JPH09105339A - 建設車両のエンジン制御装置 - Google Patents

建設車両のエンジン制御装置

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JPH09105339A
JPH09105339A JP26283995A JP26283995A JPH09105339A JP H09105339 A JPH09105339 A JP H09105339A JP 26283995 A JP26283995 A JP 26283995A JP 26283995 A JP26283995 A JP 26283995A JP H09105339 A JPH09105339 A JP H09105339A
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JP
Japan
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signal
engine
operation amount
rotation speed
switch
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Application number
JP26283995A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Oowada
義宜 大和田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09105339A publication Critical patent/JPH09105339A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D2011/101Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
    • F02D2011/102Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジン始動時のエンジン負担を軽減すること
ができる建設車両のエンジン制御装置を提供する。 【解決手段】オペレータがエンジン9の始動を意図して
キースイッチ6をONにすると、コントローラ7が、テ
ンショメータ2からの操作量信号を入力し、あらかじめ
コントローラ7内に記憶されていた所定の低回転位置の
操作量より大きいかどうかが判定される。操作量信号の
ほうが大きい場合には、警報装置16を動作させる信号
を出力し、警報装置16から警報を発しさせる。これに
より、オペレータにスロットルダイヤル1の回転数設定
が大きすぎることを知らせることができる。オペレータ
が、スロットルダイヤル1を操作してもっと小さな回転
数に修正し、ポテンショメータ2からの操作量信号が記
憶値以下となった場合は、エンジンストップモータ12
に駆動信号を開き状態にし、セルモータ15の回転を開
始させ、エンジン9を始動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設車両に係わ
り、特に、エンジン回転数を調節する回転数設定手段を
有する建設車両のエンジン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の建設車両のエンジン制御装置に
関する公知技術として、例えば、以下のものがある。○
特開平5−222961号公報この公知技術は、エンジ
ンの停止指令後、所定時間だけ制御装置の駆動を継続し
てガバナを駆動するモータを一定の位置に停止させ、そ
の後に制御装置を停止させる。これにより、ガバナを常
時一定の停止位置に保持し、次回エンジン始動時の始動
性・信頼性を向上させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知技術においては、以下の問題点が存在する。すなわ
ち、エンジン停止指令後にガバナを一定の停止位置に保
持するとき、回転数設定手段(アクセルレバー)はエン
ジン停止時にあった位置を保持したままで停止する。よ
って、次にエンジンをかける際、エンジン始動直後に、
前回エンジン停止時のレバー位置までエンジン回転数が
急激に増大することとなる。したがって、寒い時期にお
いてエンジン及び油圧機器等の暖機が済まないうちにフ
ルレバーになってしまう可能性があり、この場合エンジ
ンに大きな負担がかかる。
【0004】本発明の目的は、エンジン始動時のエンジ
ン負担を軽減することができる建設車両のエンジン制御
装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、エンジンを始動・停止させるため
