JPH08284680A - エンジンマウントの遮熱構造 - Google Patents

エンジンマウントの遮熱構造

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JPH08284680A
JPH08284680A JP7088252A JP8825295A JPH08284680A JP H08284680 A JPH08284680 A JP H08284680A JP 7088252 A JP7088252 A JP 7088252A JP 8825295 A JP8825295 A JP 8825295A JP H08284680 A JPH08284680 A JP H08284680A
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賢 神保
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気マホールドに吹き当って高温化された直
後の熱風が、エンジン本体支持側のエンジンマウントに
吹き当るのを回避して熱保護することができるエンジン
マウントの遮熱構造の提供を図る。 【構成】 弾性材からなる遮熱プレート20をエンジン
本体1のクランクプーリー側の側面に固定し、その下端
をオルタネータ9の従動プーリー10側の側面に摺接さ
せて、エンジン本体1およびアジャストバー12とオル
タネータ9との間に形成された通路17に跨って配置す
ることにより、排気マホールド8側からの熱風の該通路
17への流通を遮断し、エンジン本体支持側のエンジン
マウント3に直接吹き当るのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジン本体をエンジン
ルーム内に横置きに搭載したF・F(フロントエンジン
・フロントドライブ)タイプの自動車のエンジンマウン
トの遮熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】F・F型車はエンジン本体をエンジンル
ーム内に横置きに搭載するため、例えば平成6年1月
日産自動車(株)発行の新型車解説書 B14型系車の
紹介B−2頁、B−134〜135頁に示されているよ
うに、エンジンルーム内の一側のフロントサイドメンバ
にエンジン本体のクランクプーリー側の側部をブッシュ
タイプのエンジンマウントを介して防振支持し、エンジ
ンルーム内の他側のフロントサイドメンバにエンジン本
体に直結したトランスミッションの端部を同様にブッシ
ュタイプのエンジンマウントを介して防振支持するよう
にしている。
【0003】排気マニホールドはその冷却性能を考慮し
てエンジン本体の前面側に設置されるが、エンジン本体
とトランスミッションとが横置き配置となることから、
該排気マニホールドはエンジンルームセンターから一側
に偏寄してエンジン本体支持側のエンジンマウントに近
づくレイアウトになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように排気マニ
ホールドがエンジン本体支持側のエンジンマウントに近
づくため、該エンジン本体支持側のエンジンマウントが
排気マニホールドに吹き当って高温化された直後の熱風
に晒されて熱影響を受け易い傾向にある。
【0005】一方、このエンジン本体前面のクランクプ
ーリー側の側部にはクランクプーリーと連動するオルタ
ネータを排気マニホールドと隣接して配置し、排気マニ
ホールドと同様に該オルタネータにも導入外気が吹き当
り易いようにしてオルタネータの冷却性を確保するよう
にしてあるため、前述のように排気マニホールドに吹き
当って高温化されてエンジン本体支持側のエンジンマウ
ント側へ廻り込む熱風はこのオルタネータによって多少
遮られるが、オルタネータとエンジン本体との間に形成
された通路を流通して該エンジン本体支持側のエンジン
マウントに直接吹き当ることに変わりはない。
【0006】このエンジンマウントの熱保護対策とし
て、該エンジンマウントは車体側ブラケットとエンジン
側ブラケットとの相対動が大きいため遮熱カバーで全体
的に被覆することが困難なため、防振ゴムの耐熱性を高
めたり、該防振ゴムに形成されるストッパクリアランス
を小さくして相対変位量を小さくし、防振ゴムの劣化を
押えてその寿命を延ばすような手段が講じられている。
【0007】しかし、防振ゴムを高耐熱性に材質変更す
