JPH0828282B2 - 抵抗ペ−スト - Google Patents

抵抗ペ−スト

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Publication number
JPH0828282B2
JPH0828282B2 JP62058234A JP5823487A JPH0828282B2 JP H0828282 B2 JPH0828282 B2 JP H0828282B2 JP 62058234 A JP62058234 A JP 62058234A JP 5823487 A JP5823487 A JP 5823487A JP H0828282 B2 JPH0828282 B2 JP H0828282B2
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JP
Japan
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resistance
paste
weight
resistance paste
resistant glass
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JP62058234A
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JPS63224301A (ja
Inventor
静晴 渡辺
広次 谷
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は非酸化雰囲気中で焼き付け可能な抵抗ペース
トに関する。
従来の技術 一般に、アルミナやジルコニア等からなるセラミック
基板は、その上に種々の電子部品が搭載できるように電
極や抵抗等の回路パターンを形成してなる。そしてその
電極は銀,銀−パラジウム合金等の貴金属ペーストをス
クリーン印刷して、空気中で焼き付けてパターンを形成
していた。
しかし、上記貴金属ペーストは高価であるので、貴金
属ペーストに代えて銅,ニッケル,アルミニウム等の卑
金属ペーストを基板上にスクリーン印刷し、これを中性
若しくは還元性雰囲気中で焼き付けて安価な電極パター
ンを形成する方向に移行してきている。この場合、電極
を焼き付けた後に複数の卑金属電極間を連結するように
形成される抵抗もまた、中性若しくは還元性雰囲気中で
焼き付けできる抵抗ペーストからなることが要求され
る。
そして、上記のような中性若しくは還元性雰囲気中で
焼き付け可能な抵抗ペーストとしては、例えば、特開昭
55−27700号公報や特開昭55−29199号公報に示されたLa
B6系の抵抗ペースト、或いは特開昭55−95303号公報に
示されたTa2N系の抵抗ペーストがある。
発明の目的 本発明は、上記した中性若しくは還元性雰囲気中で焼
き付け可能な、新規な抵抗ペーストを提供することを目
的としている。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、ホウ化ニオブ
(NbB2)の30〜80重量%と耐還元性ガラスフリットの70
〜20重量%とからなる混合物を有機ビヒクルに分散懸濁
せしめてなることを特徴としている。
作用 上記構成によれば、NbB2は導電成分として働き、耐還
元性ガラスフリットは焼き付けることによって溶融して
基板にNbB2を接着する接着剤として働く。
ここで、NbB2を30〜80重量%の範囲に限定したのは、
30重量%未満では抵抗値が高くなりすぎて使用不可能と
なり、80重量%を越えると焼き付け膜として充分な強度
が得られなくなるからである。また、耐還元性ガラスフ
リットを70〜20重量%の範囲に限定したのは、20重量%
未満では抵抗膜として充分な強度が得られず、基板との
接着性も悪くなり、70重量%を越えると抵抗値が高くな
りすぎて使用不可能となるからである。
尚、耐還元性ガラスフリットとしては、例えば硼ケイ
酸バリウム系,硼アルミン酸カルシウム系のものが使用
される。これらの耐還元性ガラスフリットは、上記した
特開昭55−27700号公報,特開昭55−29199号公報,特開
昭55−95303号公報,或いは特開昭59−6481号公報,等
において公知の中性または還元性雰囲気中で焼成可能な
抵抗ペースト用に使用されているものである。
実 施 例 〔実施例1〕 NbB2と硼ケイ酸バリウム系の耐還元性ガラスフリット
とを下記の第1表に示す割合に混合し、これに有機ビヒ
クルを加えて均一に分散して抵抗ペーストを作成した。
有機ビヒクルはアクリル系樹脂をα−テレピオールで溶
解したものであり、耐還元性ガラスフリットの組成は下
記に示す如くである。
組成比(単位はmol%) B2O3 45.1 SiO2 23.1 BaO 19.8 MgO 5.0 ZrO2 2.0 Nb2O5 5.0 先ず、96%−Al2O3(アルミナ)の基板上に銅ペース
トをスクリーン印刷して、窒素雰囲気中で焼き付けて電
極を形成した。次に、前期抵抗ペーストを電極間に電極