のキースイッチと、このキースイッチがエンジンを始動
させるON位置であるかエンジンを停止させるOFF位
置であるかを検出し対応するスイッチ位置信号を出力す
るスイッチ位置検出手段と、前記エンジンの回転数を調
節するための回転数設定手段と、この回転数設定手段の
操作量を検出し対応する操作量信号を出力する操作量検
出手段と、前記スイッチ位置信号がON信号であるとき
には前記操作量信号に応じた回転数で前記エンジンを回
転させ、前記スイッチ位置信号がOFF信号であるとき
には前記エンジンを停止させる回転制御手段とを有する
建設車両のエンジン制御装置において、オペレータに対
して警報を発する警報手段と、前記スイッチ位置信号及
び前記操作量信号が入力され、前記スイッチ位置信号が
OFF信号からON信号に切り替わりかつ前記操作量信
号が所定の低回転位置の操作量よりも大きい場合には、
前記警報手段を動作させる警報制御手段とを有すること
を特徴とする建設車両のエンジン制御装置が提供され
る。
【0006】好ましくは、前記建設車両のエンジン制御
装置において、前記警報制御手段は、前記回転数設定手
段の前記所定の低回転位置の操作量を記憶しておく記憶
手段と、前記スイッチ位置信号が入力され、該スイッチ
位置信号がOFF信号からON信号に切り替わったこと
を検出する始動検出手段と、この始動検出手段で前記ス
イッチ位置信号がOFF信号からON信号に切り替わっ
たことが検出されたときには、前記操作量信号が入力さ
れ、該操作量信号が前記記憶されていた操作量より大き
いかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段で前記
操作量信号が前記記憶されていた操作量より大きいと判
定されたときには、前記警報手段の動作を開始させる制
御信号を生成し該警報手段に出力する制御信号生成手段
とを備えていることを特徴とする建設車両のエンジン制
御装置が提供される。
【0007】すなわち、上記構成において、エンジンを
始動しようとしてオペレータがキースイッチをOFFか
らONにすると、これに対応してスイッチ位置検出手段
からのスイッチ位置信号がOFF信号からON信号にな
る。このとき警報制御手段において、例えば始動検出手
段で、このOFF信号からON信号への切り替わりが検
出され、判定手段で、エンジン回転数を調節する回転数
設定手段の操作量を検出する操作量検出手段からの操作
量信号が、記憶手段に記憶されていた所定の低回転位置
の操作量より大きいかどうかが比較され判定される。操
作量信号のほうが大きい場合には、制御信号生成手段
で、警報手段の動作を開始させる制御信号が生成されて
警報手段に出力され、警報手段がオペレータに警報を発
する。そしてこれにより、オペレータは回転数設定手段
の回転数設定が大きすぎることを知るので、回転数設定
手段を操作してもっと小さな回転数に修正した後、再度
キースイッチをONにする。操作量信号が所定の操作量
以下となるまではエンジンは始動されず、ここまでの動
作が繰り返されることとなる。そして、操作量信号が記
憶手段に記憶されていた所定の低回転位置の操作量以下
になったとき、このときの操作量信号に応じ回転制御手
段がエンジンを始動させる。したがって、エンジンが始
動する際に、回転数設定手段は、エンジン回転数が所定
の低回転数(例えばアイドリング回転数)以下となるよ
うな位置に必ず設定されていることとなるので、自動的
にエンジンをその所定の低回転数以下の回転数から始動
することができる。なお、このようなエンジン回転状態
から、オペレータがキースイッチをOFFにすると、ス
イッチ位置検出手段からのスイッチ位置信号がOFF信
号となり、これにより、回転制御手段がエンジンを停止
させる。
【0008】また、本発明においては、エンジンを始動
・停止させるためのキースイッチと、このキースイッチ
がエンジンを始動させるON位置であるかエンジンを停
止させるOFF位置であるかを検出し対応するスイッチ
位置信号を出力するスイッチ位置検出手段と、前記エン
ジンの回転数を調節するための回転数設定手段と、この
回転数設定手段の操作量を検出し対応する操作量信号を
出力する操作量検出手段と、前記スイッチ位置信号がO
N信号であるときには前記操作量信号に応じた回転数で
前記エンジンを回転させ、前記スイッチ位置信号がOF
F信号であるときには前記エンジンを停止させる回転制
御手段とを有する建設車両のエンジン制御装置におい
て、前記回転数設定手段を駆動し設定位置を移動させる
駆動手段と、前記スイッチ位置信号及び前記操作量信号
が入力され、前記スイッチ位置信号がOFF信号からO
N信号に切り替わりかつ前記操作量信号が所定の低回転
位置の操作量よりも大きい場合には、前記駆動手段を制
御して前記回転数設定手段を所定の低回転位置まで戻さ