るにしても技術的に限界があり、しかも、高価になって
しまうことは否めない。
【0008】また、防振ゴムのストッパクリアランスを
小さくしてしまうと乗り心地および音振性能が悪化し
て、何れも最良の手段とはなり得ない。
【0009】そこで、本発明はエンジンマウントの防振
性能を損なうことがなく、かつ、コスト的に有利に該エ
ンジンマウントを熱保護することができるエンジンマウ
ントの遮熱構造を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、エ
ンジンルーム内に横置きに搭載したエンジン本体の前面
一側部に、クランクプーリーと連動するオルタネータを
相方の回転軸線を平行にして配置し、該オルタネータの
下部ブラケットをエンジン本体に結合して、該下部ブラ
ケットの結合点を支点としてオルタネータの上部ブラケ
ットをエンジン本体の側面に固定したアジャストバーに
上下方向に位置調節自在に連結した構造において、前記
エンジン本体のクランクプーリー側の側面部に固定さ
れ、下端がオルタネータの従動プーリー側の側面に摺接
して、少くともこれらエンジン本体およびアジャストバ
ーとオルタネータとの間に形成された通路に跨る弾性材
からなる遮熱プレートを配置し、該遮熱プレートにより
エンジン本体前面側の排気マニホールドに吹き当って前
記通路を経由し、オルタネータに近接したエンジン本体
支持側のエンジンマウントへ向う熱風の流通を遮断した
ことを特徴としている。
【0011】請求項2にあっては、請求項1に記載の遮
熱プレートの下端を、オルタネータの従動側プーリーの
側面にラジアル方向に形成された複数個の排気孔のう
ち、エンジンマウントに近い部分の排気孔と部分的にラ
ップして配置したことを特徴としている。
【0012】請求項3にあっては、請求項1,2に記載
の遮熱プレートの側縁部にエンジン本体の側面に当接す
る位置決め片を曲折成形したことを特徴としている。
【0013】請求項4にあっては、請求項1〜3に記載
の遮熱プレートの中間部分に、エンジン本体およびアジ
ャストバーとオルタネータとの間の通路内に入り込む屈
曲部を形成したことを特徴としている。
【0014】請求項5にあっては、請求項4に記載の遮
熱プレートの屈曲部の上縁をアジャストバーの下縁に略
沿って形成すると共に、該屈曲部の下縁をオルタネータ
の外周面に略沿って形成したことを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1によれば、排気マニホールドに吹き当
って高温化された熱風は、エンジン本体の前面に沿って
オルタネータを配置した側部方向へ廻り込むようになる
が、エンジン本体およびアジャストバーとオルタネータ
との間に形成された通路には遮熱プレートが跨って配置
されているため、この遮熱プレートによって熱風の流通
を遮断し、熱風が前記通路を吹き抜けて直接エンジンマ
ウントに吹き当るのを回避して該エンジンマウントを熱
保護することができる。
【0016】また、遮熱プレートは弾性材で形成してあ
るため、オルタネータの上下位置調節時には該遮熱プレ
ートがオルタネータの上下動に追従して弾性変形して、
オルタネータの上下位置調節に些かも支障を来すことは
ない。
【0017】請求項2によれば、遮熱プレートの下端が
オルタネータ側面のエンジンマウントに近い部分の排気
孔と部分的にラップしているため、オルタネータの冷却
効果を損なうことなくこれら排気孔から流出するオルタ
ネータの冷却通過風が直接エンジンマウントに吹き当る
のを回避でき、エンジンマウントがオルタネータの冷却
通過風の熱影響を受けることもない。
【0018】請求項3によれば、遮熱プレート側縁に曲
折成形した位置決め片がエンジン本体の側面に当接する
ため、遮熱プレートの取付け時に該遮熱プレートをエン
ジン本体に対して位置決めできて取付け作業を容易に行
うことができる。
【0019】請求項4によれば、オルタネータの上下位
置調節時に遮熱プレートが中間部の屈曲部分で柔軟に弾
性変形が誘起されて、該オルタネータの上下位置調節時
の遮熱プレートの変形追従性を良好にすることができ
る。
【0020】請求項5によれば、遮熱プレート中間部の
屈曲部が、その上縁がアジャストバーの下縁に略沿い、
かつ、該屈曲部の下縁がオルタネータの外周面に略沿っ
て通路内に入り込むため、該遮熱プレートの上下方向の
位置決めを行えて取付け作業性を更に良好にすることが
できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0022】図1〜5において、1はエンジンルームE
・R内に横置きに搭載したエンジン本体で、該エンジン
本体1に直結したトランスミッション2と反対側のクラ
ンクプーリー(図示省略)側の側部をエンジンマウント
3を介してフロントサイドメンバ4に防振支持し、トラ
ンスミッション2の端部を同様にエンジンマウントで他
側のフロントサイドメンバ(他側のエンジンマウント、
フロントサイドメンバは何れも図示省略)に防振支持し
てある。
【0023】エンジンマウント3は内筒3aと外筒3b
との間に防振ゴム3cを介装したブッシュタイプに構成
され、内筒3aに嵌挿した支軸5を軸支する車体側ブラ
ケット6をフロントサイドメンバ4に図外のボルト・ナ
ットにより締結固定し、外筒3bに溶接固定したエンジ
ン側ブラケット7をエンジン本体1の側面に図外のボル
トにより締結固定してある。
【0024】排気マニホールド8はエンジン本体1の前
面に配設して、図1の矢印aで示すようにエンジンルー
ムE・R内に導入される外気によって良好に冷却し得る
ようにしてあると共に、各種エンジン補機の中でも駆動
によって発熱するオルタネータ9も同様にエンジン本体
1の前面のクランクプーリー側の側部に排気マニホール
ド8と隣接配置して、導入外気によって良好に冷却し得
るようにしてある。
【0025】このオルタネータ9はクランクプーリーと
回転軸線を平行にして配置し、従動プーリー10をクラ
ンクプーリーにベルト掛けして該クランクプーリーと連
動するもので、ベルト張力を適正に調整し得るようにア
ジャストバー12に上下位置調節自在に連結してある。
【0026】具体的には、アジャストバー12はエンジ
ン本体1の側面に一端をボルト14により結合してエン
ジン本体1の前方へ張り出して配設してある一方、オル
タネータ9はその下部ブラケット9aをエンジン本体1
の側面にボルト15により結合してあり、上部ブラケッ
ト9bはアジャストバー12の弧状スリット13にボル
ト16を通して連結し、前記ボルト15の結合点を支点
として弧状スリット13の長さ範囲で上下位置調節自在
としてある。
【0027】オルタネータ9はその周面に周方向に、お
よびテーパ状の両側面にラジアル方向にそれぞれ複数個
の排気孔11を形成して、これら排気孔11にエンジン
ルームE・R内に導入される外気を流通させて内部を冷
却し得るようにしてある。
【0028】そして、前記エンジン本体1およびアジャ
ストバー12とオルタネータ9との間に形成された通路
17に跨って遮熱プレート20を配置し、該遮熱プレー
ト20により排気マホールド8に吹き当って高温化され
て前記通路17を経由してエンジンマウント3へ向かう
熱風の流通を遮断するようにしてある。
【0029】この遮熱プレート20は耐熱性ゴム等の弾
性材で形成してあって上端部をエンジン本体1の側面
部、例えば本実施例にあってはエンジン本体1の側面に
固定したアジャストバー12にクリップ18等の止着部
材で固定し、下端をオルタネータ9の従動プーリー10
側の側面に摺接配置して、該下端をこの従動プーリー1
0側の側面に形成した前記排気孔11のうち、エンジン
マウント3に近い部分の排気孔11の略上半部とラップ
して配置してある。
【0030】この遮熱プレート20は前記通路17のエ
ンジンマウント3側の開口の略全体を閉塞し得る幅の側
面略長方形状に形成してあって、上端部はエンジンマウ
ント3の高さ位置まで上方へ張り出して配設しある。
【0031】また、遮熱プレート20の後側縁にはアジ
ャストバー12の後端部上下縁に係合すると共にエンジ
ン本体1の側面に当接する位置決め片21,21を曲折
成形してあると共に、中間部分に前記通路17に入り込
む屈曲部22を形成してある。
【0032】この屈曲部22はその上端縁をアジャスト
バー12の下縁に略沿って形成してあると共に、屈曲部
22の下縁をオルタネータ9の外周面に略沿って形成し
て、該屈曲部22が通路17のエンジンマウント3側の
開口に略すっぽりと嵌合するようにしてある。
【0033】以上の実施例構造によれば、図1の矢印a
で示すようにエンジンルームE・R内に前方より外気が
導入されると、この導入外気はエンジン本体1前面の排
気マニホールド8に吹き当って該排気マニホールド8を
積極的に冷却すると共に、オルタネータ9の排気孔11
