前記基準回転数位置に該当する駆動パ
    ルス信号のパルス数を算定する構成としてなる請求項1
    に記載の原動機制御装置。
  3. 【請求項3】 前記基準回転数位置は原動機のアイドル
    位置であり、前記検出信号の判定値は、前記原動機がア
    イドル位置となったときに前記回動角検出手段から出力
    される検出信号の信号値として予め設定してなる請求項
    1または2に記載の原動機制御装置。
JP7110143A 1995-04-11 1995-04-11 原動機制御装置 Pending JPH08284711A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009197694A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Yanmar Co Ltd インバータ式エンジン発電装置
KR100946836B1 (ko) * 2007-12-14 2010-03-09 현대자동차주식회사 차량용 전자가버너의 소음 억제 방법
KR102296299B1 (ko) * 2020-04-28 2021-09-01 한국수력원자력 주식회사 연료 공급 시스템

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JP2009197694A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Yanmar Co Ltd インバータ式エンジン発電装置
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