せる駆動制御手段とを有することを特徴とする建設車両
のエンジン制御装置が提供される。
【0009】好ましくは、前記建設車両のエンジン制御
装置において、前記駆動制御手段は、前記回転数設定手
段の前記所定の低回転位置の操作量を記憶しておく記憶
手段と、前記スイッチ位置信号が入力され、該スイッチ
位置信号がOFF信号からON信号に切り替わったこと
を検出する始動検出手段と、この始動検出手段で前記ス
イッチ位置信号がOFF信号からON信号に切り替わっ
たことが検出されたときには、前記操作量信号が入力さ
れ、該操作量信号が前記記憶されていた操作量より大き
いかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段で前記
操作量信号が前記記憶されていた操作量より大きいと判
定されたときには、前記記憶されていた操作量に相当す
る位置まで前記回転数設定手段を戻すように駆動信号を
生成し前記駆動手段に出力する駆動信号生成手段とを備
えていることを特徴とする建設車両のエンジン制御装置
が提供される。
【0010】すなわち、上記構成において、エンジンを
始動しようとしてオペレータがキースイッチをOFFか
らONにすると、これに対応してスイッチ位置検出手段
からのスイッチ位置信号がOFF信号からON信号にな
る。このとき駆動制御手段において、例えば始動検出手
段で、このOFF信号からON信号への切り替わりが検
出され、判定手段で、エンジン回転数を調節する回転数
設定手段の操作量を検出する操作量検出手段からの操作
量信号が、記憶手段に記憶されていた所定の低回転位置
の操作量より大きいかどうかが比較され判定される。操
作量信号のほうが大きい場合には、駆動信号生成手段
で、記憶されていた操作量に相当する位置まで回転数設
定手段を戻す駆動信号が生成されて、この駆動信号が回
転数設定手段を駆動する駆動手段に出力され、回転数設
定手段の設定位置が所定の低回転位置まで戻される。そ
してこれにより、この低回転位置における操作量がその
まま直ちに操作量検出手段で検出され、回転制御手段が
この操作量検出手段からの小さく修正された操作量信号
に応じてエンジンを始動させるか、若しくは、オペレー
タが再びキースイッチをOFFからONにしたときに、
低回転位置における操作量が操作量検出手段で検出さ
れ、回転制御手段がこの操作量検出手段からの小さく修
正された操作量信号に応じてエンジンを始動させる。
【0011】一方、操作量信号が記憶手段に記憶されて
いた所定の低回転位置の操作量以下である場合には、そ
のままこの操作量信号に応じて、回転制御手段がエンジ
ンを始動させる。したがって、エンジンが始動する際
に、回転数設定手段は、エンジン回転数が所定の低回転
数(例えばアイドリング回転数)以下となるような位置
に必ず戻されていることとなるので、自動的にエンジン
をその所定の低回転数以下の回転数から始動することが
できる。なお、このようなエンジン回転状態から、オペ
レータがキースイッチをOFFにすると、スイッチ位置
検出手段からのスイッチ位置信号がOFF信号となり、
これにより、回転制御手段がエンジンを停止させる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。本発明の第1の実施形態を図1〜
図5により説明する。本実施形態による建設車両のエン
ジン制御装置の全体構成を表す概念図を図1に示す。図
1において、本実施形態による建設車両のエンジン制御
装置100は、油圧ショベル等に備えられるエンジン9
を制御するものであり、エンジン9を始動・停止させる
ためにオペレータが操作するキースイッチ6と、エンジ
ン9への燃料供給量を調整するガバナ(調速器)8と、
このガバナ8を駆動するガバナ駆動モータ11と、エン
ジン9への燃料供給・遮断を行うエンジンストップモー
タ12と、エンジン9を起動するセルモータ15と、エ
ンジン9の回転数を調節するためにオペレータが操作す
る回転数設定手段、例えばスロットルダイヤル1を備え
たスロットル装置13と、スロットルダイヤル1の操作
量を検出し対応する検出信号を出力する操作量検出手
段、例えばポテンショメータ2と、オペレータに対して
警報を発する警報装置16と、コントローラ7とを有し
ている。
【0013】スロットル装置13の詳細構造を図2〜図
4に示す。図2はスロットル装置13の正面図であり、
図3は図2中III−III線断面図であり、図4は図2中IV
−IV線断面図である。図2〜図4において、スロットル
装置13は、スロットルダイヤル1側に設けられた1つ
のストッパ3と、スロットル装置本体14側に設けられ
た2つのストッパ4a,4bとを備えており、スロット
ルダイヤル1は、これらストッパ3,4a,4bで規制
される操作可能範囲において、低回転数から高回転数の