に流通して該オルタネータ9の発熱を抑制する。
【0034】排気マニホールド8に吹き当った外気は該
排気マニホールド8と熱交換して高温化され、エンジン
本体1の上下方向および車幅方向に分流するようになる
が、エンジン本体1および排気マニホールド8がエンジ
ンルームE・Rのセンターよりも一側に偏寄して、排気
マニホールド8がエンジン本体支持側のエンジンマウン
ト3に近づくため、このエンジンマウント3が排気マニ
ホールド8に吹き当ってエンジン本体1の側方へ廻り込
む高温化された直後の熱風に晒される傾向にある。
【0035】ところが、エンジン本体1およびアジャス
トバー12とオルタネータ9との間に形成された通路1
7のエンジンマウント3側の開口は遮熱プレート20で
閉塞されているため、該通路17からエンジンマウント
3へ向けての熱風の流通が遮断されて、該熱風はエンジ
ンマウント3を迂回してエンジン本体1の側部後方へ流
通するようになり、エンジンマウント3に熱風が直接吹
き当るのを回避して該エンジンマウント3を熱保護する
ことができる。
【0036】従って、エンジンマウント3の熱保護対策
として防振ゴム3cを高耐熱性に材質変更したり、ある
いはストッパクリアランスを小さくしたりする必要がな
いため、コストアップを招来することがなく、また、乗
り心地や音振性能を悪化することもない。
【0037】また、この遮熱プレート20の下端はオル
タネータ9の従動プーリー10側の側面でエンジンマウ
ント3に近い部分の排気孔11と部分的にラップして配
置してあるため、オルタネータ9の冷却効果を損なうこ
となくこれら排気孔11から流出するオルタネータ9の
冷却通過風が直接エンジンマウント3に吹き当るのを回
避することができて、エンジンマウント3がオルタネー
タ9の冷却通過風の熱影響を受けることもない。
【0038】一方、このような熱保護対策上の効果とは
別に、遮熱プレート20は耐熱性ゴム等の弾性材で形成
されていてその下端がオルタネータ9の従動プーリー1
0側の側面に摺接しているから、オルタネータ9を上方
へ位置調節した場合でも遮熱プレート20がオルタネー
タ9の上方移動に追従して弾性変形するため、該オルタ
ネータ9の上下位置調節に些かも支承を来すことはな
い。
【0039】特に、本実施例では遮熱プレート20の中
間部分に通路17に入り込む屈曲部22を形成してある
から、オルタネータ9の上下位置調節時には遮熱プレー
ト20がこの屈曲部22の部分で柔軟に弾性変形が誘起
されるため、遮熱プレート20の変形追従性を良好にす
ることができる。
【0040】また、遮熱プレート20の後側縁の位置決
め片21,21がアジャストバー12の後端部上下縁に
係合すると共にエンジン本体1の側面に当接するため、
該遮熱プレート20をエンジン本体1に位置決めできて
取付け作業を容易に行うことができる。
【0041】更に、前記屈曲部22は、その上縁がアジ
ャストバー12の下縁に沿い、かつ、下縁がオルタネー
タ9の外周面に略沿って通路17内に入り込むため、該
遮熱プレート20の上下方向の位置決めを一層確実に行
えて、取付け作業性を更に向上することができる。
【0042】なお、遮熱プレート20は前記実施例では
側面略長方形状に形成しているがこれに限定されること
はなく、通路17のエンジンマウント3の開口を塞ぎ、
かつ、エンジンマウント3の高さ位置にまで上方へ張り
出して、エンジンマウント3側に廻り込む熱風を遮ぎ得
る形状,大きさであれば良い。
【0043】
【発明の効果】請求項1によれば、排気マホールドに吹
き当ってエンジン本体側へ廻り込む高温化された直後の
熱風は、遮熱プレートによってエンジン本体およびアジ
ャストバーとオルタネータとの間に形成された通路から
の吹き抜けが遮断され、エンジン本体支持側のエンジン
マウントを迂回してエンジン本体の側部後方へ流通する
ようになり、該エンジンマウントに熱風が直接吹き当る
のを回避してエンジンマウントを熱保護することができ
る。
【0044】この結果、エンジンマウントの防振ゴムを
高耐熱性に材質変更したり、あるいは防振ゴムのストッ
パクリアランスを小さくしたりする必要がなく、コスト
的に有利に得ることとができると共に乗心地および音振
性能を損なうことがない。
【0045】また、遮熱プレートは弾性材で形成してあ
るため、オルタネータの上下位置調節時には該遮熱プレ
ートがオルタネータの上下動に追従して弾性変形して、