の一部を含んで長さ1.5mm,幅1.5mmの大きさでスクリー
ン印刷し、150℃で10分間乾燥した。その後、窒素雰囲
気中で10分間焼き付けて抵抗膜試料とした。
上記の如くして得られた抵抗膜試料の面積抵抗値,抵
抗値の温度特性及び接着強度を各々測定し、その結果を
下記の第1表にNbB2と耐還元性ガラスフリットとの混合
割合と共に併記した。
ここでいう抵抗値の温度特性は+25℃を基準に−55℃
と+150℃とにおける抵抗値の変化率を示したものであ
る。
また、接着強度は抵抗膜試料の上に粘着テープを貼着
し、その後この粘着テープを剥がして、抵抗膜試料と基
板との状態を目視で判断したもので、抵抗膜試料が基板
から剥がれているものを「不可」とし、剥がれていない
ものを「可」として判定した。
尚、表中試料Noに*印を付したものは、本発明に含ま
れないものである。
第1表から明らかるように、本発明の一実施例に係る
NbB2の30〜80重量%と耐還元性ガラスフリットの70〜20
重量%とからなる抵抗ペーストを使用した抵抗膜(試料
No2,3,4,5)は、焼き付け膜として充分な強度を有し、
且つ抵抗値も高くなりすぎることなく、実用的であると
いう結果が得られた。
これに対して、本発明に含まれない抵抗ペーストを使
用した抵抗膜(試料No1,6)は、基板との接着力が弱
く、抵抗値が高くなりすぎるので、実用的でない。
〔実施例2〕 この実施例は以下に示す組成比を有する耐還元性ガラ
スフリットを使用した以外は実施例1と同様にして抵抗
ペーストを作成した。この抵抗ペーストから抵抗膜を形
成した後、各特性を測定し、その結果を第2表に示し
た。
組成比(単位はmol%) B2O3 45.1 SiO2 23.1 BaO 19.8 MgO 5.0 NiO 2.0 Nb2O5 5.0 第2表から明らかなように、本発明の抵抗ペーストを
使用した抵抗膜(試料No.22,23,24,25)は、焼き付け膜
として充分な強度を有し、且つ抵抗値も高くなりすぎる
ことなく、実用的であるという結果が得られた。
これに対して、本発明に含まれない抵抗ペーストを使
用した抵抗膜(試料No21,26)は、基板との接着力が弱
く、抵抗値が高くなりすぎるので、実用的でない。
〔実施例3〕 この実施例は以下に示す組成比を有する耐還元性ガラ
スフリットを使用した以外は実施例1と同様にして抵抗
ペーストを作成した。この抵抗ペーストから抵抗膜を形
成した後、各特性を測定し、その結果を第3表に示し
た。
組成比(単位はmol%) B2O3 45.1 SiO2 23.1 BaO 19.8 MgO 5.0 NiO 2.0 La2O3 5.0 第3表から明らかなように、本発明の抵抗ペーストを
使用した抵抗膜(試料No.32,33,34,35)は、焼き付け膜
として充分な強度を有し、且つ抵抗値も高くなりすぎる
ことなく、実用的であるという結果が得られた。
これに対して、本発明に含まれない抵抗ペーストを使
用した抵抗膜(試料No31,36)は、基板との接着力が弱
く、抵抗値が高くなりすぎるので、実用的でない。
発明の効果 以上の各実施例の結果から明らかなように、本発明に
係る抵抗ペーストは、NbB2の30〜80重量%と耐還元性ガ
ラスフリットの70〜20重量%とからなる混合物を有機ビ
ヒクルに分散懸濁せしめてなるので、非酸化雰囲気中で
焼き付けができるという効果がある。従って、この抵抗
ペーストを使用した抵抗膜は、銅等の卑金属電極とのマ
ッチングも良く、基板に対して充分な接着強度を有する
抵抗膜が形成できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホウ化ニオブの30〜80重量%と耐還元性ガ
    ラスフリットの70〜20重量%とからなる混合物を有機ビ
    ヒクルに分散懸濁せしめてなる抵抗ペースト。
JP62058234A 1987-03-13 1987-03-13 抵抗ペ−スト Expired - Lifetime JPH0828282B2 (ja)

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JPS63224301A JPS63224301A (ja) 1988-09-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2827902B2 (ja) * 1993-11-16 1998-11-25 株式会社村田製作所 抵抗ペースト
JP3246245B2 (ja) 1994-12-30 2002-01-15 株式会社村田製作所 抵抗体
JP2937073B2 (ja) * 1995-04-18 1999-08-23 株式会社村田製作所 抵抗材料組成物、抵抗ペースト及び抵抗体
JP2937072B2 (ja) * 1995-04-18 1999-08-23 株式会社村田製作所 抵抗材料組成物、抵抗ペースト及び抵抗体

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