間でオペレータが任意に回転数を設定できるようになっ
ている。また、スロットルダイヤル1の操作量を検出す
るポテンショメータ2が、スロットルダイヤル1と同軸
に取付られている。
【0014】上記構成における動作を、コントローラ7
による制御内容を表すフローチャートを示す図5を参照
して説明する。オペレータがキーを差し込み、エンジン
9の始動を意図してキースイッチ6をONにすると、図
5のフローが開始される。まず、手順101で、スロッ
トルダイヤル1の操作量を示すポテンショメータ2から
の操作量信号を入力し、手順102へと移る。手順10
2では、手順101で入力したポテンショメータ2から
の操作量信号が、あらかじめコントローラ7内に記憶さ
れていた所定の低回転位置(例えばアイドリング回転数
に相当する位置)の操作量より大きいかどうかが判定さ
れる。ポテンショメータ2からの操作量信号のほうが大
きい場合には、手順103へ移って警報装置16を動作
させる信号を出力し、警報装置16から警報を発しさせ
る。これにより、オペレータにスロットルダイヤル1の
回転数設定が大きすぎることを知らせることができる。
そして手順104でキースイッチ6からの信号を入力
し、手順105でOFFかどうかが判定される。キース
イッチ6がONのままにされていると、手順103へ戻
って手順103〜105を繰り返し、警報装置16から
警報が引き続き発報される。このときオペレータがキー
スイッチ6をOFFにすると、手順105の条件が満た
されて手順106に移り、警報装置の警報動作が停止
し、このフローが終了される。
【0015】ここで、オペレータが、スロットルダイヤ
ル1を操作してもっと小さな回転数に修正した後、再び
キースイッチをONにすると、再び手順101からのフ
ローが開始されるが、ポテンショメータ2からの操作量
信号が、コントローラ7に記憶されている所定の操作量
以下となるまでは、これらの手順101〜106が繰り
返されることとなる。オペレータがスロットルダイヤル
1を十分小さく修正し、これによってポテンショメータ
2からの操作量信号がコントローラ7に記憶されている
所定の操作量以下となった場合は、手順102の条件が
満たされず、手順107へ移り、エンジンストップモー
タ12に駆動信号を出力してエンジンストップモータ1
2を開き状態にする。これによってエンジン9に燃料が
供給される。その後、手順108へ移り、セルモータ1
5の回転を開始させるための始動信号を出力する。これ
によって、エンジン9が始動する。そして、手順109
へ移り、手順101で既に入力した操作量信号に応じた
位置にガバナ8を駆動するための駆動信号の出力値を演
算し、ガバナ駆動モータ11へ演算した値の駆動信号を
出力する。これによって、エンジン9はスロットルダイ
ヤル1のこのときの操作位置に応じた回転数で回転を開
始することになる。その後、手順110へ移り、キース
イッチ6からの信号を入力し、手順111でONかどう
かが判定される。オペレータがエンジン9の回転続行を
意図しキースイッチをONのままにしている場合は、手
順112でポテンショメータ2からの操作量信号が入力
され、手順109へ戻ってその操作量信号に応じた位置
にガバナ8を駆動するための駆動信号をガバナ駆動モー
タ11へ出力する。これによって、エンジン9は、引き
続きスロットルダイヤル1の操作位置に応じた回転数で
回転を継続する。そして再び、エンジン9の回転中は、
手順109〜112が繰り返される。
【0016】ここで、オペレータ1がエンジン9を停止
させることを意図してキースイッチ6をOFFにする
と、手順111での条件が満たされず、手順113へ移
る。そして手順113でエンジンストップモータ12に
駆動信号を出力してエンジンストップモータ12を閉じ
状態にし、このフローを終了する。これによってエンジ
ン9への燃料供給が遮断され、エンジン9が停止する。
なお、上記において、コントローラ7が、キースイッチ
6がONのときに操作量信号に応じた回転数でエンジン
9を回転させOFFのときにエンジン9を停止させる回
転制御手段、及び、キースイッチ6の信号がOFF信号
からON信号に切り替わりかつスロットルダイヤル1の
操作量信号が所定の低回転位置の操作量よりも大きい場
合に警報装置16を動作させる警報制御手段、並びに、
キースイッチがON位置であるかOFF位置であるかを
検出し対応するスイッチ位置信号を出力するスイッチ位
置検出手段を構成する。
【0017】以上説明したように、本実施形態の建設車
両のエンジン制御装置100においては、エンジン9が
始動する際に、スロットルダイヤル1は、コントローラ
7内に記憶された所定の低回転数(例えばアイドリング
回転数)以下となるような位置に必ず設定されているこ