オルタネータの上下位置調節に些かも支障を来すことは
ない。
【0046】請求項2によれば、遮熱プレートの下端が
オルタネータ側面のエンジンマウントに近い部分の排気
孔と部分的にラップしているため、オルタネータの冷却
効果を損なうことなくこれら排気孔から流出するオルタ
ネータの冷却通過風が直接エンジンマウントに吹き当る
のを回避でき、エンジンマウントがオルタネータの冷却
通過風の熱影響を受けることもない。
【0047】請求項3によれば、遮熱プレート側縁に曲
折成形した位置決め片がエンジン本体の側面に当接する
ため、遮熱プレートの取付け時に該遮熱プレートをエン
ジン本体に対して位置決めできて取付け作業を容易に行
うことができる。
【0048】請求項4によれば、オルタネータの上下位
置調節時に遮熱プレートが中間部の屈曲部分で柔軟に弾
性変形が誘起されて、該オルタネータの上下位置調節時
の遮熱プレートの変形追従性を良好にすることができ
る。
【0049】請求項5によれば、遮熱プレート中間部の
屈曲部が、その上縁がアジャストバーの下縁に略沿い、
かつ、該屈曲部の下縁がオルタネータの外周面に略沿っ
て通路内に入り込むため、該遮熱プレートの上下へ方向
の位置決めを行えて取付け作業性を更に良好にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図。
【図2】同実施例の正面図。
【図3】図2のA矢視図。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図。
【図5】オルタネータとアジャストバーおよび遮熱プレ
ートとの関係を示す斜視図。
【符号の説明】
1 エンジン本体 3 エンジンマウント 8 排気マホールド 9 オルタネータ 10 従動プーリー 11 排気孔 12 アジャストバー 17 通路 20 遮熱プレート 21 位置決め片 22 屈曲部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルーム内に横置きに搭載したエ
    ンジン本体の前面一側部に、クランクプーリと連動する
    オルタネータを相方の回転軸線を平行にして配置し、該
    オルタネータの下部ブラケットをエンジン本体に結合し
    て、該下部ブラケットの結合点を支点としてオルタネー
    タの上部ブラケットをエンジン本体の側面に固定したア
    ジャストバーに上下方向に位置調節自在に連結した構造
    において、前記エンジン本体のクランクプーリー側の側
    面部に固定され、下端がオルタネータの従動プーリー側
    の側面に摺接して、少くともこれらエンジン本体および
    アジャストバーとオルタネータとの間に形成された通路
    に跨る弾性材からなる遮熱プレートを配置し、該遮熱プ
    レートによりエンジン本体前面側の排気マニホールドに
    吹き当って前記通路を経由し、オルタネータに近接した
    エンジン本体支持側のエンジンマウントへ向う熱風の流
    通を遮断したことを特徴とするエンジンマウントの遮熱
    構造。
  2. 【請求項2】 遮熱プレートの下端を、オルタネータの
    従動側プーリーの側面にラジアル方向に形成された複数
    個の排気孔のうち、エンジンマウントに近い部分の排気
    孔と部分的にラップして配置したことを特徴とする請求
    項1記載のエンジンマウントの遮熱構造。
  3. 【請求項3】 遮熱プレートの側縁部にエンジン本体の
    側面に当接する位置決め片を曲折成形したことを特徴と
    する請求項1,2記載のエンジンマウントの遮熱構造。
  4. 【請求項4】 遮熱プレートの中間部分に、エンジン本
    体およびアジャストバーとオルタネータとの間の通路内
    に入り込む屈曲部を形成したことを特徴とする請求項1
    〜3の何れかに記載のエンジンマウントの遮熱構造。
  5. 【請求項5】 遮熱プレートの屈曲部の上縁をアジャス
    トバーの下縁に略沿って形成すると共に、該屈曲部の下
    縁をオルタネータの外周面に略沿って形成したことを特
    徴とする請求項4記載のエンジンマウントの遮熱構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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