ととなるので、自動的にエンジン9をその所定の低回転
数以下の回転数から始動することができる。したがっ
て、従来のように、エンジン9の始動直後に回転数が急
激に増大することがなく、エンジン9及び油圧機器等の
暖機が済まないうちにスロットルダイヤル1がフル操作
量になってしまうことがないので、エンジン9の負担を
軽減することができる。本発明の第2の実施形態を図6
〜図9により説明する。本実施形態は、警報を発する代
わりにスロットルダイヤルを駆動し所定位置まで戻す実
施形態である。第1の実施形態と同等の部材及び手順に
は同一の符号を付す。本実施形態による建設車両のエン
ジン制御装置200の全体構成を表す概念図を図6に示
す。図6において、本実施形態による建設車両のエンジ
ン制御装置200が第1の実施形態による建設車両のエ
ンジン制御装置100と異なる主要な点は、スロットル
装置13に、スロットルダイヤル1を駆動するスロット
ルダイヤル駆動モータ205が併設されている点と、こ
れに対応してコントローラ7内の制御内容が変わってい
る点である。スロットル装置13付近の詳細構造を図7
及び図8に示す。図7は、第1の実施形態で用いた図3
に相当する図であり、図8は、第1の実施形態で用いた
図4に相当する図である。図7及び図8に示されるよう
に、スロットルダイヤル駆動モータ205は、ポテンシ
ョメータ2と同様、スロットルダイヤル1と同軸状に設
けられている。
【0018】コントローラ7による制御内容を表すフロ
ーチャートを図9に示す。図9に示されたフローの手順
で、第1の実施形態の図5のフローと異なるのは、手順
102での判定条件が満たされた場合である。すなわ
ち、ポテンショメータ2からの操作量信号のほうが大き
い場合には手順201へ移り、スロットルダイヤル1が
所定の低回転位置(例えばアイドリング位置)まで戻る
ように、スロットルダイヤル駆動モータ205に駆動信
号を出力する。そして、手順202でポテンショメータ
2からの操作量信号を入力した後、手順203で、この
操作量信号に基づき、スロットルダイヤル1が低回転位
置まで戻ったかどうかが判定される。スロットルダイヤ
ル1がまだ低回転位置まで戻りきっていない場合には、
手順201へ戻って手順201〜203を繰り返す。ス
ロットルダイヤル1が低回転位置まで戻った場合には、
手順204へ移る。手順204では、キースイッチ6か
らの信号を入力し、これに基づき、手順205で、キー
スイッチ6がOFFであるかどうかが判定される。ON
の場合は、手順204に戻って手順204及び205が
繰り返される。OFFの場合は、このフローを終了す
る。上記した以外の構成及び手順は、第1の実施形態と
ほぼ同様である。
【0019】本実施形態の建設車両のエンジン制御装置
200によれば、エンジン9が始動する際に、スロット
ルダイヤル1は、コントローラ7内に記憶された所定の
低回転数(例えばアイドリング回転数)以下となるよう
な位置に必ず戻されていることなるので、自動的にエン
ジン9をその所定の低回転数以下の回転数から始動する
ことができる。よって、第1の実施形態と同様、エンジ
ン9の負担を軽減することができる。
【0020】本発明の第3の実施形態を図10により説
明する。本実施形態は、スロットルダイヤルを戻した後
にそのまま直ちにエンジンを始動する実施形態である。
第1及び第2の実施形態と同等の部材及び手順には同一
の符号を付す。本実施形態が第2の実施形態と異なる点
は、コントローラ7の制御内容である。この制御内容を
表すフローチャートを図10に示す。図10に示された
フローの手順で、第2の実施形態の図9のフローと異な
るのは、手順203での判定条件が満たされた場合であ
る。すなわち、スロットルダイヤル1が所定の低回転位
置まで戻った場合、フローを終了せずにそのまま手順1
07へ移る。そして、手順107でエンジンストップモ
ータ12を開き状態にし、手順108でセルモータ15
の回転を開始させ、手順109でガバナ駆動モータ11
へ駆動信号を出力する。これにより、オペレータが一旦
キーをOFFにした後再度キーをONにしてエンジンを
始動するという操作が不要となる。
【0021】本実施形態の建設車両のエンジン制御装置
によれば、スロットルダイヤル1をコントローラ7内に
記憶された所定の低回転数(例えばアイドリング回転
数)以下となるような位置に戻してからエンジンを9を
始動させるので、自動的にエンジン9をその所定の低回
転数以下の回転数から始動することができる。よって、
第1及び第2の実施形態と同様、エンジン9の負担を軽
減することができる。
【0022】なお、上記第1〜第3の実施形態において
は、いずれも、スロットル装置13にはスロットルダイ
ヤル1が設けられていたが、これに限られない。すなわ
ち、スロットルレバーを備えたスロットル装置を用いて
もよい。この変形形態を図11〜図13に示す。図11
はこのスロットル装置413の正面図であり、第1の実
施形態の図2に相当する図である。また図12は図11
中XII−XII線断面図であり、第1の実施形態の図3に相
当する図である。また図13は図11中XIII−XIII線断
面図であり、第1の実施形態の図4に相当する図であ
る。図11〜図13に示されるように、スロットルレバ
ー401は回転軸403まわりに回転可能に支持されて
おり、オペレータが矢印方向に操作することにより、任
意に回転数を設定できるようになっている。そしてま
た、このスロットルレバー401の操作量(回転角)を
検出するポテンショメータ402が、回転軸403まわ
りに設けられている。上記変形形態のスロットル装置4
13を用いた場合も、スロットル装置13を用いた場合
と同様の効果を得る。
【0023】なお、上記変形形態によるスロットル装置
413において、第2の実施形態の図7及び図8と同様
に、スロットルレバー401を駆動するスロットルレバ
ー駆動モータを設けてもよく、この場合も、第2及び第
3の実施形態と同様の効果を得る。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、エンジンが始動する際
に、回転数設定手段は、エンジン回転数が所定の低回転
数(例えばアイドリング回転数)以下となるような位置
に必ず設定されているあるいは戻されていることとなる
ので、自動的にエンジンをその所定の低回転数以下の回
転数から始動することができる。したがって、従来のよ
うに、エンジン始動直後にエンジン回転数が急激に増大
することがなく、エンジン及び油圧機器等の暖機が済ま
ないうちにフルレバーになってしまうことがないので、
エンジンの負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による建設車両のエン
ジン制御装置の全体構成を表す概念図である。
【図2】図1に示されたスロットル装置の正面図であ
る。
【図3】図2中III−III線断面図である。
【図4】図2中IV−IV線断面図である。
【図5】図1に示されたコントローラによる制御内容を
表すフローチャートを示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態による建設車両のエン
ジン制御装置の全体構成を表す概念図である。
【図7】図6に示されたスロットル装置の断面図であ
る。
【図8】図6に示されたスロットル装置の断面図であ
る。
【図9】図6に示されたコントローラによる制御内容を
表すフローチャートを示す図である。
【図10】本発明の第3の実施形態による建設車両のエ
ンジン制御装置に備えられたコントローラによる制御内
容を表すフローチャートである。
【図11】スロットル装置の変形形態の正面図である。
【図12】図11に示されたスロットル装置の断面図で
ある。
【図13】図11に示されたスロットル装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 スロットルダイヤル(回転数設定手
段) 2 ポテンショメータ(操作量検出手
段) 3 ストッパ 4a,b ストッパ 6 キースイッチ 7 コントローラ(スイッチ位置検出手
段、回転制御手段、警報制御手段、駆動制御手段) 8 ガバナ 9 エンジン 11 ガバナ駆動モータ 12 エンジンストップモータ 13 スロットル装置 14 スロットル装置本体 100 エンジン制御装置 200 エンジン制御装置 205 スロットルダイヤル駆動モータ(ス
ロットル駆動手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを始動・停止させるためのキー
    スイッチと、このキースイッチがエンジンを始動させる
    ON位置であるかエンジンを停止させるOFF位置であ
    るかを検出し対応するスイッチ位置信号を出力するスイ
    ッチ位置検出手段と、前記エンジンの回転数を調節する
    ための回転数設定手段と、この回転数設定手段の操作量
    を検出し対応する操作量信号を出力する操作量検出手段
    と、前記スイッチ位置信号がON信号であるときには前
    記操作量信号に応じた回転数で前記エンジンを回転さ
    せ、前記スイッチ位置信号がOFF信号であるときには
    前記エンジンを停止させる回転制御手段とを有する建設
    車両のエンジン制御装置において、 オペレータに対して警報を発する警報手段と、 前記スイッチ位置信号及び前記操作量信号が入力され、
    前記スイッチ位置信号がOFF信号からON信号に切り
    替わりかつ前記操作量信号が所定の低回転位置の操作量
    よりも大きい場合には、前記警報手段を動作させる警報
    制御手段とを有することを特徴とする建設車両のエンジ
    ン制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建設車両のエンジン制御
    装置において、前記警報制御手段は、前記回転数設定手
    段の前記所定の低回転位置の操作量を記憶しておく記憶
    手段と、前記スイッチ位置信号が入力され、該スイッチ
    位置信号がOFF信号からON信号に切り替わったこと
    を検出する始動検出手段と、この始動検出手段で前記ス
    イッチ位置信号がOFF信号からON信号に切り替わっ
    たことが検出されたときには、前記操作量信号が入力さ
    れ、該操作量信号が前記記憶されていた操作量より大き
    いかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段で前記
    操作量信号が前記記憶されていた操作量より大きいと判
    定されたときには、前記警報手段の動作を開始させる制
    御信号を生成し該警報手段に出力する制御信号生成手段
    とを備えていることを特徴とする建設車両のエンジン制
    御装置。
  3. 【請求項3】 エンジンを始動・停止させるためのキー
    スイッチと、このキースイッチがエンジンを始動させる
    ON位置であるかエンジンを停止させるOFF位置であ
    るかを検出し対応するスイッチ位置信号を出力するスイ
    ッチ位置検出手段と、前記エンジンの回転数を調節する
    ための回転数設定手段と、この回転数設定手段の操作量
    を検出し対応する操作量信号を出力する操作量検出手段
    と、前記スイッチ位置信号がON信号であるときには前
    記操作量信号に応じた回転数で前記エンジンを回転さ
    せ、前記スイッチ位置信号がOFF信号であるときには
    前記エンジンを停止させる回転制御手段とを有する建設
    車両のエンジン制御装置において、 前記回転数設定手段を駆動し設定位置を移動させる駆動
    手段と、 前記スイッチ位置信号及び前記操作量信号が入力され、
    前記スイッチ位置信号がOFF信号からON信号に切り
    替わりかつ前記操作量信号が所定の低回転位置の操作量
    よりも大きい場合には、前記駆動手段を制御して前記回
    転数設定手段を所定の低回転位置まで戻させる駆動制御
    手段とを有することを特徴とする建設車両のエンジン制
    御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の建設車両のエンジン制御
    装置において、前記駆動制御手段は、前記回転数設定手
    段の前記所定の低回転位置の操作量を記憶しておく記憶
    手段と、前記スイッチ位置信号が入力され、該スイッチ
    位置信号がOFF信号からON信号に切り替わったこと
    を検出する始動検出手段と、この始動検出手段で前記ス
    イッチ位置信号がOFF信号からON信号に切り替わっ
    たことが検出されたときには、前記操作量信号が入力さ
    れ、該操作量信号が前記記憶されていた操作量より大き
    いかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段で前記
    操作量信号が前記記憶されていた操作量より大きいと判
    定されたときには、前記記憶されていた操作量に相当す
    る位置まで前記回転数設定手段を戻すように駆動信号を
    生成し前記駆動手段に出力する駆動信号生成手段とを備
    えていることを特徴とする建設車両のエンジン制御装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1637731A3 (en) * 2004-09-16 2007-08-01 Komatsu Zenoah Co. Operation unit of an engine
JP2016075267A (ja) * 2014-10-09 2016-05-12 いすゞ自動車株式会社 内燃機関及び内燃機関の制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1637731A3 (en) * 2004-09-16 2007-08-01 Komatsu Zenoah Co. Operation unit of an engine
JP2016075267A (ja) * 2014-10-09 2016-05-12 いすゞ自動車株式会社 内燃機関及び内燃機関の制御方法

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